JP5111919B2 - カードシステム、リーダ対応装置、カード処理装置、通信方法、及び、プログラム - Google Patents

カードシステム、リーダ対応装置、カード処理装置、通信方法、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、主にカードを用いたサービスにおけるカードシステム、リーダ対応装置、カード処理装置、通信方法、及び、プログラムに関する。
近年、利便性向上目的やコスト低減化を目的として、入退室管理や電子マネーの分野において非接触カードが広く用いられるようになってきている(例えば、特許文献1、特許文献2)。また、従来、このような非接触カードは、例えば、入退室管理専用や、食堂利用専用など、単一の利用目的にのみ対応する非接触カードであったが、マルチアプリカードなど複数のアプリケーションを有する非接触カードが開発され、用いられつつある。さらに、マルチアプリカードに対応するリーダライタ装置や、複数の規格の非接触カードへのリーダライタ装置として、マルチカード規格対応装置も開発され、販売されている。
特許2631664号公報 特許2529436号公報
カードの規格、サービスが多様化するに従い、ユーザは、複数のカードを所有することも少なくない。ここで、ユーザは、利用対象のカードを常に全て持ち歩かなければならないが、カードが増えることで、ユーザは、持ち物が増え、またカードの管理が煩雑になるという問題がある。また、全てのカードを持ち歩くことにより、例えば、ユーザが財布にカードを保管している場合、財布を紛失した場合に、全てのカードを失うという問題がある。また、複数のカードを携帯する場合、カード枚数が増える分、いずれかのカードを紛失する危険性が高まるという問題がある。
また、ユーザは、複数のカードから利用対象のカードを選択して、カードリーダ装置にて読取処理を行う必要があるという手間があるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたもので、その目的は、カードリーダ装置と異なる場所に保管されるカードの情報を読み出すことができるカードシステム、リーダ対応装置、カード処理装置、通信方法、及び、プログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、カードシステムが、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置は、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継することを特徴とするカードシステムである。
また、本発明は、前記リーダ対応装置が、複数の通信方法に対応した通信部を有し、前記カードリーダ装置とこのカードリーダ装置の通信方法にて通信し、前記カード処理装置が、複数の前記通信方法に対応した通信部を有し、前記カードとこのカードの通信方法にて通信することを特徴とする。
また、本発明は、前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置が提供するサービスごとに付与されている固有のサービス識別情報と、カード処理装置の識別情報とを予め対応付けてロケーション情報として記憶するロケーション情報記憶手段と、前記カードリーダ装置から入力される前記サービス識別情報と、前記ロケーション情報記憶手段が記憶するロケーション情報とを比較し、複数の前記カード処理装置のいずれかを通信対象として選択するロケーション判定手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記リーダ対応装置が、認証情報を入力する認証情報入力手段を備え、前記カード処理装置が、前記リーダ対応装置から受信する前記認証情報と、内部に予め設定されている認証情報とを比較し、前記リーダ対応装置が前記カードを利用可能か否かを判定する利用認証手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置から受信する第1の制御信号と、前記カード処理装置から受信する前記第1の制御信号に対する応答信号とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記カードリーダ装置から受信する第2の制御信号と、前記記憶手段が記憶する前記第1の制御信号とを比較し、一致する場合、前記第1の制御信号と対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記応答信号を前記第2の制御信号の応答信号として送信する判定手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記リーダ対応装置が、前記カードリーダと制御信号、又は、該制御信号に対する応答信号を送受信する第1通信手段と、前記カード処理装置と制御信号、又は、該制御信号に対する応答信号を送受信する第2通信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおけるカード処理装置であって、前記リーダ対応装置と信号を送受信する第1通信手段と、前記カードと信号を送受信する第2通信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける通信方法であって、前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置から前記カードに対する信号を受信する第1受信ステップと、受信した前記信号を前記カード処理装置に送信する第1送信ステップと、前記カード処理装置が、前記リーダ対応装置から前記信号を受信する第2受信ステップと、受信した前記信号を前記カードに送信する第2送信ステップと、前記カードから前記信号に対する応答信号を受信する第3受信ステップと、受信した前記応答信号を前記リーダ対応装置に送信する第3送信ステップと、前記リーダ対応装置が、前記カード処理装置から前記応答信号を受信する第4受信ステップと、受信した前記応答信号を前記カードリーダ装置に送信する第4送信ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記リーダ対応装置に用いられるコンピュータに、前記カードリーダから前記カードに対する信号を受信するステップと、受信した前記信号を前記カード処理装置に送信するステップと、前記カード処理装置から前記信号に対する応答信号を受信するステップと、受信した前記応答信号を前記カードリーダ装置に送信するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
また、本発明は、サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記カード処理装置に用いられるコンピュータに、前記リーダ対応装置から信号を受信するステップと、受信した前記信号を前記カードに送信するステップと、前記カードから前記信号に対する応答信号を受信するステップと、受信した前記応答信号を前記リーダ対応装置に送信するステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、カードシステムが、サービス利用時に用いるカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、カードと通信状態にあるカード処理装置と、カードリーダ装置から入力される制御信号をカード処理装置に送信し、該制御信号によりカード処理装置が制御信号に対する応答としてカードから取得する応答信号をカードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備えることとした。
これにより、リーダ対応装置と、カード処理装置とが、カードリーダ装置と、カードリーダ装置と異なる場所にあるカードとの間の通信を中継することが可能となり、カードの利用者が、カードを携帯する必要がなくなるという効果がある。
<基本の実施形態>
以下、本発明の基本の実施形態によるカードシステム100を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態によるカードシステム100を示す概略ブロック図である。カードシステム100は、ロケーション1Aのリーダ対応装置101と、カードリーダ装置300と、ロケーション1Bのカード処理装置201と、非接触カード400と、ネットワーク500とを備える。
リーダ対応装置101と、カード処理装置201とは、ネットワーク500を介して接続する。また、ロケーション1Aと、ロケーション1Bとは、例えば、ロケーション1Aがカードリーダ装置300を備える店舗であり、ロケーション1Bが非接触カード400の所有者の自宅であるなど、互いに異なる場所である。
ネットワーク500は、固定電話網、携帯電話網、インターネットなどの公衆網や、LAN(Local Area Network)、専用線などの私設網からなり、無線と、有線とのいずれも適用可能である。
ロケーション1Bにおいて、非接触カード400は、例えば、非接触型IC(Integrated Circuit)チップを有するカードであり、カードを一意に識別するためのカード識別情報、サービスを一意に識別するためのサービス識別情報、サービスを受ける際に読み出し又は書き込み対象となるサービス情報を記憶する。
サービス情報には、例えば、電子マネーの残額情報や、ユーザに付与されるポイント数情報や、入退室に用いる認証情報などの情報がある。
カード処理装置201は、制御部60と、暗復号化部70と、カード通信部80とを備え、ロケーション1Aのリーダ対応装置101を介してカードリーダ装置300と非接触カード400との通信を中継する。
カード処理装置201において、制御部60は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部60は、リーダ対応装置101とデータの送受信を行う。
なお、ロケーション1Bにおいて、カード処理装置201の通信可能域に非接触カード400が予め設置されていることとする。
暗復号化部70は、リーダ対応装置101への送信対象の情報を暗号化し、リーダ対応装置101から受信した情報を復号化する。ここで、リーダ対応装置101への送信対象の情報は、非接触カード400から受信する応答信号であり、リーダ対応装置101から受信した情報は、非接触カード400へ送信する信号が暗号化された情報である。
カード通信部80は、非接触カード400と通信する。
ロケーション1Aにおいて、カードリーダ装置300は、非接触カード400宛ての信号を出力し、また、非接触カード400からの応答信号を受信し、サービスを実行する装置である。ここで、サービスとは、例えば、電子マネー決済処理や、ユーザに対するポイント付与処理や、入退室に際するドアの開閉処理などである。
リーダ対応装置101は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)、携帯電話などのコンピュータ端末であり、制御部10と、暗復号化部20と、リーダ通信部30とを備える。リーダ対応装置101は、ロケーション1Bのカード処理装置201を介して、カードリーダ装置300と非接触カード400との通信を中継する。
制御部10は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部10は、カード処理装置201とデータの送受信を行う。
暗復号化部20は、カード処理装置201への送信対象の情報を暗号化し、カード処理装置201から受信した情報を復号化する。ここで、カード処理装置201への送信対象の情報とは、カードリーダ装置300から受信する信号であり、カード処理装置201から受信した情報とは、カードリーダ装置300に送信する非接触カード400の応答信号が暗号化された情報である。
リーダ通信部30は、カードリーダ装置300と通信する。
次に、本発明の基本の実施形態によるカードシステム100の動作について説明する。図2は、基本の実施形態におけるカードシステム100の動作の流れを示したフローチャートである。
ロケーション1Aにおいて、リーダ対応装置101がユーザによってカードリーダ装置300の通信可能域に設置されると、リーダ対応装置101のリーダ通信部30は、非接触カード400に対する信号をカードリーダ装置300から受信する。ここで、信号とは、例えば、非接触カード400が記憶するサービス情報の送信要求信号や、カードリーダ装置300に対する認証要求信号などである。リーダ通信部30は、受信した信号を制御部10に出力する(ステップS1)。
制御部10は、リーダ通信部30から信号が入力されると、入力された信号を含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力する。暗復号化部20は、入力される暗号化要求信号に基づき、信号を暗号化し、暗号化した信号を暗号化信号として制御部10に出力する(ステップS2)。
制御部10は、暗復号化部20から暗号化信号が入力されると、暗号化信号をネットワーク500を介してロケーション1Bのカード処理装置201に送信する(ステップS3)。
ロケーション1Bにおいて、カード処理装置201の制御部60は、リーダ対応装置101から暗号化信号を受信すると(ステップS4)、受信した暗号化信号を含む復号化要求信号を暗復号化部70に出力する。暗復号化部70は、入力される復号化要求信号に基づき、暗号化信号を復号化し、復号化した信号を制御部60に出力する(ステップS5)。
制御部60は、暗復号化部70から復号化された信号が入力されると、復号化された信号を含む非接触カード400への送信要求信号をカード通信部80に出力する。カード通信部80は、入力された送信要求信号に基づき、復号化された信号を非接触カード400に送信する(ステップS6)。カード通信部80は、送信した信号に対する応答信号を非接触カード400から受信し、受信した応答信号を制御部60に出力する(ステップS7)。
制御部60は、カード通信部80から応答信号が入力されると、応答信号を含む暗号化要求信号を暗復号化部70に出力する。暗復号化部70は、暗号化要求信号に基づき、応答信号を暗号化し、暗号化した応答信号を暗号化応答信号として制御部60に出力する(ステップS8)。制御部60は、暗号化応答信号が暗復号化部70から入力されると、入力された暗号化応答信号をネットワーク500を介してロケーション1Aのリーダ対応装置101に送信する(ステップS9)。
ロケーション1Aにおいて、リーダ対応装置101の制御部10は、カード処理装置201から暗号化応答信号を受信すると(ステップS10)、受信した暗号化応答信号を含む復号化要求信号を暗復号化部20に出力する。暗復号化部20は、復号化要求信号に基づき、暗号化応答信号を復号化し、復号化した応答信号を制御部10に出力する(ステップS11)。
制御部10は、暗復号化部20から復号化された応答信号が入力されると、復号化された応答信号を含むカードリーダ装置300への送信要求信号をリーダ通信部30に出力する。リーダ通信部30は、送信要求信号に基づき、復号化された応答信号をカードリーダ装置300に送信する(ステップS12)。
制御部10は、カードリーダ装置300から、さらに信号が送信されるか否かに基づき、処理が継続中であるか、終了したかを判定する。制御部10は、リーダ通信部30を介してカードリーダ装置300からさらに信号を受信した場合、処理が継続中であると判定し、ステップS1の処理を繰り返す。また、制御部10は、例えば、ステップS12において復号化した応答信号を送信後、予め定める所定の制限時間中にカードリーダ装置300から信号を受信しない場合、処理が終了したことと判定し、処理を終了する(ステップS13)。
上述した実施形態によれば、例えば、ロケーション1Bを非接触カード400の所有者であるユーザの自宅とすることにより、ユーザが自宅にあるカードをリーダ対応装置101と、カード処理装置201とを介して、ロケーション1Aにおいて利用することが可能となり、ユーザは非接触カード400を携帯する必要がなくなるという効果がある。これにより、さらに、ユーザが外出先において非接触カード400を紛失するなどのリスクをなくすことが可能となる。
<応用例1>
次に、基本の実施形態の応用例を図面を参照して説明する。図3は、応用例1におけるカードシステム100を示す概略ブロック図である。図3において、図1と同様の構成については同一の符号を付し、異なる構成について説明する。
応用例1が基本の実施形態と異なる点は、図3のリーダ対応装置102とカード処理装置202とが異なる複数のカード規格に対応する点である。
ここで、異なるカード規格の例として、A規格、B規格、C規格の3つを例として説明し、また、それぞれのカード規格に従うカード例として、非接触カード400A、400B、400Cの3つを例に説明する。また、カード規格は、複数の通信方式のいずれか一つと、複数のサービス規格のいずれか一つとの組み合わせによって構成される。異なるカード規格とは、例えば、通信方式と、非接触カード400A、400B、400Cのサービスを提供する事業者や、非接触カード400A、400B、400のサービスや、アプリケーションなどであるサービス規格との組み合わせが異なることを示す。
図3において、カードシステム100は、ロケーション2Aのリーダ対応装置102と、カードリーダ装置300A、300B、300Cと、ロケーション2Bのカード処理装置202と、非接触カード400A、400B、400Cと、ネットワーク500とを備える。
リーダ対応装置102と、カード処理装置202とは、ネットワーク500を介して接続する。また、基本の実施形態と同様に、ロケーション2Aと、ロケーション2Bとは、互いに異なる場所である。
ロケーション2Bにおいて、非接触カード400A、400B、400Cは、それぞれ、A規格、B規格、C規格に従うカードであり、例えば、非接触型ICチップを有し、カードを一意に識別するためのカード識別情報、サービスを一意に識別するためのサービス識別情報、サービスを受ける際に読み出し又は書き込み対象となるサービス情報を記憶する。
カード処理装置202は、制御部62と、暗復号化部70と、カード通信部81とを備え、ロケーション2Aのリーダ対応装置102を介してカード規格ごとにカードリーダ装置300A、300B、300Cと非接触カード400A、400B、400Cとの通信を中継する。
カード処理装置202において、制御部62は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部62は、リーダ対応装置102とデータの送受信を行う。また、制御部62は、受信した信号のカード規格情報に対応する非接触カード400A、400B、400Cのいずれかのカードに信号を送信する。
カード通信部81は、A規格対応通信部82A、B規格対応通信部82B、C規格対応通信部82Cを備える。A規格対応通信部82Aは、A規格に従って、非接触カード400Aと通信する。B規格対応通信部82Bは、B規格に従って、非接触カード400Bと通信する。C規格対応通信部82Cは、C規格に従って、非接触カード400Cと通信する。
なお、ロケーション2Bにおいて、カード処理装置202の通信可能域に非接触カード400Aから400Cが予め設置されていることとする。
ロケーション2Aにおいて、カードリーダ装置300Aは、非接触カード400A宛ての信号を出力し、また、非接触カード400Aからの応答信号を受信し、サービスを実行する装置である。同様に、カードリーダ装置300B、300Cは、それぞれ、非接触カード400B、400C宛てに出力した信号に対する応答信号を、それぞれ、非接触カード400B、400Cから受信し、サービスを実行する装置である。
リーダ対応装置102は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話などのコンピュータ端末であり、制御部12と、暗復号化部20と、リーダ通信部31とを備える。リーダ対応装置102は、ロケーション2Bのカード処理装置202を介して、カード規格ごとにカードリーダ装置300A、300B、300Cと非接触カード400A、400B、400Cとの通信を中継する。
制御部12は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部12は、カード処理装置202とデータの送受信を行う。また、制御部12は、カードリーダ装置300A、300B、300Cから受信する信号に、予めカード規格ごとに付与される識別情報であるカード規格情報を付与する。
リーダ通信部31は、A規格対応通信部32A、B規格対応通信部32B、C規格対応通信部32Cを備える。A規格対応通信部32Aは、A規格に従って、カードリーダ装置300Aと通信する。B規格対応通信部32Bは、B規格に従って、カードリーダ装置300Bと通信する。C規格対応通信部32Cは、C規格に従って、カードリーダ装置300Cと通信する。
次に、本応用例1によるカードシステム100の動作について説明する。ここでは、例として、カードリーダ装置300Aと非接触カード400Aとの通信を例に説明する。図4は、本応用例1におけるカードシステム100の動作の流れを示したフローチャートである。
ロケーション2Aにおいて、リーダ対応装置102がユーザによってカードリーダ装置300Aの通信可能域に設置されると、リーダ通信部31のA規格対応通信部32Aは、非接触カード400Aに対する信号をカードリーダ装置300Aから受信する。A規格対応通信部32Aは、受信した信号を制御部12に出力する(ステップS21)。
制御部12は、リーダ通信部31のいずれかのカード規格に対応する通信部から信号が入力されると、入力された通信部がいずれの通信部であるかに基づき、信号にカード規格情報を付加する。制御部12は、ここでは、A規格対応通信部32Aから信号が入力されるため、A規格であることを示すカード規格情報を入力された信号に付加する(ステップS22)。
制御部12は、入力された信号と、付加したカード規格情報とを含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力する。暗復号化部20は、入力される暗号化要求信号に基づき、信号とカード規格情報とを暗号化し、暗号化した信号とカード規格情報とを暗号化信号として制御部12に出力する(ステップS23)。
制御部12は、暗復号化部20から暗号化信号が入力されると、暗号化信号をネットワーク500を介してロケーション2Bのカード処理装置202に送信する(ステップS24)。
ロケーション2Bにおいて、図2のステップS4〜5と同様に、カード処理装置202の制御部62が、リーダ対応装置102から暗号化信号を受信し(ステップS25)、受信した暗号化信号を含む復号化要求信号を暗復号化部70に出力する。暗復号化部70は、入力される復号化要求信号に基づき、暗号化信号を復号化し、復号化した信号とカード規格情報とを制御部62に出力する(ステップS26)。
制御部62は、暗復号化部70から復号化された信号とカード規格情報とが入力されると、カード規格情報に基づき、復号化された信号を含む非接触カード400Aへの送信要求信号をカード通信部81のA規格対応通信部82Aに出力する。A規格対応通信部82Aは、入力された送信要求信号に基づき、復号化された信号を非接触カード400Aに送信する(ステップS27)。A規格対応通信部82Aは、送信した信号に対する応答信号を非接触カード400Aから受信し、受信した応答信号を制御部62に出力する(ステップS28)。
以下、図2のステップS8からS13と同様に、カード処理装置202において、暗復号化部70が暗号化した暗号化応答信号をリーダ対応装置102に送信し、リーダ対応装置102において、暗復号化部20が復号化した応答情報をA規格対応通信部32Aがカードリーダ装置300Aに送信し、制御部12が処理が終了したか継続であるかを判定する(ステップS29からS34)。
上述した応用例1によれば、リーダ対応装置102と、カード処理装置202とが対応するカード規格であれば、異なるカード規格の非接触カードに対する処理も、リーダ対応装置102と、カード処理装置202とが各々1台ずつで対応することが可能となる効果がある。
<応用例2>
次に、基本の実施形態の応用例2を図面を参照して説明する。図5は、応用例2におけるカードシステム100を示す概略ブロック図である。図5において、図1と同様の構成については同一の符号を付し、異なる構成について説明する。
応用例2が基本の実施形態と異なる点は、図5の異なる場所であるロケーション3B−1から3B−3に存在する非接触カード400−1から400−3とカードリーダ装置300−1から300−3とを、サービス別にリーダ対応装置103とカード処理装置203−1から3とが中継する点である。
ここで、異なるサービスの例として、第1サービス、第2サービス、第3サービスの3つを例として説明し、また、それぞれのサービスに対応するカード例として、非接触カード400−1、400−2、400−3の3つを例に説明する。
図5において、カードシステム100は、ロケーション3Aのリーダ対応装置103と、カードリーダ装置300−1から300−3と、ロケーション3B−1のカード処理装置203−1と非接触カード400−1と、ロケーション3B−2のカード処理装置203−2と非接触カード400−2と、ロケーション3B−3のカード処理装置203−3と非接触カード400−3と、ネットワーク500とを備える。
なお、図5において、ロケーション3B−1と、ロケーション3B−2と、ロケーション3B−3とは、対応するサービスが異なる点以外は、同様の構成であるため、ロケーション3B−2と、ロケーション3B−3との内部構成の図示を簡略化して示している。また、以下、ロケーション3B−1を代表例としてその構成について説明する。
カード処理装置203−1から203−3は、ネットワーク500を介して、リーダ対応装置103と接続する。また、基本の実施形態と同様に、ロケーション3Aと、ロケーション3B−1、3B−2、3B−3とは、互いに異なる場所である。
ロケーション3B−1において、非接触カード400−1は、第1サービスに対応するカードであり、例えば、非接触型ICチップを有し、カードを一意に識別するためのカード識別情報、サービスを一意に識別するためのサービス識別情報、サービスを受ける際に読み出し又は書き込み対象となるサービス情報を記憶する。
カード処理装置203−1は、制御部63と、暗復号化部70と、カード通信部80とを備え、ロケーション3Aのリーダ対応装置103を介してカードリーダ装置300−1と非接触カード400−1との通信を中継する。
カード処理装置203−1において、制御部63は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部63は、リーダ対応装置103とデータの送受信を行う。
カード通信部80は、非接触カード400−1と通信する。
なお、ロケーション3B−1において、カード処理装置203−1の通信可能域に非接触カード400−1が予め設置されていることとする。
上述したように、ロケーション3B−2と、ロケーション3B−3とは、ロケーション3B−1と対応するサービスが異なる点以外は同様の構成である。
ロケーション3Aにおいて、カードリーダ装置300−1は、非接触カード400−1宛てのサービス識別情報を含む信号を出力し、また、非接触カード400−1からの応答信号を受信し、サービスを実行する装置である。同様に、カードリーダ装置300−2、300−3は、それぞれ、非接触カード400−2、400−3宛てに出力したサービス識別情報を含む信号に対する応答信号を、それぞれ、非接触カード400−2、400−3から受信し、サービスを実行する装置である。
リーダ対応装置103は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話などのコンピュータ端末であり、制御部13と、暗復号化部20と、リーダ通信部30と、ロケーション判定部40とを備える。リーダ対応装置103は、ネットワーク500を介して、サービスごとにカードリーダ装置300−1、300−2、300−3と非接触カード400−1、400−2、400−3との通信を中継する。
制御部13は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部13は、カード処理装置203−1から203−3とデータの送受信を行う。
リーダ通信部30は、カードリーダ装置300−1、300−2、300−3と通信する。
ロケーション判定部40は、サービス識別情報と、対応するカード処理装置の識別情報とをテーブルとして予め記憶するロケーション情報記憶部41と、判定部42とを備える。図6は、ロケーション情報記憶部41が記憶するテーブルの例である。判定部42は、リーダ通信部30が受信する信号に含まれるサービス識別情報と、ロケーション情報記憶部41が記憶するテーブルとに基づき、いずれのロケーションに備えられるカード処理装置に信号を送信するかを判定する。
次に、本応用例2によるカードシステム100の動作について説明する。ここでは、例として、カードリーダ装置300−1と非接触カード400−1との通信を例に説明する。図7は、本応用例2におけるカードシステム100の動作の流れを示したフローチャートである。
ロケーション3Aにおいて、リーダ対応装置103がユーザによってカードリーダ装置300−1の通信可能域に設置されると、ここでは、リーダ通信部30は、サービス識別情報「1」を含む信号をカードリーダ装置300−1から受信する。リーダ通信部30は、受信した信号を制御部13に出力する(ステップS41)。
制御部13は、リーダ通信部30から信号が入力されると、入力された信号のサービス識別情報を含むロケーション判定要求信号をロケーション判定部40に出力する。ロケーション判定部40の判定部42は、入力されたロケーション判定要求信号に基づき、サービス識別情報を検索キーとしてロケーション情報記憶部41からカード処理装置識別情報を読み出す。ここでは、サービス識別情報「1」に対応するカード処理装置識別情報「203−1」を読み出す。判定部42は判定結果を制御部13に出力する(ステップS42)。
以下の処理は、図2のステップS2からS13と同様に、暗復号化部20が信号を暗号化し、判定部42の判定結果に基づき、制御部13が暗号化信号をカード処理装置203−1に送信する。カード処理装置203−1において、暗復号化部70が暗号化信号を復号化し、カード通信部80が復号化した信号を非接触カード400−1に送信し、カード通信部80が、送信した信号に対する応答信号を非接触カード400−1から受信し、暗復号化部70が応答信号を暗号化し、暗号化応答情報を制御部63がリーダ対応装置103に送信する。リーダ対応装置103において、暗復号化部20が暗号化応答信号を復号化し、リーダ通信部30が復号化された応答信号をカードリーダ装置300−1に送信し、制御部13が処理が終了したか継続であるかを判定する(ステップS43からS54)。
上述した応用例2によれば、非接触カード400−1から400−3が、それぞれ異なる場所にあっても、予めリーダ対応装置103が、サービスごとにいずれのカード処理装置に利用対象のカードが設けられているかを示すロケーション情報を記憶することにより、ロケーション3Aに非接触カード400−1から400−3が存在しているようにカード処理を行うことが可能となる効果がある。
なお、応用例2において、カード処理装置203−1から203−3は、上述した応用例1と同様に、カード規格が異なる複数の非接触カードと通信することとしてもよい。この場合、リーダ対応装置103は、それぞれ、図3のリーダ通信部31と同様に、カード規格ごとの通信部を有する。また、カード処理装置203−1から203−3のカード通信部80は、図3のカード通信部81と同様に、カード規格ごとの通信部を有する。また、ロケーション情報記憶部41はサービス識別情報ごとに、カード処理装置識別情報とカード規格情報との組み合わせを対応付けて記憶する。
そして、判定部42は、カードリーダ装置から入力されるサービス識別情報に基づき、ロケーション情報記憶部41からカード処理装置識別情報と、カード規格情報との組み合わせを読み出し、読み出したカード処理装置識別情報とカード規格情報との組み合わせを制御部13に出力する。制御部13は、図4のステップS22と同様に、カードリーダ装置から受信した信号に、判定部42から入力されるカード規格情報を付加し、信号とカード規格情報とを含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力する。暗復号化部20は、暗号化要求信号に応じて信号とカード規格情報とを暗号化し、暗号化信号として、制御部13に出力する。制御部13は、暗号化信号を、判定部42から入力されたカード処理装置識別情報に対応するカード処理装置に送信する。暗号化信号を受信したカード処理装置は、暗号化信号を復号化し、図4のステップS27と同様に、カード規格情報に対応する通信部から復号化信号をカードに送信する。
<応用例3>
次に、基本の実施形態の応用例3を図面を参照して説明する。図8は、応用例3におけるカードシステム100を示す概略ブロック図である。図8において、図1と同様の構成については同一の符号を付し、異なる構成について説明する。
応用例3が基本の実施形態と異なる点は、非接触カード400を、図8の異なる場所であるロケーション4A−1から4A−3において、それぞれ、複数のユーザ、すなわち、リーダ対応装置104−1を所有するユーザ、リーダ対応装置104−2を所有するユーザ、リーダ対応装置104−3を所有するユーザが共有する点である。
また、非接触カード400の共有に伴い、カード利用対象者であるか否かをカード処理装置204が判定する点も基本の実施形態と異なる点である。
図8において、カードシステム100は、ロケーション4A−1のカードリーダ装置300−1とリーダ対応装置104−1と、ロケーション4A−2のカードリーダ装置300−2とリーダ対応装置104−2と、ロケーション4A−3のカードリーダ装置300−3とリーダ対応装置104−3と、ロケーション4Bのカード処理装置204と非接触カード400と、ネットワーク500とを備える。
なお、図8において、ロケーション4A−1と、ロケーション4A−2と、ロケーション4A−3とは、非接触カード400を利用するユーザが異なる点以外は、同様の構成であるため、ロケーション4A−2と、ロケーション4A−3との内部構成の図示を簡略化して示している。また、以下、ロケーション4A−1を代表例としてその構成について説明する。
リーダ対応装置104−1から104−3は、ネットワーク500を介して、カード処理装置204と接続する。また、基本の実施形態と同様に、ロケーション4A−1、4A−2、4A−3、ロケーション4Bは、互いに異なる場所である。
カード処理装置204は、制御部64と、暗復号化部70と、カード通信部80と利用認証部90とを備え、非接触カード400と、カードリーダ装置300−1又はカードリーダ装置300−2又はカードリーダ装置300−3との通信を中継する。
カード処理装置204において、制御部64は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、カード処理装置204は、リーダ対応装置104−1から104−3とデータの送受信を行う。
カード通信部80は、非接触カード400と通信する。
利用認証部90は、リーダ対応装置を一意に識別するリーダ対応装置識別情報と暗証番号などの認証情報とを対応付けてテーブルとして記憶する認証情報記憶部91と判定部92とを備え、非接触カード400を利用しようとするユーザのユーザ認証を行う。判定部92は、リーダ対応装置104−1から104−3から受信する認証情報と、認証情報記憶部91が記憶する認証情報とが一致するか否かを判定することにより、ユーザ認証を行う。図9は、認証情報記憶部91が記憶するテーブル例である。
なお、ロケーション4Bにおいて、カード処理装置204の通信可能域に非接触カード400が予め設置されていることとする。
ロケーション4A−1において、カードリーダ装置300−1は、非接触カード400宛てのサービス識別情報を含む信号を出力し、また、非接触カード400からの応答信号を受信し、サービスを実行する装置である。同様に、カードリーダ装置300−2、300−3は、非接触カード400宛てに出力したサービス識別情報を含む信号に対する応答信号を、非接触カード400から受信し、サービスを実行する装置である。
リーダ対応装置104−1は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話などのコンピュータ端末であり、制御部14と、暗復号化部20と、リーダ通信部30と、認証情報入力部50とを備える。リーダ対応装置104−1は、ネットワーク500を介して、カードリーダ装置300−1と非接触カード400との通信を中継する。
制御部14は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部14は、カード処理装置204とデータの送受信を行う。また、制御部14は、認証情報入力部50を用いて、リーダ対応装置104−1を所有するユーザに認証情報の入力を要求する。また、制御部14は、認証情報入力部50から入力される認証情報をリーダ通信部30から入力される信号に付加する。
リーダ通信部30は、カードリーダ装置300−1と通信する。
認証情報入力部50は、キーボード、マウス、タッチパネル、ボタンやキーなどの入力手段を備え、ユーザの入力操作を受信し、当該操作によって入力された認証情報を制御部14に入力する。ここで、認証情報とは、例えば、暗証番号とする。また、認証情報入力部50は、ディスプレイ、スピーカ等の出力手段を備え、ユーザに対し、認証情報の入力を要求する。
次に、本応用例3によるカードシステム100の動作について説明する。ここでは、例として、カードリーダ装置300−1と非接触カード400との通信を例に説明する。図10は、本応用例3におけるカードシステム100の動作の流れを示したフローチャートである。
ロケーション4A−1において、リーダ対応装置104−1がユーザによってカードリーダ装置300−1の通信可能域に設置されると、非接触カード400に対する信号をカードリーダ装置300−1から受信する。リーダ通信部30は、受信した信号を制御部14に出力する(ステップS61)。
制御部14は、リーダ通信部30から信号が入力されると、認証情報を要求する認証情報要求信号を認証情報入力部50に出力する。
認証情報入力部50は、入力される認証情報要求信号に基づき、認証情報入力部50が有する出力手段によってユーザに認証情報の入力を要求し、認証情報入力部50が備える操作手段におけるユーザの操作によって入力される認証情報を制御部14に出力する(ステップS62)。
制御部14は、入力された信号と、認証情報と、リーダ対応装置104−1の識別情報とを含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力し、暗復号化部20が、暗号化要求信号に基づき、信号と認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報とを含む情報を暗号化し、暗号化信号として制御部14に出力する(ステップS63)。
以下のステップS64からS66の処理は、図2のステップS3からS5と同様に、制御部14が暗号化信号をカード処理装置204に送信する。カード処理装置204において、暗復号化部70が暗号化信号を復号化し、復号化した信号と認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報とを制御部64に出力する(ステップS64からS66)。
制御部14は、復号化された認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報とを含む認証要求信号を利用認証部90に出力する。
利用認証部90の判定部92は、認証要求信号に基づき、復号化された認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されているか否かを判定し、判定結果を制御部64に出力する(ステップS67)。判定結果が、復号化された認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されていることを示す場合、制御部64は、認証成功として、ステップS68の処理を行う。判定結果が、復号化された認証情報とリーダ対応装置104−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されていないことを示す場合、制御部64は、認証失敗として、リーダ対応装置104−1に認証が失敗したことを通知し、処理を終了する。
以下、ステップS68からS75の処理は、図2のステップS6からS13と同様に、カード通信部80が復号化した信号を非接触カード400に送信し、カード通信部80が、送信した信号に対する応答信号を非接触カード400から受信し、暗復号化部70が応答信号を暗号化し、暗号化応答情報を制御部64がリーダ対応装置104−1に送信する。リーダ対応装置104−1において、暗復号化部20が暗号化応答信号を復号化し、リーダ通信部30が復号化された応答信号をカードリーダ装置300−1に送信し、制御部14が処理が終了したか継続であるかを判定する(ステップS68からS75)。
上述した応用例3によれば、1枚の非接触カード400をロケーション4A−1から4A−3に所在するユーザ間で共有して利用することが可能となる効果がある。また、認証判定を行うこととしたことにより、カードの不正利用を防止する効果がある。
なお、認証情報は、上述したように暗証番号であってもよいし、指紋情報や、静脈パターン情報などの生体認証情報、また、認証情報を記憶するセキュリティカードの認証情報であってもよい。
なお、応用例3において、カード処理装置204は、上述した応用例1と同様に、カード規格が異なる複数の非接触カードと通信することとしてもよい。この場合、リーダ対応装置104−1から104−3は、それぞれ、図3のリーダ通信部31と同様に、カード規格ごとの通信部を有する。また、カード処理装置204のカード通信部80は、図3のカード通信部81と同様に、カード規格後との通信部を有する。制御部14は、いずれのカード規格の通信部から信号が入力されるかに基づき、カード規格情報を信号に付与する。そして、暗復号化部20によって信号とカード規格情報とを暗号化した暗号化信号をカード処理装置204に送信し、カード処理装置204が、復号化したカード規格情報に対応する通信部を介して復号化した信号をカードに送信する。
<応用例4>
次に、上述した応用例2と応用例3とを組み合わせた例である応用例4を図面を参照して説明する。図11は、応用例4におけるカードシステム100を示す概略ブロック図である。図11において、基本の実施形態の図1、応用例2の図5、応用例3の図8と同様の構成については同一の符号を付し、異なる構成について説明する。
応用例4が基本の実施形態と異なる点は、カードを利用するユーザも、非接触カードも複数存在する点である。
図11において、カードシステム100は、ロケーション5A−1のカードリーダ装置300−1とリーダ対応装置105−1と、ロケーション5A−2のカードリーダ装置300−2とリーダ対応装置105−2と、ロケーション5A−3のカードリーダ装置300−3とリーダ対応装置105−3と、ロケーション5B−1の非接触カード400−1とカード処理装置204−1と、ロケーション5B−2の非接触カード400−2とカード処理装置204−2と、ロケーション5B−3の非接触カード400−3とカード処理装置204−3と、ネットワーク500とを備える。
なお、図11において、ロケーション5A−1と、ロケーション5A−2と、ロケーション5A−3とは、カードを利用するユーザと、ロケーション情報記憶部41が記憶するロケーション情報とが異なる点以外は、同様の構成であるため、ロケーション5A−2と、ロケーション5A−3との内部構成の図示を簡略化して示している。また、以下、ロケーション5A−1を代表例としてその構成について説明する。
また、同様に、ロケーション5B−1と、ロケーション5B−2と、ロケーション5B−3とは、認証情報記憶部91が記憶する認証情報と、カードが対応するサービスとが異なる点以外は、同様の構成であるため、ロケーション5B−2と、ロケーション5B−3との内部構成の図示を簡略化して示している。また、以下、ロケーション5B−1を代表例としてその構成について説明する。
リーダ対応装置105−1、105−2、104−3、カード処理装置204−1、204−2、204−5は、ネットワーク500に接続する。また、基本の実施形態と同様に、ロケーション5A−1、5A−2、5A−3、ロケーション5B−1、5B−2、5B−3は、互いに異なる場所である。
カード処理装置204−1は、図8のカード処理装置204と同様の構成であり、制御部64と、暗復号化部70と、カード通信部80と利用認証部90とを備える。
図12(a)は、ロケーションごとのロケーション判定部40のロケーション情報記憶部41が記憶するサービス識別情報と、カード処理装置識別情報とを対応付けたロケーション情報のテーブルであり、図12(b)は、ロケーションごとの利用認証部90の認証情報記憶部91が記憶するリーダ対応装置識別情報と、認証情報とを対応付けたテーブルである。
図12に示すように、カード処理装置204−1が接続する非接触カード400−1は、リーダ対応装置105−1を所有するユーザのみが利用でき、カード処理装置204−2が接続する非接触カード400−2は、リーダ対応装置105−1から105−3全ての装置の所有者が利用でき、カード処理装置204−3が接続する非接触カード400−3は、リーダ対応装置105−1とリーダ対応装置105−2との所有者が利用可能である。
なお、ロケーション4B−1において、カード処理装置204−1の通信可能域に非接触カード400−1が予め設置されていることとする。
ロケーション5A−1において、リーダ対応装置105−1は、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話などのコンピュータ端末であり、制御部15と、暗復号化部20と、リーダ通信部30と、ロケーション判定部40と、認証情報入力部50とを備える。リーダ対応装置105−1は、ネットワーク500を介して、カードリーダ装置300−1と非接触カード400−1から400−3との通信を中継する。
制御部15は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。また、制御部15は、カード処理装置204−1、204−2、204−3とデータの送受信を行う。また、制御部15は、認証情報入力部50を用いて、リーダ対応装置105−1を所有するユーザに認証情報の入力を要求する。また、制御部15は、認証情報入力部50から入力される認証情報をリーダ通信部30から入力される信号に付加する。また、制御部15は、カードリーダ装置300−1から入力される信号のサービス識別情報を含むロケーション判定要求信号をロケーション判定部40に出力し、判定結果に対応するカード処理装置に信号を送信する。
次に、本応用例4によるカードシステム100の動作について説明する。ここでは、例として、カードリーダ装置300−1と非接触カード400−1との通信を例に説明する。図13は、本応用例4におけるカードシステム100の動作の流れを示したフローチャートである。
ロケーション5A−1において、リーダ対応装置105−1がユーザによってカードリーダ装置300−1の通信可能域に設置されると、非接触カード400−1に対する信号をカードリーダ装置300−1から受信する。リーダ通信部30は、受信した信号を制御部15に出力する(ステップS81)。
制御部15は、リーダ通信部30から信号が入力されると、図7のステップS42と同様に、入力された信号のサービス識別情報を含むロケーション判定要求信号をロケーション判定部40に出力する。ロケーション判定部40の判定部42は、入力されたロケーション判定要求信号に基づき、サービス識別情報を検索キーとしてロケーション情報記憶部41からカード処理装置識別情報を読み出す。ここでは、サービス識別情報「1」に対応するカード処理装置識別情報「204−1」を読み出す。判定部42は判定結果を制御部15に出力する(ステップS82)。
制御部15は、ロケーション判定部40から判定結果が入力されると、図10のステップS62と同様に、認証情報を要求する認証情報要求信号を認証情報入力部50に出力する。
認証情報入力部50は、入力される認証情報要求信号に基づき、認証情報入力部50が有する出力手段によってユーザに認証情報の入力を要求し、認証情報入力部50が備える操作手段におけるユーザの操作によって入力される認証情報を制御部14に出力する(ステップS83)。
制御部15は、入力された信号と、認証情報と、リーダ対応装置105−1の識別情報とを含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力し、暗復号化部20が、暗号化要求信号に基づき、信号と認証情報とリーダ対応装置105−1の識別情報とを含む情報を暗号化し、暗号化信号として制御部15に出力する(ステップS84)。制御部15は、ロケーション判定部40の判定結果に基づき、暗号化信号をカード処理装置204に送信する(ステップS85)。
以下のステップS86からS96の処理は、図10のステップS65からS75と同様に、カード処理装置204−1において、制御部64が暗号化信号を受信し、暗復号化部70が暗号化信号を復号化し、制御部14が、復号化された認証情報とリーダ対応装置105−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されているか否かを判定する。
判定結果が、復号化された認証情報とリーダ対応装置105−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されていることを示す場合、制御部64は、認証成功として、ステップS89の処理を行う。判定結果が、復号化された認証情報とリーダ対応装置105−1の識別情報との組み合わせと対応する情報が、認証情報記憶部91に記憶されていないことを示す場合、制御部64は、認証失敗として、リーダ対応装置105−1に認証が失敗したことを通知し、処理を終了する。
カード通信部80が復号化した信号を非接触カード400−1に送信し、カード通信部80が、送信した信号に対する応答信号を非接触カード400−1から受信し、暗復号化部70が応答信号を暗号化し、暗号化応答情報を制御部64がリーダ対応装置105−1に送信する。リーダ対応装置105−1において、暗復号化部20が暗号化応答信号を復号化し、リーダ通信部30が復号化された応答信号をカードリーダ装置300−1に送信し、制御部15が処理が終了したか継続であるかを判定する(ステップS86からS96)。
上述した応用例4によれば、複数のユーザでカードを共有し、かつ、ユーザごとに利用可能なカードを設定することが可能となる効果がある。
また、上述の応用例4において、利用の可否だけではなく、利用可能な時間帯等を設定することも可能となる。
なお、応用例4において、カード処理装置204−1から204−3は、上述した応用例1と同様に、カード規格が異なる複数の非接触カードと通信することとしてもよい。この場合、リーダ対応装置105−1から105−3は、それぞれ、図3のリーダ通信部31と同様に、カード規格ごとの通信部を有する。また、カード処理装置204−1から204−3は、図3のカード通信部81と同様に、カード規格ごとの通信部を有する。また、ロケーション情報記憶部41はサービス識別情報ごとに、カード処理装置識別情報とカード規格情報との組み合わせを対応付けて記憶する。
そして、判定部42は、カードリーダ装置から入力されるサービス識別情報に基づき、ロケーション情報記憶部41からカード処理装置識別情報と、カード規格情報との組み合わせを読み出し、読み出したカード処理装置識別情報とカード規格情報との組み合わせを制御部15に出力する。制御部15は、図4のステップS22と同様に、カードリーダ装置から受信した信号に、判定部42から入力されるカード規格情報を付加し、信号とカード規格情報とを含む暗号化要求信号を暗復号化部20に出力する。暗復号化部20は、暗号化要求信号に応じて信号とカード規格情報とを暗号化し、暗号化信号として、制御部15に出力する。制御部15は、暗号化信号を、判定部42から入力されたカード処理装置識別情報に対応するカード処理装置に送信する。暗号化信号を受信したカード処理装置は、暗号化信号を復号化し、図4のステップS27と同様に、カード規格情報に対応する通信部から復号化信号をカードに送信する。
また、他の例として、上述した基本の実施形態、応用例1〜4の各カードリーダ装置が所定時間、非接触カードから受信する応答情報をキャッシュとして保持してもよい。すなわち、図14に示すように、リーダ対応装置106は、例えば、図1のリーダ対応装置101が備える構成に加え、カードリーダ装置から受信する信号と非接触カード400から受信する応答情報とを対応付けて記憶するキャッシュ情報記憶部55を備える。また、リーダ対応装置106の制御部16は、キャッシュ情報記憶部55に応答情報を書き込んでから予め定める所定時間が経過すると、キャッシュ情報記憶部55の応答情報を消去する。
制御部16は、カードリーダ装置から信号を受信した際に、当該信号と一致する信号を検出した場合、検出した信号に対応付けられる応答情報をキャッシュ情報記憶部55から読み出し、読み出した応答情報をカードリーダ装置に送信する。また、制御部16は、カードリーダ装置から受信した信号と一致する信号がキャッシュ情報記憶部55に記憶されていない場合は、カード処理装置に信号を送信する。
上記の構成とすることにより、通常、リーダ対応装置は、カードリーダ装置から信号を受信するたびに非接触カードに対して信号を送信し、応答情報を受信することとしていたが、応答情報を所定時間キャッシュとして記憶しておくことにより、ネットワーク500のトラフィック量を少なくすることが可能になる。また、カードリーダ装置から信号を受信してから、リーダ対応装置106が応答信号を送信するまでの時間を短縮することが可能になるという効果がある。
また、リーダ対応装置106は、さらに、キャッシュ情報記憶部55に記憶する応答情
報をカードリーダ装置に送信可能であるか否かを判定することとしてもよい。例えば、複数の入退室管理用のカードリーダ装置を備える建物内において、一度非接触カードから応答情報を受信すると、所定期間当該応答情報を記憶するが、電子マネー等の利用の場合には、応答情報をキャッシュとして記憶しない、又は、キャッシュ情報記憶部55から読み出さない、などの判定を、サービスの種類に基づき、判定する。また、ユーザごとにキャッシュとして応答情報を記憶するか否かを設定することとしてもよい。
なお、上述した基本の実施形態、応用例1から4、リーダ対応装置106において、カードリーダのロケーションと異なるロケーションの読取対象のカードとして、非接触カードを例に説明したが、これに限らず、接触型のカードであっても適用可能である。また、非接触型と接触型との両方を備えたコンビカードであっても適用可能である。
また、上述のように、カードを自宅等に保管したまま、外出先等でカードが利用可能となる効果がある。また、カードを携帯せずにすむことができ、さらに、カードを落としたりすることによる外出先での紛失を防止することが可能となる。また、ユーザが複数のカードを所有している場合、カード利用時に、ユーザが所有する複数のカードを取出し、複数のカードの中から目的のカードを選択する手間がなくなる効果がある。
さらに、本発明を適用することにより、カードを預かるビジネスモデルに対応することが可能となり、新たなビジネスを創出することが可能となる。また、このようなビジネスモデルによって、高セキュリティな環境でカードを保管することが可能となる。
さらに、家族や、同一グループなど、複数人で1枚のカードを共有することが可能となる。
なお、本発明に記載のカードと通信状態にあるカード処理装置は、例えば、カード処理装置の通信可能域に非接触カードが設置されているなど、各カード処理装置が、各非接触カードと通信可能な設置状態にあることに対応する。また、本発明に記載の制御信号は、各カードリーダ装置が送信する信号に対応し、本発明に記載の複数の通信方法に対応した通信部は、リーダ通信部31、又は、カード通信部81に対応する。
なお、上述のリーダ対応装置101、リーダ対応装置102、リーダ対応装置103、リーダ対応装置104−1から104−3、リーダ対応装置105−1から105−3、リーダ対応装置106、カード処理装置201、カード処理装置202、カード処理装置203−1から203−3、カード処理装置204、カード処理装置204−1から204−3は、内部にコンピュータシステムを有している。
そして、上述の各リーダ対応装置、並びに各カード処理装置の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、図2、4、7、10、13に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、図1、3、5、8、11、14に示す各リーダ対応装置、並びに各カード処理装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、カードが記憶する情報の読み出しなどのカード処理を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の基本の実施形態によるカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。 同基本の実施形態によるカードシステム100の動作フローを示す図面である。 同基本の実施形態の応用例1によるカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。 応用例1によるカードシステム100の動作フローを示す図面である。 基本の実施形態の応用例2によるカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。 ロケーション情報記憶部41が記憶するデータのテーブル例である。 応用例2によるカードシステム100の動作フローを示す図面である。 基本の実施形態の応用例3によるカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。 認証情報記憶部91が記憶するデータのテーブル例である。 応用例3によるカードシステム100の動作フローを示す図面である。 基本の実施形態の応用例4によるカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。 応用例4におけるロケーション情報記憶部41、認証情報記憶部91が記憶するデータのテーブル例である。 応用例4によるカードシステム100の動作フローを示す図面である。 他の例であるリーダ対応装置106の内部構成を示す図である。
符号の説明
100 カードシステム
101、102、103、104−1、104−2、104−3、105−1、105−2、105−3、106 リーダ対応装置
10、12、13、14、15、16 制御部
20 暗復号化部
30、31 リーダ通信部
32A A規格対応通信部
32B B規格対応通信部
32C C規格対応通信部
40 ロケーション判定部(ロケーション判定手段)
41 ロケーション情報記憶部(ロケーション情報記憶手段)
42 判定部
50 認証情報入力部(認証情報入力手段)
55 キャッシュ情報記憶部
300、300A、300B、300C、300−1、300−2、300−3 カードリーダ装置
1A、1B、2A、2B、3A、3B−1、3B−2、3B−3、4A−1、4A−2、4A−3、4B、5A−1、5A−2、5A−3、5B−1、5B−2、5B−3 ロケーション
60、62、63、64 制御部
70 暗復号化部
80、81 カード通信部
82A A規格対応通信部
82B B規格対応通信部
82C C規格対応通信部
90 利用認証部
91 認証情報記憶部
92 判定部
201、202、203−1、203−2、203−3、204、204−1、204−2、204−3 カード処理装置
400、400A、400B、400C、400−1、400−2、400−3 非接触カード(カード)
500 ネットワーク

Claims (10)

  1. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、
    該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、
    該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、
    前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置と
    を備え、
    前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置は、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継する
    ことを特徴とするカードシステム。
  2. 前記リーダ対応装置が、複数の通信方法に対応した通信部を有し、前記カードリーダ装置とこのカードリーダ装置の通信方法にて通信し、
    前記カード処理装置が、複数の前記通信方法に対応した通信部を有し、前記カードとこのカードの通信方法にて通信することを特徴とする請求項1に記載のカードシステム。
  3. 前記リーダ対応装置が、
    前記カードリーダ装置が提供するサービスごとに付与されている固有のサービス識別情報と、カード処理装置の識別情報とを予め対応付けてロケーション情報として記憶するロケーション情報記憶手段と、
    前記カードリーダ装置から入力される前記サービス識別情報と、前記ロケーション情報記憶手段が記憶するロケーション情報とを比較し、複数の前記カード処理装置のいずれかを通信対象として選択するロケーション判定手段とを
    さらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカードシステム。
  4. 前記リーダ対応装置が、
    認証情報を入力する認証情報入力手段を備え、
    前記カード処理装置が、
    前記リーダ対応装置から受信する前記認証情報と、内部に予め設定されている認証情報とを比較し、前記リーダ対応装置が前記カードを利用可能か否かを判定する利用認証手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカードシステム。
  5. 前記リーダ対応装置は、
    前記カードリーダ装置から受信する第1の制御信号と、前記カード処理装置から受信する前記第1の制御信号に対する応答信号とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記カードリーダ装置から受信する第2の制御信号と、前記記憶手段が記憶する前記第1の制御信号とを比較し、一致する場合、前記第1の制御信号と対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記応答信号を前記第2の制御信号の応答信号として送信する判定手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のカードシステム。
  6. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記リーダ対応装置であって、
    前記カードリーダと制御信号、又は、該制御信号に対する応答信号を送受信する第1通信手段と、
    前記カード処理装置と制御信号、又は、該制御信号に対する応答信号を送受信する第2通信手段と
    を備えることを特徴とするリーダ対応装置。
  7. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおけるカード処理装置であって、
    前記リーダ対応装置と信号を送受信する第1通信手段と、
    前記カードと信号を送受信する第2通信手段とを備える
    ことを特徴とするカード処理装置。
  8. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける通信方法であって、
    前記リーダ対応装置が、
    前記カードリーダ装置から前記カードに対する信号を受信する第1受信ステップと、
    受信した前記信号を前記カード処理装置に送信する第1送信ステップと、
    前記カード処理装置が、
    前記リーダ対応装置から前記信号を受信する第2受信ステップと、
    受信した前記信号を前記カードに送信する第2送信ステップと、
    前記カードから前記信号に対する応答信号を受信する第3受信ステップと、
    受信した前記応答信号を前記リーダ対応装置に送信する第3送信ステップと、
    前記リーダ対応装置が、
    前記カード処理装置から前記応答信号を受信する第4受信ステップと、
    受信した前記応答信号を前記カードリーダ装置に送信する第4送信ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
  9. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記リーダ対応装置に用いられるコンピュータに、
    前記カードリーダから前記カードに対する信号を受信するステップと、
    受信した前記信号を前記カード処理装置に送信するステップと、
    前記カード処理装置から前記信号に対する応答信号を受信するステップと、
    受信した前記応答信号を前記カードリーダ装置に送信するステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. サービス情報を記憶するICチップを有するカードであって、送信された制御信号に対して応答信号を出力するカードと、該カードが記憶するサービス情報よりサービスを提供するカードリーダ装置と、該カードリーダ装置と異なる場所に配置され、前記カードと通信状態にあるカード処理装置と、前記カードリーダ装置から入力される制御信号を前記カード処理装置に送信し、該制御信号により前記カード処理装置が前記制御信号に対する応答として前記カードから取得する応答信号を前記カードリーダ装置に送信するリーダ対応装置とを備え、前記カード処理装置及び前記リーダ対応装置が、前記カードリーダ装置と、前記カードリーダ装置と異なる場所にある前記カードとの前記制御信号及び前記応答信号を中継するカードシステムにおける前記カード処理装置に用いられるコンピュータに、
    前記リーダ対応装置から信号を受信するステップと、
    受信した前記信号を前記カードに送信するステップと、
    前記カードから前記信号に対する応答信号を受信するステップと、
    受信した前記応答信号を前記リーダ対応装置に送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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