JP4096882B2 - シートベルト補助具 - Google Patents

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本発明は、ラップベルトを備えるシートベルトを補助するシートベルト補助具に関する。
自動車等には、急ブレーキ時や衝突時等における乗員の安全性を確保するために、シートベルトが備えられる。例えば、三点式シートベルトの場合、ショルダベルトによって乗員の上半身をホールドし、ラップベルトによって乗員の腰部をホールドすることによって、十分な拘束性能が得られる。しかし、妊婦や肥満体等のお腹の大きい人の場合、ラップベルトが腰部ではなく腹部に掛かる傾向にあり、十分な拘束性能が得られない可能性がある。特に、妊婦の場合、腹部にラップベルトが掛かることは望ましくない。そこで、ラップベルトが腹部に掛からないようにするために、シートベルト用の補助具が各種開発されている(特許文献1〜4参照)。
特開2003−200815号公報 特許第3448972号公報 特開2001−163172号公報 実開平7−37830号公報
しかしながら、従来のシートベルト用の補助具を用いた場合でも、ラップベルトがインナバックルとラップアウタベルトアンカとの間に掛かっているので、ラップベルトにはシートの後方の下方向に向けた張力のみがかかる。そのため、ラップベルトによって腹部周辺に対して荷重がかかる状態となり、乗員の腹部に負荷がかかる。また、従来のシートベルト用の補助具にはラップベルトを大腿部に位置させるための補助具があるが、ラップベルトを腰部に掛けることができないので、ラップベルトによる十分な拘束性能が得られない。さらに、この補助具は、ラップベルトを大腿部に位置させるために構造が複雑化し、高コストとなる。
そこで、本発明は、簡単な構成により、ラップベルトによる腹部にかかる負荷を低減するシートベルト補助具を提供することを課題とする。
本発明に係るシートベルト補助具は、少なくともラップベルトを備えるシートベルトを補助するシートベルト補助具であって、シートの前側に配置されてシート又はシートが固定されるボディに取り付けられ、ラップベルトを折り返す折返部と、バックル側からのラップベルトを折返部の方向に経路変化させるとともに、折返部で折り返されたラップベルトを後方に経路変化させる経路変化部とを備えることを特徴とする。
このシートベルト補助具により、バックル側からのラップベルトが経路変化部によって折返部の方向に経路が変えられ、その経路変化部からのラップベルトが折返部によって折り返され、さらに、その折返部で折り返されたラップベルトが経路変化部によって後方に経路が変えられる。折返部はシートの前側に配置されているので、ラップベルトには、シートの後方に向けた張力の他に、シートの前方に向けた張力がかかる。したがって、ラップベルトにはその方向の異なる2つの張力の合力がかかることになり、ラップベルトによる荷重方向が腹部周辺から前方に移動し、大腿部や腰部周辺となる。そのため、ラップベルトによる腹部にかかる負荷を低減することができる。また、このシートベルト補助具では、経路変化部の位置を調整することにより、ラップベルトをシートに座っている人の腰部に掛けることができ、ラップベルトによる十分な拘束性能を得ることができる。そのため、急ブレーキ時や衝突時に、シートに座っている人の安全性を確保することができる。また、ラップベルトが腹部に掛からないので、シートに座っている人への圧迫感を軽減し、特に、妊婦や肥満体等のお腹の大きい人に対する圧迫感を軽減できる。さらに、このシートベルト補助具は、経路変化部と折返部からなる非常に簡単な構成なので、低コストである。
本発明によれば、簡単な構成により、ラップベルトによる腹部にかかる負荷を低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るシートベルト補助具の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明に係るシートベルト補助具を、自動車に備えられる三点式のシートベルトを補助するためのシートベルト補助具に適用する。本実施の形態に係るシートベルト補助具は、ラップベルトの途中に設けられるガイドリングとシートに取り付けられるフックからなる。
図1〜図4を参照して、シートベルト補助具1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るシートベルト補助具の使用状態を示す側面図である。図2は、図1のガイドリングの平面図である。図3は、図1のフックの平面図である。図4は、ラップベルトによる荷重方向を示す図であり、(a)がシートベルト補助具を使用しない場合であり、(b)がシートベルト補助具を使用した場合である。本実施の形態では、三点式のシートベルトSBが適用され、シートベルトSBのショルダベルトSDで乗員CRの上半身をホールドし、ラップベルトRPで乗員CRの腰部をホールドする。
シートベルト補助具1は、ラップアウタ側に配置され、ラップベルトRPの経路を変えることによってラップベルトRPの荷重方向を大腿部の方に移動させるためのガイド機構である。シートベルト補助具1は、インナバックル側からのラップベルトRPを、ラップアウタ側の骨盤付近を基点としてシートSTの前方の下方向に向けて掛けるとともに後方の下方向に向けて掛ける。そのために、シートベルト補助具1は、ラップベルトRPに設けられるガイドリング2とシートSTに取り付けられるフック3からなる。なお、シートベルト補助具1は、ディーラ等で後付けされてもよいし、工場で予め取り付けられもよい。
なお、本実施の形態では、ガイドリング2が特許請求の範囲に記載する経路変化部に相当し、フック3が特許請求の範囲に記載する折返部に相当する。
ガイドリング2は、金属製の平板である。ガイドリング2は、平面視して略台形状であり、平行な長辺2aと短辺2bがあり、長辺2aから短辺2bに鋭角をなす斜辺2c及び長辺2aから短辺2bに直角に近い鈍角をなす斜辺2dがある。ちなみに、ガイドリング2は、使用時には、長辺2aが上側となり、斜辺2cが車両後方側となり、斜辺2dが車両前方側となる。
ガイドリング2には、ラップベルトRPを通すための3つのラップベルト孔2e,2f,2gが開口されている。ラップベルト孔2e,2f,2gは、同一の形状及び大きさであり、ラップベルトRPを十分に通すことが可能な大きさを有している。ラップベルト孔2e,2fは、ラップベルトRPをフック3に向けて経路変化させるための孔であり、斜辺2d側に配置され、長辺2aや短辺2bに対して平行でありかつラップベルト孔2eがラップベルト孔2fより斜辺2c側に配置される。ラップベルト孔2eは、長辺2a側に配置される。ラップベルト孔2fは、短辺2b側に配置される。ラップベルト孔2gは、ラップベルトRPをラップアウタベルトアンカ(図示せず)に向けて経路変化させるための孔であり、斜辺2c側に配置され、斜辺2cに対して略平行である。
ガイドリング2では、インナバックル側からのラップベルトRPが裏側からラップベルト孔2eに通され、その通されたラップベルトRPが表側からラップベルト孔2fに通される。その通されたラップベルトRPは、フック3まで延び、フック3で折り返されてガイドリング2まで戻ってくる。そして、ガイドリング2では、フック3からのラップベルトRPが裏側からラップベルト孔2gに通される。その通されたラップベルトRPは、ラップアウタベルトアンカに繋がる。このように、ガイドリング2は、ラップベルトRPが通された状態で、ラップベルトRPに取り付けられている。
フック3は、金属製の平板である。フック3は、平面視して若干変形したC形状であり、内部に中空部3aを有しており、側方から中空部3aに繋がる挿入口3bが形成されている。フック3は、シートSTの車両外側の最前方に取り付けられる。この取り付けでは、フック3とシートSTの側面との間に若干の隙間を持たせるために、取り付け用のブラケットが用いられる。
中空部3aには、ラップベルトRPを折り返した部分を引っ掛けておくための凹部3cが形成される。凹部3cは、ラップベルトRPの幅より若干広い幅を有している。また、凹部3cは、ラップベルトRPがガイドリング2の方向に向かうように、車両後方側が前方側より低く傾斜している。挿入口3bは、車両後方側に開口されており、ラップベルトRPを十分に挿入可能な口径を有している。
図1〜図3を参照して、シートベルト補助具1の作用について説明する。まず、乗員CRは、シートSTに座り、ガイドリング2のラップベルト孔2fとラップベルト孔2gとの間のラップベルトRPのU字状に折り返した部分をフック3の挿入口3bから挿入し、その折り返した部分を凹部3cに引っ掛ける。続いて、乗員CRは、タングプレート(図示せず)をインナバックル(図示せず)に差し込む。そして、乗員CRは、ガイドリング2の位置をラップアウタ側の骨盤付近に調整する。この位置にガイドリング2を調整することによって、ラップベルトRPが乗員CRの腰周りに調整され、腹部に掛からない。特に、妊婦や肥満体等のお腹の大きい人の場合、ラップベルトRPが腹部に掛からないように調整する。この調整により、乗員CRは、ショルダベルトSDで上半身がしっかりとホールドされるとともに、ラップベルトRPによって腰部がしっかりとホールドされる。
また、ラップベルトRPは、ラップアウタ側において、ガイドリング2を基点としてフック3の方向とラップアウタベルトアンカの方向に引っ張られた状態となり、前方の下方向の張力FFと後方の下方向の張力RFがかかる(図4(b)参照)。その結果、ラップベルトRPにはこの2つの張力FF,RFの合力CFがかかることにより、ラップベルトRPによる荷重方向が大腿部や腰部周辺となる。そのため、乗員CRの腹部にかかるラップベルトRPによる負荷は非常に少なくなる。ちなみに、シートベルト補助具1を使用しない場合、ラップベルトRPには後方の下方向の張力RFのみがかかり、ラップベルトRPによる荷重方向が腹部周辺となる(図4(a)参照)。
このシートベルト補助具1によれば、ガイドリング2とフック3によってラップベルトRPの経路を変化させるだけの簡単な構成により、ラップベルトRPによる荷重方向を腹部周辺から大腿部側に移動させることができ、ラップベルトRPによる腹部にかかる負荷を低減することができる。また、このシートベルト補助具1によれば、ガイドリング2の位置を調整することにより、ラップベルトRPを乗員CRの腰部に確実に掛けることができ、ラップベルトRPによって乗員CRに対する十分な拘束性能が得られる。そのため、急ブレーキ時や衝突時でも、乗員CRに対する安全性を確保することができる。その結果、乗員CR(特に、妊婦等のお腹の大きい人)に対してラップベルトRPによる圧迫感を軽減できる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では自動車のシートベルトに適用したが、バス、飛行機、ジョットコースタ等に設けられる他のシートベルトにも適用可能である。また、三点式シートベルトに適用したが、ラップベルトのみ備える二点式シートベルト等の他の形態のシートベルトにも適用可能である。
また、本実施の形態ではフックをシートに取り付ける構成としたが、フックをシートアンカに共締する等のボディに取り付ける構成としてもよい。
また、本実施の形態では経路変化部、折返部として上記した形状や材質からなるガイドリング、フックを構成したが、経路変化部や折返部としての機能を満たすものであればその形状や材質を特に限定しない。
本実施の形態に係るシートベルト補助具の使用状態を示す側面図である。 図1のガイドリングの平面図である。 図1のフックの平面図である。 ラップベルトによる荷重方向を示す図であり、(a)がシートベルト補助具を使用しない場合であり、(b)がシートベルト補助具を使用した場合である。
符号の説明
1…シートベルト補助具、2…ガイドリング、2a…長辺、2b…短辺、2c,2d…斜辺、2e,2f,2g…ラップベルト孔、3…フック、3a…中空部、3b…挿入口、3c…凹部

Claims (1)

  1. 少なくともラップベルトを備えるシートベルトを補助するシートベルト補助具であって、
    シートの前側に配置されてシート又はシートが固定されるボディに取り付けられ、ラップベルトを折り返す折返部と、
    バックル側からのラップベルトを前記折返部の方向に経路変化させるとともに、前記折返部で折り返されたラップベルトを後方に経路変化させる経路変化部と
    を備えることを特徴とするシートベルト補助具。
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