JP4171951B2 - 光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法 - Google Patents
光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法に関する。詳しくは、光ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行う光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法ついての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報信号の記録若しくは再生又はこれらの双方を行うことのできる光ディスク装置があり、このような装置にあっては、通常、光ディスクに対してレーザー光が照射されたときに光学ピックアップの受光素子に情報信号の記録及び再生に必要としない光、即ち、光の散乱等によって生じる迷光をキャンセルして情報信号の記録又は再生が行われるようにしている。
【0003】
特に、近年、小型化の観点から、受光素子や発光素子がパッケージ内に配置されて成る所謂集積型の光学ユニットが光学ピックアップに用いられることが多く、集積型の光学ユニットの場合には、受光素子や発光素子等の各素子が近接して配置されるため迷光が発生し易く、迷光をキャンセルしない場合には情報信号の適正な記録又は再生を行うことが困難な状況にある。
【0004】
従来の光ディスク装置における迷光のキャンセルは、情報信号の記録又は再生を行う前の段階で、ディスクテーブルに装着された光ディスクに対してレーザー光を照射すると共に対物レンズを有する2軸アクチュエーターを光ディスクで反射された光が受光素子に戻らない方向へ動作させ、このとき受光素子で検出した光に基づく受光素子の出力を迷光として検出信号を生成し、この検出信号を光ディスクに対する情報信号の記録又は再生を行うときに生成される信号からキャンセルするという方法によって行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の光ディスク装置における迷光キャンセルの方法にあっては、情報信号の記録又は再生を行う前の段階で光ディスクに対してレーザー光を照射するため、このとき対物レンズは上面が開放された状態とされている。従って、レーザー光の照射と同時に2軸アクチュエーターを光ディスクで反射された光が受光素子に戻らない方向へ動作させているものの、対物レンズの上面が開放されていることから、光ディスクで反射された光を完全に受光素子に戻らないようにするのは実際上困難であり、受光素子に入光される反射光によって迷光の検出精度に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0006】
また、光ディスクに対する情報信号の記録又は再生は、記録釦又は再生釦を操作した後、上記した迷光キャンセルの動作が為されてから開始されるため、記録釦又は再生釦が操作されてから情報信号の記録又は再生が開始されるまでに一定の時間が必要とされるが、上記した従来の光ディスク装置にあっては、迷光キャンセルの動作に際して2軸アクチュエーターを所定の方向へ動作させる分、記録又は再生が開始されるまでの時間が長くなってしまうという問題もある。
【0007】
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、迷光のキャンセルを確実かつ迅速に行うことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明光ディスク装置は、上記した課題を解決するために、遮蔽部による対物レンズの遮蔽時にレーザー光を出射させて受光素子で検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成すると共に対物レンズの非遮蔽時に防塵位置にあった前記遮蔽部が開放位置に移動され、光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から生成した第2の検出信号から上記第1の検出信号をキャンセルする制御回路を設けたものである。
【0009】
また、本発明光ディスク装置における迷光キャンセル方法は、上記した課題を解決するために、遮蔽部による対物レンズの遮蔽時に発光素子からレーザー光を出射し、受光素子で戻り光を検出し検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成し、対物レンズの非遮蔽時に防塵位置にあった前記遮蔽部が開放位置に移動され、光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から第2の検出信号を生成し、上記第1の検出信号から第2の検出信号をキャンセルするようにしたものである。
【0010】
従って、本発明光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法にあっては、迷光キャンセルの動作に際して、対物レンズが遮蔽された状態でレーザー光が出射されると共に2軸アクチュエーターを動作させる必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0012】
光ディスク装置1は、図示しない外筐内に所要の各部材及び各機構が配置されて成り、外筐内にはシャーシ2が配置されている(図1参照)。
【0013】
シャーシ2の一端寄りの部分には、ディスクテーブル3が設けられ、該ディスクテーブル3は図示しないスピンドルモーターのモーター軸に固定され該スピンドルモーターの回転に伴って回転される。そして、ディスクテーブル3には図示しない光ディスクが装着される。
【0014】
シャーシ2には、光学ピックアップ4がディスクテーブル3に装着される光ディスクの半径方向へ移動自在に支持されている。光学ピックアップ4は、移動ベース5と該移動ベース5上に支持された2軸アクチュエーター6とを備え、該2軸アクチュエーター6は対物レンズ6aを有している。
【0015】
光学ピックアップ4には、レーザー光の発光素子としての半導体レーザー、レーザー光の受光素子としてのフォトダイオード、分光及び反射素子としてのプリズム等がセラミックパッケージ内に封入して成る図示しない所謂集積型の光学ユニットが設けられ、光ディスクに対する情報信号の記録又は再生時に、半導体レーザーから出射されたレーザー光が対物レンズ6aを介して光ディスクに照射され、光ディスクで反射されたレーザー光がフォトダイオードに入光されるようになっている。
【0016】
シャーシ2には平行に配置されたガイド軸7、7が設けられ、該ガイド軸7、7に光学ピックアップ4の移動ベース5が支持されている。そして、光学ピックアップ4は、ディスクテーブル3に装着された光ディスクの回転時に、図示しない移動機構によってガイド軸7、7に案内されて光ディスクの内周側から外周側へ移動される。
【0017】
シャーシ2には遮蔽部としてのシャッター8が回動自在に支持されており、シャッター8は対物レンズ6aを上方から覆う遮蔽位置と対物レンズ6aを開放する開放位置との間で移動される。
【0018】
光学ピックアップ4は光ディスクに対する記録動作又は再生動作が為される前の状態、即ち、初期状態においては、ディスクテーブル3側(光ディスクの内周側)の移動端に位置されており、対物レンズ6aがシャッター8によって遮蔽されている(図1参照)。初期状態においては、図示しない基板上に設けられたリミットスイッチを光学ピックアップ4の移動ベース5の一部が操作した状態にあり、リミットスイッチはONの状態とされている。
【0019】
シャッター8は対物レンズ6aへの塵埃等の付着を防止する役割を果たすために設けられたものであり、反射率の極めて低い材料、例えば、黒色のABS樹脂(スチレン・アクリロニトリル・ブタジエン共重合体樹脂)によって形成されている。
【0020】
以下に、図3に示すフローチャート図にしたがって、光ディスク装置1における光ディスクに対する情報信号の記録又は再生が開始されるまでの動作について説明する。
【0021】
(1)光ディスクがディスクテーブル3に装着された状態において、光ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行うための再生釦又は記録釦を操作する。
【0022】
(2)半導体レーザーからレーザー光が出射され、対物レンズ6aを介して照射される。このとき対物レンズ6aはシャッター8によって遮蔽されているため、出射されたレーザー光はシャッター8へ向けて照射される。シャッター8は、上記したように、反射率の極めて低い材料によって形成されており、照射されたレーザー光はシャッター8の表面(下面)に吸収又は散乱される。
【0023】
(3)迷光検出が為される。迷光検出は、シャッター8へ向けてレーザー光が照射されたときにフォトダイオードで迷光として戻り光を検出することにより行い、検出した戻り光に基づくフォトダイオードの出力から図示しない制御回路によって第1の検出信号を生成する。従って、生成された第1の検出信号が、検出された迷光に応じた信号となる。尚、レーザー光が照射されると、散乱等の現象が生じ、この散乱等によってフォトダイオードに入光される戻り光を迷光として検出する。
【0024】
(4)半導体レーザーからのレーザー光の出射が一旦終了し、光ディスクの内周側の移動端に位置されている光学ピックアップ4が、移動機構によって光ディスクの外周側へ向けて移動される。このとき同時に遮蔽位置にあったシャッター8が開放位置へ向けて回動されていき、対物レンズ6aが開放されていく。
【0025】
(5)リミットスイッチがOFF状態になっているかどうかの検出が為される。即ち、光学ピックアップ4が光ディスクの外周側へ向けて移動されると、光学ピックアップ4が所定の位置まで移動されたところでリミットスイッチに対する操作が解除され、この解除された状態が検出される。
【0026】
(6)リミットスイッチのOFF状態が検出された後、所定の待機時間が設定されている。この待機時間内においては、光学ピックアップ4の移動は続行されており、シャッター8の開放位置への回動も続行されている。待機時間は、シャッター8の開放位置への回動を確実に行うための余裕をみた時間である。
【0027】
(7)待機時間経過後光学ピックアップ4の移動が停止される。このとき対物レンズ6aは光ディスクに形成されたTOC(Table of contents)に記録された情報信号の読取が可能な位置に移動されている(図2参照)。また、シャッター8は開放位置まで回動されている(図2参照)。
【0028】
(8)スピンドルモーターの回転によるディスクテーブル3の回転に伴って光ディスクが回転されると共に半導体レーザーから再びレーザー光が出射され、フォーカスサーチが開始される。このとき光学ピックアップ4は光ディスクの内周側から外周側へ移動機構によって移動されていく。フォーカスサーチは対物レンズ6aを介して光ディスクに照射されるレーザー光のスポット径を適正値にするために行われる検出であり、光ディスクで反射されてフォトダイオードに入光された戻り光を検出することにより行う。このときトラッキングサーチ、即ち、レーザー光のスポットが光ディスクに形成されたトラックに追従しているかどうかの検出も同時に為される。
【0029】
(9)光ディスクへ向けてレーザー光が照射されたときにフォトダイオードで戻り光を検出し、検出した戻り光に基づくフォトダイオードの出力から制御回路によって第2の検出信号を生成する。この第2の検出信号は、迷光成分としての第1の検出信号と光ディスクに対して情報信号の記録又は再生を行うために必要な信号とを含む信号である。このとき制御回路によって(3)で生成した第1の検出信号を第2の検出信号からキャンセルする。従って、光ディスクに対する情報信号の記録又は再生を行うために不必要な信号が除外される。
【0030】
(10)2軸アクチュエーター6の駆動によってフォーカシング調整及びトラッキング調整が行われる。即ち、2軸アクチュエーター6は、(8)のフォーカスサーチ及びトラッキングサーチの検出結果に基づいて、光ディスクに照射されたレーザー光のスポット径が適正値になるように、かつ、スポットがトラックに追従するように動作される。
【0031】
(11)光ディスクに対する情報信号の記録又は再生が為される。
【0032】
図4及び図5は、遮蔽部としてシャッター8に代えて遮蔽板9を設けた光ディスク装置1Aを示すものである。
【0033】
光ディスク装置1Aは、シャーシ2のディスクテーブル3が配置された側と反対側の端部に対物レンズ6aを遮蔽するための遮蔽板9が固定されている。遮蔽板9は、シャッター8と同様に、反射率の極めて低い材料、例えば、黒色のABS樹脂によって形成されている。
【0034】
光ディスク装置1Aにあっては、光学ピックアップ4がディスクテーブル3に装着される光ディスクの外周側の移動端に位置されている状態、即ち、初期状態において、対物レンズ6aが遮蔽板9によって遮蔽されている(図4参照)。そして、光学ピックアップ4が光ディスクの内周側へ向けて移動されることにより、対物レンズ6aの遮蔽板9による遮蔽が解除される(図5参照)。従って、光ディスク装置1Aにあっては、遮蔽部として設けた遮蔽板9が固定されているため、対物レンズ6aを遮蔽するための機構が簡単である。
【0035】
光ディスク装置1Aにおいても、光ディスク装置1と同様に、対物レンズ6aが遮蔽板9によって遮蔽されている初期状態において、シャッター8へ向けてレーザー光が照射されフォトダイオードで迷光として戻り光を検出することにより迷光検出が行われ、制御回路によって第1の検出信号が生成される。そして、光ディスクへ向けてレーザー光が照射され第2の検出信号が生成されたときに、第1の検出信号が第2の検出信号からキャンセルされる。
【0036】
尚、光ディスク装置1Aにあっては、光ディスク装置1と異なり、初期状態においては光学ピックアップ4が光ディスクの外周側に位置されており、光ディスクに対する情報信号の記録又は再生が為されるときには、光学ピックアップ4が光ディスクの内周側へ移動され、次いで、光学ピックアップ4が光ディスクの内周側から外周側へ移動される。
【0037】
以上に記載した通り、光ディスク装置1及び光ディスク装置1Aにあっては、シャッター8又は遮蔽板9による対物レンズ6aの遮蔽時にレーザー光を出射し第2の検出信号から迷光成分としての第1の検出信号をキャンセルするようにしているため、迷光の検出時にレーザー光が光ディスクで反射して対物レンズ6aを介してフォトダイオードに反射光として入光されてしまうことがなく、迷光の検出を適正かつ確実に行うことができ、光ディスクに対する情報信号の記録及び再生の適正化を図ることができる。
【0038】
また、従来の光ディスク装置のように、迷光の検出時に2軸アクチュエーター6を所定の方向へ動作させる必要がなく、その分、記録又は再生が開始されるまでの時間を短縮することができ、光ディスク装置1及び光ディスク装置1Aの使い勝手の向上を図ることができる。
【0039】
さらに、迷光のキャンセルを行うために、対物レンズ6aを遮蔽するためのシャッター8又は遮蔽板9を利用するので、迷光キャンセルを行うための特別な機構を必要とせず、光ディスク装置1及び光ディスク装置1Aの部品点数の増加や機構の複雑化を来たすことがない。
【0040】
加えて、光ディスク装置1及び光ディスク装置1Aにあっては、上記したように、シャッター8及び遮蔽板9が反射率の極めて低い材料によって形成されているため、迷光の検出時に半導体レーザーから照射された光はシャッター8又は遮蔽板9の表面に吸収又は散乱される。従って、シャッター8又は遮蔽板9で反射される光は殆ど発生しないため、迷光検出の精度の向上を図ることができる。
【0041】
尚、上記には、シャッター8及び遮蔽板9自体を反射率の低い材料によって形成したが、例えば、シャッター8及び遮蔽板9のレーザー光が照射される側の面に反射率の低い材料で塗膜を施し、レーザー光の反射が生じないようにすることも可能である。
【0042】
上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0043】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明光ディスク装置は、発光素子から出射されたレーザー光を対物レンズを介して光ディスクに照射し該光ディスクで反射された光を受光素子で受光する光学ピックアップと、光ディスクに対する情報信号の非記録又は非再生時に対物レンズを遮蔽する遮蔽部とを備えた光ディスク装置であって、遮蔽部による対物レンズの遮蔽時にレーザー光を出射させて受光素子で検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成すると共に対物レンズの非遮蔽時に光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から生成した第2の検出信号から上記第1の検出信号をキャンセルする制御回路を備えたことを特徴とする。
【0044】
従って、迷光の検出時にレーザー光が光ディスクで反射して対物レンズを介して受光素子に反射光として入光されてしまうことがなく、迷光の検出を適正かつ確実に行うことができ、光ディスクに対する情報信号の記録及び再生の適正化を図ることができる。
【0045】
また、従来の光ディスク装置のように、迷光の検出時に2軸アクチュエーターを所定の方向へ動作させる必要がなく、その分、記録又は再生が開始されるまでの時間を短縮することができ、光ディスク装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0046】
さらに、迷光のキャンセルを行うために、対物レンズを遮蔽するための遮蔽部を利用するので、迷光キャンセルを行うための特別な機構を必要とせず、光ディスク装置の部品点数の増加や機構の複雑化を来たすことがない。
【0047】
請求項2に記載した発明にあっては、上記遮蔽部の対物レンズと対向する面を反射率の低い材料によって形成したので、遮蔽部で反射される光は殆ど発生しないため、迷光検出の精度の向上を図ることができる。
【0048】
また、本発明光ディスク装置における迷光キャンセル方法は、発光素子から出射されたレーザー光を対物レンズを介して光ディスクに照射し該光ディスクで反射された光を受光素子で受光する光学ピックアップと、光ディスクに対する情報信号の非記録又は非再生時に対物レンズを遮蔽する遮蔽部とを備えた光ディスク装置における迷光キャンセル方法であって、遮蔽部による対物レンズの遮蔽時に発光素子からレーザー光を出射し、受光素子で戻り光を検出し検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成し、対物レンズの非遮蔽時に光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から第2の検出信号を生成し、上記第1の検出信号から第2の検出信号をキャンセルするようにしたことを特徴とする。
【0049】
従って、迷光の検出時にレーザー光が光ディスクで反射して対物レンズを介して受光素子に反射光として入光されてしまうことがなく、迷光の検出を適正かつ確実に行うことができ、光ディスクに対する情報信号の記録及び再生の適正化を図ることができる。
【0050】
また、従来のように、迷光の検出時に2軸アクチュエーターを所定の方向へ動作させる必要がなく、その分、記録又は再生が開始されるまでの時間を短縮することができ、光ディスク装置の使い勝手の向上を図ることができる。
【0051】
さらに、迷光のキャンセルを行うために、対物レンズを遮蔽するための遮蔽部を利用するので、迷光キャンセルを行うための特別な機構を必要とせず、光ディスク装置の部品点数の増加や機構の複雑化を来たすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明の実施の形態を示すものであり、本図は対物レンズがシャッターによって遮蔽されている状態を示す光ディスク装置の概略平面図である。
【図2】シャッターによる対物レンズの遮蔽が解除された状態を示す光ディスク装置の概略平面図である。
【図3】光ディスクに対する情報信号の記録又は再生が開始されるまでの動作について示すフローチャート図である。
【図4】図5と共に遮蔽部として遮蔽板が設けられた光ディスク装置を示すものであり、本図は対物レンズが遮蔽板によって遮蔽されている状態を示す概略平面図である。
【図5】遮蔽板による対物レンズの遮蔽が解除された状態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…光ディスク装置、4…光学ピックアップ、6a…対物レンズ、8…シャッター(遮蔽部)、1A…光ディスク装置、9…遮蔽板(遮蔽部)
Claims (3)
- 発光素子から出射されたレーザー光を対物レンズを介して光ディスクに照射し該光ディスクで反射された光を受光素子で受光する光学ピックアップと、光ディスクに対する情報信号の非記録又は非再生時に対物レンズを遮蔽するもので防塵の役割も果たす遮蔽部とを備えた光ディスク装置であって、
遮蔽部による対物レンズの遮蔽時にレーザー光を出射させて受光素子で検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成すると共に対物レンズの非遮蔽時に防塵位置にあった前記遮蔽部が開放位置に移動され、光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から生成した第2の検出信号から上記第1の検出信号をキャンセルする制御回路を備えた
光ディスク装置。 - 上記遮蔽部の対物レンズと対向する面を反射率の低い材料によって形成した
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 発光素子から出射されたレーザー光を対物レンズを介して光ディスクに照射し該光ディスクで反射された光を受光素子で受光する光学ピックアップと、光ディスクに対する情報信号の非記録又は非再生時に対物レンズを遮蔽するもので防塵の役割も果たす遮蔽部とを備えた光ディスク装置における迷光キャンセル方法であって、
遮蔽部による対物レンズの遮蔽時に発光素子からレーザー光を出射し、受光素子で戻り光を検出し検出した戻り光に基づく受光素子の出力から第1の検出信号を生成し、対物レンズの非遮蔽時に防塵位置にあった前記遮蔽部が開放位置に移動され、光ディスクに対して照射されたレーザー光の戻り光に基づく受光素子の出力から第2の検出信号を生成し、上記第1の検出信号から第2の検出信号をキャンセルするようにした
光ディスク装置における迷光キャンセル方法。
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