JP4190374B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送手段により搬送される被洗浄物を順次取出して洗浄する洗浄装置に関する。より詳しくは、種類の異なる被洗浄物が混在する場合に好適な洗浄装置に関する。
搬送手段により搬送される被洗浄物を順次取出して洗浄する洗浄装置は、従来から広く知られている(特許文献1参照)。この従来技術においては、搬入コンベヤにより搬送される被洗浄物を順次取出し、回転テーブル等の移動可能な支持台に移載して洗浄処理等の所期の処理作業を実施した上、他方の搬出コンベヤより搬出するという方法が採られていた。ところで、種類の異なる被洗浄物を混在した状態で搬送して、これを順次洗浄処理するケースもかなりある。そして、このような場合に、外形だけからでは種類の判別が困難な被洗浄物が混在する場合などには、当該被洗浄物の種類などを明示した書面等を被洗浄物と共に搬送して判別することもよく行われている。前記従来技術の場合には、洗浄処理部への被洗浄物の搬入コンベヤと搬出コンベヤとが別個に設けられていることから、以上のように当該被洗浄物の種類などを明示した書面等を被洗浄物と共に搬送しようとする場合には、その書面を当該被洗浄物の搬入コンベヤから搬出コンベヤへの移動に対応して搬送し得るように工夫しておく必要がある。すなわち、例えば前記書面を当該被洗浄物に対応させながら搬送可能な書面用の搬送機構などの設置が必要とされる。あるいは、人手により書面を搬入コンベヤから搬出コンベヤへ移し変える方法も可能であるが、取扱う被洗浄物の種類が多かったり、種類ごとの個数が変動する場合などには、その手作業が煩わしい作業となり、作業ミスも生じやすいといった問題があった。因みに、被洗浄物と共に搬送する書面を使用しないで、別の方法で個々の被洗浄物の種類を管理する方法もあり得るが、複雑な管理機構が必要とされることになる。
特許第2802783号公報
本発明は、以上のような従来技術の状況に鑑みて開発したものであり、被洗浄物を搬送手段から取出して洗浄処理を実施した後、再び元の搬送位置に戻すように改良して、搬送手段に付した被洗浄物の種類などを明示するための書面等に触れることなく、それらの被洗浄物と書面等との対応関係を維持し得る洗浄装置を提供する。
前記課題を解決するため、本発明では、被洗浄物を搬送する搬送手段と、該搬送手段に並設された洗浄処理部を備え、前記搬送手段にて搬送される被洗浄物を洗浄処理部へ移送して洗浄処理を実施するように構成するとともに、洗浄処理後の被洗浄物を前記搬送手段へ戻すように構成し、かつ前記洗浄処理部は、被洗浄物を受取位置にて前記搬送手段から受取り、洗浄位置を経由して前記受取位置とは異なる位置の取出位置へ移動する移動機構を備え、前記搬送手段は、洗浄処理後の被洗浄物が該搬送手段へ戻る間に、その被洗浄物が洗浄処理部への移送前に置かれていた位置が、洗浄処理後の被洗浄物が搬送手段上に戻される位置へ前進するように駆動され、洗浄処理後の被洗浄物が搬送手段上の移送前に置かれていた位置へ戻るように構成するという技術手段を採用した。前記移動機構を回転テーブルから構成し、その回転テーブルを、少なくとも被洗浄物の受取位置及び取出位置に停止するように構成するとともに、該回転テーブルの回転時に同時に前記搬送手段を駆動するように構成してもよい。
本発明によれば、以上のように、被洗浄物の洗浄処理部への搬入用の搬送手段と洗浄処理部からの搬出用の搬送手段として同じ搬送手段を用い、その搬送手段を、被洗浄物が洗浄処理部を経て前記搬送手段に戻る間に、当該被洗浄物が前記洗浄処理部へ移送される前に置かれていた位置が洗浄処理後の被洗浄物が戻される位置へ前進するように駆動して、洗浄処理後の被洗浄物が移送前に置かれていた元の位置に戻るように構成したので、被洗浄物の種類などを明示した書面等に一切触れることなく、被洗浄物と前記書面との対応関係を維持することが可能である。したがって、外形だけからでは種類の判別が困難な被洗浄物が混在する場合などにおいても、特段の作業負担を伴うことなく、前記書面を通じて当該被洗浄物の種類等を的確に判別することができ、作業性の向上が可能である。

被洗浄物を搬送する搬送手段としては、個々の被洗浄物の搬送空間が確保される形態のものであれば、適宜の搬送方式の採用が可能である。このように個々の被洗浄物に対応した搬送空間が確保される形態のものであれば、本発明の適用により、搬送手段の特定の搬送空間から被洗浄物を取出し、洗浄処理を実施した後に再び元の同じ搬送空間に戻すことが可能になる。前記洗浄処理部は、被洗浄物を前記搬送手段から受取り、洗浄位置を経由して取出位置へ移動する回転テーブル等の移動機構を備える。その洗浄処理部は、一組の移動機構から構成してもよいし、複数組の移動機構を設置して、それらの間を接続する適宜の中間受渡し機構により被洗浄物を次の移動機構へ移送するように構成したものでもよい。前記搬送手段から受渡された被洗浄物が、移動機構により洗浄位置における洗浄処理を経由して取出位置、複数組の移動機構を設置した場合には最後部の取出位置から搬送手段の搬送面上へ移動する間に、当該被洗浄物が洗浄処理部へ移送される前に置かれていた搬送空間が順次戻し位置へ前進するように搬送手段を駆動することにより、洗浄処理後の被洗浄物が元の同じ位置に戻るように設定する。前記移動機構を回転テーブルから構成し、その回転テーブルを、少なくとも被洗浄物の受取位置及び取出位置に停止するように構成するとともに、該回転テーブルの回転時に同時に前記搬送手段を駆動するように構成してもよい。なお、洗浄位置における洗浄工程に関しては、回転テーブルを停止させた状態で洗浄を行うように構成してもよいし、回転テーブルを回転させながら洗浄を行うように構成してもよい。
図1は本発明の第1実施例の要部を示した平面図である。本実施例では、搬送手段からの被洗浄物を受取位置にて受取り、洗浄位置での洗浄処理を経て、取出位置へと移動する移動機構として回転テーブルを採用し、その回転テーブルを2組設置してそれぞれの洗浄位置にて洗浄処理を行うように構成した場合を示した。図中、1はベルトコンベヤ等の搬送手段であり、その搬送面2上に適宜間隔をあけて設置した前後の仕切部材3,4間に個々の搬送空間5を形成し、それぞれの搬送空間5に被洗浄物6を載置して搬送するように構成している。なお、7は各搬送空間5に対応して付された当該被洗浄物6の種類などを明示した書面を示したものであり、それぞれの搬送空間5に付すようにしてもよいし、同じ種類からなるロットごとに付すようにしてもよい。洗浄処理部の前後には、搬送手段1にて搬送される被洗浄物6を順次取出して洗浄処理部へ移送するための取出し機構8と、洗浄処理部にて洗浄処理が終了した被洗浄物6を搬送手段1に戻すための戻し機構9を設置している。
前記取出し機構8と戻し機構9との間には、前記移動機構として本実施例では2組の回転テーブル10,11を配設し、それらを同期して間欠的に回転駆動するように構成している。そして、それらの回転テーブル10,11には、本実施例では、それぞれ3個ずつのホルダ12,13を120度ずつずらして回転可能に配設し、それらのホルダ12,13に備えた3個ずつの保持爪14,15により被洗浄物6を保持するように構成した。回転テーブル10は、矢印で示した方向に120度ずつ間欠的に回転して停止し、この回転テーブル10の回転によりホルダ12は受取位置(イ)、洗浄位置(ロ)、取出位置(ハ)へと順次移動することになる。受取位置(イ)では、取出し機構8を介して移送される被洗浄物6をその受取位置(イ)に停止するホルダ12の保持爪14により保持することによりホルダ12への受渡しが行われる。洗浄位置(ロ)では、保持爪14により被洗浄物6を保持したまま、当該ホルダ12をその外周面に形成されたギヤ16に駆動ギヤ17を歯合させて回転駆動することにより、被洗浄物6を回転しながら洗浄処理を実施するように構成した。その洗浄位置(ロ)での洗浄処理が終了した被洗浄物6は取出位置(ハ)へ移動される。
前記取出位置(ハ)においては、前記取出し機構8や戻し機構9と同様の構成からなる中間受渡し機構18により被洗浄物6をホルダ12から取出して、回転テーブル11側の受取位置(ニ)に停止するホルダ13へ移送し、そのホルダ13の保持爪15により保持することにより、回転テーブル11側への受渡しが行われる。この受渡しにおいて、回転テーブル10側の取出位置(ハ)における保持爪14と回転テーブル11側の受取位置(ニ)における保持爪15を異なる回転角度で停止するように設定すれば、保持爪14と保持爪15による被洗浄物6の保持位置が変化することから、それらの保持爪14,15の陰による洗浄もれを防止することができる。そして、回転テーブル11側の受取位置(ニ)に停止したホルダ13へ受渡された被洗浄物6は、上述の回転テーブル10による場合と同様に、回転テーブル11の間欠的な回転により洗浄位置(ホ)へ移動し、当該ホルダ13の外周面に形成されたギヤ19と駆動ギヤ20の歯合による回転駆動によって回転状態での洗浄処理を受けた後、さらに回転テーブル11の間欠的な回転により最後部の取出位置(ヘ)へ移動して、前記戻し機構9を介して搬送手段1の搬送面2上に設置された仕切部材3,4間に形成される元の搬送空間5に戻されることになる。
図2は前記取出し機構8の部分を拡大して示した図1中に指示したA方向からみた矢視図である。図示のように、本実施例における取出し機構8は、水平方向に設置された案内ロッド21,22に沿って摺動自在に支持されたスライド支持体23を有し、このスライド支持体23に設置したボールネジ機構等に螺合した送りネジ軸24を駆動モータ25により回転駆動することにより、水平方向に移動し得るように構成した。また、スライド支持体23には、その適宜位置に設置したエアシリンダ等の駆動手段により昇降する昇降軸26,27を介して被洗浄物6を保持する保持手段を設けた。本実施例では、その被洗浄物6の保持手段に関する具体的手段として、昇降軸26,27の下端部に固着した取付板28を介して二つの支軸29,30を備えた支持部材31を昇降可能に支持し、それらの支軸29,30に回動自在に枢着した一対の略コ字状部材32,33の先端部に被洗浄物6に適合する保持爪34,35を設け、それらの保持爪34,35を開閉することにより被洗浄物6を保持したり解放したりできるように構成した。また、その開閉駆動機構として、前記取付板28にエアシリンダ等からなる開閉用の駆動手段36を設置し、該駆動手段36の出力軸37に対して連結ピンによりリンク部材38,39を回動自在に連結するとともに、それらのリンク部材38,39の他端部に前記略コ字状部材32,33に一体的に形成された垂下部40,41を連結ピンにより回動自在に連結した。
しかして、前記駆動手段36の出力軸37を下方へ突出した状態では、図示のように略コ字状部材32,33が支軸29,30を中心に互いに内側へ回動し、保持爪34,35を閉じて被洗浄物6を両側から挟持する。被洗浄物6の保持を解放する場合には、駆動手段36の出力軸37を上方へ引込め、略コ字状部材32,33を逆に支軸29,30を中心に互いに外側へ回動することにより可能である。因みに、本実施例は、被洗浄物6としてプラスチックレンズ成型用のモールドを洗浄する場合を例示したものであり、保持爪34,35に形成したV字状の凹部により前記モールドの外周部を保持するように構成している。本実施例では、以上のように被洗浄物6としての前記モールドの外周部を保持するように構成したので、吸着手段により保持する場合に伴う厄介なウォーターマークなどの保持手段によるよごれの発生を防止することができる。
次に、前記ホルダ12,13に設置した被洗浄物6の保持機構に関して説明する。図3は図1中に指示したB−B断面において回転テーブル10側の部分を示したものである。図示のように、回転テーブル10上に設置される各ホルダ12は、中央部に立設した支柱42と120度ずつ隔てて立設した3本の周辺部の支柱43を有する。それらの中央部の支柱42と周辺部の3本の各支柱43との間にはそれぞれ案内ロッド44,45が設けてある。これらの案内ロッド44,45に沿って摺動可能に支持した3個のスライド支持体46のそれぞれの上方部には前記保持爪14が付設してあり、各保持爪14に形成したV字状の凹部により前記被洗浄物6の外周部を保持するように構成している。中央部の支柱42の軸心部には昇降軸47が挿通してあり、その昇降軸47の上端部に設置した当接板48により、周辺部の支柱43に設けた支持部材49に支軸50を介して回動自在に支持したL字状部材51の一端部を押動することによって、その他端部でスライド支持体46を案内ロッド44,45に沿って摺動させ、各保持爪14の開閉を行うように構成した。図示のように、受取位置(イ)及び取出位置(ハ)の昇降軸47の下方には、エアシリンダ等の駆動手段52により軸受53によって昇降可能に支持された昇降駆動軸54の上端部に設けた押上げ部材55の両端部が位置し、本実施例ではその押上げ部材55の両端部に設置した押上げ軸部56,57により前記受取位置(イ)及び取出位置(ハ)の昇降軸47の下端部を押上げ可能に構成している。なお、それぞれのスライド支持体46と支柱43との間には、案内ロッド44,45に外嵌したスプリング等の付勢手段が設置してあり、スライド支持体46を中央部側に押圧して各保持爪14をそれぞれ閉じる側に付勢するように構成している。そして、図4に示したように、回転テーブル11側のホルダ13における被洗浄物6の保持機構に関しても、以上の回転テーブル10側のホルダ12の場合と同様の保持機構を採用している。
しかして、回転テーブル10,11が停止した状態において、前記取出し機構8による、搬送手段1から受取位置(イ)に停止するホルダ12に対する被洗浄物6の搬入動作と、前記中間受渡し機構18による、回転テーブル10側の取出位置(ハ)のホルダ12から回転テーブル11側の受取位置(ニ)に停止するホルダ13への被洗浄物6の受渡し動作と、前記戻し機構9による、回転テーブル11側の取出位置(ヘ)のホルダ13から搬送手段1への被洗浄物6の搬出動作を同時並行的に実施する。この場合、回転テーブル10,11が停止した直後には、昇降駆動軸54は駆動手段52により下降位置にセットされた状態にあり、押上げ部材55の両端部に設置した押上げ軸部56,57は昇降軸47から離間した状態にある。すなわち、受取位置(イ)及び取出位置(ハ)のホルダ12と、受取位置(ニ)及び取出位置(ヘ)のホルダ13は、それぞれ3個の保持爪14,15が閉じた状態にある。因みに、この時点では、受取位置(イ)及び(ニ)には被洗浄物6は未だ存在しない。
次に、駆動手段52により昇降駆動軸54を上昇させ、押上げ部材55の両端部に設置した押上げ軸部56,57を各昇降軸47の下端面に当接させて押上げると、その昇降軸47の上端部に設置した当接板48によりL字状部材51が回動してスライド支持体46を前記付勢手段に抗して案内ロッド44,45に沿って外側へ摺動し、各保持爪14,15を開いて解放状態にセットする。この保持爪14,15が開いた解放状態において、前記取出し機構8により搬送手段1から被洗浄物6を取出して受取位置(イ)のホルダ12へ移送する、被洗浄物6の保持位置へのセット動作と、前記中間受渡し機構18により取出位置(ハ)のホルダ12から被洗浄物6を取出して受取位置(ニ)のホルダ13へ移送する、被洗浄物6の取出し及び保持位置へのセット動作と、前記戻し機構9により取出位置(ヘ)のホルダ13から被洗浄物6を取出して搬送手段1へ移送する搬出動作が並行して行われる。
しかる後、駆動手段52により昇降駆動軸54を下降させ、押上げ部材55の両端部に設置した押上げ軸部56,57に当接した各昇降軸47を下降させると、スライド支持体46に作用する前記付勢手段の付勢力によりL字状部材51が逆に回動し、前記スライド支持体46が案内ロッド44,45に沿って内側へ摺動して各保持爪14,15を閉じ、被洗浄物6に対する保持状態にセットされる。この保持爪14,15の保持状態においては、押上げ部材55の両端部に設置した押上げ軸部56,57は各昇降軸47の下端面から離間し、回転テーブル10,11の回転が可能な状態となる。因みに、洗浄位置(ロ)及び(ホ)では、以上の受取位置(イ)、取出位置(ハ)、受取位置(ニ)及び取出位置(ヘ)における被洗浄物6の受渡し動作と並行して洗浄処理が実施されることになる。
次に、洗浄位置(ロ)及び(ホ)における洗浄処理に関して説明する。図5は洗浄位置(ロ)における洗浄状態を例示したものであり、本実施例では洗浄ノズル58による被洗浄物6の上面に対する洗浄と、洗浄ノズル59による被洗浄物6の側面に対する洗浄が行われる。また、図6は洗浄位置(ホ)における洗浄状態を例示したものであり、洗浄ノズル60による被洗浄物6の下面に対する洗浄と、洗浄ノズル61による被洗浄物6の側面に対する洗浄が行われる。因みに、本実施例では洗浄ノズル59,61により被洗浄物6の側面に対する洗浄を2回実施することにより被洗浄物6の側面に多く付着するバリ等をより的確に除去し得るように構成したが、洗浄ノズルの設置数や設置位置は場合に応じて適宜の変更が可能である。そして、洗浄位置(ロ)及び(ホ)における洗浄処理時には、図1に示したように、洗浄室の底面の下方に設置したエアシリンダ等からなる駆動手段62,63によりレバー64,65を回動して、前記駆動ギヤ17,20をホルダ12,13の外周面に形成されたギヤ16,19に歯合させる。これと前後して、図7の部分拡大図で示したように、回転テーブル10,11に形成された孔66を貫通してホルダ12,13に形成された孔67に挿入された係止ピン68を、その係止ピン68に設置した回転ローラ69に対して上方から係合する前記レバー64,65に設けたカム板70の斜面によりスプリング71の弾力に抗して押下げ、前記ホルダ12,13に形成された孔67との係合から離脱させる。この孔67と係止ピン68の係合の解除により、ホルダ12,13の回転が可能となり、モータ等により駆動される図1の駆動ギヤ72,73にタイミングベルト等の伝動手段74,75を介して連係されたギヤ76,77を回転し、さらに同軸に固定された前記駆動ギヤ17,20を介して前記ホルダ12,13を回転駆動することが可能となる。
洗浄位置(ロ)及び(ホ)においては、前記駆動ギヤ17,20と歯合するギヤ16,19を介してホルダ12,13と共に被洗浄物6を回転しながら洗浄処理することになる。そして、洗浄処理が終了した場合には、例えばホルダ12,13の回転数制御や、光電センサ等により検出される回転位置データによる停止位置の制御などにより、それらのホルダ12,13に形成された孔67が回転テーブル10,11に形成された孔66に合致するようにホルダ12,13を自動停止させる。しかる後、駆動手段62,63によりレバー64,65を回動して、ホルダ12,13側のギヤ16,19から駆動ギヤ17,20を離間するとともにカム板70を後退させることにより、前記係止ピン68がスプリング71の弾力により孔67に挿通され、ホルダ12,13の回転が阻止された状態にセットされる。
次に、各工程の動作タイミングに関して説明する。図1に示したように、工程(1)では、搬送手段1の取出位置に搬送された当該被洗浄物6の外周部を前記取出し機構8の保持爪34,35により保持して搬送空間5から取出し、さらに前記受取位置(イ)へ移送してホルダ12への受渡しが行われる。工程(2)では、回転テーブル10を間欠的に回転して、受取位置(イ)にて受渡された被洗浄物6をホルダ12に保持したままの状態で洗浄位置(ロ)に移動し、しかる後駆動ギヤ17により前記ホルダ12を回転しながら洗浄処理が行われる。また、以上の洗浄動作と並行して、搬送手段1を間欠的に前進させ、前記搬送空間5を次の位置まで前進させる。さらに、本工程における前記回転テーブル10の間欠的な回転に伴って、取出位置(ハ)から空のホルダ12が受取位置(イ)に移動し、次の被洗浄物6の受取りの準備が行われる。工程(3)では、回転テーブル10を更に間欠的に回転して、洗浄位置(ロ)にて洗浄処理が終了した被洗浄物6を取出位置(ハ)へ移動する。本工程の場合にも、以上の動作と並行して、搬送手段1を間欠的に前進させ、前記搬送空間5を次の位置まで前進させる。工程(4)では、中間受渡し機構18により取出位置(ハ)の被洗浄物6を取出して回転テーブル11側の受取位置(ニ)へ移送して、ホルダ13への受渡しが行われる。本工程では搬送手段1の前進は行われない。
回転テーブル11側における工程(5)及び工程(6)では、前記工程(2)及び工程(3)と同様の動作が行われ、先の洗浄位置(ロ)での洗浄処理と、本洗浄位置(ホ)での洗浄処理の2回の洗浄処理が終了した洗浄処理済みの被洗浄物6が取出位置(ヘ)に移動される。また、この間に搬送手段1が2回間欠的に前進され、前記搬送空間5が被洗浄物6の戻し位置まで前進する。工程(7)では、前記戻し機構9により取出位置(ヘ)の洗浄処理済みの被洗浄物6を取出して、搬送手段1の戻し位置まで前進している前記搬送空間5上へ移動し、受渡しが行われる。以上により全工程が終了し、洗浄処理済みの被洗浄物6は元の搬送空間5へ受渡されることになる。なお、以上の説明では、1つの被洗浄物6に着目して説明したが、実際には、搬送手段1により次々に搬送される被洗浄物6を順次取出して、以上の工程(1)〜(7)が連続的に並行して行われることになる。
図8は本発明の第2実施例の要部を示した概略平面図である。図中、78はベルトコンベヤ等の搬送手段であり、前記搬送手段1と同様に、その搬送面79上に適宜間隔をあけて設置した前後の仕切部材80,81間に個々の搬送空間82を形成し、それぞれの搬送空間82に被洗浄物83を載置して搬送するように構成している。図示のように、搬送手段78の側方には洗浄処理部84が並設されており、搬送手段78にて搬送される被洗浄物83を順次洗浄処理部84へ移送して洗浄処理を実施する。その搬送手段78から被洗浄物83を取出して洗浄処理部84へ移送するための取出し機構及び逆に洗浄後の被洗浄物83を洗浄処理部84から取出して搬送手段78へ移送するための戻し機構に関しては、前記第1実施例における取出し機構8及び戻し機構9と同様の機構が用いられる。そして、本実施例に係る洗浄処理部84の場合には、図示のように、チェーンコンベヤ等からなる無端状の軌道を走行する走行機構85上に所定間隔をあけて複数のホルダ86を回転可能な状態に設置し、それらのホルダ86により被洗浄物83を保持して走行機構85の軌道上を間欠的に移動するように構成されている。すなわち、本実施例では、被洗浄物83を搬送手段78から受取り、洗浄工程を経由して取出位置へ移動する移動機構として、無端状の走行機構85と、その上に所定間隔をあけて設置した8個の回転可能なホルダ86を採用した。なお、本実施例では、1個のホルダ86に1個の被洗浄物83を保持する場合を例示したが、1個のホルダ86に複数個の被洗浄物83を保持する形態も可能である。
しかして、本実施例の場合には、当該被洗浄物83が搬送手段78の取出位置(ト)に搬送されて停止すると、その被洗浄物83は図示しない取出し機構により取出して洗浄処理部84の受取位置(チ)にあるホルダ86へ移送される。ホルダ86へ受渡された当該被洗浄物83は、適宜の保持手段を介してホルダ86に固定され、走行機構85の間欠的な移動により、第1洗浄位置(リ)、さらに第2洗浄位置(ヌ)へと移動し、それらの第1洗浄位置(リ)及び第2洗浄位置(ヌ)において回転しながら所期の洗浄処理が実施される。洗浄処理が済んだ被洗浄物83は、さらに取出位置(ル)へ進み、図示しない戻し機構により取出され、この間に搬送手段78の戻し位置(ヲ)に進んでいる、当該被洗浄物83が洗浄処理部84への移送前に置かれていた搬送空間82に戻される。これにより、洗浄処理後の被洗浄物83は搬送手段78の元の位置に戻されることになる。
本発明の第1実施例の要部を示した平面図である。 図1中に指示したA方向からみた矢視図である。 図1中に指示したB−B断面における一方の回転テーブル部分を示した断面図である。 同B−B断面における他方の回転テーブル部分を示した断面図である。 洗浄位置(ロ)における洗浄状態を例示した説明図である。 洗浄位置(ホ)における洗浄状態を例示した説明図である。 ホルダの回転停止機構の部分を示した部分拡大図である。 本発明の第2実施例の要部を示した概略平面図である。
符号の説明
1…搬送手段、2…搬送面、3,4…仕切部材、5…搬送空間、6…被洗浄物、7…書面、8…取出し機構、9…戻し機構、10,11…回転テーブル、12,13…ホルダ、14,15…保持爪、16…ギヤ、17…駆動ギヤ、18…中間受渡し機構、19…ギヤ、20…駆動ギヤ、21,22…案内ロッド、23…スライド支持体、24…送りネジ軸、25…駆動モータ、26,27…昇降軸、28…取付板、29,30…支軸、31…支持部材、32,33…略コ字状部材、34,35…保持爪、36…駆動手段、37…出力軸、38,39…リンク部材、40,41…垂下部、42,43…支柱、44,45…案内ロッド、46…スライド支持体、47…昇降軸、48…当接板、49…支持部材、50…支軸、51…L字状部材、52…駆動手段、53…軸受、54…昇降駆動軸、55…押上げ部材、56,57…押上げ軸部、58〜61…洗浄ノズル、62,63…駆動手段、64,65…レバー、66,67…孔、68…係止ピン、69…回転ローラ、70…カム板、71…スプリング、72,73…駆動ギヤ、74,75…伝動手段、76,77…ギヤ、78…搬送手段、79…搬送面、80,81…仕切部材、82…搬送空間、83…被洗浄物、84…洗浄処理部、85…走行機構、86…ホルダ

Claims (2)

  1. 被洗浄物を搬送する搬送手段と、該搬送手段に並設された洗浄処理部を備え、前記搬送手段にて搬送される被洗浄物を洗浄処理部へ移送して洗浄処理を実施するように構成するとともに、洗浄処理後の被洗浄物を前記搬送手段へ戻すように構成し、かつ前記洗浄処理部は、被洗浄物を受取位置にて前記搬送手段から受取り、洗浄位置を経由して前記受取位置とは異なる位置の取出位置へ移動する移動機構を備え、前記搬送手段は、洗浄処理後の被洗浄物が該搬送手段へ戻る間に、その被洗浄物が洗浄処理部への移送前に置かれていた位置が、洗浄処理後の被洗浄物が搬送手段上に戻される位置へ前進するように駆動され、洗浄処理後の被洗浄物が搬送手段上の移送前に置かれていた位置へ戻るように構成したことを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記移動機構は回転テーブルからなり、該回転テーブルは、少なくとも被洗浄物の受取位置及び取出位置に停止するように構成するとともに、該回転テーブルの回転時に同時に前記搬送手段を駆動するように構成した請求項1に記載の洗浄装置。
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