JP4198860B2 - リフトキャブを有する作業機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船への荷の積み込みや積み下ろしを行う港湾荷役作業またはスクラップ処理作業等に好適なリフトキャブを有する作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
港湾荷役作業を行うためのリフトキャブを有する従来の作業機は、走行体上に設置した旋回体に作業用フロントを取付け、船の内部がキャブ内のオペレータから見えるように、キャブを高く持ち上げることができるように構成されている。従来のリフトキャブの上げ下げ機構は、旋回体上に1段の平行リンクを介してキャブを取付け、該平行リンクを油圧シリンダによって駆動することによってキャブを上げ下げする構造である。また、キャブを上げ下げする他の方式として、油圧シリンダとシーブ機構を利用して、油圧シリンダの伸縮量より大きな範囲でキャブを昇降可能としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記した1段の平行リンクによりキャブを上げ下げする構成のものでは、あまり高いところまでキャブを上げることができず、また、前方への突出幅が十分でないので、船の荷役作業を行う場合に、船底のうちの陸側の領域がオペレータから覗けないという問題点がある。また、高いところまでキャブを上げることができるようにリンクの長さを大にすると、キャブを下げて輸送する必要のある作業機の場合には、輸送時の作業機全体がかさばり、輸送が困難になるという問題点がある。また、リンクの折れ角でキャブの前方への突出幅と高さが一義的に決定されてしまうので、キャブの位置や高さの選択の自由度が小さく、干潮、満潮や船の大小に合わせてキャブを好適な高さ、位置に合わせにくいという問題点がある。
【0004】
一方、前記のように油圧シリンダの伸縮量をシーブ機構によって拡大する方式のものでもやはり上げ下げ幅がせいぜい1.8m程度しか得られないのが現状であり、キャブの上げ幅として不十分であった。また、この方式では、キャブを船側に突出させることができないので、やはり船底を覗きにくいという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、キャブの高さや突出幅を大きくすることができ、かつキャブの高さや突出幅の選択の自由度が大であり、輸送時にもかさばることのない構造のリフトキャブを有する作業機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1のリフトキャブを有する作業機は、走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置し、作業用フロントとリフトキャブとを前記旋回体に取付けてなる作業機であって、
前記旋回体に第一平行リンクと、該第一平行リンクに取付けられる第二平行リンクを介してキャブを取付け、
前記旋回体と前記第一平行リンクとの間および前記旋回体と運転室との間の少なくともいずれか一方に緩衝用のクッション材を設けた
ことを特徴とする。
【0007】
このように、旋回体上に2段の平行リンクを介してキャブを設置すれば、キャブを高い位置まで上げることができ、突出幅も大きくすることができる。また、第一平行リンクの折れ角と第二平行リンクの折れ角の組み合わせによって、キャブの高さや突出幅が任意に設定できる。また、輸送時には、2つの平行リンクを折り畳むことによりコンパクト化して輸送することができる。
【0008】
また、前記クッション材を設けたので、キャブを下げる姿勢をとる際に、平行リンクと旋回体との衝突あるいはキャブの旋回体へ衝突による衝撃音の発生が防止されると共に 、衝撃による損傷が免れる。
【0009】
請求項2のリフトキャブを有する作業機は、請求項1において、
前記第一平行リンクと第二平行リンクとの間に中継ブラケットを設けた
ことを特徴とする。
【0010】
このような中継ブラケットを設ければ、中継ブラケットの形状を選択することにより、作業の種類に応じたキャブの上げ下げ、突出態様が得られ、作業に好適なリフト構造が得やすくなる。
【0011】
請求項3のリフトキャブを有する作業機は、請求項1または2において、
前記第一平行リンクは後方に倒し、かつ第二平行リンクは前方に倒すことによりキャブが低姿勢となる輸送姿勢をとる
ことを特徴とする。
【0012】
このような輸送姿勢をとることができるように構成すれば、輸送時にキャブの前方への突出幅を小さくし、輸送高さを低くすることができる。
【0013】
請求項4のリフトキャブを有する作業機は、請求項1または2において、
前記第一平行リンクは前倒し式とした
ことを特徴とする。
【0014】
このように、第一平行リンクを前方に倒すことができるように構成すれば、第一平行リンクによるキャブの前方への突出と、第二平行リンクによる前方への突出を加えた大きな突出幅が得られる。この構造は、大型の船の場合でかつ旋回体の高さを高くしたものに好適である。
【0015】
請求項5のリフトキャブを有する作業機は、請求項4において、
前記第一平行リンクの後方の回動支点を前方の回動支点より高くするとともに、該第一平行リンクを回動させる油圧シリンダを第一平行リンク内に収容した
ことを特徴とする。
【0016】
このように、第一平行リンクを前倒し式に構成したものにおいて、第一平行リンクの回動支点を前記のように構成すれば、前倒しが容易となる。また、第一平行リンクの油圧シリンダが平行リンク内に収容されるので、キャブの上げ下げ機構がコンパクト化される。
【0017】
請求項6のリフトキャブを有する作業機は、請求項1から5までのいずれか1項において、
前記第一平行リンク、第二平行リンクおよび中継ブラケットを、角筒形部材の左右のフレームと、該左右フレーム間に溶接された1つ以上の角筒形部材とにより構成した
ことを特徴とする。
【0018】
このように、平行リンクや中継ブラケットを、左右の角筒形のフレームとその間に溶接される角筒状の部材とによって構成すれば、平行リンクの剛性が増し、旋回などにおけるキャブの揺れを低減することができ、オペレータに与える恐怖心を減少させることができる。
【0019】
請求項7のリフトキャブを有する作業機は、請求項1から6までのいずれか1項において、
前記旋回体上のブラケット、前記中継ブラケットあるいは運転室に固定したブラケットに対し、前記第一平行リンク、第二平行リンクの各左右のフレームの両端をそれぞれ個別のピンにより連結してなる
ことを特徴とする。
【0020】
このように、平行リンクとブラケット間を左右それぞれ個別のピンで連結する構造とすれば、ピンによる連結作業が容易となる。また、部品を小型、軽量化することができ、原価低減に寄与する。
【0021】
請求項8のリフトキャブを有する作業機は、請求項1から7までのいずれか1項において、
前記第一平行リンクおよび第二平行リンクをそれぞれ駆動する油圧シリンダは、最大ストロークへの伸長時および最小ストロークへの収縮時における衝撃を緩和するための油路の絞り機構を有する
ことを特徴とする。
【0022】
このように、油圧シリンダに最小、最大ストロークにおける油路の絞り機構を設けることにより、油圧シリンダの伸縮エンド動作における衝撃が緩和され、オペレータに与える不快感、恐怖心を低減することができる。
【0023】
請求項9のリフトキャブを有する作業機は、請求項1から8までのいずれか1項において、
前記作業用フロントは、旋回体にブームを起伏自在に取付け、該ブームにアームを回動自在に取付け、該アームに作業具を取付ける構造を有すると共に、
前記作業具を取外した輸送状態において、前記ブームに対してアームを折り曲げた状態としてアームのブームと反対側のほぼ全面が輸送トラックの荷台に支持されるように構成した
ことを特徴とする。
【0024】
このように、アームを折り曲げた輸送状態でアームのブームと反対側のほぼ全面が荷台に支持されるように構成すれば、作業用フロントの高さを低くし、旋回体に作業用フロントを付けたままで輸送することができる。また、従来のように、輸送のためにピンの付け直しをする必要が無くなり、輸送が容易となる。
【0025】
請求項10のリフトキャブを有する作業機は、請求項1から9までのいずれか1項において、
前記キャブ内に、前記キャブの高さおよび前後位置を表示する手段を設けた
ことを特徴とする。
【0026】
このように、キャブ内でキャブの高さや前後位置が分かるように表示する手段を設ければ、オペレータは現在のキャブの状態を知り得るので、作業がしやすくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による作業機の一実施の形態を作業状態で示す側面図である。1は作業機の履帯式走行体、2は該走行体2上に設置された旋回装置、3は該旋回装置2上に設置された旋回体、4は該旋回体3に第一平行リンク5と第二平行リンク6を介して取付けられたキャブである。7は旋回体3上に搭載された油圧パワーユニットであり、後述のリフティングマグネット15用の発電機を備えている。8は作業用フロントであり、本例においては、旋回体3に油圧シリンダ9により起伏自在に取付けられたブーム10と、ブーム10の先端に油圧シリンダ11により上下回動自在に取付けられたアーム12と、アーム12の先端に油圧シリンダ13およびリンク機構14によって回動自在に取付けられた電磁石を有するリフティングマグネット15とからなり、岸壁16に着けた船17に対する鉄屑やスクラップの積み込みまたは積み下ろしを行う場合について示している。
【0028】
図2(A)、(B)および図3(A)、(B)は前記キャブ4を種々の姿勢で示す側面図である。これらの図において、第一平行リンク5は、旋回体3に固定したブラケット19と、中継ブラケット20に、前リンク21と後リンク22の両端を連結し、後リンク22(前リンク21でもよい)と旋回体3との間に駆動用油圧シリンダ24を取付けて構成される。
【0029】
第二平行リンク6は、キャブ4に固定したブラケット26と、中継ブラケット20に、上リンク27と下リンク29の両端を連結し、下リンク29(上リンク27でもよい)と中継ブラケット20との間に駆動用油圧シリンダ30を取付けて構成される。
【0030】
この作業機により港湾作業を行う場合、比較的潮位が低い場合あるいは船が小型である場合には、図2(A)に示すように、第一平行リンク5の油圧シリンダ24を伸長させてキャブ4を上げると共に前方に突出させ、第二平行リンク6の油圧シリンダ30は縮めてキャブ4を下げることにより、船17の底が見える状態で作業を行うことができる。
【0031】
また、図2(B)において実線や二点鎖線に示すように、船17の大小や潮位によって船17の縁の高さが高くなると、その高さに応じて第二平行リンク6の油圧シリンダ30を伸長させてキャブ4の高さを高くする。この場合、キャブ4は第一平行リンク5と第二平行リンク6を介して旋回体3に取付けられているので、キャブ4を高くする場合には、第一平行リンク5を前方に押し出すことによって、キャブ4の突出位置をそれほど変えずにキャブ4を高くすることができ、船17の底を見ることができる状態が保たれる。
【0032】
このように、キャブ4を2段の平行リンク5、6を介して取付けることにより、キャブ4の高さと突出位置の選択の自由度が大幅にあがり、作業性が向上する。また、第一平行リンク5と第二平行リンク6とによりキャブ4の突出位置と高さが調整されるので、調整幅を大幅に大きくすることができる。前記従来例で述べた1.8mのキャブのリフトが可能であったものと同じ規格のベースマシンを用いた場合、本発明によると2.8mのキャブ4のリフトが可能となる。
【0033】
また、図3(A)に示すように、第一平行リンク5の油圧シリンダ24を収縮させて第一平行リンク5を後方に倒すと共に、第二平行リンク6の油圧シリンダ30も収縮させてキャブ4を旋回体3上に下ろせば、作業機の総高を低くし、かつキャブ4の前方への突出幅を小さくし、コンパクト化して輸送トラック上に搭載することができ、輸送制限高さを容易にクリアすることが可能となる。
【0034】
また、本実施の形態においては、図4に示すように、リフティングマグネット15等の作業具を作業用フロント8から取外した状態において、ブーム10に対してアーム12を折り曲げた状態とすれば、アーム12のブーム10と反対側のほぼ全面を輸送トラックの荷台に載置可能に構成している。このように構成すれば、作業用フロント8の高さを低くし、旋回体3に作業用フロント8を付けたままで輸送することができる。また、従来のように、アーム12にブーム10との連結のために2箇所にピン穴を設けておいて、輸送のためにピンの付け直しをする必要が無くなり、輸送が容易となる。このようなアーム12を深く折り曲げる構造は、ブーム10の先端のホーク部10aを通常の油圧ショベル等のベースマシンより長く形成することによって実現される。
【0035】
また、本実施の形態において、積み込み等を行う場合は、図3(B)に示すように、第一平行リンク5を後ろに倒し、第二平行リンク6は立てた状態で作業を行えば、キャブ4を作業機の旋回中心Oに近い位置にして作業を行うことができ、作業機の旋回に伴うキャブ4の遠心力による揺れを低減することができ、オペレータに与える恐怖感を低減し、かつ作業性を向上させることができる。
【0036】
図5は平行リンク5または6の油圧シリンダ24または30の半断面図である。該油圧シリンダ24(30)は、伸縮エンド動作における衝撃が緩和されるように、チューブ31のエンド部材32、33とロッド34との間に、油路の絞り機構を設けたものである。すなわち、ピストン35には、ロッド34の径よりやや大きい筒部36を設け、該筒部36をロッド34に嵌合してなり、ロッド34の伸長により、ロッド34側エンド部材32とロッド34との間の隙間で形成される油路37の一部を前記筒部36によって塞ぐことにより、油路が絞られてロッド34の伸長速度が緩和され、これにより、ピストン35がエンド部材32に緩やかに当接して大きな衝撃が発生しないようにしている。反対に、ロッド34側ポート39から圧油が供給される時には、チューブ31の内部38とエンド部材32内の環状溝40との間に設けたチェック弁41を介して圧油が供給されるため、速度が抑制されることはない。
【0037】
ロッド34のピストン35側端部には、ロッド34の径よりやや小さい突出部42を設け、ロッド34の収縮の際には、ボトムエンド部材33に設けたポート43につながる油路44の一部を前記突出部42によって塞ぐことにより、油路が絞られてロッド34の収縮速度が緩和され、これによりピストン35がエンド部材33に緩やかに当接して大きな衝撃が発生しないようにしている。
【0038】
このように、油圧シリンダ24、30に最小、最大ストロークにおける油路の絞り機構を設けることにより、油圧シリンダ24、30の伸縮エンド動作における衝撃が緩和され、オペレータに与える不快感、恐怖心を低減することができる。
【0039】
また、本実施の形態においては、油圧シリンダ24、30につながる油圧ホースが破断した場合に油圧シリンダ24、30がキャブ4等の重量によって収縮あるいは伸長しないように、油圧シリンダ24、30のポート39、43につながる管路44、45が突き合わされる部分に、往き戻り管路46、47の油圧が消失した時に油圧シリンダ24、30内の油の流出を防ぐパイロットチェック弁49を設けている。
【0040】
図6は前記キャブ4内に設けるキャブ4の高さおよび前後位置を表示する手段を示す。図6(A)の例は、ブラウン管や液晶等でなる表示装置50の表示画面内に、現在の作業機の側面から見た姿勢を示す図51を表示するようにしたものである。このような表示を行うため、前記第一平行リンク5の前リンク21または後リンク22の角度検出器と、中継ブラケット20に対する第二平行リンク6の上リンク27または下リンク29の角度検出器、もしくはキャブ4に対するこれらのリンク27または29の角度を検出する角度検出器を設け、これらの角度検出器からの出力により、演算装置で各部座標値を求め、これらの座標値に基づいて前記図51を描くことができる。
【0041】
図6(B)は表示装置50によって表示する別の表示例を示すもので、キャブ4の側面視における可動領域を表示す点52の集合(輪郭線でもよい)で表示し、側面視における現在位置を変色した点53で表示するようにしたものである。
【0042】
図6(C)はキャブ4の高さと突出位置を数値で表示するようにしたものである。また、同時に図示のようにとりうる最大高さと最突出位置も表示している。このような数値表示は、図6(A)または(B)と同時に表示するようにしてもよい。
【0043】
このように、キャブ内でキャブの高さや前後位置が分かるように表示手段を設ければ、オペレータは現在のキャブの状態を知り得るので、作業がしやすくなる。
【0044】
図7は本発明の他の実施の形態を作業状態で示す側面図である。本参考例は、比較的大型の船17に対する荷の積み込み、積み下ろしを行う場合に好適となるように、走行体1上に旋回装置2を介してタワー54を設置し、該タワー54に旋回体3を設置し、該旋回体3に前記ブーム10、アーム12とホーク55からなる作業用フロント8Aを取付けてなる。また、キャブ4は、前倒し式の第一平行リンク56と中継ブラケット60と第二平行リンク57とを介して取付けている。
【0045】
図8、図9はそれぞれ平行リンク56を前倒しにして作業を行っている状態と、キャブ4を旋回体3に載置した状態を示す。図8、図9に示すように、第一平行リンク56は、旋回体3に固定したブラケット59と、中継ブラケット60に、前リンク61と後リンク62の両端を、ピン73、83およびピン72、84により連結し、後リンク62とブラケット59との間に駆動用油圧シリンダ64を取付けて構成される。
【0046】
第二平行リンク57は、キャブ4に固定したブラケット66と、中継ブラケット60に、上リンク67と下リンク69の両端をピン85、86により連結し、上リンク67と中継ブラケット60との間に駆動用油圧シリンダ70を取付けて構成される。
【0047】
このように、第一平行リンク56を前方に倒すことができるように構成すれば、図8に示すように、第一平行リンク56によるキャブ4の前方への突出と、第二平行リンク57による前方への突出を加えた大きな突出幅が得られる。この構造は、前記のようなタワー54を有する作業機において、船17が大型で船縁が高く、しかも幅広である場合に好適である。
【0048】
また、本実施の形態に示すように、第一平行リンク56の後リンク62の回動支点であるピン72を、前リンク61の回動支点であるピン73より高くするとともに、該第一平行リンク56を回動させる油圧シリンダ64を第一平行リンク56内に収容している。
【0049】
このように構成すれば、第一平行リンク56の前倒しが容易となる。また、油圧シリンダが平行リンク56内に収容されるので、キャブの上げ下げ機構が平行リンク56から突出せず、構成がコンパクト化される。
【0050】
また、本実施の形態においては、旋回体3のキャブ4を受ける部分にキャブ4が当接した場合の衝撃を緩和する硬質ゴム等からなるクッション材75を設けている。また、前記第一平行リンク56の後リンク62を受ける部分にも緩衝用のクッション材76を設けている。
【0051】
このようなクッション材を75、76を設ければ、キャブ4を下げる姿勢をとる際に、平行リンク56と旋回体3との衝突あるいはキャブ4の旋回体3へ衝突による衝撃音の発生が防止されると共に、衝撃による損傷が免れる。
【0052】
図10(A)は前記第一平行リンク56の前リンク61の正面断面図、図10(B)はその側面断面図である。これらの図に示すように、前リンク61の左右のフレーム77を角筒形部材により構成し、これらの左右フレーム間に1つ以上の角筒形部材78を一体に溶接して構成している。また、図10(C)の正面断面図および図10(D)の側面断面図に示すように、リンク62の左右のフレーム79を角筒形部材により構成し、これらの左右フレーム間に1つ以上の角筒形部材80を一体に溶接して構成している。さらに図11の正面断面図に示すように、中継ブラケット60も、左右のフレーム81を角状の筒形部材により構成し、これらの左右フレーム81間に1つ以上の角筒形部材82および板材87を一体に溶接して構成している。第二平行リンク57も第一平行リンク56と同様の構造に構成されるが図示を省略する。
【0053】
このように、平行リンク56、57や中継ブラケット60を、左右の角筒状のフレーム77、79、81と、その間に溶接される角筒状の部材78、80、82とによって構成すれば、平行リンクの剛性が増し、旋回などにおけるキャブの揺れを低減することができ、揺れによってオペレータに与える恐怖心を減少させることができる。
【0054】
また、図10(A)に示すように、旋回体3に設けたブラケット59と前記中継ブラケット60に対し、前リンク61の左右のフレーム77の両端をそれぞれ個別のピン73、83によって連結している。また、図10(C)と図11に示すように、後リンク62の左右のフレーム79の両端のピン72、84、中継ブラケット60の左右のフレーム81の両端の第二平行リンク57連結用ピン85も左右それぞれ個別に設けている、さらには第二平行リンク57のキャブ側ブラケット66との連結ピン86も左右それぞれ個別に設けている。
【0055】
このように、平行リンク56、57とブラケット59、60、66間を左右それぞれ個別のピン83〜86で連結する構造とすれば、ピンによる連結作業が容易となる。また、部品としてのピン83〜86を小型、軽量化することができ、原価低減に寄与する。
【0056】
本発明を実施する場合、作業用フロント8に取付ける作業具としては、ホークやリフティングマグネット以外にグラブなど他の作業具を用いることができる。また、作業用フロント8としては、伸縮式のものをまたは伸縮部を一部含むもの等を用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1によれば、2段の平行リンクを介してキャブと設けたので、キャブを高い位置まで上げることができ、突出幅も大きくすることができる。また、第一平行リンクの折れ角と第二平行リンクの折れ角の組み合わせによって、キャブの高さや突出幅が任意に設定できる。このため、船の大きさや潮の干満に対応して好適な高さ、突出位置にキャブを位置させることができ、港湾作業などにおける作業性が向上する。また、スクラップ作業においては、キャブを旋回中心位置寄りに設定することにより、旋回遠心力による揺れを少なくして恐怖心の低減、作業性の向上が達成される。また、輸送するタイプのものにおいて、輸送時には、2つの平行リンクを折り畳むことによりコンパクト化して輸送することができる。
【0058】
また、前記旋回体と前記第一平行リンクとの間および前記旋回体と運転室との間の少なくともいずれか一方に緩衝用のクッション材を設けたので、キャブを下げる姿勢をとる際に、平行リンクと旋回体との衝突あるいはキャブの旋回体へ衝突による衝撃音の発生が防止されると共に、衝撃による損傷が免れる。
【0059】
請求項2よれば、中継ブラケットの形状を選択することにより、作業の種類に応じたキャブの上げ下げ、突出態様が得られ、作業に好適なリフト構造が得やすくなる。
【0060】
請求項3よれば、請求項1または2、第一平行リンクは後方に倒し、かつ第二平行リンクは前方に倒すことによりキャブが低姿勢となる輸送姿勢をとるようにしたので、輸送時にキャブの前方への突出幅を小さくし、輸送高さを低くすることができる。
【0061】
請求項4よれば、請求項1または2において、平行リンクを前方に倒すことができるように構成したので、第一平行リンクによるキャブの前方への突出と、第二平行リンクによる前方への突出を加えた大きな突出幅が得られ、大型の船の場合でも船底が覗けるものが提供できる。
【0062】
請求項5によれば、請求項4において、第一平行リンクの後方の回動支点を前方の回動支点より高くするとともに、該第一平行リンクを回動させる油圧シリンダを第一平行リンク内に収容したので、前倒しが容易となる。また、第一平行リンクの油圧シリンダが平行リンク内に収容されるので、キャブの上げ下げ機構がコンパクト化される。
【0063】
請求項6によれば、請求項1から5までのいずれか1項において、平行リンクや中継ブラケットを、左右の角筒状のフレームの間に角筒状の部材を溶接して構成したので、平行リンクや中継ブラケットの剛性が増し、旋回などにおけるキャブの揺れを低減することができ、オペレータに与える恐怖心を減少させることができる。
【0064】
請求項7によれば、請求項1から6までのいずれか1項において、平行リンクとブラケット間を左右それぞれ個別のピンで連結する構造としたので、ピンによる連結作業が容易となる。また、部品を小型、軽量化することができ、原価低減に寄与する。
【0065】
請求項8によれば、請求項1から7までのいずれか1項において、油圧シリンダに最小、最大ストロークにおける油路の絞り機構を設けたので、油圧シリンダの伸縮エンド動作における衝撃が緩和され、オペレータに与える不快感、恐怖心を低減することができる。
【0066】
請求項9によれば、請求項1から8までのいずれか1項において、アームを折り曲げた輸送状態でアームのブームと反対側のほぼ全面が荷台に支持されるように構成したので、作業用フロントの高さを低くし、旋回体に作業用フロントを付けたままで輸送することができる。また、従来のように、輸送のためにピンの付け直しをする必要が無くなり、輸送が容易となる。
【0067】
請求項10によれば、請求項1から9までのいずれか1項において、キャブ内でキャブの高さや前後位置が分かるように表示手段を設けたので、オペレータは現在のキャブの状態を知り得るので、作業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業機の一実施の形態を作業状態で示す側面図である。
【図2】(A)、(B)は図1の要部を種々のキャブの姿勢で示す拡大図である。
【図3】(A)、(B)は図1の要部を種々のキャブの姿勢で示す拡大図である。
【図4】本実施の形態における作業機の輸送姿勢を示す側面図である。
【図5】本実施の形態における平行リンクの油圧シリンダを示す側面半断面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)はそれぞれキャブの姿勢の表示手段の各例を示す図である。
【図7】本発明による作業機の他の実施の形態を作業状態で示す側面図である。
【図8】図7の作業機のキャブを前方に突出させた姿勢で示す側面図である。
【図9】図7の作業機のキャブを旋回体に当接させた姿勢で示す側面図である。
【図10】(A)、(C)はそれぞれ図7〜図9の第一平行リンクの前リンク、後リンクの正面断面図、(B)、(D)はそれぞれ(A)、(C)の側面断面図である。
【図11】図7〜図9の中継ブラケットの正面断面図である。
【符号の説明】
1:走行体、2:旋回装置、3:旋回体、4:キャブ、5:第一平行リンク、6:第二平行リンク、7:油圧パワーユニット、8:作業用フロント、9、11、13:油圧シリンダ、10:ブーム、12:アーム、15:リフティングマグネット、16:岸壁、17:船、19:ブラケット、20:中継ブラケット、21:前リンク、22:後リンク、24:油圧シリンダ、26:ブラケット、27:上リンク、29:下リンク、30:油圧シリンダ、31:チューブ、32、33:エンド部材、34:ロッド、35:ピストン、36:筒部、37、44:油路、39、43:ポート、40:環状溝、41:チェック弁、42:突出部、46、47:往き戻り管路、49:パイロットチェック弁、50:表示装置、51:作業機の姿勢を示す図、52:キャブの可動領域を表す点、53:キャブの位置を示す点、54:タワー、55:ホーク、56:第一平行リンク、57:第二平行リンク、59:ブラケット、60:中継ブラケット、61:前リンク、62:後リンク、64、70:油圧シリンダ、66:ブラケット、67:上リンク、69:下リンク、72、73、:ピン、75、76:クッション材、77、79、81:左右のフレーム、78、80、82:角筒形部材、83〜86:ピン、87:板材
Claims (10)
- 走行体上に旋回装置を介して旋回体を設置し、作業用フロントとリフトキャブとを前記旋回体に取付けてなる作業機であって、
前記旋回体に第一平行リンクと、該第一平行リンクに取付けられる第二平行リンクを介してキャブを取付け、
前記旋回体と前記第一平行リンクとの間および前記旋回体と運転室との間の少なくともいずれか一方に緩衝用のクッション材を設けた
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1において、
前記第一平行リンクと第二平行リンクとの間に中継ブラケットを設けた
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1または2において、
前記第一平行リンクは後方に倒し、かつ第二平行リンクは前方に倒すことによりキャブが低姿勢となる輸送姿勢をとる
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1または2において、
前記第一平行リンクは前倒し式とした
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項4において、
前記第一平行リンクの後方の回動支点を前方の回動支点より高くするとともに、該第一平行リンクを回動させる油圧シリンダを第一平行リンク内に収容した
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1から5までのいずれか1項において、
前記第一平行リンク、第二平行リンクおよび中継ブラケットを、角筒形部材の左右のフレームと、該左右フレーム間に溶接された1つ以上の角筒形部材とにより構成した
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1から6までのいずれか1項において、
前記旋回体上のブラケット、前記中継ブラケットあるいは運転室に固定したブラケットに対し、前記第一平行リンク、第二平行リンクの各左右のフレームの両端をそれぞれ個別のピンにより連結してなる
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1から7までのいずれか1項において、
前記第一平行リンクおよび第二平行リンクをそれぞれ駆動する油圧シリンダは、最大ストロークへの伸長時および最小ストロークへの収縮時における衝撃を緩和するための油路の絞り機構を有する
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1から8までのいずれか1項において、
前記作業用フロントは、旋回体にブームを起伏自在に取付け、該ブームにアームを回動自在に取付け、該アームに作業具を取付ける構造を有すると共に、
前記作業具を取外した輸送状態において、前記ブームに対してアームを折り曲げた状態としてアームのブームと反対側のほぼ全面が輸送トラックの荷台に支持されるように構成した
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。 - 請求項1から9までのいずれか1項において、
前記キャブ内に、前記キャブの高さおよび前後位置を表示する手段を設けた
ことを特徴とするリフトキャブを有する作業機。
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