JP4181352B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに係り、特に、複数の記録媒体が装着可能に構成されたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルカメラの需要が急増している。
【0003】
また、このようなデジタルカメラでは、一般に、撮影により撮像素子を介して得られた画像情報は、当該デジタルカメラに装着されたスマートメディア(Smart Media(R))、コンパクトフラッシュ(R)(Compact Flash)等の可搬型の記録媒体に記録されるものとされており、最近では、複数の異なる種類の記録媒体が装着可能に構成されたデジタルカメラも製品化されている。
【0004】
ところで、従来、この種のデジタルカメラでは、記録媒体に対する画像情報の書き込み速度がネックとなり、撮影間隔が長くなる、という問題点があった。
【0005】
この問題点を解消するために、特開平7−135589号公報に記載の技術では、複数の記録媒体を装着可能に構成された電子カメラにおいて、連続撮影を行なう際には、撮影によって得られた画像情報を上記複数の記録媒体に分割して転送しパラレルに記録していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平7−135589号公報に記載の技術では、同一種類の記録媒体を用いることが前提とされており、使用できる記録媒体の種類に制約があると共に、複数の記録媒体に分割して記録された画像情報を最終的には合成する必要があり、このための処理が煩雑である、という問題点があった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、使用できる記録媒体の種類の制約が殆どなく、煩雑な処理を伴うことなく撮影間隔を短くすることのできるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタルカメラは、被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、各々前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録可能で、かつアクセス時間が異なる複数の記録媒体を装着するための装着手段と、前記装着手段により装着された前記複数の記録媒体のうちアクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されているか否かを判定する記録状態判定手段と、前記記録状態判定手段により前記アクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されていると判定された場合に、当該画像情報の記録量に基づいて、他の記録媒体に当該画像情報の少なくとも一部が記録可能な空容量があるか否かを判定する空容量判定手段と、前記空容量判定手段によって前記空容量があると判定された場合に、前記アクセス時間が最も短い記録媒体から前記空容量を有する他の記録媒体へ当該空容量に記録可能な画像情報を待避する画像待避手段と、撮影時に前記画像情報を記録する記録媒体を示す媒体情報を入力する入力手段と、高速連写モードが設定された場合は前記アクセス時間が最も短い記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録し、通常連写モードが設定された場合は前記入力手段により入力された前記媒体情報によって示される記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録する記録手段と、を備えている。
【0009】
請求項1に記載のデジタルカメラによれば、撮像手段により被写体が撮像されて被写体像を示す画像情報が得られる。また、各々上記撮像手段により得られた画像情報を記録可能で、かつアクセス時間が異なる複数の記録媒体が装着手段によって装着される。なお、上記撮像手段には、CCD、CMOSイメージ・センサ等の固体撮像素子が含まれる。また、上記記録媒体には、スマートメディア、コンパクト・フラッシュ、ATA(AT Attachment)カード、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)、光磁気ディスク、マイクロドライブ等のあらゆる可搬型の記録媒体が含まれる。
【0010】
ここで、請求項1に記載の発明では、前記装着手段により装着された前記複数の記録媒体のうちアクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されているか否かが記録状態判定手段により判定され、記録状態判定手段によりアクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されていると判定された場合に、当該画像情報の記録量に基づいて、他の記録媒体に当該画像情報の少なくとも一部が記録可能な空容量があるか否かが空容量判定手段により判定され、空容量判定手段によって前記空容量があると判定された場合に、アクセス時間が最も短い記録媒体から前記空容量を有する他の記録媒体へ当該空容量に記録可能な画像情報が画像待避手段により待避され、撮影時に前記画像情報を記録する記録媒体を示す媒体情報が入力手段により入力され、記録手段によって、高速連写モードが設定された場合は当該アクセス時間が最も短い記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報が記録され、通常連写モードが設定された場合は前記入力手段により入力された前記媒体情報によって示される記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報が記録される。
【0011】
すなわち、本発明では、装着された複数の記録媒体のうち最もアクセス時間が短い記録媒体を、撮影時に画像情報を記録する記録媒体として強制的に適用するようにしており、これによって撮影間隔を短くできるようにしている。この場合、上記複数の記録媒体には、アクセス時間が異なる点以外には何ら制限がなく、複数の記録媒体に画像情報を分割して記録してはいないので、従来技術のように記録された画像情報を合成する必要もなく、煩雑な処理を伴うことはない。
【0012】
このとき、最もアクセス時間が短い記録媒体に空容量が少ないと、連写や動画像の撮影等、連続して撮影を行なうときの撮影枚数の制限が厳しくなるので、本発明では、当該記録媒体に記録されている画像情報を事前に他の記録媒体に待避するようにしている。
【0013】
このように、請求項1に記載のデジタルカメラによれば、装着された複数の記録媒体のうちアクセス時間が最も短い記録媒体に記録されている画像情報を他の記録媒体に待避し、高速連写モードが設定された場合に上記アクセス時間が最も短い記録媒体に撮像手段により得られた画像情報を記録しているので、使用できる記録媒体の種類の制約が殆どなく、煩雑な処理を伴うことなく撮影間隔を短くすることができる。
【0014】
また、請求項2記載のデジタルカメラは、請求項1記載の発明において、前記画像待避手段により待避された前記画像情報を撮影後に前記アクセス時間が最も短い記録媒体に戻す画像復帰手段を更に備えたものである。
【0015】
請求項2に記載のデジタルカメラによれば、画像復帰手段により、本発明の画像待避手段によって待避された画像情報が、撮影後にアクセス時間が最も短い記録媒体に戻される。
【0016】
このように、請求項2に記載のデジタルカメラによれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、待避された画像情報を撮影後にアクセス時間が最も短い記録媒体に戻しているので、当該画像情報を記録する記録媒体を本来の記録媒体に戻すことができ、ユーザにとって意図しない記録媒体への当該画像情報の移動や、当該画像情報の紛失を防止することができる。
【0017】
更に、請求項3記載のデジタルカメラは、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記高速連写モードが設定された場合は前記記録手段により記録された前記画像情報を前記入力手段により入力された前記媒体情報によって示される記録媒体に移動する画像移動手段を更に備えたものである。
【0018】
請求項3に記載のデジタルカメラによれば、高速連写モードが設定された場合、記録手段により記録された画像情報が、入力手段により入力された上記媒体情報によって示される記録媒体に画像移動手段により移動される。
【0019】
このように、請求項3に記載のデジタルカメラによれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、撮影時に画像情報を記録する記録媒体を示す媒体情報を入力しておき、高速連写モードが設定された場合、記録手段により記録された画像情報を、入力された媒体情報によって示される記録媒体に移動しているので、撮影によって得られた画像情報を記録する記録媒体を指定することができ、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
【0021】
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)60と、電源スイッチ66と、が備えられている。
【0022】
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン60は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
【0023】
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、通常の静止画像の撮影の他、連写による静止画像の撮影も行うことができるように構成されており、通常の静止画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
【0024】
これに対し、連写による撮影を行なう際には、レリーズボタン60を全押し状態としている期間中に所定時間間隔で連続して上記通常の静止画像の撮影が行われる。このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン60を全押し状態としている期間中に連写による撮影を行うものであるが、連写による撮影を開始するときにレリーズボタン60を全押し状態とし、当該撮影を停止するときに再度レリーズボタン60を全押し状態にする形態とすることもできる。
【0025】
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するために操作されるモード切替スイッチ62と、LCD30の表示領域における上下左右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成された十字カーソルボタン64と、が備えられている。
【0026】
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、前述したように、上記撮影モードとして、通常の静止画像の撮影を行なうモードである通常撮影モードと、連写による静止画像の撮影を行なうモードである連写モードと、の2種類のモードが用意されており、これらのモードの切り替えもモード切替スイッチ62により行なうことができる。
【0027】
一方、デジタルカメラ10の側面には、撮影によって得られたデジタル画像データが記録可能な記録メディア(ここでは、当該デジタル画像データが画像ファイルとして記録される記録メディア。)を装着することができるスロットSL1及びスロットSL2が設けられており、デジタルカメラ10の底面には、外部装置と所定のインタフェース規格(本実施の形態では、USB(Universal Serial Bus))により電気的に接続するために用いられるレセプタクル72が設けられている。
【0028】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0029】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端はCDS16の入力端に、CDS16の出力端はADC18の入力端に、各々接続されている。
【0030】
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
【0031】
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して圧縮形式に応じた形式で伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号。)を生成してビデオ出力端子OUTに出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端はADC18の出力端に接続されている。
【0032】
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値。)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量。)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成された第2メモリ40と、を含んで構成されている。
【0033】
更に、デジタルカメラ10は、スロットSL1に装着された記録メディア42A及びスロットSL2に装着された記録メディア42Bをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、前述のレセプタクル72に接続されると共にUSB規格による外部との間の通信を司るUSBインタフェース46と、を含んで構成されている。
【0034】
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/LCDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、メディアコントローラ42、及びUSBインタフェース46は、各々システムバスBUSを介して相互に接続されている。
【0035】
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、記録メディア42A、及び記録メディア42Bへのアクセスと、レセプタクル72に接続された外部装置との相互通信と、を各々行うことができる。
【0036】
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられており、当該タイミングジェネレータ48の入力端はCPU32に、出力端はCCD14に、各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
【0037】
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端に接続され、モータ駆動部50の出力端は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
【0038】
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
【0039】
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズの焦点距離を変化させる。
【0040】
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
【0041】
更に、前述のレリーズボタン60、モード切替スイッチ62、十字カーソルボタン64、及び電源スイッチ66の各種ボタン類及びスイッチ類(図2では、「操作部52」と総称。)はCPU32に接続されており、CPU32は、これらのボタン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握できる。
【0042】
CCD14が本発明の撮像手段に、スロットSL1及びスロットSL2が本発明の装着手段に、記録メディア42A及び記録メディア42Bが本発明の記録媒体に、CPU32が本発明の画像待避手段、記録手段、画像復帰手段、及び画像移動手段に、十字カーソルボタン64が本発明の入力手段に、各々相当する。
【0043】
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。まず、図3を参照して、デジタルカメラ10において実行されるモード設定処理について説明する。なお、図3は、LCD30に表示される不図示のメニュー画面上でモード設定処理の実行がユーザから指定されたときにデジタルカメラ10のCPU32で実行されるモード設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】
同図のステップ100では、予め定められたモード設定画面がLCD30に表示されるようにビデオ/LCDエンコーダ28を制御し、次のステップ102で所定情報の入力待ちを行なう。
【0045】
図4には、上記ステップ100の処理によってLCD30に表示されたモード設定画面が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係るモード設定画面では、撮影時にデジタル画像データを記録するスロットの指定を促す旨のメッセージと共に、指定可能なスロット名としてスロットSL1に相当する「スロット1」、及びスロットSL2に相当する「スロット2」が表示される。また、当該モード設定画面では、連写を行なう際のモードの指定を促す旨のメッセージと共に、指定可能なモード名として「高速連写モード」及び「通常連写モード」の2つの名称が表示される。
【0046】
なお、上記高速連写モードは、連写の際に得られたデジタル画像データを、アクセス時間が短い方の記録メディアに強制的に記録することによって連写速度を高速化するモードであり、上記通常連写モードは、連写の際に得られたデジタル画像データを、ユーザによって指定されたスロットに装着された記録メディアに記録するモードである。従って、ユーザによりアクセス時間が短い方の記録メディアが装着されたスロットがデジタル画像データの記録先として指定された場合で、かつ当該スロットに装着された記録メディアに連写により得られるデジタル画像データを記録することのできる空容量がある場合には、高速連写モード及び通常連写モードの何れを指定しても、連写速度は高速連写モード指定時と同一の速度となる。
【0047】
同図に示すようなモード設定画面がLCD30に表示されると、ユーザは、十字カーソルボタン64の操作によって所望のスロット及び連写モードを指定した後、同画面の最下に表示された「指定終了」ボタンを指定する。これにより、CPU32にはユーザによって指定されたスロット及び連写モードの各々を示す情報(以下、「設定モード情報」という。)が入力され、上記ステップ102が肯定判定となってステップ104に移行する。
【0048】
ステップ104では、上記ステップ102において入力された設定モード情報を第1メモリ38の所定領域に記憶し、その後に本モード設定処理を終了する。
【0049】
次に、図5を参照して、デジタルカメラ10において実行されるデータ待避処理について説明する。なお、図5は、前述のモード設定画面上で高速連写モードがユーザによって指定され、かつスロットSL1及びスロットSL2の双方に記録メディアが装着されたときにデジタルカメラ10のCPU32で実行されるデータ待避処理の流れを示すフローチャートである。
【0050】
同図のステップ200では、スロットSL1及びスロットSL2に装着された各々の記録メディアのアクセス時間を検知し、第1メモリ38の所定領域に記憶する。なお、各記録メディアのアクセス時間の検知方法としては、実際に各記録メディアに所定情報を書き込み、このときの書き込み時間を計測する方法や、各記録メディアのヘッダ部に予め当該記録メディアのアクセス時間を示す情報を記録しておき、当該情報を読み出す方法等を例示することができる。
【0051】
次のステップ202では、上記ステップ200において検知されたアクセス時間が短い方の記録メディア(以下、「高速アクセスメディア」という。)に画像ファイルが記録されているか否かを判定し、否定判定の場合は本データ待避処理を終了し、肯定判定の場合にはステップ204に移行する。
【0052】
ステップ204では、高速アクセスメディアに記録されている全ての画像ファイルの記憶容量を当該メディアのディレクトリから読み出し、次のステップ206では、読み出した記憶容量に基づいて、上記ステップ200において検知されたアクセス時間が長い方の記録メディア(以下、「低速アクセスメディア」という。)に、高速アクセスメディアに記録されている画像ファイルの少なくとも1つが記録できるだけの空容量があるか否かを判定し、否定判定の場合は本データ待避処理を終了し、肯定判定の場合にはステップ208に移行する。
【0053】
ステップ208では、低速アクセスメディアの空容量に記録可能な画像ファイルを高速アクセスメディアから読み出し、次のステップ210で、読み出した画像ファイルを低速アクセスメディアに記録し、次のステップ212で、低速アクセスメディアに記録した画像ファイルを高速アクセスメディアから消去し、更に、次のステップ214で、低速アクセスメディアに記録した画像ファイルを特定できる特定情報(一例として、ファイル名)を第1メモリ38の所定領域に記憶し、その後に本データ待避処理を終了する。
【0054】
本データ待避処理により、高速アクセスメディアに記録されていた画像ファイルが、低速アクセスメディアの空容量が許す限りにおいて当該低速アクセスメディアに待避され、高速アクセスメディアの空容量を増加させることができる。本データ待避処理が本発明の画像待避手段に相当する。
【0055】
次に、図6を参照して、デジタルカメラ10において実行される撮影処理について説明する。なお、図6は、モード切替スイッチ62により連写モードが設定され、かつスロットSL1及びスロットSL2の双方に記録メディアが装着されているときにデジタルカメラ10のCPU32で実行される撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
同図のステップ300では、レリーズボタン60が全押し状態とされるまで待機し、次のステップ302では、AE機能により露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)を設定し、かつAF機能により合焦制御を行なう。
【0057】
このとき、光学ユニット13を介した撮像によってCCD14から出力された被写体像を示す信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
【0058】
そして、画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
【0059】
そこで、次のステップ304では、第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データを読み出し、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、当該YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納するように画像信号処理回路22を制御する。
【0060】
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、ビデオ/LCDエンコーダ28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
【0061】
次のステップ306では、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮し、次のステップ308では、圧縮後のYC信号を、上記モード設定画面(図4も参照)上で指定された連写モードが高速連写モードである場合は高速アクセスメディアに、当該モード設定画面上で指定された連写モードが通常連写モードである場合は当該モード設定画面上で指定されたスロットに装着された記録メディアに、各々記録する。なお、指定された連写モードが高速連写モードであるのか、通常連写モードであるのかは、前述のモード設定処理のステップ104において第1メモリ38に記憶した設定モード情報に基づいて判断することができる。また、ここで、YC信号の記録先となる記録メディアに、当該YC信号を記録するだけの空容量がない場合も有り得、この場合を想定した処理も実際には必要であるが、ここでは、錯綜を回避するため、この処理については省略する。
【0062】
次のステップ310では、レリーズボタン60が未押下状態に復帰されたか否かを判定し、否定判定の場合は上記ステップ302に戻って再び上記ステップ302〜ステップ308の処理を実行し、肯定判定となった時点で本撮影処理を終了する。
【0063】
本撮影処理により、レリーズボタン60が全押し状態とされている間、連写が行なわれることになる。このとき、ユーザによって高速連写モードが指定されている場合は、強制的に高速アクセスメディアに撮影によって得られたデジタル画像データ(本実施の形態では、YC信号。)が記録されるので、高速な連写が可能となる。このとき、高速アクセスメディアは、前述のデータ待避処理によって空容量が増加されている可能性が高く、この場合には連写による撮影枚数の制限が緩和される。本撮影処理のステップ308の処理が本発明の記録手段に相当する。
【0064】
次に、図7を参照して、デジタルカメラ10において実行されるデータ移動処理について説明する。なお、図7は、前述のモード設定画面上で高速連写モードがユーザによって指定され、かつ前述の撮影処理(図6も参照)が終了したときにデジタルカメラ10のCPU32で実行されるデータ移動処理の流れを示すフローチャートである。
【0065】
同図のステップ400では、前述のデータ待避処理におけるステップ200の処理によって第1メモリ38の所定領域に記憶されたアクセス時間に基づいて特定される低速アクセスメディアに高速アクセスメディアから待避された画像ファイルが存在するか否かを判定し、否定判定の場合はステップ412に移行し、肯定判定の場合にはステップ402に移行する。なお、低速アクセスメディアに高速アクセスメディアから待避された画像ファイルが存在するか否かの判定は、第1メモリ38の所定領域に上記特定情報が記憶されているか否かを判定することにより行なうことができる。
【0066】
ステップ402では、低速アクセスメディアに待避されている全ての画像ファイルの記憶容量を当該メディアのディレクトリから読み出し、次のステップ404では、読み出した記憶容量に基づいて、高速アクセスメディアに、低速アクセスメディアに待避されている画像ファイルの少なくとも1つが記録できるだけの空容量があるか否かを判定し、否定判定の場合はステップ412に移行し、肯定判定の場合にはステップ406に移行する。
【0067】
ステップ406では、高速アクセスメディアの空容量に記録可能な待避された画像ファイルを低速アクセスメディアから読み出し、次のステップ408で、読み出した画像ファイルを高速アクセスメディアに記録し、次のステップ410で、高速アクセスメディアに記録した画像ファイルを低速アクセスメディアから消去し、その後にステップ412に移行する。
【0068】
以上の処理により、低速アクセスメディアに待避されていた画像ファイルを、高速アクセスメディアの空容量が許す限りにおいて当該高速アクセスメディアに戻すことができる。
【0069】
ステップ412では、ユーザによって低速アクセスメディアが撮影により得られたデジタル画像データを記録する記録メディアとして指定されているか否かを、前述のモード設定処理におけるステップ104の処理において記憶された設定モード情報に基づいて判定し、否定判定の場合は本データ移動処理を終了し、肯定判定の場合はステップ414に移行する。
【0070】
ステップ414では、撮影によって高速アクセスメディアに記録された全ての画像ファイルの記憶容量を当該メディアのディレクトリから読み出し、次のステップ416では、読み出した記憶容量に基づいて、低速アクセスメディアに、撮影によって高速アクセスメディアに記録された画像ファイルの少なくとも1つが記録できるだけの空容量があるか否かを判定し、否定判定の場合は本データ移動処理を終了し、肯定判定の場合にはステップ418に移行する。
【0071】
ステップ418では、低速アクセスメディアの空容量に記録可能な、撮影によって記録された画像ファイルを高速アクセスメディアから読み出し、次のステップ420で、読み出した画像ファイルを低速アクセスメディアに記録し、次のステップ422で、低速アクセスメディアに記録した画像ファイルを高速アクセスメディアから消去し、その後に本データ移動処理を終了する。
【0072】
上記ステップ412〜ステップ422の処理により、ユーザによって低速アクセスメディアが撮影により得られたデジタル画像データを記録する記録メディアとして指定されている場合に、撮影時に高速アクセスメディアに記録された画像ファイルを、低速アクセスメディアの空容量が許す限りにおいて当該低速アクセスメディアに移動することができる。
【0073】
本データ移動処理のステップ400〜ステップ410の処理が本発明の画像復帰手段に、ステップ412〜ステップ422の処理が本発明の画像移動手段に、各々相当する。
【0074】
図8には、ユーザによって高速連写モードが設定され、連写による撮影を行なう際のデジタルカメラ10の全体的な動作シーケンスが模式的に示されている。
【0075】
同図に示すように、まず、データ待避処理によって高速アクセスメディアに記録されていた画像データが低速アクセスメディアに待避される。これによって高速アクセスメディアの空容量が増加される。このとき、低速アクセスメディアに待避された画像ファイルを特定できる特定情報(本実施の形態ではファイル名)が記憶される。
【0076】
その後、レリーズボタン60が全押し状態とされて連写が開始されると、撮影処理により、AE機能による露出状態の設定及びAF機能による合焦制御、CCD14を介して取り込まれたデジタル画像データに対する画像信号処理回路22による所定の画像処理(本実施の形態では、ホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理)、圧縮・伸張処理回路24による画像圧縮処理、及び高速アクセスメディアへの記録がレリーズボタン60が未押下状態に復帰されるまで順次繰り返されることにより連写による撮影が行なわれる。
【0077】
そして、連写による撮影が終了したタイミングでデータ移動処理が実行され、データ待避処理により低速アクセスメディアに待避しておいた画像ファイルが上記特定情報を用いて高速アクセスメディアに戻されると共に、連写による撮影によって得られた画像ファイルがユーザによって記録が指定された記録メディアに移動される。
【0078】
この結果、画像ファイルの最終的な記録先を所望の記録メディアとしつつ、連写による撮影間隔を短くすることができる。
【0079】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、装着された2枚の記録メディアのうちアクセス時間が短い方の記録メディア(高速アクセスメディア)に記録されている画像ファイルを他の記録メディア(低速アクセスメディア)に待避し、撮影時に上記アクセス時間が短い方の記録メディアにCCD14により得られた画像ファイルを記録しているので、使用できる記録メディアの種類の制約が殆どなく、画像ファイルの合成処理等の煩雑な処理を伴うことなく撮影間隔を短くすることができる。
【0080】
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、低速アクセスメディアに待避された画像ファイルを撮影後に高速アクセスメディアに戻しているので、当該画像ファイルを記録する記録メディアを本来の記録メディアに戻すことができ、ユーザにとって意図しない記録メディアへの当該画像ファイルの移動や、当該画像ファイルの紛失を防止することができる。
【0081】
更に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、撮影時に画像ファイルを記録する記録メディアを示す媒体情報(本実施の形態では、当該記録メディアが装着されるスロットを示す情報。)を入力しておき、撮影時に記録された画像ファイルを、入力された媒体情報によって示される記録メディアに移動しているので、撮影によって得られた画像ファイルを記録する記録メディアを指定することができ、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
【0082】
なお、本実施の形態では、本発明の複数の記録媒体として2種類の記録メディアを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3種類以上の記録メディアを適用する形態とすることもできる。この場合は、最もアクセス時間が短い記録メディアを高速アクセスメディアとして適用し、当該高速アクセスメディアに記録されていた画像ファイルの待避先として、空容量の最も多い記録メディアやアクセス時間が次に短い記録メディア等、他の記録メディアの何れを適用してもよい。ここで、アクセス時間が最も短い記録メディアが複数存在する場合も考えられるが、この場合には何れの記録メディアを高速アクセスメディアとしても適用してもよく、空容量が最も多い記録メディアを適用する形態や、記録されている画像ファイルの数が最も少ない記録メディアを適用する形態を採ることが好ましい。これらの場合にも、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0083】
また、本実施の形態では、モード設定画面上で高速連写モードがユーザによって指定され、かつスロットSL1及びスロットSL2の双方に記録メディアが装着されたタイミングでデータ待避処理を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スロットSL1及びスロットSL2の双方に記録メディアが装着されていれば、如何なるタイミングでデータ待避処理を実行してもよく、例えば、電源オフ時にスロットSL1及びスロットSL2の双方に予め記録メディアを装着しておき、電源スイッチ66をオンしたタイミングで実行する形態、データ移動処理の終了直後のタイミング、電源オフ時のタイミング等とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0084】
また、本実施の形態では、連写による撮影が終了したタイミングでデータ移動処理を実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電源オフ時のタイミングで実行する形態や、ユーザにより実行を指示する指示入力が行なわれたタイミングで実行する形態等とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0085】
また、本実施の形態では、連写による撮影に対して本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1枚ずつの通常の撮影や、動画像の撮影に対して本発明を適用することもできる。これらの場合にも、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0086】
更に、本実施の形態において説明した各種処理(図3、図5〜図7参照)の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】
請求項1に記載のデジタルカメラによれば、装着された複数の記録媒体のうちアクセス時間が最も短い記録媒体に記録されている画像情報を他の記録媒体に待避し、高速連写モードが設定された場合に上記アクセス時間が最も短い記録媒体に撮像手段により得られた画像情報を記録しているので、使用できる記録媒体の種類の制約が殆どなく、煩雑な処理を伴うことなく撮影間隔を短くすることができる、という効果が得られる。
【0088】
また、請求項2に記載のデジタルカメラによれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、待避された画像情報を撮影後にアクセス時間が最も短い記録媒体に戻しているので、当該画像情報を記録する記録媒体を本来の記録媒体に戻すことができ、ユーザにとって意図しない記録媒体への当該画像情報の移動や、当該画像情報の紛失を防止することができる、という効果が得られる。
【0089】
更に、請求項3に記載のデジタルカメラによれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、撮影時に画像情報を記録する記録媒体を示す媒体情報を入力しておき、高速連写モードが設定された場合、記録手段により記録された画像情報を、入力された媒体情報によって示される記録媒体に移動しているので、撮影によって得られた画像情報を記録する記録媒体を指定することができ、ユーザにとっての利便性を向上することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観を示す外観図である。
【図2】実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係るモード設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態に係るモード設定処理の実行途中でLCD30に表示されるモード設定画面の一例を示す概略図である。
【図5】実施の形態に係るデータ待避処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係るデータ移動処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】ユーザによって高速連写モードが設定され、連写による撮影を行なう際の実施の形態に係るデジタルカメラ10の動作シーケンスを示す模式図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
14 CCD(撮像手段)
32 CPU(画像待避手段、記録手段、画像復帰手段、画像移動手段)
42A 記録メディア(記録媒体)
42B 記録メディア(記録媒体)
64 十字カーソルボタン(入力手段)
SL1、SL2 スロット(装着手段)
Claims (3)
- 被写体を撮像して被写体像を示す画像情報を得る撮像手段と、
各々前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録可能で、かつアクセス時間が異なる複数の記録媒体を装着するための装着手段と、
前記装着手段により装着された前記複数の記録媒体のうちアクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されているか否かを判定する記録状態判定手段と、
前記記録状態判定手段により前記アクセス時間が最も短い記録媒体に画像情報が記録されていると判定された場合に、当該画像情報の記録量に基づいて、他の記録媒体に当該画像情報の少なくとも一部が記録可能な空容量があるか否かを判定する空容量判定手段と、
前記空容量判定手段によって前記空容量があると判定された場合に、前記アクセス時間が最も短い記録媒体から前記空容量を有する他の記録媒体へ当該空容量に記録可能な画像情報を待避する画像待避手段と、
撮影時に前記画像情報を記録する記録媒体を示す媒体情報を入力する入力手段と、
高速連写モードが設定された場合は前記アクセス時間が最も短い記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録し、通常連写モードが設定された場合は前記入力手段により入力された前記媒体情報によって示される記録媒体に前記撮像手段により得られた前記画像情報を記録する記録手段と、
を備えたデジタルカメラ。 - 前記画像待避手段により待避された前記画像情報を撮影後に前記アクセス時間が最も短い記録媒体に戻す画像復帰手段
を更に備えた請求項1記載のデジタルカメラ。 - 前記高速連写モードが設定された場合は前記記録手段により記録された前記画像情報を前記入力手段により入力された前記媒体情報によって示される記録媒体に移動する画像移動手段を更に備えた請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
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