JP4173850B2 - Uwc装置、uwc装置におけるpcw循環システム、及びuwc装置を用いたペレット成形加工方法 - Google Patents

Uwc装置、uwc装置におけるpcw循環システム、及びuwc装置を用いたペレット成形加工方法 Download PDF

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Description

この発明は、ペレット加工装置として知られるUWC装置(アンダーウォータカッター)、UWC装置に用いられUWC装置により成形加工されたペレットを冷却しつつ搬送するUWC装置におけるPCW(ペレット冷却搬送水)循環システム、及びそれによるペレット成形加工方法に関するものである。
図5は、プラスチック可塑化混練押出造粒機の一例を示す側面図である。
図5に示すプラスチック可塑化混練押出造粒機は、プラスチック可塑化混練機1、ギヤポンプ2、溶融プラスチック濾過装置3、ペレット加工装置であるUWC装置4を備える。
ここで、プラスチック可塑化混練機1は、固体プラスチックを可塑化混練する装置であり、ギヤポンプ2は、溶融プラスチックを下流装置へ押出す装置である。また、溶融プラスチック濾過装置3は、溶融プラスチック中に含まれる固体不純物を濾過する装置であり、UWC装置4は、溶融プラスチックを粒(ペレット)に加工する装置である。
図6、図7に従来のUWC装置4の一例を示す。
図6(A)はUWC装置4の側面図、図6(B)は図6(A)のA−A断面図である。図6においては、ダイス5、循環箱(水槽)6、タイバー7、移動台車8、駆動機(モータ)12が示されている。ここで、ダイス5と循環箱6は、A−A断面に示す4本のタイバー7にて締結されている。
図7は、図6に示したUWC装置のペレット加工時における断面図(内面透過図)を示す。図7においては、溶融プラスチック9、穴(ノズル)10、ペレット冷却搬送水(以下PCWという)11、駆動機(モータ)12、カッター刃13、ペレット14、カップリング15、カッター軸16が示されている。
ここで、循環箱6、タイバー7、移動台車8、駆動機(モータ)12、カッター刃13、カップリング15、カッター軸16で構成されているUWC装置4は、タイバー7による締結を解除することにより、移動台車8によってダイス5から分離移動することが可能である。
図8は、従来のPCW循環システムの一例を示す系統図である。図8においては、UWC装置4、脱水スリット18、遠心乾燥機19、PCWタンク20、PCWポンプ21、三方弁22が示されている。PCWは、PCWポンプ21により、システム内を循環している。
この構成において、UWC装置4で成形されたペレットは、PCWと共に脱水スリット18まで運ばれ、脱水スリット18によりPCWと分離され、遠心乾燥機19で余分に付着している水分を除去された後、ペレット製品となる。
次に、従来のプラスチック可塑化混練押出造粒機の動作について説明する。
図5において、固体プラスチックは、プラスチック可塑化混練機1に供給され可塑化される。可塑化溶融したプラスチックは、プラスチック可塑化混練機1に内蔵されているスクリュ1aにより下流装置であるギヤポンプ2へ搬送される。搬送された溶融プラスチックは、ギヤポンプ2により、溶融プラスチック濾過装置3およびUWC装置4へ搬送される。溶融プラスチック濾過装置3では、溶融プラスチック中の固体不純物を濾過する。UWC装置4では、溶融プラスチックを粒(ペレット)に加工するペレット加工操作を水中で実施する。
図6において、ダイス5は加熱媒体(スチーム、熱油、電気ヒータ等)により加熱されている。UWC装置4はダイス5と循環箱6外周に設置されている4本のタイバー7にて、図示しない油圧装置に締結される。
UWC装置4は、ペレット成形加工をしない場合、タイバー7による締結を解除することにより、ダイス5から分離することが可能である。
図7において、カッター刃13はカッター軸16に結合しており、カッター軸16は駆動機12とカップリング15を介して繋がっている。溶融プラスチック9は、ダイス5に加工された多数の穴10から循環箱6内のPCW11中へストランド形状で押出される。
ストランド形状で押出された溶融プラスチック9は、駆動機12により回転しているカッター刃13により切断されペレット14に成形加工される。ペレット14は、PCWポンプ21にて循環箱6の下から上に流されているPCW11により冷却されながら搬送され、循環箱6から図示しない脱水スリットに搬送される。
ダイス5の多数の穴10から溶融プラスチック9の押出しが停止すると、溶融プラスチック9はPCW11により冷却されダイス5の穴10内で固化してしまう。
このため、溶融プラスチック9の押出が停止した後、ペレット14の成形加工を再開する場合、次のような操作が必要となる。
(1)UWC装置をダイス5から分離し、ダイス5を加熱媒体で十分加熱する。
(2)プラスチック可塑化混練機1およびギヤポンプ2を起動し、溶融プラスチック9がダイス5の多数の穴10から均一に押出されるのを確認する。
(3)ギヤポンプ2を停止し、ダイス5のカッティング面を清掃する。
(4)UWC装置4をダイス5と締結する。
(5)カッターモータ12を起動しカッター刃13を回転させダイス5と接触させる。
(6)ギヤポンプ2を起動し、溶融プラスチック9をダイス5の多数の穴10から押出す。
(7)PCW11をPCWポンプ21で循環箱6内に供給する。
(6)(7)の操作は、PCW11がダイス5および溶融プラスチック9を冷却し、ダイス5の多数の穴10内で固化させてしまわないように、ほぼ同時に行われることが望ましい。また、ペレット14の成形加工の再開操作は、ペレット14の形状を均一にするため必要である。
PCW11によりUWC装置4から搬送されたペレット14は、図8に示すように、配管を通り脱水スリット18に搬送される。脱水スリット18では、PCW11とペレット14が分離される。その後、ペレット14は、遠心乾燥機19へ送られ、表面に余分に付着している水が遠心分離されペレット製品となる。
一方、脱水スリット18および遠心乾燥機19で分離されたPCW11は落下し、PCWタンク20内に戻る。PCWタンク20に戻ったPCW11は、図示しない濾過装置にてPCW11中のゴミを濾過し、PCWポンプ21にて再度UWC装置4へ送られる。
PCWポンプ21とUWC装置4間には、三方弁22が設置されており、ペレット成形加工が実施されない場合、PCW11をPCWタンク20へ戻し(バイパスし)、UWC装置4をダイスから分離させることができる。
なお、従来のUWC装置として、例えば下記特許文献1,2が知られている。
特開平6−182760号公報 特開平10−264151号公報
従来のUWC装置4は、以上のような構成であり、溶融プラスチック9がダイス5の穴10から押出されない場合、PCW11により溶融プラスチック9がダイス5の穴10内で固化する。そのため、ペレット成形加工を再開する場合、必ず上述した以下の操作が必要である。
(1)UWC装置4をダイス5から分離し、ダイス5を加熱媒体で十分加熱する。
(2)プラスチック可塑化混練機1およびギヤポンプ2を起動し、溶融プラスチック9がダイス5の多数の穴10から均一に押出されるのを確認する。
(3)ギヤポンプ2を停止し、ダイス5のカッティング面を清掃する。
(4)UWC装置4をダイス5と締結する。
(5)カッターモータ12を起動し、カッター刃13を回転させダイス5と接触させる。
(6)ギヤポンプ2を起動し、溶融プラスチック9をダイス5の多数の穴10から押出す。
(7)PCW11をPCWポンプ21で循環箱6内に供給する。
かかる操作は、多大な人的作業を必要として人的コストを高めるという問題があり、特にUWC装置が大型になればなる程、その問題は大きなものとなる。
この発明は、上述した従来の問題点を解決するために成されたものであり、上述したUWC装置によるペレット成形加工再開に際しての事前操作において、人的作業を軽減することができ、もって人的コストを低くすることができて、低コストに且つ効率良くペレットを製造することができるUWC装置及びそれを用いたペレット加工方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、この発明は、UWC装置において成形加工されたペレットを冷却しながら搬送するペレット冷却搬送水(PCW)を循環させるUWC装置におけるPCW循環システムにおいて、前記ペレット冷却搬送水の流量を調整する開度調整バルブを備えると共に、ダイスの穴より低い適所に、圧縮空気を前記ペレット冷却搬送水中に注入するための圧縮空気注入部を備え、かつ前記圧縮空気の注入量を調整する調整部を前記UWC装置に備えたことを特徴とする。
また、この発明は、UWC装置により溶融プラスチックをダイスの穴から押出し、カッター刃により切断するとともに、切断されてなるペレットをPCW循環システムにより循環されるペレット冷却搬送水(PCW)により冷却しつつ搬送するようにしたUWC装置を用いたペレット成形加工方法において、PCWを循環させたままペレット成形加工を再開する前に、前記ペレット冷却搬送水に前記ダイスの穴より低い位置から圧縮空気を注入し、前記ダイスの温度を上昇させるようにしたことを特徴とする。
また、この発明は、UWC装置により溶融プラスチックをダイスの穴から押出し、カッター刃により切断するとともに、切断されてなるペレットをPCW循環システムにより循環されるペレット冷却搬送水(PCW)により冷却しつつ搬送するようにしたUWC装置を用いたペレット成形加工方法において、PCWを循環させたままペレット成形加工を再開する前に、前記ペレット冷却搬送水の流量を減少させて前記ダイスの温度を上昇させるようにしたことを特徴とする。
また、この発明は、UWC装置により溶融プラスチックをダイスの穴から押出し、カッター刃により切断するとともに、切断されてなるペレットをPCW循環システムにより循環されるペレット冷却搬送水(PCW)により冷却しつつ搬送するようにしたUWC装置を用いたペレット成形加工方法において、PCWを循環させたままペレット成形加工を再開する前に、前記ペレット冷却搬送水の流量を減少させると共に、前記ペレット冷却搬送水に前記ダイスの穴より低い位置から圧縮空気を注入し、前記ダイスの温度を上昇させるようにしたことを特徴とする。
以上のように、この発明によれば、ダイスの温度を上昇させ、ダイス穴へ一度固化したプラスチックを再度溶融させることができるため、UWC装置によるペレット成形加工を再開する場合、UWC装置を分離することなく実施することが可能となる。また、UWC装置によりペレット成形加工する場合、少人数でかつ簡単な操作で実施することが可能となる。従って、この発明によれば、UWC装置によるペレット成形加工再開に際しての事前操作において、人的作業を軽減することができ、もって人的コストを低くすることができて、低コストに且つ効率良くペレットを製造することができるという効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるPCW循環システムの一例を示す系統図、図2はUWC装置を示す側面図である。図1に示すPCW循環システムにおいては、配管によって構成される循環路に沿って、UWC装置4A、脱水スリット18、遠心乾燥機19、PCWタンク20、PCWポンプ21、三方弁22、開度調整弁23が設けられ、PCWポンプ21により、PCWが循環システムを循環している。
図2に示す実施の形態におけるUWC装置4Aにおいては、穴10を有するダイス5、循環箱6、カッターモータ12、カッター刃13、カップリング15、カッター軸16、流量計25、流量調整バルブ26を備えている。なお、同図において24は圧縮空気を示している。ここで、UWC装置4Aには、PCW循環システムにおける配管接続部4bのダイス5より低い位置に、圧縮空気供給配管接続部4cが接続され、この圧縮空気供給配管接続部4cに流量計25、流量調整バルブ26が備えられて圧縮空気注入部が構成され、また流量調整バルブ26により圧縮空気の注入量を調整する調整部が構成されている。
図3は循環箱6内の圧縮空気の挙動の一例を示す動作説明図であり、同図において、27は第1空気層、28は第2空気層を示している。
以下、実施の形態の動作について説明する。
図1において、UWC装置4Aにて成形加工されたペレットは、PCW11により搬送され配管を通り、脱水スリット18に搬送される。脱水スリット18では、PCW11とペレット9が分離される。ペレット9は、遠心乾燥機19へ送られ、表面に余分に付着している水が遠心分離されペレット製品となる。
一方、脱水スリット18及び遠心乾燥機19で分離されたPCW11は、落下し、PCWタンク20内に戻る。PCWタンク20に戻ったPCW11は、濾過装置3(図5参照)にてPCW中のゴミを濾過し、PCWポンプ21にて再度UWC装置4Aへ送られる。
PCWポンプ21とUWC装置4Aの間には、三方弁22および開度調整弁23が設置されている。三方弁22は、UWC装置4Aに内蔵されているカッター刃13が磨耗し交換を行う際に短時間停止する場合、およびUWC装置4A自体のメンテナンスをする場合、PCW11をPCWタンク20へ戻し(バイパス)、UWC装置4Aを循環システムから分離することが可能となるように設けられているものである。
開度調整弁23は、PCWポンプ21の背圧に対するポンプ能力特性を利用し、開度を調整することにより系内のPCW圧力を調整し、かつUWC装置4Aに供給されるPCW流量を調整することが可能となるように設けられているものである。
この開度調整弁23により、ペレット成形加工が再開された場合、開度調整弁23を開くことでPCW流量をペレット14を十分冷却搬送できる流量に増加させ、またダイス5から溶融プラスチック9が押出されない場合、開度調整弁23を閉めPCW流量を低下させることが可能となる。
図2において、ダイス5は加熱媒体(スチーム、熱油、電気ヒータ等)により加熱されている。UWC装置4Aは、ダイス5と循環箱6外周に設置されている4本のタイバー(図6(B)参照)にて、図示しない油圧装置に締結される。
カッター刃13はカッター軸16に結合しており、カッター軸16は駆動機12とカップリング15を介して繋がっている。
溶融プラスチック9は、ダイス5に加工された多数の穴10からストランド形状で循環箱6内のPCW11中へ押出される。ストランド形状で押出された溶融プラスチック9は、駆動機12により回転しているカッター刃13により切断され、ペレット14に成形加工される。
ペレット14は、図示していないPCWポンプ21にて、循環箱6の下から上に流されているPCW11により冷却搬送され、循環箱6から図示していない脱水スリットに搬送される。このとき、圧縮空気24を流量計25で確認しながら流量調整バルブ26にて注入量を調整し、PCW11中へ適量注入される。
圧縮空気24の注入は、ダイス5の穴10より低い位置からならばどこから供給してもよい。また、圧縮空気24の注入は、ペレット成形加工を再開する前より供給し始める。ダイス5に設置されている図示していない温度計にて、ダイス5の温度が十分に上昇していることを確認後、ペレット成形加工を再開する。
図3において、ダイス5の下方より供給された圧縮空気24は、PCWポンプ21にて循環箱6を下から上に流れているPCW11の流れおよび比重差により上昇する。上昇した圧縮空気24は駆動機12により回転しているカッター刃13の近傍に集まり、第1空気層27を形成する。また、ダイス5とカッター刃13の間の空隙は、カッター刃13が図示していない駆動機12で回転させられることにより、外部との圧力差が発生し、圧縮空気24が進入し、第2空気層28が形成される。
第1空気層27および第2空気層28から圧縮空気24は、PCWポンプ21にて循環箱6を下から上に流れているPCW11の流れ、および比重差により更に上昇し、循環箱6外へ排出される。循環箱6外へ排出された圧縮空気24は、PCW循環システムの脱水スリット18でPCW循環系外へ排出される。
第1空気層27および第2空気層28は、常に注入される圧縮空気により更新される。第2空気層28が形成されることにより、ダイス5の表面とPCW11との接触が少なくなり、ダイス5の温度が上昇する。
ダイス5の穴10内で固化したプラスチックは、ダイス5の温度が上昇することにより溶融する。
以上に説明したように、この発明の実施の形態では、PCW内に圧縮空気を注入する設備、PCW循環システム中のPCWポンプとUWC装置間に開度調整弁を整備し、PCW内に圧縮空気を注入することにより、PCWが加熱されたダイス表面と接触する機会を低下させ、ダイス温度を上昇させることができる。
また、開度調整弁を絞ることにより、PCW循環システム内のPCW圧力が上昇し循環箱に供給されるPCW流量が低下する。PCWは循環箱内で加熱されているダイスから熱を奪い温度が上昇する。PCW流量が低い場合、PCW流量が多いときよりも循環箱内でのPCW温度は上昇する。PCW温度が上昇することにより、ダイス温度を高く維持することができる。
このように、ダイス温度を高くすることにより、ダイス穴内に固化したプラスチックを溶融させることができ、UWC装置によるペレット成形加工を再開する場合、UWC装置分離、ダイスを十分加熱、ダイスから溶融樹脂を押出しダイス穴内にプラスチックが固化していないことを確認、ダイス表面清掃、ダイスにUWC装置を装着という多くの操作を削減することを可能にできる。
次に、上記装置を使用した本発明の実施結果を以下に示す。
原料:ポリエステル系プラスチック
ダイス温度:360℃
ポリマー温度:290℃
PCW供給温度:80℃
溶融プラスチックのダイスから押し出される速度:240cm/s
とし、圧縮空気注入量、PCW流量を変化させ、ダイス穴の開口率を比較し、
結果を図4にまとめた。
図4より、圧縮空気を注入することにより、ダイス穴の開口率は、2.3倍以上上昇した。PCW流量を低下することにより、ダイス穴の開口率は上昇した。
圧縮空気注入量/PCW流量比が大きいと、ダイス穴の開口率は上昇した。
この発明の実施の形態におけるPCW循環システムの一例を示す系統図である。 UWC装置を示す側面図である。 循環箱内の圧縮空気の挙動の一例を示す動作説明図である。 実施例の結果を示す図である。 プラスチック可塑化混練押出造粒機の一例を示す側面図である。 従来のUWC装置の一例を示す図であり、図6(A)はUWC装置の側面図、図6(B)は図6(A)のA−A断面図である。 図6に示したUWC装置のペレット加工時における断面図である。 従来のPCW循環システムの一例を示す系統図である。
符号の説明
1 プラスチック可塑化混練機、2 ギヤポンプ、3 溶融プラスチック濾過装置、4A UWC装置、4b 配管接続部、4c 圧縮空気供給配管接続部、5 ダイス、6 循環箱(水槽)、7 タイバー、8 移動台車、10 穴(ノズル)、11 ペレット冷却搬送水、12 駆動機(モータ)、13 カッター刃、14 ペレット、15 カップリング、16 カッター軸、18 脱水スリット、19 遠心乾燥機、20 PCWタンク、21 PCWポンプ、22 三方弁、23 開度調整弁、24 圧縮空気、25 流量計、26 流量調整バルブ、27 第1空気層、28 第2空気層。

Claims (3)

  1. アンダーウォータカッターにおいて成形加工されたペレットを冷却しながら搬送するペレット冷却搬送水(PCW)を循環させるアンダーウォータカッターにおけるペレット冷却搬送水循環システムにおいて、
    前記ペレット冷却搬送水の流量を調整することにより、ダイス温度を調整する開度調整バルブを備えると共に、ダイスの穴より低い適所に、圧縮空気を前記ペレット冷却搬送水中に注入するための圧縮空気注入部を備え、かつ前記圧縮空気の注入量を調整する調整部を前記アンダーウォータカッターに備えたことを特徴とするペレット冷却搬送水循環システム。
  2. アンダーウォータカッターにより溶融プラスチックをダイスの穴から押出し、カッター刃により切断するとともに、切断されてなるペレットをペレット冷却搬送水循環システムにより循環されるペレット冷却搬送水(PCW)により冷却しつつ搬送するようにしたアンダーウォータカッターを用いたペレット成形加工方法において、
    PCWを循環させたままペレット成形加工を再開する前に、
    前記ペレット冷却搬送水に前記ダイスの穴より低い位置から圧縮空気を注入し、前記ダイスと前記カッター刃間の空間に空気層を形成し、前記ダイスと前記ペレット冷却搬送水との接触を減少させることにより、前記ダイスの温度を上昇させるようにしたことを特徴とするアンダーウォータカッターを用いたペレット成形加工方法。
  3. 請求項2に記載のペレット成形加工方法において、
    PCWを循環させたままペレット成形加工を再開する前に、
    更に前記ペレット冷却搬送水の流量を減少させ前記ダイスの温度を上昇させることを特徴とするアンダーウォータカッターを用いたペレット成形加工方法。
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