JP4179581B2 - 活性炭及びその製造方法並びにその用途 - Google Patents

活性炭及びその製造方法並びにその用途 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上水、排水処理、触媒担体、ガス吸蔵、電気二重層キャパシタ用電極材料等に利用される活性炭及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炭素材、特に活性炭には水処理、触媒担体、ガス吸蔵、電気二重層キャパシタ電極等の多種多様の用途がある。中でも電気二重層キャパシタは各種携帯機器のバックアップ電源や補助電源をはじめ、近年では太陽電池と組み合わせた蓄電デバイス、ハイブリッド自動車におけるモーター駆動や回生エネルギーデバイスとしての用途が期待されている。
【0003】
電気二重層キャパシターは、▲1▼急速充放電が可能▲2▼過充放電に強い▲3▼化学反応を伴わないために長寿命▲4▼広い温度範囲で使用可能▲5▼重金属を含まないため環境に優しい、といったバッテリーにはない特性を有しており、従来より電子機器類のメモリーバックアップ等に使用されてきた。
【0004】
電気二重層キャパシタの1つの構成である電極では、活性炭を主成分とする電極が用いられ、この活性炭の主要性能の一つとして質量当たり、体積当たりの電気容量が高いことが求められている。
【0005】
活性炭の一般的な製造方法としては、椰子殻、ピッチ、フェノール樹脂等の有機物を熱分解し炭化物を得た後、これを賦活する方法が知られている。
【0006】
賦活方法は、主に水蒸気、炭酸ガス等を利用するガス賦活と硫化カリウム、塩化亜鉛、アルカリ水酸化物等を利用する薬品賦活がある。中でも水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ水酸化物を利用した賦活は比表面積が大きい活性炭を得るのに効果的であり、質量当たり、体積当たりの電気容量が高い活性炭が得られる。
【0007】
アルカリ賦活、例えばアルカリ水酸化物を使用した場合は加熱によりアルカリ金属化合物が溶融し、炭素材に含浸し反応することで多孔質構造を生成し炭素材の賦活が行われる。原料炭素材が粉末または粒状で、これを入れる容器としてルツボ等を使用し賦活を行う場合、賦活反応中に水分、水素ガス等の発生により融液が発泡し、容器からの吹きこぼれが起きることがある。特に賦活時の昇温速度を速くした場合は単位時間当たりのガス発生量が大きいため吹きこぼれが発生しやすい。これを避けるために、アルカリ金属化合物と炭素質原料は容器の容量に対して限られた量しか仕込めず、このことがアルカリ賦活活性炭の生産性を著しく下げ、コストを高くしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
アルカリ賦活法活性炭の製造における生産性を飛躍的に向上することおよび高電流密度での電気容量に優れた活性炭を製造すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を鋭意検討した結果、以下に述べる製法で賦活を行い、問題を解決できるに至った。
【0010】
炭素質原料をアルカリ金属化合物で賦活して活性炭を得る製造方法において、繊維状物質を炭素質原料に混合することで賦活時にアルカリ融液の膨張を抑えられることが判明した。また、混合する繊維状物質を導電性に優れた繊維状炭素、例えば気相成長炭素繊維とすることで、活性炭の粒子表面に該繊維を融着させ、活栓炭粒子同士の接触抵抗を低減させることが可能となった。
【0011】
すなわち本発明は、
1) 炭素質原料をアルカリ金属化合物で賦活する活性炭の製造方法において、炭素質原料に繊維状物質を添加することを特徴とする活性炭の製造方法、
2) 炭素質原料に対する繊維状物質の添加量が、繊維状物質を800℃、不活性雰囲気下で加熱した時の質量換算で0.05質量%以上であることを特徴とする上記1)記載の活性炭の製造方法、
3) 繊維状物質が、外径1000nm以下の繊維であることを特徴とする上記1)または2)記載の活性炭の製造方法、
4) 繊維状物質が、300℃以上まで形状保持が可能な材質であることを特徴とする上記3)記載の活性炭の製造方法、
5) 繊維状物質が、繊維状炭素、有機繊維の炭化物、不融化繊維、パルプ叩解品及びセルロース繊維からなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする上記4)記載の活性炭の製造方法、
6) 繊維状炭素が、カーボンナノチューブ、ウィスカー、気相成長炭素繊維、リボン状炭素繊維及びコイル状炭素からなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする上記5)記載の活性炭の製造方法、
7) 気相成長炭素繊維が、内部に中空構造を有し、外径2〜500nm、アスペクト比10〜15000であることを特徴とする上記6)に記載の活性炭の製造方法、
8) 気相成長炭素繊維が、分岐状繊維であり、かつ分岐部分の中空構造が連通している上記6)または7)に記載の活性炭の製造方法、
9) 活性炭が、該表面の少なくとも一部に繊維状物質を融着している活性炭、
10) 活性炭の形状が、球状であることを特徴とする上記9)に記載の活性炭、
11) 上記1)乃至8)のいずれかひとつに記載の活性炭の製造方法により得られた活性炭、
12) 上記9)乃至11)のいずれかひとつに記載の活性炭を電極材料に使用した分極性電極、及び
13) 上記12)に記載の分極性電極を用いた電気二重層キャパシター。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
【0013】
(炭素質原料)
炭素質原料としては、本発明の製造方法においては特に限定されるものではなく、椰子殻、コーヒー豆、リグニン、おがくず、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、石炭、石炭タール、石炭コークス、石油コークス等を炭化したものやPAN系、ピッチ系炭素繊維等が使用できる。
【0014】
炭化は通常400〜1000℃の範囲で行われるが、炭化を行わずにそのままアルカリ金属化合物と混合してもよい。炭化温度が1000℃を越えると賦活速度が遅くなり、賦活に長時間を要するため好ましくない。炭素質原料の粒度は10メッシュ篩(ASTM規格;ふるい目の開きが2.0mm)上のものを用いることもできるが、実質的には10メッシュ以下、より好ましくは50メッシュ(ふるい目の開きが0.297mm)以下、さらに好ましくは100メッシュ(ふるい目の開きが0.149mm)以下を用いることが望ましい。
【0015】
(繊維状物質)
繊維状物質の種類は、300℃以上まで形状を保持でき、アルカリ融液を保持できるようなものならば特に限定されるものではないが、繊維状炭素(カーボンナノチューブ、ウィスカー、気相成長炭素繊維、リボン状炭素繊維及びコイル状炭素等)、パルプ叩解品、セルロース繊維(天然繊維、再生セルロース繊維)、有機繊維(PAN等)の炭化物、不融化繊維が挙げられる。上記繊維状物質を2種類以上混合して使用してもよい。ここで不融化繊維とは溶融紡糸、遠心紡糸等による紡糸繊維を空気や酸素等の酸化性雰囲気下で熱処理を行うことで繊維を構成している分子間に架橋をつくり、その後の熱処理中に紡糸繊維の形態が崩れないように処理した繊維を指す。
【0016】
繊維状物質の形状は賦活中の融液の膨張を抑制可能ならば特に限定されるものではない。例えば、繊維状炭素の形状としては、断面形状が一方向に長く、リボン状の形態を持つものやコイル状(らせん状、ヘリカル状、スパイラル状、スプリング状等)の形態を持つコイル状炭素繊維、カーボンスプリング、カーボンマイクロコイル、ヘリカルポリアセチレン等が挙げられる。
【0017】
繊維状物質の添加により融液の膨張が抑えられる理由は定かではないが、綿に水が吸い込まれる時と同じように、アルカリ融液は繊維の間に保持されると推定される。繊維径が細く、分岐があるほうが融液膨張の抑制効果はあるようである。繊維状物質の外径は、1000nm以下、好ましくは500nm以下、更に好ましくは10nm以上400nm以下である。また、パルプ叩解品(セルロース繊維を水等の中で機械的に押しつぶしたり切断したりして得られたもの)の様にフィブリル化(微細繊維化)したものも使用することができる。この場合は主成分の繊維直径が10μmよりも大きくても、フィブリル化した部分が1μm(1000nm)以下ならばよい。
【0018】
繊維状物質の原料炭素材に対する添加量は、最終製品の必要物性値、製造コスト、繊維の形状の違いによる融液膨張抑制効果、繊維の分散性、昇温速度と融液の膨張具合の関係等を考慮して決めればよい。パルプ等のように有機繊維を用いる時は途中で炭化による質量減少が起こるため、繊維状炭素の場合に比較して多めに添加する必要がある。ここで、添加する繊維状物質を導電性に優れた繊維とすれば、得られた活性炭の接触抵抗が低下し、さらにプラスアルファの効果が得られる。
【0019】
導電性繊維としては、気相成長炭素繊維を使用することが望ましい。該炭素繊維は、繊維軸方向に結晶が成長しているので、活性炭粒子同士の接触抵抗を低減する上で、効果が大きいからである。この場合の気相成長炭素繊維は、高温雰囲気下において触媒となる遷移金属化合物と共にガス化されたベンゼン等の有機化合物を吹き込むことで製造することができる。
【0020】
気相成長炭素繊維は、生成されたままでも、例えば800〜1500℃で熱処理したものでも、例えば2000〜3000℃で黒鉛化処理がされたものでもいずれも使用可能であるが、生成されたままのものあるいは1500℃程度で熱処理されたものがより好適である。
【0021】
また、本発明の気相成長炭素繊維の好ましい形態として、分岐状繊維があるが、分岐部分はその部分を含めて繊維全体が互いに連通した中空構造を有している。そのため繊維の円筒部分を構成している炭素層が連続している。中空構造とは炭素層が円筒状に巻いている構造であって、完全な円筒でないもの、部分的な切断箇所を有するもの、積層した2層の炭素層が1層に結合したもの、などを含む。また、円筒の断面は完全な円に限らず楕円や多角化のものを含む。なお、炭素層の結晶性について炭素層の面間隔d002は限定されない。因みに、好ましいものはX線回折法によるd002が0.339nm以下、より好ましくは0.338nm以下であって、結晶のC軸方向の厚さLcが40nm以下のものである。
【0022】
本発明の気相成長炭素繊維は、繊維外径500nm以下及びアスペクト比10以上の炭素繊維であって、好ましくは繊維外径50〜500nm、繊維長1〜100μm(アスペクト比2〜2000)、あるいは繊維外径2〜50nmであって繊維長0.5〜50μm(アスペクト比10〜25000)のものである。 アルカリ金属で炭素材料を賦活すると、炭素表面の未組織化部分がアルカリ金属によって浸食消費される。従って、賦活反応系に炭素繊維を混合しておくことで、炭素の表面が浸食されながら近傍にある炭素繊維が融着し、結果的には活性炭粒子表面に炭素繊維が融着した形態となる。このようにして、活性炭表面に炭素繊維が融着することで、活性炭同士の接触抵抗が低減し、高電流密度での電気容量が向上する。
【0023】
融着した状態は、活性炭表面の炭素皮膜と、繊維状物質例えば炭素繊維の炭素皮膜とが溶融して点と点で接合している場合だけでなく、溶融しないで固体の面と面とが接合し一体化した接着した状態でもよい。
【0024】
炭素繊維を原料炭に混合する場合の混合比は0.05質量%以上が好ましい、より好ましくは0.1質量%〜50質量%、さらに好ましくは1質量%〜30質量%である。0.05質量%未満だと、融着する炭素繊維量が少ない為に活性炭粒子間の接触抵抗を低減させる効果が少なく、高電流密度での充放電特性向上についての十分な効果が得られず、また、融液の膨張抑制効果が小さい。炭素繊維の混合量が電気二重層キャパシタを作成する時の活性炭に対する導電材の混合比率よりも低い場合は、キャパシタを作成する時に得られた活性炭に対して炭素繊維をさらに加えてもよいし、カーボンブラック等の一般的に使用されている導電材を加えることもできる。
【0025】
一方、通常の導電材の活性炭に対する比率よりも大きい場合は、導電補強活性炭として一般の活性炭に適量を添加して電気二重層キャパシタを作ることもできる。 例えば、炭素繊維の混合量を0.05〜10質量%として賦活した場合、生成物をそのままの状態で分極性電極としても良いし、該生成物に対してさらに炭素繊維やカーボンブラックを添加して分極性電極とすることも可能である。また、炭素繊維の混合量を50質量%以上として賦活した場合には、該生成物10〜50質量部を活性炭90〜50質量部に添加して分極性電極とすることもできる。
【0026】
アルカリ金属化合物による賦活方法(アルカリ賦活法)では、原料として炭素質原料(炭化物等)にアルカリ金属化合物を均等に含浸させて、加熱(焼成)し、強力に炭素質原料を浸食し、複雑に発達した多孔質構造の炭材を生成する方法である。
【0027】
アルカリ賦活剤としてはアルカリ金属を含む化合物であれば特に限定されないが、賦活中に溶融する物質に対して本発明は有効である。カリウム、ナトリウム、カルシウムの水酸化物、炭酸塩、硫化物、硫酸塩が好ましい。例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、硫化カリウム、硫化ナトリウム、チオシアン酸カリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムが使用でき、好ましくは水酸化カリウム、水酸化ナトリウムであり、さらに好ましくは水酸化カリウムである。これらの1種類あるいは2種類以上混合して使用してもよい。
【0028】
炭素質原料に対するアルカリ金属化合物の混合量は炭素質原料の結晶性、表面官能基量、得られる炭素材の用途に合うように決めることができる。炭素質原料の結晶性が高い、表面官能基が少ない場合は必要なアルカリ金属化合物の量は増える傾向にある。例えば、水酸化カリウムを使用した場合は、炭素質原料1に対し水酸化カリウム質量比は0.5〜7程度、より好ましくは1〜5程度、さらに好ましくは2〜4程度である。水酸化カリウム質量比が0.5未満では細孔の発達が悪く、7以上では過賦活となり細孔壁の破壊が進行するなどして細孔(ミクロポアー)が減少するため比表面積が減る傾向にある。
【0029】
賦活温度は原料の種類及び形状、活性化反応速度(賦活化反応速度)によって異なるが250〜1000℃で行われ、より好ましくは500℃〜900℃、さらに好ましくは600℃〜800℃で行われる。賦活温度が400℃以下では賦活の進行が不充分で、活性炭中の細孔が少なく、電気容量が低下する。1000℃以上では活性炭の細孔が収縮したり、高電流密度での充電特性が著しい低下、装置への腐食等の問題が起こってくる。
【0030】
賦活時の昇温速度は繊維状物質の添加量とアルカリ融液の膨張具合を考えて決めれば良い。昇温速度が速くなる程、単位時間当たりのアルカリ金属化合物からの水分の脱離、水素ガス等の発生量が大きくなるため容器からの拭きこぼれが起こりやすくなる。逆に昇温速度が遅くなると容器当たりの活性炭収得量は増えるが、生産性が下がる。通常は400〜1℃/時間の範囲で行う。
【0031】
例えば昇温速度が300℃/時間の場合は容器(ルツボ)体積の15%の仕込み量である。このことに関しては昇温速度を20℃/時間以下に下げることで単位時間当たりのガス発生量を少なくし、容器当たりの活性炭収得量を増やすことができる。しかしながら生産性を考えると高昇温速度で容器にできる限り炭素質原料、繊維状物質とアルカリ金属化合物を仕込めることが望まれる。
【0032】
賦活された結果、細孔に関しては、数層の炭素層で仕切られた2〜5nm(20〜50Å)のカゴ状の空隙を多数形成し、吸着等に適切な細孔である細孔半径1〜2nm(10〜20Å)付近の細孔が多く、炭素材の吸着容積の増加等が現れる。
【0033】
本発明の方法で得られた活性炭(または活性炭素繊維)は、知られている電極の製造方法を用いて電気二重層キャパシター用電極とすることができる。活性炭または活性炭素繊維に、必要に応じて所定量の導電性物質(カーボンブラック、黒鉛粉末等)を添加し、ポリエチレンやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のバインダーを溶媒に溶解したものを添加し、プラネタリーミキサー等で機械的に混練し、スラリーを形成し、ペースト化する。得られたペーストをアルミニウム、炭素被覆アルミニウム、ステンレス、チタン等の箔、板状物の金属集電材(導電性基材)(厚み10μm〜0.5mmが好ましい)に、所定厚みに塗布し、溶媒を室温または加熱して蒸発後、またその後必要により、ロールプレス等で加圧処理して電極シートとする。
【0034】
使用される電解液としては、公知のものでよく、水系のものとしては、硫酸水溶液、硫酸ナトリウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化アンモニウム水溶液、塩化カリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液等が挙げられる。
【0035】
また、非水系のものとしては、R1234+またはR1234+で表されるカチオン(R1、R2、R3、R4は、それぞれ独立に炭素数1〜10のアルキル基またはアリル基である。)と、BF4 -、PF6 -、ClO4 -等のアニオンとからなる4級アンモニウム塩または4級ホスホニウム塩を電解質として、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテル等のエーテル;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−エチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオンアミド、ヘキサメチルホスホリルアミド等のアミド;ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のジアルキルケトン;エチレンオキシド、プロピレンオキシド、テトラヒドロフラン、2−メトキシテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオキソラン等の環状エーテル;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート;γ−ブチロラクトン;N−メチルピロリドン;アセトニトリル、ニトロメタン等の有機溶媒の溶液が好ましい。さらに、好ましくはエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート系非水溶媒を用いることができる。電解質または溶媒は、それぞれ二種以上用いることもできる。
【0036】
電極間に必要に応じて介在させるセパレータとしては、イオンを透過する多孔質セパレータであればよく、微孔性ポリエチレンフィルム、微孔性ポリプロピレンフィルム、ポリエチレン不織布、ポリプロピレン不織布、ガラス繊維混抄不織布、ガラスマットフィルタ等が好ましく使用できる。
【0037】
作製された電極は所定の大きさ、形状に切断したセパレーターを両極の間に介在させ、容器に挿入した後、電解液を注入し、封口板、ガスケットを用いて封口をかしめて単極セルとすることができる。
【0038】
【実施例】
以下に本発明について代表的な例を示し、さらに具体的に説明する。なお、これらは説明のための単なる例示であって、本発明はこれらに何等制限されるものではない。
(静電容量の測定)
平均粒径30μmの活性炭80質量部にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)10質量部、カーボンブラック10質量部を添加し、メノウ乳鉢で混練して圧延ローラーで厚さ0.5mmのシート状に圧延した。このシートを直径20mmの円板に打ち抜き、200℃で12hr真空乾燥して分極性電極として使用した。前記の電極を、高純度アルゴンを循環させているグローブボックス内において、図1のようなセルを組み立て評価用に使用した。図1において、1はアルミニウム製の上蓋、2はフッ素ゴム製リング、3はアルミニウムからなる集電体、4はテフロン(登録商標)からなる絶縁体、5はアルミニウム製容器、6はアルミニウム製板バネ、7は分極性電極、8はガラス繊維からなる厚さ1mmのセパレータである。電解液にはPC(プロピレンカーボネート)を溶媒とし、(C254NBF4を電解質とする富山薬品工業(株)製の商品名LIPASTE−P/EAFINを使用した。
【0039】
充放電測定は北斗電工(株)製充放電試験装置HJ−101SM6を使用し、0〜2.5Vで充放電を行った。充放電電流は5mA(1.6mA/cm2)、50mA(16mA/cm2)、150mA(48mA/cm2)にて評価し、放電カーブを用いて、電気二重層キャパシタの両極活性炭重量あたりの静電容量(F/g)と体積当たりの静電容量(F/ml)を算出した。
【0040】
(BET比表面積)
Quantachrome社製、NOVA1200を使用し、液体窒素温度での窒素の吸着量を測定した。相対圧力P/P0=0.01〜0.1における窒素吸着量を使用し、BET法による比表面積を算出した。
【0041】
(実施例1)
フェノール樹脂(鐘紡製、商品名ベルパールR800)を窒素雰囲気下で700℃、4時間炭化を行った。該炭化物150gに気相成長炭素繊維7.5g(平均繊維径約500nm、繊維長約20μm)と水酸化カリウムペレット473gを金属製ルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物、気相成長炭素繊維、水酸化カリウム混合物層の厚みはルツボ底から80mmであった。このルツボを電気炉に設置し、窒素を流通させながら750℃まで昇温速度350℃/hrで温度を上げ、750℃で30min保持した。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、ルツボ底から130mmのところまでアルカリ融液の上昇があることを確認した。賦活後の活性炭を水洗し、1N塩酸で洗浄した後、蒸留水で洗浄し、残留アルカリおよび金属不純物を除去し、乾燥後、BET比表面積、静電容量を測定した。BET比表面積は2335m2/g、静電容量は42.9F/g(1.6mA/cm2時)、36.7F/g(16mA/cm2時)、24.7F/g(48mA/cm2時)、26.7F/ml(1.6mA/cm2時)であった。
【0042】
(実施例2)
フェノール樹脂(鐘紡製、商品名ベルパールR800)を窒素雰囲気下で700℃、4h炭化を行った。該炭化物150gに気相成長炭素繊維15gと水酸化カリウムペレット495gを金属製ルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物、気相成長炭素繊維、水酸化カリウム混合物層の厚みは85mmであった。このルツボを電気炉に設置し、窒素を流通させながら750℃まで昇温速度350℃/hrで温度を上げ、750℃で30min保持した。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、アルカリ融液の上昇が認められなかった。賦活後の活性炭を水洗し、1N−HClで洗浄、乾燥後、BET比表面積、静電容量を測定した。BET比表面積は2400m2/g、静電容量は40.6F/g(1.6mA/cm2時)、34.5F/g(16mA/cm2時)、23.3F/g(48mA/cm2時)、25.9F/ml(1.6mA/cm2時)であった。
【0043】
参考例1)フェノール樹脂(鐘紡製、商品名ベルパールR800)を窒素雰囲気下で700℃、4時間炭化を行った。該炭化物150gに木材パルプ叩解品48gと水酸化カリウムペレット472gを金属製ルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物、パルプ、水酸化カリウム混合物層の厚みは170mmであった。このルツボを電気炉に設置し、窒素を流通させながら750℃まで昇温速度350℃/hrで温度を上げ、750℃で30min保持した。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、ルツボ底から190mmのところまでアルカリ融液の上昇があることを確認した。賦活後の活性炭を水洗し、1N塩酸で洗浄した後、蒸留水で洗浄し、残留アルカリおよび金属不純物を除去し、乾燥後、BET比表面積、静電容量を測定した。BET比表面積は1836m2/g、静電容量は32.8F/g(1.6mA/cm2時)、24.6F/ml(1.6mA/cm2時)であった。
【0044】
参考例2)フェノール樹脂(鐘紡製、商品名ベルパールR800)を窒素雰囲気下で700℃、4時間炭化を行った。該炭化物150gに木材パルプ叩解品の700℃炭化物7.5gと水酸化カリウムペレット472gを金属製ルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物、パルプ、水酸化カリウム混合物層の厚みは75mmであった。このルツボを電気炉に設置し、窒素を流通させながら750℃まで昇温速度350℃/hrで温度を上げ、750℃で30min保持した。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、ルツボ底から170mmのところまでアルカリ融液の上昇があることを確認した。賦活後の活性炭を水洗し、1N塩酸で洗浄した後、蒸留水で洗浄し、残留アルカリおよび金属不純物を除去し、乾燥後、BET比表面積、静電容量を測定した。BET比表面積は2151m2/g、静電容量は39.8F/g(1.6mA/cm2時)、25.6F/ml(1.6mA/cm2時)であった。
【0045】
(比較例1)
フェノール樹脂(鐘紡製、商品名R800)を窒素雰囲気下で700℃、4h炭化を行った。該炭化物150gと水酸化カリウムペレット450gを金属製ルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物と水酸化カリウム混合物の厚みは70mmであった。このルツボを電気炉に設置し、実施例1と同じように賦活を行った。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、ルツボ底から490mmのところまでアルカリ融液の上昇があった。
処理後の活性炭を、1N塩酸で洗浄した後、蒸留水で洗浄し、残留アルカリおよび金属不純物を除去した。
実施例1と同様に評価を行い、静電容量は39.4F/g(1.6mA/cm2時)、31.7F/g(16mA/cm2時)、17.9F/g(48mA/cm2時)であった。
【0046】
(比較例2)
フェノール樹脂(鐘紡製、商品名R800)を窒素雰囲気下で700℃、4h炭化を行った。該炭化物150gに炭素繊維チョップ(クレカチョップM−101S、繊維直径14.5μm)7.5gを加え、さらに水酸化カリウムペレット473gを入れた後によく混合し、インコネルルツボ(100mmφ×530mm)に仕込んだ。この時の炭化物と水酸化カリウム混合物の厚みは70mmであった。このルツボを電気炉に設置し、実施例1と同様に賦活を行った。賦活後にルツボを取り出し観察したところ、ルツボ底から530mmのところまでアルカリ融液の上昇があり、融液の膨張抑制効果は認められなかった。
【0047】
【発明の効果】
本発明において、炭素質原料をアルカリ金属化合物で賦活して高比表面積を有する活性炭を得るに当たり、反応系(炭素質原料及びアルカリ金属化合物を含む組成物)に繊維状物質を添加することで賦活中のアルカリ融液の膨張を抑え、生産性の向上が可能になることが分かった。
【0048】
また、繊維状物質として導電性に優れる繊維状炭素を使用することで、炭素繊維融着活性炭が製造可能となり、高電流密度での充放電特性に優れた分極性電極および電気二重層キャパシターが得られた。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】電気二重層キャパシタの性能を評価するためのセルの断面図
【図2】実施例1で得られた活性炭の電子顕微鏡写真(倍率5,000倍)
【符号の説明】
1 上蓋
2 ゴムリング
3 集電体
4 絶縁体
5 容器
6 板バネ
7 分極性電極
8 セパレーター

Claims (15)

  1. 炭素質原料をアルカリ金属化合物で賦活する活性炭の製造方法において、炭素質原料に300℃以上まで形状保持が可能な外径1000nm以下の繊維状物質を、800℃、不活性雰囲気下で加熱した時の質量換算で0.05質量%以上添加することを特徴とする活性炭の製造方法。
  2. 繊維状物質が、繊維状炭素、有機繊維の炭化物、不融化繊維、パルプ叩解品及びセルロース繊維からなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の活性炭の製造方法。
  3. 繊維状炭素が、カーボンナノチューブ、ウィスカー、気相成長炭素繊維、リボン状炭素繊維及びコイル状炭素からなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項2記載の活性炭の製造方法。
  4. 気相成長炭素繊維が、内部に中空構造を有し、外径2〜500nm、アスペクト比10〜15000であることを特徴とする請求項3に記載の活性炭の製造方法。
  5. 気相成長炭素繊維が、分岐状繊維であり、かつ分岐部分の中空構造が連通している請求項3または4に記載の活性炭の製造方法。
  6. 活性炭粒子表面の一部に外径1000nm以下の繊維状炭素を融着してなる活性炭。
  7. 活性炭の形状が、球状であることを特徴とする請求項6に記載の活性炭。
  8. 請求項1乃至5のいずれかひとつに記載の活性炭の製造方法により得られた活性炭。
  9. 請求項6乃至8のいずれかひとつに記載の活性炭を電極材料に使用した分極性電極。
  10. 請求項9に記載の分極性電極を用いた電気二重層キャパシター。
  11. 請求項6乃至8のいずれかひとつに記載の活性炭を含むスラリー。
  12. 請求項6乃至8のいずれかひとつに記載の活性炭を含むペースト。
  13. 請求項6乃至8のいずれかひとつに記載の活性炭を含む電極シート。
  14. 請求項11に記載のスラリーを導電性基材に塗布してなる電極シート。
  15. 請求項12に記載のペーストを導電性基材に塗布してなる電極シート。
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