JP2003338064A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JP2003338064A
JP2003338064A JP2002142574A JP2002142574A JP2003338064A JP 2003338064 A JP2003338064 A JP 2003338064A JP 2002142574 A JP2002142574 A JP 2002142574A JP 2002142574 A JP2002142574 A JP 2002142574A JP 2003338064 A JP2003338064 A JP 2003338064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
optical
slide base
optical disk
pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002142574A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kato
貴 加藤
Masatoshi Hayashi
正敏 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002142574A priority Critical patent/JP2003338064A/ja
Publication of JP2003338064A publication Critical patent/JP2003338064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学ピックアップの対物レンズをシャッタで保
護する。 【解決手段】光ディスク装置1は、シャーシ2に取付け
られていて光ディスクを回転駆動するディスク回転駆動
機構3と、光学ピックアップ4と、光学ピックアップ4
を搭載したスライドベース5と、スライドベース5を光
ディスクの半径方向に移動させるピックアップ送り機構
6と、光学ピックアップ4対物レンズ41の上方を隠蔽
する閉位置と対物レンズ41の上方を開放する開位置と
の間で移動するシャッタ7と、を備えている。シャッタ
7は、シャーシ2に回動可能に取付けられていて、前記
ピックアップ送り機構6によりスライドベースが待機位
置に移動してきて停止したのちスライドベース5上を移
動するシャッタ操作部材(運動変換部材)62で押圧操
作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学記録媒体であ
る光ディスクに対して情報信号の記録(書込み)及び/
又は再生(読取り)を行う光学ピックアップを備えた光
ディスク装置に関し、特に、光学ピックアップを埃等か
ら保護する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置として、光ディスクを回
転駆動するディスク回転駆動機構と、前記光ディスクの
信号記録面に光源から出射された光ビームを集光させる
対物レンズを備えた光学ピックアップと、前記光学ピッ
クアップを前記光ディスクの半径方向に移動させるピッ
クアップ送り機構と、を備えたものが用いられている。
【0003】前記光学ピックアップを備えた光ディスク
装置は、光ディスクの中心部分をターンテーブルによっ
て保持し、このターンテーブルが固定された回転軸を有
するスピンドルモータにより回転駆動される。前記回転
駆動される光ディスクの情報記録面に対して前記光学ピ
ックアップの対物レンズが対向され、光ディスクの情報
記録面に沿って光ディスクの半径方向へ光学ピックアッ
プが移動するように構成されている。
【0004】前記光学ピックアップは、レーザ光を発射
する光源と、この光源から発射されたレーザ光を光ディ
スクの情報記録面に集光させるためのミラーや対物レン
ズ等の光学部品等と、反射されたレーザ光を受光する光
検出器等を備えて構成されている。かくして、光源より
発射されたレーザ光は、対物レンズにより集光されて情
報記録面に照射され、この情報記録面で反射して戻され
たレーザ光が対物レンズを透過して光検出器により受光
され、これにより情報記録面に記録されている情報信号
の読出しが行われる。
【0005】ところで、前記光学ピックアップを使用す
る光ディスク装置においては、光学ピックアップの対物
レンズ等の光学部品に埃等が付着して、光ディスクに対
する情報信号の記録又は再生が困難か或いは不可能にな
り、必要な情報信号の書込みや読出しにエラーが発生し
て誤動作する。
【0006】そこで、このような動作不良を防止するた
めに、前記光学ピックアップが待機位置にあるとき、即
ち光学ピックアップの不使用時において、光学部品をシ
ャッタで覆うようにした光ディスク装置が開発されてい
る。
【0007】このようなシャッタを有する光ディスク装
置としては、例えば、特開平10−40562号公報や
特開平10−143899号公報に記載されているもの
がある。
【0008】特開平10−40562号公報には、光学
ピックアップのレンズの汚れを防止する光ディスク装置
が記載されている。この光ディスク装置は、対物レンズ
を覆って隠す閉位置と対物レンズを露出させる開位置と
の間をシャッタ駆動手段によって駆動されて移動自在と
されたシャッタを設け、メカシャーシの停止又は稼働動
作に応動してシャッタを閉位置又は開位置に移動させる
ようにしたものである。
【0009】また、特開平10−143899号公報に
は、非使用時に対物レンズへの塵埃の付着を防止する光
学ピックアップが記載されている。この光学ピックアッ
プは、対物レンズより出射される光束が通過する透孔を
有し且つアクチュエータを覆うカバーにシャッタ板を回
動可能に取付け、光学ピックアップがリードエリア外に
移動されたときにシャッタ板が回動されて透孔を閉蓋す
るようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光ディスク装置においては、共に光学ピックア
ップを覆うカバーにシャッタを取り付ける構成となって
おり、カバーの板厚が薄くて強度が比較的弱いものであ
ったため、シャッタを支持する部分の強度が小さいばか
りでなく、シャッタストロークを確保する際にモータ等
の他部材が邪魔になることがあり、シャッタを開閉する
機構を構成するための自由度が少ないという課題があっ
た。
【0011】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、光学ピックアップを搭載したシャ
ーシに、対物レンズの出射面を開閉するシャッタを回動
自在に取付け、また、ピックアップ送り機構によりスラ
イドベースが最内周位置に移動してきて停止したのちス
ライドベース上を移動するシャッタ操作部材で押圧操作
する構成とすることにより、上記課題を解決することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャーシに取
付けられていて光ディスクを回転駆動するディスク回転
駆動機構と、前記光ディスクの信号記録面に光源から出
射された光ビームを集光させる対物レンズを備えた光学
ピックアップと、前記光学ピックアップを搭載したスラ
イドベースと、前記光学ピックアップを搭載したスライ
ドベースを前記光ディスクの半径方向に移動させるピッ
クアップ送り機構と、前記光学ピックアップの対物レン
ズの上方を隠蔽する閉位置と対物レンズの上方を開放す
る開位置との間で移動するシャッタと、を備えた光ディ
スク装置において、前記シャッタを、軸を中心に回動可
能に前記シャーシ又は前記スライドベースに取付け、前
記ピックアップ送り機構により前記スライドベースが最
内周位置に移動してきて停止したのちにシャッタ操作部
材で前記シャッタを押圧操作することにより、前記シャ
ッタを前記ピックアップの対物レンズの上方を隠蔽する
閉位置に回動させて、前記対物レンズを塵埃等から保護
することができるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク装置
を、(1)装置全体の概略構成、(2)光ディスクの構
成、(3)シャーシの構成、(4)ディスク回転駆動機
構の構成、(5)光学ピックアップの構成、(6)スラ
イドベースの構成、(7)光学ピックアップ送り機構の
構成、(8)シャッタの構成、(9)作用、(10)他
の実施例、の順で説明する。 (1)装置全体の概略構成 図1〜図3に示すように、光ディスク装置1は、シャー
シ2に組付けられていて光ディスクDを回転駆動するデ
ィスク回転駆動機構3と、前記光ディスクDの信号記録
面に光源から出射された光ビームを集光させる対物レン
ズを備えた光学ピックアップ4と、前記光学ピックアッ
プ4を搭載したスライドベース5と、前記光学ピックア
ップ4を搭載したスライドベース5を前記光ディスクD
の半径方向に移動させる光学ピックアップ送り機構6
と、前記ピックアップ送り機構6により光学ピックアッ
プ4及びスライドベース5が最内周位置(待機位置)に
移動して来たときに該光学ピックアップ4の対物レンズ
41の上方を隠蔽(覆い隠す)閉位置に回動し、前記光
学ピックアップ4が記録再生位置に移動して来たときに
前記光学ピックアップ4の対物レンズの上方を開放する
開位置に回動するシャッタ7と、を備えている。
【0014】前記ピックアップ送り機構6は、リードス
クリュー61と、該リードスクリュー61の回転運動を
前記スライドベース5の直進運動に変換する運動変換部
材62と、を備えている。
【0015】前記運動変換部材62は、光ディスクDへ
の記録(書込み)及び/又は再生(読取り)終了後に、
前記リードスクリュー61の回転により光学ピックアッ
プ4が最内周位置に移動してきて前記スライドベース5
の移動が阻止された後において、前記リードスクリュー
61を継続的に回転させることにより単独で移動して前
記シャッタ7を押圧操作するようになっている。即ち、
前記運動変換部材62は、シャッタ操作部材としての機
能を兼ね備えている。
【0016】そして、前記運動変換部材62により押圧
操作されたシャッタ7は、前記光学ピックアップ4の対
物レンズ41の上方を開放している開位置から光学ピッ
クアップ4の対物レンズの上方を隠蔽する閉位置に回動
して、該レンズ41を塵埃等から保護する。 (2)光ディスクの構成 光ディスクDは、ポリカーボネートのような透明なプラ
スチックからなる円盤状のディスク基板と、このディス
ク基板の一面側に形成された信号記録層と、この信号記
録層のディスク基板と反対側に形成された保護層とを有
して構成されている。この光ディスクDのディスク基板
と信号記録層との境界面は信号記録面とされていて、こ
の信号記録面には略同心円状をなす螺旋状の記録トラッ
クが形成され、この記録トラックに沿ってピットによる
情報信号が記録されている。
【0017】光ディスクDは、その直径が、例えば、1
20mm、80mm或いは64mm程度に設定されてい
て、その中央部にはチャッキング用の円形をなす中央穴
が形成されている。そして、中央穴に近い内周側の所定
の半径位置がリードイン部(読出し開始位置)とされ、
外周縁に近い外周側の所定の半径位置がリードアウト部
(読出し終了位置)とされて、リードイン部からリード
アウト部までの間が信号記録領域とされている。 (3)シャーシの構成 シャーシ2は、その略中央部に矩形状の開口部21を設
けた板状の枠部材からなり、その材料としては、例え
ば、スチール鋼板やステンレス鋼板等の金属が好適であ
るが、エンジニアリングプラスチック等の他の材料を用
いることもできる。このシャーシ2の四隅には、図示し
ないマウントインシュレータが装着されるインシュレー
タ取付穴22がそれぞれ設けられている。これらのイン
シュレータ取付穴22に取り付けられるマウントインシ
ュレータを介してシャーシ2は、例えば、図示しない可
動フレームに弾性支持されて、同じく図示しない外筐体
に対して上下方向へ移動可能に支持されることになる。 (4)ディスク回転駆動機構 ディスク回転駆動機構3は、前記シャーシ2の矩形状の
開口部21の一方の短片側の枠辺上に配置されたターン
テーブル31と、該ターンテーブル31を回転軸32に
取付けたスピンドルモータ33と、を備えている。
【0018】前記スピンドルモータ33は、シャーシ2
の下面に複数個の取付ねじ等で締付固定されている。
【0019】前記ターンテーブル31は、CD(コンパ
クトディスク)やCD−ROM(リードオンリメモリ)
等の光ディスクDの中央部に開口された中央穴に嵌合さ
れるディスク嵌合部31aと、光ディスクDの中央穴の
周縁部を支えるディスク載置部31bとを備えている。
更に、光ディスクDのディスク載置部31bには、磁性
材料である鉄板が固定されており、この鉄板で図示しな
いチャッキングプレートに内蔵されたマグネットを吸着
することにより、前記ディスク載置部31bとチャッキ
ングプレートとで光ディスクDを挟持、つまり光ディス
クDをターンテーブル31にチャッキングされて一体的
に回転駆動するようになっている。 (5)光学ピックアップの構成 光学ピックアップ4は、光ディスクDの信号記録面に対
してレーザ光を照射し、その信号記録面で反射されて戻
ってきたレーザ光を受光して信号記録面に記録されてい
る情報信号を再生する。
【0020】前記光学ピックアップ4は、ターンテーブ
ル31に装着された光ディスクDの信号記録面に臨む対
物レンズ41を有する光学ユニット42と、対物レンズ
41から出射されるレーザ光を光ディスクDの記録トラ
ックに追従させる図示省略の二軸アクチュエータ(対物
レンズ駆動ユニット)と、アクチュエータカバー43を
備えていて、該アクチュエータカバー43で前記対物レ
ンズ41が保護された状態になっている。
【0021】図4に示すように、前記光学ユニット42
は、対物レンズ41の他に、レーザ光を発射する光源と
なる半導体レーザ44と、回折格子(グレーティング)
45と、半透過ミラー(ビームスプリッタプレート)4
6と、フォトダイオード等からなる光検出器47等を備
えている。これらの光学部品は、所定の光通路48aを
有するハウジング48内に所定の位置関係を持って配置
されていて、レーザ光の通過が自在とされている。
【0022】前記半導体レーザ44から発射されたレー
ザ光は、回折格子45を通過して半透過ミラー46によ
り反射されて90°曲げられ、対物レンズ41に入射さ
れる。この対物レンズ41に入射されたレーザ光は、光
ディスクDのディスク基板側に照射され、このディスク
基板を透過して信号記録面D1上に集光される。
【0023】前記光ディスクDの信号記録面D1上に集
光されたレーザ光は、この信号記録面D1に記録されて
いる情報信号に応じて強度を変調されて反射される。こ
の信号記録面D1で反射されたレーザ光は、対物レンズ
41及び半透過ミラー46を透過して、光検出器47の
受光面上に集光される。
【0024】そして、戻りレーザ光が、その光軸に対し
て45°傾斜して配置された半透過ミラー46を透過す
ることにより非点収差を生じ、それぞれの光束が光検出
器47により受光される。この光検出器47は、複数の
部分に分割された受光面を有しており、各部分毎に独立
に、受光した光量に応じたレベルの光検出信号を出力す
る。この光検出器47より出力される複数の光検出信号
間の演算処理を行うことにより、光ディスクDから読み
出された情報の再生信号(RF信号)と、フォーカスエ
ラー信号及びトラッキングエラー信号を得ることができ
る。そして、前記再生信号に基づいて、光ディスクDに
記録されている情報の再生操作が行われる。 (6)スライドベースの構成 図3に示すように、前記スライドベース5は、一側部が
前記シャーシ2の開口部21の一方の長片側の側部に支
持され、他側部がリードスクリュー61に支持されてい
る。前記スライドベース5は、一側部に上下で対をなす
ガイド片51,51を備えている。
【0025】そして、これら上下のガイド片51,51
で前記シャーシ2の開口部21の一方の長片側の側部に
設けられたガイドレール部21aを挟み込むようにし
て、前記スライドベース5の一側部は、前記ガイドレー
ル部21aにスライド可能に支持されている。また、前
記スライドベース51は、他側部にスライドベース5の
スライド方向に所定の間隔を以って一対のガイド片5
2,52を備えている。
【0026】前記ガイド片52,52には、リードスク
リュー挿入孔53が設けられていて、これらリードスク
リュー挿入孔53にリードスクリュー61を挿入するこ
とによって、前記スライドベース5の他側部は、前記リ
ードスクリュー61にスライド可能に支持されている。 (7)光学ピックアップ送り機構の構成 図5に示すように、前記光学ピックアップ送り機構6
は、リードスクリュー61と、該リードスクリュー61
の回転運動を前記スライドベース5の直進運動(以下、
スライドという)に変換する運動変換部材62と、運動
変換部材62と一緒に前記スライドベース5をスライド
させ、スライドベース5が最内周位置に来てストッパに
よりスライドベース5のスライドが強制的に阻止された
ときに前記運動変換部材62のみをスライドさせる接続
手段63と、を備えている。
【0027】図6に示すように、前記リードスクリュー
61は、前記シャーシ2の開口部21の一方の長片側の
他側縁部に沿って配置されていて一端部と他端部がそれ
ぞれ軸受によって回転自在に支持されている。前記リー
ドスクリュー61の一端部は、ギヤ列64を介して駆動
モータ65に接続されている。
【0028】図5に示すように、前記運動変換部材62
は、前記スライドベース5上に配置された上面部62a
と、該上面部62aの一側部に連続して前記スライドベ
ース5の一側部に配置された側面部62bと、該側面部
62bの内面側に下端部に設けられていて、前記リード
スクリュー61を挟着する一対のリードスクリュー挟着
片62c、62dと、を備えている。
【0029】前記一対のリードスクリュー挟着片62
c、62dのうちの一方のリードスクリュー挟着片62
dは、前記リードスクリュー61の溝61aに係合する
係合凸部62eを備えている。
【0030】前記運動変換部材62は、前記リードスク
リュー5の回転を回転させると自らの回転を阻止され
て、前記リードスクリュー5の回転運動を直進運動に変
換させるようになっている。
【0031】前記接続手段63は、運動変換部材62と
一緒にスライドベース5をスライドさせ、スライドベー
ス5が最内周位置に来て、そのスライドがストッパによ
り強制的に阻止されたときに前記運動変換部材62のみ
をスライドさせるためのものである。
【0032】図6に示すように、前記接続手段63は、
前記運動変換部材62の上面部62aに設けられていて
スライドベース5のスライド方向に伸びる一対の長孔6
3a,63aと、スライドベース5に設けられていて前
記一対の長孔63a,63aに挿入することによりこれ
ら長孔63a,63aの長さの範囲内で前記スライドベ
ース5に対して前記運動変換部材62をスライドさせる
一対の突起63b,63bと、これら一対の突起63
b,63bが前記長孔63a,63aの前記ターンテー
ブル31側の端部に当接するように付勢しているコイル
スプリング等の付勢部材63cと、からなっている。
【0033】前記接続手段63は、記録及び/又は再生
時において、前記付勢部材63cの付勢力で運動変換部
材62とスライドベース5を一体的に接続して前記リー
ドスクリュー61の回転により運動変換部材62とスラ
イドベース5を一緒にスライドさせる。
【0034】前記スライドベース5がターンテーブル3
1側の最内周位置までスライドして来て、図示省略のス
トッパに当接して前記スライドベース5のスライドが阻
止された後も、前記リードスクリュー61を継続的に回
転させると前記付勢部材63cの付勢力に抗して前記運
動変換部材62のみがスライドして前記上面部62aに
設けたシャッタ押圧部62fでシャッタ7の被押圧部7
1を押圧操作する。 (8)シャッタの構成 シャッタ7は、前記ピックアップ送り機構6により光学
ピックアップ4が待機位置に移動して来たときに前記光
学ピックアップ4の対物レンズ41の上方を隠蔽する閉
位置に回動し、前記光学ピックアップ4が記録再生位置
に移動して来たときに前記光学ピックアップ4の対物レ
ンズ41の上方を開放する開位置に回動する。
【0035】前記シャッタ7は、平面視略J字状に形成
されていて、一端部側が軸8により前記シャーシ2に回
動可能に取り付けられている。前記シャッタ7は、前記
軸8側の端部に前記運動変換部材62のシャッタ押圧部
62fで押圧される被押圧部71を備えていると共に、
他端部側の先端部に前記光学ピックアップ4の対物レン
ズ41の上方を覆い隠すレンズ隠蔽部72を備えてい
る。
【0036】前記シャッタ7は、付勢部材としてのシャ
ッタスプリング9により前記対物レンズ41の上方を開
放する開位置に回動する付勢力を付与されている。
【0037】前記シャッタ7は、前記スライドベース5
が最内周位置に来てストッパに当接してスライドが阻止
され、運動変換部材62のみがスライドしてきたときに
前記上面部62aに設けたシャッタ押圧部62fで被押
圧部71が押圧され、前記シャッタスプリング9の付勢
力に抗して回動して前記光学ピックアップ4の対物レン
ズ41の上方をレンズ隠蔽部72で覆い隠すようになっ
ている。
【0038】図7、図8に示すように、前記シャッタ7
は、被押圧部71とレンズ隠蔽部72との間に該レンズ
隠蔽部72が上方になる段差部73を有して、前記運動
変換部材62がスライドしてきたときに該運動変換部材
62の上面部62aと前記レンズ隠蔽部72が互いに干
渉することのないようになっている。
【0039】そして、前記レンズ隠蔽部72の下方を通
過してきた前記シャッタ押圧部62fにより前記被押圧
部71が押圧されて、前記シャッタ7は、前記光学ピッ
クアップ4の対物レンズ41の上方をレンズ隠蔽部71
で覆い隠す方向に回動する。
【0040】前記シャッタ7は、前記被押圧部71から
前記軸8までの距離に対して前記レンズ隠蔽部72から
前記軸8までの距離は、数倍、例えば2〜6倍に設定さ
れていて、前記被押圧部71の回動量を数倍に増幅させ
て前記レンズ隠蔽部72を回動させることができるよう
になっている。 (9)作用 前記光ディスク装置1において、光ディスクDの再生
時、つまり光学ピックアップ4及びスライドベース5が
ピックアップ送り機構6により光ディスクDの内周側の
リードイン部から外周側のリードアウト部に至るまで移
動する間は、前記シャッタ7は、前記光学ピックアップ
4の対物レンズ41の上方を開放する開位置にあって、
光学ピックアップ4による光ディスクDの信号記録面D
1の信号の読み取りを可能な状態にしている。
【0041】前記光ディスクDの再生終了後に光学ピッ
クアップ4及びスライドベース5がピックアップ送り機
構6により光ディスクDの内周側のリードイン部に移動
して来るまで前記シャッタ7は、前記光学ピックアップ
4の対物レンズ41の上方を開放する開位置にある。
【0042】図9に示すように、前記スライドベース5
が最内周位置まで来てストッパに当接して前記スライド
ベース5のスライドが阻止される。そして、前記リード
スクリュー61を継続的に回転させると、図10に示す
ように、前記付勢部材63cの付勢力に抗して前記運動
変換部材62のみが前記スライドベース5上をターンテ
ーブル31側にスライドして前記上面部62aに設けた
シャッタ押圧部62fで前記シャッタ7の被押圧部71
を押圧する。
【0043】前記被押圧部71を押圧されたシャッタ7
は、図11に示すように、前記付勢部材9の付勢力に抗
して軸8を中心に閉位置まで回動し、前記光学ピックア
ップ4の対物レンズ41の上方をレンズ隠蔽部72で覆
い隠して、対物レンズ41のレーザ光の出射面に塵埃が
付着するのを防止すると共に、汚れの付着や破損等を防
止するのである。
【0044】なお、図12に示すように、シャッタ7が
多少多めに回動したような場合においても、レンズ隠蔽
部72は、対物レンズ41上を完全に隠蔽することがで
きる大きさに形成されていて、前記リードスクリュー6
1が所謂歯飛びを起こしたような場合でもこれに対応す
ることができるようになっている。
【0045】また、図13に示すように、シャッタ7
は、アクチュエータカバー43上に重なり合って、対物
レンズ41には直接、接触しないようにして対物レンズ
41を保護している。更に、アクチュエータカバー43
の端部は傾斜面43aになっていて、前記シャッタ7の
位置が多少下がっているような場合でも前記シャッタ7
は、前記傾斜面43aによって案内されて前記アクチュ
エータカバー43上に円滑に重なり合うようになってい
る。
【0046】また、前記シャッタ7が前記光学ピックア
ップ4の対物レンズ41の上方を覆い隠している状態か
ら、前記光学ピックアップ4及びスライドベース5を光
ディスクDを内周側のリードイン部側に移動させるべく
前記ピックアップ送り機構6を駆動させると、前記運動
変換部材62のみが前記スライドベース5上をターンテ
ーブル31と離反する側にスライドして前記上面部62
aに設けたシャッタ押圧部62fによる前記シャッタ7
の被押圧部71の押圧を解除して行く。
【0047】そして、前記シャッタ押圧部62fによる
前記シャッタ7の被押圧部71の押圧が完全に解除され
た状態になると、前記シャッタ7は、前記シャッタスプ
リング9の付勢力で前記光学ピックアップ4の対物レン
ズ41の上方を開放する開位置に回動し、光学ピックア
ップ4による光ディスクDの信号記録面D1の信号の読
み取りを可能な状態にするのである。 (10)他の実施例 前記実施例においては、ピックアップ送り機構6にリー
ドスクリュー61を使用した場合を示したが、ラックア
ンドピニオンを使用してもよい。
【0048】また、前記実施例においては、前記シャッ
タの回動中心から被押圧部までの距離よりも、前記シャ
ッタの回動中心からレンズ隠蔽部までの距離を大にする
ことにより、前記被押圧部の少ない回動量によって前記
レンズ隠蔽部を大きく回動させることができるようにし
たが、これとは逆に、前記シャッタの回動中心からレン
ズ隠蔽部までの距離よりも前記シャッタの回動中心から
被押圧部までの距離を大にすることにより、より小さな
力で前記シャッタを回動させることができるようにし
て、ピックアップ送り機構6の消費電力を低減させる構
成にしてもよい。
【0049】また、前記実施例においては、ピックアッ
プ送り機構6の運動変換部材62をシャッタ操作部材と
して使用し、前記シャッタ操作部材としての運動変換部
材62で直接、前記シャッタの被押圧部を押圧する構成
にしたが他の部材、例えばリンク機構等を介して押圧す
る構成にしてもよい。また、シャッタ操作部材は、前記
ピックアップ送り機構6の運動変換部材62とは無関係
に形成して、前記スライドベース5が最内周位置まで移
動してきたことを検知してモータ等の駆動機構で駆動す
るようにしてもよい。
【0050】なお、前記実施の例においては、再生専用
の光ディスクを使用する光ディスク装置について説明し
たが、光ディスクとしては光磁気ディスクその他の光学
ディスクを適用することができ、また、記録専用のディ
スク再生装置及びその光学ピックアップ装置、或いは記
録再生両用のディスク記録再生装置及びその光学ピック
アップ装置に適用することができることは勿論である。
更に、光学系の構成についても上記実施の例に限定され
るものではなく、各種の光学系構成を採用することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明の光ディスク装置には次に述べる
ような効果がある。 (1)請求項1の光ディスク装置は、スライドベースが
最内周位置に来てその移動が阻止されたのちに、シャッ
タがシャッタ操作部材で押圧操作されて、光学ピックア
ップの対物レンズを隠蔽、保護する。 (2)請求項2の光ディスク装置は、シャッタをシャー
シに取付けることにより、スライドベースのスライドに
関係なくシャッタの回動中心位置を固定しておくことが
できる。また、シャッタをスライドベースに取付けるこ
とにより、スライドベースのスライドに追従させてシャ
ッタの位置を移動させることができる。 (3)請求項3の光ディスク装置は、シャッタの回動中
心から被押圧部までの距離と、シャッタの回動中心から
レンズ隠蔽部までの距離と、の比率を変えることによ
り、被押圧部の少ない移動量でレンズ隠蔽部を大きく移
動させたり、或いは軽く(小さな力で)シャッタを回動
させてレンズ隠蔽部を光学ピックアップの対物レンズの
位置まで移動させることができる。 (4)請求項4の光ディスク装置は、シャッタの回動中
心に近い位置にシャッタの被押圧部を設け、これよりも
離れた位置にシャッタのレンズ隠蔽部を設けたので、シ
ャッタの被押圧部の少ない回動量によって、レンズ隠蔽
部の大きな回動量を得ることができる。 (5)請求項5の光ディスク装置は、スライドベースが
最内周位置に来てその移動が阻止されたのちに、リード
スクリューを継続的に回転させることにより、シャッタ
操作部材としての運動変換部材を単独で移動させてシャ
ッタを操作することができる。 (6)請求項6の光ディスク装置は、アクチュエータカ
バーにより対物レンズをシャッタから保護することがで
きる。 (7)請求項7の光ディスク装置は、シャッタの位置が
多少下がっているような場合でも、シャッタを二軸アク
チュエータカバーの端部に設けた傾斜面によって二軸ア
クチュエータカバー上に案内してアクチュエータカバー
上に円滑且つ確実に重ね合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク装置の要部の平面図。
【図2】光ディスク装置の要部の側面図。
【図3】光ディスク装置の要部の底面図。
【図4】光学ピックアップの説明図。
【図5】ピックアップ送り機構の断面図。
【図6】光ディスク装置の要部の拡大図。
【図7】シャッタの平面図。
【図8】シャッタの正面図。
【図9】シャッタの動作を示す平面図。
【図10】シャッタの動作を示す平面図。
【図11】シャッタの動作を示す平面図。
【図12】シャッタの動作を示す平面図。
【図13】二軸アクチュエータカバーの断面図。
【符号の説明】
1…光ディスク装置、2…シャーシ、3…ディスク回転
駆動機構、4…光学ピックアップ、5…スライドベー
ス、6…ピックアップ送り機構、7…シャッタ、8…
軸、41…対物レンズ、42…二軸アクチュエータカバ
ー、61…リードスクリュー、62…運動変換部材、6
2f…シャッタ押圧部、71…被押圧部、72…レンズ
隠蔽部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 JJ02 JJ11 5D118 BA01 BB01 BB02 BB06 BC08 DC03 EA02 EB05 5D119 AA32 AA35 AA37 BA01 BB01 BB02 BB03 BB05 EA02 EA03 FA05 JA11 JA43 KA02 KA15 MA14 MA16 5D789 AA32 AA35 AA37 BA01 BB01 BB02 BB03 BB05 EA02 EA03 FA05 JA11 JA43 KA02 KA15 MA14 MA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに取付けられていて光ディスク
    を回転駆動するディスク回転駆動機構と、 前記光ディスクの信号記録面に光源から出射された光ビ
    ームを集光させる対物レンズを備えた光学ピックアップ
    と、 前記光学ピックアップを搭載したスライドベースと、 前記光学ピックアップを搭載したスライドベースを前記
    光ディスクの半径方向に移動させるピックアップ送り機
    構と、 前記光学ピックアップの対物レンズの上方を隠蔽する閉
    位置と対物レンズの上方を開放する開位置との間で移動
    するシャッタと、を備え、 前記シャッタは、軸を中心に回動可能になっていて、前
    記ピックアップ送り機構により前記スライドベースが最
    内周位置に移動してきて停止したのちシャッタ操作部材
    で押圧操作されることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタは、前記シャーシ又は前記
    スライドベースに回動可能に取付けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタは、前記シャーシ又は前記
    スライドベースへの取付け軸を中心にして回動可能にな
    っていて、一端側に前記シャッタ操作部材で押圧される
    被押圧部を備え、他端側に前記光学ピックアップの対物
    レンズを隠蔽するレンズ隠蔽部を備えていることを特徴
    とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッタのレンズ隠蔽部は、前記シ
    ャッタの被押圧部よりもシャッタの回動中心から離間し
    た位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記
    載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ピックアップ送り機構は、リードス
    クリューと、該リードスクリューの回転運動を前記スラ
    イドベースの直進運動に変換する運動変換部材と、を備
    え、 前記シャッタ操作部材は、前記スライドベースの移動が
    阻止されたときに単独で移動する前記ピックアップ送り
    機構の運動変換部材で構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記光学ピックアップは、二軸アクチュ
    エータのカバーを備え、該カバーの上面に前記シャッタ
    が重なり合うことを特徴とする請求項1に記載の光ディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】 前記二軸アクチュエータカバーは、シャ
    ッタの回動方向の端部に前記シャッタをカバー上面側に
    ガイドする傾斜面を備えていることを特徴とする請求項
    6に記載の光ディスク装置。
JP2002142574A 2002-05-17 2002-05-17 光ディスク装置 Pending JP2003338064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002142574A JP2003338064A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002142574A JP2003338064A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338064A true JP2003338064A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29702823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002142574A Pending JP2003338064A (ja) 2002-05-17 2002-05-17 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338064A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2956146B2 (ja) ディスクカートリッジ並びに記録及び/又は再生装置
US6404723B1 (en) Optical pickup device and optical disc device
JP2648574B2 (ja) 光学式データ記憶カートリッジ装置及びシステム
JP3948028B2 (ja) 光学ピックアップ及びディスクプレーヤ
JP4905278B2 (ja) 光ピックアップ装置及びこれを用いた光ディスク装置
KR920002554B1 (ko) 광학 디스크 플레이어
KR100637880B1 (ko) 광헤드장치 및 광디스크장치
JP3428030B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP2835015B2 (ja) 光学式情報記録または再生装置
JP2003338064A (ja) 光ディスク装置
JP2863206B2 (ja) 光情報記録装置及びこれに用いる光情報記録媒体
JPS6144256Y2 (ja)
JP2630212B2 (ja) 光ディスク装置
JP4171951B2 (ja) 光ディスク装置及び光ディスク装置における迷光キャンセル方法
JP3613213B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JPH04319587A (ja) フレキシブル光ディスクカートリッジ
JP4457285B2 (ja) 光ピックアップ及び光ディスクドライブ装置
JPH10143899A (ja) 光学ピックアップ装置
US20040240371A1 (en) Optical storage system
JP3692729B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0210575Y2 (ja)
JP3403575B2 (ja) ディスク装置におけるtoc位置検出装置
JPH04351784A (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JPH08297853A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005018858A (ja) 光ピックアップ装置及び記録及び/又は再生装置