JP5561209B2 - 電子機器、及びネットワーク監視プログラム - Google Patents

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本発明は、電子機器、及びネットワーク監視プログラムに関する。
近年、携帯電話機などの無線通信機能を有する電子機器は、通信NW(NetWork:ネットワーク)を常時監視することにより、通信ネットワークへ接続する際に用いる情報であるコンテキスト情報を監視することが知られている。通信ネットワークの電波状態などが変化したら、電子機器には、コンテキスト情報を監視するためのIF(Inter Face)を介して、例えばContextId、PdxAddress、AccessPointName、またはQoS(Quality of Service)などのコンテキスト情報が通知される。
ContextId、PdxAddress、AccessPointName、QoSなどのコンテキスト情報は、第3世代携帯電話システムの標準規格である3GPP(Third Generation Partnership Project)により定められた情報である。
特開2006−121668号公報
ところで、近年の電子機器の開発では、例えば海外で用いられているOS(Operating System:以下、従来OS)をベースに国内要件の機能を付け加えることで開発を行うことが考えられている。この場合、従来OSの改変に追従するために、従来OSからの改変を極力少なくすることが求められている。
例えば、LTE(Long Term Evolution)通信規格では、3G通信規格とは異なり複数のPDN(Packet Data Network)に同時に接続することができる(最大8本)。そのため、LTE通信規格においては、複数のPDNに対応する複数のベアラから同時に通信ネットワークにアクセスできるようにOSの開発を行うことが求められる。なお、ベアラとは、通信ネットワークへの接続先ごとに確立される通信用のコネクションである。
しかしながら、従来OSは複数のベアラへの同時アクセスを想定していないため、ベアラ単位で行うコンテキスト情報の監視では、例えば数MByte単位のメモリの記憶領域(アプリ通知用メモリ)を確保したまま監視を行う。このため、複数のベアラが存在する状況下ではベアラの数に比例した記憶領域を常時占有することとなり、機器全体のメモリの記憶領域の消費が大きくなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、通信ネットワークを監視する際の記憶領域の消費を抑制することができる電子機器、及びネットワーク監視プログラムを実現することを目的とする。
本願の開示する電子機器は、一つの態様において、通信ネットワークの状態変化の監視を要求する監視要求部を備える。また、電子機器は、前記監視要求部によって要求された監視要求に応じて、前記監視要求部へデータを通知するためのインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域より小さい容量の第2の記憶領域を確保し、前記通信ネットワークの状態変化が検出されたら、該状態変化を示すデータを前記第2の記憶領域に格納するとともに、前記第1の記憶領域を確保する呼制御部を備える。また、電子機器は、前記呼制御部によって前記第2の記憶領域に格納されたデータを前記第1の記憶領域に格納するコンテキストアクセサを備える。また、電子機器は、前記第1の記憶領域に格納されたデータに基づいて前記通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行する処理実行部を備える。
本願の開示する電子機器の一つの態様によれば、通信ネットワークを監視する際の記憶領域の消費を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。 図2は、実施例1に係る携帯電話機の機能ブロックを示す図である。 図3は、実施例1に係る携帯電話機の処理の概要を示す図である。 図4は、実施例1に係る携帯電話機の処理を示すフローチャートである。 図5は、実施例2に係る携帯電話機の処理を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する電子機器、及びネットワーク監視プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。例えば、以下の実施例では、電子機器の一例として携帯電話機を挙げて説明するが、これに限らず、無線通信機能を備えた電子機器であればよい。
図1は、実施例1に係る携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、実施例1の携帯電話機100は、アンテナ102、無線通信部104、マイク108、スピーカ110、及び音声入出力部112を備える。また、携帯電話機100は、メモリ130、表示部136、キー制御部138、及びプロセッサ140を備える。
無線通信部104は、アンテナ102を介して音声や文字などの各種データの無線通信を行う。また、音声入出力部112は、マイク108を介して音声を入力するとともにスピーカ110を介して音声を出力する入出力インターフェースである。
メモリ130は、携帯電話機100の各種機能を実行するためのデータを格納するROM(Read Only Memory)132と、各種機能を実行するための各種プログラムを格納するRAM(Random Access Memory)134とを有する。表示部136は、文字や画像などの各種情報を表示する液晶パネルなどの出力インターフェースである。キー制御部138は、携帯電話機100に設けられたキーによる入力操作を受け付ける入力インターフェースである。
プロセッサ140は、ROM132又はRAM134に格納された各種プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等の演算処理部である。プロセッサ140は、ROM132又はRAM134に格納された各種プログラムを実行することにより、上述した無線通信部104、音声入出力部112、表示部136、およびキー制御部138を制御する。なお、プロセッサ140で実行されるプログラムは、ROM132又はRAM134に格納されるだけではなく、CD(Compact Disc)−ROMやメモリ媒体等の頒布できる記録媒体に記録しておき、記録媒体から読み出して実行することができる。また、ネットワークを介して接続されたサーバにプログラムを格納し、サーバ上でプログラムが動作するようにしておいて、ネットワークを介して接続される携帯電話機100からの要求に応じてサービスを要求元の携帯電話機100に提供することもできる。
図2は、実施例1に係る携帯電話機の機能ブロックを示す図である。図2に示すように、携帯電話機100は、プロセッサ140がROM132又はRAM134から各種プログラムを読み出して実行することによって実現される機能ブロックとして、無線制御部202および呼制御部206を備える。また、携帯電話機100は、プロセッサ140がROM132又はRAM134から各種プログラムを読み出して実行することによって実現される機能ブロックとして、コンテキストアクセサ208、ブラウザ部210、表示制御部212、入力制御部218を備える。
なお、図2においては、説明の便宜上、ROM132又はRAM134に格納される各種プログラムを、プログラム部214として表している。また、内部メモリ204は、例えばRAM134の記憶領域のうちの一部の記憶領域に対応するメモリである。内部メモリ204は、後述するアプリ通知用メモリ204a及び監視用メモリ204bを含む。また、データ部216は、例えば携帯電話機100の電話帳のデータ、又はユーザが撮影した画像データなどの各種データが格納されるメモリである。データ部216の各種データは、例えば、ROM132の内部に格納することもできるし、RAM134の内部に格納することもできる。
無線制御部202は、無線通信部104を制御することによって、音声や文字などの各種データの無線通信の制御を実行する。また、無線制御部202は、各地に点在する複数の無線基地局のうちの1または複数の無線基地局との間で電波を送受信するとともに、通信ネットワークの状態変化(例えば電波状態の強弱の変化など)を検出する。
呼制御部206は、例えばブラウザ部210によって要求された監視要求に応じて、第1の記憶領域(アプリ通知用メモリ204a)より小さい容量の第2の記憶領域(監視用メモリ204b)を確保する。また、呼制御部206は、通信ネットワークの状態変化が検出されたら、検出された状態変化を示すデータを第2の記憶領域に格納するとともに、第2の記憶領域より大きい容量の第1の記憶領域を確保する。
コンテキストアクセサ208は、呼制御部206によって第2の記憶領域に格納されたデータを第1の記憶領域に格納する。コンテキストアクセサ208は、呼制御部206によって第2の記憶領域に格納されたデータを第1の記憶領域に書き換えることもできるし、第2の記憶領域に格納されたデータを第1の記憶領域へコピーすることもできる。
ブラウザ部210は、通信ネットワークの状態変化の監視を呼制御部206に要求するとともに、第1の記憶領域に格納されたデータに基づいて通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行する。通信ネットワークの状態変化に応じた処理とは、例えば、携帯電話機100が移動している際に、無線通信を行っている無線基地局Aから受信する電波強度が弱くなったことを検出した場合に、他の無線基地局Bへハンドオーバする処理である。また、通信ネットワークの状態変化に応じた処理とは、例えば、携帯電話機100が受信する電波強度の変化に応じて、表示部136に表示される電波強度を示す画像の表示形態を変更する処理である。
表示制御部212は、表示部136に表示する表示画像に関する制御を実行する。入力制御部218は、携帯電話機100のキーからの入力指令および表示部136の表示上からの入力指令を受け付ける。
続いて、実施例1に係る携帯電話機の処理の概要について説明する。図3は、実施例1に係る携帯電話機の処理の概要を示す図である。図3に示すように、呼制御部206のベアラAは、例えばブラウザ部210のアプリケーションから、ベアラを確保するとともに通信ネットワークの監視を要求する要求信号を受信する(ステップS101)。続いて、ベアラAは、監視用メモリ204bを確保する(ステップS102)。ここで、監視用メモリ204bとは、内部メモリ204の第2の記憶領域に対応する。監視用メモリ204bは、例えば内部メモリ204の数百Byte〜数十KByteの記憶領域に対応する。続いて、ベアラAは、無線制御部202に対して、コンテキスト状態の監視を開始すべき旨の開始信号を送信する(ステップS103)。
同様に、呼制御部206のベアラBは、例えばブラウザ部210のアプリケーションから、ベアラを確保するとともに通信ネットワークの監視を要求する要求信号を受信する(ステップS104)。続いて、ベアラBは、監視用メモリ204bを確保する(ステップS105)。ここで、監視用メモリ204bとは、内部メモリ204の第2の記憶領域に対応する。監視用メモリ204bは、例えば内部メモリ204の数百Byte〜数十KByteの記憶領域に対応する。続いて、ベアラBは、無線制御部202に対して、コンテキスト状態の監視を開始すべき旨の開始信号を送信する(ステップS106)。すなわち、ベアラAとベアラBは並列して無線ネットワークの監視を行う。
次に、無線制御部202は、無線ネットワークの状態が変化したら、状態が変化したことを示す状態変化信号を受信する(ステップS107)。続いて、無線制御部202は、ベアラAに対して、コンテキスト状態の変化の通知を行う(ステップS108)。なお、コンテキスト状態の変化の通知は、例えばバイナリ形式で通知される。続いて、ベアラAは、アプリ通知用のメモリを確保する(ステップS109)。
ここで、アプリ通知用のメモリとは、ブラウザ部210と呼制御部206との間のデータ受け渡し用のインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域に対応する。又は、アプリ通知用のメモリとは、ブラウザ部210とのインターフェースの用に供する記憶領域である。アプリ通知用のメモリは、例えば内部メモリ204の数十KByte〜数MByteの記憶領域に対応する。続いて、ベアラAは、バイナリ形式で通知されたコンテキスト情報を復号化する関数をコールする(ステップS110)。これにより、ベアラAは、監視用メモリ204bに格納されたバイナリ形式のコンテキスト情報を、アプリ通知用のメモリに応じたデータ構造でアプリ通知用のメモリに格納する。そして、ベアラAは、アプリ通知用のメモリのアドレスをブラウザ部210へ通知する(ステップS111)。
同様に、無線制御部202は、状態変化信号を受信したら、ベアラBに対して、コンテキスト状態の変化の通知を行う(ステップS112)。なお、コンテキスト状態の変化の通知は、例えばバイナリ形式で通知される。続いて、ベアラBは、アプリ通知用のメモリを確保する(ステップS113)。ここで、アプリ通知用のメモリとは、ブラウザ部210と呼制御部206との間のデータ受け渡し用のインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域に対応する。アプリ通知用のメモリは、例えば内部メモリ204の数十KByte〜数MByteの記憶領域に対応する。続いて、ベアラBは、バイナリ形式で通知されたコンテキスト情報を復号化する関数をコールする(ステップS114)。これにより、ベアラBは、監視用メモリ204bに格納されたバイナリ形式のコンテキスト情報を、アプリ通知用のメモリに応じたデータ構造でアプリ通知用のメモリに格納する。そして、ベアラBは、アプリ通知用のメモリのアドレスをブラウザ部210へ通知する(ステップS115)。
続いて、実施例1に係る携帯電話機の処理を詳細に説明する。図4は、実施例1に係る携帯電話機の処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、図3で説明した携帯電話機の処理をより具体的に示す図である。図4に示すように、まず、ブラウザ部210で実行されるアプリケーションは、呼制御部206に対して、ベアラを確保するとともに通信ネットワークの監視を要求する要求信号を送信する(ステップS201)。続いて、呼制御部206は、内部メモリ204に対して、監視用メモリ204bを確保する信号を送信することにより(ステップS202)、監視用メモリ204bを確保し(ステップS203)、監視用メモリ204bが確保された旨の信号を受信する(ステップS204)。続いて、呼制御部206は、無線制御部202に対して、コンテキスト状態の監視を開始すべき旨の開始信号を送信する(ステップS205)。
次に、無線制御部202は、無線ネットワークの状態が変化したら、状態が変化したことを示す状態変化信号を受信する(ステップS206)。無線制御部202は、呼制御部206に対して、コンテキスト状態の変化の通知を行う(ステップS207)。ここで、コンテキスト状態の変化の通知は、例えばバイナリ形式で通知される。呼制御部206は、コンテキスト状態の変化の通知を受信したら、コンテキスト状態の変化を示すデータを監視用メモリ204bに格納するとともに、内部メモリ204に対してアプリ通知用メモリ204aを確保する信号を送信する(ステップS208)。これにより、呼制御部206は、アプリ通知用メモリ204aを確保し(ステップS209)、アプリ通知用メモリ204aが確保された旨の信号を受信する(ステップS210)。呼制御部206は、コンテキストアクセサ208に対して、データの変換要求を示す信号を送信する(ステップS211)。
コンテキストアクセサ208は、データの変換要求を示す信号を受信したら、データの変換を行う。例えば、コンテキストアクセサ208は、監視用メモリ204bを参照しながら監視用メモリ204bに格納されたデータをアプリ通知用メモリ204aに書き込むことにより(ステップS212)、データの変換を行う(ステップS213)。そして、コンテキストアクセサ208は、データの変換が終了したら、データの変換が終了したことを示す信号を呼制御部206へ送信する(ステップS214)。
呼制御部206は、データの変換が終了したことを示す信号を受信したら、内部メモリ204に対して、監視用メモリ204bを解放する信号を送信する(ステップS215)。これにより、呼制御部206は、監視用メモリ204bを解放し(ステップS216)、監視用メモリ204bが解放された旨の信号を受信する(ステップS217)。呼制御部206は、監視用メモリ204bが解放された旨の信号を受信したら、アプリ通知用メモリ204aのアドレスをブラウザ部210に対して送信する(ステップS218)。
ブラウザ部210は、アプリ通知用メモリ204aのアドレスを受信したら、受信したアドレスに基づいてアプリ通知用メモリ204aを参照して(ステップS219)、コンテキスト状態の変化に応じた処理を実行する(ステップS220)。ブラウザ部210は、例えば、携帯電話機100が移動している際に、無線通信を行っている無線基地局Aから受信する電波強度が弱くなったというコンテキスト状態の変化を検出した場合に、他の無線基地局Bへハンドオーバする処理を実行する。また、ブラウザ部210は、例えば、携帯電話機100が受信する電波強度の変化に応じて、表示部136に表示される電波強度を示す画像の表示形態を変更する処理を実行する。ブラウザ部210は、内部メモリ204に対して、アプリ通知用メモリ204aを解放する信号を送信する(ステップS221)。これにより、ブラウザ部210は、アプリ通知用メモリ204aを解放し(ステップS222)、アプリ通知用メモリ204aが解放された旨の信号を受信する(ステップS223)。
次に、実施例1に係る携帯電話機において、バイナリ形式で通知されたコンテキスト情報を復号化する処理について、一例を用いて説明する。例えば、アプリ通知用メモリ204aは、ブラウザ部210と呼制御部206との間のデータ受け渡し用のインターフェースであらかじめ設定されたメモリであり、通知され得る情報の最大長の容量が固定で確保されるものとする。これに対して、監視用メモリ204bは、必要最低限の容量が確保される。例えば、アプリ通知用メモリ204aの構成が、ContextIDに1Byte、PdXAddressに256Byte、AccessPointNameに256Byte、QoSに1024Byte×16個が確保されているとする。この場合、アプリ通知用メモリ204aに割り当てられる記憶容量の合計は、16897Byteとなる。
一方、監視用メモリ204bのヘッダ構成を、通知情報ID:1Byte、情報の長さ:1Byte、情報列:XByteと定義したとする。情報列のXByteは、通知される情報に応じて、ContextID:1Byte、PdXAddress:64Byte、AccessPointName:64Byte、QoS:128Byte×2個=256Byteであるとする。すると、ContextIDが通知された場合、監視用メモリ204bのサイズは、通知情報ID:1Byte+情報の長さ:1Byte+情報列:1Byte=3Byteとなる。PdXAddressが通知された場合、監視用メモリ204bのサイズは、通知情報ID:1Byte+情報の長さ:1Byte+情報列:64Byte=66Byteとなる。AccessPointNameが通知された場合、監視用メモリ204bのサイズは、通知情報ID:1Byte+情報の長さ:1Byte+情報列:64Byte=66Byteとなる。QoSが通知された場合、監視用メモリ204bのサイズは、(通知情報ID:1Byte+情報の長さ:1Byte+情報列:256Byte)×2個=516Byteとなる。したがって、監視用メモリ204bの合計サイズは、651Byteとなる。
このように、アプリ通知用メモリ204aは、16897Byteとなり、監視用メモリ204bのサイズは、651Byteとなるので、通信ネットワークの状態変化を待っている間に確保されるメモリの容量を小さくすることができる。
以上のように、実施例1によれば、通信ネットワークを監視する際の記憶領域の消費を抑制することができる。すなわち、実施例1に係る携帯電話機100は、コンテキスト情報をバイナリ圧縮することにより、通信ネットワークを監視する際はバイナリサイズのメモリ(監視用メモリ204b)を確保する(割り当てる)。また、実施例1に係る携帯電話機100は、通信ネットワークの状態の変化の通知を受信した場合には、バイナリ情報を復号化するアクセサ関数を呼びだしアプリに通知を行う。よって、実施例1によれば、通信ネットワークの状態変化が通知された場合のみアプリ通知用メモリ204aの確保(割り当て)を行えばよいので、常時大容量のアプリ通知用メモリ204aを確保するのを回避することができる。
これに加えて、実施例1によれば、通信ネットワークの状態変化の通知を受けた場合に、呼制御部206からの要求に応じてコンテキストアクセサ208がバイナリ情報を復号化してブラウザ部210に通知する。したがって、実施例1によれば、従来OSからの変更箇所をミドルウェア−ベアラ間の狭い範囲に閉じることができるので、従来OSの改変を最小限に留めることができる。言い換えれば、実施例1によれば、呼制御部206の構成を従来OSから改変し、コンテキストアクセサ208の機能を追加するだけで、その他のブロックに改変を要しないため、従来OSからの改変を最小限に抑えることができる。また、実施例1によれば、ベアラにて通信ネットワークの状態を監視するという既存OSのコンセブトを踏襲しながら通信ネットワークの状態を監視することができるので、従来OSからの改変を最小限に抑えることができる。
なお、実施例1は、主に電子装置を中心に説明したが、これに限らず、あらかじめ用意されたネットワーク監視プログラムをコンピュータで実行することによって、上述の実施例1と同様の機能を実現することができる。すなわち、ネットワーク監視プログラムは、無線基地局と無線通信を行う電子機器に、通信ネットワークの状態変化の監視を要求する手順を実行させる。また、ネットワーク監視プログラムは、電子機器に、前記監視の要求に応じて、前記監視の要求元との間のデータ受け渡し用のインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域より小さい容量の第2の記憶領域を確保する手順を実行させる。また、ネットワーク監視プログラムは、電子機器に、前記通信ネットワークの状態変化が検出されたら、該状態変化を示すデータを前記第2の記憶領域に格納するとともに、前記第1の記憶領域を確保する手順を実行させる。また、ネットワーク監視プログラムは、電子機器に、前記第2の記憶領域に格納されたデータを前記第1の記憶領域に格納する手順を実行させる。また、ネットワーク監視プログラムは、電子機器に、前記第1の記憶領域に格納されたデータに基づいて前記通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行する手順を実行させる。なお、ネットワーク監視プログラムは、インターネットなどの通信ネットワークを介してコンピュータに配布することができる。また、ネットワーク監視プログラムは、コンピュータに設けられたメモリ、ハードディスク、その他のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
続いて、実施例2に係る携帯電話機について説明する。実施例2に係る携帯電話機は、呼制御部206とブラウザ部210の処理の一部が実施例1と異なるだけであり、その他は実施例1と同様であるため、実施例1と同様の構成及び同様の処理について重複する説明を省略する。
図5は、実施例2に係る携帯電話機の処理を示すフローチャートである。図5に示すように、ステップS201〜ステップS223までの処理は、実施例1と同様である。実施例2では、ブラウザ部210は、ステップS223において、アプリ通知用メモリ204aが解放された旨の信号(解放信号)を受信すると、呼制御部206に対して解放信号を送信する(ステップS224)。呼制御部206は、ブラウザ部210から、ステップS201の要求信号を並列して複数送信した場合には、ブラウザ部210から解放信号を受信するごとに、アプリ通知用メモリ204aを確保する信号を送信する処理(ステップS208)以降の処理を順次実行する。
実施例2によれば、実施例1に比べてより通信ネットワークを監視する際の記憶領域の消費を抑制することができる。すなわち、仮に8個のベアラを介して並列して通信ネットワークの状態変化を監視する場合に、実施例1と実施例2は、ともに監視中の最大メモリ使用量は、監視用メモリ204bの記憶容量×8となる。
これに対して、実施例1と実施例2は、通信ネットワークの状態変化の通知を受信した後の最大メモリ使用量が異なる。実施例1の場合、通信ネットワークの状態変化の通知時に、各ブラウザ部210 (ベアラ)に対し同時にアプリ通知用メモリ204aを確保するので、最大でアプリ通知用メモリ204aの記憶容量×8のメモリを確保することになる。一方、実施例2ではブラウザ部210はアプリ用通知メモリを解放した後に呼制御部206に解放信号を送り、呼制御部は、解放通知を受け、次のブラウザ部210に対するアプリ通知用メモリ204aの確保を行う。したがって、実施例2によれば、最大メモリ使用量をアプリ通知用メモリ204aの記憶容量×1に抑えることができる。
100 携帯電話機
104 無線通信部
130 メモリ
140 プロセッサ
202 無線制御部
204 内部メモリ
206 呼制御部
208 コンテキストアクセサ
210 ブラウザ部
212 表示制御部

Claims (4)

  1. 通信ネットワークの状態変化の監視を要求する監視要求部と、
    前記監視要求部からの監視要求に応じて、前記監視要求部へデータを通知するためのインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域より小さい容量の第2の記憶領域を確保し、前記通信ネットワークの状態変化が検出されたら、該状態変化を示すデータを前記第2の記憶領域に格納するとともに、前記第1の記憶領域を確保する呼制御部と、
    前記呼制御部によって前記第2の記憶領域に格納されたデータを前記第1の記憶領域に格納するコンテキストアクセサと、
    前記第1の記憶領域に格納されたデータに基づいて前記通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行する処理実行部と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記呼制御部は、前記監視要求部が前記通信ネットワークの状態変化の監視を要求する処理を並列して複数実行した場合に、前記第2の記憶領域を確保し、前記状態変化を示すデータを前記第2の記憶領域に格納するとともに前記第1の記憶領域を確保する処理を並列して実行することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記処理実行部は、前記通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行した後に、前記第1の記憶領域を解放し、前記第1の記憶領域が解放されたことを示す解放信号を前記呼制御部に通知し、
    前記呼制御部は、前記監視要求部が前記通信ネットワークの状態変化の監視を要求する処理を並列して複数実行した場合に、前記処理実行部から前記解放信号を受信するごとに、前記第1の記憶領域を確保する処理を順次実行する請求項1に記載の電子機器。
  4. 無線基地局と無線通信を行う電子機器に、
    通信ネットワークの状態変化の監視を要求する手順と、
    前記監視の要求に応じて、前記監視の要求元へデータを通知するためのインターフェースであらかじめ設定された第1の記憶領域より小さい容量の第2の記憶領域を確保する手順と、
    前記通信ネットワークの状態変化が検出されたら、該状態変化を示すデータを前記第2の記憶領域に格納するとともに、前記第1の記憶領域を確保する手順と、
    前記第2の記憶領域に格納されたデータを前記第1の記憶領域に格納する手順と、
    前記第1の記憶領域に格納されたデータに基づいて前記通信ネットワークの状態変化に応じた処理を実行する手順と、
    を実行させることを特徴とするネットワーク監視プログラム。
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