JP4183561B2 - 不正アクセスや不正プログラムを検知する自動取引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不正アクセスや不正プログラムを検知する自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等では顧客に対する入出金に現金自動取引装置(以下、ATMという)が利用されている。近年のATMは、CPUやRAM、ハードディスクなどを備えたコンピュータを内蔵しており、フレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体の読み書きの他、TCP/IP等の汎用的なプロトコルを用いたネットワークによる通信も可能となっている(例えば、特許文献1参照)。このような近年のATMは、汎用的なパーソナルコンピュータの技術を応用して設計されている場合が多い。
【0003】
ところで、パーソナルコンピュータの分野では、ネットワークを介した第3者からの不正アクセスや、コンピュータウイルスの感染が問題となっている。これらの問題はインターネットの普及とともに深刻化しており、年々、その被害は拡大している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−16273号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、近年のATMは、汎用的なパーソナルコンピュータの技術を用いている場合があるため、ATMにおいても不正アクセスやコンピュータウイルスの感染の対象となる場合があった。このような課題は、ATMに限らず、各種自動販売機や券売機など、パーソナルコンピュータの技術を応用して設計された自動取引装置全般に共通の課題であった。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ATMに代表される自動取引装置において、ネットワークを介した不正アクセスやコンピュータウイルスの感染を抑制することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の自動取引装置を次のように構成した。すなわち、ネットワークに接続される自動取引装置であって、所定の制御プログラムに基づき前記自動取引装置の制御を行う制御部と、前記ネットワークを介した不正アクセスと前記自動取引装置内に存在する不正プログラムの少なくとも一方を検知する検知部と、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合の前記自動取引装置の動作を所定の設定に基づき制御する対策部とを備えることを要旨とする。
【0008】
このような構成の自動取引装置であれば、ネットワークを介した不正アクセスやコンピュータウイルスなどの不正プログラムを検知し、その対策を図ることが可能となる。
【0009】
上記所定の設定としては、例えば、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、顧客による取引を不能とする設定とすることができる。こうすることにより、顧客の口座情報等の漏洩や取引内容の改ざん等を抑制することができる。
【0010】
また、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、前記ネットワークへの通信を遮断する設定とすることもできる。こうすることにより、不正プログラムの外部への拡散や、当該自動取引装置が踏み台になることによる他の装置への不正アクセスを抑制することができる。
【0011】
また、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、該検知した旨を所定の表示部に表示する設定としてもよい。所定の表示部とは、例えば、顧客に操作画面を提供する表示装置や、自動取引装置の裏側等に設けられたメンテナンス用の表示装置などである。こうすることにより、不正アクセスや不正プログラムが検知されたことを迅速に通知することができる。
【0012】
また、上記構成の自動取引装置において、前記自動取引装置には、該自動取引装置の動作を監視するための監視装置が接続されており、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、該検知した旨を前記監視装置に通知する設定としてもよい。監視装置は、自動取引装置の管理者が、自動取引装置の稼働状況を確認するための装置である。従って、このような設定とすることにより、迅速に不正アクセスや不正プログラムが検知されたことを管理者に通知することができる。
【0013】
また、上記構成の自動取引装置において、該自動取引装置が実行した取引処理の内容をジャーナル用紙に印字するためのジャーナル印字部を備え、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、当該検知した旨を前記ジャーナル用紙に印字する設定としてもよい。ジャーナル用紙には、その他、不正アクセスや不正プログラムを検知した場合に施した対策の内容やその結果、不正アクセスや不正プログラムの検知後の全通信記録を記録するものとしても良い。こうすることにより、例えば、不正プログラムによって自動取引装置内に記録された電子的なログファイルが消失したような場合であっても、確実に記録を残すことができる。また、このような記録がジャーナル用紙にされていれば、不正プログラム感染後の復旧処理や対策の参考とすることができる。
【0014】
また、上記構成の自動取引装置において、前記検知部は、前記自動取引装置の起動時に前記検知を行うものとしてもよい。こうすることにより、自動取引装置の通常業務中のハードウェア負荷を低減することができる。
【0015】
本発明において上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略して適用することができる。また、本発明は、上述した自動取引装置としての構成のほか、例えば、自動取引装置の制御方法、自動取引装置を制御するためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体などとしても構成することができる。いずれの構成においても、上述した各態様を適宜、適用可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について実施例に基づき次の順序で説明する。
A.自動取引システムの概略構成:
B.現金自動取引装置のハードウェア構成:
C.現金自動取引装置のソフトウェア構成:
D.検知処理:
【0017】
A.自動取引システムの概略構成:
図1は、実施例としての自動取引システムの概略構成を示す説明図である。自動取引システムは、現金自動取引装置(ATM)1と監視装置2と業務用端末3がLAN4によって接続される構成となっており、これらの装置は、ゲートウェイ5を介して、ISDN回線等の所定の通信回線6に接続されたホストコンピュータ7にアクセスすることができる。LAN4で用いるネットワークプロトコルとしては、TCP/IPを用いるものとした。
【0018】
ATM1は、現金の入出金や振込み等を行うための装置であり、監視装置2は、ATM1の動作状態を監視するための装置である。ATMが複数設置されている場合には、すべてのATMの監視を行う。業務用端末3は、自動取引システムの設置された店舗の職員等が使用するコンピュータ端末である。
【0019】
B.現金自動取引装置のハードウェア構成:
ATM1は、図中の破線に示すように、種々の機構ユニットを備えている。カード取扱機構230は、挿入されたキャッシュカードから顧客の口座番号等を読み取るための機構である。通帳取扱機構240は、通帳に記録された口座番号や残高等の情報を読み取る機構であり、更に、取引内容の印字等も行う。
【0020】
タッチパネル270は、取引のためのメニューの表示や、顧客からの操作を入力するためのインターフェースである。本実施例では、タッチパネルを用いるものとしたが、ディスプレイと押しボタンスイッチなどの組み合わせで構成してもよい。
【0021】
紙幣取扱機構260は、顧客との紙幣の授受を行う機構である。入金時には、顧客から挿入された紙幣を鑑別し、金種ごとに分類して保管する。出金時には、顧客から指示された金額分の紙幣を繰り出し、入出金口から顧客に受け渡す。
【0022】
顧客との取引内容は、ジャーナル印字機構280によって所定のジャーナル用紙に逐次印字される。
【0023】
図2は、ATM1の背面を示す説明図である。図示するように、ATM1は、背面扉に管理者がメンテナンスを行うためのインターフェースとなるメンテナンスパネル250を有している。メンテナンスパネルもタッチパネルで構成されており、各ユニットの動作状態を表示したり、各ユニットの動作に関する設定の入力を受け付ける。
【0024】
ATM1は、以上で示した機構ユニット以外にも種々のユニットを備えることができる。例えば、硬貨の入出金を行うための硬貨取扱機構を備えていてもよいし、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD、光磁気ディスクに対して情報を入出力するための記録媒体取扱機構を備えていてもよい。
【0025】
各ユニットの動作は、制御ユニット200によって制御される。制御ユニット200は、CPUやメモリ、ハードディスク、10BASE−T等のネットワークインターフェースを備えるコンピュータとして構成されている。
【0026】
C.現金自動取引装置のソフトウェア構成:
制御ユニット200のハードディスクには、ATM1を制御するための制御プログラムがインストールされている。CPUは、メモリをワークエリアとして用い、このプログラムを実行する。図の下部には、かかるプログラムによってソフトウェア的に実現される種々の機能部を示した。
【0027】
主制御部201は、顧客からの指示により、図示する各機能部を制御しつつ種々の取引処理を実行する。取引処理には、ATM1単独で実行する処理もあれば、通信部202を介してホストコンピュータ7と通信を行いながら実行する処理もある。
【0028】
タッチパネル制御部203は、タッチパネル270の動作を制御し、情報の表示や顧客からの操作を入力する。カード機構制御部204は、カード取扱機構230を制御し、通帳機構制御部205は、通帳取扱機構240を制御する。
【0029】
メンテナンスパネル制御部206は、メンテナンスパネル250を制御し、ATM1の動作状態を表示したり、保守員の操作に基づいて動作設定を受け付ける。ジャーナル管理部207は、取引内容をジャーナル用紙に印字する。ジャーナル用紙には、例えば、取引を行った顧客の氏名や、口座番号、取引日時、取引金額等が印字される。
【0030】
本実施例のATM1は、ネットワークを介した不正アクセスやコンピュータウイルスなどの不正プログラムの感染を抑制するため、図示するように、検知部208、対策部209、設定記憶部210を備えるものとした。
【0031】
検知部208は、通信部202を監視することにより外部からの不正アクセスの検知を行う。不正アクセスは、例えば、業務用端末3や、LAN4に不正に接続された端末から受ける可能性がある。TCP/IPに基づく通信では、アプリケーション毎に使用するポートが予め定められているため、使用していないポートに対するアクセスがあれば不正アクセスがあったと検知することができる。また、ATM1に対してアクセス可能な装置のIPアドレスやMACアドレスを予め登録しておけば、登録されていない機器からのアクセスを不正アクセスとして検知することができる。
【0032】
検知部208は、更に、制御プログラムを格納するハードディスクに感染した不正プログラムの検知を行う。不正プログラムは、例えば、業務用端末3やフレキシブルディスク等の記録媒体から感染する可能性がある。不正プログラムの検知は、ハードディスク内に存在するプログラムと、所定のパターンファイルとを比較することによって行う。パターンファイルは、ネットワークやフレキシブルディスク等を介して定期的に更新することができる。検知部208は、不正プログラムを検知した場合に、その駆除も行う。
【0033】
検知部208は、不正アクセスや不正プログラムを検知した場合に、所定のメッセージを対策部209に通知する。本実施例では、以下の4種類のメッセージを通知するものとした。
(1)不正アクセスを検知した旨を通知するための「不正アクセス検知メッセージ」。
(2)不正プログラムを検知した旨を通知するための「不正プログラム検知メッセージ」。
(3)不正プログラムの駆除に成功した旨を表す「不正プログラム駆除メッセージ」。
(4)不正プログラムの駆除ができなかった旨を表す「不正プログラム駆除不能メッセージ」。
【0034】
設定記憶部210には、上記メッセージに対応して実行されるATM1の動作が設定されている。対策部209は、この設定記憶部210を参照することによって、不正アクセスや不正プログラムを検知した場合のATM1の動作制御を行う。設定記憶部210に記録された設定は、メンテナンスパネル250を用いて柔軟に変更することができる。
【0035】
図3は、設定記憶部210に記録された設定例を示す説明図である。図示する番号は、0はその動作を行わないことを表し、1〜5はその動作を実行する優先順位を表している。かかる設定例によれば、例えば、検知部208から不正アクセス検知メッセージを受信した場合には、対策部209は、その旨をジャーナル用紙に印字し、監視装置に通報することになる。この場合、ジャーナル用紙に印字する内容としては、例えば、不正アクセスを受けた日時、ポート番号、不正アクセス元のIPアドレスなどである。
【0036】
その他、図3の設定例によれば、検知部208から不正プログラム検知メッセージを受けた場合には、対策部209は、不正プログラムを検知した旨をジャーナル用紙に印字する。また、不正プログラム駆除メッセージを受信した場合には、不正プログラムを駆除した旨をジャーナル用紙に印字する。不正プログラム駆除不能メッセージを受信した場合には、(1)不正プログラムの駆除に失敗した旨のジャーナル用紙への印刷、(2)監視装置2への通報、(3)ネットワークの遮断、(4)ATM1の取扱の停止、(5)メンテナンスパネル250への表示、を行う。
【0037】
図4は、メンテナンスパネル250の表示例を示す説明図である。図示するような表示を行うことにより、不正プログラムを駆除できなかった旨を保守員等に通知することができる。また、図5は、ATM1を取扱停止にした場合における、タッチパネル270上の表示例を示す説明図である。このように、「ただいまお取扱できません。」といったメッセージを表示して操作の受付を停止することにより、顧客からの操作を不能とすることができる。
【0038】
D.検知処理:
図6は、ATM1の起動時に実行される検知処理のフローチャートである。図示する検知処理は、図3で示した設定例に従い実行されるものとした。まず、ATM1は、電源が投入されると、不正プログラムの検索を行う(ステップS10)。不正プログラムが検知されなかった場合には(ステップS11:No)、続いて、不正アクセスの検知を行う(ステップS12)。不正アクセスが検知された場合には(ステップS12:Yes)、その旨をジャーナル用紙に印字し(ステップS14)、更に、監視装置2に通報する(ステップS15)。不正アクセスが検知されなかった場合には(ステップS13:No)、上記ステップS14およびステップS15はスキップする。そして、通常の取引業務処理を実行する(ステップS16)。
【0039】
以上のように、ATM1は、不正プログラムが検知されなかった場合には、不正アクセスを検知したとしても通常の取引業務処理を実行するものとした。不正アクセスがあったとしても、ATM1には、不正アクセスに対する十分な対策、例えば、不要なサービスアプリケーションの停止、厳密なファイルのアクセス制限等、が施されているからである。しかし、もちろん、不正アクセスを検知した場合であっても、タッチパネル270やメンテナンスパネル250への表示、ネットワークの遮断等を行い、通常の取引業務処理を行うことなく処理を終了するものとしてもよい。
【0040】
上記ステップS10において、不正プログラムが検知された場合には(ステップS11:Yes)、不正プログラムを検知した旨をジャーナル用紙に印字し(ステップS17)、不正プログラムの駆除を試みる(ステップS18)。駆除に成功した場合には(ステップS19:Yes)、成功した旨をジャーナル用紙に印刷し(ステップS20)、上記ステップS12に処理を移行する。
【0041】
上記ステップS18において、不正プログラムが駆除できなかった場合には(ステップS19:No)、まず、駆除ができなかった旨をジャーナル用紙に印字する(ステップS21)。そして、監視装置2に通報し(ステップS22)、ネットワークを遮断する(ステップS23)。ネットワークを遮断することにより、不正プログラムの他の装置への拡散を防止することができる。次に、取引停止中である旨をタッチパネル270に表示し(ステップS24)、取引を停止する。最後に、メンテナンスパネル250に不正プログラムを検出した旨を表示する(ステップS25)。以上のように、ATM1は、不正プログラムが駆除できなかった場合には、通常の取引業務を行うことなく処理を終了する。
【0042】
以上で説明した検知処理は、ATM1の起動時に実行するものとした。これは、通常の取引業務処理中のCPU負荷を低減するためである。しかし、CPUの処理能力が十分であれば、取引業務処理中であっても上記検知処理を常時、あるいは、定期的に繰り返して実行するものとしてもよい。もちろん、予め設定された時刻に処理を行うものとしてもよい。
【0043】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、ソフトウェアにより実現した機能はハードウェア的に実現しても構わない。また、本実施例では、自動取引装置を現金自動取引装置であるものとして説明したが、公共機関での各種証明書の発行を行う装置や券売機、各種自動販売機などを自動取引装置として適用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、自動取引装置自身が、不正アクセスや不正プログラムを検知できるため、自動取引装置内部の重要なデータやプログラムの漏洩、改ざん等を抑制することが可能となる。また、不正アクセスや不正プログラムを検知した場合などに、ジャーナル用紙にその情報を印字するものとしたため、不正プログラム感染後に、かかる情報を利用して復旧処理や対策を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例としての自動取引システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】 ATM1の背面を示す説明図である。
【図3】 設定記憶部210に記録された設定例を示す説明図である。
【図4】 メンテナンスパネル250の表示例を示す説明図である。
【図5】 ATM1を取扱停止にした場合におけるタッチパネル上の表示例を示す説明図である。
【図6】 ATM1の起動時に実行される検知処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…現金自動取引装置
2…監視装置
3…業務用端末
4…LAN
5…ゲートウェイ
6…通信回線
7…ホストコンピュータ
200…制御ユニット
201…主制御部
202…通信部
203…タッチパネル制御部
204…カード機構制御部
205…通帳機構制御部
206…メンテナンスパネル制御部
207…ジャーナル管理部
208…検知部
209…対策部
210…設定記憶部
230…カード取扱機構
240…通帳取扱機構
250…メンテナンスパネル
260…紙幣取扱機構
270…タッチパネル
280…ジャーナル印字機構
Claims (5)
- ネットワークに接続される自動取引装置であって、
取引を受け付けて、該取引の内容に応じた取引処理を行う制御部と、
前記取引処理の内容をジャーナル用紙に印字するジャーナル印字部と、
前記ネットワークを介した不正アクセスと前記自動取引装置内に存在する不正プログラムとを検知する検知部と、
前記検知部により前記不正アクセスが検知された場合には、当該検知した旨を前記ジャーナル用紙に印字した後に前記取引を受け付け、前記検知部により前記不正プログラムが検知された場合には、該不正プログラムの駆除を試み、該駆除の試みによって、前記不正プログラムを駆除できた場合には前記取引を受け付け、前記不正プログラムを駆除できなかった場合には前記取引の受け付けを停止する対策部と、
を備える自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置であって、
前記対策部は、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、該検知した旨を所定の表示部に表示する、自動取引装置。 - 請求項1又は2に記載の自動取引装置であって、
前記自動取引装置には、該自動取引装置の動作を監視するための監視装置が接続されており、
前記対策部は、前記不正アクセスまたは不正プログラムが検知された場合に、該検知した旨を前記監視装置に通知する、自動取引装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の自動取引装置であって、
前記対策部は、前記検知部により前記不正プログラムが検知された場合に、当該検知した旨を前記ジャーナル用紙に印字する、自動取引装置。 - ネットワークに接続される自動取引装置の制御方法であって、
前記ネットワークを介した不正アクセスと前記自動取引装置内に存在する不正プログラムとを検知する工程と、
前記不正アクセスが検知された場合には、当該検知した旨をジャーナル用紙に印字した後に取引を受け付ける工程と、
前記不正プログラムが検知された場合には、該不正プログラムの駆除を試み、該駆除の試みによって、前記不正プログラムを駆除できた場合には取引を受け付け、不正プログラムを駆除できなかった場合には取引の受け付けを停止する工程と、
前記受け付けた取引の内容に応じた取引処理を行う工程と
を含む制御方法。
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