JP4200907B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両用フード構造に関し、特に、自動車等の車両において衝突時に衝突体を保護する車両用フード構造に関する。
従来、自動車等の車両において衝突時に衝突体を保護する車両用フード構造においては、フード前部のストライカ取付部を補強板で補強した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、フードアウタパネルとストラットタワーとの間に衝撃吸収体を配設した構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、 フードインナパネルの後側の縦壁に鉛直方向のスリットを形成し衝撃エネルギを吸収する構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。また、フードインナパネルがフードアウタパネルへの衝撃を吸収して変形する断面ハット形状のリブを複数有する構成が知られている(例えば、特許文献4参照。)。また、フードインナパネルに多数のビードを配置した構成が知られている(例えば、特許文献5参照。)。
特開平11−321713号公報 特開平7−285466号公報 特開平9−249157号公報 特開平7−285465号公報 特開2001−151159号公報
しかしながら、衝突体がフード前端部に当接した場合、フードインナパネルとフードアウタパネルの間に何もなければ、フードアウタパネルが局所変形し、1次ピーク値が低い。このため、フードのみでエネルギを吸収することができず、内臓物に衝突し傷害値が悪化する。また、特許文献1の技術においては、フードアウタパネルを裏面から支持することで、1次ピーク値を上昇させることはできるが、つぶれ難く変形ストロークが小さくなるため、内臓物との距離が近い場合、傷害値が悪化する。
本発明は上記事実を考慮し、高い1次ピーク値を確保しながら潰れ残りを少なくでき、衝突時のフード前端部の衝撃吸収効率を向上できる車両用フード構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明は、フード前端部におけるフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に補強部材を有する車両用フード構造であって、
前記補強部材に形成され上下方向に延在する縦壁部と、
前記縦壁部の上端部から前記フードアウタパネルに沿って車体後方へ延設した前記補強部材の延設部と、
を有し、前記延設部の車体下方側に前記フードインナパネルの前部が配設されており、前記補強部材の縦壁部の上下方向中間部に車幅方向に沿って折れ線を形成したことを特徴とする。
従って、衝突体がフード前端部に車体上方側から当接した場合には、フードの前端部におけるフードアウタパネルとフードインナパネルとの間の補強部材に形成された縦壁部の上端部からフードアウタパネルに沿って車体後方へ延設した補強部材の延設部でフードアウタパネルを補強できる。また、フードアウタパネルにおける衝突体当接部の局所変形も抑制できる。さらに、延設部の車体下方側にフードインナパネルの前部が配設されているため、延設部がフードインナパネルの前部に当接することで、フードインナパネルの前部に衝突時の荷重を素早く伝達できる。この結果、高い1次ピーク値を確保しながら潰れ残りを少なくでき、衝突時のフード前端部の衝撃吸収効率を向上できる。また、補強部材に形成された上下方向に延在する縦壁部が、その上下方向中間部に車幅方向に沿って形成した折れ線を起点にして容易に変形する。この結果、縦壁部の変形によって衝突エネルギを吸収できると共に、ストローク量も増える。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記補強部材の延設部と前記フードアウタパネルとを接着剤で固定したことを特徴とする。
従って、請求項1記載の内容に加えて、衝突時に補強部材の延設部とフードアウタパネルとを固定する接着剤が破断することで、補強部材の延設部が自由端になる。この結果、補強部材の変形ストロークを大きくできる。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記補強部材の延設部に車幅方向に沿って延びるビードを形成したことを特徴とする。
従って、請求項1記載の内容に加えて、補強部材の延設部に形成した車幅方向に沿って延びるビードによって、延設部の面剛性が向上する。この結果、衝突体が受ける衝撃の1次ピーク値を更に上昇させることができる。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記補強部材に設けたストライカ取付部の前後方向中間部に、車体上方に向かって接着剤塗布部を切り起しで形成したことを特徴とする。
従って、請求項1記載の内容に加えて、補強部材に設けたストライカ取付部の前後方向中間部に、車体上方に向かって接着剤塗布部を切り起しで形成したため、荷重が作用した場合に、接着剤塗布部が容易に変形する。この結果、接着剤塗布部の変形ストロークを大きくできる。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、前記補強部材の折れ線を車幅方向に沿った直線としたことを特徴とする。
従って、請求項1記載の内容に加えて、補強部材の折れ線を車幅方向に沿った直線としたため、折れ線が曲線となっている構成に比べ、補強部材の縦壁部が折れ線を起点にして容易に変形し易くなる。
請求項1記載の本発明は、フード前端部におけるフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に補強部材を有する車両用フード構造であって、補強部材に形成され上下方向に延在する縦壁部と、縦壁部の上端部からフードアウタパネルに沿って車体後方へ延設した補強部材の延設部と、を有し、延設部の車体下方側にフードインナパネルの前部が配設されており、補強部材の縦壁部の上下方向中間部に車幅方向に沿って折れ線を形成したため、高い1次ピーク値を確保しながら潰れ残りを少なくでき、衝突時のフード前端部の衝撃吸収効率を向上できるという優れた効果を有する。また、補強部材の縦壁部が折れ線によって変形することで、衝突エネルギを吸収できると共に、ストローク量も増えるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、補強部材の延設部とフードアウタパネルとを接着剤で固定したため、請求項1記載の効果に加えて、補強部材の変形ストロークを大きくできるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、補強部材の延設部に車幅方向に沿って延びるビードを形成したため、請求項1記載の効果に加えて、衝突体が受ける衝撃の1次ピーク値を更に上昇させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、補強部材に設けたストライカ取付部の前後方向中間部に、車体上方に向かって接着剤塗布部を切り起しで形成したため、請求項1記載の効果に加えて、接着剤塗布部の変形ストロークを大きくできるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の車両用フード構造において、補強部材の折れ線を車幅方向に沿った直線としたため、請求項1記載の効果に加えて、折れ線が曲線となっている構成に比べて変形し易くなるという優れた効果を有する。
本発明における車両用フード構造の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車体上方方向を示し、矢印FRは車体前方方向を示している。
図3に示される如く、本実施形態では、自動車車体10のフード12における前端部の車幅方向中央部12Aに、周知のフードロック機構14が配設されている。
図1に示される如く、フード12はフード12の車体外側面を構成するフードアウタパネル16と、フードアウタパネル16の内側(裏面側)に配設されたフードインナパネル18とを備えており、フードアウタパネル16の前端縁部16Aとフードインナパネル18の前端縁部18Aは、ヘミング加工にて結合されている。
フードインナパネル18には、前端縁部18Aから車体後方へ所定距離離れた位置に、孔20が形成されており、孔20には、フードロック機構14の一部を構成するストライカ22が車体上方側から挿入されている。
ストライカ22の前側取付部22Aと後側取付部22Bは、補強部材としてのフードロックリインフォースメント30の取付部32の前側取付部32Aと後側取付部32Bとに固定されている。
図2に示される如く、フードロックリインフォースメント30は車幅方向に沿って延設されており、フードロックリインフォースメント30の取付部32の車幅方向から見た側断面形状は開口部を下方へ向けた略コ字状となっている。
図1に示される如く、フードロックリインフォースメント30の取付部32の前端部には、車体前方斜め上方に向って縦壁部30Aが形成されており、縦壁部30Aの上端部には、フードアウタパネル16の下面に沿って車体前方に延びるフランジ30Bが形成されている。なお、フランジ30Bは接着剤としてのマスチック40によってフードアウタパネル16に結合されており、マスチック40は、図2に示される、フードロックリインフォースメント30に形成されたマスチックト充填部41に充填されている。
フードロックリインフォースメント30の取付部32の後端部には、車体後方斜め上方に向って縦壁部30Cが形成されており、縦壁部30Cの上下方向中間部には、車幅方向に沿って折れ線34が形成されている。また、縦壁部30Cの上端部には、フードアウタパネル16の下面に沿って車体後方に延びる延設部36が形成されており、延設部36の下方には、所定の隙間38を開けてフードインナパネル18の前部18Bが配設されている。
図2に示される如く、フードロックリインフォースメント30の延設部36の後端部36Aは、フードインナパネル18の骨つなぎ部18Cまで延設されている。
図1に示される如く、フードロックリインフォースメント30の延設部36はフードアウタパネル16の下面に接着剤としてのマスチック40によって固定されている。
また、フードロックリインフォースメント30の延設部36には車幅方向に沿って延びるビード42が車体前後方向に所定の間隔を開けて複数本形成されており、延設部36ににおける隣接するビード42の中間部36B及びビード42と縦壁部30Cとの間の部位36Cは、それぞれ接着剤としてのマスチック40によってフードアウタパネル16の下面に固定されている。
また、フードロックリインフォースメント30の取付部32の前後方向中間部には、車体上方に向かって、接着剤塗布部44が形成されている。
図2に示される如く、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44は、切り起しによって左右一対形成されている。また、接着剤塗布部44の幅方向中央部には、ビード46が形成されており、ビード46の上端部46Aに接着剤としてのマスチック40が塗布されるようになっている。
図1に示される如く、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44の上端部44Aは、マスチック40によってフードアウタパネル16の下面に固定されている。
図2に示される如く、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cの上下方向中間部に形成した折れ線34は、車幅方向に延びる直線となっており、縦壁部30Cの下端となる折れ線50も車幅方向に延びる直線となっている。
なお、図示を省略したが、ストライカ22の車体下方側には、フードロック機構14の一部を構成するフードロックが配設されており、ストライカ22とフードロックのラッチとが係合することで、フード12を閉位置に保持している。また、図示を省略したがフードロックはフードロックブレースの上部に配設されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、図4に示される如く、衝突体Kがフード12における前端部の車幅方向中央部12Aの近傍に車体前方斜め上方(図4の矢印A方向)側から当接した場合に、フードアウタパネル16に沿って車体後方へ延設したフードロックリインフォースメント30の延設部36によって、フードアウタパネル16が下方側から補強されているため、図7に実線で示すように衝突体Kが受ける加速度G(実際には減速するので減速度、即ち、マイナスの加速度であるが図7では絶対値で示す)の1次ピーク値P1を上昇させることができると共に、フードアウタパネル16における衝突体当接部の局所変形も抑制できる。
また、図5及び図6に示される如く、ビード42によって延設部36の側断面の線長が長いため、フードインナパネル18がフード12の下方に配設されたバッテリー、エンジン等の内臓物と2次衝突した場合には、延設部36の変形が底付きすることなく大きく変形する。このため、衝突体Kのストロークを長くできる。
更に、延設部36の車体下方側にフードインナパネル18の前部18Bがラップして配設されているため、延設部36がフードインナパネル18の前部18Bに当接することで、フードインナパネル18の前部18Bに衝突時の荷重を素早く伝達できる。
この結果、本実施形態のフード12における衝突体Kが当接した際の加速度Gとストローク(変位)Sとの関係は、図7に実線で示されるようになり、衝突体Kが受ける加速度Gの1次ピーク値P1を、図7に破線で示すフードロックリインフォースメント30に延設部36を形成しない構成における1次ピーク値P2に比べて上昇させることができる。このため、本実施形態では、高い1次ピーク値を確保しながら潰れ残りを少なくでき、衝突時のフード前端部の衝撃吸収効率を向上できる。
また、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の延設部36に車幅方向に沿って延びるビード42が車体前後方向に所定の間隔を開けて複数本形成されているため、フードアウタパネル16を裏面側から補強するフードロックリインフォースメント30の延設部36の剛性が向上する。この結果、この点においても衝突体Kが受ける衝撃の1次ピーク値P1を向上できる。
また、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の延設部36に車幅方向に沿って延びるビード42が車体前後方向に所定の間隔を開けて複数本形成されているため、これらのビード42によって延設部36の線長が長くなっている。この結果、内臓物との2次衝突時までの延設部36の変形量が大きくなる。
更に、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の延設部36がフードアウタパネル16の下面に接着剤としてのマスチック40によって固定されている。この結果、衝突時にフードロックリインフォースメント30の延設部36とフードアウタパネル16とを固定するマスチック40が破断することで、フードロックリインフォースメント30の延設部36が自由端になり、内臓物との2次衝突時までの延設部36の変形量が大きくなる。
この結果、図7に実線で示される如く、本実施形態では、衝突体Kのストローク値S1を、図7に破線で示す延設部36が無く、フードロックリインフォースメント30の延設部36とフードアウタパネル16との固定が破断しない構成における比較例の衝突体Kのストローク値S2に比べて大きくできると共に、本実施形態では、2次ピーク値P3を比較例の2次ピーク値P4に比べて下げることができる。
また、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44が切り起しによって形成されているため、衝突体Kがフード12における接着剤塗布部44の上方周辺に当接した場合に、接着剤塗布部44が容易に変形する。この結果、接着剤塗布部44の変形ストロークを大きくできる。
また、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44の上端部44Aが、マスチック40によってフードアウタパネル16の下面に固定されているため、フードアウタパネル16の耐デント性能を向上できる。
また、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cに車幅方向に沿って折れ線34を形成したため、折れ線34が無い構成に比べて、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cが変形し易くなる。この結果、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cの変形によって衝突エネルギを吸収できると共に、ストローク量も増える。
また、本実施形態では、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cの折れ線34が車幅方向に延びる直線となっており、フードロックリインフォースメント30における縦壁部30Cの下端となる折れ線50も車幅方向に延びる直線となっている。この結果、折れ線が曲線となっている構成に比べ、フードロックリインフォースメント30が変形し易くなる。この結果、フードロックリインフォースメント30の変形によって衝突エネルギを吸収できると共に、ストローク量も増える。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44を切り起しで形成したが、これに代えて、フードロックリインフォースメント30の接着剤塗布部44を切り起し以外の構成としても良い。
また、上記実施形態では、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cに折れ線34を形成したが、これに代えて、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cに折れ線34を形成しない構成としても良い。
また、上記実施形態では、フードロックリインフォースメント30の折れ線34、50を車幅方向に延びる直線としたが、これに代えて、フードロックリインフォースメント30の折れ線34、50を車幅方向に延びる直線としない構成としても良い。
また、図8に示される如く、フードロックリインフォースメント30の延設部36の後端部36Aにおける車幅方向両端部に車体下方側に凹んだ溶接部56を形成し、これらの溶接部56をフードインナパネル18の骨つなぎ部18Cにスポット溶接等で固定することで、フードインナパネル18の前部18Bに衝突時の荷重をより素早く伝達できるようにしても良い。
また、フードロックリインフォースメント30の延設部36に、車幅方向に沿って延びるビード42に代えて、図9に示される如く、車体前後方向に沿って延びるビード58を車幅方向に所定の間隔を開けて複数本形成した構成としても良い。なお、車幅方向に沿って延びるビード42は、車体前後方向へ円弧状に曲がっていても良い。
また、図10に示される如く、フードロックリインフォースメント30の延設部36に、車幅方向に沿って形成したビード42の縦壁部42Aに棚部60を形成し、フードロックリインフォースメント30の延設部36の剛性を更に向上し、衝突体Kが受ける衝撃の1次ピーク値を更に向上させる構成としても良い。
また、図11に示される如く、フードロックリインフォースメント30の取付部32の縦壁部30Cに、折れ線34を跨いで複数の穴62を車幅方向に所定の間隔で形成することで、フードロックリインフォースメント30の縦壁部30Cを更に変形し易くし、ストローク量を増す構成としても良い。
また、図12及び図13に示される如く、フードロックリインフォースメント64と補強部材66とを例えば板厚が異なる別部材(別体)とし、補強部材66の後部に、フードアウタパネル16の下面に沿って車体後方に延びる延設部36を形成し、延設部36の下方に、所定の隙間38を開けてフードインナパネル18の前部18Bが配設されている構成としても良い。
図12及び図13に示される構成では、補強部材66の前端部近傍に、車体下方側に向かって凸部66Aが形成されており、凸部68の下端部68Aがフードロックリインフォースメント64の前端部64Aに接合されている。また、補強部材66における延設部36の後端部36Aには、車幅方向に所定の間隔を開けて車体後方へ突出した接合部69が形成されており、これらの接合部69はフードインナパネル18の骨つなぎ部18Cにスポット溶接されている。
なお、接合部69に代えて、図14に示される如く、補強部材66の後端部36Aの近傍に、車幅方向外側に突出した足部70を形成し、これらの足部70をフードインナパネル18にスポット溶接した構成としても良い。また、足部70は補強部材66の後端部36Aから車体後方に突出させても良い。
また、上記実施形態では、フード12における前端部の車幅方向中央部12Aに配設されたフードロック機構14に対応して、フードロックリインフォースメント30または補強部材66をフード12における前端部の車幅方向中央部12Aに配設したが、これに代えて、フード12における前端部の車幅方向両端部等にフードロック機構14を配設し、フードロックリインフォースメント30または補強部材66を、フードロック機構14を配設したフード12における前端部の車幅方向両端部等に配設した構成としても良い。
図3の1−1線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造のフードロックリインフォースメントを示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造が適用された車体を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造の作用説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造の作用説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造の作用説明図である。 車両用フードに衝突体が当接した際の加速度と変位との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造の要部を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造の要部を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造のフードロックリインフォースメントを示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造を示す図1に対応する断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用フード構造を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
符号の説明
12 フード
14 フードロック機構
16 フードアウタパネル
18 フードインナパネル
22 ストライカ
30 フードロックリインフォースメント(補強部材)
30C フードロックリインフォースメントの縦壁部
34 フードロックリインフォースメントの縦壁部の折れ線
36 フードロックリインフォースメントの延設部
40 マスチック(接着剤)
42 ビード
44 接着剤塗布部
50 折れ線
58 ビード
60 棚部
64 フードロックリインフォースメント
66 補強部材

Claims (5)

  1. フード前端部におけるフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に補強部材を有する車両用フード構造であって、
    前記補強部材に形成され上下方向に延在する縦壁部と、
    前記縦壁部の上端部から前記フードアウタパネルに沿って車体後方へ延設した前記補強部材の延設部と、
    を有し、前記延設部の車体下方側に前記フードインナパネルの前部が配設されており、前記補強部材の縦壁部の上下方向中間部に車幅方向に沿って折れ線を形成したことを特徴とする車両用フード構造。
  2. 前記補強部材の延設部と前記フードアウタパネルとを接着剤で固定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
  3. 前記補強部材の延設部に車幅方向に沿って延びるビードを形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
  4. 前記補強部材に設けたストライカ取付部の前後方向中間部に、車体上方に向かって接着剤塗布部を切り起しで形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
  5. 前記補強部材の折れ線を車幅方向に沿った直線としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用フード構造。
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