JP4187335B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給油装置に係り、特にポリ容器に所定量の油液を給油できるよう構成された給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給油所では、ガソリンや軽油以外の油種として灯油の販売も行っている。
通常、ガソリンや軽油の給油を行う計量機とは別に灯油専用の計量機が設けられており、自動車の燃料タンクにガソリンを給油するついでに顧客が空のポリ容器を持参すると、給油所の作業員が計量機の給油ノズルをポリ容器の給油口に差し込んで給油を行う。
【0003】
従来、灯油専用の計量機は、地上固定式の計量機よりなり、ガソリンや軽油等の計量機と同様に、計量機から導出される可撓性を有する給油ホースと、その給油ホース先端に設けられてポリ容器の給油口に挿入される給油ノズルとを有している。
このような計量機を用いて灯油を給油する場合、空のポリ容器を地面に置いた状態で作業員が計量機に接続された給油ホースを延ばして給油ノズルの吐出パイプをポリ容器の給油口に挿入した後、給油ノズルのノズルレバーを開弁方向に操作して給油を開始する。尚、ポリ容器には、容量の異なる複数の種類があるため、作業員はその都度顧客に給油量を確認してから給油を開始している。
【0004】
そして、ポリ容器内の液面が上昇して給油ノズルの吐出パイプに達すると自動閉弁機構が作動して給油ノズルの主弁が閉弁する。このとき、目標とする20リットルあるいは18リットルに達していないので、作業員は給油ノズルのノズルレバーを半開に操作して少流量で給油を行う。そして、計量機の表示器に20リットルあるいは18リットルが表示されるまで、追加給油を行う。
【0005】
ところが、従来の給油装置では、ポリ容器を地面に置いた状態で給油するため、作業員が腰を曲げて給油ノズルを操作しなければならず、給油操作がやりづらかった。
さらに、作業員は給油終了まで給油ノズルのグリップを把持していないと給油ノズルがポリ容器の給油口から外れてしまうので、腰を曲げた姿勢のまま給油ノズルを支えなければならない。そのため、1個のポリ容器に灯油を給油するのに多くの労力を要していた。
【0006】
このような不都合を解消するため、給油ノズルを昇降可能に支持して給油する方法、あるいは計量機の側面から下方に延在された給油管をポリ容器の給油口に挿入して給油する方法が開発されている。
さらに、予めプリペイドカードのカードデータがカードリーダによって読み込まれると、給油量がプリセットされ、給油操作釦が押圧操作されている間のみ給油されるセルフサービス給油機能を有する給油装置が開発されている。この給油装置では、給油操作釦が押圧操作されると電磁弁が開弁(あるいはポンプ起動)されて給油が開始され、給油操作釦の押圧操作が解除されると電磁弁が閉弁(あるいはポンプ停止)されて給油が停止する。そして、給油停止後、給油量等が記載された伝票が発行される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような給油装置においては、カードデータとして1回の給油で給油される給油量が記憶された給油量プリペイドカードと、給油可能な金額が記憶された金額プリペイドカードとの2種類のプリペイドカードが使用されている。給油量プリペイドカードを使用して給油する場合は、給油すべきポリ容器の容量に対応した給油量可能量がカードデータとして記憶された給油量プリペイドカードを購入する必要がある。例えば18リットルの容量を有するポリ容器に給油するとき、18リットルが給油可能量として記憶された給油量プリペイドカードを購入し、ポリ容器の容量が20リットルであるときは、20リットルが給油可能量として記憶された給油量プリペイドカードを購入する。そして、ポリ容器が2個又は3個ある場合には、2枚又は3枚の給油量プリペイドカード、又はポリ容器が18リットルであれば6リットル、54リットルのプリペイドカードを購入することになる。
【0008】
この給油量プリペイドカードシステムは、カードリーダに挿入されてカードデータとして1回の給油で給油される給油量が読み込まれると、1回の給油処理で給油される給油量(18又は20リットル)を設定値として給油装置に設定させることができる。
また、金額プリペイドカードを使用して給油する場合は、予めカードデータとして記憶された金額に応じた給油可能量が設定され、その分連続して複数回の給油が可能となる。従って、金額プリペイドカードに1万円の金額データが記憶されているときは、1万円分の給油が可能であり、例えば1リットルが50円であるとすると、200リットルの灯油が給油可能量として給油装置に設定することができる。
【0009】
ところが、金額プリペイドカードがカードリーダに挿入されて金額データがカードデータとして読み込まれると、給油されるポリ容器の容量に関係なく金額データに基づいて給油可能量が設定値として設定されてしまう。そのため、顧客は、金額プリペイドカードを使用する場合、ポリ容器の容量に応じた給油可能量をテンキー操作等により手動操作で入力しなければならない。
【0010】
従って、従来の給油装置では、金額プリペイドカードを使用して給油するとき、その都度ポリ容器の容量を確認して給油可能量を手動操作で入力することになるので、設定操作が面倒であるといった問題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、被給油容器へ油液を送液する送液手段と、前記送液手段より送液される油液の給油量を計測するための流量計と、給油可能量或いは給油可能金額に基づく給油可能量が設定値として記憶されたプリペイドカードと、該プリペイドカードに記憶された設定値を読み取るカードリーダと、給油の開始を指示するための給油操作スイッチと、前記給油操作スイッチが操作されると前記送液手段による油液の送液を開始し、前記給油量が前記カードリーダにより読み取られた前記設定値に達したときに給油を停止するように前記送液手段を制御する制御手段とを有する給油装置において、
前記設定値と予め決められた一旦停止量とを比較する比較手段を備え、
前記制御手段は、
前記給油操作スイッチが操作された際に前記比較手段により前記設定値が前記一旦停止量以上であると判断された場合には、前記給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記一旦停止量を差し引いた値を新たな設定値として設定し、また、前記設定値が前記一旦停止量以上でないと判断された場合には、前記給油量が当該設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御し、
前記給油操作スイッチが再度操作された場合には、前記比較手段は前記新たな設定値と前記一旦停止量とを比較し、前記比較手段の比較結果により前記新たな設定値が前記一旦停止量以上であると判断された場合には、前記給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記新たな設定値より前記一旦停止量を差し引いた値を更なる新たな設定値として設定し、また、前記新たな設定値が前記一旦停止量以上でないと判断された場合には、前記給油量が当該新たな設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御し、もって、前記給油操作スイッチが操作される毎に前記一旦停止量を上限とした給油が繰り返し行なわれることを特徴とするものである。
【0012】
従って、上記請求項1記載の発明によれば、給油操作スイッチが再度操作された場合には、比較手段の比較結果により新たな設定値が一旦停止量以上であると判断された場合には、給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように送液手段を制御するとともに、新たな設定値より一旦停止量を差し引いた値を更なる新たな設定値として設定し、また、新たな設定値が一旦停止量以上でないと判断された場合には、給油量が当該新たな設定値に達した時点で給油を停止させるように送液手段を制御し、もって、給油操作スイッチが操作される毎に一旦停止量を上限とした給油が繰り返し行なわれるため、手動で給油可能量を設定操作する必要がなく金額プリペイドカードを使用する場合でも面倒な設定操作が不要となり、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、前記制御手段は、
前記一旦停止量の給油が停止してから所定時間以内に前記給油操作スイッチが操作された場合には、同一の前記被給油容器への追加給油であるものと判断し、当該給油操作スイッチが操作された後の給油量が当該追加給油に対応する設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記追加給油に対応する設定値を差し引いた値を前記新たな設定値として設定することを特徴とするものである。
【0014】
従って、上記請求項2記載の発明によれば、一旦停止量の給油が停止してから所定時間以内に給油操作スイッチが操作された場合には、同一の被給油容器への追加給油であるものと判断するため、2回目以降の給油が追加給油か別の被給油容器への給油かを設定する必要がなく、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、前記送液手段は、前記被給油容器に給油する際に下降されて当該被給油容器に挿入される給油パイプ機構を有してなり、
前記制御手段は、
前記一旦停止量の給油が停止してから前記給油パイプ機構が上昇されることなく前記給油操作スイッチが操作された場合には、同一の前記被給油容器への追加給油であるものと判断し、当該給油操作スイッチが操作された後の給油量が当該追加給油に対応する設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記追加給油に対応する設定値を差し引いた値を前記新たな設定値として設定することを特徴とするものである。
【0016】
従って、上記請求項3記載の発明によれば、一旦停止量の給油が停止してから給油パイプ機構が上昇されることなく給油スイッチが操作された場合には、同一の被給油容器への追加給油であるものと判断するため、2回目以降の給油が追加給油か別の被給油容器への給油かを設定する必要がなく、セルフサービス給油の追加給油操作が容易に行なえる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる給油装置の一実施例を示す構成図である。
図1に示されるように、給油装置11は、灯油のセルフサービス給油を行う給油システムであり、大略、給油エリアに設置された計量機12と、計量機12の近傍に設置されたカードリーダボックス14と、受付16に設置されたオートレジスタ18と、プリペイドカード(図示せず)を発券する券売機20とから構成されている。券売機20は、顧客が給油量に応じた給油量プリペイドカード又は購入金額に応じた金額プリペイドカードを発券するように構成されており、前面に例えば18リットル1回給油券、18リットル2回給油券、20リットル1回給油券、20リットル2回給油券又は2千円給油券、5千円給油券、7千円給油券、1万円給油券を選択的に指定する給油量選択釦20a〜20dと、料金表示器20eと、料金支払い部20fと、おつり返却口20gが設けられている。
【0018】
オートレジスタ18は、管理キースイッチ18aと、カードリーダ18bと、各種操作スイッチ釦18cと、各種メーセージを表示する表示器18dとが配設されている。また、オートレジスタ18は、シリアル回線からなるSS−LAN22を介して計量機12及びカードリーダボックス14と通信可能に接続されており、カードリーダボックス14にプリペイドカードが挿入されると、計量機12に対し給油許可信号を出力すると共に、プリペイドカードに記憶された給油データに基づいて給油すべき給油量をプリセットする。さらに、オートレジスタ18は、使用済みのプリペイドカードを再生するためのカード再生機能も有している。
【0019】
また、カードリーダボックス14には、券売機20で購入されたプリペイドカードが挿入されるカードリーダ部14aと、事務所と通話するためのインタホーン14bと、カードリーダ部14aで読み込まれたカードデータが正しいか否かを表示する状態表示パネル14cとを有する。
尚、カードリーダ部14aは、プリペイドカードが挿入されると、プリペイドカードの磁気記憶部に記憶された給油データ(給油可能量として18リットル又は20リットル又は金額に応じた給油量等)を読み込む。そして、プリペイドカードに未給油のデータが残っていないときは、挿入されたプリペイドカードを返却せずに回収するよう構成されている。
【0020】
計量機12は、左右側面にセルフサービス給油を行なう給油系統24,26が設けられている。計量機12の左側に配設された給油系統24は、通常の給油ノズル、給油ホースを有している。そして、計量機12の右側に設けられた給油系統26は、給油ノズルの代わりに昇降可能な給油パイプ機構28を用いてタンク載置台30に載置されたポリ容器32に給油を行なう構成となっている。
【0021】
図2は計量機12の正面図である。また、図3は計量機12の右側面図である。
図2及び図3に示されるように、計量機12は、右側面から右方向に延在する一対の注油管路33が配設されている。この注油管路33は、灯油をポリ容器32に吐出するための管路であり、先端部分が下方に向かって延在するように形成されている。
【0022】
また、注油管路33は、基端部が電磁弁(後述する)に接続され、先端部が垂下方向に延在されている。注油管路33の下方には、給油パイプ機構28が連通されている。この給油パイプ機構28は、径の異なる2本のパイプ28a,28bが上下方向(Y方向)に摺動可能に嵌合された構成とされている。すなわち、給油する前は2本のパイプが重なり合うように短くされ、ポリ容器32に給油する際は把手29を引き下ろすことにより外側のパイプ28aが下方に摺動されてポリ容器32の給油口32aに挿入される。
【0023】
尚、パイプ28aの下端開口部に泡が達したとき泡チューブ31を介して圧力変化を検出する泡センサ27が取り付けられている。また、泡チューブ31の下端部31aは、パイプ28aの先端部近傍に接続されており、給油口32aの泡により閉塞されると泡チューブ31への空気供給が停止する。また、泡チューブ31の上端部31bは、注油管路33の先端部近傍に接続されており、負圧発生部として機能する。
【0024】
そして、泡センサ27は、上端部31bで発生した負圧により下端部31aからの空気が供給されているときは、内部のダイヤフラム(図示せず)が変位せず、下端部31aが泡により閉塞されると下端部31aからの空気供給が遮断されて内部のダイヤフラムが変位する。このダイヤフラムの変位は、フォトインタラプタ等の光センサを用いて検出しており、光センサからの検出信号が泡検出信号として制御回路60に出力される。
【0025】
また、ポリ容器32は、給油口32aが給油しやすい高さ位置となるように容器載置台30に載置される。
計量機12の正面の上部には、給油量を表示する表示器34が設けられている。また、計量機12の左右側面には、給油操作スイッチ釦36と、強制終了スイッチ釦(給油終了指示手段)38とが配設されている。尚、給油操作スイッチ釦36及び強制終了スイッチ釦38は、押圧操作されているときオンとなり、押圧操作が解除されるとオフに復帰する押しボタンスイッチからなる。
【0026】
給油操作スイッチ釦36は、給油を行ないたい要求(給油許可要求信号)をオートレジスタ18の表示・ブザーにより監視者に知らせ監視者が操作スイッチ釦18cの許可ボタン操作により計量機12が給油許可となる。給油許可後は、給油操作スイッチ釦36の押圧操作中は給油が行なえる。そして、給油操作スイッチ釦36の押圧操作が解除されると給油を停止させるようになっている。また、強制終了スイッチ釦38は、プリセット給油の途中で給油を強制的に停止して終了させる場合に押圧操作されて給油終了を指示するためのスイッチ釦である。
【0027】
図4は計量機12の内部構成を示す縦断面図である。
図4に示されるように、計量機12の筐体40内部には、地下タンク(図示せず)に連通された給油管路42が配設されている。この給油管路42には、ベーンポンプ44と、2段閉弁式の電磁弁46と、4ピストン式の流量計47とが配設されている。また、筐体40の支柱40bには、給油ポンプ45を駆動するモータ48と、流量計47のロータ回転が伝達されて流量パルスを出力する流量パルス発振器52とよりなる。そして、電磁弁46の流出口には、前述した注油管路33が接続されている。
【0028】
ここで、上記のように構成されたセルフサービス給油システムの操作手順につて説明する。
▲1▼ 先ず、灯油を購入する顧客は、受付16で券売機20で希望する給油量のプリペイドカードを購入する。
▲2▼ 次に顧客は、給油エリアに移動してカードリーダボックス14のカードリーダ部14aにプリペイドカードを挿入してカードデータ(給油データ)を読み取らせる。
【0029】
オートレジスタ18は、計量機12から給油許可要求信号が出力されるのを待つ。
▲3▼ そして、顧客は、ポリ容器32をタンク載置台30に載置してポリ容器32の給油口32aのキャップを外す。そして、給油パイプ機構28の把手29を把持し、パイプ28aを下方に摺動させて給油口32aに挿入させる。
▲4▼ 続いて、顧客は、計量機12に設けられた給油操作スイッチ釦36を押圧操作してオンにする。そして、計量機12の制御回路60は、オートレジスタ18に給油許可信号が送られ、オートレジスタ18の表示、ブザーにより監視者に通知する。これにより、監視者は、安全を確認し、操作スイッチ釦18cの許可ボタンを押す。
【0030】
この操作でオートレジスタ18から計量機12へ給油許可信号が出力されると、給油ポンプ45のモータ48を駆動すると共に電磁弁46を開弁する。これにより、ポリ容器32への給油が開始される。
▲5▼ 給油操作スイッチ釦36が押圧操作されている間、ポリ容器32への給油が継続される。そして、給油操作スイッチ釦36の押圧操作が解除された場合、あるいはパイプ28aの下端開口に設けられた泡センサ27が給油時の液面に発生する泡を検知すると、電磁弁46を閉弁させる。
【0031】
また、強制終了スイッチ釦38がオンに操作されると、給油途中で給油操作スイッチ釦36の押圧操作されていても電磁弁46を閉弁させ、給油ポンプ45のモータ48を停止させる。
▲6▼ この後、顧客は、給油パイプ機構28の把手29を把持し、パイプ28aを上方に摺動させて給油口32aから引き抜く。そして、ポリ容器32の給油口32aにキャップを装着してポリ容器32をタンク載置台30から移動させる。
▲7▼ 尚、プリペイドカードに未給油の代金が残っている場合には、プリペイドカードをカードリーダボックス14のカードリーダ部14aから返却させ、プリペイドカードの残量がゼロであるときはプリペイドカードがカードリーダボックス14に回収される。
【0032】
図5は計量機12の制御系の構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、制御回路60は、カードリーダボックス14のカードリーダ部14aと、泡センサ27と、給油操作スイッチ釦36と、強制終了スイッチ釦38と、給油ポンプ45を駆動するモータ48と、電磁弁46と、流量計47と、表示器34と接続されている。
【0033】
図6は計量機12の制御回路60が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図6に示されるように、制御回路60は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されたかどうかをチェックする。S11で給油操作スイッチ釦36がオンに操作されると、S12に進み、オートレジスタ18から給油許可信号が入力され、且つカードリーダボックス14で読み取られたカードデータ(給油可能量又は給油可能金額)が入力されたかどうかをチェックする。
【0034】
そして、S12において、給油許可信号が入力され、且つカードデータが入力されたときは、S13に進み、給油ポンプ45のモータ48を起動させる。続いて、S14で一旦停止量設定処理を行なう。この一旦停止量は、計量機が給油開始から給油を停止させるための設定値(プリペイドカードに記憶された給油量・金額データに基づいてオートレジスタ18から送信されるプリセット値)であり、後述するように設定処理が行なわれる。
【0035】
次のS15では、電磁弁46を開弁させる。これにより、ポリ容器32への給油が開始される。次のS16では、流量計47によって計測された今回給油量(一のポリ容器32への給油の量)がプリセットされた一旦停止量(設定値)に達したかどうかをチェックする(比較手段)。このS16において、流量計47によって計測された今回給油量がプリセットされた一旦停止量に達していないときは、S17に移行して給油操作スイッチ釦36がオフになったかどうかをチェックする。
【0036】
また、S17において、給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、再びS16に戻り、流量計47によって計測された今回給油量がプリセットされた一旦停止量に達したかどうかをチェックする。そして、S16において、流量計47によって計測された今回給油量がプリセットされた一旦停止量に達したときは、S18に進み、電磁弁46を閉弁させる。
【0037】
次のS19では、プリセット給油終了後に給油操作スイッチ釦36がオフになったかどうかをチェックする。このS19において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S20に進む。
次のS20では、給油停止スイッチ釦38がオンかどうかをチェックする。S20において、給油停止スイッチ釦38がオンであるときは、今回の給油が終了したものと判断し、S21で給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、S22で給油を終了させ、且つポリ容器32へ給油された給油量データを給油終了信号としてオートレジスタ18へ出力する。これにより、オートレジスタ18は、給油量等の伝票を発行すると共に、給油データを記憶する。
【0038】
また、S20において、給油停止スイッチ釦38がオフであるときは、S23に進み、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されたかどうかをチェックする。そして、S23で給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、給油を再開したものと判断して上記S14に戻り、給油操作スイッチ釦36がオフに操作されたときは、S24に進み、予め設定された所定時間tが経過したかどうかをチェックする。
【0039】
S24において、所定時間tが経過する前は上記S20に戻り、所定時間tが経過したときは、S25に進み、エラーを報知する。その後、上記S21に移行して給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、S22で給油を終了させ、且つポリ容器32へ給油された給油量データを給油終了信号としてオートレジスタ18へ出力する。
【0040】
また、上記S16で流量計47によって計測された今回給油量がプリセットされた一旦停止量に達する前に、S17で給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S26に進み、電磁弁46を閉弁させる。そして、S27で給油停止スイッチ釦38がオンかどうかをチェックする。S27において、給油停止スイッチ釦38がオンであるときは、今回給油量が一旦停止量に達する前に給油を中断するものと判断してS21に進み、上記S21,S22の給油停止処理を実行する。
【0041】
また、S27において、給油停止スイッチ釦38がオフであるときは、S28に進み、給油操作スイッチ釦36がオンに操作されたかどうかをチェックする。そして、S28において、給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、中断した給油処理を再開したものと判断して前述した上記S15に戻り、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S29に進み、予め設定された所定時間tが経過したかどうかをチェックする。
【0042】
S29において、所定時間tが経過する前は上記S27に戻り、所定時間tが経過したときは、S30に進み、エラーを報知する。その後、上記S21に移行し、上記S21,S22の給油停止処理を実行する。
このように、S14において、一旦停止量の設定処理が行なわれるため、顧客自身がポリ容器32の容量を確認して手動操作で一回の給油量をプリセットするといった面倒な操作が不要になる。また、上記S16において、流量計47によって計測された今回給油量がプリセットされた一旦停止量に達した時点でポリ容器32への給油が停止されるため、ポリ容器32の容量に拘わらずポリ容器32の給油口からオーバフローする前に給油を停止させることができる。
【0043】
図7は図6のS14で実行される一旦停止量設定処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。
図7に示されるように、S31では、今回給油量のカウンタをリセットする。尚、表示器34に表示される給油量の数値は、そのまま表示させる。
次のS32では、カードリーダボックス14で読み取られたカードデータ(給油可能量又は給油可能金額)により設定される設定量がゼロかどうかをチェックする。このS32において、カードデータ(給油可能量又は給油可能金額)による設定量がゼロのときは、S33に進み、一旦停止量をゼロに設定する。すなわち、今回は給油不可となる。
【0044】
上記S32において、設定量がゼロでないときは、S34に進み、設定量が18リットル以下かどうかをチェックする。このS34において、カードデータ(給油可能量又は給油可能金額)による設定量が18リットル以下のときは、S35に進み、一旦停止量をカードデータに応じた任意の設定量(1〜18リットル)に設定する。そして、S36でプリセットされた設定量をゼロにする。これで今回の一旦給油量設定処理を終了する。
【0045】
また、上記S34において、設定量が18リットル以下でないときは、S37に進み、設定量=18リットルかどうかをチェックする。このS37において、設定量が18リットル(給油量プリペイドカードによる)であるときは、S38に進み、一旦停止量を18リットルに設定する。その後、S36に移行してプリセットされた設定量をゼロにする。
【0046】
また、上記S37において、設定量が18リットルでないときは、S39に進み、設定量=20リットルかどうかをチェックする。このS39において、設定量が20リットル(給油量プリペイドカードによる)であるときは、S40に進み、一旦停止量を20リットルに設定する。その後、S36に移行してプリセットされた設定量をゼロにする。
【0047】
また、上記S39において、設定量=20リットルでないときは、S41に進み、設定量が180リットル以上かどうかをチェックする(比較手段)。このS41において、設定量が180リットル以上であるときは、金額プリペイドカードに対応できるようにするためS42に進み、一旦停止量を18リットル(標準値)に設定する(設定値設定手段)。その後、S43に移行してプリセットされた設定量(18リットル)を金額プリペイドカードの金額データから減算する。これで今回の一旦給油量設定処理を終了する。
【0048】
また、上記S41において、設定量が180リットル以上でないときは、S44に進み、設定量が18リットルの倍数かどうかをチェックする(容量判別手段)。このS44において、設定量が18リットルの倍数であるときは、ポリ容器32の容量が18リットルであるものと判断し、上記S42,S43の処理を実行する。
【0049】
また、上記S44において、設定量が18リットルの倍数でないときは、S45に進み、設定量が20リットルの倍数かどうかをチェックする(容量判別手段)。このS45において、設定量が20リットルの倍数であるときは、ポリ容器32の容量が20リットルであるものと判断し、S46で一旦停止量を20リットルに設定する(設定値設定手段)。その後、S47に移行してプリセットされた設定量(20リットル)を金額プリペイドカードの金額データから減算する。これで今回の一旦給油量設定処理を終了する。
【0050】
また、上記S45において、設定量が20リットルの倍数でないときは、18リットル又は20リットル以外の端数を含む設定量であるので、S48に進み、一旦停止量を18リットルに設定する。その後、S49に移行してプリセットされた設定量(18リットル)を金額プリペイドカードの金額データから減算する。これで今回の一旦給油量設定処理を終了する。
【0051】
このように、給油量プリペイドカード記憶されているカードデータ(18リットル又は20リットル)の種類に基づいてポリ容器32の容量に応じた一旦停止量を設定することができる。
さらに、金額プリペイドカードのように複数回分の給油可能量のカードデータ(例えば1万円分に相当する給油可能量として200リットル)が入力された場合には、一旦停止量を18リットルに設定することによりポリ容器32の容量が18リットル又は20リットルのどちらでも対処することができる。そして、金額プリペイドカードから読み込まれたカードデータが180リットル以下であるときは、設定量が18リットル又は20リットルの倍数かどうかを確認して設定量を決めるため、金額プリペイドカードを使用してもポリ容器32の容量に応じた設定量を設定することができる。
【0052】
従って、従来のように手動で給油可能量を設定操作する必要がなく金額プリペイドカードを使用する場合でも面倒な設定操作が不要となり、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
尚、本実施例においては、計量機の側面から下方に延在された給油管を有する計量機を例として説明したが、従来の給油ノズルを有する計量機に適用しても良く、この場合、再給油を指示するための手段として給油ノズルを掛け外しするノズル掛け内に設けられたノズルスイッチを利用して一旦停止量で給油が停止した後の給油ノズルが掛けられた状態から外された状態になるまでのノズルスイッチの操作時間を計測し、操作時間が所定時間以下であるかどうかを判断して所定時間以下であれば再給油を開始するようにすれば良い。
【0053】
また、操作時間が所定時間よりも大きい場合には、当該顧客の給油が終了したものと判断してポンプを止めるようにすれば良い。
図8は図6に示す制御処理の変形例1を説明するためのフローチャートである。
尚、図8において、S51〜S58、及びS71〜S75は、図6のS21〜S28、及びS26〜S30と同様な処理を行なうため、同一処理の説明は省略する。
【0054】
図8中、S59では、給油操作スイッチ釦36がオフに操作されたかどうかをチェックする。そして、S59において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S60に進み、タイマをリセットしてタイマをスタートさせる。
次のS61では、給油停止スイッチ釦38がオンかどうかをチェックする。このS61において、給油停止スイッチ釦38がオンであるときは、S62に進み、給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、S63で給油を終了させ、且つポリ容器32へ給油された給油量データを給油終了信号としてオートレジスタ18へ出力する。
【0055】
しかし、S61において、給油停止スイッチ釦38がオフであるときは、S64に進み、給油操作スイッチ釦36がオンに再操作されたかどうかをチェックする(操作態様検出手段)。そして、S64において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S69に進み、予め設定された所定時間t2 が経過したかどうかをチェックする。 S64において、所定時間t2 が経過する前は上記S61に戻り、所定時間t2 が経過したときは、前述したS70に進み、エラーを報知する。その後、上記S62に移行して給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、S63で給油を終了させる。
【0056】
また、上記S64において、給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、S65に進み、上記S60でスタートさせたタイマにより計測された給油操作スイッチ釦36がS61でオフに操作されてからS64でオンに再操作されるまでの操作時間を記憶する。
続いて、S66では今回の追加給油又は次回の給油を行なうものと判断して再給油フラグを1にセットする。次のS67では、給油操作スイッチ釦36が再操作されるまでの操作時間が予め設定された所定時間t1 以上であるかどうかをチェックする(判別手段)。
【0057】
所定時間t1 は、別のポリ容器32に給油する場合にポリ容器32を給油位置で入れ替えるのに要する時間であり、例えば10秒に設定する。そして、S67において、操作時間が所定時間t1 以上であるときは、S68に進み、別のポリ容器32を給油位置に用意しているのものと判断し、次給油フラグを1にセットする(設定値設定手段)。その後、前述したS54の一旦停止量設定処理へ移行する。
【0058】
また、上記S67において、操作時間が所定時間t1 以下であるときは、今回の追加給油により一旦停止量の足りない分を補充するため、S68の処理を省略して前述したS54の一旦停止量設定処理へ移行する。すなわち、ポリ容器32の容量が20リットルであるのに一旦停止量が18リットルに設定された場合、2リットルの追加給油を行なうように設定することができる。
【0059】
このように、変形例1では、給油操作スイッチ釦36がオフに操作されてからオンに再操作されるまでの操作時間をタイマにより測定し、これを記憶して所定時間t1 と比較することにより今回の追加給油を行なうのか、次回の給油を行なうのかを判定することができる。これにより、18リットル又は20リットルといったように容量の異なるポリ容器32に給油する場合でも自動的に給油状況を認識して給油処理することができる。
【0060】
図9は図6に示す制御処理の変形例2を説明するためのフローチャートである。
尚、図9において、S81〜S88、及びS100〜S104は、図6のS21〜S28、及びS26〜S30と同様な処理を行なうため、同一処理の説明は省略する。
【0061】
図9中、S89では、給油操作スイッチ釦36がオフに操作されたかどうかをチェックする。そして、S89において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S90に進み、給油パイプ機構28のパイプ28aが上昇されてポリ容器32の給油口から引き上げられたかどうかをチェックする。
このS90において、給油パイプ機構28のパイプ28aが上昇したときは、S91に進み、別のポリ容器32を給油位置に用意しているのものと判断し、次給油フラグを1にセットする。
【0062】
しかし、S90において、給油パイプ機構28のパイプ28aが上昇しないときは、パイプ28aがポリ容器32に挿入されたままであるので、今回給油の追加給油を行なうものと判断し、S91の処理を省略してS92に進む。すなわち、ポリ容器32の容量が20リットルであるのに一旦停止量が18リットルに設定された場合、2リットルの追加給油を行なうように設定することができる。
【0063】
S92では、給油停止スイッチ釦38がオンかどうかをチェックする。このS92において、給油停止スイッチ釦38がオンであるときは、今回給油が終了したものと判断してS93に進み、次給油フラグをリセットする。その後、S94に進み、給油ポンプ45のモータ48を停止させると共に、S95で給油を終了させ、且つポリ容器32へ給油された給油量データを給油終了信号としてオートレジスタ18へ出力する。
【0064】
また、上記S92において、給油停止スイッチ釦38がオフであるときは、S96に進み、給油操作スイッチ釦36がオンに再操作されたかどうかをチェックする。そして、S96において、給油操作スイッチ釦36がオフであるときは、S98に進み、予め設定された所定時間tが経過したかどうかをチェックする。S98において、所定時間tが経過する前は上記S90に戻り、所定時間tが経過したときは、前述したS99に進み、エラーを報知する。また、上記S96において、給油操作スイッチ釦36がオンであるときは、S97に進み、今回の追加給油又は次回の給油を行なうものと判断して再給油フラグを1にセットする。その後、前述したS84の一旦停止量設定処理へ移行する。
【0065】
このように、変形例2では、給油パイプ機構28のパイプ28aの上昇操作の有無によって今回給油の追加給油を行なうのか、あるいは別のポリ容器32への次回給油を行なうのかを自動的に判別することができる。
図10は変形例2に対応する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0066】
図10に示されるように、S111では今回給油量のカウンタをリセットする。尚、表示器34に表示される給油量の数値は、そのまま表示させる。
次のS112では、再給油フラグが1にセットされているかどうかをチェックする。このS112において、再給油フラグが1にセットされているときは、S113に進み、次給油フラグが1にセットされているかどうかをチェックする。
【0067】
S113において、次給油フラグが1にセットされていないときは、今回給油の追加給油を行なうものと判断してS114に進み、一旦停止量を2リットルに設定する。そして、S115では、プリセットされた設定量(2リットル)を金額プリペイドカードの金額データから減算する。続いて、S116で再給油フラグをリセットして今回の一旦給油量設定処理を終了する。
【0068】
また、上記S113において、次給油フラグが1にセットされているときは、S117に進み、再給油フラグ及び次給油フラグをリセットする。また、上記S112において、再給油フラグが1にセットされていないときは、上記S113,S117の処理を省略してS118に移行する。
尚、S118〜S135の処理は、前述した図7のS32〜S49の処理と同じため、S118以降の処理の説明を省略する。
【0069】
このように、再給油フラグが1にセットされている場合には、20リットルの容量を有するポリ容器32に対し18リットルの一旦給油量が設定されており、一旦停止量設定処理が行なわれたポリ容器32への追加給油を行なうことを認識することができる。
また、次給油フラグが1にセットされている場合には、別のポリ容器32への次回給油を行なうことを認識することができ、給油量プリペイドカード記憶されているカードデータ(18リットル又は20リットル又は金額)の種類に基づいてポリ容器32の容量に応じた一旦停止量を設定することができる。
【0070】
従って、従来のように手動で給油可能量を設定操作する必要がなく金額プリペイドカードを使用する場合でも面倒な設定操作が不要となり、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
尚、上記実施例では、灯油を販売する場合を一例として挙げたが、これに限らず、灯油以外の油液をポリ容器に給油して販売する場合にも適用できるのは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、給油操作スイッチが再度操作された場合には、比較手段の比較結果により新たな設定値が一旦停止量以上であると判断された場合には、給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように送液手段を制御するとともに、新たな設定値より一旦停止量を差し引いた値を更なる新たな設定値として設定し、また、新たな設定値が一旦停止量以上でないと判断された場合には、給油量が当該新たな設定値に達した時点で給油を停止させるように送液手段を制御し、もって、給油操作スイッチが操作される毎に一旦停止量を上限とした給油が繰り返し行なわれるため、手動で給油可能量を設定操作する必要がなく金額プリペイドカードを使用する場合でも面倒な設定操作が不要となり、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
【0072】
また、上記請求項2記載の発明によれば、一旦停止量の給油が停止してから所定時間以内に給油操作スイッチが操作された場合には、同一の被給油容器への追加給油であるものと判断するため、2回目以降の給油が追加給油か別の被給油容器への給油かを設定する必要がなく、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
【0073】
また、上記請求項3記載の発明によれば、一旦停止量の給油が停止してから給油パイプ機構が上昇されることなく給油スイッチが操作された場合には、同一の被給油容器への追加給油であるものと判断するため、2回目以降の給油が追加給油か別の被給油容器への給油かを設定する必要がなく、セルフサービス給油の操作が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】計量機12の正面図である。
【図3】計量機12の右側面図である。
【図4】計量機12の内部構成を示す縦断面図である。
【図5】計量機12の制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】計量機12の制御回路60が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6のS14で実行される一旦停止量設定処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。
【図8】図6に示す制御処理の変形例1を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6に示す制御処理の変形例2を説明するためのフローチャートである。
【図10】変形例2に対応する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 給油装置
12 計量機
14 カードリーダボックス
18 オートレジスタ
20 券売機
24,26 給油系統
27 泡センサ
28 給油パイプ機
32 ポリ容器
33 注油管路
34 表示器
36 給油操作スイッチ釦
38 給油停止スイッチ釦
40 筐体
42 給油管路
44 ベーンポンプ
46 電磁弁
47 流量計
54 給油量表示部
56 プリセット値表示部
58 状態表示部
60 制御回路

Claims (3)

  1. 被給油容器へ油液を送液する送液手段と、前記送液手段より送液される油液の給油量を計測するための流量計と、給油可能量或いは給油可能金額に基づく給油可能量が設定値として記憶されたプリペイドカードと、該プリペイドカードに記憶された設定値を読み取るカードリーダと、給油の開始を指示するための給油操作スイッチと、前記給油操作スイッチが操作されると前記送液手段による油液の送液を開始し、前記給油量が前記カードリーダにより読み取られた前記設定値に達したときに給油を停止するように前記送液手段を制御する制御手段とを有する給油装置において、
    前記設定値と予め決められた一旦停止量とを比較する比較手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記給油操作スイッチが操作された際に前記比較手段により前記設定値が前記一旦停止量以上であると判断された場合には、前記給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記一旦停止量を差し引いた値を新たな設定値として設定し、また、前記設定値が前記一旦停止量以上でないと判断された場合には、前記給油量が当該設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御し、
    前記給油操作スイッチが再度操作された場合には、前記比較手段は前記新たな設定値と前記一旦停止量とを比較し、前記比較手段の比較結果により前記新たな設定値が前記一旦停止量以上であると判断された場合には、前記給油量が当該一旦停止量に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記新たな設定値より前記一旦停止量を差し引いた値を更なる新たな設定値として設定し、また、前記新たな設定値が前記一旦停止量以上でないと判断された場合には、前記給油量が当該新たな設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御し、もって、前記給油操作スイッチが操作される毎に前記一旦停止量を上限とした給油が繰り返し行なわれることを特徴とする給油装置。
  2. 記制御手段は、
    前記一旦停止量の給油が停止してから所定時間以内に前記給油操作スイッチが操作された場合には、同一の前記被給油容器への追加給油であるものと判断し、当該給油操作スイッチが操作された後の給油量が当該追加給油に対応する設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記追加給油に対応する設定値を差し引いた値を前記新たな設定値として設定することを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
  3. 記送液手段は、前記被給油容器に給油する際に下降されて当該被給油容器に挿入される給油パイプ機構を有してなり、
    前記制御手段は、
    前記一旦停止量の給油が停止してから前記給油パイプ機構が上昇されることなく前記給油操作スイッチが操作された場合には、同一の前記被給油容器への追加給油であるものと判断し、当該給油操作スイッチが操作された後の給油量が当該追加給油に対応する設定値に達した時点で給油を停止させるように前記送液手段を制御するとともに、前記設定値より前記追加給油に対応する設定値を差し引いた値を前記新たな設定値として設定することを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
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