JP4179250B2 - 電磁駆動弁の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁駆動弁の制御装置に関し、特に、内燃機関の電磁駆動弁を所望の位置に移動するように制御する制御装置に関する。
従来の電磁駆動弁に関して、たとえば、米国特許第6467441号明細書(特許文献1)には、電磁力とスプリングとの協働によって内燃機関のバルブが作動する電磁アクチュエータは、回転駆動式と呼ばれており、ステムを有するバルブと、そのステムの先端に当接された第2端部およびサポートフレームに揺動自在に支持された第1端部を有する揺動アームとを備える。
揺動アームの両側には、鉄芯とその鉄芯の周りに巻かれたコイルとから構成される電磁石が1つずつ配置されている。電磁アクチュエータは、さらに、揺動アームの第1端部に設けられ、バルブを開状態に向けて付勢するトーションバーと、ステムの外周に配置され、バルブを閉状態に向けて付勢する渦巻きばねとを備える。電磁石で発生する電磁力と、トーションバーおよび渦巻きばねの弾性力とによって、揺動アームが第1端部を支点に揺動する。その揺動アームの動きは、第2端部を介してステムへと伝わり、これによってバルブが開状態と閉状態との間を往復運動する。
一方、電磁駆動弁の作動方法に関して、たとえば、特開平9−195726号公報(特許文献2)は、作動応答性の向上、省電力化及び供給電圧に適した作動を図った、電磁式弁の作動方法を開示する。この作動方法は、弁と連結したプランジャの両側に設けられたバネの力が釣り合う中立位置からプランジャを電磁力により一方向又は他方向に移動させる電磁式弁の作動方法である。作動方法は、第1の電流値によって形成される電磁力によりプランジャを自励振動させる始動区間と、自励振動により振幅の大きくなったプランジャを一方向に吸着した後、第1の電流値よりも小さい第2の電流値によって形成される電磁力により一方向に吸着保持する保持区間と、一方向から他方向へ又は他方向から一方向へ第3の電流値によって形成される電磁力によりプランジャを移動させる過程、第3の電流値から第3の電流値よりも小さい第4の電流値へと減少する間にプランジャを他方向又は一方向に吸着する過程、及び、第4の電流値によって形成される電磁力によりプランジャを他方向又は一方向に吸着保持する過程、からなる実動区間と、から構成される。
特許文献1に開示される作動方法によると、始動区間から実動区間に移行する際、プランジャの移動が応答性良く行なわれる。さらに、実動区間においては、プランジャの吸着が緩やかに行なわれるとともに省電力化が図られる。
米国特許第6467441号明細書 特開平9−195736号公報
特許文献2に開示された電磁式弁は、並進駆動式であって、2つの電磁石が弁軸の軸方向に並ぶように設けられている。このため、電磁駆動弁の高さが高くなり、車両等のエンジンの吸排気バルブとして用いた場合に、要求されるエンジン搭載高さの制約をクリアすることが難しい。一方、特許文献1に開示された回転駆動式の電磁アクチュエータでは、トーションバーを揺動アームの第2端部に配することで、アクチュエータの高さを有る程度低くしている。しかし、特許文献2に開示された電磁駆動弁と同様に、渦巻きばねがステムに沿って配置されているため、アクチュエータの高さを十分に低くすることができない。
また、特許文献1に開示された電磁アクチュエータでは、ステムの軸方向に並んで2つの電磁石が設けられており、特許文献2に開示された電磁式弁では、弁軸の軸方向に並んで同様に2つの電磁石が設けられている。このように開弁用および閉弁用と分けて設けられた電磁石も、同様に、電磁アクチュエータや電磁駆動弁の高さを高くする一因となっている。
そこで、たとえば、電磁駆動弁の高さを低減するために、2つの電磁石のうち1つを省くことも考えられるが、この場合、特許文献2において開示された電磁駆動弁の作動方法を電磁石が1つの場合に適用しても、駆動弁を所望の位置に制御することができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る電磁駆動弁の制御装置は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁の制御装置である。電磁駆動弁は、弁軸を含み、弁軸が延びる方向に沿って、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する駆動弁と、弁軸に連結された揺動部材と、第1の位置と前記第2の位置との間の予め定められた位置に駆動弁を保持するように揺動部材に弾性力を作用させる弾性部材と、電力の供給に応じて、揺動部材に電磁力を作用させる磁力発生手段とを含む。磁力発生手段は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を揺動部材に対して作用し、予め定められた位置は、中間位置よりも第1の位置側および第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置である。制御装置は、磁力発生手段に電力を供給するための供給手段と、駆動弁の移動量を検知するための手段と、弾性力に基づく振動周期に応じて、電力の供給時間と停止時間とを制御するための制御手段と、移動量が予め定められた移動量になると、供給される電力が予め定められた電力量になるように制御するための手段とを含む。
第1の発明によると、駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する。駆動弁は、弾性部材により、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に保持される。磁力発生手段(たとえば、電磁石)は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力が揺動部材に対して作用する。このように構成された電磁駆動弁を制御する制御装置において、供給手段が電磁石に電力を供給し、制御手段は、弾性力に基づく振動周期Tに応じて、電力の供給時間と停止時間を制御する。たとえば、駆動弁が振動する際に、中間位置から、駆動弁が最も離れる位置(極値)まで移動する時間に対応するT/4の時間を磁力発生手段に電力を供給する供給時間とする。そして、駆動弁の移動量が中間位置から最も離れる位置(極値)から中間位置まで移動する時間に対応するT/4の時間を磁力発生手段への電力の供給を停止する停止時間とする。
このようにすると、駆動弁は、中間位置よりも第1の位置側と第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置(たとえば、中間位置よりも下方)に保持されているため、最初のT/4の供給時間において、駆動弁は、発生する電磁力に吸引されて、中間位置から下方に移動する。そして、T/4の停止時間において、駆動弁には電磁力が作用しないため、弾性部材に基づく弾性力により、駆動弁を中間位置に戻そうとする力が加わる。そして、電力の供給を停止してから駆動弁が中間位置に戻るT/4の時間の経過後に再び電力を供給することにより、慣性力と電磁力の作用により駆動弁は上方に移動する。このように、T/4の時間の電力供給と、T/4の時間の電力供給の停止を繰り返すと、駆動弁の移動量の極値を大きくすることができる。そのため、駆動弁を第1の位置および第2の位置(たとえば、開弁位置および閉弁位置)のいずれか所望する位置に移動させることができる。電力は、T/4時間毎に供給と停止が繰り返されるため、省電力化が図れる。
そして、移動量が予め定められた移動量になると、供給される電力が予め定められた電力量になるように制御する。駆動弁が開弁位置あるいは閉弁位置で吸引された(停止された)状態を維持するための電力量は、駆動弁の移動を制御する際に供給する電力量よりも少ない。そのため、たとえば、移動量が開弁位置あるいは閉弁位置に対応する予め定められた移動量になると、磁力発生手段に供給する電力量を、駆動弁が吸引された状態を維持するのに必要な電力量にすることにより、省電力化が可能となる。したがって、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る電磁駆動弁の制御装置は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁の制御装置である。電磁駆動弁は、弁軸を含み、弁軸が延びる方向に沿って、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する駆動弁と、弁軸に連結された揺動部材と、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に駆動弁を保持するように揺動部材に弾性力を作用させる弾性部材と、電力の供給に応じて、揺動部材に電磁力を作用させる磁力発生手段とを含む。磁力発生手段は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を揺動部材に対して作用する。予め定められた位置は、中間位置よりも第1の位置側および第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置である。制御装置は、磁力発生手段に電力を供給するための供給手段と、駆動弁の移動量を検知するための手段と、弾性力に基づく振動周期に応じて、電力の供給時間と停止時間とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、移動量が予め定められた範囲内であるか否かを判定するための手段と、範囲内にある状態からない状態に変化したと判定されると、電力を供給するように制御するための手段と、移動量の時間変化率が予め定められた範囲内であるか否かを判定するための手段と、時間変化率が範囲内にない状態からある状態に変化したと判定されると、電力の供給を停止するように制御するための手段とを含む。
第2の発明によると、駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する。駆動弁は、弾性部材により、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に保持される。磁力発生手段(たとえば、電磁石)は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力が揺動部材に対して作用する。このように構成された電磁駆動弁を制御する制御装置において、供給手段が電磁石に電力を供給し、制御手段は、弾性力に基づく振動周期Tに応じて、電力の供給時間と停止時間を制御する。駆動弁は、中間位置よりも第1の位置側と第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置(たとえば、中間位置よりも下方)に保持されている。そのため、振動周期に基づいて供給時間と停止時間とを制御することにより、駆動弁を自励振動させることができる。
そして、駆動弁の移動量が予め定められた範囲内にある状態からない状態に変化したと判定されると、電力を供給するように制御する。たとえば、予め定められた範囲を中間位置を基準として設定すると、移動量が予め定められた範囲内にある状態からない状態に変化したとき、駆動弁の位置は中間位置付近でありかつ第1の位置あるいは第2の位置(たとえば、開弁位置あるいは閉弁位置)に向けて移動中である。このとき、磁力発生手段に電力を供給して電磁力を発生させることにより、駆動弁には、駆動弁の移動方向と同じ方向に対して電磁力の合力が作用する。そのため、駆動弁の移動量の極値は増加する。その一方で、駆動弁の移動量の時間変化率が予め定められた範囲内でない状態からある状態に変化したと判定されると、電力の供給を停止するように制御する。たとえば、予め定められた範囲を低速度域の範囲に設定すると、予め定められた範囲内でない状態からある状態に変化したときは、駆動弁の移動量の時間変化率が小さくなる位置である。時間変化率が小さくなる位置とは、駆動弁の移動量が極値になる位置である。そのため、電力の供給を停止するため、駆動弁には、電磁力は作用せず、駆動弁を中間位置に保持しようとする弾性部材による弾性力のみが駆動弁に加えられる。そのため、駆動弁の移動量の時間変化率は、駆動弁が中間位置に近づくほど増加する。このように電磁駆動弁を制御すると、駆動弁の移動量の極値が増加して、駆動弁を開弁位置および閉弁位置のいずれか所望の位置に移動させることができる。電力は、供給と停止が繰り返されるため、省電力化が図れる。したがって、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することができる。
第3の発明に係る電磁駆動弁の制御装置は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁の制御装置である。電磁駆動弁は、弁軸を含み、弁軸が延びる方向に沿って、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する駆動弁と、弁軸に連結され、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材と、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に駆動弁を保持するように第1および第2の揺動部材のうちの少なくともいずれか一方に弾性力を作用させる弾性部材と、電力の供給に応じて、第1および第2の揺動部材に電磁力を作用させる磁力発生手段とを含む。磁力発生手段は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を第1および第2の揺動部材に対して作用し、予め定められた位置は、中間位置よりも第1の位置側および第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置である。制御装置は、磁力発生手段に電力を供給するための供給手段と、駆動弁の移動量を検知するための手段と、弾性力に基づく振動周期に応じて、電力の供給時間と停止時間とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、移動量に基づいて、第1の揺動部材と予め定められた基準位置との間の第1の距離を算出するための手段と、移動量に基づいて、第2の揺動部材と基準位置との間の第2の距離を算出するための手段と、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以上であると、電力を供給するように制御するための手段と、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以下であると、電力の供給を停止するように制御するための手段とを含む。
第3の発明によると、駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する。駆動弁は、弾性部材により、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に保持される。磁力発生手段(たとえば、電磁石)は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を第1および第2の揺動部材に対して作用する。このように構成された電磁駆動弁を制御する制御装置において、供給手段が電磁石に電力を供給し、制御手段は、弾性力に基づく振動周期Tに応じて、電力の供給時間と停止時間を制御する。駆動弁は、中間位置よりも第1の位置側と第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置(たとえば、中間位置よりも下方)に保持されている。そのため、振動周期に基づいて供給時間と停止時間とを制御することにより、駆動弁を自励振動させることができる。
そして、駆動弁の移動量に基づいて、第1の揺動部材と予め定められた基準位置(たとえば、電磁石のコア)との間の第1の距離を算出する。また、移動量に基づいて、第2の揺動部材と基準位置との間の第2の距離を算出する。第1の距離と第2の距離との差の絶対値が小さくなると、駆動弁の位置は中間位置付近である。駆動弁の位置が中間位置付近であるときに、磁力発生手段に電力を供給して、電磁力を発生させても、駆動弁に作用する電磁力の合力は小さく、消費電力が大きくなる。そのため、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以上であるときに電磁石に電力を供給することにより、駆動弁に作用する電磁力の合力が大きくなり、駆動弁の移動量の極値を増加させることができる。そのため、駆動弁を閉弁位置および開弁位置のいずれか所望する位置に移動させることができる。また、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以下であるときに電磁石に電力を供給を停止することにより、消費電力を低減させることができる。したがって、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することができる。
第4の発明に係る電磁駆動弁の制御装置は、電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁の制御装置である。電磁駆動弁は、弁軸を含み、弁軸が延びる方向に沿って、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する駆動弁と、弁軸に連結された揺動部材と、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に駆動弁を保持するように揺動部材に弾性力を作用させる弾性部材と、電力の供給に応じて、揺動部材に電磁力を作用させる磁力発生手段とを含む。磁力発生手段は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を揺動部材に対して作用する。予め定められた位置は、中間位置よりも第1の位置側および第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置である。制御装置は、磁力発生手段に電力を供給するための供給手段と、駆動弁の移動量を検知するための手段と、移動量が予め定められた距離になるまで、電力を供給するように制御するための制御手段とを含む。制御手段は、移動量が前記予め定められた距離になると、電力の供給を停止するように制御するための手段と、移動量に基づく駆動弁の位置が中間位置になると、電力を供給するように制御するための手段とを含む。
第4の発明によると、駆動弁は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する。駆動弁は、弾性部材により、第1の位置と第2の位置との間の予め定められた位置に保持される。磁力発生手段(たとえば、電磁石)は、駆動弁が第1の位置と第2の位置との間の中間位置にあるときに、電力が供給されると、第1の位置側と第2の位置側とに同一の電磁力を揺動部材に対して作用する。このように構成された電磁駆動弁を制御する制御装置において、供給手段が電磁石に電力を供給し、制御手段は、駆動弁の移動量が予め定められた距離になるまで、電力を供給するように制御する。駆動弁は、中間位置よりも第1の位置側と第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置(たとえば、中間位置よりも下方)に保持されているため、電磁石により発生する電磁力の作用を受けると、下方向に移動する。制御手段は、移動量が予め定められた距離(たとえば、中間位置から開弁位置までの距離)になると、電力の供給を停止するように制御する。これにより、駆動弁は、駆動弁を中間位置に保持しようとする弾性部材の弾性力により、中間位置の方向に移動する。制御手段は、移動量に基づく駆動弁の位置が中間位置になると、電力を供給するように制御する。これにより、駆動弁には、中間位置を通過した後、磁力発生手段により発生した電磁力と慣性が作用する。このとき、発生する電磁力の合力は、駆動弁の移動方向と同方向に作用する。そのため、駆動弁を第1の位置および第2の位置のいずれか(たとえば、閉弁位置)に移動させるように制御することができる。したがって、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することができる。
第5の発明に係る電磁駆動弁の制御装置においては、第2〜4のいずれかの発明の構成に加えて、制御装置は、移動量が予め定められた移動量になると、供給される電力が予め定められた電力量になるように制御するための手段をさらに含む。
第5の発明によると、移動量が予め定められた移動量になると、供給される電力が予め定められた電力量になるように制御する。駆動弁が開弁位置あるいは閉弁位置で吸引された(停止された)状態を維持するための電力量は、駆動弁の移動を制御する際に供給する電力量よりも少ない。そのため、たとえば、移動量が開弁位置あるいは閉弁位置に対応する予め定められた移動量になると、磁力発生手段(たとえば、電磁石)に供給する電力量を、駆動弁が吸引された状態を維持するのに必要な電力量にすることにより、省電力化が可能となる。
第6の発明に係る電磁駆動弁の制御装置においては、第1または5の発明の構成に加えて、予め定められた電力量は、往復運動を停止させる電磁力を駆動弁に作用させる量である。
第6の発明によると、予め定められた電力量は、往復運動を停止させる電磁力を駆動弁に作用させる量である。駆動弁の往復運動を停止させるために、駆動弁が吸引された(停止された)状態を維持するのに必要な電力量を供給することにより、省電力化が可能となる。
第7の発明に係る電磁駆動弁の制御装置においては、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、磁力発生手段は、1つのコイルにより構成される電磁石である。
第7の発明によると、磁力発生手段は、1つのコイル、すなわち、モノコイルにより構成される電磁石である。このような構成の電磁石を用いた電磁駆動弁に本発明を適用することにより、その構造に応じて、効率よく制御することができる。
第8の発明に係る電磁駆動弁の制御装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、電磁駆動弁は、並行リンク式の電磁駆動弁である。
第8の発明によると、揺動部材の揺動運動を介して駆動弁を往復運動させる回転駆動式に、その揺動部材を複数設けた並行リンク機構を有する電磁駆動弁に本発明を適用することにより、その構造に応じて、効率よく制御することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
本実施の形態における電磁駆動弁100は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関の機関バルブ(吸気弁または排気弁)を構成している。
図1に示すように、本実施の形態における電磁駆動弁100は、回転駆動式の電磁駆動弁であり、その運動機構に、並行リンク機構が適用されている。電磁駆動弁100は、一方向に延びるステム120を有する駆動弁と、ステム120の異なる位置に連結され、作用された電磁力および弾性力によって揺動するロアディスク210およびアッパディスク310と、その電磁力を発生する開閉兼用電磁石600(以下、単に電磁石600と記載する。)と、その弾性力を有するロアスプリング260およびアッパスプリング360とを含む。駆動弁140は、ロアディスク210およびアッパディスク310の揺動運動を受けて、ステム120が延びる方向(矢印102の方向)に往復運動する。
駆動弁140は、吸気ポート170が形成されたシリンダヘッド410に搭載されている。駆動弁140は、さらにステム120の先端に形成された傘部130を有する。駆動弁140の往復運動に伴なって、傘部130が吸気ポート170に密着したり、離脱することによって、吸気ポート170の開閉が行なわれる。つまり、ステム120が上昇することによって、駆動弁140が閉弁位置へと位置決めされ、ステム120が下降することによって、駆動弁140が開弁位置へと位置決めされる。
ステム120は、傘部130から連続する下部ステム126と、ラッシュアジャスタ124を介して下部ステム126に接続された上部ステム122とから構成されている。ラッシュアジャスタ124は、上部ステム122と下部ステム126との間で緩衝部材として機能し、伸びやすく縮みにくい特性を有する。上部ステム122には、その外周面から突出する連結ピン132が形成されている。また、上部ステム122には、その外周面から突出する連結ピン134が、連結ピン132から離れた位置で形成されている。
シリンダヘッド410には、下部ステム126を軸方向に摺動可能なように案内するバルブガイド132が設けられており、バルブガイド132から離れた位置には、上部ステム122を軸方向に摺動可能なように案内するステムガイド450が設けられている。バルブガイド132およびステムガイド450は、ステム120の高速摺動に耐えられるように、たとえば、ステンレスなどの金属材料から形成されている。
また、ディスクベース510には、上部ステム122に対向するように、リフト量検知センサ250が設けられる。リフト量検知センサ250は、上部ステム122の上下の移動量を検知する。リフト量検知センサ250は、ECU(Electronic Control Unit)200に接続され、検知された検知信号は、ECU200に送信される。リフト量検知センサ250は、上部ステム122の上下方向の移動量が検知できれば特に限定されるものではないが、たとえば、光学的に上部ステム122の移動量を検知するセンサを用いてもよい。
図2に示すように、ロアディスク210は、一方端220と他方端230とを有し、一方端220から他方端230に向けて、ステム120に交差する方向に延びている。ロアディスク210は、一方端220を含む位置において、矩形形状の表面210Aおよび210Bを有する平板状に形成されている。ロアディスク210は、他方端230に位置して、孔270が形成された中空円筒状に形成されている。ロアディスク210には、一方端220側に位置して、切欠き部280が形成されており、その切欠き部280の互いに向い合う壁面には、長孔240が形成されている。
アッパディスク310は、ロアディスク210と同様の形状を備え、ロアディスク210の一方端220、他方端230、表面210A、表面210B、孔270、切欠き部280および長孔240に対応して、一方端320、他方端330、表面310B、表面310A、孔370、切欠き部380および長孔340が形成されている。ロアディスク210およびアッパディスク310は、軟磁性材料から構成されている。
ロアディスク210の一方端220は、孔240に連結ピン132が挿通されることによって、下部ステム126に対して揺動自在に連結されている。アッパディスク310の一方端320は、孔340に連結ピン134が挿通されることによって、上部ステム122に対して揺動自在に連結されている。シリンダヘッド410の頂面上には、ステム120と平行に延びるディスクベース510が設けられている。ロアディスク210の他方端230は、ディスクベース510の支点250を中心に揺動自在に支持されており、アッパディスク310の他方端330は、ディスクベース510の支点350を中心に揺動自在に支持されている。このような構成により、ロアディスク210およびアッパディスク310を支点250および350をそれぞれ中心に揺動させることによって、駆動弁140を往復運動させることができる。
他方端230および330には、ロアスプリング260およびアッパスプリング360がそれぞれ設けられている。ロアスプリング260により、ロアディスク210には、支点250を中心に時計周りの方向に付勢する弾性力が加えられている。アッパスプリング360により、アッパディスク310には、支点350を中心に反時計周りの方向に付勢する弾性力が加えられている。後に説明する電磁石600による電磁力が加わっていない状態で、ロアディスク210およびアッパディスク310は、ロアスプリング260およびアッパスプリング360によって、開弁側の変位端と閉弁側の変位端との中間位置に位置決めされる。
図1および図3に示すように、ディスクベース510には、ロアディスク210とアッパディスク310との間に位置するように電磁石600が設けられている。電磁石600は、開閉兼用コイル620と、磁性材料から形成され、アッパディスク310の表面310Aおよびロアディスク210の表面210Aにそれぞれ向い合う吸着面610Aおよび610Bを有する開閉兼用コア610とから構成されている。開閉兼用コア610は、ロアディスク210またはアッパディスク310の一方端から他方端に向かう方向に延びる軸部612を有する。開閉兼用コイル620は、軸部612の周りを旋回するように設けられており、モノコイルから構成されている。
ディスクベース510には、さらに、開弁用永久磁石550と、電磁石600を挟んで開弁用永久磁石550の反対側に位置する閉弁用永久磁石560とが設けられている。開弁用永久磁石550は、ロアディスク210の表面210Bに向い合う吸着面550Aを有する。吸着面550Aと電磁石600の吸着面610Bとの間には、ロアディスク210が揺動する空間720が規定されている。また、閉弁用永久磁石560は、アッパディスク310の表面310Bに向い合う吸着面560Aを有する。吸着面560Aと電磁石600の吸着面610Aとの間には、アッパディスク310が揺動する空間710が規定されている。
図4に示すように、駆動弁140が開弁位置にある場合、開閉兼用コイル620には、開閉兼用コア610の軸部612の周りで矢印1110に示す方向に流れる電流が供給されている。このとき、アッパディスク310が位置する側では、電流が図4を示す紙面の奥から手前方向へと流れている。これにより、開閉兼用コア610に、矢印1120に示す方向に磁束が流れ、アッパディスク310を電磁石600の吸着面610Aに引き寄せる電磁力が発生する。一方、ロアディスク210は、開弁用永久磁石550によって、吸着面550Aに引き寄せられている。結果、アッパディスク310およびロアディスク210は、支点250周りに配置されたロアスプリング260の弾性力に抗して、図4中に示す開弁側の変位端に保持されている。
次に、開閉兼用コイル620への電流供給を停止すると、電磁石600に発生していた電磁力が消滅する。これにより、図5に示すように、アッパディスク310およびロアディスク210は、ロアスプリング260の弾性力によって、吸着面610Aおよび550Aからそれぞれ離脱し、中間位置に向けて揺動し始める。ロアスプリング260およびアッパスプリング360による弾性力は、アッパディスク310およびロアディスク210を中間位置に保持しようとする。このため、中間位置を越えた位置では、アッパスプリング360によって、アッパディスク310およびロアディスク210に揺動方向と逆方向の力が作用する。しかし、アッパディスク310およびロアディスク210には、揺動する方向に沿って慣性力が作用しているため、アッパディスク310およびロアディスク210は、中間位置を越えた位置まで揺動する。
次に、その中間位置を越えた位置において、再び、開閉兼用コイル620に矢印1110に示す方向に電流を流す。このとき、図6に示すように、ロアディスク210が位置する側では、電流が図6を示す紙面の手前から奥方向へと流れる。これにより、開閉兼用コア610に、矢印1320に示す方向に磁束が流れ、ロアディスク210を電磁石600の吸着面610Bに引き寄せる電磁力が発生する。一方、アッパディスク310は、閉弁用永久磁石560によって、吸着面560Aに引き寄せられる。
このとき、電磁石600で発生する電磁力によって、アッパディスク310も電磁石600の吸着面610Aに引き寄せられる。しかし、電磁力は、互いの間隔が狭いロアディスク210と電磁石600との間でより大きく作用するため、アッパディスク310およびロアディスク210は、中間位置を越えた位置から図6中に示す閉弁側の変位端へと揺動する。
以降、開閉兼用コイル620への電流供給の開始と停止とを、以上に説明したタイミングで繰り返す。これにより、アッパディスク310およびロアディスク210を開弁側および閉弁側の変位端の間で揺動させ、この揺動運動を介して駆動弁140を往復運動させることができる。なお、開閉兼用コイル620への電流供給の開始と停止および供給される電力量は、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200により制御される。
ここで、駆動弁140において、中間位置からの初期駆動について想定する。アッパディスク310およびロアディスク210は、アッパスプリング360およびロアスプリング260によりほぼ中間位置になるように保持される。そのため、エンジンを始動する際には、駆動弁140の位置を開弁位置および閉弁位置のいずれかの位置に移動させることが必要となる。たとえば、吸気弁においては、閉弁位置の状態でエンジン始動を行なう。一方、排気弁においては、開弁位置の状態でエンジンの始動を行なう。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置は、駆動弁140を初期駆動時に開弁位置よび閉弁位置のいずれかに移動するよう制御することを特徴とする。すなわち、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200は、アッパスプリング360およびロアスプリング260による弾性力に基づく振動周期Tに応じて、電力の供給時間と停止時間とを制御する。
アッパディスク310およびロアディスク210およびステム120により構成される可動部は、アッパスプリング360およびロアスプリング260からの弾性力により予め定められた位置になるように保持される。「予め定められた位置」は、本実施の形態において、たとえば、開弁位置と閉弁位置との中間位置よりもわずかに下方にオフセットした位置である。そして、可動部は単振動するため、その固有振動周期Tは、可動部の質量とアッパスプリング360およびロアスプリング260の合成ばね定数とにより算出することができる。
開閉兼用コイル620は、可動部が中間位置にあるときに、通電されると、可動部には、開弁側と閉弁側とで同一の電磁力が作用する。すなわち、可動部に作用する電磁力の合力がゼロとなる。初期駆動前の状態では、ラッシュアジャスタ124がボトム位置まで縮んでいるため、可動部は中間位置よりもわずかに下方で釣り合うように保持される。そのため、開閉兼用コイル620に通電すると、ステム120には、図1において紙面の下方向すなわち、開弁方向への力が加わる。
アッパスプリング360とロアスプリング260と可動部の単振動を利用して、自励振動を起こすために、T/4の時間だけ、開閉兼用コイル620に電流を通電する。そして、アッパスプリング360およびロアスプリング260の復元力を利用するため、続くT/4の時間は、電流の供給を停止する。
図7を参照して、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する。)1000にて、ECU200は、初期駆動の要求があるか否かを検知する。初期駆動の要求は、たとえば、運転者がIGスイッチを操作して、エンジンを始動可能状態にしたような場合等であるが特に限定されるものではない。 初期駆動の要求があると(S1000にてYES)、処理はS1010に移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、ECU200は初期駆動の要求があるまで待機する。
S1010にて、ECU200は、Kの値を0に置き換える。すなわち、タイマによる時間計測を開始する。S1020にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流I(0)を供給するように制御する。電流I(0)は、特に限定されるものではないが、たとえば、可動部に自励振動を生じさせるために必要な電磁力を発生させる電流である。S1030にて、ECU200は、Kの値に1を加算した値をKの値とする。
S1040にて、ECU200は、駆動弁140が開弁位置に接近しているか否かを判断する。駆動弁140が閉弁位置に接近しているか否かの判断は、たとえば、リフト量検知センサにより検知された駆動弁140の移動量に基づいて行なわれる。すなわち、検知された駆動弁140が開弁位置に近い予め定められた移動量−X(0)より小さいと、駆動弁140が開弁位置に接近していると判断する。駆動弁140が開弁位置に接近していると(S1040にてYES)、処理はS1100に移される。もしそうでないと(S1040にてNO)、処理はS1050に移される。
S1050にて、ECU200は、Kの値がT/4よりも大きいか否かを判断する。Kの値がT/4よりも大きいと(S1050にてYES)、処理はS1060に移される。もしそうでないと(S1050にてNO)、処理はS1020に移される。
S1060にて、ECU200は、Kの値を0に置き換える。すなわち、タイマによる時間計測を開始する。S1070にて、ECU200は、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。S1080にて、ECU200は、Kの値に1を加算した値をKの値とする。S1090にて、ECU200は、Kの値がT/4よりも大きいか否かを判断する。Kの値がT/4よりも大きいと(S1090にてYES)、処理はS1010に移される。もしそうでないと(S1090にてNO)、処理はS1070に移される。S1100にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流I(h)を供給するように制御する。電流I(h)は、駆動弁140駆動弁の往復運動を停止させて、駆動弁140が吸引された(停止された)状態を維持するために必要な電力量が供給される電流値であれば特に限定されるものではない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200の動作について図8を参照して説明する。本実施の形態において、電磁駆動弁は、排気弁として説明する。すなわち、初期駆動の要求があると、ECU200は、駆動弁140を開弁位置に移動するように制御する。なお、吸気弁であれば、初期駆動の要求があると、ECU200は、駆動弁140を閉弁位置に移動するように制御する。
図8(A)に示すように、t=0において、初期駆動の要求を検知すると(S1000にてYES)、タイマによる時間計測が開始されて(S1010)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。駆動弁140が閉弁位置に接近していなければ(S1040にてNO)、T/4の時間を経過するまで(S1030,S1050にてNO)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。このとき、駆動弁140は、わずかに下方で釣り合っているため、開弁位置の方向に電磁力が作用する。そして、T/4の時間が経過すると(S1050にてYES)、再び時間計測が開始され(S1060)、開閉兼用コイル620への電流の供給は停止される(S1070)。開閉兼用コイル620への電流の供給の停止は、T/4の時間が経過するまで継続される(S1080,S1090にてNO)。電流の供給が停止されるとき(時間t=T(0))、図8(B)に示すように、駆動弁140の位置は極値付近である。そのため、開閉兼用コイル620への電流の供給が停止されると、駆動弁140に電磁力は作用せず、駆動弁140を中間位置に保持しようとするアッパスプリング360およびロアスプリング260による弾性力のみが駆動弁140に加わる。駆動弁140の時間変化率(移動速度)は、駆動弁140が中間位置に向けて移動することに伴なって増加する。T/4の時間を経過すると(S1090にてYES)、再び電流が供給される。駆動弁140の位置は中間位置の付近であり、駆動弁140の位置が中間位置よりも開弁側にあれば(時間t=T(1))、駆動弁140には、慣性力と弾性力により中間位置に戻ろうとする力と駆動弁140の移動方向に電磁力の合力が作用する。このように、T/4の時間毎に電流の供給と停止を繰り返されることにより、駆動弁140の移動量の極値は、徐々に増加していく。そして、駆動弁140の移動量が予め定められた距離−X(0)よりも小さくなると(S1040にてYES)、時間t=T(h)において、電流I(h)が開閉兼用コイル620に供給される。これにより、駆動弁140は、往復運動を停止させる電磁力が駆動弁140に作用する
以上のようにして、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置によると、開閉兼用コイルに電流を供給し、ECUは、弾性力に基づく振動周期Tに応じて、電流の供給時間と停止時間を制御する。駆動弁が振動する際に、中間位置から、駆動弁の移動量の極値まで移動する時間に対応するT/4の時間を電磁石に電力を供給する供給時間とする。そして、駆動弁の移動量が駆動弁の移動量の極値から中間位置まで移動する時間に対応するT/4の時間を磁力発生手段への電力の供給を停止する停止時間とする。このようにすると、駆動弁はわずかに下方で釣り合っているため、最初のT/4の供給時間において、駆動弁は、発生する電磁力に吸引されて、中間位置から下方に移動する。そして、T/4の停止時間において、駆動弁には電磁力が作用しないため、第1および第2の弾性部材に基づく弾性力により、駆動弁を中間位置に戻そうとする力が加わる。そして、電力の供給を停止してから駆動弁が中間位置に戻るT/4の時間の経過後に再び電力を供給することにより、慣性力と電磁力の作用により駆動弁は上方に移動する。このように、T/4の時間の電力供給と、T/4の時間の電力供給の停止を繰り返すと、駆動弁の移動量の極値を大きくすることができる。そのため、駆動弁を開弁位置および閉弁位置のいずれか所望する位置に移動させることができる。電力は、T/4時間毎に供給と停止が繰り返されるため、省電力化が図れる。したがって、電磁駆動弁の構造に応じて、効率よく制御する電磁駆動弁の制御装置を提供することができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置について説明する。本実施の形態における電磁駆動弁は、上述の第1の実施の形態における電磁駆動弁の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置は、上述の第1の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置と比較して、実行されるプログラムの制御構造が異なる。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200は、最初の可動部の振動周期Tの時間は、上述の第1の実施の形態と同様に、T/4毎に供給時間と停止時間とを繰り返すように開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御して、可動部に自励振動を発生させる。その後、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140に移動量xが予め定められた範囲(たとえば、−ΔxからΔxの範囲)内であるか否かを判定する。ECU200は、移動量xが予め定められた範囲内にある状態からない状態に変化したと判定されると、開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御する。そして、ECU200は、検知された移動量xに基づく移動量の時間変化率(移動速度)vが予め定められた範囲(たとえば、−ΔvからΔvの範囲)内であるか否かを判定する。ECU200は、時間変化率vが予め定められた範囲内でない状態からある状態に変化したと判定されると、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。なお、予め定められた範囲は、中間位置に対して非対称の範囲であってもよい。
以下、図9を参照して、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図9に示したフローチャートの中で、前述の図7に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
S2000にて、ECU200は、Nの値を0に置き換える。すなわち、カウンタによるカウントを開始する。S2010にて、ECU200は、Nの値に1を加算した値をNの値にする。S2020にて、ECU200は、Nの値が2以上であるか否かを判定する。Nの値が2以上であると(S2020にてYES)、処理はS2030に移される。もしそうでないと(S2020にてNO)、処理はS1010に移される。
S2030にて、ECU200は、ECU200のメモリに記憶されている移動量xをx_oldに置き換える。同様に、ECU200は、ECU200のメモリに記憶されている移動量の時間変化率(移動速度)vをv_oldに置き換える。
S2040にて、ECU200は、リフト量検知センサ250から送信される検知信号に基づいて、駆動弁140の移動量xを取得する。ECU200は、移動量xに基づいて、移動量の時間変化率vを算出する。
S2050にて、ECU200は、x_oldがΔxよりも小さくかつxがΔxよりも大きいか否かを判断する。または、ECU200は、x_oldが−Δxよりも大きくかつxが−Δxよりも小さいか否かを判断する。すなわち、ECU200は、駆動弁140の移動量が予め定められた範囲(−ΔxからΔxまでの範囲)内にある状態からない状態に変化したか否かを判定する。x_oldがΔxよりも小さくかつxがΔxよりも大きい、または、x_oldが−Δxよりも大きくかつxが−Δxよりも小さいと(S2050にてYES)、処理はS2060に移される。もしそうでないと(S2050にてNO)、処理はS2030に移される。
S2060にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流I(0)を供給するように制御する。S2070にて、xをx_oldに置き換える。同様に、ECU200は、vをv_oldに置き換える。S2080にて、ECU200は、リフト量検知センサ250から送信される検知信号に基づいて、駆動弁140の移動量xを取得する。ECU200は、移動量xに基づいて、速度vを算出する。
S2090にて、ECU200は、v_oldがΔvよりも大きくかつvがΔvよりも小さいか否かを判断する。または、ECU200は、v_oldが−Δvよりも小さくかつvが−Δvよりも大きいか否かを判断する。すなわち、ECU200は、駆動弁140の移動量の時間変化率が予め定められた範囲(−ΔvからΔvまでの範囲)内にない状態からある状態に変化したか否かを判定する。v_oldがΔvよりも大きくかつvがΔvよりも小さい、または、v_oldが−Δvよりも小さくかつvが−Δvよりも大きいと(S2090にてYES)、処理はS2100に移される。もしそうでないと(S2090にてNO)、処理はS2070に移される。
S2100にて、ECU200は開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。S2110にて、ECU200は、リフト量検知センサ250により検知された移動量xが−X(0)よりも小さいか否かを判断する。移動量xが−X(0)よりも小さいと(S2110にてYES)、処理はS2120に移される。もしそうでないと(S2110にてNO)、処理はS2030に移される。S2120にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に保持電流I(h)を供給するように制御する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置の動作について図10を参照して説明する。本実施の形態において、電磁駆動弁は、排気弁として説明する。すなわち、初期駆動の要求があると、ECU200は、駆動弁140を開弁位置に移動するように制御する。
図10(A)に示すように、t=0において、初期駆動の要求を検知すると(S1000にてYES)、カウンタによるカウントが開始され(S2000)、タイマによる時間計測が開始されると(S1010)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。T/4の時間が経過するまで(S1030,S1050にてNO)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。このとき、駆動弁140は、わずかに下方で釣り合っているため、開弁位置の方向に電磁力の合力が作用する。そして、T/4の時間が経過すると(S1050にてYES)、再び時間計測が開始され(S1060)、開閉兼用コイル620への電流の供給は停止される(S1070)。T/4の時間が経過するまで(S1090にてNO)、開閉兼用コイル620への電流の供給が停止され、以上のような電流の供給と停止とが2回繰り返される(S2020にてYES)。このようにすると、駆動弁140において自励振動が発生する。
自励振動が発生した状態で、図10(B)に示すように、時間t=T(0)において、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140の移動量xが−ΔxからΔxまでの範囲内にある状態からない状態に変化したと判定されると(S2030,2040,2050にてYES)、電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S2060)。このとき、開閉兼用コイル620より駆動弁140に作用する電磁力の合力は、開弁位置の方向に向けて作用する。
そして、図10(C)に示すように、時間t=T(1)において、駆動弁140の移動量xに基づく時間変化率vが−ΔvからΔvまでの範囲内にない状態からある状態に変化すると(S2070,S2080,S2090にてYES)、開閉兼用コイル620への電流の供給が停止される。このとき、駆動弁140には、アッパスプリング360およびロアスプリング260の中間位置に戻ろうとする弾性力が作用する。そして、時間t=T(h)において、駆動弁140の移動量xが−X(0)よりも小さいと保持電流I(h)が供給される。
以上のようにして、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置によると、検知された駆動弁の移動量xが予め定められた範囲(−ΔxからΔxまでの範囲)内にある状態からない状態に変化したと判定されると、電流I(0)が供給するように制御される。検知された移動量が予め定められた範囲内にある状態からない状態に変化したとき、駆動弁の位置は中間位置付近でありかつ開弁位置に向けて移動している。このとき、開閉兼用コイルに電力を供給して電磁力を発生させることにより、駆動弁には、駆動弁の移動方向に対して電磁力の合力が作用する。そのため、駆動弁の移動量の極値は増加する。その一方で、駆動弁の移動量の時間変化率vが予め定められた範囲(−ΔvからΔvまでの範囲)内でない状態からある状態に変化したと判定されると、電流の供給を停止するように制御する。予め定められた範囲内でない状態からある状態に変化したときは、駆動弁の移動量の時間変化率が小さくなる位置である。時間変化率が小さくなる位置とは、駆動弁の移動量が極値になる位置である。そのため、電流の供給を停止するため、駆動弁には、電磁力は作用せず、駆動弁を中間位置に保持しようとするアッパスプリングおよびロアスプリングによる弾性力のみが駆動弁に加えられる。そのため、駆動弁の移動量の時間変化率vは、駆動弁が中間位置に近づくほど増加する。このように電磁駆動弁を制御すると、駆動弁の移動量の極値が増加して、駆動弁を開弁位置および閉弁位置のいずれかの位置に移動させることができる。
また、低温時の可動部のフリクションが大きいときや、経時変化などでアッパスプリングおよびロアスプリングのばね定数が変化して実際の振動周期Tがずれたような場合であっても、常に最適な振動周期で作動させることが可能なので、自励振動が間延びすることがないため、消費電力が大きくなることを抑制することができる。また、確実に初期駆動させることができるため、信頼性を向上させることができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置について説明する。本実施の形態における電磁駆動弁は、上述の第2の実施の形態における電磁駆動弁の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置は、上述の第2の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置と比較して、実行されるプログラムの制御構造が異なる。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200は、最初の可動部の振動周期Tの時間は、上述の第1の実施の形態と同様に、T/4毎に供給時間と停止時間とを繰り返すように開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御して、可動部に自励振動を発生させる。その後、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140に移動量xに基づいて、ECU200は、アッパディスク310とアッパコア610Aとの第1の距離を算出する。そして、ECU200は、検知された移動量xに基づいて、ロアディスク210とロアコア610Bとの第2の距離を算出する。ECU200は、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以上であると、開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御する。ECU200は、第1の距離と第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以下であると、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。
以下、図11を参照して、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、図11に示したフローチャートの中で、前述の図9に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについて処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
S3000にて、ECU200は、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140の移動量に基づいて、アッパエアギャップおよびロアエアギャップを計算する。ここで「アッパエアギャップ」とは、アッパディスク310とアッパコア610Aとの距離である。「ロアエアギャップ」とは、ロアディスク210とロアコア610Bとの距離である。アッパエアギャップおよびロアエアギャップを算出するために基準とする位置は、駆動弁の移動方向と同方向であって、同一直線上となる位置であれば、特に限定されるものではない。本実施の形態において、たとえば、アッパエアギャップは、アッパコア610Aの端部630Bとアッパディスクとの鉛直距離である。ロアエアギャップは、ロアコア610Bの端部630Bとロアディスク210との鉛直距離である。
S3010にて、ECU200は、アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値が予め定められた値ΔA/Gよりも大きいか否かを判断する。アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値が予め定められた値ΔA/Gよりも大きいと(S3010にてYES)、処理はS3020に移される。もしそうでないと(S3010にてNO)、処理はS3030に移される。
S3030にて、ECU200は、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。S3040にて、ECU200は、リフト量検知センサ250により検知された移動量が−X(0)よりも小さいか否かを判断する。駆動弁140の移動量が−X(0)よりも小さいと(S3040にてYES)、処理はS3050に移される。もしそうでないと(S3040にてNO)、処理はS3000に移される。S3050にて、ECU200は、電磁石に保持電流I(h)を供給するように制御する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200の動作について図12を参照して説明する。本実施の形態において、電磁駆動弁は、排気弁として説明する。すなわち、初期駆動の要求があると、ECU200は、駆動弁140を開弁位置に移動するように制御する。
図12(A)に示すように、t=0において、初期駆動の要求を検知すると(S1000にてYES)、カウンタによるカウントが開始され(S2000)、タイマによる時間計測が開始されると(S1010)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。T/4の時間が経過するまで(S1030,S1050にてNO)、吸引電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S1020)。このとき、駆動弁140は、わずかに下方で釣り合っているため、開弁位置の方向に電磁力の合力が作用する。そして、T/4の時間が経過すると(S1050にてYES)、再び時間計測が開始され(S1060)、開閉兼用コイル620への電流の供給は停止される(S1070)。T/4の時間が経過するまで(S1090にてNO)、開閉兼用コイル620への電流の供給が停止され、以上のような電流の供給と停止とが2回繰り返される(S2020にてYES)。このようにすると、駆動弁140において自励振動が発生する。
自励振動が発生した状態で、図12(C)および(D)に示すように、時間t=T(0)において、リフト量検知センサにより検知された駆動弁140に移動量に基づく、アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値がΔA/Gよりも大きくなると(S3000,S3010にてYES)、電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S3020)。
そして、時間t=T(1)において、算出されたアッパエアギャップとロアエアギャップの差がΔA/Gよりも小さくなると(S3010にてNO)、開閉兼用コイル620への電流の供給が停止される。そして、時間t=T(h)において、駆動弁140の移動量が−X(0)よりも小さいと保持電流I(h)が供給される。
以上のようにして、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置によると、検知された移動量に基づいて、アッパディスクとアッパコアとの間のアッパエアギャップを算出する。また、検知された移動量に基づいて、ロアディスクとロアコアとの間のロアエアギャップを算出する。ここで、アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値ΔA/Gが小さいと、駆動弁の位置は中間位置付近である。駆動弁の位置が中間位置付近であるときに、開閉兼用コイルに電流を供給して、電磁力を発生させても、駆動弁に作用する電磁力の合力は小さく、消費電力が大きくなる。そのため、アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値がΔA/Gよりも大きいときに電流を供給することにより、駆動弁に作用する電磁力の合力が大きくなり、駆動弁の移動量の極値を増加させることができる。そのため、駆動弁を閉弁位置および開弁位置のいずれか所望する位置に移動させることができる。また、アッパエアギャップとロアエアギャップとの差の絶対値がΔA/Gよりも小さいときに、開閉兼用コイルに電流の供給を停止することにより、消費電力を低減させることができる。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置について説明する。本実施の形態における電磁駆動弁は、上述の第1の実施の形態における電磁駆動弁の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置は、上述の第1の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置と比較して、実行されるプログラムの制御構造が異なる。
本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200は、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140の移動量が予め定められた距離になるまで、開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御する。そして、検知された移動量が予め定められた距離(開弁位置)になると、ECU200は、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。そして、検知された移動量に基づく駆動弁140の中間位置になると、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流を供給するように制御する。
以下、図13を参照して、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S4000にて、ECU200は、初期駆動の要求があるか否かを検知する。初期駆動要求があると(S4000にてYES)、処理はS4010に移される。もしそうでないと(S4000にてNO)、ECU200は初期駆動の要求があるまで待機する。
S4010にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流I(0)を供給するように制御する。S4020にて、ECU200は、リフト量検知センサ250により検知された駆動弁140の移動量に基づいて、駆動弁140が開弁位置に近づくか否かを判断する。具体的には、ECU200は、検知された駆動弁140の移動量が開弁位置に対応する予め定められた移動量−X(0)であるか否かを判断する。駆動弁140が開弁位置に近づくと(S4020にてYES)、処理はS4030に移される、もしそうでないと(S4020にてNO)、処理はS4010に移される。
S4030にて、ECU200は、開閉兼用コイル620への電流の供給を停止するように制御する。S4040にて、ECU200は、検知された駆動弁140の移動量に基づいて、駆動弁140の位置が中間位置にあるか否かを判断する。駆動弁140の位置が中間位置にあると(S4040にてYES)、処理はS4050に移される。もしそうでないと(S4040にてNO)、ECU200は駆動弁140の位置が中間位置になるまで待機する。
S4050にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に電流I(0)を供給するように制御する。S4060にて、ECU200は、検知された駆動弁140の移動量に基づいて、駆動弁140が閉弁位置に近づくか否かを判断する。具体的には、ECU200は、検知された駆動弁140の移動量が閉弁位置に対応する予め定められた移動量X(0)であるか否かを判断する。駆動弁140が閉弁位置に近づくと(S4060にてYES)、処理はS4070に移される。もしそうでないと(S4060にてNO)、処理はS4050に移される。
S4070にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に供給する通電量を減少させるように制御する。S4080にて、ECU200は、駆動弁140が閉弁位置に移動したか否かを判断する。具体的には、ECU200は、検知された駆動弁140の移動量が閉弁位置に対応する移動量X(1)であるか否かを判断する。駆動弁140が閉弁位置に移動すると(S4080にてYES)、処理はS4090に移される。もしそうでないと(S4080にてNO)、ECU200は、駆動弁140が閉弁位置に移動するまで待機する。S4090にて、ECU200は、開閉兼用コイル620に対して保持電流I(h)を供給するように制御する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECU200の動作について、図14を参照して説明する。本実施の形態において、電磁駆動弁は、吸気弁として説明する。すなわち、初期駆動の要求があると、ECU200は、駆動弁140を閉弁位置に移動するように制御する。
図14(A)に示すように、時間t=0において、初期駆動の要求があると(S4000にてYES)、電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される(S4010)。駆動弁140は、中間位置に対してわずかに下方で釣り合っているため、開閉兼用コイル620により発生する電磁力により、開弁位置の方向に移動する。
図14(B)に示すように、時間t=T(0)において、駆動弁140の位置が開弁位置に近づくと(駆動弁140の移動量が−X(0)になると)(S4020にてYES)、電流の供給が停止される(S4030)。このとき、駆動弁140は、アッパスプリング360およびロアスプリング260の弾性力により中間位置に戻ろうとする力が加わる。そして、時間t=T(1)において、駆動弁140の位置が中間位置を通過すると(S4040にてYES)、電流I(0)が開閉兼用コイル620に供給される。駆動弁140の位置が中間位置を通過すると、駆動弁140には、慣性力とアッパスプリング360とロアスプリング260による弾性力と移動方向と同じ方向の電磁力の合力とが作用する。
そして、時間t=T(2)において、駆動弁140が閉弁位置に近づくと(駆動弁の移動量がX(0)になると)(S4060にてYES)、コイル通電量を減少させる(S4070)。時間t=T(h)において、閉弁位置になると(駆動弁の移動量がX(1)になると)(S4080にてYES)、保持電流I(h)が開閉兼用コイル620に供給される。
以上のようにして、本実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置によると、ECUは、検知された駆動弁の移動量が予め定められた距離になるまで、電力を供給するように制御する。駆動弁は、中間位置よりもわずかに下方で釣り合っているため、電磁石により発生する電磁力の作用を受けると、下方向に移動する。ECUは、検知された移動量に基づく位置が開弁位置になると、電力の供給を停止するように制御する。これにより、駆動弁は、駆動弁を中間位置に保持しようとするアッパスプリングおよびロアスプリングの弾性力により、中間位置の方向に移動する。ECUは、検知された移動量に基づく駆動弁の位置が中間位置になると、電力を供給するように制御する。これにより、駆動弁が中間位置を通過した後、駆動弁の移動方向と同方向の電磁力が作用する。そのため、駆動弁を閉弁位置に移動させるように制御することができる。
また、一旦、駆動弁を開弁位置まで移動させるため、安定した制御が行なうことができる。さらに、閉弁位置に駆動弁を移動させることができるため、たとえば、高温始動時に吸気弁が全開スタートしたときに新気が吸気系から排気系へ吹き抜けて触媒反応を促進させ触媒の異常過熱による破損を防止することができる。
なお、本実施の形態において、電磁駆動弁は、1つのコイル、すなわち、モノコイルにより構成される電磁石と、揺動部材の揺動運動を介して駆動弁を往復運動させる回転駆動式に、その揺動部材を複数設けた並行リンク機構とを有するが、中立位置において、コイルに電流が流れた時、揺動部材に対して開弁側と閉弁側に同一の電磁力が作用し、さらに、駆動弁の中立位置が中間位置よりもオフセットした位置とする電磁駆動弁であれば、特にこれに限定されるものではない。たとえば、電磁駆動弁は、複数のコイルを有していていもよいし、並進駆動式の電磁駆動弁であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態における電磁駆動弁の断面を示す図である。 図1中のロアディスク(アッパディスク)を示す斜視図である。 図1中の電磁石を示す図である。 開弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 中間位置にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 閉弁側の変位端にあるアッパディスクおよびロアディスクを示す模式図である。 第1の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUにより制御される電磁駆動弁の動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUにより制御される電磁駆動弁の動作を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUにより制御される電磁駆動弁の動作を示すタイミングチャートである。 第4の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る電磁駆動弁の制御装置であるECUにより制御される電磁駆動弁の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100 電磁駆動弁、120 ステム、124 ラッシュアジャスタ、140 駆動弁、200 ECU、210 ロアディスク、260 ロアスプリング、310 アッパディスク、360 アッパスプリング、510 ディスクベース、600 開閉兼用電磁石、620 開閉兼用コイル。

Claims (7)

  1. 電磁力と弾性力との協働により作動する電磁駆動弁の制御装置であって、前記電磁駆動弁は、弁軸を含み、前記弁軸が延びる方向に沿って、第1の位置と第2の位置との間を往復運動する駆動弁と、前記弁軸に連結された揺動部材と、前記第1の位置と前記第2の位置との間の予め定められた位置に前記駆動弁を保持するように前記揺動部材に弾性力を作用させる弾性部材と、電力の供給に応じて、前記揺動部材に電磁力を作用させる磁力発生手段とを含み、前記磁力発生手段は、前記駆動弁が前記第1の位置と前記第2の位置との間の中間位置にあるときに、前記電力が供給されると、前記第1の位置側と前記第2の位置側とに同一の電磁力を前記揺動部材に対して作用し、前記予め定められた位置は、前記中間位置よりも前記第1の位置側および前記第2の位置側のいずれかにオフセットされた位置であって、
    前記制御装置は、
    前記磁力発生手段に電力を供給するための供給手段と、
    前記駆動弁の移動量を検知するための手段と、
    弾性力に基づく振動周期と駆動弁の移動量とのうちのいずれかに応じて磁力発生手段への電力の供給を制御するための制御手段とを含み、
    前記磁力発生手段は、1つのコイルにより構成される電磁石であって、
    前記制御手段は、
    前記弾性力に基づく振動周期に応じて、前記電力の供給時間と停止時間とを制御するための手段と、
    前記移動量が予め定められた移動量になると、前記供給される電力が予め定められた電力量になるように制御するための手段とを含む、電磁駆動弁の制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記弾性力に基づく振動周期に応じて、前記電力の供給時間と停止時間とを制御するための手段と、
    前記移動量が予め定められた範囲内であるか否かを判定するための手段と、
    前記範囲内にある状態からない状態に変化したと判定されると、前記電力を供給するように制御するための手段と、
    前記移動量の時間変化率が予め定められた範囲内であるか否かを判定するための手段と、
    前記時間変化率が前記範囲内にない状態からある状態に変化したと判定されると、前記電力の供給を停止するように制御するための手段とを含む、請求項1に記載の電磁駆動弁の制御装置。
  3. 前記揺動部材は、互いに間隔を隔てて設けられた第1および第2の揺動部材とから構成され、
    前記制御手段は、
    前記弾性力に基づく振動周期に応じて、前記電力の供給時間と停止時間とを制御するための手段と、
    前記移動量に基づいて、前記第1の揺動部材と予め定められた基準位置との間の第1の距離を算出するための手段と、
    前記移動量に基づいて、前記第2の揺動部材と前記基準位置との間の第2の距離を算出するための手段と、
    前記第1の距離と前記第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以上であると、前記電力を供給するように制御するための手段と、
    前記第1の距離と前記第2の距離との差の絶対値が予め定められた距離以下であると、前記電力の供給を停止するように制御するための手段とを含む、請求項1に記載の電磁駆動弁の制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記移動量が予め定められた距離になるまで、前記電力を供給するように制御するための手段と、
    前記移動量が前記予め定められた距離になると、前記電力の供給を停止するように制御するための手段と、
    前記移動量に基づく前記駆動弁の位置が前記中間位置になると、前記電力を供給するように制御するための手段とを含む、請求項1に記載の電磁駆動弁の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記移動量が予め定められた移動量になると、前記供給される電力が予め定められた電力量になるように制御するための手段をさらに含む、請求項2〜4のいずれかに記載の電磁駆動弁の制御装置。
  6. 前記予め定められた電力量は、前記往復運動を停止させる電磁力を前記駆動弁に作用させる量である、請求項1〜5のいずれかに記載の電磁駆動弁の制御装置。
  7. 前記電磁駆動弁は、並行リンク式の電磁駆動弁である、請求項1〜6のいずれかに記載の電磁駆動弁の制御装置。
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