JPH1058445A - 水中カット造粒装置の運転方法 - Google Patents

水中カット造粒装置の運転方法

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JPH1058445A
JPH1058445A JP8215772A JP21577296A JPH1058445A JP H1058445 A JPH1058445 A JP H1058445A JP 8215772 A JP8215772 A JP 8215772A JP 21577296 A JP21577296 A JP 21577296A JP H1058445 A JPH1058445 A JP H1058445A
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Hideki Mizuguchi
英樹 水口
Masaharu Ishida
正治 石田
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Japan Steel Works Ltd
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    • B29C48/04Particle-shaped
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中カット造粒装置の運転停止時、水中カッ
ト装置に連続的に循環する冷却水がダイスのノズル孔よ
り内部に浸入するのを防止して、再起動を容易とする水
中カット造粒装置の運転方法を提供する。 【解決手段】 混練部1、ダイホルダ部7、ダイス8を
有する混練押出機5に水中カット装置9が接続されてい
る水中カット造粒装置の運転を停止する場合、混練押出
機5を停止した後、水中カット装置にペレット冷却水を
流したままで、ダイス8の加熱温度を、押出樹脂の融点
温度近くまで低下して保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中カット造粒装
置の運転方法に係るものであり、詳しくは、混練部、ダ
イホルダ部、ダイスを有する混練押出機に水中カット装
置が接続されている水中カット造粒装置の運転方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、特にポリオレフィンを中心とす
る熱可塑性樹脂プラントの大型化は顕著なものがあり、
このプラントに用いられる混練押出機は1台で30〜6
0T/Hの処理能力が求められている。
【0003】従来、用いられている水中カット造粒装置
において、混練押出機に供給された熱可塑性樹脂は、駆
動モータによって回転するスクリュにより混練され、混
練押出機の先端部に設けられたフィルタ交換部であるダ
イホルダ部で 樹脂中の不純物、異物が除去され、ダイ
スを介して水中カット装置にストランド状に押し出さ
れ、駆動モータによってダイス表面上で回転する水中カ
ットナイフによりペレット状に切断される。切断された
ペレットは、水中カット装置に循環供給されている冷却
水と共に脱水・乾燥装置に送られ、乾燥ペレットとして
製品サイロ等に貯蔵される。
【0004】前記水中カット造粒装置の運転を停止する
場合は、まず、混練押出機を停止し、次に水中カットナ
イフの回転を停止し、冷却水の循環を停止して水中カッ
ト装置から冷却水を排出する。運転を再起動する場合
は、混練押出機および水中カットナイフを再起動して、
水中カット装置に冷却水を循環させる。
【0005】しかしながら、混練押出機を停止する際、
水中カット装置から冷却水を排出すると、ダイスのノズ
ル孔より空気が混練押出機のスクリュまで入り、混練押
出機を再起動する際、混練押出機、ダイホルダ部および
ダイス内で生じた多量の劣化ポリマを人手で排出する必
要があり、結果的に、樹脂損失、危険作業などの問題が
あった。
【0006】このような問題を回避するため、通常、運
転停止中でも水中カット装置に冷却水を循環させてい
る。その一例が特開平6−63936号公報に開示され
ている。
【0007】すなわち、水中カット造粒装置の運転を停
止する場合は、連続供給中の樹脂の混練押出機への供給
を停止し、続いて混練押出機のスクリュ回転数を低下さ
せ、混練押出機の先端部の樹脂圧力と冷却水圧力の差圧
が所定の数値まで降下した段階で混練押出機を停止し、
次に水中カットナイフを停止し、冷却水を循環した状態
に保っことによりダイス表面を冷却水に曝して樹脂を冷
却・固化し、冷却水中への樹脂の流出を止めている。そ
の際、混練押出機での滞留樹脂の熱劣化を軽減するため
に、混練押出機の加熱温度のみを低下して保持してい
る。運転を再開する場合は、混練押出機の加熱温度を復
帰し、水中カットナイフおよび混練押出機を再起動す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、ポリオレフィン
において特殊な低粘度樹脂が、水中カット造粒装置で造
粒されている。例えば、PPのホモポリマでは、過酸化
物の添加によりMI=100前後のビスブレイクしたも
のを、また、PEのEVAコポリマーでは、MI=20
00〜3000程度までのものを水中造粒することが求
められている。
【0009】この様な低粘度樹脂に対して、上述した従
来の技術で述べた後者においては、各ノズル孔に滞留し
ている樹脂が、その低粘度特性のため、それぞれ下方に
重力の影響を受けて下がり、各ノズル孔の上方から、水
中カット装置に循環している冷却水が混練押出機に入り
易い。内部に入った冷却水は蒸気となり、ダイスのノズ
ル孔より外部に吹き出すとともに、混練押出機の内部樹
脂を固化させ、安全な運転を阻害する要因となる。
【0010】すなわち、水中カット造粒装置では、幅広
い粘度特性の熱可塑性樹脂を造粒しなければならない。
その為、従来の技術では、運転停止時に混練押出機の加
熱温度のみを低下して保持するのが一般的である。しか
し、ダイス、ダイホルダ部を高温に保持したのでは、樹
脂側の圧力が冷却水の圧力に負けて、ノズル孔より冷却
水が入るという問題点があり、また、低粘度樹脂では、
各ノズル孔を塞いでいる樹脂が重力の影響を受けて下が
り、各ノズル孔の上方から冷却水が入るという問題点が
ある。
【0011】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点を解決するためになされたものであって、水中カ
ット造粒装置の運転停止時、水中カット装置に連続的に
循環する冷却水がダイスのノズル孔より内部に浸入する
のを防止して、再起動を容易とする水中カット造粒装置
の運転方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような従来の技術の
課題を解決するために、本発明では混練押出機を停止す
る際、ダイスおよびダイホルダ部の加熱保持温度を直ち
に樹脂の融点近くまで下げる。または、ダイスの熱媒の
供給を停止する。加熱保持温度を低下することにより、
樹脂の粘度低下を防止し、ダイスのノズル孔およびダイ
ホルダ部での冷却水流入抵抗圧力を保つことができる。
この場合、従来のダイスでは、目詰りを生ずる危険性が
あるが、本出願人による特願平6−284621号に記
載の真空断熱ダイスを採用することにより、ダイスのノ
ズル孔廻りの加熱特性が飛躍的に向上し、目詰りなく再
起動を行なうことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による、混練部、ダイホル
ダ部、ダイスを有する混練押出機に水中カット装置が接
続されている水中カット造粒装置の運転方法は、水中カ
ット造粒装置の運転を停止する場合、混練押出機を停止
した後、水中カット装置にペレット冷却水を流したまま
で、ダイスの加熱温度を、押出樹脂の融点温度近くまで
低下して保持することを特徴とする。その際、混練部、
ダイホルダ部の加熱温度も押出樹脂の融点温度近くまで
低下して保持することが好ましい。水中カット造粒装置
を再起動する場合は、混練部、ダイホルダ部、ダイスの
温度を復帰させ、混練押出機および水中カットナイフの
駆動モータを再起動する。使用するダイスは断熱ダイ
ス、特に真空断熱ダイスであることが好ましい。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0015】図1は本発明による水中カット造粒装置の
全体構成図である。
【0016】同図において、符号1で示されるものは駆
動モータ2により減速機3を介して回転駆動される1軸
または2軸のスクリュ4が内挿されている混練押出機5
の混練溶融押出スクリュ部(以下混練部という)であ
り、その後方上部には、熱可塑性樹脂用のホッパ6が設
けられている。前記混練部1の先端部には樹脂中の不純
物、異物を除去するための手動の溶融樹脂漉過フィルタ
部(以下ダイホルダ部という)7が設けられている。な
お、前記手動に代えて油圧式のスクリーンチェンジャに
より自動とする場合もある。また、前記混練部1とダイ
ホルダ部7の間にギャポンプが設置される場合もある。
前記ダイホルダ部7の下流側には、造粒押出のための内
径2〜4mmのノズル孔を有する溶融樹脂押出ノズル部
(以下ダイスという)8が設けられている。このダイス
8には、断熱ダイス、特に本出願人による特願平6−2
84621号に記載の真空断熱ダイスを使用することが
望ましい。
【0017】図2は、この真空断熱ダイスの要部を示す
構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1
(a)のA−A線断面図である。図2に示すように、真
空断熱ダイスは、ダイス8の表面側に直線溝31を形成
して、この直線溝31に所定の間隔を確保して埋金32
を溶接して加熱ジャケット33を形成し、さらに所定の
間隔を確保して埋金34を電子ビーム溶接して、ダイス
8の表面近傍に密閉した真空断熱部35を形成し、各々
の加熱ジャケット33と真空断熱部35とからなる列の
間に複数のノズル孔36を形成してなるものである。な
お、ダイス8の表面には、硬化層37が設けられてい
る。
【0018】このような構成とすることにより、ダイス
8の表面を循環する冷却水によりノズル孔36が過度に
冷却されるのを防止して、ノズル孔36の目詰りをなく
し、良好なペレットを得ることができる。
【0019】図1に戻って、前記ダイス8の下流側に
は、ダイス8よりストランド状に押出される樹脂をペレ
ット状に切断する水中カット装置9が接続されている。
この水中カット装置9はダイス8に接続されて冷却水を
循環する循環箱9aと、この循環箱9a内に設けられ駆
動モータ10によってダイス表面上で回転する水中カッ
トナイフ9bなどによって構成されている。
【0020】前記水中カット装置9の循環箱9aの下部
には、冷却水循環パイプ11を介して冷却水循環ポンプ
12が接続されている。また、循環箱9aの上部には、
冷却水切換三方バルブ13を有する冷却水循環パイプ1
1を介して冷却水脱水装置14が接続されている。この
冷却水脱水装置14には乾燥装置15が接続され、乾燥
装置15には、選別機16が接続されている。この選別
機15は、サイロ切換バルブ18を有するシュートパイ
プ19を介して直接サイロ17に接続されているか、図
示しないペレット空圧送設備を介してサイロ17に接続
されている。なお、ペレットサイロ17の下部にはペレ
ットの袋詰機などが設けられている。
【0021】前記冷却水切換三方バルブ13、冷却水脱
水装置14および乾燥装置15の下部は、冷却水循環パ
イプ11を介して冷却水タンク20に接続され、冷却水
タンク20は冷却水循環パイプ11を介して冷却水循環
ポンプ12に接続されている。なお、乾燥装置15等に
は、排気ファン21が接続されている。
【0022】次に、本発明による水中カット造粒装置の
運転方法について説明する。
【0023】図1に示すように、ホッパ6を介して混練
押出機5の混練部1に供給された熱可塑性樹脂は、駆動
モータ2によって回転するスクリュ4により混練され、
混練押出機5の先端部に設けられたダイホルダ部7で
樹脂中の不純物、異物が除去され、ダイス8を介して水
中カット装置9にストランド状に押し出され、駆動モー
タ10によってダイス表面上で回転する水中カットナイ
フ9bによりペレット状に切断される。
【0024】切断されたペレットは、冷却水タンク20
から冷却水循環ポンプ12により水中カット装置9に循
環供給されている冷却水と共に、冷却水切換三方バルブ
13を有する冷却水循環パイプ11を介して冷却水脱水
装置14に送られる。この冷却水脱水装置14において
冷却水とペレットが分離され、ペレットは乾燥装置15
で付着水分が除去され、シュートパイプ19を介して直
接サイロ17に送られる。なお、脱水されたペレットは
サイロ17の下部から排出され、袋詰されて製品として
出荷される。
【0025】前記冷却水脱水装置14において分離され
た冷却水および乾燥装置15でペレットから除去された
付着水分ならびに前記冷却水切換三方バルブ13の切り
換えによって分岐された水は、前記冷却水タンク20に
集められて、上述したように、冷却水循環ポンプ12に
より水中カット装置12に送られ、連続的に自動循環運
転がなされる。
【0026】つぎに、水中カット造粒装置の運転停止お
よび運転再開の運転方法について説明する。
【0027】水中カット造粒装置の運転を停止する場合
は、まず、混練押出機5を停止し、次に水中カットナイ
フ9bの回転を停止する。ただし、水中カット装置9へ
の冷却水の循環は継続する。その後直ちに混練部1、ダ
イホルダ部7、ダイス8の温度を変更して下げる。ダイ
ス8の温度の変更は、手動により熱媒の量を変更もしく
はカットして行なうか、または自動的に温度条件を変更
することによって行なう。
【0028】このように、ダイホルダ部7、ダイス8の
温度を低下させると、この部分の溶融樹脂を高温にさら
せて劣化させることなく、粘度を正常に保ことができ
る。さらに、ダイス内への冷却水の浸入を防止すること
ができる。
【0029】運転を再開する場合は、冷却水を循環させ
たままで、混練部1、ダイホルダ部7、ダイス8の設定
温度を上げ、所定の温度に昇温後、直ちに水中カットナ
イフ起動、混練押出機起動、樹脂のフィード開始の順序
で運転を開始する。この時、真空断熱ダイス8によるノ
ズル孔36の温度確保により、目詰りすることなく、容
易に安定したカッティングを行なうことができる。 (実施例)次に、従来の運転条件と本発明による運転条
件による運転結果を説明する。なお、混練押出機として
スクリュ口径380mmの単軸押出機、押出樹脂として
高圧法ポリエチレン(LDPE MI=2)を使用し
た。また、運転停止後の保持時間は半日〜1日とした。
水中カット装置には、運転停止中も2〜3kg/cm 2
G、40〜60℃の冷却水(温水)を循環した。
【0030】(1)従来の運転条件を表1に示す。すな
わち、運転停止後、混練部の加熱蒸気圧のみを、運転時
の20〜25kg/cm2Gから10〜15kg/cm2
Gに下げた。
【0031】この運転条件では、ダイスの加熱温度が高
いのでノズル孔の樹脂が固化せず、使用する樹脂の粘度
によっては、ノズル孔より温水がダイホルダおよび混練
押出機の内部に浸入した。
【0032】(2)本発明による運転停止条件を表2に
示す。すなわち、運転停止後、混練部の加熱蒸気圧を、
運転時の20〜25kg/cm2Gから10〜15kg
/cm2Gに下げると共に、ダイホルダ部とダイスの加
熱蒸気圧を、運転時の40〜50kg/cm2Gから1
0〜15kg/cm2Gに下げた。
【0033】この運転条件により、ダイスのノズル孔、
ダイホルダ部内の溶融樹脂の加熱温度を低く保持するこ
とができ、その結果、従来の運転条件の様に、高温に加
熱されることがないので、粘度の低下、それに伴う劣化
は発生せず、ダイスのノズル孔より温水がダイホルダお
よび混練押出機の内部に浸入することはなかった。
【0034】(3)本発明による他の運転停止条件を表
3に示す。上記(2)に示した条件と異なるところは、
運転停止後、ダイスの加熱蒸気圧を、運転時の40〜5
0kg/cm2Gからカットしたことにある。これによ
り、ノズル表面の温水によりノズル孔内樹脂が固化し、
ノズル孔よりの温水の浸入がなかった。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明においては、水中カット造粒装置
の運転停止時、ダイスの加熱温度を低下させて保持する
ことにより、次のような効果が得られた。 (1)低粘度樹脂の運転においても、水中カット装置に
連続的に循環する冷却水がダイスのノズル孔より内部に
浸入することはなかった。 (2)ダイス、ダイホルダ内での樹脂の品質劣化が数日
間の停止でも発生しなかった。従来の運転条件では、高
温に曝される部分の樹脂の品質劣化は激しかった。 (3)ダイスのノズル孔からの冷却水の浸入がどの粘度
の樹脂においても発生せず、特に断熱ダイスの効果によ
り、再起動が極めてスムースに行なえた。 (4)混練部、ダイホルダ部、ダイスの内部で劣化ポリ
マが発生しないため、再起動時、直ちに製品の品質は合
格となった。従来の運転条件では、再起動時、系内の劣
化ポリマを100〜200kg排出していたが、これを
0にすることができた。そのため、劣化ポリマのたれ流
し作業は不要となり、自動水中カットスタートが達成さ
れた。また、高温危険作業がなくなり、運転員も従来の
4人から2人に削減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水中カット造粒装置の全体構成図
である。
【図2】真空断熱ダイスの要部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 混練部 2 駆動モータ 3 減速機 4 スクリュ 5 混練押出機 6 ホッパ 7 ダイホルダ部 8 ダイス(断熱ダイス) 9 水中カット装置 9a 循環箱 9b 水中カットナイフ 10 駆動モータ 31 直線溝 32 埋金 33 加熱ジャケット 34 埋金 35 真空断熱部 36 ノズル孔 37 硬化層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混練部(1)、ダイホルダ部(7)、ダ
    イス(8)を有する混練押出機(5)に水中カット装置
    (9)が接続されている水中カット造粒装置の運転方法
    において、水中カット造粒装置の運転を停止する場合、
    混練押出機(5)を停止した後、水中カット装置(9)
    に冷却水を流したままで、ダイス(8)の加熱温度を、
    押出樹脂の融点温度近くまで低下して保持することを特
    徴とする水中カット造粒装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 ダイス(8)の加熱温度を低下して保持
    すると共に、混練部(1)、ダイホルダ部(7)の加熱
    温度を押出樹脂の融点温度近くまで低下して保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載の水中カット造粒装置の運
    転方法。
  3. 【請求項3】 水中カット造粒装置を再起動する場合
    は、混練部(1)、ダイホルダ部(7)、ダイス(8)
    の温度を復帰させ、混練押出機(5)および水中カット
    ナイフ(9b)の駆動モータ(2,10)を再起動する
    ことを特徴とする請求項2記載の水中カット造粒装置の
    運転方法。
  4. 【請求項4】 前記ダイスが断熱ダイス(8)であるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の水中カット
    造粒装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 前記断熱ダイス(8)が真空断熱ダイス
    であることを特徴とする請求項4記載の水中カット造粒
    装置の運転方法。
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