JP4174892B2 - ポータブルトイレ用脱臭装置付き汚物受け - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポータブルトイレに用いられるバケット型の汚物受け(タンク)の改良に関するもので、例えば現在使用中のポータブルトイレの汚物受けを本発明の汚物受けと交換するだけで、脱臭機能を有するポータブルトイレとすることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
頭脳が正常で排便の意思表示はできるが体力的に弱っている老人や、身体障害者あるいは病気や事故による患者は、通常のトイレに行くことができず、やむを得ずベッドの側にポータブルトイレを置いて使用する。
【0003】
そして、ポータブルトイレに***された便の臭気は、これを後始末する者に苦痛を与え、またそこから発散する悪臭は他の患者や介護者に不快感を与え、このような構造のトイレを使用せざるを得ない患者自身の精神的な苦痛も大きくなる。特に、介護の人手が少ない最近では、便が***された便器を直ちに処理することができず、かかる苦痛と不快感はさらに大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は脱臭機能を有するポータブルトイレ用の汚物受けを提案するものであって、特に現在使用中のポータブルトイレであっても、その汚物受けを交換するだけで、効果的に臭気を脱臭することができるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は上面がほぼ楕円形状に開口するポータブルトイレの器体の該開口に着脱自在に装架される脱臭用バケット内に汚物用バケットをこれまた着脱自在に懸架し、脱臭用バケットと汚物用バケットとの間に形成される空気通路はその上端に開口する空気吸込み口と連通すると共に脱臭用バケットの底部に設けられた空気排出口に連通し、該空気排出口には吸気用ファンと空気を脱臭する手段及び/又は空気を分解する手段とが設けられてなることを特徴とするポータブルトイレ用の脱臭装置付き汚物受けに関するものである。
【0006】
このように、汚物受けを空気通路が形成された二重バケット構造としたことにより、脱臭機能を持たないポータブルトイレに該汚物受けを交換装着すれば、脱臭機能付のポータブルトイレとすることができるのである。以下、本発明の実施の形態を図により説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
ポータブルトイレの便器本体となる器体1は底面が開放され、上面はほぼ楕円形に開口2する全体として筒状の形をなす。この楕円形の開口2の長軸方向の一端に隣接した器体1の上面上に設けられたヒンジ3に便座4の基部が軸支されて該便座4が起倒自在となっている。
【0008】
5は器体1の上記上面開口2の周縁部上に着脱自在に装架されて器体1内で浮かすように支持された脱臭用のバケットで、該バケット5の底面中央部には筒型の空気排出口6が形成されている。
【0009】
7は上記脱臭用バケット5より全体にやや小さくてほぼ同形の有底の汚物用バケットで、該バケット7の上縁には脱臭用バケット5の上面内周縁の数個所(図では4個所)に内方へ向けて突設した支持片8に対応して外方へ向けて突出する係合片9が形成されていて、脱臭用バケット5内に汚物用バケット7を装入するようにして該支持片8上に係合片9を懸架することにより、両バケット5,7の周側面間及び底面間に形成される隙間が空気通路10となり、上記汚物用バケット7上縁の係合片9が設けられていない開口部分は空気吸引口11として上記空気通路10に連通する。
【0010】
外側の脱臭用バケット5底部の筒型空気排出口6の中間部には吸気用の電導ファン12が取付けられ、その下側には活性炭を充填した活性炭カートリッジ13が交換可能に取付けられている。14は吸気用ファン12の上側に配設されたオゾン発生器である。
【0011】
15は器体1の開口2周縁部に装架するために脱臭用バケット5の上周縁に外方へ向けて突設されたつば部5a上の一部に取付けたスイッチで、使用者が便座4に着座すると、その自重で該スイッチ15がオンし、外部電源(図示せず)に接続された電源コード16を介して上記ファン12及びオゾン発生器14が作動する。
【0012】
しかして、用をたすために便座4を寝かせてこれに着座すると、吸気用ファン12が回転し、オゾン発生器14が励起される。そして、器体1の上面開口2は使用者のでん部によって閉塞されるので、内側の汚物用バケット7内の空気は外側の脱臭用バケット5との間の上部吸引口11から空気通路10内に入って排出口6から排気される強制的な空気の流れが生起されることになる。
【0013】
従って、内側バケット7内に***された汚物17から発する臭気は空気通路10内に導かれ、オゾン発生器14からのオゾンによって分解され、続いて活性炭カートリッジ6の活性炭によって脱臭された後、排出口6から無臭の空気として放出されるのである。
【0014】
これにより、現在使用中の脱臭機能を持たないポータブルトイレであっても、その汚物受けのバケット18を取り出して、その代りに器体1の上面開口に上記した脱臭用バケットを装架し、その内側に上記汚物用バケット7を懸架するだけで、脱臭機能を備えたポータブルトイレとすることができるのである(図3参照)。
【0015】
なお、用便後にポータブルトイレの蓋(図示せず)をしても所定時間(例えば10分間)コントローラによって引き続き吸引用ファン12とオゾン発生器14が働くようにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】
上述のように、本発明のポータブルトイレ用汚物受けは、空気通路を形成する内外二重バケット構造の外側バケットに吸気用ファンを備えた脱臭機構を組み込み、両バケット上部の空気吸込み口から吸引した内側バケット内の汚物から発する臭気を両バケット間の空気通路を通じて外側バケットの空気排出口に導き、その間に臭気を分解・脱臭するようにしたので、***された便の臭気を外部に漏らすようなこともなく、効率よく脱臭することができ、また従来の脱臭機能を持たないポータブルトイレの上面開口に合せて本発明の汚物受けを製作することにより、簡単に脱臭機能付のポータブルトイレに変換することができる等々、種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポータブルトイレ用脱臭装置付き汚物受けをポータブルトイレの器体内に組込んだ状態の断面図であって、図2のX−X断面で示している。
【図2】本発明に係るポータブルトイレ用脱臭装置付き汚物受けをポータブルトイレの器体内に組込んだ状態の平面図であって、便座を起した状態となっている。
【図3】ポータブルトイレの器体と、装着前の従来の汚物受けとこれに代るべき本発明に係る汚物受けである装着前の外側の脱臭用バケットと内側の汚物用バケットとを示す正面図である。
【符号の説明】
1−ポータブルトイレの器体
2−器体の上面開口
3−ヒンジ
4−便座
5−脱臭用バケット
6−空気排出口
7−汚物用バケット
8−支持片
9−係合片
10−空気通路
11−空気吸引口
12−吸気用ファン
13−活性炭カートリッジ
14−オゾン発生器
15−スイッチ
16−電源コード
17−***された汚物
18−従来の汚物受け用バケット
Claims (2)
- ポータブルトイレの器体の上面開口に着脱自在に装架される脱臭用バケット内に汚物用バケットを懸架し、両バケット間に形成される空気通路はその上端に開口する空気吸込み口と連通すると共に脱臭用バケット底部の空気排出口に連通し、該空気排出口には空気通路内の空気を外部へ排気する吸気用ファンが設けられると共に空気を脱臭する手段及び又は空気を分解する手段が設けられてなることを特徴とするポータブルトイレ用脱臭装置付き汚物受け。
- 前記空気を脱臭する手段が活性炭であり、前記空気を分解する手段がオゾン発生器である請求項1記載のポータブルトイレ用脱臭装置付き汚物受け。
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-
1999
- 1999-01-18 JP JP04690799A patent/JP4174892B2/ja not_active Expired - Fee Related
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