JP4179072B2 - ワイヤハーネス用の分岐部結束バンド、該バンドによる結束構造および結束方法 - Google Patents

ワイヤハーネス用の分岐部結束バンド、該バンドによる結束構造および結束方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はワイヤハーネス用の分岐部結束バンド、該バンドによる結束構造および結束方法に関し、結束バンドを分岐部に容易にたすき掛けして結束できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に配索されるワイヤハーネスには幹線から支線が分岐している箇所が多数存在し、この分岐位置がずれないように電線群にテープを巻き付けて結束している。
この分岐部の結束は、図8に示すように、ワイヤハーネス組立作業台1に立設した布線治具に電線群Wを支持しながら布線した状態で行っている。これら電線群を結束するため粘着テープTを巻き付けているが,幹線W1より支線W2が分岐する位置では、布線治具2’の主軸2a’の上端より分岐して突出する電線支持棒2b’の間に電線群Wが挿通している状態では電線支持棒2b’が邪魔となって粘着テープTを電線群Wに巻き付けることができない。そのため、布線治具2’を下降させ、電線群Wを布線治具2’より取り出して粘着テープTを巻き付けている。
【0003】
上記分岐位置のテープ巻きは、図9に示すように、粘着テープTを幹線W1の一方側Xに巻き付けた後に、支線W2の他方側Yに斜め傾斜させて巻き付け、続いて幹線W1側から支線W2の一方側Xへと斜め傾斜させて巻き付け、その後、幹線W1のY側に巻き付け、X形状にたすき掛けしている。
【0004】
分岐部におけるテープのたすき掛け作業は熟練を要し、作業者の熟練度合いによってバラツキが発生しやすく、かつ、ワイヤハーネスの分岐位置が多いために作業時間がかかる問題がある。
特に、分岐部にテープを巻き付ける際に電線群を布線治具より取り出すため、テープを巻き付ける分岐位置にずれが発生しやすく、分岐位置精度に問題が生じやすく、ワイヤハーネス組立作業工程において分岐位置の結束は改善すべき課題となっている。
【0005】
上記テープ巻に代えて、テープ巻きの場合に発生する熟練度を要しない結束バンドを本出願人は実開平6−84736号(特許文献1)および実開平6−65682号(特許文献2)で提供している。
図10(A)(B)に示すように、特許文献1のバンド3は基板状のアーム4の中央に、一対のバンド係止孔4a、4aを設けると共に車体係止用クランプ4bを突設した基部4cを突設し、その両側に一対のバンド5A、5Bをスライド自在に嵌合させた構成としている。
上記バンド3は図10(B)に示すように、バンド5A、5Bを幹線W1から支線W2の両側X、Yに巻き付け、一対のバンド係止孔4aにクロスさせて係止させている。
【0006】
図11(A)(B)に示すように、特許文献2のバンド6は一対の係止孔7a、7aを設けた基部7より広幅のバンド8を延伸させ、該バンド8を途中から二股に分岐させて一対のバンド部8a、8aを設けている。
上記バンド6は図11(B)に示すように、バンド部8a、8bを広げて支線W2の両側に巻き付けた後に幹線W1上に位置させている係止孔7a、7aに挿入係止している。
【0007】
【特許文献1】
実開平6−84736号
【0008】
【特許文献2】
実開平6−65682号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1、2のバンド3、6はいずれも2つのバンド片を設けてそれぞれ幹線W1側から支線W2の両側に巻き付けた後に、夫々別の係止孔に通し、一方のバンドを締結した後に他方のバンドを締結しているため、バンドの締結作業を2度行う必要があり、作業手数がかかる問題がある。
【0010】
また、特許文献1のバンド3では、バンド5A、5Bの締結力が相違すると、支線W2が幹線W1から特定方向に傾斜した向きになる恐れがあると共に、アーム4に対してバンド5A,5Bが基部3c側に移動すると結束力が低下し、かつ分岐位置がずれる恐れもある。
特許文献2のバンド6も、広幅なバンド8からバンド部8a、8aを分岐させているが、支線W2が大径の場合、成形時のバンド部8a、8aの離反角度よりも更に無理に広げて電線群に巻き付ける必要があると共に、この無理に広げたバンド部を再度近接させて係止孔に挿入する必要がある。そのため、バンド部8a、8aは電線群に沿わせて巻き付けにくくなり、電線群との間に隙間が発生しやすく締結力が弱くなり、その結果、分岐位置精度が出にくい問題がある。
【0011】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、分岐位置の電線群に沿わせてたすき掛けで巻き付けて締結しやすい分岐部結束バンド、該バンドを用いた結束方法、および結束構造を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第一に、バンドの係止孔を有する基部より、係止溝を設けたバンド片を延伸させた樹脂製の結束バンドであって、
上記基部より帯状に延伸させている上記バンド片に、基部側から先端へと螺旋状に湾曲させ、1巻きした後に2巻き目で該バンド片を上記基部の係止孔に挿入できる湾曲させた巻付部を予め賦形しており、ワイヤハーネスを構成する電線群の分岐位置で上記巻付部を電線群にたすき掛けして巻き付けた後に上記基部の係止孔にバンド片を通して締付係止して分岐部を結束できる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用の分岐部結束バンドを提供している。
【0013】
本発明の分岐結束用のバンドは、前記特許文献1、2に開示された2本のバンド片を有する形状とせず、係止孔を設けた基部より1本のバンド片を延伸させ、この1本のバンド片を予め巻付部を有する形状に賦形し、分岐位置に取り付けると幹線から支線へと巻き付き、たすき掛けでバンド片を基部の係止孔に挿入しやすくしている。このように、予め巻き癖せをつけているため、バンド片を幹線および支線の外周面に沿って密着させた状態で結束でき、分岐位置精度を挙げることができると共に、熟練を必要とせず、分岐部の結束にバラツキを発生させない。また、細いバンド片を電線群の外周に沿わせ、布線治具で支持された電線群の下周面にバンド片をくぐらせて引き出すだけであるため、布線治具から電線群を取り出すことなく分岐部を結束することができ、分岐位置精度を高めることができる。
【0014】
上記バンド片に賦形する湾曲状の巻付部は、基部から直線状に延伸させてバンド片を一体成形した後に、該バンド片を加熱して軟化させた状態で、例えば、棒状体に巻き付け、この状態で硬化させて上記湾曲した巻付部を賦形している。
【0015】
具体的には、上記バンド片の巻付部は、基部側から先端へと螺旋状に湾曲させ、1巻きした後に2巻き目でバンド片を基部の係止孔に挿入できる形状としている。 上記のように巻付部を設けておくと、幹線側から支線の一方側へと1巻きした後に、支線の他方側に位置する基部に対してバンド片の先端を挿入するとバンド片はたすき掛け状態で幹線から支線へと巻き付けられて、分岐部の結束を容易に行うことができる。
【0017】
上記バンド片の電線群と接触する内面側に鋸歯状の係止溝を備えている。また、この内面側にズレ防止用の突起を設けていることが好ましい。このようにバンド片からズレ防止用の突起を設けると、該突起が電線群の隙間に入ってバンドの位置ずれ発生を防止することができる。
【0018】
なお、上記基部の外面に車体係止用のクランプを一体成形あるいは取付自在として設けてもよい。
【0019】
本発明は、第二に、上記分岐部結束バンドを用いてワイヤハーネスの幹線から支線にかけて上記バンド片をたすき掛けして結束しているイヤハーネスの分岐部結束構造を提供している。
上記のようにバンドにより分岐部を強固に締結して結束しておくと、ワイヤハーネスの配索作業時においても分岐位置がずれることはなく、配索作業性を高めることができる。
【0020】
本発明は、第三に、上記上記分岐部結束バンドを用いてワイヤハーネスの分岐部を結束する方法を提供しており、該方法は、
ワイヤハーネス組立台上に立設した布線治具を通して電線群を布線し、該布線治具の軸部上端より分岐する複数の電線保持棒の間を通して幹線より支線を分岐させている電線群に対して、該分岐位置の電線群を上記布線治具から取り出さない状態で、上記バンド片の巻付部を上記幹線側より支線の一方側へと巻き付けた後、該支線の他方側に位置する上記基部の係止孔に向けて、先巻付部分にクロスさせて巻き返して上記係止孔に挿入係止させ、電線群の分岐位置で上記結束バンドをたすき掛けで締結していることを特徴としている。
【0021】
上記布線治具は軸部上端より等間隔で3本の電線保持棒を突出させたT字分岐用あるいは4本の電線保持棒を突出させたX字分岐用であって、該布線治具に支持されるT字分岐部あるいはX字分岐部を上記結束バンドで締結して上記布線治具は軸部上端より等間隔で3本の電線保持棒を突出させたT字分岐用であって、該布線治具で支持された上記幹線より1本の支線が分岐するT字分岐部を上記結束バンドで締結している。
【0022】
上記のように、電線群に巻き付くように巻き癖をつけていると共にバンド片は細幅であるため、電線群を布線治具に支持された状態のままで、電線群の下面をくぐらせて電線群に巻き付けことが容易にできる。よって、電線群を布線治具から取り出してテープ・コイルからテープを引き出しながら巻き付けている従来の結束方法と比較して、分岐部の結束が容易にでき、かつ、分岐位置精度も高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は第1実施形態を示す。
図1に示すように、分岐部結束バンド10(以下、バンド10と略称する)は樹脂成型品からなり、本実施形態ではポリプロピレンで形成している。バンド10はボックス状の基部11からバンド片12を延伸させ、基部11に貫通させて係止孔11aの内部に突設した係止片11bを係止孔11aに挿通するバンド片12の設けた係止溝12aに所要位置で係止するようにしている。
【0024】
バンド片12は細帯状で基部11との連結側から先端にかけて螺旋状に湾曲させて、半周状の第1巻付部12bと第2巻付12cとを連続させ、全体として1回巻き部分の両側に湾曲した基部側部12dと先端側部12eが連続する形状としている。このバンド片12は、加熱して軟化させた状態で棒状体に巻き付け、その後、冷却して上記螺旋状に賦形している。
【0025】
図2に示すようにワイヤハーネス組立作業台1上で布線している電線群は布線治具2の立設位置で幹線W1から芯線W2が分岐するT字分岐部WTとなっている。20を結束している。
上記布線治具2は、主軸2aの上端より120゜間隔で電線支持棒2bー1、2bー2、2bー3を突出させたT字分岐用の布線治具2を立設している。該布線治具2の電線支持棒2bー1と2bー2および2bー3の間を通して幹線W1の電線群を直線状に布線し、電線支持棒2bー2と2bー3の間を通して支線W2を布線している。
【0026】
上記T字分岐部WTは上記バンド10で図3に示すように結束している。図3(A)に示すように、支線W2を挟む幹線W1の一方側をX側、他方側をY側とすると、まず、ハンド片12を伸ばした状態で、幹線W1のX側に基部11を押し当てる。この状態でバンド片12は支線W2のY側を通って幹線W1のY側に巻き付いて下方へ引き出される。かつ、バンド片方12は巻き癖をつけているため、図3(B)に示すように、基部11の押し当てを解くと、バンド片12は幹線W1のX側で下向きに巻き付いた後に支線W2のX側に引き出される。この状態で、第1巻付部12bは支線W2のX側で幹線W1の下周面に巻き付け、第2巻付部12cは支線W2のY側で幹線1の上周面に巻き付く。ついで、図3(C)に示すように、Y側に位置するバンド片12の先端側部12eを基部11が位置するX側へと曲げて、先巻き付け部分にクロスさせ、X側に位置する基部11へと引っ張る。このようにバンド片12を引っ張りながら基部11の係止孔11aに通し、所定位置で係止片11bをバンド片12の係止溝12aに係止すると図3(D)に示す状態となり、幹線W1より支線W2が分岐する状態で電線群は結束される。
【0027】
上記バンド10による結束時、バンド片12は布線治具2の主軸2a上に位置する電線群Wの下周面側にはバンド片12をくぐらせることなく、電線支持軸2b−1と2b−2の間と、2b−1と2b−3の間でバンド片12が幹線W1のX側とY側で巻き付くため、布線治具2から電線群を取り出す必要もない。
また、巻き付け状態でバンド片12を基部11の係止孔11aに挿入して引っ張るだけで、バンド片12がたすき掛け状態で係止できる。よって、結束作業に熟練を要せず、均一な締結力で結束でき、分岐位置がずれることもなく、分岐部の結束を精度良く行うことができる。
【0028】
図4は上記バンド10を用いてX字分岐部を結束している方法を示す。
電線群はX字分岐分WXでX字分岐用布線治具2で支持し、主軸の上端から4本の電線保持棒2b−1、2b−2、2b−3、2−4を突出させ、幹線W1を電線保持棒2b−1と2b−2の間から2b−3と2b−4の間を通す一方、該幹線W1に直交する方向に、電線保持棒2b−2と2b−3の間を通して支線W2−1を分岐させ、電線保持棒2b−3と2b−1の間を通して支線W2−2を分岐させている。
【0029】
上記X字分岐部WXの電線群に対して、バンド10の基部11を幹線W1のX側に配置して支線W2−1のY側を通した後、幹線W1のY側の下方を通して支線W2−2のY側に引き出す。幹線W1のX側ではバンド10の巻き癖により基部11は幹線1のX側で下側に巻き付いた後に支線W2−1のX側に引き出された状態となる(図4(B))。この状態で、幹線W1の分岐位置の上面側で、支線W2−1のX側に位置する基部11と支線W2−2のY側に位置するバンド片12の先端とを幹線W1の分岐位置上面に引っ張ってきて、基部11の係止孔11aにバンド片12の先端をとおして締め付け係止している(図4(C))。
これにより、X字分岐部WXもバンド10によりたすき掛けで結束できる。
【0030】
なお、図5(A)の参考例に示すように、バンド片12’を大きな1つの湾曲だけとしても、バンド片12’は巻き付け方向に矯正されているため、前記図3に示す分岐位置でのたすき掛けの結束を容易に行うことができる。
また、図5(B)に示すように、バンド片12”の係止溝12a”を設けた内面側には、係止溝12a”の側縁にズレ防止用の突起12f”を突設し、該突起12f”を電線群の隙間に差し込むことで、電線群に対するバンド片12”の位置ずれを防止することができる。
【0031】
図6および図7は参考実施形態を示す。
第2実施形態のバンド20は、第1実施形態のバンド10と同様に、基部21から1本のバンド片22を直線状に延伸させて一体成形した後に、バンド22の巻付部22aを賦形している。
【0032】
上記巻付部22aはバンド片22の長さ方向の基部21側に折り返す方向に向けて湾曲させ、かつ、その両側部22bと22cとをクロスさせ、バンド先端側の側部22cが基部21に連続する側部22bに向かうようにしている。
【0033】
上記バンド22は図7(A)に示すように、両側部22bと22cのクロスを解くように引っ張った状態として、図7(B)に示すように、半周状の巻付部22aを支線W2の下面側をくぐらせ、両側部22bと22cを幹線W1のX側とY側の両側で幹線W1の上面側に位置させる、その状態から両側部22bと22cを幹線W1のX側とY側とに下向きで巻き付けて、それぞれ幹線W1の下周面をくぐらせて支線w2のX側とY側に引き出す。図7(C)に示すように、引き出された両側部22bと22cとを支線W2を挟むようにして、側部22bの先端の基部21に先端側部22cを挿入係止している。
【0034】
上記バンド20を用いた場合も、布線治具2から電線群を取り外すことなくバンド20を幹線W1および支線W2に巻き付けて締結係止してT字分岐の結束を行うことができる。かつ、バンド20は電線群に巻き付けられる形状に予め賦形しているため、電線群の外周面に密着した状態で巻き付けすることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、分岐部結束バンドに予め分岐する電線にたすき掛けされるように螺旋状に湾曲させた巻付部を賦形しているため、熟練を要せずに、簡単かつ短時間に分岐部のたすき掛け結束を行うことができる。特に、前記特許文献1、2と異なり、バンド片は1本で、係止爪との締結は1カ所のみでよく、その結果、分岐部の結束の精度が高まると共にバラツキが発生せず、かつ、ワイヤハーネス組み立ての生産性をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の分岐部結束バンドを示し、(A)は正面側から見た斜視図、(B)は(A)の側面側から見た斜視図である。
【図2】 ワイヤハーネス組立作業台上で布線治具で支持されたT字分岐部を示す斜視図である。
【図3】 (A)〜(D)は分岐部結束バンドによりT字分岐部を結束する方法を示す斜視図である。
【図4】 (A)〜(C)は分岐部結束バンドによりX字分岐部に結束する方法を示す斜視図である。
【図5】(A)は参考例を示す図面、(B)は変形例を示す図面である。
【図6】 参考実施形態の分岐部結束バンドの斜視図である。
【図7】 (A)〜(C)は結束方法を示す斜視図である。
【図8】 従来のテープ巻きの結束方法を示す図面である。
【図9】 分岐部におけるテープのたすき掛けを示す図面である。
【図10】 (A)(B)は従来例を示す図面である。
【図11】 (A)(B)は他の従来例を示す図面である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス組立作業台
2 布線治具
2a 主軸
2b 電線支持棒
10、20 分岐部結束バンド
11、21 基部
12、22 バンド片
12b、12c、22a 巻付部
W1 幹線
W2 支線
WT T字分岐部
WX X字分岐部

Claims (6)

  1. バンドの係止孔を有する基部より、係止溝を設けたバンド片を延伸させた樹脂製の結束バンドであって、
    上記基部より帯状に延伸させている上記バンド片に、基部側から先端へと螺旋状に湾曲させ、1巻きした後に2巻き目で該バンド片を上記基部の係止孔に挿入できる湾曲させた巻付部を予め賦形しており、ワイヤハーネスを構成する電線群の分岐位置で上記巻付部を電線群にたすき掛けして巻き付けた後に上記基部の係止孔にバンド片を通して締付係止して分岐部を結束できる形状としていることを特徴とするワイヤハーネス用の分岐部結束バンド。
  2. 上記バンド片の電線群と接触する内面側にはズレ防止用の突起を設けている請求項1に記載のワイヤハーネス用の分岐部結束バンド。
  3. 請求項1または請求項2に記載の分岐部結束バンドを用いてワイヤハーネスの幹線から支線にかけて上記バンド片をたすき掛けして結束しているワイヤハーネスの分岐部結束構造
  4. バンドの係止孔を有する基部より、係止溝を設けたバンド片を延伸させ、該バンド片に湾曲させた巻付部を予め賦形した分岐部結束バンドを用いて、ワイヤハーネスの分岐部を結束する方法であって、
    ワイヤハーネス組立台上に立設した布線治具を通して電線群を布線し、該布線治具の軸部上端より分岐する複数の電線保持棒の間を通して幹線より支線を分岐させている電線群に対して、該分岐位置の電線群を上記布線治具から取り出さない状態で、上記バンド片の巻付部を上記幹線側より支線の一方側へと巻き付けた後、該支線の他方側に位置する上記基部の係止孔に向けて、先巻付部分にクロスさせて巻き返して上記係止孔に挿入係止させ、電線群の分岐位置で上記結束バンドをたすき掛けで締結していることを特徴とするワイヤハーネスの分岐部結束方法
  5. 請求項1に記載の分岐部結束バンドを用いて、ワイヤハーネスの分岐部を結束する方法であって、
    ワイヤハーネス組立台上に立設した布線治具を通して電線群を布線し、該布線治具の軸部上端より分岐する複数の電線保持棒の間を通して幹線より支線を分岐させている電線群に対して、該分岐位置の電線群を上記布線治具から取り出さない状態で、上記バンド片の巻付部を上記幹線側より支線の一方側へと巻き付けた後、該支線の他方側に位置する上記基部の係止孔に向けて、先巻付部分にクロスさせて巻き返して上記係止孔に挿入係止させ、電線群の分岐位置で上記結束バンドをたすき掛けで締結していることを特徴とするワイヤハーネスの分岐部結束方法。
  6. 上記布線治具は軸部上端より等間隔で3本の電線保持棒を突出させたT字分岐用あるいは4本の電線保持棒を突出させたX字分岐用であって、該布線治具に支持されるT字分岐部あるいはX字分岐部を上記結束バンドで締結して請求項4または請求項5に記載のワイヤハーネスの分岐部結束方法。
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