JP4193607B2 - データフロー制御方式、方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データフロー制御方式、方法、およびプログラムに関し、特に、携帯端末を使用して外部機器からのデータを無線ネットワーク上に送信する場合の携帯端末内のデータフロー制御でのバッファの最適化を行うデータ制御方式、方法、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バッファ容量に伴うデータフロー制御を行う方式として、例えば、特開2000−187567号公報が開示されている。この特開2000−187567号公報には、スプールファイルから印刷データを取り込むためのバッファの空きが不足した場合、RAMあるいはハードディスクに追加のバッファの領域を確保することで、すなわち、コンピュータがデータの取り込み後バッファがフル状態かどうかをみてフル状態であればRAMまたはHDDに空き容量があるかどうかをチェックし、空き容量があれば取り込みを中断してからRAMあるいはハードディスクに追加のバッファの領域を確保することで、バッファのためのRAMを増設しなくても、バッファが不足する事態を防止できることが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−187567号公報(段落番号0038および図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線端末である移動通信機器を使って外部機器(例えばパソコン)からファイル転送のように無線網にデータを伝送するようなシステムの場合、上記の特開2000−187567号公報による方法では、データを取り込みバッファがフル状態かどうかをみてフル状態であればRAMまたはHDDに空き容量があるかどうかをチェックし、空き容量があればデータの取り込みを中断しているため、データのスループットが落ちるという問題点がある。
【0005】
また、上記の特開2000−187567号公報による方法では、バッファの使用中、あらかじめ設定されたバッファを使用し、そのバッファがフル状態になってから空き容量となっているRAMかHDDをバッファとして追加するようにしているため、バッファの出力側となる無線網の伝搬環境が悪いと、フル状態になる可能性が高く、データスループットが制限されることになるという問題点がある。この場合、伝搬環境劣化から外部機器に制御信号を送るまでに時間遅延が存在し、この間にバッファが溢れてしまうとデータロストになるという問題点がある。更に、これを防ぐために基本となるバッファを大きくすることは、携帯端末のような機器の小型化に不利であるという問題点がある。
【0006】
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、データがバッファに滞留し始める前に、データが滞ることを予測し、無駄なメモリ空間を用意することなくデータロストを防ぐことにある。
【0007】
また、本発明の別の目的は、上記問題点を鑑み、バッファ不足原因により送信停止する頻度を下げ、スループット向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデータフロー制御方式は、接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含むデータフロー制御方式において、前記バッファのバッファ容量の変更制御を行うバッファ管理手段と、前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッサ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとを含むバッファ使用状態管理テーブルと、前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量を示すバッファ規格テーブルとを備えている。そして、前記バッファ管理手段は、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御手段を含むことを特徴としている。
【0009】
また、本発明のデータフロー制御方式は、前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認し、オーバーフロー発生の場合には前記バッファ管理部にオーバーフロー発生の旨を通知し、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出して前記バッファ管理部に通知するバッファ監視手段と、前記外部機器と接続され、データ送信の停止を指示する停止コマンドを前記外部機器に送出する外部機器インタフェース手段とを更に備えている。そして、前記バッファ管理手段は、前記バッファ監視手段から前記バッファのオーバーフロー発生の通知を受けると、前記外部機器インタフェース手段に前記停止コマンドの送信を指示する停止コマンド送信指示手段を更に含むことを特徴としている。
【0010】
前記バッファ使用状態管理テーブルは、前記外部機器に前記停止コマンドが送出され、前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを更に含んでいる。そして、前記バッファ管理手段は、前記バッファ監視手段から前記バッファの残量の通知を受けると、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認手段と、前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出手段と、前記流入停止中確認手段が前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手段で算出した危険値閾値に達している場合に前記外部機器インタフェース手段に前記停止コマンドの送信を指示し、前記流入停止中確認手段が前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手段で算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドの送信を、前記外部機器インタフェース手段に指示するフロー制御コマンド送信指示手段とを更に含むことを特徴している。
【0011】
また、本発明のデータフロー制御方式は、通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを含む無線制御パラメータ規格テーブルと、前記無線制御パラメータの各値の検出と前記バッファの残量の算出を実行し、検出した前記無線制御パラメータの各値と算出した前記バッファの残量を前記バッファ管理部に通知する通信情報監視手段と、を更に備えている。そして、前記バッファ管理手段は、前記通信情報監視手段からの通知を受けると、前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析手段を更に含むことを特徴としている。
【0012】
また、本発明のデータフロー制御方式は、前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中にあらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視手段を起動するタイマ手段を更に含むことを特徴としている。
【0013】
前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴としている。
【0014】
また、本発明のデータフロー制御方式は、制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグとを含むプロセッサ負荷規格テーブルを更に備えている。そして、前記バッファ管理手段は、あらかじめ決められたプログラムの実行時に前記制御手段から起動されると、起動時に通知されたプログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析手段と、前記負荷解析手段が前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合には、前記バッファの残量を算出してから前記バッファ容量制御手段に処理を渡す優先度判断手段とを更に含むことを特徴としている。
【0015】
前記負荷解析手段は、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記制御手段から起動されると、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴としている。
【0016】
前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴としている。
【0017】
前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴としている。
【0018】
本発明のデータフロー制御方法は、接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含むデータフロー制御方法において、前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッサ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとをバッファ使用状態管理テーブルに設定する第1のテーブル設定ステップと、前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量をバッファ規格テーブルに設定する第2のテーブル設定ステップと、算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから前記最適バッファ容量を抽出する最適バッファ容量抽出ステップと、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御ステップとを有することを特徴としている。
【0019】
また、本発明のデータフロー制御方法は、前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認するバッファ監視ステップと、前記バッファ監視ステップで、オーバーフロー発生を確認した場合には前記外部機器にデータ送信の停止を指示する停止コマンドを送出する停止コマンド送信ステップと、前記バッファ監視ステップで、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出するバッファ残量算出ステップとを更に含むことを特徴としている。
【0020】
前記第1のテーブル設定ステップは、前記外部機器に前記停止コマンドが送出されて前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを、前記バッファ使用状態管理テーブルに設定するステップを含んでいる。そして、前記バッファ残量算出ステップの後に、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認ステップと、前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出ステップと、前記流入停止中確認ステップで、前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出ステップで算出した危険値閾値に達している場合に前記停止コマンドを送信し、前記流入停止中確認ステップで、前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出ステップで算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドを送信するフロー制御コマンド送信ステップとを更に含むことを特徴としている。
【0021】
また、本発明のデータフロー制御方法は、通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを無線制御パラメータ規格テーブルに設定する第3のテーブル設定ステップと、前記無線制御パラメータの各値を検出し、前記バッファの残量を算出する通信情報監視ステップと、前記通信情報監視ステップで検出した前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析ステップを更に含むことを特徴としている。
【0022】
また、本発明のデータフロー制御方法は、前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中に、あらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視ステップを実行させるタイマ起動ステップを更に含むことを特徴としている。
【0023】
前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴としている。
【0024】
また、本発明のデータフロー制御方法は、制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグをプロセッサ負荷規格テーブルに設定する第4のテーブル設定ステップと、あらかじめ決められたプログラムの実行時に、当該プログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析ステップと、前記負荷解析ステップで前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合に、前記バッファの残量を算出してから前記最適バッファ容量抽出ステップに処理を渡す優先度判断ステップとを更に含むことを特徴としている。
【0025】
前記負荷解析ステップは、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴としている。
【0026】
前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴としている。
【0027】
前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴としている。
【0028】
本発明のデータフロー制御プログラムは、接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含む制御を行う手順をコンピュータに実行させるためのデータフロー制御プログラムにおいて、前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッサ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとをバッファ使用状態管理テーブルに設定する第1のテーブル設定手順と、前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量をバッファ規格テーブルに設定する第2のテーブル設定手順と、算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから前記最適バッファ容量を抽出する最適バッファ容量抽出手順と、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御手順とを前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0029】
また、本発明のデータフロー制御プログラムは、前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認するバッファ監視手順と、前記バッファ監視手順で、オーバーフロー発生を確認した場合には前記外部機器にデータ送信の停止を指示する停止コマンドを送出する停止コマンド送信手順と、
前記バッファ監視手順で、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出するバッファ残量算出手順とを更に前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0030】
前記第1のテーブル設定手順は、前記外部機器に前記停止コマンドが送出されて前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを、前記バッファ使用状態管理テーブルに設定する手順を含んでいる。そして、前記バッファ残量算出手順の後に、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認手順と、前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出手順と、前記流入停止中確認手順で、前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手順で算出した危険値閾値に達している場合に前記停止コマンドを送信し、前記流入停止中確認手順で、前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手順で算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドを送信するフロー制御コマンド送信手順とを更に前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0031】
また、本発明のデータフロー制御プログラムは、通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを無線制御パラメータ規格テーブルに設定する第3のテーブル設定手順と、前記無線制御パラメータの各値を検出し、前記バッファの残量を算出する通信情報監視手順と、前記通信情報監視手順で検出した前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析手順を更に前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0032】
また、本発明のデータフロー制御プログラムは、前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中に、あらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視手順を実行させるタイマ起動手順を更に前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0033】
前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴としている。
【0034】
また、本発明のデータフロー制御プログラムは、制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグをプロセッサ負荷規格テーブルに設定する第4のテーブル設定手順と、あらかじめ決められたプログラムの実行時に、当該プログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析手順と、前記負荷解析手順で前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合に、前記バッファの残量を算出してから前記最適バッファ容量抽出手順に処理を渡す優先度判断手順とを更に前記コンピュータに実行させることを特徴としている。
【0035】
前記負荷解析手順は、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴としている。
【0036】
前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴としている。
【0037】
前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴としている。
【0056】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0057】
図1を参照すると、プロセッサ(CPU)によりプログラム制御で動作する携帯電話、PHS、PDC等の携帯端末である移動機1と、移動機1に接続され移動機1を介してデータを送信する外部機器2とから構成されている。この場合の移動機1は、携帯電話機能を搭載した携帯型のコンピュータであっても良い。
【0058】
図1の移動機1は、外部機器2とのデータ入出力を制御する外部機器インタフェース部12と、図示していないプロセッサ(CPU)によりプログラム制御で動作する制御部11と、アンテナ17を介して無線ネットワークとのデータのやりとりで送信データを無線周波数に変調または受信データを無線周波数から抽出する無線部16と、無線ネットワークに接続されている図示していない基地局との無線通信を行うために無線部16と接続するアンテナ17と、図示していない不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)内にユーザの使用領域として割り当てられているユーザメモリ14と、図示していない揮発性のメモリ(例えば、RAM)内にバッファとして割り当てられているバッファメモリ15と、増設のアプリケーションの使用領域または/およびユーザの使用領域としてコネクタを介して実装される不揮発性のメモリ(例えば、フラッシュメモリ)である外部メモリ13と、図示していない揮発性のメモリ(例えば、RAM:バッファメモリ15と同じRAMに割り付けても良い)に割り当てられているテーブル18とから構成される。なお、この場合の無線通信は、CDMA(W−CDMAを含む)方式とする。CDMAは、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access)の略である。
【0059】
図1の制御部11の内部は、図示していない記憶部(例えば、RAM、フラッシュメモリ等)に格納されているプログラムを制御部11が実行した場合の機能ブロックを示しており、各種通信サービスを実施するTAF部112(TAF:Terminal Adaptation Function)と、メッセージ処理を実施するTIF部113(TIF:Terminal Interface Function)と、データ送信制御を実施するDTC部114(DTC:Data Transmission Contro)と、無線信号の送受信制御を実施するHWC部115(HWC:HardWare Control)と、移動機の無線回線制御/呼制御を実施するRCC部116(RCC:Radio&Call Control)と、各ブロックに存在するバッファの状態を監視するバッファ監視部117と、無線ネットワークとのメッセージ交換の中で無線部16からHWC部115を介して電力制御情報、Active/Monitor情報、セル選択情報、周波数ハンドオーバーに関する情報を取り出し制御する通信情報監視部118と、データバッファ(以降の説明でデータバッファをただ単にバッファとして呼ぶ場合がある)の管理を行うバッファ管理部111とから構成される。
【0060】
図1のテーブル18には、図2のバッファ使用状態管理テーブルと、図3の無線制御パラメータ規格テーブルと、図4のプロセッサ(CPU)負荷規格テーブルと、図5のバッファ規格テーブルとに割り当てられている。
【0061】
図2を参照すると、本実施の形態で使用するバッファ使用状態管理テーブル内の構成例であって、このバッファ使用状態管理テーブルは、バッファ管理部111が外部機器2から無線ネットワークへのデータ転送(例えばファイル転送)時にバッファを管理するために使用される。バッファ使用状態管理テーブルは、各メモリ(バッファメモリ15、ユーザメモリ14、外部メモリ13)での現在のバッファの使用状況を示すバッファ使用状況エリアと、環境の状態(環境の悪さの程度)を示す環境比重度エリア(数値が高いほど環境の悪さの程度が高い)と、負荷の状態(負荷の程度)を示す負荷比重度エリア(数値が高いほど負荷の程度が高い)と、影響度エリア(環境比重度+負荷比重度を自動的に制御部11が計算)とから構成される。更に、バッファ使用状況のエリアは、使用するメモリおよびアドレス(バッファとして使用する範囲)を示す使用メモリエリアと、バッファとして使用するバッファサイズ(バッファの容量)を示すサイズエリアと、外部機器2への停止コマンド発行しバッファへの流入を停止中(例えば、「ON」で流入停止中)であることを示す流入停止中エリアとから構成される。なお、バッファ使用状況の使用メモリとサイズには、データ転送開始時にあらかじめ設定(例えば、図示していない不揮発性のメモリ内に設定)されているバッファメモリ15の情報(開始アドレス、終了アドレス、使用サイズを含む)がバッファ管理部111により設定され、データ転送終了後にバッファ管理部111によりクリアされる。
【0062】
図3を参照すると、本実施の形態で使用する無線制御パラメータ規格テーブル内の構成例であって、この無線制御パラメータ規格テーブルは、通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、環境の悪さを判定する値を示す規定値と、環境の悪さの程度(度合い)を示す比重度(比重度の数値が高いほど環境の悪さの程度が高い)とが設定されている。これら規定値および比重度は、システム構築時に初期値と設定され、電源立ち上げ時に作成される。なお、システム運用中でも、システム管理者等により図示していない入力部(例えば、キーボード)から規定値および比重度を変更することができる。無線制御パラメータとして、例えば、BLER(Block Error Rate:ブロック単位におけるエラーの割合)、送信電力値、通信基地局数(基地局と通信できる基地局の数:ACTIVE局数)、SIR(Signal Interface Ratio:希望波受信電力と干渉信号電力との比)値、RSCP(Received Signal Code Power:電波の強さを評価する希望波受信電力)値、Ec/No(受信信号電力と雑音電力との比:1チップ当たり)値、通信レート(共通ch、32k、64k、384kから選択された通信速度)があり、図3に例として記載している。なお、1チップとは、拡散コードの電送速度の単位で、W−CDMAの拡散コードは伝送速度(チップレート)3.84Mchip/sで伝送されている。従って、1チップ長は0.26μsとなる。
【0063】
図4を参照すると、本実施の形態で使用するプロセッサ(CPU)負荷規格テーブル内の構成例であって、このプロセッサ(CPU)負荷規格テーブルは、プロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、負荷の程度を示す比重度エリア(数値が高いほど負荷の程度が高い)と、バッファ容量制御をすぐに(優先的に)行うかどうかを示す優先モードエリア(例えば、「ON」で優先を示す)とから構成される。これら比重度および優先モードは、システム構築時に初期値と設定され、電源立ち上げ時に作成される。なお、システム運用中でも、システム管理者等により図示していない入力部(例えば、キーボード)から比重度および優先モードを変更することができる。
【0064】
図5を参照すると、バッファ規格テーブルは、現在のバッファに溜まっているサイズ(本発明では、バッファの残量と呼ぶ)が、環境比重度と負荷比重度とを加えた値である影響度に対して的確なバッファのサイズを定めたテーブルであり、かつ現在使用中のバッファ容量(バッファサイズ)が的確であるかどうかを判定するための規格値を定めたもので、電源立ち上げ時に作成される。バッファ管理部111は、このバッファ規格テーブルを利用して、現在のバッファの残量とバッファ使用テーブルの影響度エリアに登録されている影響度とから最適なバッファサイズを抽出し、現在使用中のバッファサイズ(バッファ使用テーブルのバッファ使用状況のサイズエリアに登録されている)が抽出した最適なバッファサイズよりも小さければ現在使用中のバッファサイズを増やす方向に、最適なバッファサイズよりも大きければ現在使用中のバッファサイズを少なくする方向に動作する。従って、バッファ管理部111は、バッファ規格テーブルに基づいて、バッファサイズを変更すると共に、図2のバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況を変更することによりバッファを管理する。すなわち、バッファ管理部111は、影響度(無線制御パラメータから抽出された環境比重度および/またはプログラム動作で抽出された負荷比重度)を基にバッファ規格テーブルを検索することにより最適なバッファサイズになるようにバッファの容量を動的に変化させる。なお、図5のバッファ規格テーブル内の数値は、一例を示すものであって、この数値を限定するものではない。
【0065】
図1の外部機器2は、図示していないプロセッサ(CPU)によりプログラム制御で動作するパソコン等の情報処理装置である。
【0066】
次に、図1〜図18を参照して、本発明の実施の形態の動作について説明する。
【0067】
外部機器2からのデータは、サービス特有のデータフォーマットで移動機1の外部入力端子にケーブルを介して入力される。移動機1の入力端子は外部機器2との通信を制御する外部機器インタフェース部12(例えば、USBやRS232C等)に接続されており、移動機1は、移動機内部に外部機器2からのデータを取り込む。外部機器インタフェース部12には、フロー制御するための入力を有し、制御部11からの制御によって外部機器2に対してデータ送信を停止するような制御信号(例えば、NACK信号)の送出が可能である。外部機器インタフェース部12を通ったデータ信号は、TAF部112によって通信プロトコル特有の形態から共通のデータ形式に変換される。TIF部113では、TAF部112からのデータを受け、無線データを作成するのに必要なデータ箇所を抜き出してDTC部114に送る。DTC部114では、無線データを作成するための制御、例えば送出データの優先順位制御、送出タイミング制御を実施する。HWC部115は、無線ネットワークとの通信全体を管理するブロックであり、無線ネットワークからのパラメータは、ここで翻訳され、移動機1の通信に関する全体管理をおこなうRCC部116に伝えられる。DTC部114において送出タイミングを調整されたデータ群は、その後HWC部115に入力され、無線プロトコルに準じた形に変換され無線部16を通ってアンテナ17から無線ネットワークに無線送信される。
【0068】
以上の流れとは逆に、無線ネットワークからの情報は、アンテナ17、無線部16を通ってHWC部115に入力される。無線ネットワークからの情報のうち、本発明で使用するSIR情報(SIR値)、Ec/No情報(Ec/No値)、Active局数、および通信レートは、無線部16を介して受信信号を常時監視しているHWC部115により、無線ネットワークからの受信信号から抽出されており、それを一定時間毎に監視している通信情報監視部118により検出される。また、送信電力値は、HWC部115により無線部16を介して無線ネットワークに送信される場合に検出され、更に、一定時間毎に監視している通信情報監視部118により検出される。また、SIR情報(SIR値)、Ec/No情報(Ec/No値)は、無線部16を介して監視しているHWC部115により無線ネットワークからの受信信号から抽出された希望波受信電力と干渉信号電力と受信信号電力と雑音電力とを基に一定時間毎に監視している通信情報監視部118が計算することで検出される。また、BLERは、無線部16を介して監視しているHWC部115により無線ネットワークからの受信信号から検出されたブロックエラーを通信情報監視部118が一定時間監視し、そのブロックエラーをカウントすることで検出される。また、セル選択、周波数ハンドオーバーに関するデータ及び情報は、受信信号からHWC部115により抽出され通信情報監視部118に報告される。
【0069】
通信情報監視部118により検出されたSIR情報(SIR値)、Ec/No情報(Ec/No値)、SIR情報(SIR値)、Ec/No情報(Ec/No値)、BLER、および送信電力値は、通信制御パラメータとしてバッファ管理部111に報告される。また、通信情報監視部28に報告されたセル選択、周波数ハンドオーバーに関するデータ及び情報を基に、それぞれの専用のプログアムを制御部11に実行させる。
【0070】
さてデータバッファを保有する可能性のあるブロックとして、外部機器インタフェース部12、TAF部112、TIF部113、DTC部114が想定される。また、バッファメモリ15以外にも外部メモリ13およびユーザメモリ14もデータバッファとして適宜使用される。これら全てのバッファ使用状況は、バッファ管理部111で管理されている。バッファ監視部117は、バッファ使用状態をバッファ管理部111に報告する。バッファ管理部111は、このバッファ使用状態に応じて外部機器インタフェース部112に対し、出力許可/不許可信号を外部機器2に送出するように指示を出す。この場合、バッファ管理部111は、バッファ使用状態に応じてユーザメモリ14内のエリアを状況に応じた大きさのデータバッファとして割り当てる。
【0071】
バッファ割り当てイメージを図6に示す。
【0072】
図6(a)は、HWC部115、無線部16アンテナ17を介しての無線ネットワークへのデータ出力が大きい場合のデータバッファのエリアを示した構成図である。すなわち、データバッファとしては、バッファメモリ15に確保されたデータバッファのエリアだけを示している。この場合、バッファメモリ15に確保されたデータバッファだけで外部機器2からのデータの掃き出しができる。
【0073】
図6(b)は、HWC部115、無線部16アンテナ17を介しての無線ネットワークへのデータ出力が小さい場合のデータバッファのエリアを示した構成図である。すなわち、データバッファとしては、バッファメモリ15とユーザメモリ14内とに確保されたデータバッファのエリアを示している。この場合、再送が発生しないように、バッファ残量と影響度を基にしてバッファ規格テーブルから最適なバッファサイズを求め、バッファメモリ15とユーザメモリ14内に最適なデータバッファを確保して、外部機器2からのデータの掃き出しを行う。
【0074】
図6(c)は、HWC部115、無線部16アンテナ17を介しての無線ネットワークへのデータ出力が極めて小さい場合のデータバッファのエリアを示した構成図である。すなわち、データバッファとしては、バッファメモリ15とユーザメモリ14内と外部メモリ13内に確保されたデータバッファのエリアを示している。この場合、バッファ残量と影響度を基にしてバッファ規格テーブルから最適なバッファサイズを求め、最適なバッファサイズを大きく確保して、外部機器2からのデータの掃き出しを行う。
【0075】
なお、上記の図6の説明では、バッファメモリに続いて、ユーザメモリ、外部メモリの順に、最適なバッファを確保するようにしたが、バッファメモリに続いて、外部メモリ、ユーザメモリの順に最適なバッファを確保するようにしても良い。
【0076】
図7を参照すると、外部機器2から移動機を介して無線ネットワークにデータの送信時に、電波伝搬環境の劣化が始まり無線制御パラメータに兆候が発生した場合の移動機1内部の全体のデータ制御フローの概略を示した概略図である。
【0077】
図7における無線制御パラメータとして、BLER,電力制御、ACTIVE局数がある。無線制御パラメータの変化に伴うバッファの動作について、簡単に説明する。
【0078】
通信情報監視部118から報告されるBLERが良い時は、バッファ管理部111は、伝搬環境が良好であると判断し、再送による輻輳が無い為、バッファマージンが小さくても良いと判断し、バッファマージンを小さくする制御を行う。またBLERに劣化が見られた場合、バッファ管理部111は、再送発生以前に今後の再送発生を予想し、早めにバッファマージンの再調整を施す。
【0079】
図15を参照すると、電力上昇/下降データを用いた制御例であって、この電力のデータ(基地局へ送信するデータの電力値)を通信情報制御部118が監視し、移動機1の電力が予め指定された値よりも大きく送信されているときは、バッファ管理部111は、基地局からの距離が遠い場合であり、すなわち伝搬路が長くフェージングの影響が大きいと判断し、バッファマージンを増やす方向に制御する。
図16を参照すると、Active/Monitor数を用いた制御例であって、バッファ制御部111は、通信情報制御部118から通知のあったActive局の数が多ければ同時に全局との通信劣化の可能性が低く、すなわち急激な伝送品質劣化の可能性は低いと判断し、バッファマージンを減らす方向に制御する。
【0080】
次に、本発明の実施の形態の動作の詳細な説明を行う前に、バッファ容量制御の動作の概略を説明する。データバッファとして使用でするエリアは、移動機の初期状態として揮発性のメモリ内に予め割り当てられているバッファ専用エリアであるバッファメモリ15の他に、ユーザメモリ14と外部メモリ13とを使用する。ユーザメモリ14としては、音声メモエリア、画像(動画)格納エリア、着メロ格納エリア等の比較的大きく用意されているエリアを想定する。これらのエリアに空きがある場合、バッファとして有効に利用する。この場合、空きエリア全てをバッファとして使用した場合、そのエリアを本来の目的で使用すべき状況になった時に対応できなくなるため、バッファ管理部111は、現在のデータの停滞(予測)状況(バッファの残量)を基に図5のバッファ規格テーブルを参照しながら、最適なバッファサイズになるように、図16に示すようにユーザメモリ内で使用できるバッファの割合を判断する。外部メモリについても同様である。また、これらのバッファは一時的なものであるので、データ通信終了時には然るべきタイミングでバッファとして使用したエリアに残るデータを消去する。
【0081】
次に、図7〜図14のフローチャートを中心に参照して、バッファ容量制御を行う動作について詳細に説明する。
【0082】
図11を参照すると、通信情報監視部111は、HWC部115での無線ネットワークからのデータ受信時に伴うブロックエラーを検出すると、図示していない揮発性の記憶部(例えば、RAM)内のエリアに割付されたBLERカウンタにカウントアップする。(図14のステップS601)。
【0083】
一方、外部機器2からの要求により無線ネットワークへのデータ転送(この場合ファイル転送)が始まると、データ転送が終了するまでの間、図示していないタイマが制御部11により起動される。このタイマは、予め決められた時間ごとに割り込みされるように設定(制御部11は、電源立ち上げ時に初期値を設定)されており、以降、設定された時間ごとに制御部11にタイマ割り込みが発生する。タイマ割り込みが発生すると、制御部11は、通信情報監視部118に制御を渡し、その通信情報監視部118は、HWC部115から現時点の送信電力値とACTIVE局数とパラメータ指定レートとRSCP値(希望波電力受信電力)と干渉信号電力と受信信号電力(1チップ当たり)と雑音電力(1チップ当たり)とを読み出し、SIR値(希望波電力受信電力/干渉信号電力)とEc/No(受信信号電力/雑音電力)とを算出し、自部内で管理しているBLERカウンタの値(この場合の値をBLERとして判断)とを読み出すことで、各種無線制御パラメータ(BLER、送信電力値、ACTIVE局数、SIR値、RSCP値、Ec/No値、通信レート)を検出する。なお、BLERを読み出した場合、通信情報監視部1118は、BLERカウンタをクリアする。更に、通信情報監視部118は、バッファの残量(バッファに溜まっているレングス)を算出し、検出した各種無線制御パラメータ(BLER、送信電力値、ACTIVE局数、SIR値、RSCP値、Ec/No値、通信レート)と算出したバッファの残量とをバッファ管理部111に通知する。(図13のステップS501〜S503)。
【0084】
バッファ管理部111は、通信情報監視部118からの通知により各種無線制御パラメータ(BLER、送信電力値、ACTIVE局数、SIR値、RSCP値、Ec/No値、通信レート)とバッファの残量とを受信すると、テーブル18の無線制御パラメータ規格テーブルの内容と比較(この場合、通知のあったそれぞれの無線制御パラメータの値とそのパラメータに該当する規定値を順に検索し比較)することにより、各種無線制御パラメータを解析する。バッファ管理部111は、規定値をすべて満足していれば「環境良し」と判断し、1つでも規定値を満足していなければ、「環境悪し」と判断する。(図9のステップS210,S231)。
【0085】
ステップS210において、バッファ管理部111が無線制御パラメータの解析を行うと、複数規定値を満足しない場合が考えられるが、この場合、重なり具合で環境の比重度(以降、環境比重度と呼ぶ)を与えるようにして、この環境比重度を見ることにより環境の悪さを判断する。例えば、バッファ管理部111は、算出用の環境比重度(例えば、レジスタ)をクリアにしておき、1つずつ順に比較していく過程で、無線制御パラメータが規定値を満足しないということを検出する毎に規定値を満足しない無線制御パラメータに該当する比重度を算出用の環境比重度に加えるようにする。バッファ管理部111は、全無線制御パラメータを比較した結果、環境比重度が「0」であれば「環境良し」と判断し、環境比重度が「1」以上(すべて満足しなければ、図3の例では、7つあり、各比重度は「1」のため、算出される環境比重度は「7」となる)であれば「環境悪し」と判断する。
【0086】
ステップS231において、解析結果が「環境悪し」であれば、バッファ管理部111は、算出した環境比重度をテーブル18のバッファ使用状態管理テーブルの環境比重度のエリアに設定すると共に、設定した環境比重度とすでに設定されている負荷比重度とを加えた値を影響度エリアに設定する。(ステップS236)。
ステップS236により影響度を設定した後、バッファ管理部111は、通知のあったバッファの残量と算出した影響度とをキーとしてテーブル18のバッファ規格テーブル(図5を参照)を検索することにより最適なバッファサイズを抽出する。更に、バッファ管理部111は、その抽出した最適なバッファサイズとバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況のサイズとを比較することで最適化の確認を行い、一致すれば、最適であると判断し、そのまま終了する。(ステップS237,S238)。
【0087】
ステップS238において、一致しなければ(最適化でなければ)、バッファ管理部111は、バッファ規格テーブルで抽出したバッファサイズになるように動作する。バッファサイズの減少(現在使用中のバッファサイズ>最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、バッファサイズを減少させて、その減少させたバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とを使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。(ステップS239,S235)。
【0088】
ステップS239において、増加(現在使用中のバッファサイズ<最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、ユーザメモリ14、外部メモリ13内に増やすバッファエリアを確保できるか確認し、可能であれば、ユーザメモリ14、外部メモリ13内にバッファエリアを確保し、その確保したバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とを使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。なお、ステップS241で確保可能でなければ、バッファ管理部111は、そのまま終了する。(ステップS240,S241,S242)。
【0089】
一方、バッファに受信またはバッファから送信する毎に図12の動作に該当するサブルーチンのプログラムが実行される。すなわち、バッファ監視部117は、バッファに受信またはバッファから送信する毎に、このルーチンを実行する。
【0090】
バッファ監視部117は、バッファがオーバーフローしたかどうか確認し、オーバーフローしていなければ、現在バッファに溜まっているサイズ(バッファの残量)を算出し、バッファ管理部111に通知する。(図12のステップS401〜S404)。
【0091】
ステップS402において、バッファがオーバーフローしていれば、バッファ監視部117は、バッファがオーバーフローしたことをバッファ管理部111に通知して終了し、通知を受けたバッファ管理部111は、オーバーフロー検出による停止コマンドを送信するように外部機器インタフェース部12に指示する。(ステップS405)。
【0092】
ステップS404によりバッファ監視部117から通知を受けたバッファ管理部111は、バッファの危険値をテーブル18のバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況の流入停止中エリアが「ON」であるかどうか確認する。(ステップS101,S102)。
【0093】
ステップS102において、「ON」であれば、バッファ管理部111は、バッファへの流入が停止中と判断し、バッファの安全値をテーブル18のバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況のサイズから算出(例えば、安全値=サイズ*0.2:この場合のサイズはバッファ規格テーブルから算出した最適なバッファサイズになっている)し、バッファの残量が算出した安全値に達していれば、停止解除コマンドを送信するように外部機器インタフェース部12に指示すると共に、バッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況の流入停止中エリアに「OFF」を設定(またはクリア)する。ステップS106において安全値に到達していなければ、バッファ管理部111は、バッファの流入を解除できないと判断し、そのままステップS111にジャンプする。この場合、安全値がバッファの閾値となる。(ステップS105〜S107)。
【0094】
ステップS102において、停止中でなければ、バッファ管理部111は、バッファの危険値をテーブル18のバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況のサイズから算出(例えば、危険値=サイズ*0.8:この場合のサイズはバッファ規格テーブルから算出した最適なバッファサイズになっている)し、バッファの残量が算出した危険値に達していれば、停止コマンドを送信するように外部機器インタフェース部12に指示すると共に、バッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状況の流入停止中エリアに「ON」を設定し終了する。この場合、危険値がバッファの閾値となる。(ステップS103,S104,S108)。
【0095】
ステップS104において、危険値に達していなければ、バッファ管理部111は、ステップS111にジャンプし、バッファの使用状態からバッファのマージンがあるかをチェックする。すなわち、バッファ管理部111は、通知のあったバッファの残量とバッファ使用状態管理テーブル内の影響度とをキーにしてテーブル18のバッファ規格テーブル(図5を参照)を検索することにより最適なバッファサイズを抽出する。更に、バッファ管理部111は、その抽出した最適なバッファサイズとバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状態のサイズとを比較することで最適化の確認を行い、一致すれば、最適であると判断し、そのまま終了する。(ステップS111,S112)。
【0096】
一致しなければ、バッファ管理部111は、バッファ規格テーブルで検出したバッファサイズになるように動作する。バッファサイズの減少(現在使用中のバッファサイズ>最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、バッファサイズを減少させて、その減少させたバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とを使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。(ステップS113,S117)。
【0097】
ステップS113において、増加(現在使用中のバッファサイズ<最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、ユーザメモリ14、外部メモリ13内に増やすバッファエリアを確保できるか確認し、可能であれば、ユーザメモリ14、外部メモリ13内にバッファエリアを確保し、その確保したバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とをバッファ使用状態管理テーブル内の使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。なお、ステップS115で確保可能でなければ、バッファ管理部111は、そのまま終了する。(ステップS114,S115,S116)。
【0098】
一方、内部負荷が上昇する要因としてキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ/ビデオ操作等がある。これらの操作を行うとCPUの処理負荷が上がり、単位時間に処理可能なデータ量が低下する可能性がある。その場合はバッファを増やす方向に制御する。また自動またはユーザによって処理の優先順位を割り当てる事もできる。例えば、バッファの使用状況が高くデータ溢れの可能性がある時は、上記MMI(Man Machin Interface)操作に優先してデータ処理をおこなうように制御する、また逆の制御も考えられる。MMI操作以外でも図18のように、セル選択動作、異周波数間ハンドオーバー等の無線制御時においては、通信する基地局数が増えることによりCPU負荷が上がる為、制御部11のバッファ管理部111は、バッファを増やす方向に制御する。この場合は通信制御なので優先順位は最上位であるべきである。このことを考慮したのが、図10および図11のフローチャートである。すなわち、制御部11が、負荷に影響のあるプログラムを実行し始めると、図10の動作を示すプログラムを実行(サブルーチンで実行)し、負荷に影響のあるプログラムを抜け出すときに図11の動作を示すプログラムを実行(サブルーチンで実行)する。
【0099】
制御部11は、負荷のあるプログラム開始時に、制御をバッファ管理部111に渡す。制御を渡されたバッファ管理部111は、負荷のあるプログラムの動作名をキーとして、図4のプロセッサ(CPU)負荷規格テーブルを検索し、比重度および優先モードを抽出することで負荷の解析を行う。(図10のステップS310)。
【0100】
バッファ管理部111は、抽出した負荷比重度をテーブル18のバッファ使用状態管理テーブル内の負荷比重度エリアに設定すると共に、バッファ使用状態管理テーブル内の環境比重度と設定した負荷比重度とを加えて影響度エリアに設定する。(ステップS331)。
【0101】
バッファ管理部111は、バッファが使用中で抽出した優先度が「ON」であれば、現在のバッファの残量を算出する。バッファが未使用であれば、または優先度が「ON」でなければ、そのまま何もしないで終了する。(ステップS332〜S334)。なお、バッファ使用中で優先度が「ON」でなければバッファ管理部111は、優先して行う必要はないと判断して、バッファ監視部117または通信情報監視部118からの通知時に、バッファ容量制御を行うことになる。
【0102】
バッファ管理部111は、算出したバッファの残量とバッファ使用状態管理テーブル内の影響度とをキーにしてテーブル18のバッファ規格テーブル(図5を参照)を検索することにより最適なバッファサイズを抽出する。更に、バッファ管理部111は、その抽出した最適なバッファサイズとバッファ使用状態管理テーブル内のバッファ使用状態のサイズとを比較することで最適化の確認を行い、一致すれば、最適であると判断し、そのまま終了する。(ステップS334,S335)。
【0103】
一致しなければ、バッファ管理部111は、バッファ規格テーブルで検出したバッファサイズになるように動作する。バッファサイズの減少(現在使用中のバッファサイズ>最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、バッファサイズを減少させて、その減少させたバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とを使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。(ステップS336,S337,S341)。
【0104】
ステップS337において、増加(現在使用中のバッファサイズ<最適なバッファサイズ)であれば、バッファ管理部111は、ユーザメモリ14、外部メモリ13内に増やすバッファエリアを確保できるか確認し、可能であれば、ユーザメモリ14、外部メモリ13内にバッファエリアを確保し、その確保したバッファの使用状況として、バッファとして使用するメモリとそのアドレス(開始および終了アドレス)とを使用メモリエリア(複数のメモリであれば、複数とも)に登録し、そのときのバッファのサイズ(抽出した最適なバッファサイズ)をサイズエリアに登録し終了する。なお、ステップS339において、確保できなければ、バッファ管理部111はそのまま終了する。(ステップS338〜S340)。
【0105】
上記に説明したように、各種無線制御パラメータの値からテーブル17の無線制御パラメータ規格テーブルから環境の悪さの度合いを示す比重度を抽出し、その抽出した比重度の総和である環境比重度を基に、テーブル17のバッファ規格テーブルを用いてバッファの容量を動的に変動させるようにしているため、データがバッファに滞留し始める前にデータが溜まることを予測し、無駄なメモリ空間を用意することなく、データロストを防ぐことができる。
【0106】
さらに、上記に説明したように、上述の環境比重度の他に、あらかじめ負荷ある処理として設定されたプログラムの実行開始時にテーブル17のプロセッサ(CPU)負荷規格テーブルから負荷の度合いを示す負荷比重度を抽出し、その抽出した負荷比重度と環境比重度と(環境比重度がなければ負荷比重度だけ)を基に、テーブル17のバッファ規格テーブルを用いてバッファの容量を動的に変動させるようにしているため、データがバッファに滞留し始める前にデータが溜まることを予測し、無駄なメモリ空間を用意することなく、データロストを防ぐことができる。更に、ユーザが使用しているメモリエリアの内空いているメモリ空間を、環境が悪くなるか負荷が悪くなった場合にバッファとして使用するようにしているため、環境の悪さや負荷を考慮してバッファ専用のメモリをあらかじめ準備する必要がない。
【0107】
また、上記に説明したように、各種無線制御パラメータの値からテーブル17の無線制御パラメータ規格テーブルから環境の悪さの度合いを示す比重度を抽出し、その抽出した比重度の総和である環境比重度を基に、テーブル17のバッファ規格テーブルから危険度または安全度を抽出し、現在のバッファの残量がその抽出した危険度に到達していれば外部機器にデータの流入を一時停止し、現在のバッファの残量が抽出した安全度に到達していれば外部機器にデータの流入の一時停止を解除するようにしているため、バッファ不足原因により送信停止する頻度を下げ、スループットの向上を図ることができる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、データがバッファに滞留し始める前に、各種通信制御情報(無線制御パラメータ)の度合いまたは/および負荷の度合いプロセッサ(CPU)の負荷の度合いから必要と思われるバッファの容量を予測することでデータが滞る事を予測し、各種通信制御情報の度合いまたは/および負荷の度合いプロセッサ(CPU)の負荷の度合いに応じて、必要と思われるバッファを確保するようにしているため、無駄なメモリ空間を用意する事なくデータロストを防ぐことができるという効果がある。
【0109】
また、本発明は、データがバッファに滞留し始める前に、各種通信制御情報(無線制御パラメータ)の度合いまたは/および負荷の度合いプロセッサ(CPU)の負荷の度合いからバッファの閾値を予測することでデータが滞る事を予測し、各種通信制御情報の度合いまたは/および負荷の度合いプロセッサ(CPU)の負荷の度合いに応じて予測した閾値を基に、外部機器に対してデータの流入制限を行っているため、バッファ不足原因により送信停止する頻度が下がり、スループット向上に貢献することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のテーブル内に割り付けられたバッファ使用状態管理テーブル内の構成の概略を示す構成概略図である。
【図3】図1のテーブル内に割り付けられた無線制御パラメータ規格テーブル内の構成の概略を示す構成概略図である。
【図4】図1のテーブル内に割り付けられたプロセッサ(CPU)負荷規格テーブル内の構成の概略を示す構成概略図である。
【図5】図1のテーブル内に割り付けられたバッファ規格テーブル内の構成の概略を示す構成概略図である。
【図6】本発明の実施形態におけるバッファ容量制御のイメージを示すイメージ図である。
【図7】図1の移動機全体のデータ制御フローの動作の概要を示すフローチャートである。
【図8】図1のバッファ監視部からの通知におけるバッファ管理部の動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の通信情報監視部からの通知におけるバッファ管理部の動作を示すフローチャートである。
【図10】負荷のあるプログラムの開始時における図1のバッファ管理部の動作を示すフローチャートである。
【図11】負荷のあるプログラムの終了時における図1のバッファ管理部の動作を示すフローチャートである。
【図12】バッファ使用時(送受信時)における図1のバッファ監視部の動作を示すフローチャートである。
【図13】タイマ割込みによる通信情報監視部の動作を示すフローチャートである。
【図14】ブロックエラー発生時の通信情報監視部の動作を示すフローチャートである。
【図15】電力制御情報を用いる場合の説明図である。
【図16】通信基地局数による制御方法を示した説明図である。
【図17】ユーザメモリ内におけるバッファ割り当ての制御方法を示した説明図である。
【図18】異周波数間ハンドオーバー発生時の図1の移動機の状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 移動機
11 制御部
111 バッファ管理部
112 TAF部
113 TIF部
114 DTC部
115 HWC部
116 RCC部
12 外部機器インタフェース部
13 外部メモリ
14 ユーザメモリ
15 バッファメモリ
16 無線部
17 アンテナ
18 テーブル
2 外部機器
Claims (30)
- 接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含むデータフロー制御方式において、
前記バッファのバッファ容量の変更制御を行うバッファ管理手段と、
前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッサ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとを含むバッファ使用状態管理テーブルと、
前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量を示すバッファ規格テーブルと
を備え、
前記バッファ管理手段は、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御手段を含むことを特徴とするデータフロー制御方式。 - 前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認し、オーバーフロー発生の場合には前記バッファ管理部にオーバーフロー発生の旨を通知し、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出して前記バッファ管理部に通知するバッファ監視手段と、
前記外部機器と接続され、データ送信の停止を指示する停止コマンドを前記外部機器に送出する外部機器インタフェース手段と
を更に備え、
前記バッファ管理手段は、前記バッファ監視手段から前記バッファのオーバーフロー発生の通知を受けると、前記外部機器インタフェース手段に前記停止コマンドの送信を指示する停止コマンド送信指示手段を更に含むことを特徴とする請求項1記載のデータフロー制御方式。 - 前記バッファ使用状態管理テーブルは、前記外部機器に前記停止コマンドが送出され、前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを更に含み、
前記バッファ管理手段は、
前記バッファ監視手段から前記バッファの残量の通知を受けると、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認手段と、
前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出手段と、
前記流入停止中確認手段が前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手段で算出した危険値閾値に達している場合に前記外部機器インタフェース手段に前記停止コマンドの送信を指示し、前記流入停止中確認手段が前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手段で算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドの送信を、前記外部機器インタフェース手段に指示するフロー制御コマンド送信指示手段と
を更に含むことを特徴とする請求項2記載のデータフロー制御方式。 - 通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを含む無線制御パラメータ規格テーブルと、
前記無線制御パラメータの各値の検出と前記バッファの残量の算出を実行し、検出した前記無線制御パラメータの各値と算出した前記バッファの残量を前記バッファ管理部に通知する通信情報監視手段と、
を更に備え、
前記バッファ管理手段は、前記通信情報監視手段からの通知を受けると、前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析手段
を更に含むことを特徴とする請求項1記載のデータフロー制御方式。 - 前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中にあらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視手段を起動するタイマ手段を更に含むことを特徴とする請求項4記載のデータフロー制御方式。
- 前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデータフロー制御方式。
- 制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグとを含むプロセッサ負荷規格テーブルを更に備え、
前記バッファ管理手段は、
あらかじめ決められたプログラムの実行時に前記制御手段から起動されると、起動時に通知されたプログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析手段と、
前記負荷解析手段が前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合には、前記バッファの残量を算出してから前記バッファ容量制御手段に処理を渡す優先度判断手段と
を更に含むことを特徴とする請求項1記載のデータフロー制御方式。 - 前記負荷解析手段は、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記制御手段から起動されると、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴とする請求項7記載のデータフロー制御方式。
- 前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のデータフロー制御方式。
- 前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴とする請求項9記 載のデータフロー制御方式。
- 接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含むデータフロー制御方法において、
前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッサ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとをバッファ使用状態管理テーブルに設定する第1のテーブル設定ステップと、
前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量をバッファ規格テーブルに設定する第2のテーブル設定ステップと、
算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから前記最適バッファ容量を抽出する最適バッファ容量抽出ステップと、
前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御ステップと
を有することを特徴とするデータフロー制御方法。 - 前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認するバッファ監視ステップと、
前記バッファ監視ステップで、オーバーフロー発生を確認した場合には前記外部機器にデータ送信の停止を指示する停止コマンドを送出する停止コマンド送信ステップと、
前記バッファ監視ステップで、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出するバッファ残量算出ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項11記載のデータフロー制御方法。 - 前記第1のテーブル設定ステップは、前記外部機器に前記停止コマンドが送出されて前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを、前記バッファ使用状態管理テーブルに設定するステップを含み、
前記バッファ残量算出ステップの後、
前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認ステップと、
前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出ステップと、
前記流入停止中確認ステップで、前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出ステップで算出した危険値閾値に達している場合に前記停止コマンドを送信し、前記流入停止中確認ステップで、前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出ステップで算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドを送信するフロー制御コマンド送信ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項12記載のデータフロー制御方法。 - 通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを無線制御パラメータ規格テーブルに設定する第3のテーブル設定ステップと、
前記無線制御パラメータの各値を検出し、前記バッファの残量を算出する通信情報監視ステップと、
前記通信情報監視ステップで検出した前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析ステップ
を更に含むことを特徴とする請求項11記載のデータフロー制御方法。 - 前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中に、あらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視ステップを実行させるタイマ起動ステップを更に含むことを特徴とする請求項14記載のデータフロー制御方法。
- 前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴とする請求項14または請求項15に記載のデータフロー制御方法。
- 制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグをプロセッサ負荷規格テーブルに設定する第4のテーブル設定ステップと、
あらかじめ決められたプログラムの実行時に、当該プログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析ステップと、
前記負荷解析ステップで前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合に、前記バッファの残量を算出してから前記最適バッファ容量抽出ステップに処理を渡す優先度判断ステップと
を更に含むことを特徴とする請求項11記載のデータフロー制御方法。 - 前記負荷解析ステップは、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴とする請求項17記載のデータフロー制御方法。
- 前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴とする請求項17または請求項18に記載のデータフロー制御方法。
- 前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴とする請求項19記載のデータフロー制御方法。
- 接続した外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する移動機における前記受信データの送信制御に関わるバッファの容量制御を含む制御を行う手順をコンピュータに実行させるためのデータフロー制御プログラムにおいて、
前記バッファ容量を含むバッファ使用状況と、通信制御情報である複数の無線制御パラメータ毎に無線通信環境の悪さの程度を示す数値を合計した環境パラメータと、プロセッ サ負荷の状態を数値で示す負荷パラメータと、前記環境パラメータと前記負荷パラメータそれぞれの数値を合計した数値で示す影響度パラメータとをバッファ使用状態管理テーブルに設定する第1のテーブル設定手順と、
前記バッファの残量と前記影響度パラメータの数値に対して、あらかじめ規定した最適バッファ容量をバッファ規格テーブルに設定する第2のテーブル設定手順と、
算出した前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから前記最適バッファ容量を抽出する最適バッファ容量抽出手順と、
前記バッファ使用状態管理テーブルの前記バッファ使用状況が示す前記バッファ容量が、抽出した前記最適バッファ容量となるように、前記バッファの容量を制御するバッファ容量制御手順と
を前記コンピュータに実行させるためのデータフロー制御プログラム。 - 前記受信データが前記バッファに対して受信または送信する毎に前記バッファのオーバーフロー発生の有無を確認するバッファ監視手順と、
前記バッファ監視手順で、オーバーフロー発生を確認した場合には前記外部機器にデータ送信の停止を指示する停止コマンドを送出する停止コマンド送信手順と、
前記バッファ監視手順で、オーバーフローが発生していない場合には前記バッファの残量を算出するバッファ残量算出手順と
を更に前記コンピュータに実行させるための請求項21記載のデータフロー制御プログラム。 - 前記第1のテーブル設定手順は、前記外部機器に前記停止コマンドが送出されて前記バッファへのデータ流入が停止中であることを示す流入停止中フラグを、前記バッファ使用状態管理テーブルに設定する手順を含み、
前記バッファ残量算出手順の後、
前記バッファ使用状態管理テーブルの前記流入停止中フラグを参照して前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態か否かを確認する流入停止中確認手順と、
前記バッファの残量と前記バッファ使用状態管理テーブルの前記影響度パラメータとを検索キーとして前記バッファ規格テーブルから抽出した前記最適バッファ容量にもとづいて決まるバッファ残量の安全値閾値と危険値閾値を算出する閾値算出手順と、
前記流入停止中確認手順で、前記バッファへの前記受信データの流入が停止していない状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手順で算出した危険値閾値に達している場合に前記停止コマンドを送信し、前記流入停止中確認手順で、前記バッファへの前記受信データの流入が停止している状態を確認した場合には、前記バッファの残量が前記閾値算出手順で算出した安全値閾値に達している場合に、前記外部機器にデータ送信の停止解除を指示する停止解除コマンドを送信するフロー制御コマンド送信手順と
を更に前記コンピュータに実行させるための請求項22記載のデータフロー制御プログラム。 - 通信制御情報である無線制御パラメータ毎に、無線通信環境の悪さを判定する値を示す規定値と、無線通信環境の悪さの程度を数値で示す環境比重度とを無線制御パラメータ規格テーブルに設定する第3のテーブル設定手順と、
前記無線制御パラメータの各値を検出し、前記バッファの残量を算出する通信情報監視手順と、
前記通信情報監視手順で検出した前記無線制御パラメータの各値を前記無線制御パラメータ規格テーブルの前記規定値と比較して、前記規定値を満足しない無線制御パラメータに対応する前記環境比重度を加算して前記バッファ使用状態管理テーブルの前記環境パラメータとして設定する無線制御パラメータ解析手順
を更に前記コンピュータに実行させるための請求項21記載のデータフロー制御プログ ラム。 - 前記外部機器から受信したデータを無線ネットワークに送信する制御を実施中に、あらかじめ決められた時間間隔で前記通信情報監視手順を実行させるタイマ起動手順を更に前記コンピュータに実行させるための請求項24記載のデータフロー制御プログラム。
- 前記無線制御パラメータは、CDMA ( 符号分割多重接続 ) 方式における受信信号に含まれるブロック単位におけるエラーの割合(BLER)、送信電力値、希望波受信電力と干渉信号電力との比(SIR)、電波の強さを評価する希望波受信電力(RSCP)、1チップ当たりの受信信号電力と雑音電力との比(Ec/No)、通信レート、および通信可能な基地局数のいずれか複数を含むことを特徴とする請求項24または請求項25に記載のデータフロー制御プログラム。
- 制御手段のプロセッサが動作するプログラムの動作名毎に、プロセッサの負荷の程度を数値で示す負荷比重度と、バッファ容量制御を優先的に行うかどうかを示す優先モードフラグをプロセッサ負荷規格テーブルに設定する第4のテーブル設定手順と、
あらかじめ決められたプログラムの実行時に、当該プログラムの動作名に対応する前記プロセッサ負荷規格テーブルに設定されたプログラムの動作名と対応して設定された前記負荷比重度を、前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータとして設定する負荷解析手順と、
前記負荷解析手順で前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータを設定すると、前記バッファが使用中で、且つ、前記プロセッサ負荷規格テーブルの前記優先モードフラグが設定されている場合に、前記バッファの残量を算出してから前記最適バッファ容量抽出手順に処理を渡す優先度判断手順と
を更に前記コンピュータに実行させるための請求項21記載のデータフロー制御プログラム。 - 前記負荷解析手順は、前記あらかじめ決められたプログラムの終了時に前記バッファ使用状態管理テーブルの前記負荷パラメータの値を減らす処理を実行することを特徴とする請求項27記載のデータフロー制御プログラム。
- 前記あらかじめ決められたプログラムは、前記移動機のキー操作、ライト点灯、メロディ演奏、カメラ操作、ビデオ操作、セル選択動作およびハンドオーバー制御を含むプロセッサ負荷が上昇するプログラムであることを特徴とする請求項27または請求項28に記載のデータフロー制御プログラム。
- 前記優先モードフラグは、前記セル選択動作および前記ハンドオーバー制御を含む通信制御に関わるプログラムの動作名に対応して付与されていることを特徴とする請求項29記載のデータフロー制御プログラム。
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