JP4162630B2 - 信号伝送回路並びに同回路を備えた電子機器及びケーブル - Google Patents

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Description

本発明は信号伝送回路に関し、特にコモンモードフィルタ及び容量性素子を備えた信号伝送回路に関する。
一般に、電子機器間のデジタル信号の授受には差動伝送方式が用いられている。差動伝送方式とは、1対の線路に互いに逆方向のデジタル信号を入力する方式で、信号線から発生する放射ノイズや、外来ノイズを差動伝送により相殺することができる。外来ノイズが相殺されることによりノイズが減少するため、信号を小振幅で送信することができ、更に、信号が小振幅となるため、信号の立ち上がり、降下時間が短縮され、信号伝送の高速化が実現されるという利点がある。
この差動伝送方式を用いたケーブルとして、USB、DVI方式等のものがあり、近年では、より多くのデジタル信号の伝送を可能とするHDMI方式のものも登場している。HDMI方式は、DVDプレーヤーやセットトップボックス等のデジタル送信機器と、デジタルTV等のデジタルテレビとを非圧縮のデジタル信号で接続する高速シリアルインターフェースであり、ケーブル一本で映像信号及び音声信号を高速で伝送することができる。
一方、伝送速度の高速化に伴い、信号線間の差動信号の微小なずれによってもノイズが発生することとなる。この問題を解決するために、ケーブル等のインターフェースにコモンモードチョークコイルを挿入することによりノイズを軽減させる伝送回路が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−85118号公報
ところで、高周波や高速のパルス信号を伝送する場合には、伝送路のインピーダンスを整合させる必要があり、インピーダンスが整合していない場合には、信号の高周波成分がインピーダンスの不整合部分で反射を起こすため、リターンロスが大きくなり、信号が大きく減衰してしまう。また、反射によって不要な輻射が生じる場合もある。
一方、インターフェースによって接続されるデジタルTV等の入力部には、通常、静電対策部品として、バリスタ、コンデンサ、ツェナーダイオード等の容量性素子が挿入されている。図12は、伝送路に容量性素子(1.1pF)を挿入した場合と挿入しない場合の伝送路内の各位置での特性インピーダンスを示したグラフである。容量成分の増加はインピーダンスを低下させることとなるため、静電対策部品の配置された場所では、その容量成分によって特性インピーダンスが減少している。そのため、静電対策部品の配置された場所で信号の高周波成分が反射し、ノイズを引き起こすこととなる。
そこで、本発明は、静電対策用の容量性素子による特性インピーダンスの低下を緩和する信号伝送回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の信号伝送回路は、HDMI規格の高速差動インターフェースに接続される信号伝送回路であって、コアと、コアに螺旋状に巻かれた第1の信号線及び第2の信号線と、第1の信号線の第1の入力部及び第1の出力部と、第2の信号線の第2の入力部及び第2の出力部とを有し、第1の入力部と第2の入力部には互いに逆位相の信号が入力されるコモンモードフィルタと、第1の入力端子及び第1の出力端子を有し、コモンモードフィルタの第1の出力部に第1の入力端子が接続された第1の容量性素子と、第2の入力端子及び第2の出力端子を有し、コモンモードフィルタの第2の出力部に第2の入力端子が接続された第2の容量性素子とを備え、第1の出力部と第1の入力端子とを結ぶ第1の接続部の長さ、並びに、第2の出力部と第2の入力端子とを結ぶ第2の接続部の長さが共に3mm以内であり、特性インピーダンスが100±15Ω以内であることを特徴としている。
このような構成によると、信号伝送回路内のコモンモードフィルタの出力部と容量性素子の入力部とを結ぶ接続部の長さは3mm以内である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を備えた電子機器であることを特徴としている。
このような構成によると、電子機器内に備えられた信号伝送回路内のコモンモードフィルタの出力部と容量性素子の入力部とを結ぶ接続部の長さは3mm以内である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明を備えたケーブルであることを特徴としている。
このような構成によると、ケーブル内に備えられた信号伝送回路内のコモンモードフィルタの出力部と容量性素子の入力部とを結ぶ接続部の長さは3mm以内である。
また、請求項4に記載のプリント基板は、請求項1に記載の信号伝送路を搭載するプリント基板であって、前記第1の接続部に相当するパターンの長さ、並びに、前記第2の接続部に相当するパターンの長さが共に3mm以内であることを特徴としている。
このような構成によると、信号伝送回路を搭載するプリント基板のコモンモードフィルタの出力部と容量性素子の入力部とを結ぶパターンの長さは3mm以内である。また、請求項5に記載の発明は、前記第1の容量性素子及び前記第2の容量性素子は、バリスタであることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の信号伝送回路によれば、信号伝送回路内の容量性素子による特性インピーダンスの減少を緩和することができる。
本発明の請求項2に記載の電気機器によれば、電気機器に備えられた信号伝送回路内の容量性素子による特性インピーダンスの減少を緩和することができる。
本発明の請求項3に記載のケーブルによれば、ケーブルに備えられた信号伝送回路内の容量性素子による特性インピーダンスの減少を緩和することができる。
本発明の請求項4に記載のプリント基板によれば、プリント基板に搭載された信号伝送回路内の容量性素子による特性インピーダンスの減少を緩和することができる。
本発明の第1の実施の形態による信号伝送回路について図1から図7を参照しながら説明する。
図1は、DVDプレーヤー2とデジタルテレビ4をHDMIケーブル3で接続した状態を示した図であり、本実施の形態による信号伝送回路1はデジタルテレビ4の入力部に設けられている。HDMIケーブル3は、差動伝送方式を用いたケーブルであり、接続端子部31、32を備えている。信号伝送回路1は、HDMIケーブル3の接続端子部32と接続されている。HDMIケーブル3の他端は、接続端子部31によってDVDプレーヤー2と接続されている。DVDプレーヤー2からのデジタル信号は、HDMIケーブル3及び信号伝送回路1を介してデジタルテレビ4に高速伝送される。
信号伝送回路1は、信号線D+、D−と、コモンモードフィルタ12と、バリスタ13、14と、接続部15とを備えた差動伝送回路である。信号線D+、D−は、コモンモードフィルタ12の入力部とそれぞれ接続されている。コモンモードフィルタ12の出力部は、導体である接続部15を介してデジタルテレビ4及び静電対策用のバリスタ13、14の入力端子と接続されている。バリスタ13、14の出力端子は、グランドに接続されている。本実施の形態では、コモンモードフィルタ12として、ACMシリーズ(TDK製)の高周波成分の減衰が少ない特性のものを使用している。バリスタ13、14としては、AVRシリーズ(TDK製)のものを使用している。
ここで、図2(a)及び図2(b)を用いて、コモンモードフィルタ12の構造及び動作について説明する。コモンモードフィルタ12は、互いに絶縁され、強く結合させた2本の信号線22、23をリング状のフェライトコア21に複数回巻きつけた構成となっている。信号線22、23の入力側は、HDMIケーブル3の接続端子部32と接続され、出力側は、デジタルテレビ4と接続されている。
本実施の形態では、コモンモードフィルタ12は、信号に対しては、デイファレンシャルモードで用いられる。図2(a)は、デイファレンシャルモードでのコモンモードフィルタ12の動作を説明する図である。デイファレンシャルモードでは、信号24は、信号線22、23に互いに逆方向の信号として入力される。そのため、各信号線22、23によってフェライトコア21上に生じる磁束25、26は、互いに逆方向の磁束となり、打ち消し合うこととなる。従って、信号線22、23が生み出す磁界27によって生じるインピーダンス(インダクタンス)がほとんどないので、信号24は、ほとんど減衰することなく出力される。
一方、コモンモードノイズ28に対しては、コモンモードフィルタ12は、コモンモードで用いられる。図2(b)は、コモンモードでのコモンモードフィルタ12の動作を説明する図である。コモンモードでは、コモンモードノイズ28は、信号線22、23の同方向に生じる。そのため、各信号線22、23によってフェライトコア21上に生じる磁束25、26は、互いに同方向の磁束となり、強め合うこととなる。従って、信号線22、23が生み出す磁界27によって生じるインピーダンス(インダクタンス)が高くなり、コモンモードノイズ28はほとんど出力されない。このようにして、コモンモードフィルタ12は、ノイズのみを減衰させることができる。
このような構成により、DVDプレーヤー2から出力された信号は、外来ノイズをほとんど伴うことなく、HDMIケーブル3、信号伝送回路1を介してデジタルテレビ4に入力する。
上記コモンモードフィルタ12により外来ノイズを減少させることができたが、伝送路の特性インピーダンスの不連続点での信号の反射によって生じるノイズも減少させなければならない。そのため、ここでTDR法により特性インピーダンスを測定する。TDR法とは、伝送路の特性インピーダンスの不連続点で反射されたパルスを測定することにより、伝送路の特性インピーダンスを計測する測定法である。
図3は、伝送路10の特性インピーダンスをTDR法により測定するための測定環境を示す図である。高速オシロスコープ5とレシーバIC6は伝送路10を介して接続されている。伝送路10は、同軸ケーブル7と信号伝送回路1とを有している。高速オシロスコープ5は、TDRモジュール51を有している。高速オシロスコープ5は、TDRモジュール51を介して同軸ケーブル7と接続され、同軸ケーブル7の他端は信号伝送回路1と接続される。信号伝送回路1の他端にはレシーバIC6が接続される。
高速オシロスコープ5としては、Agilent(86100)を、TDRモジュール51としては、TDRmodule(54754)を用いる。レシーバIC6は、電源がオフのときに無限大の入力インピーダンスを有し、高速オシロスコープ5からの信号を100%反射させる。同軸ケーブル7は、2本の差動信号線からなり、それぞれ50Ωの特性インピーダンスを有するため、同軸ケーブル7全体の特性インピーダンスは100Ωとなる。
本実施の形態によるTDR法の測定方法について図3及び図4を用いて説明する。まず、高速オシロスコープ5が入射電圧ステップEiを発生させ、この入射電圧ステップEiを伝送路10に出力する。伝送路10上で特性インピーダンスの不連続点が存在しない場合には、入射電圧ステップEiがレシーバIC6でそのまま反射され、高速オシロスコープ5上には、図4(a)に示すように、入射電圧ステップEiのみが表示される。
一方、伝送路10の特性インピーダンスに不連続点が存在する場合には、その不連続点で入射電圧ステップの一部が反射される。この場合、高速オシロスコープ5上には、図4(b)に示すように、反射波Erが入射電圧ステップEiに代数的に追加されて表示される。この結果より、特性インピーダンスの不連続点の位置と特性インピーダンスの値を求めることができる。すなわち、反射波Erが測定されるまでの時間Tにより、特性インピーダンスの不連続点の位置を、反射波Erの値により、その位置での特性インピーダンスを求めることができる。
図5(a)は、上記の方法により測定したコモンモードフィルタ12を備えない伝送路の特性インピーダンスを示したグラフであり、図5(b)は、コモンモードフィルタ12を備えた伝送路10の特性インピーダンスを示したグラフである。ここでは、コモンモードフィルタ12としては、ACM2012D−900(TDK製)を用い、バリスタ13、14にはそれぞれ容量の異なる5種類のものを用いた。図5(a)と比べて、図5(b)では、どの容量のバリスタ13、14の場合でも、特性インピーダンスの低下が改善されている。
図6は、コモンモードフィルタ12を備えない場合と、備えた場合とのバリスタ13、14の位置での最小の特性インピーダンスの変化を示したグラフである。どの容量のバリスタ13、14の場合でも、前者に比べて後者は、20Ω近く最小特性インピーダンスが上昇している。
ところで、上記したように、コモンモードフィルタ12を信号伝送回路1に備えることにより特性インピーダンスはある程度改善されるが、より高品質な画像等を提供するためには、できる限り特性インピーダンスを整合させる必要がある。そこで、本発明では、コモンモードフィルタ12−バリスタ13、14間すなわち接続部15の長さdを3mm以内とする。ここで、長さdとは、コモンモードフィルタ12の出力部123とバリスタ13の入力端子131の電気的な長さ、及び、コモンモードフィルタ12の出力部124とバリスタ14の入力端子141の電気的な長さを意味する。
図7(a)及び図7(b)は、チップ型のコモンモードフィルタ12とバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の長さdを示した図であり、図8(a)及び図8(b)は、リード型のコモンモードフィルタ12とバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の長さdを示した図である。図7(a)、図7(b)及び図8(a)、図8(b)に示すように、コモンモードフィルタ12とバリスタ13、14がプリント基板上に配置された場合には、コモンモードフィルタ12の出力部123とバリスタ13の入力端子131の電気的な長さとは、出力部123の先端Aと入力端子131の先端Bとを結ぶパターン上の長さdを意味する。
図9は、長さdと最小特性インピーダンスの関係を示したTDR法による実験データである。バリスタ13、14の容量に関わらず、長さdが短いほどその特性がよくなっていることが分かる。ここで、特に注目したい点は、長さdが3mmを超えると、最小特性インピーダンスが大きく低下してしまうことである。これは、逆に言えば、長さdが3mm以内ならば最小特性インピーダンスの極端な低下を抑えることができるということである。このように、長さdを3mm以内とすることで、最小特性インピーダンスの極端な低下を抑えることができ、特性インピーダンスの不整合による反射を軽減させることができる。この場合、各信号線22、23における長さdが等しくなくても、それぞれを3mm以内に配置すれば本発明の効果は得られる。同時に、コモンモードフィルタ本来のコモンモードノイズを抑える効果も期待できる。
また、高速差動インターフェースには、このノイズに対する規格として、特性インピーダンスが100±15Ω以内であることが要求される。通常、コモンモードフィルタ12及びバリスタ13、14にどのような値のものを用いるかは、ある程度決まってしまっているため、特性インピーダンスが規格内に収まらないことも考えられる。このような場合に、長さdを3mm以内とすることで特性インピーダンスが規格内に収まる場合も生じる。また、長さdは近ければ近いほどその特性インピーダンスも改善されるが、基板のパターンの都合上、近接して配置できない場合もあり得る。そのような場合でも長さdを3mm以内に置くことができれば、特性インピーダンスの不整合を軽減することができる。
本発明の第2の実施の形態による信号伝送回路について図10を参照しながら説明する。図10は、信号伝送回路1がHDMIケーブル3内に備えられた場合の図である。この場合、信号伝送回路1は、ケーブル上に備えられていても接続端子部に備えられていてもよい。このような場合にも第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明の第3の実施の形態による信号伝送回路について図11を参照しながら説明する。図11は、信号伝送回路1がDVDプレーヤー2内に備えられた場合の図である。この場合、信号伝送回路1は、DVDプレーヤー2の出力部に備えられていてもよい。このような場合にも第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明による信号伝送回路は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、信号伝送回路1は、上記位置に限らず、DVDプレーヤー2からの出力後、デジタルTV4の最初の回路の前に入っていれば良い。DVDプレーヤー2は、パーソナルコンピュータや、セットトップボックス等の他のデジタル送信機器でもよい。HDMIケーブル3は、DVI、USB、IEEE等の方式のケーブルでもよい。デジタルテレビ4は、LCDモニタ等の他のデジタル映像機器でもよい。バリスタ13は、コンデンサ、ツェナーダイオード等の他の容量性素子でもよい。
は、本実施の形態による信号伝送回路1を示した図である。 は、デイファレンシャルモードでのコモンモードフィルタ12の動作を説明する図である。 は、コモンモードでのコモンモードフィルタ12の動作を説明する図である。 は、本実施の形態によるTDR法の測定環境を示した図である。 は、伝送路に不連続点がない場合のオシロスコープ上の表示である。 は、伝送路に不連続点がある場合のオシロスコープ上の表示である。 は、コモンモードフィルタ12を備えない信号伝送回路の特性インピーダンスを示したグラフである。 は、コモンモードフィルタ12を備えた伝送回路の特性インピーダンスを示したグラフである。 は、コモンモードフィルタ12を備えない場合と、コモンモードフィルタ12を備えた場合との伝送路10の特性インピーダンスの変化を示したグラフである。 は、チップ型のコモンモードフィルタ12及びバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の平面図である。 は、チップ型のコモンモードフィルタ12及びバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の側面図である。 は、リード型のコモンモードフィルタ12及びバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の平面図である。 は、リード型のコモンモードフィルタ12及びバリスタ14をプリント基板上に配置した場合の側面図である。 は、長さdと最小特性インピーダンスの関係を示したTDR法による実験データである。 は、信号伝送回路1がHDMIケーブル3内に備えられた場合の図である。 は、信号伝送回路1がDVDプレーヤー2内に備えられた場合の図である。 は、伝送回路内に容量性素子を挿入した場合と挿入しない場合の伝送回路内の各位置での特性インピーダンスを示したグラフである。
符号の説明
1 信号伝送回路
2 DVDプレーヤー
3 HDMIケーブル
4 デジタルテレビ
10 伝送路
12 コモンモードフィルタ
13、14 バリスタ
15 接続部
21 フェライトコア
22、23 信号線
31、32 接続端子部
121、122 入力部
123、124 出力部
131、141 入力端子部
132、142 出力端子部

Claims (5)

  1. HDMI規格の高速差動インターフェースに接続される信号伝送回路であって、
    コアと、前記コアに螺旋状に巻かれた第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の信号線の第1の入力部及び第1の出力部と、前記第2の信号線の第2の入力部及び第2の出力部とを有し、前記第1の入力部と前記第2の入力部には互いに逆位相の信号が入力されるコモンモードフィルタと、
    第1の入力端子及び第1の出力端子を有し、前記コモンモードフィルタの第1の出力部に前記第1の入力端子が接続された第1の容量性素子と、
    第2の入力端子及び第2の出力端子を有し、前記コモンモードフィルタの第2の出力部に前記第2の入力端子が接続された第2の容量性素子と、
    を備え、
    前記第1の出力部と前記第1の入力端子とを結ぶ第1の接続部の長さ、並びに、前記第2の出力部と前記第2の入力端子とを結ぶ第2の接続部の長さが共に3mm以内であり、特性インピーダンスが100±15Ω以内であることを特徴とする信号伝送回路。
  2. 請求項1に記載の信号伝送回路を備えた電子機器。
  3. 請求項1に記載の信号伝送回路を備えたケーブル。
  4. 請求項1に記載の信号伝送回路を搭載するプリント基板であって、前記第1の接続部に相当するパターンの長さ、並びに、前記第2の接続部に相当するパターンの長さが共に3mm以内であることを特徴とするプリント基板。
  5. 前記第1の容量性素子及び前記第2の容量性素子は、バリスタであることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送回路。
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