JP4173531B1 - カテーテル用ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】 任意の軸方向位置で操作部を容易にストップさせることが可能で、しかも操作部の操作力の微調整が可能で、いったん締め付け力を設定した後には、締付力の経時変化が少ないカテーテル用ハンドルを提供すること。
【解決手段】 ハンドル本体24と、ハンドル本体24の軸孔に軸方向に移動自在に装着される中軸部分28を持つ操作用摘み22と、中軸部分28の外周に位置し、ハンドル本体24の遠位端に軸方向に移動自在に軸芯回りに回転してネジ止めされる先端キャップ44と、ハンドル本体24の遠位端と先端キャップ44の遠位端との間で、先端キャップ44の内周で中軸部分28の外周に位置し、ハンドル本体24に対する先端キャップ44の軸方向のネジ止め位置に応じて、中軸部分28の外周面への締付力が変化するリング状弾性部材42と、先端キャップ44とハンドル本体24との間に装着され、回転ピッチ角度θに応じてクリック感を付与するクリック感付与手段50,54と、を有するカテーテル用ハンドル。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カテーテル用ハンドルに係り、さらに詳しくは、操作部の操作力の微調整が可能なカテーテル用ハンドルに関する。
医療用カテーテルとしては、種々のカテーテルが提案されている。カテーテルの近位端側には、通常、カテーテル用ハンドルが設けられる。カテーテル用ハンドルは、カテーテルの種類に応じて種々のものが提案されている。
たとえばカテーテルの遠位端部を、カテーテル用ハンドルの操作部を操作して曲げたり伸ばしたりしたい場合がある。
そのような場合に用いられるカテーテル用ハンドルとしては、たとえば下記の特許文献1に示すように、長い筒の中に駆動部材を組み込んだピストン構造のハンドルが提案されている。この従来のハンドルでは、シリンダに対してピストンを軸方向に移動させることで、カテーテルの遠位端部を、曲げたり伸ばしたりできるようになっている。
カテーテルの使い方によっては、カテーテルの遠位端を患者の体内に挿入し、カテーテルの遠位端を曲げたままで形状を保持したい場合がある。そのような場合には、カテーテル用ハンドルに対して操作部の軸方向移動にブレーキをかける必要がある。そこで、ピストンの外周とシリンダの内周との間にOリングなどのリング状弾性部材を装着し、ねじ込み部材のねじ込み量で、リング状弾性部材の締付力を調整し、カテーテル用ハンドルの操作部を軸方向に任意の位置でブレーキ可能にしてある構造が提案されている。
しかしながら、従来のハンドルでは、ブレーキ性能を向上させるためにリング状弾性部材の締付力を強くすると、ハンドルに対する操作部の移動操作が最初から重くなり、操作し難いという課題がある。また、操作性を向上させようとして、リング状弾性部材の締付力を低下させると、ブレーキ性能が低下するという課題があり、締付強さの微調整が困難であった。
また、従来のハンドルでは、リング状弾性部材の締付強さを、適度な値に設定した後に、弾性部材の弾力性により締付強さが経時変化するおそれもあった。経時変化を防止するために、ねじ込み部材のねじ込み位置を接着剤で固定することも考えられるが、その場合には、その後に、リング状弾性部材の締付強さを微調節することができなくなってしまう。
特開2003−319915号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、任意の軸方向位置で操作部を容易にストップさせることが可能で、しかも操作部の操作力の微調整が可能で、いったん締め付け力を設定した後には、締付力の経時変化が少ないカテーテル用ハンドルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るカテーテル用ハンドルは、
ハンドル本体と、
前記ハンドル本体の軸孔に軸方向に移動自在に装着される中軸部分を持つ操作部と、
前記中軸部分の外周に位置し、前記ハンドル本体の遠位端に軸方向に移動自在に軸芯回りに回転してネジ止めされる先端キャップと、
前記ハンドル本体の遠位端と前記先端キャップの遠位端との間で、当該先端キャップの内周で前記中軸部分の外周に位置し、前記ハンドル本体に対する前記先端キャップの軸方向のネジ止め位置に応じて、前記中軸部分の外周面への締付力が変化するリング状弾性部材と、
前記先端キャップと前記ハンドル本体との間に装着され、前記ハンドル本体に対する前記先端キャップの軸芯回りの回転ピッチ角度に応じてクリック感を付与するクリック感付与手段と、を有する。
好ましくは、前記クリック感付与手段は、
前記先端キャップの内周に固定され、前記回転ピッチ角度に対応する周方向凹凸がその内周に形成されたクリック用リングと、
前記ハンドル本体の外周において、当該外周方向に沿って前記回転ピッチ角度の複数倍の間隔で形成され、前記クリック用リングの周方向凹凸に噛合うクリック用凸部とからなる。
好ましくは、前記クリック用凸部が、前記ハンドル本体の外周に、周方向に沿って3以上形成してある。
あるいは、前記クリック感付与手段は、
前記ハンドル本体の外周において、前記回転ピッチ角度に対応する凹凸が形成された周方向凹凸部と、
前記キャップの内周に固定され、前記周方向凹凸部に噛合うクリック用凸部がその内周に周方向に沿って前記回転ピッチ角度の複数倍の間隔で形成してあるクリック用リングとからなっていてもよい。
その場合においては、好ましくは、前記クリック用凸部が、前記クリック用リングの内周に、周方向に沿って3以上形成してある。
好ましくは、前記操作部の遠位端にカテーテルチューブの近位端が固定してあり、
前記操作部の中軸部の外周面には、遠位端方向に外径が小さくなるテーパ面が形成してあり、
前記テーパ面の外周面に、前記リング状弾性部材の内周面が接触して軸方向に移動可能に構成してある。
本発明に係るカテーテル用ハンドルでは、先端キャップをハンドル本体の外周にネジ止めし、そのねじ込み深さを調節することで、中軸部分の外周面へのリング状弾性部材の締付力を調整することができる。しかも、その際に、クリック感付与手段が、ハンドル本体に対する先端キャップの軸芯回りの回転ピッチ角度に応じてクリック感を付与するようになっている。
そのため、リング状弾性部材の締付力が適正に保たれ、任意の軸方向位置で操作部を容易にストップさせることが可能となる。また、ハンドル本体に対する先端キャップのねじ込み深さを再調整し、所定数の回転ピッチ角度で、先端キャップのねじ込みを停止させることが可能になり、操作部の操作力の微調整が可能になる。また、いったんリング状弾性部材の締め付け力を設定した後には、クリック感付与手段により、ハンドル本体に対する先端キャップの回転が規制されるために、締付力の経時変化が少ない。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る先端偏向操作可能カテーテル2は、たとえば心臓における不整脈の診断または治療に用いられるものであり、カテーテルチューブ(チューブ部材)4の遠位端部に、先端チップ10と、複数の中間リング12とが装着してある。先端チップ10および中間リング12は、電極として機能し、たとえば接着剤による接着などでカテーテルチューブ4に対して接続固定される。
カテーテルチューブ4の近位端には、ハンドル20が装着してある。カテーテルチューブ4及びハンドル20の内部には、それぞれ導線が引き通されており、その先端が電極を構成する先端チップ10および中間リング12に電気的に接続されている。また、これらの導線の基端は、図2に示すハンドル20の後端部に固定してあるコネクタ21に接続される。また、ハンドル20には、カテーテルチューブ4の遠位端部の偏向移動操作(首振り操作)を行うための操作用摘み22が装着してある。
カテーテルチューブ4は、中空のチューブ部材で構成してあり、軸方向に沿って同じ特性のチューブで構成しても良いが、好ましくは、比較的可撓性に優れた遠位端部分と、遠位端部分に対して軸方向に一体に形成され、遠位端部分よりも比較的に剛性のある近位端部分とを有する。なお、図1では、カテーテルチューブ4の長さが短く図示してあるが、実際には、ハンドル20の軸方向長さよりも数倍〜数十倍程度に長い。
カテーテルチューブ4は、たとえばポリオレフィン、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリウレタンなどの合成樹脂で構成される。カテーテルチューブ4の外径は、一般に0.6〜3mm程度であり、その内径は、0.5〜2.5mm程度である。カテーテルチューブ4の軸方向ルーメンには、図1に示す電極を構成する先端チップ10および中間リング12に接続される導線が、それぞれ絶縁されて通してある。
図1に示す先端チップ10および中間リング12は、たとえばアルミニウム、銅、ステンレス、金、白金など、電気伝導性の良好な金属で構成される。なお、X線に対する造影性を良好に持たせるためには、これらの先端チップ10および中間リング12は、白金などで構成されることが好ましい。先端チップ10および中間リング12の外径は、特に限定されないが、カテーテルチューブ4の外径と同程度であることが好ましく、通常、0.5〜3mm程度である。
カテーテルチューブ4の遠位端近傍の内部には、首振り部材が収容してある。首振り部材としては、特に限定されず、たとえば板バネなどで構成してある。この首振り部材としての板バネには、図2〜図4に示す操作用ワイヤ30の遠位端が接続固定してある。
操作用ワイヤ30の外径は、特に限定されないが、好ましくは0.01〜0.3mm、さらに好ましくは0.03〜0.08mmである。この操作用ワイヤ30は、たとえばNi−Ti系超弾性合金製で構成してあるが、必ずしも金属で構成する必要はない。操作用ワイヤ30は、たとえば高強度の非導電性ワイヤなどで構成しても良い。
操作用ワイヤ30の近位端は、本実施形態では、操作用ワイヤ30の張力を調整した後に、図2に示すように、ワイヤ張力調整具32に固定される。ワイヤ張力調整具32は、ハンドル20のハンドル本体24の内部に軸方向移動自在に装着してある。このワイヤ張力調整具32を、ハンドル本体24の内部の所定の軸方向位置に固定することで、操作用ワイヤ30の張力を調整可能になっている。
図2に示すように、カテーテルチューブ4の近位端は、シースチューブ26を介して、操作用摘み22および中軸部分28に固定してある。操作用摘み22および中軸部分28が操作部に対応する。中軸部分28は、ハンドル本体24の内部に形成してある軸孔25の内部に挿入され、ハンドル本体24に対して軸方向移動自在になっている。
操作者は、ハンドル本体24を片手でつかみ、その片手の指で、操作用摘み22を操作し、中軸部分28をハンドル本体24に対して軸方向に移動操作可能になっている。中軸部分28は、カテーテルチューブ4の近位端に接続固定してあることから、中軸部分28をハンドル本体24に対して軸方向に移動させると、操作用ワイヤ30に対してカテーテルチューブ4の近位端が軸方向に相対移動する。なお、操作用ワイヤ30の先端はカテーテルチューブ4の遠位端近傍に設けられた首振り部材に固定されており、操作用ワイヤ30の近位端はハンドル20に固定されたワイヤ張力調整具32に固定されている。
中軸部分28を遠位端側に移動させると、操作用ワイヤ30の近位端がワイヤ張力調整具32に固定されたままカテーテルチューブ4の近位端が遠位端側へ相対移動する。この場合には、当該中軸部分28の操作によって、操作用ワイヤ30にはテンションが掛かり、カテーテルチューブ4には軸方向に圧縮する力が掛かることになる。なお、操作用ワイヤ30及びカテーテルチューブ4は、ほとんど軸方向の長さが変わることがないため、カテーテルチューブ4及び操作用ワイヤ30が曲がることになる。その結果として、図1に示すように、カテーテルチューブ4の遠位端部が、矢印Aで示すように、首振り偏向動作を行う。
すなわち、カテーテル2の遠位端は、図1に示すハンドル20の操作用摘み22を軸方向Xに操作することにより、A方向に偏向して曲折移動させることができる。なお、ハンドル20を軸回りに回転させれば、体腔内に挿入された状態で、カテーテル2に対するA方向の向きを自由に設定することができる。
本実施形態では、図2に示すように、中軸部分28の外周面には、テーパ面40が形成してある。テーパ面40は、ハンドル本体24の遠位端側に行くほど、外径が小さくなるテーパ面である。テーパ面40の軸方向の長さは、ハンドル本体24に対して操作用摘み22が軸方向に相対移動可能な範囲長さと同等以上が好ましい。具体的には、テーパ面40の軸方向の長さは、好ましくは5〜20mmである。テーパ面40のテーパ傾斜角度は、軸芯に対して、好ましくは0.1〜2.0度の角度である。
テーパ面40における最大外径は、図2に示す軸孔25の内径に対して同等以下の寸法であり、中軸部分28が軸孔25の内部を軸方向Xに移動可能となるように決定される。中軸部分28の軸方向長さは、テーパ面40の軸方向長さよりも、好ましくは40〜80mm長い。
ハンドル本体24の遠位端24aの外周には、雄ネジ部51が形成してあり、先端キャップ44の内周には、雌ネジ部52が形成してある。雄ネジ部51と雌ネジ部52とはネジ結合するようになっている。先端キャップ44の遠位端44aの内径は、雌ネジ部52が形成される先端キャップ44の内周の内径よりも小さい。ハンドル本体24の遠位端24aと先端キャップ44の遠位端44aとの間であって、雌ネジ部52の内周と中軸部分28の外周との間には、Oリング溝46が形成される。
Oリング溝46には、リング状弾性部材であるOリング42と、その軸方向の両側にバックアップリング41および43が装着される。ハンドル本体24の雄ネジ部51を先端キャップ44の雌ネジ部52にねじ込むことで、Oリング溝46の軸方向長さが調節され、Oリング42が軸方向に変形し、中軸部分28のテーパ面40に対するOリング42の締付力が変化する。
Oリング42は、たとえばシリコーンゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴムなどのゴムまたは合成樹脂などで構成される。バックアップリング41,43は、たとえばフッ素樹脂、金属等で構成されることが好ましい。
図3は図2の要部を示す断面図である。この図3に示すように、先端キャップ44の近位端に近い円筒部分44bの内周には、クリック用リング50がネジ止めにより固定してある。すなわち、図3に示すように、クリック用リング50は、円筒部分44bの内径と略同じ外径のリング形状を有する部材であり、その外周部分には、円筒部分44bの内周に設けられた雌ネジに結合可能な雄ネジが形成されている。なお、クリック用リング50は、ネジ止め以外の手段で、先端キャップ44の内周面に一体化してあっても良い。たとえば、クリック用リング50は、先端キャップ44の内周面に接着しても良いし、あるいは射出成形で一体成形しても良い。
図4に示すように、クリック用リング50の内周面には、回転ピッチ角度θに対応する周方向凹凸52が形成してある。周方向凹凸52の回転ピッチ角度θは、隣り合う凹凸52の凸部と凸部との間、あるいは凹部と凹部との間の軸芯回りの角度であり、好ましくは5〜10度である。
また、このリング50の内周側に位置するハンドル本体24の外周面には、周方向凹凸52に噛み合うクリック用凸部54が周方向に沿って回転ピッチ角度θの複数倍の間隔で形成してある。図4に示す実施形態では、ハンドル本体24の外周面に沿って周方向に90度の間隔で4つのクリック用凸部54がハンドル本体24の外周面に一体成形してある。クリック用リング50とクリック用凸部54とがクリック感付与手段に相当する。
次に、本実施形態に係る先端偏向操作可能カテーテル2について説明する。操作者は、ハンドル本体24を片手でつかみ、その片手の指で、操作用摘み22を操作し、図2に示すように、操作用摘み22を先端キャップ44の遠位端から引き離す方向に操作したとする。その場合には、中軸部分28はカテーテルチューブ4の近位端に接続固定してあることから、操作用ワイヤ30に対してカテーテルチューブ4が軸方向に相対移動する。その結果として、図1に示すように、カテーテルチューブ4の遠位端部が、直線状態から矢印Aで示すように、曲折状態になる。
しかも本実施形態では、ハンドル本体24に対して中軸部分28が遠位端方向に向けて移動することで、Oリング42が、当該中軸部分28に対して、テーパ面40における外径が小さい側から大きい側に軸方向に相対移動する。すなわち、この場合には、当該移動に応じてOリング42を円周方向へ広げる方向への力が増すことになる。なお、Oリング溝46の内径は不変であるため、当該移動に応じて中軸部分28とOリング溝46との間隔が狭くなっていき、Oリング42が中軸部分28及び先端キャップ44を押し付ける力が強くなり、Oリング42と中軸部分28との摩擦力が増すことになる。
また、ハンドル本体24に対して中軸部分28を最も近位端方向に移動させたときには、Oリング42は、中軸部分28に対して、相対的に、テーパ面40における外径がもっとも小さい位置に位置している。そのため、この場合には、中軸部分28とOリング溝46との間隔が最も広くなるため、Oリング42が中軸部分28及び先端キャップ44を押し付ける力が最も小さくなり、Oリング42と中軸部分28との摩擦力が低減されている。したがって、操作用摘み22をハンドル本体24に対して軸方向に離れる方向に向けて移動させる移動初期時には、操作用摘み22は、軽い力で軸方向に移動する。
そして、操作用摘み22から指を離したとしても、外径が大きなテーパ面40にOリング42が接触するため、その摩擦力のために、操作用摘み22は、軸方向に移動しない。そのため、操作用摘み22から指を離したとしても、図1に示すカテーテルチューブ4の遠位端部は、曲がった状態を維持することができる。
図1に示すカテーテルチューブ4の遠位端部を真っ直ぐな状態にするには、テーパ面40とOリング42との摩擦力に逆らって、操作用摘み22を、軸方向に移動させればよい。その際には、Oリング42は、テーパ面40における大きな外径部分から小さな外径部分に移動するため、テーパ面40とOリング42との摩擦力は、徐々に小さくなる。
本実施形態に係るカテーテル用ハンドル20では、先端キャップ44をハンドル本体24の外周にネジ止めし、そのねじ込み深さを調節することで、中軸部分28の外周テーパ面40へのOリング42の締付力を調整することができる。しかも、その際に、クリック感付与手段としてのクリック用凸部54と周方向凹凸52との噛み合いにより、ハンドル本体24に対する先端キャップ44の軸芯回りの回転ピッチ角度θに応じてクリック感(かちかち音と感覚)を付与するようになっている。そのため、作業者は、先端キャップ44のねじ込み深さを回転ピッチ角度毎に微調整することができる。即ち、作業者は、Oリング42の締付力をクリック感の数に応じて微調整することができる。
そのため、Oリング42の締付力が適正に保たれ、任意の軸方向位置で操作用摘み22を容易にストップさせることが可能となる。また、ハンドル本体24に対する先端キャップ44のねじ込み深さを再調整し、所定数の回転ピッチ角度θで、先端キャップ44のねじ込みを停止させることが可能になり、Oリング42の締付力の微調整、すなわち操作用摘み22の操作力の微調整が可能になる。また、いったんOリング42の締め付け力を設定した後には、クリック用凸部54と周方向凹凸52の噛み合いにより、ハンドル本体24に対する先端キャップ44の回転が規制されるために、Oリング42のテーパ面40に対する締付力の経時変化が少ない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々に改変することができる。たとえば、上述した実施形態では、図4に示すように、ハンドル本体24の外周に周方向に沿って4つのクリック用凸部54を等間隔に形成してあるが、図5に示すように、3つ、あるいはその他の数で、クリック用凸部54を周方向に沿って等間隔または不等間隔に形成しても良い。ただし、周方向に沿って等間隔に3以上のクリック用凸部54をハンドル本体24の外周面に形成することが好ましい。クリック用凸部54が3つ以上形成されていると、ハンドル本体24に対する中軸部分28(操作部)のガタつき(軸方向に垂直な方向へのガタつき)を軽減することができる。
または図6に示すように、ハンドル本体24の外周面に、図4に示す回転ピッチ角度θに対応して周方向凹凸52aを形成し、クリック用リング50の内周面に、周方向凹凸52aに噛み合うクリック用凸部54aを、周方向に沿って回転ピッチ角度の複数倍の間隔で形成してもよい。クリック用リング50とクリック用凸部54とがクリック感付与手段に相当する。
さらに、本発明に係るカテーテル用ハンドルは、図示する実施形態の先端偏向操作可能カテーテルに限らず、その他のカテーテルにも適用することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るカテーテルの全体斜視図である。 図2は図1に示すカテーテル用ハンドルの要部断面図である。 図3は図2のさらに要部を示す断面図である。 図4は図3に示すIV−IV線に沿う横断面図である。 図5は本発明の他の実施形態に係るカテーテル用ハンドルの図4に対応する横断面図である。 図6は本発明のさらに他の実施形態に係るカテーテル用ハンドルの図4に対応する横断面図である。
符号の説明
2… 先端偏向操作可能カテーテル
4… カテーテルチューブ
20… カテーテル用ハンドル
22… 操作用摘み
24… ハンドル本体
28… 中軸部分
30… 操作用ワイヤ
40… テーパ面
42… Oリング
50… クリック用リング
52,52a… 周方向凹凸
54,54a… クリック用凸部

Claims (6)

  1. ハンドル本体と、
    前記ハンドル本体の軸孔に軸方向に移動自在に装着される中軸部分を持つ操作部と、
    前記中軸部分の外周に位置し、前記ハンドル本体の遠位端に軸方向に移動自在に軸芯回りに回転してネジ止めされる先端キャップと、
    前記ハンドル本体の遠位端と前記先端キャップの遠位端との間で、当該先端キャップの内周で前記中軸部分の外周に位置し、前記ハンドル本体に対する前記先端キャップの軸方向のネジ止め位置に応じて、前記中軸部分の外周面への締付力が変化するリング状弾性部材と、
    前記先端キャップと前記ハンドル本体との間に装着され、前記ハンドル本体に対する前記先端キャップの軸芯回りの回転ピッチ角度に応じてクリック感を付与するクリック感付与手段と、を有するカテーテル用ハンドル。
  2. 前記クリック感付与手段は、
    前記先端キャップの内周に固定され、前記回転ピッチ角度に対応する周方向凹凸がその内周に形成されたクリック用リングと、
    前記ハンドル本体の外周において、当該外周方向に沿って前記回転ピッチ角度の複数倍の間隔で形成され、前記クリック用リングの周方向凹凸に噛合うクリック用凸部とからなることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル用ハンドル。
  3. 前記クリック用凸部が、前記ハンドル本体の外周に、周方向に沿って3以上形成してある請求項2に記載のカテーテル用ハンドル。
  4. 前記クリック感付与手段は、
    前記ハンドル本体の外周において、前記回転ピッチ角度に対応する凹凸が形成された周方向凹凸部と、
    前記キャップの内周に固定され、前記周方向凹凸部に噛合うクリック用凸部がその内周に周方向に沿って前記回転ピッチ角度の複数倍の間隔で形成してあるクリック用リングとからなることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル用ハンドル。
  5. 前記クリック用凸部が、前記クリック用リングの内周に、周方向に沿って3以上形成してある請求項4に記載のカテーテル用ハンドル。
  6. 前記操作部の遠位端にカテーテルチューブの近位端が固定してあり、
    前記操作部の中軸部の外周面には、遠位端方向に外径が小さくなるテーパ面が形成してあり、
    前記テーパ面の外周面に、前記リング状弾性部材の内周面が接触して軸方向に移動可能に構成してある請求項1〜5のいずれかに記載のカテーテル用ハンドル。
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