JP4159382B2 - 画像処理方法、画像処理システム及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の処理を実行した後、機密性を有する領域の情報に応じて画像データを加工する画像処理方法、画像処理システム及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、原稿の画像をスキャナ装置により光学的に走査して読取り、このスキャナ装置から出力される画像データを用紙上に画像形成するコピー機が普及している。また、このようなコピー機に外部機器との通信を行い、画像データの送受信を行う通信機能を設けてプリンタ機能、ファクシミリ機能を搭載したデジタル複合機が普及している。また、デジタル複合機として処理する画像データを一時的に記憶する記憶装置も搭載され、大量の画像データ、複数のジョブを効率良く処理することができるように改良されてきている。
【0003】
一方、画像データを記憶する記憶装置には、半導体メモリから構成されるもの、ハードディスク装置などの磁気記録媒体からなるもの等様々なタイプのものが存在する。これら記憶装置においては、記憶容量、コスト、書込速度、読出速度、揮発性、不揮発性等により画像データを記憶する環境が異なっている。
特に、ハードディスク装置などの磁気記憶装置においては、FAT(File Allocation Table)という管理データによりディスク(記憶媒体)を小さな単位に分割して各領域を管理している。そして、ディスク(記憶媒体)の各領域にデータを記憶した際に、そのFATデータを更新しておき、各領域に記憶されたデータを必要に応じて読み出す際に、このFATデータに基づいて読み出すようにしている。
【0004】
現在、このハードディスク装置は、記憶容量の大きさ、価格(部品コスト)、デートの転送速度等の面で半導体メモリの補助記憶装置としてデジタル複合機に搭載されている。このようなデジタル複合機では、半導体メモリ上である程度のジョブデータを管理する一方で、新たに入力されてくるジョブデータを一時的にハードディスク装置に記憶させておき、処理の順番が来た段階で半導体メモリ上に読み出して処理するような構成となっている。これは画像データを処理するシステム(デジタル複合機)として、大量のジョブデータを停滞させることなく効率良く処理することが処理システムとして市場に提案するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−284572号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、機密性の高い文書データをこのようなデジタル複合機で処理する場合には機密性の面で問題が生じる。例えば、ハードディスク装置の各記憶領域に一時的に記憶されたジョブデータ(画像データ)は、不要となった段階でFATデータが更新され、新たな画像データを記憶する際、そのFATデータをもとに不要となった画像データが記憶されている記憶領域に新たな画像データが上書きされるか、又は不要な画像領域として強制的に画像データが消去されない限りデータとして残っているからである。
【0007】
そこで、特許文献1に開示されているように、デジタル複合機においてジョブデータによる処理が完了した段階で、ハードディスク装置に記憶されている画像データの領域を強制的に消去するか、又は乱数により発生させた不規則なパターン画像を上書きするようにして、画像データとして再現できないようにすることが提案されている。
【0008】
しかし、ハードディスク装置が磁気記憶媒体により構成されているため、画像データの印刷終了後に記憶された画像データを消去する際に長時間を要することがある。したがって、その間に不正アクセス等があった場合、機密データ等の重要なデータが漏洩して悪用される虞が生じていた。
【0009】
また、画像データ全体が親展などの機密を要するデータであっても、本来の機密データがどのページに存在しているかが把握できず、画像データの消去には画像データの先頭アドレス、又は最終アドレスから順次消去されていた。
【0010】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像処理装置にて所定の処理を実行した後、記憶手段に記憶された画像データを加工する際、機密性を有する領域を定めた領域情報に基づいて加工する構成とすることにより、他のジョブの処理効率を低下させることなく、短時間に機密処理を実行することができる画像処理方法、画像処理システム、及び該画像処理システムで利用される画像処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理方法は、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを送信装置にて受付けて外部へ送信し、前記送信装置から送信されたジョブを画像処理装置にて受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて所定の処理を実行する画像処理方法において、前記送信装置は、送信すべきジョブに含まれる画像データについて、優先的に消去又は無効化するページの情報を受付け、受付けたページの情報を前記ジョブへ付加し、前記ページの情報を付加したジョブを前記画像処理装置へ送信し、前記画像処理装置は、受信したジョブに含まれる画像データを記憶手段に記憶させ、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要するか否かを判断し、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶させた画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去し、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施し、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断し、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画像データを消去することを特徴とする。
【0012】
本発明にあっては、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含むジョブを送信装置から画像処理装置へ送信する際、優先的に消去又は無効化するページの情報を付加して送信するようにしており、画像処理装置では、受信したジョブに基づいて所定の処理を実行した後、記憶手段に記憶させた画像データを前記情報に基づいて消去又は無効化するようにしている。したがって、送信するジョブを送信装置側にて受付ける段階でそのジョブに含まれる画像データの中で機密性が高いページを指定して、画像処理装置にジョブの実行を依頼することが可能である。また、画像処理装置側でも機密性に応じた処理が可能であり、例えば、ページ指定された画像データのみを加工することで、機密性に係る部分のデータを優先的に無効化又は消去することができ、他のジョブの処理効率を低下させることがなくなる。また、ページ指定された画像データの大きさに従い、データの無効化又は消去の何れかを選択することも可能であり、他のジョブの処理効率を低下させることなく機密処理を実行することが可能となる。
【0013】
本発明に係る画像処理システムは、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを受付けて外部へ送信する送信装置と、該送信装置から送信されたジョブを受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて所定の処理を実行する画像処理装置とを備える画像処理システムにおいて、前記送信装置は、送信すべきジョブに含まれる画像データについて、優先的に消去又は無効化するページの情報を受付ける手段と、受付けたページの情報を前記ジョブへ付加する手段とを備え、前記画像処理装置は、受信したジョブに含まれる画像データを記憶する記憶手段と、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶した画像データの消去に長時間を要するか否かを判断する手段と、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去する手段と、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施す手段と、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断する手段と、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画像データを消去する手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明にあっては、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含むジョブを送信装置から画像処理装置へ送信する際、優先的に消去又は無効化するページの情報を付加して送信するようにしており、画像処理装置では、受信したジョブに基づいて所定の処理を実行した後、記憶手段に記憶させた画像データを前記情報に基づいて加工するようにしている。したがって、送信するジョブを送信装置側にて受付ける段階でそのジョブに含まれる画像データの中で機密性が高いページを指定して、画像処理装置にジョブの実行を依頼することが可能である。また、画像処理装置側でも機密性に応じた処理が可能であり、例えば、ページ指定された画像データのみを加工することで、機密性に係る部分のデータを優先的に無効化又は消去することができ、他のジョブの処理効率を低下させることがなくなる。また、ページ指定された画像データの大きさに従い、データの無効化又は消去の何れかを選択することも可能であり、他のジョブの処理効率を低下させることなく機密処理を実行することが可能となる。
【0019】
本発明に係る画像処理システムは、前記画像処理装置は、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像形成する手段を更に備えることを特徴とする。
【0020】
本発明にあっては、画像処理装置が画像形成する手段を備えているため、プリンタ装置等のセキュリティを高めることが可能となる。
【0029】
本発明に係る画像処理装置は、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを外部から受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて、所定の処理を実行する画像処理装置において、前記情報は、優先的に消去又は無効化するページの情報を含み、受信したジョブに含まれる画像データを記憶する記憶手段と、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶した画像データの消去に長時間を要するか否かを判断する手段と、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去する手段と、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施す手段と、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断する手段と、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画像データを消去する手段とを備えることを特徴とする。
【0030】
本発明にあっては、受信したジョブに基づいて所定の処理を実行した後、当該ジョブに含まれる優先的に消去又は無効化するページの情報に基づいて、記憶手段に記憶した画像データを消去又は無効化するようにしている。したがって、機密性に応じた処理が可能であり、例えば、領域指定された画像データのみを加工することで、機密性に係る部分のデータを優先的に無効化又は消去することができ、他のジョブの処理効率を低下させることがなくなる。また、ページ指定された画像データの大きさに従い、データの無効化又は消去の何れかを選択することも可能であり、他のジョブの処理効率を低下させることなく機密処理を実行することが可能となる。
【0035】
本発明に係る画像処理装置は、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像形成する手段を更に備えることを特徴とする。
【0036】
本発明にあっては、画像処理装置が画像形成する手段を備えているため、プリンタ装置等のセキュリティを高めることが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明の送信装置をパーソナルコンピュータのような情報処理装置に適用し、本発明の画像処理装置をコピー機能、プリント機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能を有する複合機に適用して画像処理システムを構築した実施の形態について図面を用いて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る画像処理システムの模式的全体構成図であり、図中100は、複合機であり、複合機100は通信ネットワークN1を介して情報処理装置200,200,200に接続されているとともに、ファクシミリ通信網N2を介して外部のファクシミリ装置300に接続されている。
【0038】
各情報処理装置200,200,200には、後述するように複合機100を利用するためのドライバプログラムが予めインストールされており、複合機100のプリンタ機能、ファクシミリ機能を情報処理装置200から利用できるようになっている。そして、ドライバプログラムを通じてプリントジョブ、ファクシミリジョブを複合機100へ送信する際、機密レベルが高いページを指定した上でそれらのジョブを依頼することができ、依頼を受けた複合機200では機密レベル応じて画像データの消去又は無効化を実行するようにしている。
なお、図1には情報処理装置200が3台接続された構成を示しているが、接続台数は3台に限定されるものではない。
【0039】
図2は本実施の形態に係る複合機100の内部構成を示すブロック図である。複合機100はCPU101を備えており、CPU101には、ROM103、RAM104、操作部105、表示部106、画像読取部107、画像形成部108、通信部109、ファクシミリ通信部110、画像メモリ111、HDD装置112等の各種ハードウェアがバス102を介して接続されている。CPU101は、ROM103に予め格納された制御プログラムを読込んで実行することにより、各種ハードウェアの制御を行う。RAM104にはCPU101が制御プログラムを実行しているときに生成される各種のデータ等が記憶される。
【0040】
操作部105はユーザからの動作指示を受付けるための各種操作キーを備えており、例えば、プリント機能、コピー機能、スキャナ機能、又はファクシミリ機能の切替操作、プリント枚数、コピー濃度、ファクシミリデータの送信先等の各機能における設定値の入力を受付ける。表示部106は液晶ディスプレイを備えており、複合機100の動作状況、操作部105から入力された各種の設定値等が表示される。また、表示部106の一部は前述の設定操作を受付けるように構成したソフトウェアキーを備えるものであっても良いことは勿論である。
【0041】
画像読取部107は、原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ、AD変換器等(不図示)を備えており、所定の読取り位置にセットされた原稿の画像を当該イメージセンサに結像させてアナログ電気信号に変換し、変換したアナログ電気信号をAD変換器によりAD変換する。そして、AD変換して得られたデジタル信号は、原稿読取時の光源の配光特性、イメージセンサの感度ムラ等の補正がされた後、デジタルの画像データとして画像メモリ111へ送出される。
【0042】
画像形成部108は、例えば、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、画像メモリ111から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等(不図示)を備えており、電子写真方式にて利用者が所望する画像を用紙上に形成することができる。
なお、本実施の形態では、レーザ書込ユニットを用いた電子写真方式の画像形成部108として説明したが、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等の画像形成部を用いても良いことは勿論である。
【0043】
通信部109は、通信ネットワークN1の通信規格に準拠した通信インタフェースを備えており、当該通信ネットワークN1に接続された情報処理装置200,200,200から各種の処理を実行するジョブを受信する。また、複合機100を所謂ネットワークスキャナとして利用する場合、画像読取部107にて得られた原稿の画像データが通信部109を通じて所望の情報処理装置200へ送信される。通信部109は、このような各種のジョブ、画像データ等の送受信を制御する。
【0044】
ファクシミリ通信部110は、ファクシミリ通信網N2へ接続するための通信インタフェース、ファクシミリ通信網N2を通じて受信したファクシミリデータを復号化して画像データを生成する復号化回路、ファクシミリ通信網N2を通じて外部のファクシミリ装置300へ送信すべき画像データを符号化する符号化回路等(不図示)を備えている。
【0045】
画像メモリ111は不揮発性の半導体メモリであり、HDD装置112はディスク状の磁気記録媒体を備える記憶装置である。画像メモリ111及びHDD装置112は、画像読取部107にて読取られた画像データ、通信部109にて受信した情報処理装置200からのジョブに含まれる画像データ、ファクシミリ通信部110にて受信したファクシミリデータを復号化して得られた画像データ等を記憶する。
【0046】
以下では、複合機100の各機能を利用する場合のハードウェア各部の動作について説明する。
複合機100のコピー機能を利用する場合、まず、画像読取部107により原稿の画像を読取って画像データを取得する。読取られた画像データは、画像メモリ111上に出力画像として転送され、一旦HDD装置112へ格納される。原稿が複数ある場合には、画像の読取り処理とHDD装置112への格納の動作とが繰り返される。その後、操作部105からユーザによって指示された処理内容に従って、HDD装置112に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出されて画像メモリ111に送出される。そして、画像形成部108におけるレーザ書込装置の書込みタイミングに合わせて画像データが画像メモリ111から画像形成部108へ転送され、用紙上に画像形成(印刷)が行われる。
また、読取った画像データが複数枚である場合も、同様に出力画像としてページ単位でHDD装置112へ格納され、操作部105から指示された処理内容に従ってHDD装置112から画像メモリ111へ送出され、レーザ書込装置の書込みタイミングに合わせて、出力枚数の分だけ繰り返し画像形成部108へ転送される。
【0047】
複合機100のプリンタ機能を利用する場合、通信部109を通じて情報処理装置200からのプリントジョブを受信する。受信したプリントジョブに含まれる画像データは、画像形成部108から出力される画像データとしてページ単位で画像メモリ111に転送され、一旦、HDD装置112に格納される。そして、画像形成される際に、再びHDD装置112から画像メモリ111に送出され、コピー機能を利用する場合と同様にして画像形成部108へ転送され、用紙上に画像形成が行われる。
【0048】
複合機100のスキャナ機能を利用し、所謂ネットワークスキャナとして利用する場合、画像読取部107で原稿を読取ることにより得られた画像データが通信部109を通じて情報処理装置200へ送信される。この場合も、画像読取部107にて取得した画像データは、ページ単位で画像メモリ111上に出力画像として完成された後、一旦HDD装置112に格納される。そして、情報処理装置200へ送信する際、格納された画像データが再びHDD装置112から画像メモリ111に送出され、操作部105を介して指示された送信先との通信を確立させた上で通信部109から送信先の情報処理装置200へ送信される。
【0049】
複合機100のファクシミリ機能を利用する場合、前述と同様にして、画像読取部107にて得られた原稿の画像データが、画像メモリ111を介してHDD装置112に一旦格納され、ファクシミリデータとして送信する際に、再度HDD装置112から読出される。なお、ファクシミリ通信部110から送信先のファクシミリ装置300へファクシミリデータを送信する際、ファクシミリ通信部110にて当該画像データが2値化された後、符号化回路により符号化されてファクシミリデータが生成される。
また、外部からファクシミリデータを受信する際、ファクシミリ通信部110の復号化回路により復号化されて画像データが生成される。生成された画像データは画像メモリ111を介してHDD装置112に一旦格納され、画像形成部108にて用紙上に画像形成される際、再度HDD装置112から読出される。
【0050】
このように、複合機100の何れの機能を利用する場合であっても、外部から受付けた画像データ、又は受付けたジョブに基づいて生成された画像データは、画像メモリ111を介してHDD装置112に一旦格納されることとなる。本発明では、画像メモリ111及びHDD装置112に格納された画像データの内、情報処理装置200にて指定されたページ(領域情報)の画像データを優先的に消去又は無効化するようにしている。情報処理装置200では、このような優先的に消去又は無効化するページの情報(優先情報)を受付けて、ジョブに付加した上で複合機100へ送信する。
【0051】
図3は本実施の形態に係る情報処理装置200の内部構成を示すブロック図である。情報処理装置200はCPU201を備えており、該CPU201には、ROM203、RAM204、操作部205、表示部206、通信部209、HDD装置212、補助記憶装置213等の各種ハードウェアがバス202を介して接続されている。CPU201は、ROM203に予め格納された制御プログラムを読込んで実行することにより、前述のハードウェアの制御を行うとともに、HDD装置212に予めインストールされた各種のコンピュータプログラムを必要に応じて実行する。当該コンピュータプログラムには、複合機100を制御するためのドライバプログラムが含まれており、このドライバプログラムを実行させることでユーザは情報処理装置200から複合機100を利用することができる。RAM204には、CPU201が前述の各種プログラムを実行しているときに生成する各種のデータが一時的に記憶される。
【0052】
操作部205はユーザからの動作指示を受付けるためのキーボード、ポインティングデバイス等の入力装置を備えている。表示部206は液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置であり、複合機100へ送信すべき画像データ、前述のドライバプログラムが用意する設定画面等が表示される。
【0053】
通信部209は、通信ネットワークN1の通信規格に準拠した通信インタフェースを備えており、当該通信ネットワークN1を介して複合機100に接続されている。通信部209は、複合機100との間にて各種のジョブ、画像データの送受信を制御する。
【0054】
補助記憶装置213は、ドライバプログラム等のコンピュータプログラム又は送信すべき画像データ等を記録したFD、CD−ROM等の記録媒体Mからコンピュータプログラム及び画像データを読取るFDドライブ、CD−ROMドライブ等からなり、読取られたコンピュータプログラム及び画像データは、HDD装置212に格納される。
なお、これらのコンピュータプログラム及び画像データは、必ずしも記録媒体Mによって提供される形態である必要はなく、通信ネットワークN1を通じて外部の装置から提供される形態であってもよい。
【0055】
図4はドライバプログラムによる設定画面の一例を示す模式図である。ユーザが情報処理装置200から複合機100のプリント機能を利用する場合、その情報処理装置200の表示部206には図4に示した如き印刷設定画面20が表示される。印刷設定画面20は、利用する複合機(プリンタ)の選択を受付け、選択された複合機の動作状態、設置場所等の情報が表示される機種選択欄21、印刷範囲の設定を受付ける印刷範囲設定欄22、印刷部数を設定を受付ける印刷部数設定欄23、親展印刷に関する情報を受付ける親展印刷設定欄24を備えている。これらの設定欄22,23,24にユーザが所望する情報が入力されて実行(OK)ボタン25が押下操作されたとき、入力された各種の情報及び印刷すべき画像データを含んだプリントジョブが生成され、機種選択欄21にて選択された複合機へ送信される。また、キャンセルボタン26が押下操作されたときはプリントジョブが生成されずに印刷の設定を終了する。
【0056】
本発明では、親展印刷の設定において優先処理させるページを指定できることが1つの特徴となっている。すなわち、親展印刷設定欄24は、親展印刷の要否を入力するチェックボックス24a、すべてのページについて親展処理を行う場合に選択される選択ボタン24b、一部のページについて親展処理を優先する場合に選択される選択ボタン24c、優先処理するページを指定する優先ページ指定欄24dを備えており、優先ページ指定欄24dに優先処理するページが入力された場合に、そのページの情報が優先情報として送信すべきプリントジョブに付加されるのである。
なお、チェックボックス24aがチェックされていない場合には、選択ボタン24b,24c、及び優先ページ指定欄24dを非表示にしてもよく、また、表示している場合であっても入力を受付けない状態にするようにしてもよい。また、選択ボタン24cが選択され実行ボタン25が押下操作されたとき、優先ページ指定欄24dに優先ページの指定がない場合は、優先ページの指定を促すエラーメッセージを表示させるようにしてもよい。
【0057】
図5は優先ページ指定欄24dの記入例を示す模式図である。ユーザは親展処理を優先させるページを所定の書式に従って入力することができる。例えば、図5(a)に示したように数字を「,」で区切ることにより優先させるページを離散的に指定することができ、また、図5(b)に示したように数字を「−」で区切ることにより優先させるページの範囲を指定することができる。図5(a)に示した例では、1ページ、5ページ、及び7ページが指定されており、図5(b)に示した例では、3ページ、4ページ、及び5ページが指定されている。
また、図5(c)に示したように前述した2つの書式を組み合わせて指定することも可能であり、この例では、1ページ、3ページ、4ページ、5ページ、及び20ページが指定されている。
【0058】
このように、情報処理装置200から送信するプリントジョブには、印刷するための画像データが含まれているとともに、親展処理において優先処理させる場合には指定されたページの情報を含んだ優先情報が付加されている。複合機100にて当該プリントジョブを受信した場合、プリントジョブに含まれる画像データはページ単位でHDD装置112に格納されるため、格納先のアドレスとページ情報と対応付けが必要となる。本実施の形態では、受信したプリントジョブに基づいて、格納先のアドレスとページ情報との対応付けを記憶したテーブルが作成される。
【0059】
図6は画像データの格納先のアドレスとページ情報との対応付けを説明する模式図である。複合機100は、通信ネットワークN1に接続された情報処理装置200からプリントジョブを受信した場合、そのプリントジョブに含まれる画像データをページ単位でHDD112に格納するとともに、図6に示したような優先ページテーブル104aをRAM104上に作成する。
優先ページテーブル104aには、優先ページの情報を示すフラグ、画像データのページ番号、及び格納先のアドレスが互いに対応付けられて記憶される。フラグが「1」である場合は、印刷設定画面20の優先ページ指定欄24dにて指定されたページの画像データであることを示し、フラグが「0」である場合は、印刷設定画面20の優先ページ指定欄24dにて指定されていないページの画像データであることを示している。すなわち、複合機100のCPU101は、優先ページテーブル104aのフラグを参照することで優先ページであるか否かの判定を行うことが可能となる。
【0060】
図7は複合機100が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。まず、複合機100のCPU101は、通信ネットワークN1に接続された情報処理装置200からプリントジョブを受付けたか否かを判断する(ステップS1)。プリントジョブを受付けていない場合(S1:NO)、プリントジョブを受付けるまで待機する。
プリントジョブを受付けた場合(S1:YES)、画像メモリ111を経由させることにより、プリントジョブに含まれる画像データをページ単位でHDD装置112に格納するとともに、前述したような優先ページテーブル104aをRAM104上に作成する。そして、CPU101は、優先ページテーブル104aのフラグの値を参照することにより、優先情報を含むか否かを判断する(ステップS2)。すなわち、フラグの値がすべて「0」となっている場合には優先情報を含んでいないものと判断し、少なくとも1つのフラグが「1」となっている場合には優先情報を含んでいるものと判断する。
【0061】
CPU101が、受付けたプリントジョブに優先情報が含まれていないと判断した場合(S2:NO)、HDD装置112に格納された画像データを順次読出して画像メモリ111にて一時的に保持し、画像形成部108におけるレーザ書込装置の書込みタイミングに合わせて当該画像データを画像形成部108に転送することによって用紙上に画像形成を行い、印刷処理を実行する(ステップS3)。そして、CPU101は、すべてのページの画像データについて印刷が終了したか否かを判断する(ステップS4)。すべてのページの印刷が終了していない場合(S4:NO)、処理をステップS3へ戻し、すべてのページの印刷が終了した場合(S4:YES)、画像メモリ111及びHDD装置112に格納された画像データを消去する(ステップS5)。
【0062】
ステップS2において、プリントジョブが優先情報を含んでいると判断した場合(S2:YES)、前述と同様に、HDD装置112に格納された画像データを順次読み出して画像メモリ111にて一時的に保持し、レーザ書込装置の書込みタイミングに合わせて当該画像データを画像形成部108に転送することによって用紙上に画像形成を行い、印刷処理を実行する(ステップS6)。そして、すべてのページの画像データについて印刷が終了したか否かを判断し(ステップS7)、終了していない場合(S7:NO)、処理をステップS6へ戻す。
【0063】
すべてのページの画像データについて印刷が終了したと判断した場合(S7:YES)、CPU101は、画像メモリ111及びHDD装置112に格納された画像データの消去に長時間要するか否かを判断する(ステップS8)。消去に長時間要するか否かは、例えば、画像データの大きさにより判断することができ、画像データが大きい場合に消去に長時間を要すると判断する。そのため、画像データの大きさに対する閾値を予め設定しておき、その閾値と格納した画像データの大きさとを比較することにより、消去時間の長短を判断するようにしてもよい。
そして、画像データの消去が短時間で済み、ジョブ効率が低下しないと判断した場合(S8:NO)、優先ページテーブル104aのフラグを参照することにより優先ページに該当する画像データが格納されたアドレスの情報を取得し、そのアドレスの情報に基づいて優先ページの画像データを消去する(ステップS9)。優先ページの画像データをすべて消去した後、他のページの画像データを消去する(ステップS10)。
【0064】
ステップS8で画像データの消去に長時間を要し、ジョブ効率が低下すると判断した場合(S8:YES)、まず、優先ページの画像データの無効化を行う(ステップS11)。ここで、画像データの無効化とは、例えば、HDD装置112に格納された画像データ上に格子模様若しくは市松模様の画像データ、又は特定色(白色若しくは黒色)のベタの画像データを上書きすることであり、画像データの消去と比較して短時間に処理を実行できるとともに、セキュリティの向上が図れる。
優先ページの画像データを無効化した後、CPU101は、受付けた他のジョブが存在するか否かを判断し(ステップS12)、他のジョブがある場合には(S12:YES)、そのジョブを処理する(ステップS13)。そして、CPU101は、ジョブが終了したか否かを判断し(ステップS14)、終了していない場合(S14:NO)、処理をステップS13へ戻す。また、他のジョブが終了した場合(S14:YES)、又はステップS12にて他のジョブが存在しないと判断した場合(S12:NO)、処理をステップS10へ移行させて、優先ページ以外の画像データの消去を行う。
【0065】
このように、画像データの消去に長時間を要すると判断される場合には、ユーザが指定した優先ページのみを無効化した上で他のジョブを実行し、それらのジョブの実行が終了した場合に優先ページ以外の画像データを消去しているので、ジョブ効率を低下させることなくセキュリティの向上を図ることができる。
【0066】
本実施の形態では、複合機100がコピー機能、プリント機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のすべてを備える構成としたが、必ずしも全ての機能を備えている必要はなく、プリント機能のみを備えた画像形成装置にも適用することは可能であり、スキャナ機能のみを備えたスキャナ装置、ファクシミリ機能のみを備えたファクシミリ装置にも適用できることは勿論である。
【0067】
また、本実施の形態では、画像データを格納する記憶手段としてHDD装置112を用いたが、複合機100に着脱可能にした不揮発性の半導体メモリ、バックアップ機能を有する半導体メモリ、CD−ROM、MO等の磁気記録媒体を利用する読取装置等についても同様に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明による場合は、画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含むジョブを送信装置から画像処理装置へ送信する際、機密性を有する領域を定める領域情報を付加して送信するようにしており、画像処理装置では、受信したジョブに基づいて所定の処理を実行した後、領域情報に基づいて記憶手段に記憶させた画像データを加工するようにしている。したがって、送信するジョブを送信装置側にて受付ける段階でそのジョブに含まれる画像データの中で機密性が高い領域を指定して、画像処理装置にジョブの実行を依頼することが可能である。また、画像処理装置側でも機密性に応じた処理が可能であり、例えば、領域指定された画像データのみを加工することで、機密性に係る部分のデータを優先的に無効化又は消去することができ、他のジョブの処理効率を低下させることがなくなる。また、領域指定された画像データの大きさに従い、データの無効化又は消去の何れかを選択することも可能であり、他のジョブの処理効率を低下させることなく機密処理を実行することが可能となる。
【0069】
本発明による場合は、機密性を有する領域に対応した画像データのみを加工するようにしているため、機密性に係る部分のデータを優先的に無効化又は消去することができ、機密処理に要する時間の短縮化が可能となり、また、他のジョブの処理効率を低下させることがなくなる。
【0070】
本発明による場合は、画像処理装置にて所定の処理が実行された後、設定された領域情報に応じて記憶手段に記憶された画像データを消去するようにしているため、機密性が高い部分を優先的に消去してセキュリティを高めることが可能となる。
【0071】
本発明による場合は、画像処理装置が画像形成する手段を備えているため、プリンタ装置等のセキュリティを高めることが可能となる。
【0072】
本発明による場合は、領域情報として頁情報を含んでいるため、頁単位で機密性の有無を指定することが可能となり、指定した頁の画像データの機密性を高めることが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像処理システムの模式的全体構成図である。
【図2】本実施の形態に係る複合機の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】ドライバプログラムによる設定画面の一例を示す模式図である。
【図5】優先ページ指定欄の記入例を示す模式図である。
【図6】画像データの格納先のアドレスとページ情報との対応付けを説明する模式図である。
【図7】複合機が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 複合機
101 CPU
111 画像メモリ
112 HDD装置
200 情報処理装置
201 CPU
205 操作部
300 ファクシミリ装置
Claims (5)
- 画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを送信装置にて受付けて外部へ送信し、前記送信装置から送信されたジョブを画像処理装置にて受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて所定の処理を実行する画像処理方法において、
前記送信装置は、送信すべきジョブに含まれる画像データについて、優先的に消去又は無効化するページの情報を受付け、受付けたページの情報を前記ジョブへ付加し、前記ページの情報を付加したジョブを前記画像処理装置へ送信し、前記画像処理装置は、受信したジョブに含まれる画像データを記憶手段に記憶させ、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要するか否かを判断し、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶させた画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去し、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施し、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断し、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画像データを消去することを特徴とする画像処理方法。 - 画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを受付けて外部へ送信する送信装置と、該送信装置から送信されたジョブを受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて所定の処理を実行する画像処理装置とを備える画像処理システムにおいて、
前記送信装置は、送信すべきジョブに含まれる画像データについて、優先的に消去又は無効化するページの情報を受付ける手段と、受付けたページの情報を前記ジョブへ付加する手段とを備え、前記画像処理装置は、受信したジョブに含まれる画像データを記憶する記憶手段と、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶した画像データの消去に長時間を要するか否かを判断する手段と、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去する手段と、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施す手段と、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断する手段と、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画像データを消去する手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。 - 前記画像処理装置は、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像形成する手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
- 画像データと該画像データの機密性に係る情報とを含み、所定の処理を実行するジョブを外部から受信し、受信したジョブに含まれる画像データの機密性に応じて、所定の処理を実行する画像処理装置において、
前記情報は、優先的に消去又は無効化するページの情報を含み、受信したジョブに含まれる画像データを記憶する記憶手段と、前記ジョブに基づいて所定の処理を実行した後、前記記憶手段に記憶した画像データの消去に長時間を要するか否かを判断する手段と、長時間を要しないと判断した場合、前記ジョブに含まれるページの情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した画像データを前記ページに対応する画像データから優先的に消去する手段と、前記記憶手段に記憶させた画像データの消去に長時間を要すると判断した場合、消去する場合と比較して短時間で実行可能な無効化処理を前記ページに対応する画像データに施す手段と、該画像データを無効化した後に他のジョブが存在するか否かを判断する手段と、他のジョブが存在しないと判断した場合、又は他のジョブが存在すると判断した場合であって、前記他のジョブの処理が終了したとき、無効化されていない他のページの画 像データを消去する手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像形成する手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
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