JP4172245B2 - 二液混合型パウチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、合成樹脂フィルムで形成した二液混合型パウチに関するもので、特に、パウチの外方から圧力を加えて容易に二液の混合行う二液混合型パウチに関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】
従来、液体、ペースト状の内容物の取り出しを容易にするため、3方、4方シールの平パウチ、底部に別のフィルムをシールした自立パウチの頂部に、別体の注出体、例えばキャップ、栓体を取り付けたもの、ヒートシールによって注出部を一体に形成したもの等がある。
二液の混合を行う二液混合型パウチにおいては、各々のパウチに分けて包装し、使用時に混合して注出するが、容易にこれを行うことが不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題を解決するために、二液混合型パウチにおいて、各々のパウチに分けて包装し、使用時にそれぞれの内容物を混合して容易に注出可能な二室のパウチからなる二液混合型パウチを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、合成樹脂フィルムで形成した注出部を有し、二室のパウチからなる二液混合型パウチにおいて、該注出部に連通する少なくとも一方のパウチの折り曲げ部近傍の連通部に、Tピール強度が100〜700gf/15mmの易剥離開封性シール部を形成し、折り曲げ部を介在して二つのパウチが一体化され、折り曲げ部の近傍に注出部を設けた二液混合型パウチが提供される。また、本発明によれば、上記二液混合型パウチにおいて、
1.注出部に、Tピール強度が100〜700gf/15mmの易剥離開封性シール部を形成すること、
2.易剥離開封性シール部が、パウチの基材と異種の合成樹脂フィルムを挟んでシールされること、
3.易剥離開封性シール部が、パウチの基材と同種の合成樹脂フィルム及び非相溶性樹脂のブレンド樹脂層からなる単層樹脂層乃至多層樹脂層を挟んでシールされること、
4.注出部が先細りであることが好ましい。
【0005】
【発明の実施形態】
本発明において、易剥離開封性シール部を注出部に連通する一方のパウチの連通部分に形成することにより、二液を各々のパウチに分けて充填し、使用時に混合して注出することが可能となる。そしてパウチの連通部あるいは注出部の易剥離開封性シール部のTピール強度を100〜700gf/15mmとしたのは、100gf/15mm未満では、内容物充填後のパウチの落下時、搬送時、あるいは輸送時等に剥離して開封する危険が大であり、一方、700gf/15mm以上としたのは、上記700gf/15mmを超えると、パウチを外方から圧力を加えた際に、易剥離開封性シールを容易に剥離して開封できなかったり、パウチの他部分の破損を生じる危険がある。
【0006】
また、易剥離開封性シール部は、パウチの基材と異種の合成樹脂フィルムを挟んでシールすることにより、シール部の熱接着強度が低くなり、容易に易剥離開封性シール部を形成することができる。同様に、易剥離開封性シール部は、パウチの基材と同種の合成樹脂フィルム及び非相溶性樹脂のブレンド樹脂層からなる単層樹脂層乃至多層樹脂層を挟んでシールすることにより、熱接着強度が低くなり、容易に易剥離開封性シール部を形成することができる。また、注出部は先細りとなっていることが、液体、ペースト状等の内容物を抽出する際にコボレを発生せずに適当量の注出ができ、また、詰め替え時などに他の容器、例えばボトルの注出口に挿入しやすい点で好ましい。パウチの上方の先細りの注出部は、先細りの注出部を残して、巾広にヒートシールされた部分の外側をトリミングして形成されるが、パウチの上方の注出部を先細りする必要がないときは、注出部のみを先細りとして巾広のヒートシール部を残した形態のパウチとしてもよく、先細りの注出部は、パウチの巾方向の中央部、あるいは一方に形成される。注出部を先細りとすることにより、詰め替え時などに他の容器の注出口に挿入し易くするためである。
【0007】
また、パウチとしては、折り曲げ部を介在して二つのパウチを一体化した形態が良く、この場合、注出部は、それぞれのパウチの連通部を残してシールして、内容物充填後このパウチの落下時、搬送時、あるいは輸送時等に、外方から圧力、衝撃を受けた際に、大量の内容物が注出部に集中して、注出部の易剥離開封性シール部の剥離を防止する。さらに、一体化することで、容量が多い場合でも巾方向あるいは高さ方向の寸法が大とならず、注出の際に手指により二つのパウチを同時に圧縮して、高い圧力を易剥離開封性シール部に作用させることができる。
【0008】
本発明において、パウチを構成するヒートシール性を有する基材フィルムの樹脂としては公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸ないしその無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点ないし低軟化点のポリアミドないしコポリアミド樹脂、ポリエステルないしコポリエステル樹脂、ポリマーカーボネート樹脂等が使用される。又内容物によって、バリアー性が必要とされる場合は、上記樹脂からなる基材フィルム上に、アルミ箔、スズ箔、銅箔等の金属箔、アルミ蒸着、セラミック蒸着を行ったフィルム、シート、あるいは、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデン、ナイロン等の高酸素バリアー性樹脂フィルム、環状オレフィンコポリマー等の高水分のバリアー性樹脂フィルム等を直接、あるいは接着剤、アンカー剤で積層して使用される。
【0009】
なお、パウチを構成するフィルムの製造方法としては公知の方法が適用でき、単層、あるいは多層のダイを用いたキャスティング法、インフレーション法、予め用意したフィルムに押し出しコーティングする方法、あるいは、フィルム同士をヒートラミネーション、サンドラミネーションによりラミネートする方法が採用される。
【00010】
本発明のパウチに用いるこれ等の単層あるいは多層フィルムの厚みは、手指によって充分にパウチに圧力を加えて圧潰できるように、可撓性を有する厚みとすることが必要である。そして、本発明においては、易剥離開封性シール部の形成は、合成樹脂フィルムが異種の樹脂フィルムと熱接着強度が低い性質を利用して連通部の基材フィルムの間に、異種の合成樹脂フィルムを挟んでヒートシールすることにより形成することができる。
【00011】
例えば、パウチの基材フィルムとして線状低密度ポリエチレンフィルムを、異種のフィルムとしてポリプロピレンフィルムを用いるか、他方、パウチの基材フィルムとしてポリプロピレンフィルムを、異種のフィルムとして線状低密度ポリエチレンフィルムをもちいることができる。また、基材フィルムと同種の樹脂に非相溶性の樹脂を加えたブレンド物の層も、基材フィルムと熱接着強度が低いので、このような層をフィルムあるいは塗膜の形態で基材フィルムの間に形成して、ヒートシールしてもよい。このような樹脂としては、例えば、ポリエチレンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリブテン等のブレンド物は、その配合比を調整することにより、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン基材フィルムに対して易剥離開封性シールを形成することができ、開封時に、上記ブレンド樹脂層が、凝集破壊して剥離する。なお、このブレンド樹脂層は単層フィルムとしては、あるいは、基材フィルムと同種のフィルムの一方に用いた2層フィルム、基材フィルムと同種のフィルムの両側に用いた3層フィルム等の多層フィルムとして、種々の形態で用いることができる。その他、易開封性シールを形成するフィルムとしては、多層フィルム間で層間剥離するものも、適宜採用することができる。
【0012】
易剥離開封性シールは、その両側の端部が、パウチの周縁ヒートシール部の一部あるいは全巾に及んでいてもよいし、連通部と注出部の両方に形成してもよい。
【0013】
図1は、本発明の二液混合型パウチをを示し、図2は、図1のA−A断面図である。1はパウチ、2は注出部で、3は易剥離開封性シール部、4は連通部、5は折り曲げ部である。本発明の二液混合型パウチは、一方のパウチ1の連通部4に、注出部2に形成した易剥離開封性シール部3と同様の易剥離開封性シール部3を形成する。これにより、二液混合型の組成物を各々のパウチ1,1に分けて充填包装し、使用時に混合して内容物を注出することができる。そしてそれぞれのパウチ1の連通部4が、折り曲げ部5を介在して先細り状の注出部2と連通している。また、内容物充填後の流通時に、2つのパウチ1,1間に他のパウチの注出部2を挟み込んで保存することにより、保存時に、上記注出部2の易剥離開封性シール部3の開封を防止することができる。
【0014】
さらに、図2から明らかなように、折り曲げ部5を介在して二つのパウチ1,1が一体化されているため、手指により、二つのパウチを同時に圧縮することができるので、内容物の逃げが生じにくく、パウチ1を折り曲げるなどの操作上の特別な工夫をすることなしに、高い圧力を易剥離開封性シール部3に作用させることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、液体、ペースト状等の内容物を注出する際に、パウチを圧潰するだけで容易に開封と二液の混合と注出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二液混合型パウチの参考図である。
【図2】 図1におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1 パウチ
2 注出部
3 易剥離開封性シール部
4 連通部
5 折り曲げ部

Claims (5)

  1. 合成樹脂フィルムで形成した注出部を有し、二室のパウチからなる二液混合型パウチにおいて、該注出部に連通する少なくとも一方のパウチの折り曲げ部近傍の連通部に、Tピール強度が100〜700gf/15mmの易剥離開封性シール部を形成し、折り曲げ部を介在して二つのパウチが一体化され、折り曲げ部の近傍に注出部を設けたことを特徴とする二液混合型パウチ。
  2. 注出部に、Tピール強度が100〜700gf/15mmの易剥離開封性シール部を形成した請求項1に記載の二液混合型パウチ。
  3. 易剥離開封性シール部が、パウチの基材と異種の合成樹脂フィルムを挟んでシールされる請求項1又は2に記載の二液混合型パウチ。
  4. 易剥離開封性シール部が、パウチの基材と同種の合成樹脂フィルム及び非相溶性樹脂のブレンド樹脂層からなる単層樹脂層乃至多層樹脂層を挟んでシールされる請求項1又は2に記載の二液混合型パウチ。
  5. 注出部が先細りである請求項1乃至4の何れかに記載の二液混合型パウチ。
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