JP4186492B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置、特に、水を熱源とする熱源側熱交換器と、圧縮手段とを含む蒸気圧縮式冷媒回路を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和装置として、水を熱源とする熱源側熱交換器を有する熱源ユニットを備えた空気調和装置がある。このような空気調和装置は、利用側冷媒回路を含む利用ユニットと、熱源側冷媒回路を含む熱源ユニットと、利用側冷媒回路と熱源側冷媒回路とを接続する接続冷媒回路とを備えている。ここで、利用側冷媒回路は、利用側熱交換器と利用側膨張手段とを含んでいる。熱源側冷媒回路は、冷媒を圧縮する圧縮手段と、熱源側熱交換器と、熱源側熱交換器を蒸発器及び凝縮器として機能させるための切換手段とを含んでいる。
【0003】
この空気調和装置では、空気調和装置の外部に設置された冷却塔設備やボイラー設備等から熱源となる水が供給されており、冷媒回路内の冷媒の蒸発及び凝縮に使用されている。このため、空冷式の熱源ユニットを備えた空気調和装置とは異なり、空気調和装置の運転前に水供給の有無を確認しておく必要がある。特に、暖房運転等のように熱源側熱交換器を蒸発器として作動させる場合、熱源側熱交換器に水が供給されていないと、熱源側熱交換器内を低温の冷媒液が熱交換されずに流れるため、熱源側熱交換器が凍結するおそれがある。
【0004】
これに対して、従来から熱源側熱交換器の入口には、サーミスタ等の温度測定手段が設置されており、この温度測定手段によって測定される水入口温度が所定の温度範囲内にあるかどうかを判定して、水入口温度が所定の温度範囲内にあれば、熱源側熱交換器に水が供給されているものとして、空気調和装置を起動するようにしている。つまり、熱源側熱交換器の水の入口温度を空気調和装置の起動条件として、熱源側熱交換器の凍結防止を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、空気調和装置の起動前に熱源側熱交換器の水の入口温度が正常であっても、熱源側熱交換器に水が供給されていない場合や十分な量が供給されていない場合も考えられる。特に、水冷式の熱源ユニットは、空冷式の熱源ユニットとは異なり、屋内に設置されている場合もあり、熱源側熱交換器に水が供給されていない場合でも、上記の起動条件の温度範囲を満たしていることもある。このため、空気調和装置の起動前に、水の入口温度を確認するだけでは、熱源側熱交換器に水が十分に供給されているかどうかを判定するのに不十分である。
【0006】
本発明の課題は、水を熱源とする熱源側熱交換器と、圧縮手段とを含む蒸気圧縮式冷媒回路を備えた空気調和装置において、装置起動時の熱源側熱交換器の凍結を防ぐことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気調和装置は、水を熱源とする熱源側熱交換器と、圧縮手段とを含む蒸気圧縮式冷媒回路を備えた空気調和装置であって、第1温度測定手段と、第2温度測定手段と、判定手段とを備えている。第1温度測定手段は、熱源側熱交換器の水入口温度を測定する。第2温度測定手段は、熱源側熱交換器の冷媒ガス温度を測定する。判定手段は、熱源側熱交換器が蒸発器として機能する運転モードで起動する際に、起動開始から所定時間経過後に第1温度測定手段で測定された水入口温度から第2温度測定手段で測定された冷媒ガス温度を差し引いた温度差に基づいて、運転を停止する指令を行う。
【0008】
水を熱源とする熱源側熱交換器を備えた空気調和装置において、十分な量の水が供給されていない状態、かつ、暖房運転等のような熱源側熱交換器を蒸発器として作動させる状態で起動した場合、熱源側熱交換器に流れ込む冷媒液は、ほとんど蒸発されることなく熱源側熱交換器を出ることになる。このため、熱源となる水の入口温度から熱源側熱交換器出口の冷媒ガス温度を差し引いた温度差は、運転起動後、徐々に大きくなり、水が供給された状態で運転した場合の温度差に比べて大きな温度差を示すようになる。
【0009】
この空気調和装置では、上記のような水入口温度と冷媒ガス温度との温度差の経時的な変化に基づいて、空気調和装置の運転の停止又は継続を判定する判定手段を備えている。判定手段は、例えば、第1温度測定手段で測定された水入口温度から第2温度測定手段で測定された冷媒ガス温度を差し引いた温度差と、水が供給された状態で運転した場合の温度差の最大値(以下、規定温度差とする)との比較を行うことができるようになっている。そして、判定手段は、起動から所定時間経過後に測定され算出された温度差が規定温度差よりも大きい場合には、熱源側熱交換器への水の供給不足が生じているものと判断して、空気調和装置の運転停止指令を出せるようになっている。ここで、起動から所定時間経過後の温度差によって判断している理由は、起動直後の場合、熱源側熱交換器の熱容量等の影響から温度差の変化が生じるまでにタイムラグがあることを考慮しているためである。これにより、熱源側熱交換器の凍結を防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の空気調和装置は、請求項1において、温度測定手段は、通常運転中の装置状態を検知するために使用されるサーミスタである。
【0011】
この空気調和装置では、温度測定手段として、通常運転の装置状態を検知するためのサーミスタを使用しているので、新たにサーミスタを追加することなく、熱源側熱交換器の凍結を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の第1実施形態の空気調和装置1の冷媒回路図である。
【0014】
空気調和装置1は、冷暖同時運転が可能であり、主に、1台の熱源ユニット2と、複数(本実施形態では、3台)の利用ユニット3と、利用ユニット3に対応して設けられた接続ユニット4と、熱源ユニット2と接続ユニット4とを接続する第1連絡配管群5と、接続ユニット4と利用ユニット3とを接続する第2連絡配管群6とを備えている。
【0015】
<熱源ユニット>
熱源ユニット2は、水を熱源としており、主に、圧縮手段21と、主熱交換器22と、第1切換手段V1と、主冷媒開閉手段V2と、補助熱交換器23と、第2切換手段V3と、補助冷媒開閉手段V4と、受液器24とを備えている。これらの機器が冷媒配管によって接続されて、熱源側冷媒回路2aを構成している。
【0016】
圧縮手段21は、冷媒ガスを圧縮するための手段であり、第1圧縮機21aと第2圧縮機21bとが互いに並列に接続されて構成されている。
【0017】
各圧縮機21a、21bの吸入側には、アキュムレータ21cが設けられている。アキュムレータ21cの出口には、冷媒ガスの圧縮機21a、21bの吸入温度を測定するためのサーミスタT1が設けられている。また、第2圧縮機21bの吸入側には、冷媒ガスの圧縮機21a、21bの吸入圧力を測定するための圧力センサP1が設けられている。また、アキュムレータ21cは、第2冷媒ガス配管28及び第1連絡配管群5を介して接続ユニット4に接続されている。
【0018】
各圧縮機21a、21bの吐出側には、圧縮された冷媒ガス中の油を分離するための油分離器21dが設けられている。各圧縮機21a、21bと油分離器21dとの間には、各圧縮機21a、21bに対応して圧縮機21a、21bのケーシング保護のための高圧圧力開閉器PH1、PH2がそれぞれ設けられている。また、第2圧縮機21bの吐出側には、冷媒ガスの圧縮機21a、21bの吐出圧力を測定するための圧力センサP2が設けられている。さらに、各圧縮機21a、21bの吐出側には、冷媒ガスの圧縮機21a、21bの吐出温度を測定するためのサーミスタT2、T3が設けられている。
【0019】
油分離器21dで分離された冷媒ガスは、第1切換手段V1及び第2切換手段V3に向かって流れ、分離された油は、油戻し管21eを介して吸入側に戻されるようになっている。油戻し管21eは、互いが並列に接続されたキャピラリC1及び電磁弁V5を備えている。第1圧縮機21aと第2圧縮機21bの吸入側との間には、第1圧縮機21aから第2圧縮機21bの吸入側に向かって油を供給するための油送り配管21fが設けられている。油送り配管21fは、互いに直列に接続された電磁弁V6及びキャピラリC2を備えている。
【0020】
主熱交換器22は、水を熱源として冷媒を蒸発及び凝縮させるための熱交換器であり、本実施形態では、プレート熱交換器を採用している。主熱交換器22の冷媒液側と受液器24との間には、電動膨張弁からなる主冷媒開閉手段V2が設けられており、主熱交換器22を流れる冷媒量を調整できるようになっている。受液器24は、冷媒液配管25及び第1連絡配管群5を介して接続ユニット4に接続されている。冷媒液配管25には、冷媒液の温度を測定するためのサーミスタT4が設けられている。主熱交換器22の冷媒ガス側は、第1切換手段V1に接続されている。主熱交換器22の冷媒ガス側には冷媒ガス温度を測定するためのサーミスタT5が設けられており、主熱交換器22の冷媒液側には冷媒液温度を測定するためのサーミスタT6が設けられている。
【0021】
第1切換手段V1は、主熱交換器22を蒸発器及び凝縮器として機能させるために設けられた、四路切換弁である。第1切換手段V1は、主熱交換器22の冷媒ガス側と、圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cと、圧縮手段21の吐出側の油分離器21dと、第1連絡配管群5を介して接続ユニット4に接続される第1冷媒ガス配管26とに接続されている。そして、主熱交換器22を凝縮器として機能させる際には、圧縮手段21の吐出側と主熱交換器22の冷媒ガス側とを接続するとともに、圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cと第1冷媒ガス配管26とを接続することができる。逆に、主熱交換器22を蒸発器として機能させる際には、主熱交換器22の冷媒ガス側と圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cとを接続するとともに、圧縮手段21の吐出側と第1冷媒ガス配管26とを接続することができる。
【0022】
補助熱交換器23は、主熱交換器22に並列に接続された冷媒を蒸発及び凝縮させるための熱交換器であり、本実施形態では、主熱交換器22と同様、プレート熱交換器を採用している。補助熱交換器23の冷媒液側と受液器24との間には、電磁弁からなる補助冷媒開閉手段V4が設けられている。補助熱交換器23の冷媒ガス側は、第2切換手段V3に接続されている。補助熱交換器23の冷媒ガス側には冷媒ガス温度を測定するためのサーミスタT7が設けられており、補助冷媒熱交換器23の冷媒液側には冷媒液温度を測定するためのサーミスタT8が設けられている。そして、全ての利用ユニット3を暖房運転する際には、主熱交換器22及び補助熱交換器23を蒸発器として機能させて、全ての利用ユニット3を暖房運転する際の最大の蒸発負荷に対応できるようになっている。本実施形態では、主熱交換器22の蒸発容量を最大の蒸発負荷から補助熱交換器23の容量を差し引いた容量になるようにしている。
【0023】
また、熱源となる水は、空気調和装置1の外部に設置された冷水塔設備やボイラー設備から供給されるようになっている。本実施形態において、熱源水は、冷水塔設備やボイラー設備からの水入口配管29を通じて主熱交換器22及び補助熱交換器23に並列に送られて、冷媒と熱交換される。この熱交換器22、23で熱交換に使用された熱源水は、主熱交換器22及び補助熱交換器23において冷媒との熱交換に使用された後、再度合流して、水出口配管30を介して冷水塔設備やボイラー設備に戻されるようになっている。ここで、各熱交換器22、23の水入口は各熱交換器22、23の上側に設けられており、水出口は、各熱交換器22、23の下側に設けられている。すなわち、熱源水は、各熱交換器22、23の内部を上から下に向かって流れるようになっている。また、水入口配管29には熱源水の入口温度を測定するためのサーミスタT9が設けられ、水出口配管30には熱源水の出口温度を測定するためのサーミスタT10が設けられている。
【0024】
第2切換手段V3は、補助熱交換器23を蒸発器及び凝縮器として機能させるために設けられた、四路切換弁である。第2切換手段V3は、補助熱交換器23の冷媒ガス側と、圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cと、圧縮手段21の吐出側の油分離器21dと、圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cに接続されたバイパス配管27とに接続されている。バイパス配管27は、キャピラリC3を備えている。そして、補助熱交換器23を凝縮器として機能させる際には、圧縮手段21の吐出側と補助熱交換器23の冷媒ガス側とを接続する。逆に、補助熱交換器23を蒸発器として機能させる際には、補助熱交換器23の冷媒ガス側と圧縮手段21の吸入側のアキュムレータ21cとを接続する。
【0025】
<利用ユニット>
複数の利用ユニット3は、主に、ファン31と、利用側熱交換器32と、利用側膨張手段V7とを備えている。これらの機器が冷媒配管によって接続されて、利用側冷媒回路3aが構成されている。ファン31は、空気調和される室内の空気を利用ユニット3内に取り込んで、利用側熱交換器32と熱交換させた後、室内に吹き込むための機器である。利用側熱交換器32は、暖房時には冷媒の凝縮器として機能し、冷房時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。利用側膨張手段V7は、冷房時に冷媒液を減圧するための電動膨張弁である。そして、利用側冷媒回路3aは、第2連絡配管群6を介して接続ユニット4に接続されている。
【0026】
<接続ユニット>
複数の接続ユニット4は、主に、過冷却熱交換器41を備えている。接続ユニット4は、利用ユニット3が冷房運転を行う際に熱源側冷媒回路2aの冷媒液配管25から第1連絡配管群5を介して供給される冷媒液を利用側冷媒回路3aの利用側膨張手段V7に供給し利用側熱交換器32で蒸発した冷媒ガスを電磁弁V8及び第1連絡配管群5を通じて第2冷媒ガス配管28に戻すことができ、利用ユニット3が暖房運転する際に熱源側冷媒回路2aの第1冷媒ガス配管26から第1冷媒配管群5及び電磁弁V9を通じて供給される冷媒ガスを利用側冷媒回路3aの利用側熱交換器32に供給し利用側熱交換器32で凝縮した冷媒液を過冷却熱交換器41及び第1連絡配管群5を通じて冷媒液配管25に戻すことができる。過冷却熱交換器41は、利用ユニット3が冷暖房同時運転をする際に、冷媒液配管25に戻す冷媒液の一部を減圧配管42を通じて過冷却熱交換器41に送り、冷媒液配管25に戻す冷媒液を過冷却するための機器である。この過冷却熱交換器41に導入された冷媒液の一部は、熱交換により蒸発し、第1連絡配管群5及び第2冷媒ガス配管28を通じて熱源側冷媒回路2aに戻されるようになっている。減圧配管42は、電磁弁V10とキャピラリC4が直列に接続されている。
【0027】
ここで、第1連絡配管群5は、熱源ユニット2の冷媒液配管25と各接続ユニット4の過冷却熱交換器41とを接続する冷媒液連絡配管5aと、熱源ユニット2の第1冷媒ガス配管26と各接続ユニット4の電磁弁V9とを接続する第1冷媒ガス連絡配管5bと、熱源ユニット2の第2冷媒ガス配管28と各接続ユニット4の電磁弁V8とを接続する第2冷媒ガス連絡配管5cとを備えている。第2連絡配管群6は、接続ユニット4の電磁弁V8、V9と利用ユニット3の利用側熱交換器32とを接続する第3冷媒ガス連絡配管6aと、接続ユニット4の過冷却熱交換器41と利用ユニット3の利用側膨張手段V7とを接続する第2冷媒液接続配管6bとを備えている。上記の第1連絡配管群5と、接続ユニット4の冷媒回路と、第2連絡配管群6とによって、接続冷媒回路7が構成されている。
【0028】
以上のように、熱源側冷媒回路2aと利用側冷媒回路3aとが接続冷媒回路4aを介して接続されて、冷暖房同時運転が可能な空気調和装置1の冷媒回路が構成されている。
【0029】
また、空気調和装置1は、熱交換器22、23に十分な量の水が供給されていない場合に、運転を停止して、熱交換器22、23の凍結を防止するための凍結防止制御手段10をさらに備えている。以下に、凍結防止制御手段10について説明する。
【0030】
<凍結防止制御手段>
凍結防止制御手段10(判定手段)は、熱交換器22、23(熱源側熱交換器)の各冷媒ガス側に設置されたサーミスタT5及びT7(温度測定手段)によって測定された冷媒ガス温度に基づいて、主熱交換器22、23に水が十分に流れているかどうかを判定して、水が十分に流れていないと判定した場合に、圧縮手段21に運転停止指令を行うための手段である。
【0031】
図2は、熱源ユニット2の冷媒回路2aと凍結防止制御手段10とを示す図である。凍結防止制御手段10は、タイマー部10aと、判定部10bとを備えている。タイマー部10aは、空気調和装置1の起動から所定時間を計数する。判定部10bは、タイマー部10aによって所定時間が経過した後のサーミスタT5及びサーミスタT7で測定された冷媒ガス温度と規定温度とを比較して、各冷媒ガス温度が規定温度よりも低い場合に、圧縮手段21の運転停止を指令する。ここで、規定温度は、熱交換器22、23を蒸発器として機能させた場合の冷媒ガス温度の最低値になるように設定されている。また、タイマー部10aの所定時間は、起動してから冷媒ガス温度の温度変化が生じるまでのタイムラグに相当する時間に設定されている。
【0032】
(2)空気調和装置の起動時の動作
次に、本実施形態の空気調和装置1を起動する際の動作について説明する。ここでは、3台の利用ユニット3が全て暖房運転している暖房運転モードで起動する場合の起動時の動作について説明する。
【0033】
全ての利用ユニット3を暖房運転する際、空気調和装置1の冷媒回路は、図2に示すように構成されている(冷媒の流れは、矢印で図示)。
【0034】
具体的には、熱源ユニット2の熱源側冷媒回路2aにおいて、第1切換手段V1及び第2切換手段V3を図2に示すように切り換えるとともに、主冷媒開閉手段V2及び補助冷媒開閉手段V4が開状態にして、主熱交換器22及び補助熱交換器23を蒸発器として作動させるようにしている。利用ユニット3の利用側冷媒回路3aにおいて、利用側膨張手段V7が開状態にして、室内を暖房するために各利用側熱交換器32を冷媒の凝縮器として作動させるようにしている。接続ユニット4において、電磁弁V8、V10を閉状態、電磁弁V9を開状態にする。
【0035】
上記の冷媒回路の構成において、圧縮手段21を起動すると、冷媒ガスが圧縮手段21によって圧縮され、第1切換手段V1、第1冷媒ガス配管26及び第1連絡配管群5を介して接続ユニット4に送られる。そして、この冷媒ガスは、電磁弁V9を介して利用側熱交換器32に送られ、室内空気と熱交換することによって凝縮して冷媒液となる。この冷媒液は、利用側膨張手段V7を介して過冷却熱交換器41に送られる。そして、この過冷却された冷媒液は、冷媒液配管25、主冷媒開閉手段V2及び補助冷媒開閉手段V4を介して、主熱交換器22及び補助熱交換器23に送られる。主熱交換器22及び補助熱交換器23に送られた冷媒液は、水と熱交換して蒸発された後、第1切換手段V1及び第2切換手段V3を介して圧縮手段21の吸入側に送られる。
【0036】
次に、図3及び図4を用いて、凍結防止制御手段10の動作を説明する。
【0037】
まず、圧縮手段21が起動(ステップS1、S5)した後、タイマー部10aによって所定時間を経過させる(ステップS2、S6)。次に、判定部10bにおいて、所定時間経過後にサーミスタT5及びT7で測定された冷媒ガス温度と規定温度とを比較して、規定温度よりも低い場合は熱交換器22、23に水が十分に供給されていないものと判断して圧縮手段21に運転停止指令を出す(ステップS3、S7)。これにより、空気調和装置1が停止する(ステップS4、S8)。逆に、冷媒ガス温度が規定温度よりも高い場合は、熱交換器22、23に十分に水が供給されているものと判断して処理を終了し、運転を継続する。
【0038】
(3)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
【0039】
<熱交換器の凍結防止>
本実施形態の空気調和装置1において、十分な量の水が供給されていない状態、かつ、暖房運転等のような熱交換器22、23を蒸発器として作動させる状態で起動した場合、熱交換器22、23に流れ込む冷媒液は、ほとんど蒸発されることなく熱交換器22、23を出ることになる。このため、熱交換器22、23の出口の冷媒ガス温度(サーミスタT5、T7)は、図5に示すように、運転起動後、徐々に低下して、所定時間経過後には、水が供給された状態で運転した場合の冷媒温度Aに比べて低い温度Bを示すようになる。
【0040】
この空気調和装置1では、凍結防止制御手段10を備えているため、起動から所定時間経過後に測定された冷媒ガス温度が規定温度Cよりも低い場合には、熱交換器22、23への水の供給不足が生じているものと判断して、圧縮手段21に運転停止指令を出せるようになっている。これにより、熱交換器22、23の凍結を防止することができる。
【0041】
<サーミスタの追加を必要としない構成>
本実施形態の空気調和装置1では、熱交換器22、23の冷媒ガス温度を測定するサーミスタT5、T7を熱交換器22、23の凍結防止制御に使用している。サーミスタT5、T7は、通常運転の装置状態を検知するためのサーミスタでもあるため、新たなサーミスタを追加することなく熱交換器22、23の凍結防止制御が実現されている。
【0042】
[第2実施形態]
本実施形態の空気調和装置101は、第1実施形態の空気調和装置1の凍結防止制御手段10が冷媒ガス温度(サーミスタT5、T7)に基づいて、熱交換器22、23に水が十分に供給されているかどうかを判定しているのに対して、冷媒ガス温度とともに水入口温度(サーミスタT9)を使用して判定する凍結防止制御手段110を有している点のみが異なる。以下、この相違点についてのみ説明する。
【0043】
空気調和装置101の凍結防止制御手段110(判定手段)は、熱交換器22、23の水入口側に設置されたサーミスタT9(第1温度測定手段)によって測定された水入口温度と、熱交換器22、23(熱源側熱交換器)の各冷媒ガス側に設置されたサーミスタT5及びT7(第2温度測定手段)によって測定された冷媒ガス温度とを取り込んで、水入口温度から冷媒ガス温度を差し引いた温度差に基づいて、熱交換器22、23に水が十分に流れているかどうかを判定して、水が十分に流れていないと判定した場合に、圧縮手段21の運転停止指令を行うための手段である。
【0044】
図6は、熱源ユニット2の冷媒回路2aと凍結防止制御手段110とを示す図である。凍結防止制御手段110は、タイマー部110aと、判定部110bとを備えている。タイマー部110aは、空気調和装置1の起動から所定時間を計数する。判定部110bは、タイマー部110aによって所定時間が経過した後のサーミスタT9で測定された水入口温度からサーミスタT5及びサーミスタT7で測定された冷媒ガス温度を差し引いた温度差と規定温度差とを比較して、各冷媒ガス温度が規定温度差より大きい場合に、圧縮手段21に運転停止を指令する。ここで、規定温度差は、熱交換器22、23を蒸発器として機能させた場合の水入口温度から冷媒ガス温度を差し引いた温度差の最大値になるように設定されている。また、タイマー部10aの所定時間は、起動してから温度差の変化が生じるまでのタイムラグに相当する時間に設定されている。
【0045】
次に、図7及び図8を用いて、暖房運転を行う際の凍結防止制御手段110の動作を説明する。
【0046】
まず、圧縮手段21が起動(ステップS11、S15)した後、タイマー部110aによって所定時間を経過させる(ステップS12、S16)。次に、判定部110bにおいて、所定時間経過後にサーミスタT9で測定された水入口温度からサーミスタT5及びT7で測定された冷媒ガス温度を差し引いた温度差と規定温度差とを比較して、規定温度差よりも大きい場合は熱交換器22、23に水が十分に供給されていないものと判断して圧縮手段21に運転停止指令を出す(ステップS13、S17)。これにより、空気調和装置1が停止する(ステップS14、S18)。逆に、温度差が規定温度差よりも小さい場合は、熱交換器22、23に十分に水が供給されているものと判断して処理を終了し、運転を継続する。
【0047】
本実施形態の空気調和装置101において、十分な量の水が供給されていない状態、かつ、暖房運転等のような熱源側熱交換器を蒸発器として作動させる状態で起動した場合、熱交換器22、23に流れ込む冷媒液は、ほとんど蒸発されることなく熱交換器22、23を出ることになる。このため、熱源となる水の入口温度(サーミスタT9)から熱交換器22、23の出口の冷媒ガス温度(サーミスタT5、T7)を差し引いた温度差は、図9に示すように、運転起動後、所定時間経過後には、徐々に大きくなり、水が供給された状態で運転した場合の温度差Iに比べて大きな温度差Hを示すようになる。
【0048】
この空気調和装置では、凍結防止制御手段110を備えているため、起動から所定時間経過後に測定され算出された温度差Hが規定温度差Jよりも大きい場合には、熱交換器22、23への水の供給不足が生じているものと判断して、圧縮手段21に運転停止指令を出すことができるようになっている。これにより、熱交換器22、23の凍結を防止することができる。
【0049】
また、水入口温度を測定するためのサーミスタT9は、通常運転の装置状態を検知するためのサーミスタでもあるため、新たなサーミスタを追加することなく熱交換器22、23の凍結防止制御が実現されている。
【0050】
[第3実施形態]
本実施形態の空気調和装置201は、第1実施形態の空気調和装置1の凍結防止制御手段10が冷媒ガス温度(サーミスタT5、T7)に基づいて、熱交換器22、23に水が十分に供給されているかどうかを判定しているのに対して、圧縮手段21の吸入圧力(圧力センサP1)を使用して判定する凍結防止制御手段210を有している点のみが異なる。以下、この相違点についてのみ説明する。
【0051】
空気調和装置201の凍結防止制御手段210(判定手段)は、熱交換器22、23の冷媒ガス側に接続された圧縮手段21の圧力センサP1(圧力測定手段)で測定された吸入圧力に基づいて、熱交換器22、23(熱源側熱交換器)に水が十分に流れているかどうかを判定して、水が十分に流れていないと判定した場合に、圧縮手段21に運転停止指令を行うための手段である。
【0052】
図10は、熱源ユニット2の冷媒回路2aと凍結防止制御手段210とを示す図である。凍結防止制御手段210は、タイマー部210aと、判定部210bとを備えている。タイマー部210aは、空気調和装置201の起動から所定時間を計数する。判定部210bは、タイマー部210aによって所定時間が経過した後の圧力センサP1で測定された吸入圧力と規定圧力とを比較して、各冷媒ガス温度が規定圧力よりも低い場合に、圧縮手段21に運転停止を指令する。ここで、規定圧力は、熱交換器22、23を蒸発器として機能させた場合の圧縮手段21の吸入圧力の最低値になるように設定されている。また、タイマー部10aの所定時間は、起動してから吸入圧力の変化が生じるまでのタイムラグに相当する時間に設定されている。
【0053】
次に、図11を用いて、暖房運転を行う際の凍結防止制御手段210の動作を説明する。
【0054】
まず、圧縮手段21が起動(ステップS21)した後、タイマー部210aによって所定時間を経過させる(ステップS22)。次に、判定部210bにおいて、所定時間経過後に圧力センサP1で測定された吸入圧力と規定圧力とを比較して、規定圧力よりも低い場合は熱交換器22、23に水が十分に供給されていないものと判断して圧縮手段21に運転停止指令を出す(ステップS23)。これにより、空気調和装置1が停止する(ステップS24)。逆に、吸入圧力が規定圧力よりも高い場合は、熱交換器22、23に十分に水が供給されているものと判断して処理を終了し、運転を継続する。
【0055】
本実施形態の空気調和装置201において、十分な量の水が供給されていない状態、かつ、暖房運転等のような熱交換器22、23を蒸発器として作動させる状態で起動した場合、熱交換器22、23に流れ込む冷媒液は、ほとんど蒸発されることなく熱交換器22、23を出ることになる。このため、熱交換器22、23の出口から出る冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮手段21の吸入圧力は、図12に示すように、運転起動後、所定時間経過後には、徐々に低下して、水が供給された状態で運転した場合の吸入圧力Lに比べて低い圧力Mを示すようになる。
【0056】
この空気調和装置201では、凍結防止制御手段210を備えているため、起動から所定時間経過後に測定された吸入圧力Mが規定圧力Nよりも低い場合には、熱交換器22、23への水の供給不足が生じているものと判断して、圧縮手段21の運転停止指令を出せるようになっている。これにより、熱交換器22、23の凍結を防止することができる。
【0057】
また、圧縮手段21の吸入圧力を測定するための圧力センサP1は、通常運転の装置状態を検知するための圧力センサでもあるため、新たな圧力センサを追加することなく熱交換器22、23の凍結防止制御が実現されている。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0059】
請求項1にかかる発明では、判定手段によって、起動から所定時間経過後に第1温度測定手段で測定された水入口温度と第2温度測定手段で測定された冷媒ガス温度との温度差に基づいて、熱源側熱交換器に水が供給されているかどうかを判断して、空気調和装置の運転停止指令を出すことができるようになっている。これにより、熱源側熱交換器の凍結を防止することができる。
【0060】
請求項2にかかる発明では、温度測定手段として、通常運転の装置状態を検知するためのサーミスタを使用しているので、新たにサーミスタを追加することなく、熱源側熱交換器の凍結を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の空気調和装置の冷媒回路図。
【図2】 第1実施形態の空気調和装置の冷媒回路の主要部及び凍結防止制御手段を示す図であって、起動時の動作を説明する図。
【図3】 第1実施形態の空気調和装置の凍結防止制御のフローチャート(主熱交換器側)。
【図4】 第1実施形態の空気調和装置の凍結防止制御のフローチャート(補助熱交換器側)。
【図5】 第1実施形態の空気調和装置の起動後における熱交換器の冷媒ガス温度の温度変化を示す図。
【図6】 第2実施形態の空気調和装置の冷媒回路の主要部及び凍結防止制御手段を示す図であって、起動時の動作を説明する図。
【図7】 第2実施形態の空気調和装置の凍結防止制御のフローチャート(主熱交換器側)。
【図8】 第2実施形態の空気調和装置の凍結防止制御のフローチャート(補助熱交換器側)。
【図9】 第2実施形態の空気調和装置の起動後における熱交換器の冷媒ガス温度と水入口温度との温度差の変化を示す図。
【図10】 第3実施形態の空気調和装置の冷媒回路の主要部及び凍結防止制御手段を示す図であって、起動時の動作を説明する図。
【図11】 第3実施形態の空気調和装置の凍結防止制御のフローチャート。
【図12】 第3実施形態の空気調和装置の起動後における圧縮手段の吸入圧力の圧力変化を示す図。
【符号の説明】
1、101、201 空気調和装置
10、110、210 凍結防止制御手段(判定手段)
21 圧縮手段
22 主熱交換器(熱源側熱交換器)
23 補助熱交換器(熱源側熱交換器)
P1 圧力センサ(圧力測定手段)
T5、T7 サーミスタ(温度測定手段、第2温度測定手段)
T9 サーミスタ(第1温度測定手段)
Claims (2)
- 水を熱源とする熱源側熱交換器(22、23)と、圧縮手段(21)とを含む蒸気圧縮式冷媒回路を備えた空気調和装置(101)であって、
前記熱源側熱交換器(22、23)の水入口温度を測定する第1温度測定手段(T9)と、
前記熱源側熱交換器(22、23)の冷媒ガス温度を測定する第2温度測定手段(T5、T7)と、
前記熱源側熱交換器(22、23)が蒸発器として機能する運転モードで起動する際に、起動開始から所定時間経過後に前記第1温度測定手段(T9)で測定された水入口温度から前記第2温度測定手段(T5、T7)で測定された冷媒ガス温度を差し引いた温度差に基づいて、運転を停止する指令を行う判定手段(110)と、
を備えた空気調和装置(101)。 - 前記温度測定手段(T5、T7、T9)は、通常運転中の装置状態を検知するために使用されるサーミスタである、請求項1に記載の空気調和装置(101)。
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