JP4188924B2 - 場の管理装置および場の管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが有している物品、店の売場における商品などに貼付されている無線タグを用いて場の管理を自動的に行うことのできる場の管理装置および場の管理方法に関するものである。
従来において、GPSや各種センサ等を利用して移動するユーザの位置を特定し、その位置に関連するアプリケーション開発を支援する技術が開発されている。位置依存アプリケーション開発支援技術として、以下の非特許文献1に記載されている技術が挙げられる。この非特許文献1に記載されている技術は、特定の場所、例えば、ギャラリー、カフェなどの存在位置に応じたハイパーテキストのリンクを行うことができるものである。このような技術によりユーザは自分の位置に応じたサービスを享受することが可能となる。
また、商品に無線タグを備え付け、商品管理を適切に行おうとする技術として、特許文献1に記載されている技術がある。この特許文献1には、無線タグに記憶されている商品情報を適宜変更することにより、商品の鮮度の管理、商品価格の変更を容易に実現することが記載されている。
特開2002−83369号公報 N. Davies, H. Cheverst, K. Mitchell, and A. Efrat, "Using and determining location in a context-sensitive tour guide", IEEE Computer, (USA), Vo134, No.8, p.35-41
私たちが生活する実世界には私たちにとって意味のある空間が存在する。例えば店舗の売場、仕事場などがある。このように人にとって意味のある空間をここでは場と呼ぶ。場の特徴は、なんらかのイベントや実世界の変化によって生成・除去されることにある。例えば、生鮮食品売り場の商品に対して、店員が値引きシールを貼ることで、そこに割引商品売り場が生成する。また店員が値引きシールを剥がす、もしくは値引き商品が完売することで、割引商品売り場が消滅する。
また、会社における机と椅子からなる席は、あるユーザの仕事場であるが、その仕事場は席に固定されるものではない。すなわち、誰かと打合せをする場合、打合せコーナにユーザが行くと、その場所が仕事場になり、場というのは常に変化していくものである。
このように、「場」は人の主観的な情報、場の周囲の環境、および場に配置される物品をもとに人が決定し、またその管理は人手により直接行われており、また管理すら行われない場合もあった。例えば、店舗の売場に設定されている看板・パネルに従業員が手作業でラベルを張り、または剥がすことにより、その場を特定するよう管理しており、上述の仕事場においては、どこが仕事場であってもそれは誰が管理しているというものではなかった。
このように、人の主観的な情報、場の周囲の環境、および場に配置される物品を使って人手により管理していたことから、その管理に手間がかかるものであり、また場に対応したサービスを自動的にユーザは受けたいと思う場合であっても、そのようなサービスを受けることはできなかった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決し、場の管理を自動的に行うよう制御することのできる場の管理装置および場の管理方法を提供することを目的とする。
本発明の場の管理装置は、人の主観的な情報、周囲の環境、および配置される物品に応じて、人にとっての意味が変化する空間のことを指す場の属性を把握し、管理するための場の管理装置であって、物品の属性情報と無線タグIDと対応付けて記憶される物品属性記憶手段と、物品の属性情報と場の属性との関連度が属性推論ルールとして記憶される属性推論ルール記憶手段と、無線タグリーダの受信可能範囲で画定される場の領域内にある複数の物品の一つ一つに付加されている無線タグの無線タグIDを、無線タグリーダによって受信する受信制御手段と、受信制御手段によって受信された無線タグIDをキーにして、物品属性記憶手段から当該無線タグIDに関連する物品の属性情報を取得し、属性推論ルール記憶手段を参照して、取得された物品の属性情報が含まれる属性推論ルールの関連度を求め、この関連度に応じて場の属性を決定する属性決定手段と、を備えている。
また、本発明の場の管理方法は、人の主観的な情報、周囲の環境、および配置される物品に応じて、人にとっての意味が変化する空間のことを指す場の属性を自動的に把握し、管理するための場の管理方法であって、受信制御手段が、無線タグリーダの受信可能範囲で画定される場の領域内にある複数の物品の一つ一つに付加されている無線タグの無線タグIDを、無線タグリーダによって受信する受信ステップと、属性決定手段が、物品の属性情報と無線タグIDと対応付けて記憶される物品属性記憶手段から、受信制御手段によって受信された無線タグIDをキーにして当該無線タグIDに関連する物品の属性情報を取得する取得ステップと、属性決定手段が、物品の属性情報と場の属性との関連度が属性推論ルールとして記憶される属性推論ルール記憶手段を参照して、取得ステップにおいて取得された物品の属性情報に関する場の属性の関連度を求め、この関連度に応じて場の属性を決定する決定ステップと、を備えている。
本発明の上述構成において、物品に付加された無線タグの無線タグIDに対応する物品の属性情報より、場の属性を決定することで、人の手により場の属性を管理することなく、場の属性(例えば、鮮魚売場、安売りコーナ、仕事場など)を自動的に把握して、管理することができる。
さらに、本発明の上述構成において、属性推論ルール情報を用いて適切な場の属性決定のためのルール作りをしておくことで、きめ細かな属性決定のための制御を実現することができる。
また、本発明の場の管理装置は、場の属性に関する場の属性情報であって、無線タグIDを含む場の属性情報記憶される場属性情報記憶手段と、場属性情報記憶手段に記憶されている場の属性情報と受信制御手段で受信した現在の無線タグIDの場の属性情報とを比較し、場の属性に変更があったと判断できる場合は、場属性情報記憶手段に記憶される場の属性情報を更新する更新手段とを備えている。
本発明の上述構成において、場の属性情報を記憶し、場の属性に変更があってもこれを適切に更新することで、場の属性の管理を適切に行うことができる。
また、本発明の場の管理装置は、場属性情報記憶手段において、場を識別するための場IDと、当該場で検出された無線タグIDと対応付けて記憶されており、更新手段は、受信制御手段で受信した場の領域内に存在する無線タグの無線タグIDと、場属性情報記憶手段に記憶されている当該場の領域内の無線タグIDとを比較して、両者に変化が生じた場合、または物品属性記憶手段が更新され無線タグIDに対応付けられた物品の属性に変化が生じた場合、場の属性に変更があったと判断する構成を備えている。
本発明の上述構成において、上記場の領域内に存在する無線タグに変化が生じた場合、または無線タグに記憶される物品の属性に変化が生じた場合、場の属性を変更させることで、適切な場の属性を記憶している場属性情報記憶手段を更新することができ、きめ細かな場の管理を行うことができる。
また、本発明の場の管理装置は、属性決定手段において、取得した物品の属性情報を利用して、次の式(1)により全ての物品の属性について共通属性度を算出し、
Figure 0004188924

共通属性度が一定値以上となる物品の属性を、当該場における物品の共通属性と認定し、属性推論ルール記憶手段を参照して、物品の共通属性thing j が含まれる属性推論ルールの関連度relationship l,j を用いることで、場の属性place l が存在する確率probability(y)を次の式(2)により算出し、
Figure 0004188924

確率が最大となる場の属性を、当該場の属性として決定することができる。
本発明の上述構成において、物品の属性の共通性を見出し、場の属性を判断することで、適切な場の属性を決定することができる。
また、本発明の場の管理装置は、過去に消滅した場の属性情報の履歴格納される場履歴格納手段と、受信制御手段で受信した無線タグIDと前記場履歴格納手段に格納された場の属性情報の中の無線タグIDとが一致していたと判定した場合、物品が所定の場から別の場に移動したことを判定する場移動判定手段と、をさらに備えている。
本発明の上述の構成において、記憶手段に記憶される情報に基づいて、物品が移動し、場の属性の変化があったことを検出することにより、場の移動を判定することができ、適切な場の管理を行うことができる。
本発明の上述構成において、過去に消滅した場の属性情報(無線タグIDを含む)を格納することで、適切に場の移動を判断することができる。
本発明の場の管理装置は、場の領域内にある物品の属性情報と前記場の属性情報の組み合わせから場の属性推論ルールを学習により自動的に生成する属性推論ルール学習手段をさらに備えている。
本発明の上述構成において、物品の属性情報から場の属性情報を推論するための推論ルールを自動的に生成することができ、手動による推論ルール作成といった煩雑な作業を軽減することができる。
また、本発明の場の管理装置は、上述した属性推論ルール学習手段において、各物品の属性情報と場の属性情報との関連度を学習により特定する。
本発明の上述構成において、物品の属性情報と場の属性情報の関連度を用いて、物品の属性情報から場の属性情報を自動的に推論することができる。
さらに、本発明の場の管理装置は、前記属性決定手段において、前記属性推論ルール学習手段により特定された関連度が格納された属性推論ルール格納手段を参照して、前記各物品から成る物品集合と最も関連度の高い場の属性を決定する。



本発明の上述構成において、物品の属性と場の属性との関連度から、自動的に場の属性を特定することができる。
さらに、本発明の場の管理装置は、前記物品属性格納手段において、物品の属性情報として記載された用語間の関係性を定義するオントロジを格納する。
本発明の上述構成において、複数の物品の異なる属性を、オントロジによる用語間の関係性により、同一の属性にまとめることができる。
本発明によれば、物品に付加された無線タグの無線タグIDに対応する物品の属性情報より、場の属性を決定することで、人の手で場の属性を管理することなく、場の属性(例えば、鮮魚売場、安売りコーナ、仕事場など)を自動的に把握し、管理することができる。
まず、「場」および本発明の概要について説明する。なお、本発明における「場」とは、人にとって意味のある空間と定義づける。
図1に、店舗における売場の概念図を示す。後述するように、無線タグリーダAは、無線タグを介して領域31に存在する物品の一種である商品A、商品B、商品Cを検出し、場の管理装置100は、これを認識することができる。また、無線タグリーダBは、無線タグを介して領域32に存在する商品D、商品Eを検出し、場の管理装置100は、これを認識することができる。領域31には、商品AからCが配置されており、商品AからCが鮮魚であった場合、領域31は鮮魚売場ということになり、場の管理装置100は鮮魚売場と認識することができる。同様に、領域32にある商品D、商品Eが肉類であれば、領域32は肉売場と、場の管理装置100は認識することができる。
そして、領域31、32は商品の属性によって変わる「場」であり、本発明においては、この「場」を管理しようとするものであり、「場」を適切に管理することで、その場にあった適切なサービスを提供しようとするものである。例えば、図1の例においては、顧客にお買い得情報を提供し、顧客が持っている携帯電話にクーポン券を配信するなどのサービスを提供することにより、顧客への適切なサービスを提供し、また顧客の購買意欲を促進することができる。
また、図2に、別の例を示す。図2(a)は、自分の席である領域33にパソコンと資料とを持ち込んで仕事をしている人を示している。無線タグリーダAがパソコンと資料とを検出し、場の管理装置(図示せず)は、領域33を仕事場と認識して管理している。ここで、図2(b)に示すように、人はパソコンと資料とをもって打合せコーナに行こうとしている。そして、図2(c)に示すように、人は打合せコーナに行き、パソコンと資料とをもって打合せを行っている。ここでは、無線タグリーダBはパソコン、資料が打合せコーナに来たことを検出し、場の管理装置(図示せず)は、領域34が仕事場と認識している。つまり、場の管理装置は、仕事場が席から打合せコーナに移動したことを認識することになる。
このように、「場」は、その環境などに応じて変化していくものであり、主に商品などの物品の移動に伴って変わっていくものである。そして、本例において仕事場がどこであるかを適切に管理することで、例えば、パソコンを用いて何らかのデータアクセスをしようとする場合、仕事に関連したデータを自動的にアクセスし、迅速にデータのダウンロードを実現するなどのサービスを提供することができる。
以上の説明した通り、「場」は人の主観的な情報、場の周囲の環境、および場に配置される物品により変化していくものであり、これを適切に管理する必要がある。以下、その詳細について説明する。
本発明の場の管理システムについて図面に基づいて説明する。図3は、本実施の形態にかかる場の管理システムの構成図である。本実施の形態にかかる場の管理システムは場の管理装置100および商品に貼付される無線タグを読み取る無線タグリーダ20、21から構成され、場の管理装置100は、制御部30(本発明の受信制御手段)、決定部40、格納部50、操作部60、表示部70、学習部80(本発明の属性推論ルール学習手段)から構成されている。
さらに、決定部40は、該当タグ決定部41、更新判定部42(本発明の更新手段)、場移動判定部43(本発明の場移動判定手段)、属性決定部44(本発明の属性決定手段)から構成され、格納部50は、商品属性情報格納部51(本発明の物品属性情報記憶手段)、属性推論ルール格納部52(本発明の属性推論ルール情報記憶手段)、場属性情報格納部53(本発明の場属性情報記憶手段)、場履歴格納部54(本発明の場履歴格納手段)から構成される。なお、場の管理装置100は、物理的にはCPU(中央処理装置)、RAM、ROM、キーボード、ディスプレイ等を備えて構成される。
無線タグ10〜13は、RFID(Radio Frequency Identification)チップにより構成される読み取り専用の無線タグであり、製造時に固有の無線タグIDが割り当てられる。ここで商品に付加された無線タグ10〜13の無線タグIDはそれぞれ「0001」、「0002」、「0003」、「0004」とする。そして、無線タグ10〜13はタグリーダ20から搬送波を受信すると、その搬送波に応答して、割り当てられた上述無線タグIDを含む搬送波を無線タグリーダ20に応答送信する。
無線タグリーダ20は、所定の範囲を示す領域である場に存在する商品に貼付された無線タグ10、11、12、13に格納された無線タグIDを読み取り、無線タグIDを無線タグリーダ20に割り当てられたリーダIDと共に制御部30へ送信する。
無線タグリーダ21は、無線タグリーダ20が読み取ることのできる場とは別の場に存在する商品(図示せず)に貼付された無線タグに格納された無線タグIDを読み取り、無線タグIDを無線タグリーダ21に割り当てられたリーダIDと共に制御部30に送信する。
制御部30は、無線タグリーダ20、21で読み取られた無線タグID、およびリーダIDを受信する受信機能を有するとともに、決定部40、格納部50、操作部60、表示部70、学習部80を総括的に制御するものである。特に、決定部40に対しては更新の判定、移動の判定などを適切に行うことができるよう適宜情報を提供し、また適切な判定を行うことができるよう格納部50から情報を取り出し、また情報の更新をするため、格納部50に情報の登録を行うことができるものである。
該当タグ決定部41は、変化のあった無線タグID、リーダID等を特定する。具体的には、新たに場に追加された無線タグの無線タグID、読み取り動作をした無線タグリーダのリーダID、および読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDとは異なるリーダIDが後述する商品属性情報に登録されている場合には、そのリーダIDを特定する。なお、商品属性情報は、図8に示す形式で構成されており、商品属性情報格納部51に記憶される。詳細は後述する。
また、該当タグ決定部41は、読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDを特定すると共に、商品属性情報に登録されていたリーダIDのうち現在どの無線タグリーダにも読み取られていない無線タグの無線タグID、およびこの無線タグIDに対応するリーダIDを特定する。すなわち、商品属性情報格納部51を参照し、無線タグリーダ20、21から受信したリーダIDを検出リーダとして格納している無線タグIDを抽出する。そして、無線タグリーダ20、21で今読み取られた無線タグの中にない無線タグIDが商品属性情報として記憶されていれば、この無線タグIDとこの無線タグIDを含む商品属性情報格納部51に格納された検出リーダIDとを抽出することにより、無線タグIDとそのリーダIDとを特定する。また、商品属性情報格納部51に記憶される当該無線タグIDに関連付けられた検出リーダIDは削除される。
そして、予め商品属性情報格納部51に格納される商品属性情報の検出リーダID欄に、読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDを読み取られた無線タグIDに対応付けて登録する。
該当タグ決定部41は、上述処理により得たリーダID、無線タグIDを後述する更新判定部42に送出する。なお、読み取られないリーダID、登録されていないリーダIDについては、これらリーダIDは更新判定部42に送出されず、読み取られたリーダID、登録されたリーダIDが無線タグIDとともに送出される。
更新判定部42は、該当タグ決定部41で特定した読み取り動作をした無線タグリーダ20、21のリーダID、商品属性情報格納部51に格納されたリーダID(読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDとは異なる)、および変化のあった無線タグの無線タグIDに基づいて更新するべき場を特定する。
具体的には、更新判定部42は、商品属性情報格納部51に格納されたリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に含む場において、その場の構成物品ID欄に変化のあった無線タグIDが含まれていれば「更新必要」と判定し、含まれていなければ「更新不要」と判定する。また、読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に含む場に対して、「更新必要」と判断する。
つまり、現に読み取った無線タグリーダ20のリーダIDに対応する場に新たな無線タグIDを追加するという観点により更新必要と判断するとともに、場属性情報格納部53に記憶され、読み取られた無線タグIDを含む場に関する場属性情報から無線タグIDを削除するという観点により更新必要と判断することにより、存在する無線タグに変化が生じ、また場の属性に変更があったと判断する。この具体例を図4を用いて説明する。図4(a)は、場に実際に存在する無線タグIDを示す図であり、図4(b)は、場属性情報格納部53に記憶される場属性情報の簡略した図であり、図4(c)は、商品属性情報格納部51に記憶される商品属性情報を説明する図である。
図4(a)に示すとおり、場ID「F001」に相当する場に実際に存在する無線タグIDは「0001」「0002」「0003」である。また、場ID「F002」に相当する場に実際に存在する無線タグIDは「0004」である。また、図4(b)に示すとおり、場属性情報格納部53に記憶される場属性情報の構成物品IDは、場ID「F001」の場については「0001」「0002」「0004」であり、場ID「F002」の場については何も登録されていない。また、図4(c)に示すとおり、無線タグID「0003」には検出リーダIDがなく、他の無線タグIDには検出リーダ「8001」が記述されている。
このような実際の場とこの場を管理している場属性情報とが相違している場合がある。この状態で無線タグリーダが無線タグIDを読み取ると、リーダID「8001」の無線タグリーダは無線タグID「0001」〜「0003」を検出し、リーダID「8002」の無線タグリーダは無線タグID「0004」を検出する(図4(a)参照)。そして、これら無線タグリーダは検出した無線タグIDを無線タグリーダ自身のリーダIDとともに該当タグ決定部41へ送る。該当タグ決定部41は商品属性情報格納部51を参照し(図4(c)参照)、無線タグリーダから取得した無線タグIDに関連付けられた検出リーダを抽出する。そして、無線タグID「0003」は検出リーダIDがないことから、該当タグ決定部41は変化した無線タグと判断し、無線タグID「0003」と今検出したリーダID「8001」を更新判定部42へ送信する。また、無線タグID「0004」は、前回の検出リーダIDが「8001」で、今回検出したリーダIDが「8002」であることから、該当タグ決定部41は変化した無線タグIDと判断し、無線タグID「0004」と前回の検出リーダID「8001」と今回の検出リーダID「8002」を同じく更新判定部42へ送信する。そして、該当タグ決定部41は商品属性情報格納部51の無線タグID「0003」、「0004」について、検出リーダIDをそれぞれ「8001」、「8002」と更新する。
更新判定部42は、該当無線タグ決定部41から無線タグID、前回検出した検出リーダID、今回検出した検出リーダIDを受信し、更新すべき場を特定する。まず、更新判定部42は場属性情報格納部53を参照し(図4(b)参照)、無線タグID「0003」の今回検出した検出リーダID「8001」を対応リーダIDとして含む場ID「F001」を、無線タグIDが新たに出現した場であることから、「更新必要」と判断する。次に、更新判定部42は無線タグID「0004」の前回検出した検出リーダID「8001」を対応リーダIDとして含む場ID「F001」について、構成物品IDを抽出する。そして構成物品IDに「0004」が含まれていることから(図4(b)参照)、場ID「F001」を更新必要と判断する。さらに更新判定部42は無線タグID「0004」の今回の検出リーダID「8002」を対応リーダIDとして含む場ID「F002」を無線タグIDが新たに出現した場であることから(図4(a)参照)、「更新必要」と判断する。
また、場属性情報は、図9〜図11、図13に示される形式で格納されている。詳細は後述する。
さらに、更新判定部42は、更新必要と判断する場合、場を構成する無線タグIDに基づいて以下の場合分けを行う。すなわち、商品属性情報格納部51に格納されたリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に記述する場に対して、場の構成物品IDとして格納された全ての無線タグIDが、その場の対応リーダIDに対応する無線タグリーダにより検出されなかったら、「場消滅」と判断し、場IDを制御部30に送信する。
また、場の構成物品IDとして格納された一部の無線タグIDが、場の対応リーダIDに対応する無線タグリーダにより検出されなかったら「場変更」と判断し、場IDを制御部30に送信する。
さらに、読み取った無線タグリーダのリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に記述されている場に対して、「場生成」と判断し、読み取った無線タグリーダのリーダIDと前に読み取られたリーダIDとが異なる無線タグIDを制御部30に送信する。
場移動判定部43は、制御部30を介して場履歴格納部54を参照し、この場履歴格納部54の中に、制御部30を介して更新判定部42から受信した無線タグIDと構成物品IDとが一致する場の場IDがあれば、場の「移動あり」と判定し、その旨を制御部30へ通知し、なければ、場の「移動なし」と判定し、その旨を制御部30へ送信する。
属性決定部44は、制御部30を介して無線タグIDに関連する商品属性情報を商品属性情報格納部51から取得し、商品ごとの共通性を判断するため、共通属性度を計算する。共通属性度は以下の式(1)により算出される。
Figure 0004188924
そして、全ての属性(項目)について上述の式(1)を用いて共通属性度を計算し、一定値以上の属性値となる商品の属性を場の共通属性と認定する。なお、一定値以上の属性値を有する属性を取り出すことで複数の属性値を認定する場合がある。この場合、複数の属性値それぞれを認定し、その場は複数の属性から構成されると見なすことができる。
その後、属性推論ルールを適用することで場の属性を決定する。属性推論ルールについては、後述する。
また、属性決定部44は、属性推論ルール格納部52に格納されている物品の属性情報thingjと場の属性情報placelとの関連度relationshipl,jを用いることで、場の属性が存在する確率probability(y)を以下の式(2)により計算する。
Figure 0004188924
式(2)において、場の属性を有する場合と有しない場合の全ての組み合わせについて確率値を計算し、確率値が最も大きい場の属性集合を推論結果とする。
例えば属性推論ルールとして、図18に示す物品の属性と場の属性との関連度が格納されているとする。関連度の詳細については後述する。ここである着目空間に、パソコン、資料が1部ずつあり、対象とする場の属性として仕事場と売り場があるとする。着目空間に存在する場を特定するために、上述した2つの場の属性が存在する場合と存在しない場合のあらゆる組み合わせ、すなわち{仕事場}、{売り場}、{仕事場∧売り場}について式(2)を用いて確率値を計算する。
probability{仕事場|パソコン、資料}=0.8×0.7=0.56
probability{売り場|パソコン、資料}=0.1×0.1=0.01
probability{仕事場∧売り場|パソコン、資料}=(0.5×0.8+0.5×0.1)×(0.5×0.7+0.5×0.1)=0.18
その結果、確率値が最大である仕事場を推論結果として出力する。
商品属性情報格納部51は、商品に関する商品属性情報を格納するものであって、制御部30から送信された無線タグIDと、ユーザから入力された商品属性情報とを関連づけて格納する。属性情報としては、商品名、カテゴリ、価格、消費期限などが挙げられる。また、無線タグリーダ20、21で無線タグを読み取ったときに、該当タグ決定部41が該当するリーダIDを検出リーダIDとして無線タグIDごとに登録する。
また商品属性情報格納部51は、物品の属性情報を包含する概念および概念間の関係を定義するオントロジを格納する。物品の属性情報を包含する概念として、基本概念、ロール概念、所有概念などがある。基本概念とは、物品の本質的な性質に基づく概念化であり、「さんま」、「魚」、「鉛筆」などが相当する。ロール概念とは、人間が物品に与えた性質に基づく概念化であり、「商品」、「セール品」などが相当する。所有概念とは、物品の所有者という観点からの概念化であり、人名(例えば、山田、吉田など)や企業名などが相当する。各概念で定義された用語間の関係として、is-a関係、has-a関係などが存在する。「is-a関係」とは、概念間の上位−下位関係を表し、「筆記用具」−「鉛筆」などの関係が相当する。「has-a関係」は概念間の構成を表し、「パソコン」−「ハードディスク」が相当する。図19にオントロジの例を示す。
商品属性情報格納部51に格納されているカテゴリには、前記各概念において該当する用語のis-a関係における最下位層が記載される。図20に2つの物品に関するオントロジを用いた物品属性情報を示す。またオントロジで定義された各用語について、属性が関連づけられている。その例を図21に示す。図21において、「商品」という用語には、「価格」という属性が関連づけられており、「食べ物」という用語には、「消費期限」という属性が関連づけられている。
つまり、各物品について、そのIDと検出リーダID,オントロジで定義された用語と、その用語に関連づけられた属性が物品属性情報として登録されている。これを図8に示す。無線タグIDは、無線タグリーダ20によって読み取られ、商品名、カテゴリ、価格、消費期限は、後述する処理によりユーザが入力する情報である。また、検出リーダIDは、無線タグIDが読み取られた無線タグリーダのリーダIDであり、無線タグリーダが読み取り処理を行ったときに、商品属性情報として登録される。
例えば、上述の式(1)により算出した一定値以上の共通属性の一つとして「カテゴリ」であった場合、属性推論ルール格納部52に格納される属性推論ルールを参照し、予め登録された“カテゴリ=鮮魚”→“鮮魚売場”とした属性推論ルールを抽出する。そして、この属性推論ルールを適用することで、当該場は鮮魚売場であると、属性決定部44は決定することができる。なお、属性推論ルールには、“カテゴリ=x”→“x売場”という形式を用い、xという変数を用いても良い。これにより全てのカテゴリについて登録処理をしなくてもすむ。そして、変数を用いた属性推論ルールを用いてカテゴリについて一定値以上の共通属性度を得た場合、得たカテゴリのxが鮮魚であれば、鮮魚売場を属性とし、xが肉類であれば肉類売場を属性として得ることができる。
属性推論ルールの別の形式として、物品の属性と場の属性と関連度の3つ組から成るものもある。ここで関連度は属性推論ルール学習部81において学習される。図18に物品の属性と場の属性との関連度を示す。
場属性情報格納部53は、場の属性情報を格納するものであって、図9〜10、図13に示すような形式で、場ID、対応リーダID、場の属性名、構成物品ID、関連サービスなどを対応付けて格納する。初期に登録されている情報は、場IDのみであり、対応リーダID、属性名、場の属性を構成する構成物品ID(無線タグIDであるが、場に存在するもの全てではない)、関連サービスは後述する処理により順次格納されていく(図9〜図11、および図13を参照)。なお、上述の構成物品ID欄には、実際に場に存在する無線タグの無線タグIDを含めてもよいが、これら無線タグIDは、属性を構成する無線タグIDと区別できるようにする必要がある。
場履歴格納部54は、消滅した場の属性情報を格納するものであり、場の属性情報の履歴を格納する。制御部30は、場の消滅処理をする場合に、消滅処理をしようとする場IDで示す場の属性情報を場属性情報格納部53から取り出し、場IDと関連づけて場履歴格納部54に格納し、該当する場を場属性情報格納部53から消去するよう制御する。また場履歴格納部54は、制御部30から指示された場の場IDに対応する場の履歴情報を消去する。
表示部70は、制御部30の制御により場の属性などを表示する。
属性推論ルール学習部81は、場の属性情報を推論するための推論ルールを学習により自動的に生成する。属性推論ルール学習部81は、制御部30を介して場に存在する物品の属性情報を取得し、また操作部60からの手動入力等により与えられた場の属性情報を取得する。これらの情報に対して既存の学習手法等を用いることにより、各物品の属性と場の属性との関連度を特定する。既存の学習手法として、最尤推定法、事後分布最適化法、TF・IDFなどといった手法がある。また既存にはないが、以下の式(3)で表されるTP・ICF法によって学習することも可能である。
Figure 0004188924
なお関連度を学習するための十分なデータ数を得ることが出来ない場合には、WEBの検索エンジンを利用した共起性により、例えば、以下の式(4)によって関連度を特定することができる。
Figure 0004188924
ここで学習された各物品の属性と場の属性の関連度は制御部30を介して、属性推論ルール格納部52に格納される。
続いて、本実施の形態にかかる場の管理システムの動作について説明する。
まず、無線タグIDに対応する商品属性情報を商品属性情報格納部51に登録する処理について説明する。図5は、そのときの動作を示す動作フロー図である。
商品に貼付された無線タグ10〜13の無線タグIDは無線タグリーダ20によって読み取られ、商品属性情報格納部51に出力される(S201)。そして、無線タグIDと対応付けて商品属性情報をユーザが商品属性情報格納部51に登録することのできるモードに移行し、図8に示すような形式でユーザは商品属性情報を入力することができる(S202)。
ここでは、無線タグIDのみが商品属性情報として商品属性情報格納部51に格納されており、ユーザはこの商品属性情報の中の商品名、所有者などの空欄となっている部分を任意に入力することにより、登録処理を行うことになる。例えば、図8に示すように無線タグ10を付している商品に関する属性情報として、「商品名=さんま」、「カテゴリ=鮮魚」、「価格=100」、「消費期限=2004.1.3」を無線タグID「0001」の欄に入力することができる。また、読み取った無線タグリーダのリーダIDが、検出リーダIDとして、無線タグIDに対応して登録される。なお、これら処理を用いずとも、商品および本装置の製造段階などいつでも属性情報を入力することができるようにしても良い。また商品の属性についてはここで挙げている属性に限らない。
そうして、ユーザによる入力処理が終わると、商品属性情報格納部51は、商品属性情報の格納処理を行う(S203)。なお、無線タグリーダ21においても同様の処理を行うことができる。
このような処理により、無線タグリーダ20は、商品に貼付された無線タグ10〜13を読み取り、商品の属性を商品属性情報として商品属性情報格納部51に記憶させることができる。
次に、無線タグリーダのそれぞれに固有に割り振られているリーダIDを対応リーダIDとして場属性情報に登録する動作について説明する。図6は、その登録処理を示す動作フロー図である。
まず、場に対応する無線タグリーダ20のリーダIDがユーザ所有の専用の読取機を用いて取得される(S301)。なお、場に存在する無線タグを読み取る無線タグリーダ20を一意に識別することのできるリーダIDが無線タグリーダ20に割り当てられている。そのリーダIDは無線タグによって与えられるものであってもよいし、製造番号で与えられていてもよい。なお、ここではユーザ所有の読取機によってリーダIDを取り出しているが、無線タグリーダ20に貼付されたシールに記述されたリーダIDをユーザの目視により取得するよう手動で得るようにしてもよい。
このように無線タグリーダのリーダIDを、場IDに対応付けて場属性情報格納部53へ登録する(S302)。なお、無線タグリーダ21においても同様の処理を行うことができる。
その具体例を図に示す。図9は、場属性情報格納部53に格納されている場属性情報を示す説明図である。図9によると、場IDに「F001」が割り当てられ、ユーザは、場ID「F001」に対応する欄に、無線タグリーダ20のリーダID「8001」を入力することができ、場ID「F002」の欄には対応リーダIDとして無線タグリーダ21のリーダID「8002」を入力することができる。その他、場の属性を示す属性名、場を構成する商品に貼付される無線タグの無線タグIDである構成物品ID、場の関連サービスなどが場属性情報格納部53に登録されるが、その登録処理については後述する。
なお、ここでは、場一つに対して対応リーダID「8001」「8002」が割り当てられているが、複数の対応リーダIDを登録しても良い。また、複数の対応リーダIDを登録する際は、それぞれの和(オア)をとった範囲としても良いし、積(アンド)をとった範囲としても良い。また、場IDを複数に対してリーダIDを一つ対応付けても良い。
その具体例を図に示す。図17は、場属性情報の別の例を示す説明図である。図17では、場ID「F001」、「F002」のそれぞれの欄に対応リーダIDとしてリーダID「8001」、リーダID「8002」を登録し、さらに、場ID「F003」の対応リーダIDとして、リーダID「8001」とリーダID「8002」との両方を読み取ることのできる場を示すための、アンドを取ったものを示す。なお、上述した通り、アンドではない、オアを取ったものとしても良いし、一方のリーダが読み取ったものをもう一方のリーダが読み取ったものから除くようにしたものとしても良い。
次に、全体的な場の管理装置の動作を説明する。図7は、本実施の形態にかかる場の管理システムの動作を示す動作フロー図である。
上述図5で示した処理により実行される無線タグ関連の商品属性情報の格納処理を行う(S401)。
これら格納処理をした後、図6に示す処理による場IDと対応リーダIDの登録処理を行う(S402)。
このように、予め各種情報を登録しておき、無線タグが貼付された商品が売場に運び込まれると、無線タグリーダ20は、商品に貼付された無線タグを検知し、無線タグIDを読み取る(S403)。例えば、商品4つに対してそれぞれの無線タグIDに「0001」、「0002」、「0003」、「0004」が割り当てられたとすると、無線タグリーダ20は、これら無線タグIDを取り出し、無線タグリーダ自体に保持されるリーダIDとともに取り出した無線タグIDを制御部30に出力する。
該当タグ決定部41は、制御部30を介してリーダID、無線タグIDを受信し、どの無線タグリーダの検出範囲にどのような商品が運び込まれたかを認識し、変化のあった無線タグの無線タグID、読み取り動作をした無線タグリーダのリーダID、および商品属性情報に登録されるリーダID(読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDを除く)を決定する(S404)。
次に、更新判定部42は、該当タグ決定部41で決定された無線タグIDを用いて、場IDに対応する場の属性が更新する必要があるか否か判定する(S405)。つまり、更新判定部42は、商品属性情報格納部51に格納されたリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に含む場において、その場の構成物品ID欄に変化のあった無線タグIDが含まれていれば「更新必要」と判定し、場の構成物品ID欄に変化のあった無線タグIDが含まれていなければ「更新不要」と判定する。また、今読み取り動作をした無線タグリーダのリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に含む場に対して、「更新必要」と判断する。そうして、更新不要と判定された場合は、制御部30は再度(所定時間後、または商品搬入時に)無線タグの検出処理を行う(S403)。なお、場IDごとに更新判定処理を行い、図9、図10などの例では、場ID「F001」、「F002」がそれぞれ設定されていることから、それぞれの場について、更新する必要があるか、否かを判断する。
更新判定部42は、更新必要と判断すると、さらに場の生成、場の消滅、場の内容変更のいずれかを判断する(S406)。
すなわち、更新判定部42は、前回検出したリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に記述する場に対して、場の構成物品IDとして格納された全ての無線タグIDが、その場の対応リーダIDに対応する無線タグリーダにより検出されなかったら、「場消滅」と判断し、場IDを制御部30に送信送信し、「場消滅」の処理を実行する(S409)。
また、場の構成物品IDとして格納された一部の無線タグIDが、場の対応リーダIDに対応する無線タグリーダにより検出されなかったら「場変更」と判断し、場IDを制御部30に送信し、「場変更」の処理である場の属性特定処理を実行する(S410)。
さらに、読み取った無線タグリーダのリーダIDを場属性情報格納部53の対応リーダID欄に記述されている場に対して、「場生成」と判断し、読み取った無線タグリーダのリーダIDと前に読み取られたリーダIDとが異なる無線タグIDを制御部30に送信し、場の移動判定処理を行う(S407)。
なお、場の属性が更新されたかどうかを判定するその他の場合として、ユーザが商品属性情報を改変することで、商品の属性が更新された旨の通知が制御部30からなされる場合がある。
次に、S406で場の生成があったと判断した場合、場移動判定部43は、場の移動判定処理を行う(S407)。つまり、新たに出現した無線タグIDを含む場が、過去に存在していたかを、場履歴格納部54に格納されている情報を参照することによって移動判定処理を行い、具体的には、新たに出現した無線タグIDと、場履歴格納部54に格納されている場を構成する構成物品ID(無線タグID)とを比較し、完全に一致しているか否かを判断することによって移動判定を行う。このように、無線タグIDが過去にどこの場IDに対応する場に存在していたか、を判断することにより、現在、生成された場に存在する無線タグIDは、過去に存在していた場から移動してきたものと判断することができる。
そして、制御部30は場の移動処理を行う(S408)。すなわち、場履歴格納部54から、場となっている場IDに関する属性情報(属性名、構成物品ID、関連サービス)を読み出し、これら属性情報を場属性情報格納部53が格納し、場履歴格納部54は、その場IDに関する属性情報を削除する、ことで移動処理がなされる。
図を用いて移動処理の具体例を説明する。図12は、場履歴格納部54に格納されている場の変遷を示す履歴情報を示す図である。図13は、場属性情報格納部53に格納されている場属性情報を示す図である。
図12に示す場履歴格納部54には、ある場に存在していた商品の属性情報(属性名、構成物品ID、関連サービス)が登録され、図12の例では、無線タグリーダ20が読み取ることのできる場(場ID「F001」に対応する場)に存在していた商品、場の属性などの属性情報が登録されている。図12に示す属性情報を用いて、過去、どの場に、どのような商品が存在していたかを把握することができ、図12の例では場ID「F001」に、構成物品IDとして無線タグID「0001」〜「0004」が存在していたことを把握することができる。
そして、場移動判定部43が、場の移動が生じたことを判断すると、図12に示される場履歴情報を用いて、図13に示すとおりの、属性情報の書き換え処理を行う。すなわち、無線タグリーダ21が場に存在する商品に貼付された無線タグを新たに読み取ったとし、これら読み取られた無線タグの無線タグIDが、以前に無線タグリーダ20が読み取ったものであるものと、場属性情報格納部53に格納される場属性情報に基づいて判断することで、場の移動が生じたと判断する。
そして、場移動判定部43は場の移動が生じたと判断すると、制御部30は、場ID「F001」の欄に記述されている属性名、構成物品ID、および関連サービス(図11参照)を、場ID「F002」の欄に登録する処理、すなわち対応リーダID以外の項目をコピーする処理を行う(図13参照)。そして、制御部30は、このような移動処理を行う際、場履歴格納部54から当該履歴情報を削除する。
S407で、新たに生成された場に存在する無線タグIDを含む場が、過去に存在していたかを、場履歴格納部54に格納されている情報を参照し、過去に存在していないと判断し、移動無しと判断する場合、場の属性特定処理を行う(S410)。この処理については後述する。
次に、S406で場の消滅があったと判断した場合、制御部30は、場の消滅処理を行う(S409)。すなわち、制御部30は、場属性情報格納部53から場となっている場IDに対応する属性情報を読み出し、場履歴格納部54は対応リーダIDを除いた属性情報を格納する。そして、制御部30は場属性情報格納部53から当該属性情報を削除する。
次に、S406で場の変更があったと判断した場合、または、S408で移動無しと判断した場合、場の属性特定処理を行う(S410)。
すなわち、属性決定部44は、制御部30を介して無線タグIDに関連付けられた情報を商品属性情報格納部51から取得し、各属性について上述の式(1)による共通属性度を計算するとともに、属性推論ルールを用いて場の属性を決定する。
または、属性決定部44は、上述の式(1)の代りに、上述の式(3)や(4)により各物品の属性と場の属性との関連度を計算し、さらに上述の式(2)により場の属性が存在する確率を計算し、確率値が最大である場の属性を決定する。または、属性決定部44は、制御部30を介して無線タグIDに関連づけられた情報を商品属性情報格納部51から取得し、各属性情報についてオントロジを利用してより上位の用語を取得する。それらの用語を用いて、上述した手法により場の属性を決定する。
その後、制御部30は、決定した属性および場を構成する構成物品IDを場属性情報格納部53に登録し、登録された属性情報である全内容は表示部70に出力される。それぞれ属性を構成する構成物品IDとしての無線タグIDが記述される。
図10は、属性を構成する構成物品IDとしての無線タグIDおよび決定された属性名が記述されたときの説明図である。この図によると、場ID「F001」に対応する構成物品IDを登録する欄に、無線タグID「0001」「0002」「0003」「0004」が登録されている。ここに登録される無線タグIDは、場に存在する無線タグ全てではなく、その場の属性を構成するための無線タグの無線タグIDのみを登録している。
なお、ユーザは、これら属性情報のほか、場に対する関連サービスを登録することができる。図11は、ユーザが操作部60を操作することにより関連サービスを登録したときの場属性情報格納部53に記憶される内容を示す説明図である。
この図では、「クーポン券発行」と登録されており、ここに登録されている内容に従って顧客の有する携帯電話にクーポン券を配信することで、顧客に適切なサービスを提供し、また顧客の購買意欲を促進することができる。クーポン券の配信は、赤外線通信、ブルートゥース、電子メールなどで行うことができる。
次に、図を用いて場の管理システム内における場の生成処理、移動処理、消滅処理のシーケンスを説明する。
まず、商品属性情報・場属性情報の登録処理、および場の生成処理について説明する。図14は、その処理の動作シーケンス図である。なお、決定部40は、上述した通り該当タグ決定部41、更新判定部42、場移動判定部43、属性決定部44からなり、格納部50は、商品属性情報格納部51、属性推論ルール格納部52、場属性情報格納部53、場履歴格納部54からなるものを省略して記載したものである。また、図14に示す処理については図7で使用した符号を用いる。また、無線タグリーダ20が読み取った場合を示している。
図によると、無線タグリーダ20が読み取った無線タグIDは、制御部30に出力され、制御部30は格納部50に出力する。また、ユーザの操作により操作部60から入力された商品の属性情報は、制御部30を介して格納部50に出力され、格納部50(商品属性情報格納部51)は、商品属性情報として格納する(S401)。
次に、ユーザが所有する専用の読取機を用いて無線タグリーダのリーダIDを読み取り、これを格納部50(場属性情報格納部51)が格納する(S402)。
次に、無線タグリーダ20は、無線タグ10〜13を読み取り、無線タグIDを制御部30に出力する(S403)。制御部30を介して該当タグ決定部41は、格納部50(商品属性情報格納部53)を参照し、前に読み取り動作をした無線タグリーダのリーダID、現に読み取り動作をした無線タグリーダのリーダID、およびこれらリーダIDに関連して変化があったと判断される無線タグIDとを決定部40に出力する。決定部40(更新判定部42)は、更新の判定を行い、本例では更新ありの旨を決定部40(更新判定部42)が制御部30に出力する(S405)。
制御部30は、更新ありを受信すると、場の生成・消滅の判定を決定部40(更新判定部42)に対して指示する。決定部40(更新判定部42)は、これを受信すると、場の生成・消滅・内容の変更があったかを判定し、ここでは場の内容が変更されたと判定して、その旨を制御部30に出力する(S406)。
制御部30は、これを受けると、場属性情報の更新を行い、決定部40(属性決定部44)に属性の決定をするよう指示する。決定部40(属性決定部44)では、場の属性の決定を行い、その属性情報を制御部30に出力し、制御部30ではそれを格納部50(場属性情報格納部53)に格納させる(S410)。
次に、場の移動処理について説明する。図15は、その処理の動作シーケンス図である。この図において、S403〜S405は、図14と同じ処理である。また、無線タグリーダ21が読み取った場合を示している。
決定部40(更新判定部42)が、場の生成・消滅・場の変更の判定を行い、ここでは場の生成と判定し、その旨を制御部30に通知する(S406)。
制御部30は、これを受信すると、移動の判定を決定部40(場移動判定部43)に指示する。本例では、決定部40(場移動判定部43)は移動ありとの判定結果を制御部30に通知し、制御部30は、移動指示に基づいて格納部50(場履歴格納部54)から履歴情報を取り出し、取り出した属性名、物品属性IDおよび関連サービスを無線タグリーダ21で読み取った無線タグIDとともに場属性情報格納部53に登録する。そして、取り出した履歴情報を場履歴格納部54から消去する(S408)。
次に、場の消滅処理について説明する。図16は、その処理の動作シーケンス図である。この図において、S403〜S405は、図14と同じ処理である。また、無線タグリーダ20が読み取った場合を示している。
決定部40(場更新判定部42)が、場の生成・消滅・場の変更の判定を行い、ここでは場の消滅と判定し、その旨を制御部30に通知する(S406)。
これを受信すると、制御部30は、格納部50(場属性情報格納部53)から該当する場属性情報を消去するとともに、場履歴情報を格納部50(場履歴格納部54)に格納する。
このような処理により、本発明における場の管理装置は、場の生成、場の移動、場の消滅の処理を実行することができ、また場の移動処理を行うことにより、単に場の生成、消滅といった処理に加えた適切な場の管理を実現することができる。
その他の実施の形態として、特に着目空間を定めず、予め設置された無線タグリーダ毎に、上述した手法により場を特定することも可能である。この場合、各無線タグリーダの検知範囲が着目空間となる。
「場」の概念を説明する説明図である。 「場」が移動するときの概念を説明する説明図である。 場の管理システムのブロック構成図である。 場の属性に変更があったと判断されたときの概念を説明する説明図である。 無線タグIDに対応する商品属性情報を登録するときの場の管理システムの動作を示す動作フロー図である。 場属性情報に対応リーダIDを登録するときの場の管理システムの動作フロー図である。 登録処理から場の移動・消滅などの処理までを行う場の管理システムの動作フロー図である。 商品属性情報格納部51に記憶される情報における説明図である。 場属性情報格納部53に登録される場属性情報に対応リーダIDを登録したときの説明図である。 場属性情報格納部53に登録される場属性情報に構成物品IDを登録したときの説明図である。 場属性情報格納部53に登録される場属性情報に関連サービスを登録したときの説明図である。 場履歴格納部54に登録される履歴情報を説明する説明図である。 場属性情報格納部53に登録される場属性情報に場の移動が生じたときの説明図である。 商品属性情報・場属性情報の登録処理、および場の生成処理を実行するときの動作シーケンス図である。 場の移動処理を実行するときの動作シーケンス図である。 場の消滅処理を実行するときの動作シーケンス図である。 場属性情報の別の例を示す説明図である。 物品の属性と場の属性との関連度の内容を示す説明図である。 商品属性情報格納部51に格納されるオントロジの例である。 オントロジを用いた物品属性情報の例である。 オントロジに定義された用語が有する属性の例である。
符号の説明
20、21…無線タグリーダ、30…制御部、40…決定部、41…該当タグ決定部、42…更新判定部、43…場移動判定部、44…属性決定部、50…格納部、51…商品属性情報格納部、52…属性推論ルール格納部、53…場属性情報格納部、54…場履歴格納部、60…操作部、70…表示部、80…学習部、81…属性推論ルール学習部、100…場の管理装置。

Claims (10)

  1. 人の主観的な情報、周囲の環境、および配置される物品に応じて、人にとっての意味が変化する空間のことを指す場の属性を把握し、管理するための場の管理装置であって、
    物品の属性情報と無線タグIDと対応付けて記憶される物品属性記憶手段と、
    前記物品の属性情報と前記場の属性との関連度が属性推論ルールとして記憶される属性推論ルール記憶手段と、
    無線タグリーダの受信可能範囲で画定される前記場の領域内にある複数の物品の一つ一つに付加されている無線タグの無線タグIDを、前記無線タグリーダによって受信する受信制御手段と、
    前記受信制御手段によって受信された無線タグIDをキーにして、前記物品属性記憶手段から当該無線タグIDに関連する物品の属性情報を取得し、前記属性推論ルール記憶手段を参照して、前記取得された物品の属性情報が含まれる属性推論ルールの関連度を求め、この関連度に応じて前記場の属性を決定する属性決定手段と、
    を備える場の管理装置。
  2. 前記場の属性に関する場の属性情報であって、前記無線タグIDを含む場の属性情報記憶される場属性情報記憶手段と、
    前記場属性情報記憶手段に記憶されている場の属性情報と前記受信制御手段で受信した現在の無線タグIDの場の属性情報とを比較し、場の属性に変更があったと判断できる場合は、前記場属性情報記憶手段に記憶される場の属性情報を更新する更新手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の場の管理装置。
  3. 前記場属性情報記憶手段は、場を識別するための場IDと、当該場で検出された無線タグIDと対応付けて記憶されており、
    前記更新手段は、前記受信制御手段で受信した前記場の領域内に存在する無線タグの無線タグIDと、前記場属性情報記憶手段に記憶されている当該場の領域内の無線タグIDとを比較して、両者に変化が生じた場合、または前記物品属性記憶手段が更新され前記無線タグIDに対応付けられた物品の属性に変化が生じた場合、場の属性に変更があったと判断することを特徴とする請求項に記載の場の管理装置。
  4. 前記属性決定手段は、前記取得した物品の属性情報を利用して、次の式(1)により全ての物品の属性について共通属性度を算出し、
    Figure 0004188924

    前記共通属性度が一定値以上となる物品の属性を、当該場における物品の共通属性と認定し、前記属性推論ルール記憶手段を参照して、前記物品の共通属性thing j が含まれる属性推論ルールの関連度relationship l,j を用いることで、場の属性place l が存在する確率probability(y)を次の式(2)により算出し、
    Figure 0004188924

    前記確率が最大となる場の属性を、当該場の属性として決定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の場の管理装置。
  5. 過去に消滅した場の属性情報の履歴格納される場履歴格納手段と、
    前記受信制御手段で受信した無線タグIDと前記場履歴格納手段に格納された場の属性情報の中の無線タグIDとが一致していたと判定した場合、物品が所定の場から別の場に移動したことを判定する場移動判定手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の場の管理装置。
  6. 前記場の領域内に存在する各物品の属性情報と場の属性情報の組み合わせから場の属性推論ルールを学習により自動的に生成する属性推論ルール学習手段をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の場の管理装置。
  7. 前記属性推論ルール学習手段は、前記場の領域内に存在する各物品の属性情報と場の属性情報との関連度を学習により特定することを特徴とする請求項に記載の場の管理装置。
  8. 前記属性決定手段は、前記属性推論ルール学習手段により特定された関連度が格納された属性推論ルール格納手段を参照して、前記各物品から成る物品集合と最も関連度の高い場の属性を決定することを特徴とする請求項に記載の場の管理装置。
  9. 前記物品属性記憶手段は、物品の属性情報として記載された用語間の関係性を定義するオントロジを格納することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の場の管理装置。
  10. 人の主観的な情報、周囲の環境、および配置される物品に応じて、人にとっての意味が変化する空間のことを指す場の属性を自動的に把握し、管理するための場の管理方法であって、
    受信制御手段が、無線タグリーダの受信可能範囲で画定される場の領域内にある複数の物品の一つ一つに付加されている無線タグの無線タグIDを、前記無線タグリーダによって受信する受信ステップと、
    属性決定手段が、物品の属性情報と無線タグIDと対応付けて記憶される物品属性記憶手段から、前記受信制御手段によって受信された無線タグIDをキーにして当該無線タグIDに関連する物品の属性情報を取得する取得ステップと、
    属性決定手段が、前記物品の属性情報と前記場の属性との関連度が属性推論ルールとして記憶される属性推論ルール記憶手段を参照して、前記取得ステップにおいて取得された物品の属性情報に関する場の属性の関連度を求め、この関連度に応じて前記場の属性を決定する決定ステップと、
    を備える場の管理方法。
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