JP4165362B2 - スタータ - Google Patents
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Description
他の衝撃吸収装置として、インターナルギヤを回転ディスクとして共用するものが知られている。これは、1つしかないインターナルギヤの両側に固定ディスクを配置し、皿バネの復元力でインターナルギヤの両側より固定ディスクを挟み付けるものである(例えば、特許文献3参照)。
固定ディスクを厚くすると、固定ディスクが歪んだ場合、皿バネ等の圧力で歪みを矯正できず、摩擦面積が設定より小さくなり、焼き付きが発生する可能性がある。また、固定ディスクを厚くすることにより、軸方向が大きくなり、スタータ内への搭載が困難になったり、小型化が要求されるスタータが大型化してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インターナルギヤの滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できるスタータの提供にある。
請求項1の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、この回転ディスクと軸方向に交互に積層され回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、回転ディスクと固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備える。
上記の構成を採用することにより、次の効果を奏することができる。
(1)衝撃吸収装置は、複数枚の回転ディスクと複数枚の固定ディスクとを交互に積層しているため、摩擦面の数を増加させることができ、インターナルギヤの滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できる。
(2)固定ディスクの数が増え、1枚当たりの固定ディスクの設定トルクを低くできるため、固定ディスクと回転不能な部材との係合部に発生する集中荷重を抑えることができる。この結果、固定ディスクを薄く設けても、固定ディスクと回転不能な部材との係合部における破損を防ぐことができる。
また、請求項1の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、それぞれの回転ディスクにインターナルギヤを形成するギヤ歯が一体に形成されたものである。即ち、インターナルギヤを複数枚にして、そのインターナルギヤと回転ディスクとを共通化したものである。
上記の構成を採用することにより、次の効果を奏することができる。
(1)インターナルギヤを複数枚にしたことにより、分割されたインターナルギヤがそれぞれ周方向へ微小にズレる。これによって、従来のインターナルギヤ(1つ)とプラネタリギヤとのバックラッシュよりも、バックラッシュが小さくなり、その結果歯打ち音が小さくなり、静寂なスタータを提供できる。
(2)インターナルギヤを複数枚にしたことにより、各板厚が薄くなる。これによって、プレスの打ち抜き加工によってインターナルギヤの成形が可能になり、一般的な焼結のインターナルギヤに比べ、コストを抑えることが可能になる。
(3)複数枚のインターナルギヤ自体が複数枚の回転ディスクであるため、インターナルギヤと固定ディスクとを結合する連結部材を用いる必要がない。このため、連結部材を用いることにより生じる部品点数の増加、重量の増加、大型化、高コスト化するなどの不具合が生じない。
さらに、請求項1の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、固定ディスクがハウジング内に固定される円筒体の内周に係合するものであり、その円筒体は、固定ディスクに設けられた各外径突起が係合する外径側に突出した係合部を複数備えるものである。
請求項2の手段を採用するスタータは、円筒体の軸方向の一端に、積層体の端面と当接する壁面が設けられ、円筒体の軸方向の他端に、弾性体と積層体とを軸方向に加圧する曲折部が設けられたものである。
円筒体の他端を変形させて弾性体を加圧するため、部品点数を追加することなく弾性体と積層体を加圧保持することができ、部品点数の追加によるコスト上昇を抑えることができる。
請求項3の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、この回転ディスクと軸方向に交互に積層され回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、回転ディスクと固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備える。
上記の構成を採用することにより、次の効果を奏することができる。
(1)衝撃吸収装置は、複数枚の回転ディスクと複数枚の固定ディスクとを交互に積層しているため、摩擦面の数を増加させることができ、インターナルギヤの滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できる。
(2)固定ディスクの数が増え、1枚当たりの固定ディスクの設定トルクを低くできるため、固定ディスクと回転不能な部材との係合部に発生する集中荷重を抑えることができる。この結果、固定ディスクを薄く設けても、固定ディスクと回転不能な部材との係合部における破損を防ぐことができる。
また、請求項3の手段を採用するスタータの固定ディスクは、ハウジング内に固定される円筒体の内周において軸方向へ変位可能にスプライン嵌合されるものであり、円筒体は、軸方向の両側より積層体と弾性体を直接または間接的に挟み付けるものである。
このように、円筒体は、弾性体および積層体を挟み付けた状態でスタータ内に組付けられるものであるため、弾性体および積層体をスタータに組付ける前にアッシー化することができ、弾性体および積層体をスタータに組付ける際の作業性を向上できる。
さらに、請求項3の手段を採用するスタータの円筒体は、遊星歯車減速装置が配置される空間と、アーマチャが配置される空間とを区画する隔壁が一体に設けられ、この隔壁の内周には、アーマチャシャフトを回転自在に支持する軸受が設けられたものである。
これによって、アーマチャが配置される空間(以下、モータ室)と、遊星歯車減速装置が配置される空間(以下、減速室)とを連通する隙間を無くすことができ、モータ室で発生するブラシ摩耗粉が、減速室に侵入するのを防ぐことができる。この結果、減速室にブラシ摩耗粉が侵入することによって発生するギヤ類、軸受類の摩耗を防ぐことができる。 また、サンギヤが設けられるアーマチャシャフトを、インターナルギヤを支持する円筒体の隔壁に設けられた軸受によって支持するため、サンギヤとインターナルギヤの芯ズレを防ぐことができ、遊星歯車減速装置を静寂化できる。
請求項4の手段を採用するスタータにおける隔壁を含む円筒体は、磁性体金属によって設けられたものである。
これによって、隔壁を含む円筒体は、始動モータにおける固定子側磁気回路の磁束通路として活用できる。この結果、固定子側磁気回路のヨークの軸方向長を短くすることが可能になり、始動モータの短縮化、軽量化が可能になる。
請求項5の手段を採用するスタータは、始動モータのヨークの端部がセンターハウジングにインロー嵌合し、フロントハウジングとリヤハウジングをスルーボルトによって軸方向に締めつけることにより、センターハウジングとヨークとの間で円筒体が軸方向に挟み付けられて固定されるものである。
[請求項6の手段]
請求項6の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、この回転ディスクと軸方向に交互に積層され回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、回転ディスクと固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備える。
上記の構成を採用することにより、次の効果を奏することができる。
(1)衝撃吸収装置は、複数枚の回転ディスクと複数枚の固定ディスクとを交互に積層しているため、摩擦面の数を増加させることができ、インターナルギヤの滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できる。
(2)固定ディスクの数が増え、1枚当たりの固定ディスクの設定トルクを低くできるため、固定ディスクと回転不能な部材との係合部に発生する集中荷重を抑えることができる。この結果、固定ディスクを薄く設けても、固定ディスクと回転不能な部材との係合部における破損を防ぐことができる。
また、請求項6の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置は、それぞれの回転ディスクにインターナルギヤを形成するギヤ歯が一体に形成されたものである。即ち、インターナルギヤを複数枚にして、そのインターナルギヤと回転ディスクとを共通化したものである。
上記の構成を採用することにより、次の効果を奏することができる。
(1)インターナルギヤを複数枚にしたことにより、分割されたインターナルギヤがそれぞれ周方向へ微小にズレる。これによって、従来のインターナルギヤ(1つ)とプラネタリギヤとのバックラッシュよりも、バックラッシュが小さくなり、その結果歯打ち音が小さくなり、静寂なスタータを提供できる。
(2)インターナルギヤを複数枚にしたことにより、各板厚が薄くなる。これによって、プレスの打ち抜き加工によってインターナルギヤの成形が可能になり、一般的な焼結のインターナルギヤに比べ、コストを抑えることが可能になる。
(3)複数枚のインターナルギヤ自体が複数枚の回転ディスクであるため、インターナルギヤと固定ディスクとを結合する連結部材を用いる必要がない。このため、連結部材を用いることにより生じる部品点数の増加、重量の増加、大型化、高コスト化するなどの不具合が生じない。
さらに、請求項6の手段を採用するスタータの回転ディスクは、内側において板厚を厚く設けインターナルギヤの歯面積を広く設けたものである。
これによって、インターナルギヤの歯面の面圧を低減でき、インターナルギヤの摩耗を抑えることができる。また、板厚を厚く設けたことによる段差部で固定ディスクとの芯出しが可能になる。
請求項7の手段を採用するスタータのインターナルギヤの歯面および衝撃吸収装置の摩擦面には、潤滑油が塗布されている。
潤滑油が回転ディスク(インターナルギヤ)と固定ディスクとの当接面に保持されることにより、摩擦面の焼き付きを防止できるとともに、インターナルギヤの潤滑油と共用することができる。これにより、インターナルギヤ、プラネタリギヤ、サンギヤの歯面の摩耗を防止でき、且つ摩擦面の摩耗係数を常に潤滑油を塗布した状態に維持できるので、安定した滑りトルクの装置を提供できる。
また、複数枚の回転ディスク(インターナルギヤ)と固定ディスクを交互に配置しているので、回転ディスク(インターナルギヤ)と固定ディスクの隙間で潤滑油が保持されるため、ギヤ歯面近傍からインターナルギヤの歯面に潤滑油を供給でき、インターナルギヤ、プラネタリギヤ、サンギヤの歯面の摩耗を長期にわたって防止できる。
請求項8の手段を採用するスタータの衝撃吸収装置の摩擦面には、潤滑油を保持する凹凸形状が設けられている。
摩擦面に設けられた凹凸に潤滑油が保持されるため、耐焼き付き性能を向上することができ、衝撃吸収装置の性能を長期に亘って安定させることができる。また、毛細管現象により、上述の回転ディスク(インターナルギヤ)と固定ディスクの隙間に保持された潤滑油を吸いとることが可能であるため、さらに衝撃吸収装置の性能を長期に亘って安定させることができる。
この衝撃吸収装置は、インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、この回転ディスクと軸方向に交互に積層され、回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、回転ディスクと固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備える。
最良の形態1のスタータは、回転ディスクにインターナルギヤを形成するギヤ歯を一体に形成し、さらに固定ディスクがハウジング内に固定される円筒体の内周に係合するものであり、その円筒体は、固定ディスクに設けられた各外径突起が係合する外径側に突出した係合部を複数備える。
最良の形態2のスタータは、固定ディスクがハウジング内に固定される円筒体の内周において軸方向へ変位可能にスプライン嵌合される。円筒体は、軸方向の両側より積層体と弾性体を直接または間接的に挟み付け、且つ、円筒体は、遊星歯車減速装置が配置される空間と、アーマチャが配置される空間とを区画する隔壁が一体に設けられる。この隔壁の内周には、アーマチャシャフトを回転自在に支持する軸受が設けられる。
最良の形態3のスタータは、回転ディスクにインターナルギヤを形成するギヤ歯を一体に形成する。そして、回転ディスクは、内側の板厚が厚く設けられ、インターナルギヤの歯面積が広く設けられる。
まず、図1を参照してスタータを説明する。
スタータは、回転力を発生する始動モータ1、この始動モータ1の通電電流をON-OFF制御するマグネットスイッチ2、始動モータ1の回転を減速する遊星歯車減速装置3、この遊星歯車減速装置3で減速された回転力が伝達される出力軸4、この出力軸4上に配置される一方向クラッチ5、この一方向クラッチ5を介して出力軸4の回転が伝達されるピニオンギヤ6、スタータの駆動系に加わる過大トルクを吸収する衝撃吸収装置7を備える。
このプラネタリキャリア16は、プラネタリギヤ14を軸受(滑り軸受)17を介して回転自在に支持するピン18と、このピン18を支持するピンキャリア19とからなり、このピンキャリア19は出力軸4の後端にフランジとして一体に設けられている。
インターナルギヤ15は、それと一体的に構成された衝撃吸収装置7によって周方向へ回転が規制される。この遊星歯車減速装置3は、インターナルギヤ15が衝撃吸収装置7によって回転が規制されているため、アーマチャ11が回転すると、サンギヤ13の回転を受けてプラネタリギヤ14が回転しながらサンギヤ13の外周を公転する。そのプラネタリギヤ14の公転は、プラネタリキャリア16を介して出力軸4に伝達される。
なお、インターナルギヤ15の詳細は後述する。
インナは、軸受(滑り軸受)を介して出力軸4の外周に嵌め合わされている。アウタは、インナの外周に同軸配置されるものであり、ヘリカルスプラインを介して出力軸4と嵌合するスプライン筒部を有する。このスプライン筒部の外周には、マグネットスイッチ2のプランジャによって駆動されるレバーの一端が係合しており、レバーの動きによって一方向クラッチ5が軸方向へ移動する。インナの外周を覆う部分のアウタの内周面には、複数のくさび状のカム室が形成されている。ローラは、各カム室に収容されて、スプリングによりカム室の狭い方向へ付勢されている。クラッチカバーは、ローラの軸方向の移動を規制するプレートとアウタの外周を覆ってアウタおよびプレートを固定している。
各回転ディスク21の内周は、図3に示すように、プラネタリギヤ14と噛合するギヤ歯が形成されている。また、各回転ディスク21の外周は、円筒体24の内周径より僅かに小さいか、内周径と略一致した円形になっている。このインターナルギヤ15の外周は、円筒体24の内周面に対して芯出しされており、円筒体24に設けたアーマチャシャフト12の軸受(後述する)と同軸になるよう高い精度で配置されている。
インターナルギヤ15を複数枚にしたことにより、分割されたインターナルギヤ15がそれぞれ周方向へ微小にズレる。これによって、インターナルギヤ15とプラネタリギヤ14とのバックラッシュが小さくなり、その結果歯打ち音が小さくなり、静寂なスタータを提供できる。
インターナルギヤ自体が回転ディスク21であるため、インターナルギヤ15と固定ディスク22とを結合する連結部材を用いる必要がない。このため、連結部材を用いることにより生じる部品点数の増加、重量の増加、大型化、高コスト化するなどの不具合が生じない。
固定ディスク22の枚数が従来に比較して多いため、固定ディスク22の1枚当たりの設定トルクを低くできる。このため、固定ディスク22と回転不能な部材(この実施例1では円筒体24)との係合部(この実施例1では外径突起25)に発生する集中荷重を低く抑えることができる。この結果、各固定ディスク22を薄く形成しても、係合部(この実施例1では外径突起25)における破損を防ぐことができる。
円筒体24は、軸方向の両側より皿バネ23と積層体を挟み付けた状態でスタータ内に組付けられるものである。このため、皿バネ23と積層体をスタータに組付ける前にアッシー化することができ、皿バネ23および積層体をスタータに組付ける際の作業性を向上できる。
この曲折部28の折り曲げ量によって、皿バネ23の撓み量、即ち積層体の加圧力を設定することができる。この折り曲げ量を調整することによってトルク伝達上限を設定できる。
円筒体24の端部を折り曲げて皿バネ23を加圧するため、部品点数を追加することなく皿バネ23と積層体を加圧保持することができ、部品点数の追加によるコスト上昇を抑えることができる。
なお、この実施例1では、円筒体24の端部に設けた曲折部28によって、皿バネ23を撓ませて保持する例を示すが、ネジ部材等により、皿バネ23を撓ませて保持するように設けても良い。
このように設けられることによって、モータ室32と減速室31とを連通する隙間がなく、モータ室32で発生したブラシ摩耗粉が、減速室31に侵入する不具合を回避できる。このため、減速室31にブラシ摩耗粉が侵入することによって発生するギヤ類、軸受類の摩耗を防ぐことができる。
また、サンギヤ13が形成されたアーマチャシャフト12を、インターナルギヤ15を支持する円筒体24の隔壁33に取り付けた軸受34によって支持するため、サンギヤ13とインターナルギヤ15の芯ズレを防ぐことができ、遊星歯車減速装置3の作動音を静寂化できる。
このように、隔壁33を含む円筒体24を磁性体金属によって設けることにより、隔壁33を含む円筒体24を始動モータ1における固定子側磁気回路の磁束通路として活用できる。これによって、固定子側磁気回路のヨーク35の軸方向長を短くすることが可能になり、始動モータ1の短縮化、軽量化を図ることができる。
このように、潤滑油が回転ディスク21と固定ディスク22との当接面に保持されることにより、摩擦面の焼き付きを防止できる。
また、インターナルギヤ15の潤滑油により、インターナルギヤ15、プラネタリギヤ14、サンギヤ13の歯面の摩耗を防止できる。
摩擦面に設けられた多数の凹部39に潤滑油が保持されるため、摩擦面における焼き付きの発生を防ぐことができ、衝撃吸収装置7の性能を長期に亘って安定させることができる。
なお、図6では、固定ディスク22の表面に多数の凹部39を設ける例を示したが、溝など他の手段によって固定ディスク22の表面に潤滑油を保持する凹凸形状を設けても良い。
また、潤滑油を保持する凹凸形状は、回転ディスク21のみに設けても良く、また回転ディスク21と固定ディスク22の両方に設けても良い。
キー操作によってスタータスイッチがONされると、マグネットスイッチ2内の励磁コイルが通電されてプランジャが吸引され、レバー41が支点42を中心として揺動する。これにより、レバー41の一端と係合する一方向クラッチ5が、出力軸4のヘリカルスプラインに沿って回転しながら押し出され、一方向クラッチ5の前端に設けられたピニオンギヤ6がエンジンのリングギヤに向けて移動する。
エンジンが始動してスタータスイッチがOFF されると、励磁コイルへの通電が停止してプランジャが初期位置へ復帰する。これにより、マグネットスイッチ2の可動接点と固定接点とが離れて始動モータ1への給電が停止されるとともに、レバー41が支点42を中心としてエンジン始動時とは反対側へ揺動する。すると、一方向クラッチ5は出力軸4に沿って後退し、ピニオンギヤ6がエンジンのリングギヤから離脱して静止位置へ復帰する。
上述のピニオンギヤ6がエンジンのリングギヤに噛み合う過程において、ピニオンギヤ6がリングギヤに衝突する速度が速い場合には、ピニオンギヤ6とリングギヤとの間に高い衝撃が発生する。この衝撃によってスタータの駆動系に加わるトルクが所定トルク(衝撃吸収装置7におけるトルク伝達上限)に達すると、各固定ディスク22に挟まれた複数枚の回転ディスク21が、固定ディスク22に対して滑りながら回転する。即ち、リングギヤが過大トルクを受けたことにより回転して衝撃を吸収し、プラネタリギヤ14の自転および公転が抑制される。即ち、インターナルギヤ15に所定値以上の回転方向トルク、例えば衝撃的なトルク変動が加えられると、多板式トルクリミッタとして構成された衝撃吸収装置7はインターナルギヤ15の回転を許容し、その衝撃を吸収する。インターナルギヤ15の回転は、衝撃トルクが設定値を上回っている間は、回転角度無制限に許容される。
このように、ピニオンギヤ6とエンジンのリングギヤとの衝突で発生する高い衝撃力が、衝撃吸収装置7で吸収されるため、遊星歯車減速装置3およびピニオンギヤ6を破損から防ぐことができる。
スタータに搭載された衝撃吸収装置7は、インターナルギヤ15を軸方向へ複数分割してなる複数枚の回転ディスク21と、回転不能に設けられた複数枚の固定ディスク22とを交互に積層し、この積層体を皿バネ23の復元力によって軸方向に加圧する構造を採用している。
このため、従来技術に比較して摩擦面の数を増加させることができ、インターナルギヤ15の滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できる。
ここで、「滑りトルクT=積層体の加圧力×摩擦半径×摩擦係数×摩擦面の数」であるため、回転ディスク21と固定ディスク22との積層数を増やして摩擦面の数を増やすことにより、皿バネ23による加圧力が小さくても、インターナルギヤ15の滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)を高く設定できる。
上記実施例1では、回転ディスク21の一例として、回転ディスク21をフラットな薄板で設ける例を示した。
これに対し、この実施例2の回転ディスク21は、図7に示すような断面形状を有している。即ち、回転ディスク21の径方向内側の部分の板厚Aは、径方向外側の部分の板厚Bより厚い。この回転ディスク21の内側部分には、インターナルギヤ15としてのギヤ歯が形成される。また、回転ディスク21の外側部分は、固定ディスク22と積層されて接触する摩擦板として形成されている。インターナルギヤ15としてのギヤ歯と、固定ディスク22と積層されて接触する摩擦板との間には、段差43が設けられている。この構成は、ギヤ歯が形成される部分の板厚Aを積層部分の板厚Bよりも段差43を介して厚く設けてインターナルギヤ15の歯面積を広く設けたものである。
図示の実施例2では、内側部分の軸方向の幅のほぼ中央に外側部位を立設しているため、インターナルギヤ15の両側に段差43を設けている。この構成に代えて、回転ディスク21の内側部分の軸方向端部から径方向外側に向けて外周部位を立設することにより、内側部位の片側だけに段差43を設けても良い。
このようにインターナルギヤ15の歯面の面積を大きく設けることにより、インターナルギヤ15の歯面の面圧を低減でき、インターナルギヤ15の摩耗を抑えることができる。
上記の実施例では、回転ディスク21の枚数より固定ディスク22の枚数を1枚多くして、回転ディスク21の両端を固定ディスク22が挟み付ける例を示したが、回転ディスク21の枚数と固定ディスク22の枚数を同じに設けたり、上記の実施例とは逆に、回転ディスク21の枚数を固定ディスク22の枚数より1枚多くしても良い。
このように設けることにより、積層体とセンターハウジング26の間(径方向)から円筒体24が廃止されるため、積層体の摩擦半径を大きくでき、インターナルギヤ15の滑り開始のトルク値の上限(トルク伝達の上限)をさらに高く設定できる。
上記の実施例では、固定ディスク22はリング形状であったが、周方向に関して複数に分割しても良い。図8は、2つの半環状部材22’を組み合わせて1つの環状の固定ディスク22を提供する実施例を示している。この場合には、図7のようにインターナルギヤ15のギヤ部分に段差43を設けたものと組み合わせ、円筒体24のスプライン溝27(内周溝部)から外れないように芯出しすると良い。こうすることにより、歩溜まりが良い固定ディスク22を提供でき、コストを低減できる。
3 遊星歯車減速装置
4 出力軸
6 ピニオンギヤ
7 衝撃吸収装置
11 アーマチャ
12 アーマチャシャフト
13 サンギヤ
14 プラネタリギヤ
15 インターナルギヤ
16 プラネタリキャリア
21 回転ディスク
22 固定ディスク
23 皿バネ(弾性体)
24 円筒体
25 外径突起
26 センターハウジング
28 曲折部
31 減速室(遊星歯車減速装置が配置される空間)
32 モータ室(アーマチャが配置される空間)
33 隔壁
34 軸受(隔壁の内周においてアーマチャシャフトを回転自在に支持する軸受)
35 ヨーク
36 フロントハウジング
37 リヤハウジング
38 スルーボルト
39 凹部
Claims (8)
- (a)通電を受けてアーマチャに回転力が発生する始動モータと、
(b)前記アーマチャのアーマチャシャフトに設けられたサンギヤ、このサンギヤに噛み合うプラネタリギヤ、このプラネタリギヤに噛み合うインターナルギヤ、前記プラネタリギヤを回転自在に支持するプラネタリキャリアを有し、前記インターナルギヤの回転を規制することにより、前記アーマチャの回転を減速して前記プラネタリキャリアから取り出す遊星歯車減速装置と、
(c)前記プラネタリキャリアと一体に回転する出力軸と、
(d)この出力軸上に設けられ、エンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤと、
(e)前記インターナルギヤの回転を規制するとともに、衝撃を吸収する衝撃吸収装置とを備え、
当該衝撃吸収装置は、前記インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、
該回転ディスクと軸方向に交互に積層され、回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、
前記回転ディスクと前記固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備え、
それぞれの前記回転ディスクには、前記インターナルギヤを形成するギヤ歯が一体に形成されており、
前記固定ディスクは、ハウジング内に固定される円筒体の内周に係合するものであり、 前記固定ディスクは、前記回転ディスクの外径側に突出する複数の外径突起を備え、
前記円筒体は、それぞれの前記外径突起が係合する外径側に突出した複数の係合部を備え、
前記固定ディスクは、前記円筒体の内周において軸方向へ変位可能にスプライン嵌合されることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載のスタータにおいて、
前記円筒体の軸方向の一端には、前記積層体の端面と当接する壁面が設けられ、
前記円筒体の軸方向の他端には、前記弾性体と前記積層体とを軸方向に加圧する曲折部が設けられたことを特徴とするスタータ。 - (a)通電を受けてアーマチャに回転力が発生する始動モータと、
(b)前記アーマチャのアーマチャシャフトに設けられたサンギヤ、このサンギヤに噛み合うプラネタリギヤ、このプラネタリギヤに噛み合うインターナルギヤ、前記プラネタリギヤを回転自在に支持するプラネタリキャリアを有し、前記インターナルギヤの回転を規制することにより、前記アーマチャの回転を減速して前記プラネタリキャリアから取り出す遊星歯車減速装置と、
(c)前記プラネタリキャリアと一体に回転する出力軸と、
(d)この出力軸上に設けられ、エンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤと、
(e)前記インターナルギヤの回転を規制するとともに、衝撃を吸収する衝撃吸収装置とを備え、
当該衝撃吸収装置は、前記インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、
該回転ディスクと軸方向に交互に積層され、回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、
前記回転ディスクと前記固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備え、
前記固定ディスクは、ハウジング内に固定される円筒体の内周において軸方向へ変位可能にスプライン嵌合されるものであり、
前記円筒体は、軸方向の両側より前記積層体と前記弾性体を直接または間接的に挟み付け、
且つ、前記円筒体は、前記遊星歯車減速装置が配置される空間と、前記アーマチャが配置される空間とを区画する隔壁が一体に設けられ、
この隔壁の内周には、前記アーマチャシャフトを回転自在に支持する軸受が設けられたことを特徴とするスタータ。 - 請求項3に記載のスタータにおいて、
前記隔壁を含む前記円筒体は、磁性体金属によって設けられたことを特徴とするスタータ。 - 請求項3または請求項4に記載のスタータにおいて、
前記始動モータのヨークの端部がセンターハウジングにインロー嵌合し、
フロントハウジングとリヤハウジングをスルーボルトによって軸方向に締めつけることにより、前記センターハウジングと前記ヨークとの間で前記円筒体が軸方向に挟み付けられて固定されることを特徴とするスタータ。 - (a)通電を受けてアーマチャに回転力が発生する始動モータと、
(b)前記アーマチャのアーマチャシャフトに設けられたサンギヤ、このサンギヤに噛み合うプラネタリギヤ、このプラネタリギヤに噛み合うインターナルギヤ、前記プラネタリギヤを回転自在に支持するプラネタリキャリアを有し、前記インターナルギヤの回転を規制することにより、前記アーマチャの回転を減速して前記プラネタリキャリアから取り出す遊星歯車減速装置と、
(c)前記プラネタリキャリアと一体に回転する出力軸と、
(d)この出力軸上に設けられ、エンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤと、
(e)前記インターナルギヤの回転を規制するとともに、衝撃を吸収する衝撃吸収装置とを備え、
当該衝撃吸収装置は、前記インターナルギヤに連結された複数枚の回転ディスクと、
該回転ディスクと軸方向に交互に積層され、回転不能に設けられた複数枚の固定ディスクと、
前記回転ディスクと前記固定ディスクとの積層体を復元力によって軸方向に加圧する弾性体とを備え、
それぞれの前記回転ディスクには、前記インターナルギヤを形成するギヤ歯が一体に形成されており、
前記回転ディスクは、内側の板厚が厚く設けられ、前記インターナルギヤの歯面積が広く設けられたことを特徴とするスタータ。 - 請求項6に記載のスタータにおいて、
前記インターナルギヤの歯面および前記衝撃吸収装置の摩擦面には、潤滑油が塗布されたことを特徴とするスタータ。 - 請求項7に記載のスタータにおいて、
前記衝撃吸収装置の摩擦面には、潤滑油を保持する凹凸形状が設けられたことを特徴とするスタータ。
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