JP4166009B2

JP4166009B2 - Gate shift device for automatic transmission

Info

Publication number: JP4166009B2
Application number: JP2001330736A
Authority: JP
Inventors: 拓史若尾
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 2001-10-29
Filing date: 2001-10-29
Publication date: 2008-10-15
Anticipated expiration: 2021-10-29
Also published as: JP2003127694A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機のゲートシフト装置、特に屈曲路に沿ってシフトレバーを縦方向および横方向に操作することにより、レンジを選択するゲートシフト装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、自動変速機はＰ（パーキング），Ｒ（リバース），Ｎ（ニュートラル），Ｄ（ドライブ），２（セカンド），Ｌ（ロー）などのレンジと呼ばれる切替位置を備えているが、これら各レンジへ切り替えるために、シフトレバーを屈曲路に沿って前後方向（縦方向）だけでなく左右方向（横方向）にも操作可能としたゲートシフト装置を備えたものが提供されている。
【０００３】
このようなゲートシフト装置では、「Ｄ」から「Ｒ」へ意図しないシフトがされるのを防止するため、リバースインヒビット機構が設けられている。このリバースインヒビット機構は、例えば所定車速以上の前進走行状態で「Ｒ」へ誤ってシフトされ、大きなショックが発生するのを防止するために設けられている（例えば特開平７−１１９８１３号公報）。
【０００４】
一般にリバースインヒビット機構には、電磁ソレノイドが設けられ、このソレノイドを作動または非作動状態とすることで「Ｒ」へのシフトを制限している。上記ソレノイドの作動条件としては、例えば前進レンジにある時にソレノイドＯＦＦ（ロック状態）、それ以外をＯＮ（フリー状態）にする。通常は、シフトレバーの各レンジ位置を検出するニュートラルスタートスイッチ（以下、ＮＳスイッチと呼ぶ）の「Ｄ」，「２」，「Ｌ」の各信号を取ってロック状態としている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
図５に示すように、ＮＳスイッチは、各レンジ位置に対応する部分に接点が設けられ、その間に無接点区間が設けられている。「Ｄ」，「２」，「Ｌ」の各位置ではソレノイドをＯＦＦ（ロック状態）とする必要があるが、無接点区間ではどの位置の無接点区間かを判別できないので、「Ｒ」へのシフト入りを確保するため、無接点区間ではソレノイドをＯＮ（フリー状態）とし、リバースインヒビットを解除していた。
しかし、シフトレバーを「Ｄ」〜「２」〜「Ｌ」の間でシフトすると、その度にソレノイドがＯＮ／ＯＦＦを繰り返すことになり、ソレノイドの耐久性低下を招くとともに、作動音が耳障りであるという欠点がある。
【０００６】
そこで、ソレノイドの頻繁なＯＮ／ＯＦＦを解消するため、無接点区間でソレノイドをＯＦＦ（ロック状態）とすることが考えられる。しかし、この場合には「Ｎ」と「Ｒ」間の無接点区間でもソレノイドＯＦＦとなり、シフトレバーを素早く「Ｎ」→「Ｒ」へ操作した時、「Ｒ」に入らないという不具合が生じる。
【０００７】
一方、「Ｄ」と「Ｎ」との間にシフトレバーの通過を検知するセンサを設け、このセンサの検知信号によりソレノイドをＯＮ（フリー状態）させることも考えられるが、この場合には、シフトレバーを素早く「Ｄ」→「Ｎ」→「Ｒ」へ操作した時にセンサの検知が遅れるので、上記と同様に「Ｒ」に入らないという不具合が生じる可能性がある。
【０００８】
そこで、本発明の目的は、ＮＳスイッチのような無接点領域を有するスイッチ手段を用いた場合に、リバースインヒビット機構の不必要な作動を防止するとともに、シフトレバーを素早く操作した時の「Ｒ」へのシフト入りを阻害しない自動変速機のゲートシフト装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明は、Ｐ，Ｒ，Ｎレンジ及びＤレンジを含む少なくとも３つの前進レンジを有し、屈曲路に沿ってシフトレバーを縦方向および横方向に操作することにより、レンジを選択するとともに、上記シフトレバーをＤレンジ位置から横方向に操作し、さらに縦方向に操作することで、Ｄレンジより変速段の少ない前進レンジへの切り替えを可能とした自動変速機のゲートシフト装置において、車速を検出する車速検出手段と、上記シフトレバーの各レンジ位置を検出するとともに、各レンジ位置の間に無接点区間を有する第１のスイッチ手段と、ロック状態の時に上記シフトレバーのＮレンジ位置からＲレンジ位置へのシフト入りを阻止するリバースインヒビット機構と、Ｄレンジ位置からＤレンジより変速段の少ない前進レンジ位置へ切り替えるために、上記シフトレバーを横方向に操作した時にＯＮし、上記無接点区間を含む前進レンジの間中ＯＮ状態を維持し、それ以外の位置ではＯＦＦとなる第２のスイッチ手段と、上記車速検出手段により検出された車速が所定車速未満で、上記第１のスイッチ手段がいずれの前進レンジ位置も検出せず、かつ第２のスイッチ手段がＯＦＦの時に上記リバースインヒビット機構をフリー状態とし、それ以外の時に上記リバースインヒビット機構をロック状態とする制御手段と、を設けたことを特徴とする自動変速機のゲートシフト装置を提供する。
【００１０】
本発明では、ＮＳスイッチのような無接点領域を有する第１のスイッチ手段と、リバースインヒビット機構と、第２のスイッチ手段と、制御手段とを備える。
第２のスイッチ手段は、Ｄレンジより変速段の少ない前進レンジ（例えば２やＬなど）へ切り替えるため、シフトレバーをＤレンジ位置から横方向に操作した時にＯＮし、この前進レンジにある間はＯＮ状態を維持する。そして、制御手段は、車速が所定車速未満で、第１のスイッチ手段がいずれの前進レンジ位置も検出せず（Ｎ，Ｒ，Ｐおよび無接点区間）、かつ第２のスイッチ手段がＯＦＦの時、リバースインヒビット機構をフリー状態とし、「Ｒ」へのシフト入りを確保している。一方、第１のスイッチ手段がＤレンジ位置を検出するか、または第２のスイッチ手段がＯＮの時、リバースインヒビット機構をロック状態とする。つまり、Ｄレンジを含む全ての前進レンジ位置およびその間の無接点区間にある場合には、リバースインヒビット機構は常にロック状態であり、これら前進レンジの間でシフトレバーを切り替えても、リバースインヒビット機構が不必要にＯＮ／ＯＦＦを繰り返すことがない。
また、シフトレバーをＤレンジからＲレンジへ素早く操作した場合には、Ｄレンジを抜けるのを第１のスイッチ手段が検出するので、リバースインヒビット機構をいち早くフリー状態にでき、作動遅れによりＲレンジへ入らないという不具合を解消できる。
【００１１】
請求項２のように、シフトレバーをＤレンジ位置から横方向に操作した位置にオーバードライブ（ＯＤ）オフポジションを設定し、第２のスイッチ手段のＯＮ信号でオーバードライブオフを検出するようにしてもよい。
第１のスイッチ手段ではシフトレバーの横方向の動きを検出できないので、ＯＤオフを検出するには、ゲート長を長くしてＯＤオフポジションを設定するか、あるいは別途ＯＤスイッチを設ける必要があるが、構造が大きくなったりコスト上昇を招くことになる。これに対し、請求項２のようにすれば、第２スイッチ手段でＯＤスイッチを兼用できるので、大型化やコスト上昇を招かずに済む。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１は本発明にかかるゲートシフト装置の一例を示し、図２はそのシフトパターンを示す。
本ゲートシフト装置はフロアシフトタイプの例であり、「Ｐ」，「Ｒ」，「Ｎ」，「Ｄ」，「２」，「Ｌ」の各レンジ位置とその間をつなぐ屈曲形状のガイド穴２を持つプレート１を備えている。なお、本ゲートシフト装置はフロアシフトタイプに限らず、コラムシフトタイプでも同様に適用できる。上記ガイド穴２にはシフトレバー３が挿通されており、このシフトレバー３の上端には操作ノブ４が、下端には支持ブラケット５が固定されている。支持ブラケット５の下端部はピン６を介してシャフト７に揺動可能に連結されている。そのため、シフトレバー３はシャフト７の軸線回りに矢印Ａ方向に回転可能であり、またピン６の軸線回りに矢印Ｂ方向にも揺動可能である。つまり、シフトレバー３がガイド穴２に沿って縦方向および横方向に操作可能である。シャフト７はその端部に固定されたリンク８を介して図示しない自動変速機のシフト・セレクト機構と連結されている。
【００１３】
図１には図示していないが、シフトレバー３が各レンジ位置に到達したことを検出するＮＳスイッチ（第１のスイッチ手段）１０が設けられている。このＮＳスイッチ１０は各レンジ位置に対応する部分に接点１０ａ〜１０ｆが設けられ、その間に無接点区間が設けられたものであり、それ自体公知であるので、図２に各接点１０ａ〜１０ｆのみを示す。
【００１４】
上記支持ブラケット５の近傍であって、Ｄレンジ位置と２レンジ位置との中間位置に、前進スイッチ（第２のスイッチ手段）１１が設けられている。このスイッチ１１には幅広なプランジャ１２が設けられており、このプランジャ１２に支持ブラケット５の側部に設けられた凸部５ａが接触可能となっている。シフトレバー３をＤレンジから２レンジ方向へ横方向に倒した時、上記凸部５ａが前進スイッチ１１のプランジャ１２を押し、前進スイッチ１１をＯＮさせるように構成されている。前進スイッチ１１は、シフトレバー３をＤレンジから２レンジへ横方向に倒したことを検出するものであり、ＮＳスイッチ１０のＤレンジと２レンジとの間の無接点区間に入る前に既に前進スイッチ１１はＯＮしている。そして２レンジ区間、Ｌレンジ区間およびその間の無接点区間において、前進スイッチ１１はＯＮ状態を維持する。なお、前進スイッチ１１は、自動変速機のオーバードライブ（１以下のギヤ比状態）を禁止したレンジを選択していることを検出するスイッチ（ＯＤオフスイッチ）を兼ねている。
【００１５】
また、支持ブラケット５の近傍であって、Ｎレンジ位置とＲレンジ位置との中間位置に、リバースインヒビット用ソレノイド１３が配置されている。このソレノイド１３には進退するストッパピン１４が設けられており、ソレノイド１３をＯＮするとストッパピン１４が後退し、ＯＦＦするとストッパピン１４が前進する。ストッパピン１４が前進することで、支持ブラケット５のＮ位置からＲ位置への動きを阻止する。つまり、リバースインヒビット状態（ロック状態）となる。
【００１６】
上記ＮＳスイッチ１０および前進スイッチ１１の各信号はコントローラ１５に入力され、コントローラ１５はこれら信号および車速信号に基づいて、リバースインヒビット用ソレノイド１３を制御している。
【００１７】
次に、上記構成よりなるゲートシフト装置の動作を、図３に従って説明する。
まず制御がスタートすると、前進時の車速を検出する（ステップＳ１）。車速が１５ｋｍ／ｈ以上である場合は、Ｒレンジに入ると大きなショックが発生するので、リバースインヒビット状態（ロック状態）とするため、ソレノイド１３をＯＦＦとする（ステップＳ２）。そのため、ソレノイド１３のストッパピン１４が突出してシフトレバー３のＮ位置からＲ位置への動きを阻止する。
一方、車速が１５ｋｍ／ｈ未満の場合には、次にＮＳスイッチ１０はシフトレバー３がどの位置にあるかを検出する（ステップＳ３）。ＮＳスイッチ１０がＤ，２，Ｌの各レンジ位置を検出している場合には、リバースインヒビット状態（ロック状態）とするため、ソレノイド１３をＯＦＦとする（ステップＳ２）。
ＮＳスイッチ１０がＤ，２，Ｌ以外の位置（Ｐ，Ｒ，Ｎおよび無接点区間）にある場合には、続いて前進スイッチ１１がＯＮかＯＦＦかを判別する（ステップＳ４）。前進スイッチ１１がＯＮであれば、リバースインヒビット状態（ロック状態）とするため、ソレノイド１３をＯＦＦとする（ステップＳ２）。つまり、シフトレバー３をＤレンジから２レンジ方向へ横に倒すと同時に、ＮＳスイッチ１０の状況に関係なくソレノイド１３をＯＦＦとしている。そのため、シフトレバーを「Ｄ」〜「２」〜「Ｌ」の間でシフトする際に、ソレノイド１３が不必要にＯＮ／ＯＦＦを繰り返すのを無くすことができ、ソレノイドの耐久性低下や作動音が耳障りになるという不具合を解消できる。
前進スイッチ１１がＯＦＦであれば、ソレノイド１３をＯＮ（フリー状態）とする（ステップＳ５）。つまり、シフトレバー３がＲレンジへシフトするのを許容する。特に、シフトレバー３をＤレンジからＮレンジへ縦方向に操作した途端にソレノイド１３がＯＮになるので、シフトレバー３を素早く「Ｄ」→「Ｎ」→「Ｒ」へ操作した場合でも、「Ｒ」に入らないという不具合を解消できる。
【００１８】
図４は車速が１５ｋｍ／ｈ未満の場合の本発明のゲートシフト装置におけるＮＳスイッチ１０、前進スイッチ１１およびソレノイド１３の動作を示す。
コントローラ１５は、従前と同様に、ＮＳスイッチ１０が前進レンジ（Ｄ，２，Ｌ）を検出している時にソレノイド１３をＯＦＦ（ロック状態）し、それ以外のレンジ（Ｐ，Ｒ，Ｎ）を検出している時にＯＮ（フリー状態）し、リバースインヒビットを解除している。ＮＳスイッチ１０は無接点区間がどのレンジ間の無接点区間であるかを判別できないので、「Ｒ」へのシフト入りを確保するため、無接点区間ではソレノイド１３をＯＮ（フリー状態）としている。しかし、無接点区間で常にソレノイド１３をＯＮすると、前進レンジ間でシフトレバー３を操作した時にソレノイド１３が不必要にＯＮ／ＯＦＦを繰り返すことになる。
本発明では、ＮＳスイッチ１０の他に、シフトレバー３をＤレンジ位置から横方向に操作した時にＯＮする前進スイッチ１１が設けられているので、前進スイッチ１１がＯＮすることによって、前進レンジの無接点区間であることを確実に判別できる。そのため、前進レンジの間でシフトレバー３を操作した時にソレノイド１３が不必要にＯＮ／ＯＦＦを繰り返すことがない。
なお、前進スイッチ１１は、ＯＤオフを検出できるので、既存のＯＤオフスイッチを省略することができる。
【００１９】
上記実施例では、図２に示すようなシフトパターンを有するゲートシフト装置について説明したが、シフトパターンは上記の例に限るものではない。例えば、前述の特開平７−１１９８１３号公報に記載のようなシフトパターンでもよい。
リバースインヒビット機構は、上記のようにソレノイド１３によって進退するストッパピン１４によって、直接シフトレバー３の動きを拘束する構造に限るものではなく、公知の任意の構造を採用することができる。
また、前進スイッチ１１も上記実施例の構造に限定されるものではない。
さらに、本発明において、前進スイッチ（第２のスイッチ手段）のＯＮ、ＯＦＦは電気的なＯＮ信号、ＯＦＦ信号と必ずしも一致している必要はなく、リバースインヒビット機構のフリー状態、ロック状態との関連において、二位置の内の一方をＯＮ、他方をＯＦＦと呼んだに過ぎない。したがって、ＯＮ，ＯＦＦをそれぞれ第１の位置，第２の位置と呼び変えることもできる。同様に、ソレノイドがＯＮの時、リバースインヒビット機構をフリー状態とし、ＯＦＦの時にロック状態としたが、これとは逆にＯＮの時にロック状態とし、ＯＦＦの時にフリー状態としてもよい。
【００２０】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、無接点領域を有する第１のスイッチ手段がＤレンジ位置を検出するか、または第２のスイッチ手段がＯＮの時、リバースインヒビット機構をロック状態とするようにしたので、全ての前進レンジ位置およびその間の無接点区間では、リバースインヒビット機構は常にロック状態であり、これら前進レンジの間でシフトレバーを切り替えても、リバースインヒビット機構が不必要にＯＮ／ＯＦＦを繰り返すことがなく、ソレノイドの耐久性低下や、作動音が耳障りになるという不具合を解消できる。
また、シフトレバーをＤレンジからＲレンジへ素早く操作した場合には、Ｄレンジを抜けるのを第１のスイッチ手段が検出するので、リバースインヒビット機構をいち早くフリー状態にでき、作動遅れによりＲレンジへ入らないという問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるゲートシフト装置の一例の斜視図である。
【図２】図１のゲートシフト装置のシフトパターンおよび回路図である。
【図３】図２のコントローラの作動を示すフローチャート図である。
【図４】本発明におけるＮＳスイッチ、前進スイッチおよびソレノイドの作動を示す図である。
【図５】従来のＮＳスイッチおよびソレノイドの作動を示す図である。
【符号の説明】
２ガイド穴（屈曲路）
３シフトレバー
１０ＮＳスイッチ（第１のスイッチ手段）
１１前進スイッチ（第２のスイッチ手段）
１３リバースインヒビット用ソレノイド
１５コントローラ（制御手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gate shift device for an automatic transmission, and more particularly to a gate shift device that selects a range by operating a shift lever in a vertical direction and a horizontal direction along a curved path.
[0002]
[Prior art]
In general, an automatic transmission has switching positions called ranges such as P (parking), R (reverse), N (neutral), D (drive), 2 (second), and L (low). In order to switch to the range, there is provided a gate shift device that can operate the shift lever not only in the front-rear direction (vertical direction) but also in the left-right direction (horizontal direction) along the curved path.
[0003]
In such a gate shift device, a reverse inhibit mechanism is provided in order to prevent an unintended shift from “D” to “R”. This reverse inhibit mechanism is provided in order to prevent a large shock from being accidentally shifted to “R” in a forward traveling state at a predetermined vehicle speed or higher, for example (Japanese Patent Laid-Open No. 7-198113).
[0004]
Generally, the reverse inhibit mechanism is provided with an electromagnetic solenoid, and the shift to “R” is limited by activating or deactivating the solenoid. As the operating condition of the solenoid, for example, the solenoid is turned off (locked state) when in the forward range, and the other is turned on (free state). Normally, each of the signals “D”, “2”, and “L” of a neutral start switch (hereinafter referred to as NS switch) that detects each range position of the shift lever is locked.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 5, the NS switch is provided with a contact at a portion corresponding to each range position, and a non-contact section is provided therebetween. In each of the positions “D”, “2”, and “L”, it is necessary to turn off the solenoid (locked state). However, in the non-contact section, it is not possible to determine which position of the non-contact section. In order to secure the shift, the solenoid is turned on (free state) in the non-contact zone and the reverse inhibit is released.
However, if the shift lever is shifted between “D” to “2” to “L”, the solenoid will be repeatedly turned on and off each time, resulting in a decrease in the durability of the solenoid and an audible operation sound. There is a drawback of being.
[0006]
Therefore, in order to eliminate frequent ON / OFF of the solenoid, it can be considered that the solenoid is turned off (locked) in the non-contact section. However, in this case, even in the non-contact section between “N” and “R”, the solenoid is turned OFF, and when the shift lever is quickly operated from “N” to “R”, there is a problem that “R” cannot be entered.
[0007]
On the other hand, a sensor that detects the passage of the shift lever may be provided between “D” and “N”, and the solenoid may be turned on (free state) by the detection signal of this sensor. Since the detection of the sensor is delayed when the lever is quickly operated from “D” → “N” → “R”, there is a possibility that the problem of not entering “R” occurs as described above.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to prevent the unnecessary operation of the reverse inhibit mechanism when using a switch means having a non-contact area such as an NS switch, and “R” when the shift lever is operated quickly. It is an object of the present invention to provide a gate shift device for an automatic transmission that does not impede the shift into the gear.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 has at least three forward ranges including P, R, N range and D range, and moves the shift lever in the vertical direction and the horizontal direction along the curved path. By operating, the range is selected, and the shift lever is operated from the D range position in the horizontal direction, and further in the vertical direction, so that it is possible to switch to the forward range with fewer shift stages than the D range. In a gate shift device of an automatic transmission, vehicle speed detection means for detecting a vehicle speed, first switch means for detecting each range position of the shift lever and having a non-contact section between each range position, and a locked state The reverse inhibit mechanism that prevents the shift lever from shifting from the N range position to the R range position, and the D range position to the D range. Ri to switch to less forward range positions shift stage, and ON when operating the shift lever laterally, maintaining the ON state during the including forward range to the non-contact section, OFF in the other position a second switch means comprising a vehicle speed detected by the vehicle speed detecting means is less than a predetermined vehicle speed, the forward range position of any of the above first switching means also not detected and a second switch means OFF There is provided a gate shift device for an automatic transmission, characterized in that there is provided control means for sometimes setting the reverse inhibit mechanism in a free state and setting the reverse inhibit mechanism in a locked state at other times .
[0010]
The present invention includes first switch means having a non-contact area such as an NS switch, a reverse inhibit mechanism, second switch means, and control means.
The second switch means is switched on when the shift lever is operated laterally from the D range position in order to switch to the forward range (for example, 2 or L) having a lower speed than the D range, and while being in the forward range, Maintain the ON state. When the vehicle speed is less than the predetermined vehicle speed, the first switch means does not detect any forward range position (N, R, P and non-contact zone), and the second switch means is OFF. The reverse inhibit mechanism is in a free state, and the shift to “R” is secured. On the other hand, when the first switch means detects the D range position or the second switch means is ON, the reverse inhibit mechanism is locked. In other words, the reverse inhibit mechanism is always locked when it is in all forward range positions including the D range and the non-contact section between them. Even if the shift lever is switched between these forward ranges, the reverse inhibit mechanism is Does not repeat ON / OFF unnecessarily.
In addition, when the shift lever is quickly operated from the D range to the R range, the first switch means detects that the D range is exited, so the reverse inhibit mechanism can be quickly brought into the free state, and the operation delay causes the R range. Can solve the problem of not entering.
[0011]
As in claim 2, an overdrive (OD) off position is set at a position where the shift lever is operated laterally from the D range position, and the overdrive off is detected by the ON signal of the second switch means. Also good.
Since the first switch means cannot detect the lateral movement of the shift lever, to detect OD off, it is necessary to set the OD off position by increasing the gate length or to provide a separate OD switch. The structure becomes large and the cost increases. On the other hand, according to the second aspect, the second switch means can also be used as an OD switch, so that it is not necessary to increase the size and cost.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an example of a gate shift apparatus according to the present invention, and FIG. 2 shows a shift pattern thereof.
This gate shift device is an example of a floor shift type, and each of the “P”, “R”, “N”, “D”, “2”, and “L” range positions and a bent guide hole 2 connecting between them. A plate 1 having The gate shift device is not limited to the floor shift type, but can be similarly applied to a column shift type. A shift lever 3 is inserted into the guide hole 2. An operation knob 4 is fixed to the upper end of the shift lever 3, and a support bracket 5 is fixed to the lower end. The lower end portion of the support bracket 5 is connected to the shaft 7 via a pin 6 so as to be swingable. Therefore, the shift lever 3 can rotate in the direction of arrow A around the axis of the shaft 7 and can also swing in the direction of arrow B around the axis of the pin 6. That is, the shift lever 3 can be operated along the guide hole 2 in the vertical direction and the horizontal direction. The shaft 7 is connected to a shift / select mechanism of an automatic transmission (not shown) through a link 8 fixed to the end of the shaft 7.
[0013]
Although not shown in FIG. 1, an NS switch (first switch means) 10 for detecting that the shift lever 3 has reached each range position is provided. Since this NS switch 10 is provided with contacts 10a to 10f at portions corresponding to the respective range positions and a non-contact section provided between them, only the contacts 10a to 10f are shown in FIG. Indicates.
[0014]
A forward switch (second switch means) 11 is provided in the vicinity of the support bracket 5 and at an intermediate position between the D range position and the 2 range position. The switch 11 is provided with a wide plunger 12, and a convex portion 5 a provided on a side portion of the support bracket 5 can come into contact with the plunger 12. When the shift lever 3 is tilted laterally from the D range to the two range direction, the convex portion 5a pushes the plunger 12 of the forward switch 11 and turns on the forward switch 11. The forward switch 11 detects that the shift lever 3 is tilted laterally from the D range to the 2 range, and has already advanced before entering the non-contact section between the D range and the 2 range of the NS switch 10. The switch 11 is ON. The forward switch 11 maintains the ON state in the two range section, the L range section, and the non-contact section therebetween. The forward switch 11 also functions as a switch (OD off switch) that detects that a range in which overdrive (gear ratio state of 1 or less) of the automatic transmission is prohibited is selected.
[0015]
Further, a reverse inhibit solenoid 13 is disposed in the vicinity of the support bracket 5 and at an intermediate position between the N range position and the R range position. The solenoid 13 is provided with a stopper pin 14 that advances and retracts. When the solenoid 13 is turned on, the stopper pin 14 moves backward, and when the solenoid 13 is turned off, the stopper pin 14 moves forward. The stopper pin 14 moves forward to prevent the support bracket 5 from moving from the N position to the R position. That is, the reverse inhibit state (lock state) is established.
[0016]
Each signal of the NS switch 10 and the forward switch 11 is input to the controller 15, and the controller 15 controls the reverse inhibit solenoid 13 based on these signals and the vehicle speed signal.
[0017]
Next, the operation of the gate shift device having the above configuration will be described with reference to FIG.
First, when control is started, the vehicle speed during forward movement is detected (step S1). When the vehicle speed is 15 km / h or higher, a large shock is generated when the vehicle enters the R range. Therefore, the solenoid 13 is turned OFF to set the reverse inhibit state (lock state) (step S2). Therefore, the stopper pin 14 of the solenoid 13 projects to prevent the shift lever 3 from moving from the N position to the R position.
On the other hand, when the vehicle speed is less than 15 km / h, the NS switch 10 detects the position of the shift lever 3 (step S3). When the NS switch 10 detects each of the D, 2 and L range positions, the solenoid 13 is turned OFF to set the reverse inhibit state (lock state) (step S2).
If the NS switch 10 is in a position other than D, 2 and L (P, R, N and non-contact zone), it is subsequently determined whether the forward switch 11 is ON or OFF (step S4). If the forward switch 11 is ON, the solenoid 13 is turned OFF to set the reverse inhibit state (lock state) (step S2). In other words, the solenoid 13 is turned off regardless of the state of the NS switch 10 at the same time when the shift lever 3 is tilted sideways from the D range to the two range direction. Therefore, when the shift lever is shifted between “D” to “2” to “L”, the solenoid 13 can be prevented from repeatedly turning ON / OFF unnecessarily, and the durability of the solenoid can be reduced and the operation sound can be reduced. Can solve the problem of becoming annoying.
If the forward switch 11 is OFF, the solenoid 13 is turned ON (free state) (step S5). That is, the shift lever 3 is allowed to shift to the R range. In particular, since the solenoid 13 is turned on as soon as the shift lever 3 is operated in the vertical direction from the D range to the N range, even when the shift lever 3 is quickly operated from “D” to “N” to “R”, The problem of not entering “R” can be solved.
[0018]
FIG. 4 shows operations of the NS switch 10, the forward switch 11 and the solenoid 13 in the gate shift apparatus of the present invention when the vehicle speed is less than 15 km / h .
As before, the controller 15 turns off the solenoid 13 when the NS switch 10 detects the forward range (D, 2, L) and locks the other ranges (P, R, N). Turns ON (free state) when detecting and reverse inhibit is cancelled. Since the NS switch 10 cannot determine which range the non-contact section is a non-contact section, the solenoid 13 is turned on (free state) in the non-contact section in order to ensure the shift to “R”. However, if the solenoid 13 is always turned on in the non-contact section, the solenoid 13 is repeatedly turned on and off unnecessarily when the shift lever 3 is operated during the forward range.
In the present invention, in addition to the NS switch 10, the forward switch 11 that is turned on when the shift lever 3 is operated in the lateral direction from the D range position is provided. It can be reliably determined that it is a contact section. Therefore, when the shift lever 3 is operated during the forward range, the solenoid 13 does not repeat ON / OFF unnecessarily.
Since the forward switch 11 can detect OD off, the existing OD off switch can be omitted.
[0019]
In the above embodiment, the gate shift device having the shift pattern as shown in FIG. 2 has been described. However, the shift pattern is not limited to the above example. For example, a shift pattern as described in JP-A-7-198113 may be used.
The reverse inhibit mechanism is not limited to the structure that directly restrains the movement of the shift lever 3 by the stopper pin 14 that is advanced and retracted by the solenoid 13 as described above, and any known structure can be adopted.
Further, the forward switch 11 is not limited to the structure of the above embodiment.
Furthermore, in the present invention, ON / OFF of the forward switch (second switch means) does not necessarily match the electrical ON signal, OFF signal, and is related to the free state and the locked state of the reverse inhibit mechanism. , Only one of the two positions is called ON and the other is called OFF. Therefore, ON and OFF can also be referred to as the first position and the second position, respectively. Similarly, when the solenoid is ON, the reverse inhibit mechanism is in a free state, and when it is OFF, it is in a locked state. Conversely, it may be locked when ON and in a free state when OFF.
[0020]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, when the first switch means having the non-contact area detects the D range position or the second switch means is ON, the reverse inhibit mechanism is locked. The reverse inhibit mechanism is always locked in all forward range positions and the non-contact section between them. ON / OFF is not repeated repeatedly, so that it is possible to solve the problem that the durability of the solenoid is lowered and the operation sound becomes annoying.
In addition, when the shift lever is quickly operated from the D range to the R range, the first switch means detects that the D range is exited, so the reverse inhibit mechanism can be quickly brought into the free state, and the operation delay causes the R range. Can solve the problem of not entering.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an example of a gate shift device according to the present invention.
FIG. 2 is a shift pattern and circuit diagram of the gate shift device of FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the controller of FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram illustrating operations of an NS switch, a forward switch, and a solenoid according to the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing the operation of a conventional NS switch and solenoid.
[Explanation of symbols]
2 Guide hole (bend path)
3 Shift lever 10 NS switch (first switch means)
11 Forward switch (second switch means)
13 Reverse inhibit solenoid 15 Controller (control means)

Claims

Ｐ，Ｒ，Ｎレンジ及びＤレンジを含む少なくとも３つの前進レンジを有し、屈曲路に沿ってシフトレバーを縦方向および横方向に操作することにより、レンジを選択するとともに、上記シフトレバーをＤレンジ位置から横方向に操作し、さらに縦方向に操作することで、Ｄレンジより変速段の少ない前進レンジへの切り替えを可能とした自動変速機のゲートシフト装置において、
車速を検出する車速検出手段と、
上記シフトレバーの各レンジ位置を検出するとともに、各レンジ位置の間に無接点区間を有する第１のスイッチ手段と、
ロック状態の時に上記シフトレバーのＮレンジ位置からＲレンジ位置へのシフト入りを阻止するリバースインヒビット機構と、
Ｄレンジ位置からＤレンジより変速段の少ない前進レンジ位置へ切り替えるために、上記シフトレバーを横方向に操作した時にＯＮし、上記無接点区間を含む前進レンジの間中ＯＮ状態を維持し、それ以外の位置ではＯＦＦとなる第２のスイッチ手段と、
上記車速検出手段により検出された車速が所定車速未満で、上記第１のスイッチ手段がいずれの前進レンジ位置も検出せず、かつ第２のスイッチ手段がＯＦＦの時に上記リバースインヒビット機構をフリー状態とし、それ以外の時に上記リバースインヒビット機構をロック状態とする制御手段と、を設けたことを特徴とする自動変速機のゲートシフト装置。 It has at least three forward ranges including P, R, N range and D range , and selects the range by operating the shift lever in the vertical and horizontal directions along the curved path, and the shift lever is set to D In a gate shift device for an automatic transmission that can be switched to a forward range with a lower speed than the D range by operating in the horizontal direction from the range position and further operating in the vertical direction.
Vehicle speed detection means for detecting the vehicle speed;
A first switch means for detecting each range position of the shift lever and having a non-contact section between the range positions;
A reverse inhibit mechanism for preventing the shift lever from shifting from the N range position to the R range position when in the locked state;
To switch from D range position to the low forward range positions shift speed than the D range, and ON when operating the shift lever in the lateral direction, the non-contact interval kept ON state during the including forward range, A second switch means which is OFF in other positions ;
When the vehicle speed detected by the vehicle speed detecting means is less than a predetermined vehicle speed, the first switch means does not detect any forward range position , and the second switch means is OFF, the reverse inhibit mechanism is set in a free state. A gate shift device for an automatic transmission, comprising: a control means for locking the reverse inhibit mechanism at other times .

上記シフトレバーをＤレンジ位置から横方向に操作した位置にオーバードライブオフポジションを設定し、上記第２のスイッチ手段のＯＮ信号でオーバードライブオフを検出することを特徴とする請求項１に記載の自動変速機のゲートシフト装置。2. The overdrive off position is set at a position where the shift lever is operated laterally from the D range position, and overdrive off is detected by an ON signal of the second switch means. Gate shift device for automatic transmission.