JP4178228B2 - 監視カメラ - Google Patents
監視カメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4178228B2 JP4178228B2 JP2002325291A JP2002325291A JP4178228B2 JP 4178228 B2 JP4178228 B2 JP 4178228B2 JP 2002325291 A JP2002325291 A JP 2002325291A JP 2002325291 A JP2002325291 A JP 2002325291A JP 4178228 B2 JP4178228 B2 JP 4178228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- shielding member
- window
- lens
- surveillance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防犯警報システムにおいて使用する監視カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、監視を必要とする店舗や重要建造物等に監視カメラを設置し、この監視カメラから送られる映像を、監視室等に設置したモニターに表示し、これを監視員が常時監視したり、この映像を録画して保存するといった監視カメラシステムが用いられている。図1及び図2は、従来の監視カメラの断面図である。
【0003】
1は、監視カメラであり、シャーシ2を備え、シャーシ2にはカメラユニット支持部3が形成されている。カメラユニット5は、それを構成するカメラ本体4を、垂直軸Yを中心に回転可能な状態で支持しており、カメラユニット5は、カメラユニット支持部3に水平軸Xを中心に回転可能な状態で支持されている。カメラユニット5の外周には複数の発光素子6が取り付けられており、カメラの撮影対象を照らすようになっている。カメラのレンズ周囲には、筒状の遮光部材7aが取り付けられている。以上の構成物全体を覆うように、球面状のカバー8がシャーシ2に装着されている。
【0004】
カメラ本体4は、レンズと、可視から赤外領域まで感度を有するCCD等から構成されている。発光素子6は赤外線を発光するLEDから成り、夜間などの暗いときにこれを点灯し、監視エリアが明瞭に撮影できるようにしている。監視カメラを設置するときには、シャーシ2を天井か壁に取り付けて固定し、カバー8を取り外した状態でカメラの方向を調整する。カメラユニット5は、X軸を中心に回転し、カメラ本体4は、カメラユニット5内でY軸を中心に回転するので、必要な方向にカメラを向けることができる。カバー8を、カメラの方向決定後に装着し、取付作業が完了する。遮光部材7aは、発光素子6から照射される赤外光がカバー8で反射し、カメラ本体4に入り込み、画像が不明瞭になるのを防止するために、設けられている。
【0005】
また、図2に示すように、図1の遮光部材7aの代わりに、カバー8に沿って所定の間隔をもって延びる遮光部材7bを用いる構成も考えられている。このような構成は、特開2001−145004号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような監視カメラにおいて、監視エリア調整時に、カメラユニット5がX軸を中心に、カメラ本体4がY軸を中心に自由に回転することを考慮すると、カバー8の内面形状はその動きに合わせた形に限定される。つまり、図1の例において、常にカバー8と遮光部材7aが線接触する状態を維持するため、また、図2の例において、カバー8と遮光部材7bが一定の間隔を維持されるようにするため、カバー8の内面の形は正確な球面に限定され、その球面の中心と、カメラの回転中心(X軸とY軸の交点)とを正確に一致させなくてはならない。このことは、精度の高い設計及び製造上の管理が必要となることを示している。以上のことから明らかなように、これらの構成を採用することができるのは、限られた形状の監視カメラにおいてだけである。カバー8は、樹脂成形品で製作することができ、その形状としては、デザイン上、いろいろなパターンが考えられるが、正確な球面という制約があるため、監視カメラ全体の意匠が限定されてしまうという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、カメラのレンズの周囲に、鍔状に広がる、薄肉の弾性素材で形成された遮蔽部材を配置し、カメラがケース内に収納されたとき、遮蔽部材が、ケースの曲面状の窓の内面に接触し、不用光が遮断されるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明の監視カメラの実施形態を示した断面図である。図1及び図2において説明した従来の監視カメラと、同等の働きをする部分には、同じ番号を付してある。監視カメラは、シャーシ2を備え、シャーシ2にはカメラユニット支持部3が形成されている。カメラユニット5は、それを構成するカメラ本体4を、垂直軸Yを中心に回転可能な状態で支持しており、カメラユニット5は、カメラユニット支持部3に、水平軸Xを中心に回転可能な状態で支持されている。カメラユニット5の外周には、複数の発光素子6が取り付けられており、カメラの撮影対象を照らすようになっている。カメラのレンズ周囲には、鍔状に広がる、薄肉の弾性素材で形成された遮蔽部材Fを配置し、カメラがケース内に収納されたとき、この遮蔽部材が、曲面状の窓9の内面に接触し、遮蔽部材Fと窓9との接触点を結ぶ線もしくは面が、カメラのレンズ周囲を隙間なく取り囲む状態となるようにした。
【0009】
カメラ本体4は、レンズと、可視から赤外領域まで感度を有するCCD等から構成されている。発光素子6は赤外線を発光するLEDから成り、夜間などの暗いときにこれを点灯し、監視エリアが明瞭に撮影できるようにしている。監視カメラを設置するときには、シャーシ2を天井か壁に取り付けて固定し、窓9を取り外した状態でカメラの方向を調整する。カメラユニット5は、X軸を中心に回転し、カメラ本体4は、カメラユニット5内でY軸を中心に回転するので、必要な方向にカメラを向けることができる。窓9を、カメラの方向決定後に装着し、取付作業が完了する。遮蔽部材Fは、発光素子6から照射される赤外光が窓9の内面で反射し、カメラ本体4に入り込み、画像を不明瞭にさせるのを防止する。
【0010】
図4は、図3に示す実施形態における窓9装着前の遮蔽部材F付近の拡大断面図を示し、図5は図3に示す実施形態における窓9装着後の遮蔽部材F付近の拡大断面図を示す。遮蔽部材Fは、レンズの光軸を中心に放射状に広がる薄肉部を形成しており、窓9装着前には、この薄肉部は、窓9の内面の曲率よりも緩やかな曲率の形状になっている。窓9を装着すると、図5に示すように、薄肉部が弾性をもっているため、窓9に対して押し返そうとする力が働き、常に窓9に密着するようになる。そして、この遮蔽部材Fは、この薄肉部の弾性により、レンズの周り全体において隙間なく、窓9に接触する状態を作り出し、発光素子6からの光のレンズへの入射を阻止する。
【0011】
遮蔽部材Fの代わりに、図6に示す形状の、遮蔽部材Gを使用することも可能である。薄肉の弾性素材で形成された遮蔽部材Gの薄肉部先端には、全周にわたり突起物が設けてあり、窓9を装着すると、弾性で窓9に対して押し返そうとする力が働き、常に突起物が確実に窓9に密着するようになる。遮蔽部材の形状は、上記説明の範囲に限定されるものではなく、常に窓と遮蔽部材が密着可能な構成であればどのような形であってもよい。また、遮蔽部材の素材も、黒色のゴムなどをはじめとして、光を透過させず、適度な弾性を備えているものであれば、どのようなものでもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、遮蔽部材が、常に、カメラのレンズ周囲全域にわたり窓と密着するため、発光素子6から照射される光が、カメラ本体内に入り込むのを、完全に阻止することができる。このため、光源の虚像が画面内に表示されるといった、画像への悪影響がなくなり、画面の質の低下が防止される。また、窓9の曲率中心に対し、カメラ本体4及びカメラユニット5の回転中心がずれていても、遮蔽部材の弾性及びその大きさにより、ある程度余裕を持って、窓内面との接触を維持できるので、従来品のような、精度の高い設計や、製造上の管理が不用となる。このため、本発明は、多くの監視カメラにおいて採用することができ、その意匠上の自由度が高くなる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の監視カメラの断面図である。
【図2】従来の監視カメラの断面図である。
【図3】本発明の監視カメラの実施形態を示した断面図である。
【図4】図3に示す実施形態における窓9装着前の遮蔽部材F付近の拡大断面図である。
【図5】図3に示す実施形態における窓9装着後の遮蔽部材F付近の拡大断面図である。
【図6】遮蔽部材の他の形状の実施例を示した図である。
【符号の説明】
1・・・監視カメラ
2・・・シャーシ
3・・・カメラユニット支持部
4・・・カメラ本体
5・・・カメラユニット
6・・・発光素子
7・・・遮光部材
8・・・カバー
9・・・窓
F・・・遮蔽部材
G・・・遮蔽部材
Claims (1)
- 角度調整可能な状態で保持されたカメラと、前記カメラの撮影対象を照らす照明用光源とが、曲面状の窓を備えた同一ケース内に収納されているカメラにおいて、前記カメラのレンズの周囲に、鍔状に広がる、薄肉の弾性素材で形成された遮蔽部材を配置し、前記遮蔽部材は、レンズの光軸を中心に放射状に広がる薄肉部を形成しており、その薄肉部は、ケースの内面の曲率よりも緩やかな曲率の形状とし、前記カメラがケース内に収納されたとき、前記遮蔽部材が、前記ケースの曲面状の窓の内面に接触し、遮蔽部材と窓との接触点を結ぶ線もしくは面が、カメラのレンズ周囲を隙間無く取り囲む状態となるようにしたことを特徴とする監視カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002325291A JP4178228B2 (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 監視カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002325291A JP4178228B2 (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 監視カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004159253A JP2004159253A (ja) | 2004-06-03 |
JP4178228B2 true JP4178228B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=32804570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002325291A Expired - Fee Related JP4178228B2 (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 監視カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4178228B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100848806B1 (ko) | 2007-01-17 | 2008-07-28 | 주식회사하이트론씨스템즈 | 발광 불빛차단장치가 갖추어진 감시용 카메라 |
US7651281B2 (en) | 2008-01-07 | 2010-01-26 | Pal Tate Industrial Co., Ltd. | Surveillance camera |
EP2077538A1 (en) * | 2008-01-07 | 2009-07-08 | Pal Tate Industrial Co., Ltd. | Surveillance camera |
JP5339833B2 (ja) * | 2008-09-24 | 2013-11-13 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
US8007126B2 (en) * | 2008-11-10 | 2011-08-30 | Halorion Lighting And Security Systems, Llc | Light housing including camera |
EP2685310B1 (en) * | 2012-07-12 | 2017-12-13 | Axis AB | Dome camera for low light conditions |
FR3031384A1 (fr) * | 2015-01-05 | 2016-07-08 | Awox | Dispositif d'eclairage |
JP6080057B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2017-02-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置 |
JP6654756B2 (ja) * | 2015-11-24 | 2020-02-26 | パナソニックi−PROセンシングソリューションズ株式会社 | 撮像装置 |
JP6851875B2 (ja) * | 2016-05-11 | 2021-03-31 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、及び画像監視システム |
JP6953209B2 (ja) | 2017-07-10 | 2021-10-27 | 株式会社日立エルジーデータストレージ | 距離測定装置及びその角度調整方法 |
JP6524569B1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-06-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 監視カメラ |
CN114157785B (zh) * | 2021-11-26 | 2023-05-26 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 拍摄装置 |
-
2002
- 2002-11-08 JP JP2002325291A patent/JP4178228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004159253A (ja) | 2004-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101900438B1 (ko) | 조명기를 구비한 카메라 장치 | |
JP4178228B2 (ja) | 監視カメラ | |
JP3377995B1 (ja) | パノラマ撮像レンズ | |
JP3865516B2 (ja) | 全方位撮像装置 | |
JP6195081B2 (ja) | 撮像装置 | |
CN107370915B (zh) | 诸如网络照相机的摄像设备和图像监视*** | |
KR101271730B1 (ko) | 감시카메라 | |
KR100736446B1 (ko) | 돔형 감시카메라 | |
US20030142402A1 (en) | Method and apparatus for triggering a remote flash on a camera with a panoramic lens | |
JP6080057B2 (ja) | 撮像装置 | |
CN109428994B (zh) | 摄像设备 | |
KR20020066220A (ko) | 촬상 장치 | |
TW201624099A (zh) | 用於嵌入式安裝攝影機或攝影機頭之外殼或配置 | |
JP2003008954A (ja) | ドーム型監視カメラ装置 | |
CN113364942B (zh) | 摇摄运动相机 | |
JP5997014B2 (ja) | 外部照明光の写り込み防止機能を備えたカメラ付きインターホン装置 | |
KR200455617Y1 (ko) | 적외선 카메라의 빛 차단장치 | |
JP4397674B2 (ja) | カバー付き撮影装置 | |
JP4438398B2 (ja) | 監視カメラ装置の光軸回転構造 | |
JPH07147647A (ja) | 監視カメラ装置 | |
JP6399991B2 (ja) | 監視カメラ | |
JP2001145004A (ja) | 監視カメラ | |
KR101899494B1 (ko) | 외부에서 감시 위치를 조정할 수 있는 자석 체결 구조를 갖는 카메라 장치 | |
JP3051334B2 (ja) | ボアホールテレビカメラ装置 | |
JPH0844962A (ja) | 監視カメラ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080701 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4178228 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |