JP4180999B2 - 小型船のエンジン吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は小型船のエンジン吸気構造に係り、特に、エンジンに備えたシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管を吸気ボックスに収納する小型船のエンジン吸気構造に関する。
海面や湖面を滑走する小型船として、艇体の後部に水ジェット推進機を取り付け、水ジェット推進機で艇底から水を吸込み、吸込んだ水を後方に噴射して推進する小型推進艇が知られている。
この小型船は、シリンダ内に空気を導く構造として、吸気ボックスに外気を取り入れ、取り入れた外気を吸気管に導くエンジン吸気構造を備える(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−2292公報
図13は特許文献1の図7(a)の再掲図である。ただし、符合は振り直した。
小型船のエンジン吸気構造200は、4気筒エンジン201の上方に4本の吸気通路202…(一本のみ図示する)を延ばし、これらの吸気通路202…の吸気口203…にそれぞれ多孔部材204…(以下、「網部材」という)を取り付け、それぞれの吸気口203…を吸気ボックス205内に配置するとともに、この吸気ボックス205をエンジン201の上部に取り付け、吸気ボックス205内にエアクリーナエレメント206を収納し、吸気ボックス205にカバー207を被せたものである。
小型船のエンジン吸気構造200によれば、吸気ボックス205の外気導入口208から空気を導入し、導入した空気をエアクリーナエレメント206を通して吸気ボックス205内に導く。
この導いた空気を網部材204…を通して吸込口203…に導き、吸込口203…から吸気管202…内に導く。
吸気ボックス25内にエアクリーナエレメント206を収納し、エアクリーナエレメント206を通して外気を吸気ボックス205内に導く。
これにより、エアクリーナエレメント206で空気中の粉塵などを除去し、その空気を吸気ボックス205内に導く。
さらに、吸気管202…の吸込口203…に網部材204…を取り付けることで、フレームアレスターを構成している。
ここで、小型船のエンジン吸気構造200において、エアクリーナエレメント206を筒状体のものを採用しているので、エアクリーナエレメント206は比較的大型になる。このエアクリーナエレメント206を吸気ボックス205内に収納するために、吸気ボックス205は大型になる。
この大型の吸気ボックス205を小型船の艇体内に組み込むために、艇体内に比較的大きな空間を確保する必要がある。
しかし、小型船の艇体内には、エンジン201や多種の機器を配置するので、艇体内に比較的大きな空間を確保することは難しい。
よって、大型の吸気ボックス205を取り付ける空間を確保するために、多種の機器類のレイアウト(配置)を決める検討に時間がかかり、そのことが生産性を高める妨げになっていた。
本発明は、吸気ボックスの小型化を図ることで、吸気ボックスを比較的小さな空間に配置することができる小型船のエンジン吸気構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、艇体内の幅方向略中央に、エンジンをクランク軸が艇体の前後方向を向くように搭載するとともに、エンジンの複数のシリンダを上向きに配置し、これらのシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管の吸込口を吸気ボックスに収納し、この吸気ボックスを前記艇体の側壁とエンジンとの間の空間に配置した小型船のエンジン吸気構造において、前記吸気ボックスに、前記吸込口に臨む上吸気部と、この上吸気部から下方に延びた下吸気部とを設け、この下吸気部の下内部空間と上吸気部の上内部空間とを網部材で仕切り、この下吸気部にエアクリーナエレメントを配置し、このエアクリーナエレメントを介して外気を下吸気部に取り込んだ後、上吸気部に流れるように構成した小型船のエンジン吸気構造であって、前記下吸気部は、前記上吸気部から下方に膨出させた膨出部と、この膨出部から前方に延ばした延出部とからなり、前記膨出部の内部に前記下内部空間の後半部を形成し、前記延出部の内部に前記下内部空間の前半部を形成し、前記延出部の内部に前記エアクリーナエレメントを配置し、このエアクリーナエレメントを介して前記下内部空間の前半部に取り込んだ外気を、前記下内部空間の後半部を介して前記網部材に導くことを特徴とする。
吸気ボックスに、上吸気部と、この上吸気部から下方に延びた下吸気部とを設け、上吸気部と下吸気部とを網部材で仕切るように構成した。そして、上吸気部に吸気管の吸込口を収納するとともに、下吸気部にエアクリーナエレメントを収納した。
このように、上吸気部および下吸気部を設けて、吸気ボックスを上下方向に延ばすことで、網部材およびエアクリーナエレメントを備えた吸気ボックスを、艇体の側壁とエンジン(シリンダ)との間の、比較的小さな空間に配置することが可能になる。
さらに、吸気ボックスを比較的小さな空間に配置することで、機器類の配置を決める際に、吸気ボックス用の大きな空間を確保する必要がないので、機器類の配置を時間をかけないで簡単に決めることができる。
請求項2に係る発明は、艇体内の幅方向略中央に、エンジンをクランク軸が艇体の前後方向を向くように搭載するとともに、エンジンの複数のシリンダを上向きに配置し、これらのシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管の吸込口を吸気ボックスに収納し、この吸気ボックスを前記艇体の側壁とエンジンとの間の空間に配置した小型船のエンジン吸気構造において、前記吸気ボックスを、前記吸気管から前後方向のいずれか一方に延ばして延出部とし、この延出部の上部に差込口を設け、この差込口から吸気ボックス内に板状のエアクリーナエレメントを略鉛直に差し込み、このエアクリーナエレメントを吸気ボックス内に差し込んだ状態で、エアクリーナエレメントを吸気ボックスにカム部材で押し付け、このカム部材を差込口近傍の操作手段で操作するようにしたことを特徴とする。
延出部の上部に差込口を設け、この差込口から吸気ボックス内に板状のエアクリーナエレメントを略鉛直に差し込むように構成した。
よって、板状のエアクリーナエレメントをエンジンに沿わせるように配置することで、吸気ボックスの幅を小さく抑えて、吸気ボックスの小型化を図ることができる。
吸気ボックスの幅を小さく抑えて小型にすることで、吸気ボックスを艇体の側壁とエンジンとの間の、比較的小さな空間に配置することが可能になる。
したがって、機器類の配置を決める際に、吸気ボックス用の大きな空間を確保する必要がないので、機器類の配置を時間をかけないで簡単に決めることができる。
さらに、板状のエアクリーナエレメントを差込口から略鉛直に差し込むことで、差込口を小さく抑えることが可能になる。これにより、差込口を覆うカバーを小さくして、カバーを簡単に着脱することができる。
加えて、カム部材を差込口近傍の操作手段で操作するように構成した。カム部材を差込口近傍で操作することで、エアクリーナエレメントを吸気ボックスに押し付ける操作や、エアクリーナエレメントの押付けを開放する操作を簡単におこなうことができる。
請求項3に係る発明は、シリンダから側方に延ばした吸気管を、艇体の側壁に沿うように曲げて吸気ボックス内に収納したことを特徴とする。
シリンダから側方に延ばした吸気管を艇体の側壁に沿うように曲げることで、吸気管を配置するスペースの幅を小さく抑えることができる。
請求項4に係る発明は、吸気管を、艇体の前方で、かつ上方に向けて曲げたことを特徴とする。
吸気管を、艇体の前方で、かつ上方に向けて曲げることで、吸気管の吸込口を高い位置に配置し、吸込口から海水や水が浸入し難くできる。
請求項1に係る発明では、艇体の側壁とシリンダとの間の空間に、網部材およびエアクリーナエレメントを備えた吸気ボックスを、効率よく配置できるという利点がある。
さらに、機器類の配置を決める際に、検討時間を短く抑えて生産性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、機器類の配置を決める際に、検討時間を短く抑えて生産性の向上を図ることができるという利点がある。
さらに、カバーの着脱や、エアクリーナエレメントの押付け/押付け開放を簡単におこなうことができるので、エアクリーナエレメントの着脱を手間をかけないで、短い時間でおこなうことができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、吸気管を配置するスペースの幅を小さく抑えることで、吸気管の配置スペースを容易に確保できるという利点がある。
請求項4に係る発明では、吸気管の吸込口を高い位置に配置することで、吸込口への海水や水の浸入をより好適に防ぐことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るエンジン吸気構造を備えた小型船の側面図である。
小型船10は、艇体11の前部12に燃料タンク13を取り付け、この燃料タンク13の上方に操舵ハンドル14を備え、この操舵ハンドル14の後方に鞍乗り式のシート15を備え、このシート15の下方にエンジン16を設け、このエンジン16の左側にエンジン吸気構造(小型船のエンジン吸気構造)20を設け、エンジン16後方の艇尾22に推進機室23を設け、この推進機室23にジェット推進機24を備えた小型推進艇である。
艇体11は、ハル25で艇底26側を形成し、このハル25にデッキ27を重ねたものである
ジェット推進機24は、艇底26の入口28から後方へ延びたハウジング29を有し、このハウジング29内にインペラ31を回転自在に取り付け、インペラ31をエンジン16の駆動軸32に連結したものである。
エンジン16でインペラ31を回転することにより、艇底26の入口28から水を吸い込み、吸い込んだ水をハウジング29を通してジェット水としてステアリングノズル33に導く。
ステアリングノズル33に導いたジェット水を、ステアリングノズル33の後端部から噴射することにより小型船10を推進させる。
図2は本発明に係るエンジン吸気構造を備えた小型船の背面図である。
小型船10のデッキ27略中央にデッキ上端34を形成し、デッキ上端34に鞍乗り式のシート15を載せ、デッキ上端34のうち、シート15の左右下縁15a,15b近傍の部位から、左右側壁35,36を外側に傾斜させた状態でデッキ27の足載せ部37,37まで下方に延ばし、左右側壁35,36の間にエンジン16の上部17を配置し、エンジン16の上部17と左側壁35との間に小型船のエンジン吸気構造20を備える。
小型船のエンジン吸気構造20は、シート15の下方にエンジン16をクランク軸38が艇体11の前後方向を向くように搭載するとともに(図1も参照)、エンジン16に備えた複数(4本)のシリンダ39…(図1も参照)を上向きに配置し、これらのシリンダ39…から吸気通路41…を左側方(側方)にそれぞれ延ばし、この吸気通路41…にキャブレタ42…を介して吸気管(すなわち、エアファンネル)43,44,45,46を連通し、これらの吸気管43,44,45,46の吸込口43a,44a,45a,46a(図3も参照)を吸気ボックス48に収納し、この吸気ボックス48をデッキ27の左側壁(艇体の側壁)35とエンジン16の上部17との間に空間51に備える。
エンジン16を艇体11の右側に傾斜させて、エンジン16の上部17と左側壁35との間に空間51を確保し、この空間51に吸気ボックス48を配置する。
このように、エンジン16の上部17と左側壁35との間の空間51に吸気ボックス48を配置するためには、吸気ボックス48の幅W1を小さく抑えることが好ましい。
図3は本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す側面図である。なお、吸気管43,44,45,46を以下、第1吸気管43、第2吸気管44、第3吸気管45、第4吸気管46として説明する。
小型船のエンジン吸気構造20は、吸気ボックス48に、第1〜第4吸気管43〜46の吸込口43a〜46aを収納する上吸気部53と、この上吸気部53から下方に延びた下吸気部54とを設け、この下吸気部54の内部空間57と上吸気部53の内部空間56とを網部材(フレームアレスター)58で仕切り、この下吸気部54の内部空間57に板状のエアクリーナエレメント61を配置し、この板状のエアクリーナエレメント61を介して外気を下吸気部54の内部空間57に取り込んだ後、上吸気部53に流れるように構成したものである。
このように、吸気ボックス48を上下方向に延ばし、上吸気部53および下吸気部54に、第1〜第4吸気管43〜46の吸込口43a〜46aおよびエアクリーナエレメント61を効率よく収納する。
これにより、吸気ボックス48の幅を小さく抑えて、吸気ボックス48を小型にする。
よって、吸気ボックス48を、吸気ボックス48をデッキ27の左側壁(艇体の側壁)35とエンジン16の上部17との間に空間51に配置することが可能になる。
したがって、機器類のレイアウト(配置)を決める際に、吸気ボックス48用の大きな空間を確保する必要がないので、レイアウトの検討時間を短く抑えることができる。
吸気ボックス48をキャブレタ42…側(図2参照)に取り付け、吸気ボックス48に着脱自在に蓋体71を取り付け、吸気ボックス48の前上部、すなわち延出部62の上部63にカバー72を備える。
吸気ボックス48をキャブレタ42…側(図2参照)に取り付けた際に、蓋体71を、デッキ27の左側壁35に対向させて配置する(図2参照)。
吸気ボックス48を、第1〜第4吸気管43〜46を収納する上吸気部53と、この上吸気部53から下方に延びた下吸気部54とで構成する。上吸気部53は、上内部空間56を備え、下吸気部54は、下内部空間57を備える。
下吸気部54は、上吸気部53から下方に膨出させた膨出部75と、この膨出部75から前方に延ばした延出部62とからなる。
延出部62の内部に下内部空間57の前半部57aを形成し、膨出部75の内部に下内部空間57の後半部57bを構成する。
延出部62の内部、すなわち下内部空間57の前半部57aにエアクリーナエレメント61を配置し、延出部62の左側壁77に下内部空間57の前半部57aに臨む導入口78を設ける。
この吸気ボックス48を用いることで、小型船のエンジン吸気構造20は、吸気ボックス48の一部を、第1吸気管43から前方に延ばして延出部62とし、この延出部62の上部63に差込口64(図4も参照)を設け、この差込口64から膨出部(吸気ボックス)48内に板状のエアクリーナエレメント61を略鉛直に差し込み可能に構成する。
さらに、小型船のエンジン吸気構造20は、エアクリーナエレメント61を吸気ボックス48内に差し込んだ状態で、エアクリーナエレメント61を膨出部(吸気ボックス)48にカム部材65…(図4参照)で押し付け、このカム部材65…を差込口64近傍の操作手段66(図4参照)で操作するようにしたものである。
加えて、小型船のエンジン吸気構造20は、上内部空間56と下内部空間57との境界部74に網部材58を略水平に配置することで、上内部空間56と下内部空間57とを網部材58で仕切る。
上内部空間56を側面視で略矩形状に形成し、この上内部空間56に第1〜第4吸気管43〜46を収納し、各々の吸気管43〜46を基部43b〜46b近傍で湾曲に折り曲げて、各々の吸気管43〜46を上り勾配で前方に向けて延ばす。
第1吸気管43の吸込口43aを上内部空間56の前部に臨ませ、第2〜第4の吸気管44〜46の吸込口44a〜46aを上内部空間56の上部に臨ませる。
第1〜第4吸気管43〜46を上り勾配で前方に向けて延ばすことで、第1〜第4吸気管43〜46を艇体11の中心11a(図2に示す)から左側に大きく突出させることなく、第1〜第4吸気管43〜46の長さを確保する。
延出部62は、第1吸気管(吸気管)43から前方に延ばしたものである。延出部62を、第1吸気管43から前方に延ばすことで、延出部62の上部63を第1吸気管43の前方に配置する。これにより、延出部62の上方に空間79を確保する。
この空間79に臨ませた延出部62の上部63に差込口64(図4も参照)を設ける。差込孔64の上方に空間79を確保することで、エアクリーナエレメント61を差込口64から差し込むことや、抜き出すことが可能になる。
延出部62の上部63にカバー72を取り付けることで、差込口64をカバー72で覆う。カバー72の上方に空間79を確保することで、カバー72を簡単に着脱することが可能になる。
膨出部75の底部75aに取付け用の突起81を形成し、この突起81に筒状の取付ゴム82を嵌め込む。取付ゴム82は吸気ボックス48をエンジン16に取り付けるための部材である。
膨出部75の底部75aに取付ゴム82を備え、取付ゴム82に取付ブラケット83の上端部83aを嵌め込み、取付ブラケット83の下端部83bを突片84にボルト85で取り付ける。突片84は、エンジン16のクランクケース18から一体に突出させた部材である(図2参照)。
図4は本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す分解斜視図である。
シリンダ39…(図1、図2参照)から側方の上内部空間56に延ばした第1〜第4吸気管43〜46を、艇体11の左側壁35(図2参照)に沿うように曲げて上吸気部53(吸気ボックス48)内に収納した。
具体的には、上内部空間56の第1〜第4吸気管43〜46を、基部43b〜46b近傍で湾曲に折り曲げて、艇体11(図1参照)の前方で、かつ上方に向けることで、第1〜第4吸気管43〜46を上り勾配で前方に向けて延ばす。
第1〜第4吸気管43〜46の長さを確保するとともに、第1〜第4吸気管43〜46が左側への突出量を小さく抑える。
これにより、第1〜第4吸気管43〜46を収納する上内部空間56の幅を小さくして、上吸気部53の幅W1(図2も参照)を小さく抑える。
このように、上吸気部53の幅W1を小さく抑えることで、比較的長い第1〜第4吸気管43〜46の配置スペースを、吸気ボックス48をデッキ27の35左側壁(艇体の側壁)とエンジン16との間の空間51(図2参照)に容易に確保できる。
第1〜第4吸気管43〜46を、艇体11の前方で、かつ上方に向けて第1〜第4吸気管43〜46を上り勾配で前方に向けて延ばすことで、第1〜第4吸気管43〜46の吸込口44a〜46aを基部43b〜46bより高い位置に配置することが可能になる。
吸込口44a〜46aを高くすることで海水や水の浸入をより効果的に防ぐことができる。
上吸気部53の左側壁(外側壁)53aに開口部87を設け、この開口部87を上内部空間56に臨ませる。開口部87を閉じるために蓋体71を備える。蓋体71は、外周71aを開口部87より一回り大きく形成し、外周71aに沿って取付孔71b…を形成し、側壁71cを外側に膨らませたものである。
蓋体71の取付孔71b…にボルト88…を差し込み、差し込んだボルト88…を左側壁53aのねじ孔53b…にねじ結合することで、左側壁53aに蓋体71を取り付ける。
これにより、蓋体71で開口部87を閉じ、第1〜第4吸気管43〜46に海水や水がかかることを防止する。
また、左側壁53aから蓋体71を外して開口部87を開けることで、上内部空間56内の整備・点検をおこなう。
延出部62の上部63に差込口64を設け、差込口64を下内部空間57の前半部57aに臨ませる。この差込口64にリブ91…を介して支えプレート92を設ける。
支えプレート92は、鉛直に向けて配置するとともに、前方から後方に向けて左側に僅かに傾斜させて配置したものである。
支えプレート92でエアクリーナエレメント61を支える。エアクリーナエレメント61は、矩形状の枠体95を備え、枠体95内にエアクリーナ本体96を備える。このエアクリーナエレメント61は、枠体95およびエアクリーナ本体96で略矩形状の板体に形成した部材である。
枠体95の上端部95aに一対の突片97,97を設け、これらの突片97,97を枠体95から左側(外側)に向けて突出させる(図8も参照)。
エアクリーナエレメント61を差込口64から下内部空間57の前半部57aに鉛直に差し込み、一対の突片97,97を支えプレート92の上端92aに載せる。これにより、支えプレート92でエアクリーナエレメント61を支える。
枠体95の左側壁95bにシール用のスポンジ材98(図8、図9も参照)を設ける。
枠体95の前側面95cに一対のピン101,101(図8も参照)を設け、これらのピン101,101にカム部材65,65をそれぞれ回転自在に取り付ける。
枠体95の後側面95dに一対のピン101,101(図9に一個のみを示す)を設け、これらのピン101,101にカム部材65,65をそれぞれ回転自在に取り付ける。
すなわち、枠体95の前後の側面95c,95dには一対のカム部材65,65が回転自在に取り付けられている。
前側面95cのカム部材65,65および後側面95dのカム部材65,65に操作手段66を連結する。すなわち、操作手段66は、前側面95cのカム部材65,65に連結する前操作部67と、後側面95dのカム部材65,65に連結する後操作部68とからなる(図9も参照)。
前後の操作部67,68は、枠体95に沿って鉛直に延びる部材で、エアクリーナエレメント61を下内部空間57の前半部57aに差し込んだ状態で、前操作部67の上端部67aおよび後操作部68の上端部68aをそれぞれ差込口64近傍に配置する。
よって、操作手段66、すなわち前後の操作部67,68を差込口64近傍で簡単に操作することが可能になる。
このように、エアクリーナエレメント61を板状に形成し、板状のエアクリーナエレメント61を差込口64から略鉛直に差し込むことで、差込口64を小さく抑えることが可能になる。
これにより、差込口64を覆うカバー72を小さくして、カバー72を簡単に着脱することができる。
加えて、カム部材65…を差込口64近傍の操作手段66で操作するように構成した。カム部材65…を差込口64近傍で操作することで、エアクリーナエレメント61を吸気ボックス48に押し付ける操作や、エアクリーナエレメント61の押付けを開放する操作を簡単におこなうことができる。
図5は本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す斜視図である。
上吸気部53の右側壁53cをエンジン16側の取付面19に当接し、取付面19に上吸気部53をボルト103(図3参照)で取り付ける
また、図3に示すように、膨出部75の底部75aに備えた取付ゴム82を取付ブラケット83で突片84にボルト85で取り付ける。突片84は、エンジン16のクランクケース18に形成した部材である(図2参照)。
さらに、延出部62の右側壁76に取付ブラケット104を設け、この取付ブラケット104をエンジン16(図2参照)にボルト止めする。
これにより、吸気ボックス48をエンジン16に取り付ける。
図6は本発明に係る小型船のエンジン吸気構造の網部材を示す斜視図である。
網部材58は、矩形状の枠体105を備え、この枠体105内に網目状のネット本体106を備え、枠体105の外壁105aにスポンジ材107を備える。
網目状のネット本体106は、一例として針金(ワイヤ)を網目に編んだメッシュ状のプレートを、前後方向に向けて波状に形成したものである。
ネット本体106を波状に形成することで、ネット本体106の表面積を大きく確保する。
図7は図6の7−7線断面図である。
吸気ボックス48の上内部空間56と下内部空間57との境界部74に枠体105を配置し、境界部74に枠体105をビス108…で取り付ける。
この際、スポンジ材107の外周を境界部74の内壁に押し付けて、枠体105の外壁と境界部74の内壁との間の隙間109をスポンジ材107で塞ぐ。
このように、吸気ボックス48の上内部空間56と下内部空間57との境界部74に枠体105を取り付けることで、吸気ボックス48の上内部空間56と下内部空間57を網部材58で仕切る。
この網部材58でフレームアレスターを構成する。
図8は図3の8−8線断面図である。
エアクリーナエレメント61の枠体95内にエアクリーナ本体96を取り付け、枠体95の上端部95aに一対の突片97,97(図4も参照)を枠体95から左側に向けて突出させる。また、枠体95の左側壁95bにシール用のスポンジ材98を設ける。
枠体95の前側面95cに一対のピン101,101を設け、これらのピン101,101にカム部材65,65をそれぞれ回転自在に取り付ける。
同様に、枠体95の後側面95dに一対のピン101,101(図9に一個のみを示す)を設け、これらのピン101,101にカム部材65,65をそれぞれ回転自在に取り付ける。
前側面95cのカム部材65,65を前操作部67の取付ピン111,111に回転自在に連結する。同様に、後側面95dのカム部材65,65を後操作部68の取付ピン111,111に回転自在に連結する(図9参照)。
カム部材65は、取付ピン111,111の近傍にカム面65aを備える。
一方、延出部62は、カム面65a…に相当する部位に凸部112…を備える。凸部112…は、延出部62の内部に突出した部位である。
この凸部112…にカム部材65…のカム面65a…を載せることで、カム部材65…でピン101…を延出部62の左側壁77に向けて押圧する。
エアクリーナエレメント61を左側壁77に向けて移動して、スポンジ材98を支えプレート92および左側壁77に押し付ける。
よって、エアクリーナエレメント61と左側壁77との間の隙間113をスポンジ材98で塞ぐ。
カバー72の上部72aに突起72bを備え、この突起72bを前後の操作部67,68(後操作部68は図9参照)に向けて突出する。
よって、延出部62の差込口64をカバー72で塞ぐことで、カバー72の突起72bを一対の突片97,97に当接させて、エアクリーナエレメント61の抜け出しを防止する。
延出部62の上部63に差込口64を設け、差込口64を下内部空間57の前半部57aに臨ませ、差込口64に支えプレート92を設ける。
この支えプレート92の上端92aに一対の突片97,97をかけ、エアクリーナエレメント61を支えプレート92で支える。
前後の操作部67,68(後操作部68は図9参照)の上端部67a,68a(上端部68aは図4参照)を差込口64近傍に配置し、前後の上端部67a,68aを押し下げることで、前後のカム部材65…をピン101…を軸に下方に回動する。
これにより、カム部材65…のカム面65a…が凸部112…に乗り上がり、カム部材65…でピン101…を左側壁77に向けて押圧する。
エアクリーナエレメント61が左側壁77に向かって移動して、スポンジ材98を支えプレート92および左側壁77に押し付ける。
よって、エアクリーナエレメント61と左側壁77との間の隙間113をスポンジ材98で塞ぐ。
図9は図3の9−9線断面図である。
カム部材65…のカム面65a…が凸部112…に乗り上がり、カム部材65…でピン101…を左側壁77に向けて押圧する。
エアクリーナエレメント61を左側壁77に向けて移動して、スポンジ材98を支えプレート92および外側壁77に押し付ける。これにより、エアクリーナエレメント61と外側壁77との間の隙間113をスポンジ材98で塞ぐ。
この状態において、エアクリーナエレメント61を鉛直に配置するとともに、前方から後方に向けて左側に僅かに傾斜させて配置する。
このように、板状のエアクリーナエレメント61を、エンジン16(図1、図2参照)の左側壁に沿わせて配置することで、延出部62の幅W2、すなわち吸気ボックス48の幅を小さく抑える。
よって、図2に示すように、吸気ボックス48をデッキ27の左側壁(艇体の側壁)35とエンジン16の上部17との間に空間51に備えることが可能になる。
したがって、機器類のレイアウトを決める際に、吸気ボックス48用の大きな空間を確保する必要がないので、レイアウトの検討時間を短く抑えることができる。
このように構成した吸気ボックス48によれば、延出部62の導入口78から空気を矢印aの如く内部に導き、導いた空気を、エアクリーナエレメント61を通して延出部62の内部、すなわち下空間部57の前半部57aに矢印bの如く導く。
エアクリーナエレメント61で空気中の粉塵などを除去し、その空気を下空間部57の前半部57aに導くことが可能になる。
下空間部57の前半部57aに導いた空気を、膨出部75の内部、すなわち下空間部57の後半部57bに矢印cの如く導く。
下空間部57の後半部57bに導いた空気を、網部材58(図6、図7参照)を通して上内部空間56(図3参照)に導く。
上内部空間56に導いた空気を、第1〜第4吸気管43〜46の吸込口43a〜46a(図3参照)を介して、第1〜第4吸気管43〜46内に導く。
次に、本発明に係る小型船のエンジン吸気構造10の作用を図10〜図12に基づいて説明する。
先ず、エアクリーナエレメント61を組み付ける手順を図10〜図11に基づいて説明する。
図10(a),(b)は本発明に係るエンジン吸気構造のエアクリーナエレメントを差し込む例を説明する図である。
(a)において、前操作部67の取付ピン111,111にカム部材65,65を回転自在に取り付ける。同様に、後操作部68の取付ピン111,111にカム部材65,65を回転自在に取り付ける(図9に一個のみ図示する)。
前後の操作部67,68をエアクリーナエレメント61に組み付ける。すなわち、枠体95の前側面95cのピン101,101にカム部材65,65の嵌合部114,114をそれぞれ矢印dの如く回転自在に組み付ける。
同様に、枠体95の後側面95dのピン101,101(図9に一個のみを示す)にカム部材65,65の嵌合部114,114をそれぞれ矢印dの如く回転自在に組み付ける。
(b)において、エアクリーナエレメント61に前後の操作部67,68およびカム部材65…を組み付けた後、エアクリーナエレメント61、前後の操作部67,68およびカム部材65…を、延出部62の差込口64から延出部62の内部、すなわち下内部空間57の前半部57aに矢印eの如く差し込む。
図11(a),(b)は本発明に係るエンジン吸気構造のエアクリーナエレメントを取り付ける例を説明する図である。
(a)において、エアクリーナエレメント61を下内部空間57の前半部57aに配置するとともに、エアクリーナエレメント61の一対の突片97,97(図4も参照)を支えプレート92の上端92aにかける。
これにより、エアクリーナエレメント61を支えプレート92で支える。
前後の操作部67,68(後操作部68は図9参照)の上端部67a,68a(上端部68aは図4参照)を差込口64近傍に配置する。
この状態で、前後の上端部67a,68aに押下力Fをかけて、前後の上端部67a,68aを押し下げる。前後の上端部67a,68aを押し下げることで、前後のカム部材65…をピン101…を軸に矢印fの如く下方に回動する。
これにより、カム部材65…のカム面65a…が凸部112…に乗り上がり、カム部材65…でピン101…を左側壁77に向けて押圧する。
エアクリーナエレメント61を左側壁77に向けて矢印gの如く移動する。
(b)において、エアクリーナエレメント61を左側壁77に向けて移動させて、スポンジ材98を支えプレート92および左側壁77に押し付ける。
よって、エアクリーナエレメント61と左側壁77との間の隙間113をスポンジ材98で塞ぐ。
これにより、エアクリーナエレメント61を延出部62の内部に組み付ける作業が完了する。
次に、第1〜第4吸気管43〜46に空気を導く例を図12に基づいて説明する。
図12は本発明に係るエンジン吸気構造の空気の流れを説明する図である。
延出部62の導入口78から空気を矢印hの如く内部に導き、導いた空気を、エアクリーナエレメント61を通して延出部62の内部、すなわち下空間部57の前半部57a(図4、図9参照)に矢印iの如く導く。
このように、エアクリーナエレメント61を介して外気を下空間部57の前半部57aに取り込むことで、エアクリーナエレメント61で空気中の粉塵などを除去することができる。
下空間部57の前半部57aに導いた空気を、膨出部75の内部、すなわち下空間部57の後半部57b(図4参照)に矢印jの如く導く。
下空間部57の後半部57bに導いた空気を、網部材58(図6、図7も参照)を通して上内部空間56に矢印kの如く導く。
上内部空間56に導いた空気を、第1〜第4吸気管43〜46の吸込口43a〜46aに矢印mの如く導き、吸込口43a〜46aに導いた空気を、第1〜第4吸気管43〜46内に導く。
なお、前記実施の形態では、本発明に係る小型船のエンジン吸気構造20を艇体11の後部にジェット推進機24を設けた小型推進艇に適用して例について説明したが、これに限らないで、その他の小型船に適用することも可能である。
また、前記実施の形態では、エンジン16を右側に傾斜させて空間51を確保し、この空間に吸気ボックス48を配置する例について説明したが、エンジン16を右側に傾斜させなくてもよい。
さらに、エンジン16を左側に傾斜させて右側の空間に吸気ボックス48を配置することも可能である。
また、前記実施の形態では、第1吸気管43から前方に延出部62を延ばし、この延出部62の上部63に差込口64を形成し、この差込口64からエアクリーナエレメント61を差し込む例について説明したが、これに限らないで、延出部62を第4吸気管46から後方に延ばすことも可能である。
さらに、前記実施の形態では、エアクリーナエレメント61を板状に形成した例について説明したが、エアクリーナエレメント61の形状は板状に限らないでその他の形状にすることも可能である。
本発明のエンジン吸気構造は、エンジンのシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管を吸気ボックスに収納する小型船に好適である。
本発明に係るエンジン吸気構造を備えた小型船の側面図である。 本発明に係るエンジン吸気構造を備えた小型船の背面図である。 本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す側面図である。 本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す分解斜視図である。 本発明に係る小型船のエンジン吸気構造を示す斜視図である。 本発明に係る小型船のエンジン吸気構造の網部材を示す斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 図3の8−8線断面図である。 図3の9−9線断面図である。 本発明に係るエンジン吸気構造のエアクリーナエレメントを差し込む例を説明する図である。 本発明に係るエンジン吸気構造のエアクリーナエレメントを取り付ける例を説明する図である。 本発明に係るエンジン吸気構造の空気の流れを説明する図である。 特許文献1の図7(a)の再掲図である。
符号の説明
10…小型船のエンジン吸気構造、11…艇体、15…エンジン、20…小型船のエンジン吸気構造、35…デッキの左側壁(艇体の側壁)、38…クランク軸、39…シリンダ、43…第1吸気管(吸気管)、43a〜46a…吸込口、44…第2吸気管(吸気管)、45…第3吸気管(吸気管)、46…第4吸気管(吸気管)、48…吸気ボックス、51…艇体の側壁とエンジンとの間の空間、53…上吸気部、54…下吸気部、56…上内部空間、57…下内部空間、57a…下内部空間の前半部、57b…下内部空間の後半部、58…網部材、61…エアクリーナエレメント、62…延出部、63…延出部の上部、64…差込口、65…カム部材、66…操作手段、75…膨出部

Claims (4)

  1. 艇体内の幅方向略中央に、エンジンをクランク軸が艇体の前後方向を向くように搭載するとともに、エンジンの複数のシリンダを上向きに配置し、これらのシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管の吸込口を吸気ボックスに収納し、この吸気ボックスを前記艇体の側壁とエンジンとの間の空間に配置した小型船のエンジン吸気構造において、
    前記吸気ボックスに、前記吸込口に臨む上吸気部と、この上吸気部から下方に延びた下吸気部とを設け、
    この下吸気部の下内部空間と上吸気部の上内部空間とを網部材で仕切り、
    この下吸気部にエアクリーナエレメントを配置し、
    このエアクリーナエレメントを介して外気を下吸気部に取り込んだ後、上吸気部に流れるように構成した小型船のエンジン吸気構造であって、
    前記下吸気部は、前記上吸気部から下方に膨出させた膨出部と、この膨出部から前方に延ばした延出部とからなり、
    前記膨出部の内部に前記下内部空間の後半部を形成し、前記延出部の内部に前記下内部空間の前半部を形成し、
    前記延出部の内部に前記エアクリーナエレメントを配置し、
    このエアクリーナエレメントを介して前記下内部空間の前半部に取り込んだ外気を、前記下内部空間の後半部を介して前記網部材に導くことを特徴とする小型船のエンジン吸気構造。
  2. 艇体内の幅方向略中央に、エンジンをクランク軸が艇体の前後方向を向くように搭載するとともに、エンジンの複数のシリンダを上向きに配置し、これらのシリンダから吸気管を側方に延ばし、これらの吸気管の吸込口を吸気ボックスに収納し、この吸気ボックスを前記艇体の側壁とエンジンとの間の空間に配置した小型船のエンジン吸気構造において、
    前記吸気ボックスを、前記吸気管から前後方向のいずれか一方に延ばして延出部とし、
    この延出部の上部に差込口を設け、
    この差込口から吸気ボックス内に板状のエアクリーナエレメントを略鉛直に差し込み、
    このエアクリーナエレメントを吸気ボックス内に差し込んだ状態で、エアクリーナエレメントを吸気ボックスにカム部材で押し付け、
    このカム部材を差込口近傍の操作手段で操作するようにしたことを特徴とする小型船のエンジン吸気構造。
  3. 前記シリンダから側方に延ばした吸気管を、前記艇体の側壁に沿うように曲げて前記吸気ボックス内に収納したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の小型船のエンジン吸気構造。
  4. 前記吸気管を、前記艇体の前方で、かつ上方に向けて曲げたことを特徴とする請求項3記載の小型船のエンジン吸気構造。
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