JP4173779B2 - トナー用結着樹脂 - Google Patents

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本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられるトナー用結着樹脂及び該結着樹脂を含有したトナーに関する。
近年のマシンの小型化・高速化に伴い、トナーにかかるストレスが大きくなると共に、環境の影響を受けやすくなり、定着性に加えて、外添剤の埋め込み防止や、帯電安定性に代表されるより高い耐久性が要求されている。そこで、かかる観点から、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物と、イソフタル酸及びテレフタル酸をほぼ等モル含有する芳香族カルボン酸の線状もしくは低架橋重縮合物を結着樹脂として含有したトナーが知られているが(特許文献1〜3参照)、定着性と耐久性は両立の困難な性能であり、さらなる向上が望まれている。
特開2001−215755号公報(請求項3、4等) 特開2001−265063号公報(請求項1、〔0058〕等) 特開2002−6555号公報(請求項4、5等)
本発明の目的は、定着性及び耐久性のいずれにも優れたトナー用結着樹脂及び該結着樹脂を含有したトナーを提供することにある。
本発明は、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物を全アルコール成分中50モル%以上含有したアルコール成分と、テレフタル酸を、2価のカルボン酸成分中80モル%以上、かつ全カルボン酸成分中70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステルであって、軟化点が130℃以上のポリエステルを含有してなるトナー用結着樹脂、並びに該結着樹脂を含有してなるトナーに関する。
本発明のトナー用結着樹脂を用いて、互いに両立が困難な特性である、定着性と耐久性のいずれにも優れたトナーが得られる。
本発明のトナー用結着樹脂は、特定のアルコール成分と特定のカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステルを含有するものである。
アルコール成分としては、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物を全アルコール成分中50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは100モル%含有したアルコール成分が用いられる。ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物は反応性が高く、大幅な軟化点の上昇を伴うことなく樹脂の高分子量化が達成されるため、耐ストレス性等に起因する耐久性の向上が可能となる。また、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物は分子量の大きいモノマーであるため、エステル基濃度を低下できると共に、末端官能基量も減少し、耐環境安定性も向上する。
ビスフェノールAに対するエチレンオキサイドの数平均付加モル数は、耐久性の観点から、2.0〜2.5が好ましく、2.0〜2.3がより好ましい。
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物の好適例として、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等が挙げられる。
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物以外の2価のアルコール成分としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等のビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(数平均付加モル数2〜5)、エチレングリコール、1,2 −プロピレングリコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
3価以上の多価アルコール成分としては、例えばソルビトール、ペンタエリスリトール、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
一方、カルボン酸成分としては、特定量のテレフタル酸を含有したカルボン酸成分が用いられる。テレフタル酸の含有量は、2価のカルボン酸成分中、80モル%以上であり、好ましくは90モル%以上、より好ましくは95〜100モル%であって、全カルボン酸成分中、70モル%以上であり、好ましくは80〜95モル%である。リジットな骨格を有するテレフタル酸をモノマー成分とすることにより、機械的ストレスに強く、さらに機械的ストレスにより発生する熱やマシーン内の熱によっても外添剤の埋め込みやマシン汚染を起こしにくい熱的にも優れた樹脂が得られる。
また、テレフタル酸以外の2価のカルボン酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、ドデセニルコハク酸、オクチルコハク酸等の炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸;それらの酸の無水物及びそれらの酸のアルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
3価以上の多価カルボン酸成分としては、例えば1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸及びこれらの酸無水物、低級アルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
本発明のポリエステルには、原料モノマーの1種として、耐久性の観点より3価以上のモノマーが用いられているのが好ましい。3価以上のモノマー、即ち3価以上の多価アルコール成分及び/又は多価カルボン酸成分の含有量は、耐久性の観点から、アルコール成分及びカルボン酸成分中のいずれにおいても各成分中、好ましくは5〜30モル%、より好ましくは10〜25モル%であるか、いずれかの成分において、好ましくは5〜30モル%、より好ましくは10〜25モル%であるのが好ましい。特に、3価以上の多価カルボン酸成分の含有量が、カルボン酸成分中、好ましくは5〜30モル%、より好ましくは10〜25モル%であるのが望ましい。
さらに、分子量調整等の観点から、1価のアルコール成分や1価のカルボン酸成分が、本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有されていてもよい。
ポリエステルは、例えば、アルコール成分とカルボン酸成分からなる原料モノマーを、不活性ガス雰囲気中、要すればエステル化触媒の存在下で、好ましくは150〜280℃で、より好ましくは200〜230℃で縮重合させて得られる。なお、架橋剤として作用する3価以上のモノマーは、2価のモノマーの反応率が90%以上に達した時に添加して二段反応させるのが好ましい。
ポリエステルの軟化点は、定着性と耐久性の両立の観点から、130℃以上であり、好ましくは135〜160℃、より好ましくは140〜155℃である。ポリエステルの軟化点は、例えば、分子量により調整することができる。軟化点を上げるには、ポリエステルを高分子量化することが好ましく、ポリエステルの高分子量化は、アルコール成分とカルボン酸成分の比率、3価以上のモノマーの使用、反応温度、反応圧の調整等の公知の方法により、行うことができる。
ポリエステルの酸価は、耐環境性の観点から、1〜10mgKOH/gが好ましく、3〜7mgKOH/gがより好ましい。酸価の調整の観点からは、アルコール成分とカルボン酸成分のモル比(カルボン酸成分/アルコール成分)は、1〜0.6が好ましく、0.9〜0.75がより好ましい。
ポリエステルのガラス転移点は、耐久性と定着性の観点から、55〜80℃が好ましく、60〜70℃がより好ましい。
前記特定のアルコール成分及びカルボン酸成分を用いて得られたポリエステルは、本発明のトナー用結着樹脂中、好ましくは50重量%以上、より好ましくは60〜90重量%含有されているのが望ましい。かかるポリエステル以外に、本発明の結着樹脂に含有されていてもよい樹脂としては、本発明のポリエステル以外のポリエステル、スチレン−アクリル樹脂、ポリエステルとスチレン−アクリル樹脂の混合樹脂、2種以上の樹脂成分を有するハイブリッド樹脂等が挙げられるが、なかでも、軟化点が130℃未満、好ましくは90〜120℃のポリエステルが好ましく、かかる軟化点を有し、かつ前記ポリエステルと同様に特定のアルコール成分及びカルボン酸成分を用いて得られたポリエステルがより好ましい。
さらに、本発明においては、本発明の結着樹脂を含有した、定着性及び耐久性のいずれにも優れたトナーを提供する。
トナーには、さらに、着色剤、荷電制御剤、離型剤、導電性調整剤、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、流動性向上剤、クリーニング性向上剤等の添加剤が、適宜含有されていてもよい。
着色剤としては、トナー用着色剤として用いられている染料、顔料等のすべてを使用することができ、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−Bベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146 、ソルベントブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができ、本発明のトナーは、黒トナー、カラートナー、フルカラートナーのいずれにも使用することができる。着色剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して、1〜40重量部が好ましく、3〜10重量部がより好ましい。
荷電制御剤としては、ニグロシン染料、3級アミンを側鎖として含有するトリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、ポリアミン樹脂、イミダゾール誘導体等の正帯電性荷電制御剤及び含金属アゾ染料、銅フタロシアニン染料、サリチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、ベンジル酸のホウ素錯体等の負帯電性荷電制御剤が挙げられる。
離型剤としては、カルナウバワックス、ライスワックス等の天然エステル系ワックス、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプッシュ等の合成ワックス、モンタンワックス等の石炭系ワックス、アルコール系ワックス等のワックスが挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いてもよい。
本発明のトナーは、混練粉砕法、転相乳化法、重合法等の従来より公知のいずれの方法により製造されたものであってもよいが、生産性の点から、混練粉砕法による粉砕トナーが好ましく、本発明の結着樹脂、着色剤、荷電制御剤、離型剤等をヘンシェルミキサー等の混合機で均一に混合した後、密閉式ニーダー又は1軸もしくは2軸の押出機、オープンロール型混練機等で溶融混練し、冷却、粉砕、分級して製造することができる。本発明のトナーの体積平均粒子径は、3〜15μmが好ましい。さらに、トナーの表面に疎水性シリカ等の流動性向上剤等が外添されていてもよい。
本発明のトナーは、磁性体微粉末を含有するときは単独で現像剤として、また磁性体微粉末を含有しないときは非磁性一成分系現像剤として、もしくはキャリアと混合して二成分系現像剤として、特に限定されることなく、いずれの現像方法にも用いることが出来るが、特にブレードによる機械的ストレスが大きく、かつ、特に帯電安定性の必要な非磁性一成分現像装置に用いることが好ましい。
本発明のトナーが好適に用いられる非磁性一成分現像装置としては、例えば、現像ロール等のトナー担持体と、トナー担持体上に形成されるトナー層の厚さを均一に規制しつつ摩擦帯電により電荷を付与するブレードと、感光体等の静電潜像担持体とを有する現像装置が挙げられる。
現像ロールの材質としては、弾性層を持たないものとして、アルミニウム、鉄、ステンレス(SUS)等の金属が挙げられ、その表面はサンドブラスト等の加工法で加工されたものであってもよい。弾性層を持つものとしては、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ネオプレンゴム、イソプレンゴム等が挙げられ、弾性層の形態としては、ゴム、発泡体、スポンジ等の形態にしてもよい。本発明において、現像ロールの材質は、帯電性、耐ストレス性及び前記特定のアルコール成分及びカルボン酸成分を用いて得られたポリエステルのフィルミング抑制等の耐久性の観点から、NBRが好ましい。
〔樹脂の軟化点〕
高化式フローテスター((株)島津製作所製、CFT−500)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにし、これによりフローテスターのプランジャー降下量(流れ値)―温度曲線を描き、そのS字曲線の高さをhとするときh/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温度)を軟化点とする。
〔樹脂のガラス転移点〕
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で測定し、最大ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分から、ピークの頂点まで最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移点とする。
〔樹脂の酸価〕
JIS K0070の方法に従って酸価を測定した。
実施例1〜3及び比較例1〜5
(1) 樹脂の製造
表1、2に示す無水トリメリット酸以外の原料及び酸化ジブチル錫4gを窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、230℃で8時間次で、8.3kPaにて一時間反応させた後、210℃で無水トリメリット酸を一時間常圧で、次で200kPaで所望の軟化点に達するまで反応させて、樹脂A〜Hを得た。得られた樹脂の軟化点、ガラス転移点及び酸価を表1、2に示す。
Figure 0004173779
Figure 0004173779
(2) トナーの製造
結着樹脂として表3に示す使用量(重量部)の樹脂、カーボンブラック「MOGUL L」(キャボット社製)4重量部、荷電制御剤「T−77」(保土谷化学工業社製)0.5重量部、ポリプロピレンワックス「NP−055」(三井化学社製)1重量部及びフィッシャートロプシュワックス「SP−105」(サゾール社製)をヘンシェルミキサーで十分混合した後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押出し機を用い溶融混練を行い、得られた混合物を冷却、粗粉砕した後、ジェットミルにて粉砕し、分級して、体積平均粒径8.0μmの粉体を得た。
得られた粉体100重量部に、外添剤として疎水性シリカ「アエロジル R−972」(日本アエロジル社製)1重量部及び疎水性シリカ「RY−50」(日本アエロジル社製)1.0重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合してトナーを得た。
試験例1〔定着性の評価〕
NBR製の現像ロールを装備した非磁性一成分現像装置「AR−505」(シャープ(株)製)に、トナーを実装し、2cm×12cmのベタ画像(トナー付着量:0.5mg/cm2 )を未定着の状態で得た。
得られた未定着画像を、「AR−505」の定着機(定着速度100mm/sec)を用いて、装置外で、90℃から240℃へと5℃づつ順次上昇させながら定着試験を行った。定着紙には、「CopyBond SF−70NA」(シャープ(株)製、75g/m2 )を使用した。
底面が15mm×7.5mmの砂消しゴムに500gの荷重を載せ、定着させたベタ画像の上を5往復こすった。こする前後の光学反射密度を反射濃度計「RD−915」(マクベス社製)を用いて測定し、両者の比率(擦り後/擦り前)が最初に70%を越える定着ローラーの温度を最低定着温度とし、以下の評価基準に従って、定着性を評価した。結果を表3に示す。
〔評価基準〕
◎:最低定着温度が170℃未満
○:最低定着温度が170℃以上、180℃未満
×:最低定着温度が180℃以上
試験例2〔耐久性の評価〕
NBR製の現像ロールを装備した非磁性一成分現像装置「ML−4300i」(SAMSUNG社製)にトナー70gを実装し、温度30℃、相対湿度65%の環境下で、印字率5%の画像を2000枚印刷した。印刷後、続けてベタ画像を印刷して得られた画像を目視にて観察し、以下の評価基準に従って、耐久性を評価した。結果を表3に示す。
〔評価基準〕
◎:均一なベタ画像が得られた。
○:ベタ画像に少しかすれが表れた。
△:ベタ画像にかすれが表れた。
×:ベタ画像にかすれ、白スジが表れた。
Figure 0004173779
以上の結果より、実施例のトナーは、一般に両立の困難な定着性及び耐久性のいずれにも優れていることが分かる。
これに対し、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物を主成分とするポリエステルを含有した比較例1、5のトナー及びテレフタル酸量の少ないポリエステルを含有した比較例2、4のトナーは耐久性に劣っている。また、比較例3に用いられたポリエステルは、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物を主成分とするものを高軟化点化(高分子量化)したものであるが、トナーの定着性を低下させている。
本発明の結着樹脂は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられるトナーの結着樹脂等として用いられる。

Claims (5)

  1. ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物を全アルコール成分中70モル%以上含有したアルコール成分と、テレフタル酸を、2価のカルボン酸成分中80モル%以上、かつ全カルボン酸成分中70モル%以上含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステルであって、3価以上のモノマーを、アルコール成分中5〜30モル%及び/又はカルボン酸成分中5〜30モル%含有してなり、軟化点が135℃以上のポリエステルを含有してなるトナー用結着樹脂。
  2. ポリエステルの酸価が1〜10mgKOH/gである請求項1記載の結着樹脂。
  3. アルコール成分とカルボン酸成分のモル比(カルボン酸成分/アルコール成分)が、0.9〜0.6である請求項1又は2記載の結着樹脂。
  4. 請求項1〜いずれか記載の結着樹脂を含有してなるトナー。
  5. 請求項記載のトナーを非磁性一成分現像装置に使用する現像方法。
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