JP4159179B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収性が高く、液吸収前後の身体へのフィット性が高い吸収性物品及び生理用補助吸収パッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
小型の生理用ナプキンないし生理用補助吸収体に関する従来の技術として、例えば実開昭55−65021号公報には、従来の生理用ナプキンよりも幅狭なナプキンであって、帯状の紙状芯材パルプを綿状パルプで包んで吸収体を構成したものが記載されている。しかし、このナプキンでは、液を吸収すると嵩高さを失い、へたってしまうので、フィット性が低下して液漏れを十分に防止することができない。また特開平10−127692号公報には、ナプキン又はショーツに固定して使用される、断面が三角形の細長い生理用補助吸収体が記載されている。しかし、この補助吸収体は、液を吸収後の形態保持性が低いため、身体へのフィット性が不十分である。
【0003】
従って、本発明は、吸収性能が高く、液吸収前後の身体へのフィット性が高い吸収性物品及び生理用補助吸収パッドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液保持性の吸収層及び液不透過性の防漏層を有する吸収性物品において、
前記吸収層の生理食塩水の飽和吸収量が5000g/m2 以上で且つ遠心保持量が1000g/m2 以上であり、
乾燥時において前記吸収性物品に5g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd5 が5〜45mmで且つ100g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd100 が3〜20mmであり、圧縮変形追随率Cd 〔Cd =(Ad5 −Ad100 )/Ad5 ×100〕が45〜90%である吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第1発明というときには、この発明をいう)。
【0005】
また、本発明は、液保持性の吸収層を有する生理用補助吸収パッドにおいて、前記吸収層の生理食塩水の飽和吸収量が5000g/m2 以上で且つ遠心保持量が1000g/m2 以上であり、
乾燥時において前記生理用補助吸収パッドに5g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd5 が5〜45mmで且つ100g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd100 が3〜20mmであり、圧縮変形追随率Cd 〔Cd =(Ad5 −Ad100 )/Ad5 ×100〕が45〜90%である生理用補助吸収パッドを提供するものである(以下、第2発明というときには、この発明をいう)。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。先ず、第1発明について説明する。
【0007】
図1には、第1発明の一実施形態としての生理用ナプキンの斜視図が示されている。図1に示す生理用ナプキン1は、下部が平坦ないわゆる俵形をしており、従来のナプキンに比して小型のものである。斯かる小型のナプキンの吸収性能及び圧縮性能を後述するように特定のものとすることにより、ナプキン1が着用者の体の形状に合わせて変形・密着し、着用者の動きに追従して違和感無くフィットし、しかも多量の液を集中吸収することで吸収性能が高くなる。
【0008】
上述の通り、ナプキン1は従来のナプキンよりも小型のものであり、その長さは40〜200mm、特に60〜150mmで、また幅は20〜70mm、特に20〜50mmであることが、着用者の身体へのフィット性が高くなることから好ましい。
【0009】
図2には図1に示すナプキン1の幅方向の縦断面図が示されている。ナプキン1は、液透過性のトップシート2、液不透過性の防漏層としてのバックシート3、及び液保持性の吸収層としての吸収体4を有している。バックシート5の外面には、ずれ止め粘着剤の層8が形成されており、該層8は、剥離紙7によって被覆されている。吸収体4は、圧縮弾性を有する弾力層5と、弾力層5の上下面に配された液保持層6a,6bとを備えている。弾力層5の上面に配された液保持層6aはトップシート2に隣接しており、また弾力層5の下面に配された液保持層6bはバックシート3に隣接している。吸収体4をこのような構成とすることによって、身体へのフィット性及び液の吸収性能の高い小型ナプキンとなすことができる。
【0010】
従来のナプキンよりも小型である本実施形態のナプキン1の吸収性能を高めるために、ナプキン1の吸収体4は、生理食塩水の飽和吸収量が5000g/m2 以上、好ましくは5000〜30000g/m2 、更に好ましくは7000〜20000g/m2 であることが必要である。飽和吸収量が5000g/m2 未満では、液漏れが生じ易くなり、またナプキンの取り替え回数が増加し不経済になる。また、ナプキン1の吸収体4は、遠心保持量が1000g/m2 以上、好ましくは1000〜8000g/m2 、更に好ましくは2000〜5000g/m2 であることが必要である。遠心保持量が1000g/m2 未満では、液の固定化量が低く座った時等、体の圧力下において一旦吸収された体液がナプキンの外に漏れてしまう。
【0011】
本発明において飽和吸収量は、次の方法で測定される。吸収層としての吸収体4のサンプルを生理食塩水〔0.9%NaCl、大塚製薬(株)製〕2000mlで30分間膨潤させた後、メッシュプレート上に1時間放置させ、その重量を測定し、以下に示す式から飽和吸収量を求める。1種類のサンプルにつき3つのサンプルで測定を行い、その平均値を飽和吸収量とする。
飽和吸水量(g/m2 )={(1時間放置後のサンプル重量)−(初期のサンプル重量)}/初期のサンプルの面積(平面視したときの見掛け面積)
但し、前記サンプルの面積には、周囲のシール部は含めない。
【0012】
また、本発明において遠心保持量は次の方法で測定される。先ず、吸収層としての吸収体4のサンプルの重量を正確に量り取り、生理食塩水〔0.9%NaCl、大塚製薬(株)製〕2000mlの入ったビーカー中に入れ30分間そのままに放置し膨潤させる。その後、サンプルを取り出し、サンプルが脱落しないような不織布からなる袋の中に入れる。遠心分離機〔国産遠心器(株)製のH−130C(商品名)〕にて、サンプルが入った袋を2000回転/分(895Gの遠心加速度)で10分間回転させる。その後のサンプルの重量を測定し、以下に示す式から遠心保持量を求める。1種類のサンプルにつき3つのサンプルで測定を行い、その平均値を遠心保持量とする。
遠心保持量(g/m2 )={遠心分離後のサンプル重量−初期のサンプルの重量}/初期のサンプルの面積(平面視したときの見掛け面積)
但し、前記サンプルの面積には、周囲のシール部は含めない。
【0013】
ナプキンのフィット性向上に関しては、乾燥時においてナプキン1に5g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd5 が5〜45mmであり、好ましくは5〜35mm、更に好ましくは10〜30mmである。5g/cm2 の荷重は、ナプキン1を装着した時にナプキン1に加わる荷重にほぼ相当し、そのときの厚みを前記範囲内とすることで、装着圧の低いときでも身体の形状に合わせてナプキン1が変形し、身体に密着するようになる。詳しくは、厚みが5mmに未満であると、装着時に隙間が生じ、身体に密着せず液漏れが生じる。45mm超であると、違和感が生じ装着に支障をきたす。本明細書において乾燥時とは、吸収性物品の湿潤させる前の状態、即ち未使用の状態を意味する。
【0014】
ナプキン1はまた、乾燥時においてナプキン1に100g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAd100 が3〜20mmであり、好ましくは5〜15mm、更に好ましくは5〜10mmである。100g/cm2 の荷重は、ナプキン1を装着した着用者の座位時にナプキン1に加わる荷重にほぼ相当し、そのときの厚みを前記範囲内とすることで装着圧の高いときでもナプキン1が身体に違和感無くフィットするようになる。詳しくは、厚みが3mm未満であると、十分なフィット性が得られず、また吸収容量も小さくなる為に漏れやすくなってしまい、20mm超であると、座った時等、股間に異物感が残り、装着感が悪くなってしまう。
【0015】
更に、ナプキン1は、乾燥時において圧縮変形追随率Cd 〔Cd =(Ad5 −Ad100 )/Ad5 ×100〕が45〜90%であり、好ましくは50〜80である。圧縮変形追随率を斯かる範囲内とすることで、ナプキン1が着用者の身体の形状及び動きに追従して変形しフィット性が向上する。詳しくは、圧縮変形追随率が50%未満であると、歩いたり、座ったりした時等、ナプキン1にかかる圧力が変動した時のフィット性の追随が悪く、表面に隙間が生じ漏れてしまう事があり、90%超であると、吸収空間である厚み変動が大きくなりすぎ、一旦吸収した体液が圧力変動により逆に外に漏れてしまうことがある。
【0016】
前述の説明は、乾燥時におけるナプキン1の圧縮変形追随性に関してのものであるが、前述の理由と同様の理由により、湿潤時におけるナプキン1の圧縮変形追随性は以下の通りであることが好ましい。即ち、湿潤時においてナプキン1に5g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAw5 は、好ましくは10〜45mm、更に好ましくは10〜35mm、一層好ましくは15〜30mmである。また、湿潤時においてナプキン1に100g/cm2 の荷重をかけた時の厚みAw100 は、好ましくは4〜20mm、更に好ましくは5〜15mm、一層好ましくは5〜10mmである。更に、湿潤時におけるナプキン1の圧縮変形追随率Cw 〔Cw =(Aw5 −Aw100 )/Aw5 ×100〕は、好ましくは45〜90%、更に好ましくは50〜70%である。本発明において、湿潤時とは、20℃、65%RH下で、ナプキン1を生理食塩水(0.9%NaCl、大塚製薬製)2000mlで30分間膨潤させた後、メッシュプレート上に1時間放置させた後の状態をいう(以下、湿潤時というときには、この状態を意味する)。
【0017】
ナプキン1は、その圧縮変形追随性が前述の通りであることに加えて、圧縮変形回復性、即ち、ナプキン1に所定の荷重が加わった状態から荷重が取り除かれた状態への変形回復性が以下の通りであることが、ナプキン1の身体へのフィット性を一層高め得る点から好ましい。
【0018】
即ち、乾燥時においてナプキン1に200g/cm2 の荷重をかけた後、荷重100g/cm2 まで解放したときの厚みBd100 が、2〜18mm、特に3〜15mm、とりわけ5〜12mmであり、この状態(荷重100g/cm2 の状態)から更に荷重5g/cm2 まで解放したときの厚みBd5 が、4〜40mm、特に10〜30mm、とりわけ13〜25mmであることが好ましい。これらBd100 及びBd5 の厚みを前記範囲内とする事で、装着中に圧力変動が生じる時、即ち運動時や座った状態から立った時等、圧力が変動する状況においても、常にナプキン1が身体にフィットし漏れ難くなる。
【0019】
更にナプキン1は、乾燥時において圧縮変形回復率Dd 〔Dd =(Bd5 −Bd100 )/Ad5 ×100〕が、30〜90%、特に30〜80%、とりわけ35〜70%であることが、装着中に圧力変動が生じる状況においても、常にナプキン1が身体にフィットする点から好ましい。
【0020】
圧縮変形回復性に関しては、前述の乾燥時の場合に加えて、前述の理由と同様の理由により、湿潤時における圧縮変形回復性が以下の通りであることが好ましい。即ち、湿潤時においてナプキン1に200g/cm2 の荷重をかけた後、荷重100g/cm2 まで解放したときの厚みBw100 は、好ましくは2〜18mm、更に好ましくは3〜15mm、一層好ましくは5〜10mmである。この状態(荷重100g/cm2 の状態)から更に荷重5g/cm2 まで解放したときの厚みBw5 は、好ましくは4〜40mm、更に好ましくは5〜30mm、一層好ましくは10〜20mmである。更に、湿潤時におけるナプキン1の圧縮変形回復率Dw 〔Dw =(Bw5 −Bw100 )/Aw5 ×100〕は、好ましくは35〜90%、更に好ましくは35〜80%、一層好ましくは35〜70%である。
【0021】
乾燥時のナプキン1の厚み(Ad5 、Ad100 Bd5 、Bd100 )は、次の方法で測定される。20℃、65%RHの測定環境下にて測定を行う。測定は同環境に24時間放置後行う。テンシロン(東洋ボールドウィン社製、型式;RTM−25)を用い、ナプキンの上面中央位置に、直径17.84mm(面積2.5cm2 )の円柱板によって荷重面積2.5cm2 で圧縮(下降)及び回復(上昇)試験を行う。そのときの速度は10mm/分とする。先ず、荷重5g/cm2 下での厚みAd5 を測定し、更に荷重100g/cm2 での厚みAd100 を測定する。引き続き荷重200g/cm2 まで圧縮した後、荷重を100g/cm2 まで解放して回復厚みBd100 を測定する。更に荷重を5g/cm2 まで解放して回復厚みBd5 を測定する。1種類のサンプルにつき3つのサンプルでそれぞれ1回ずつ測定を行い、3つの平均値を各荷重下での厚みとする。
【0022】
また湿潤時のナプキン1の厚みは、ナプキン1を前述した湿潤時の状態にして、乾燥時のナプキンの厚みと同様の方法により測定する。
【0023】
本実施形態のナプキン1の構成材料について説明すると、吸収体4を構成する弾力層5としては圧縮弾性を有する材料が好ましく用いられる。弾力層5は例えば、圧縮弾性を有する繊維集合体から構成される。圧縮弾性を有する繊維集合体としては、嵩高性ないし捲縮性を有する繊維からなるウエブや該ウエブを構成する繊維を結合して形成された不織布等が挙げられる。前記ウエブとは、構成繊維が互いに全く拘束されていないか、又は機械的絡み合い及び摩擦力等によってごく僅かに拘束されて、極めて高い自由度をもつ状態の繊維集合体をいう。前記ウエブは例えばカード機よる積繊やエアレイ法による積繊で形成することができる。前記繊維としては、界面活性剤等で表面を親水化したポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、PP/PE芯鞘型複合繊維、PET/PE芯鞘型複合繊維等が挙げられ、特に嵩高い弾力層を形成し得る芯鞘型の複合繊維、例えばPET/PE芯鞘型複合繊維を用いることが好ましい。前記ウエブから構成される不織布としては、嵩高なものを容易に製造し得る点からサクションヒートボンド不織布が好ましい。これら不織布の弾力性や厚み変形追随性を一層高める目的で、これを凹凸状にエンボス加工しても良い。
【0024】
また、弾力層5として、弾性シート、そのラミネート物、それらを波形に加工したシート及びそれらをハニカム状に加工したシート並びに発泡体等を用いることもできる。これらの材質としては、特開平2−84960号公報記載のもの、例えばスチレン−ブタジエン共重合体やポリブタジエン等のゴム、ポリウレタンやポリオレフィン等のエラストマー樹脂などが用いられる。
【0025】
弾力層5を構成する材料が疎水性の場合には、親水化処理を施して、液の透過・拡散性を高めることが好ましい。
【0026】
弾力層5の厚み(乾燥時、無荷重下)は、前述のナプキン1の厚みとも関係するが、一般に2〜30mm、特に3〜20mmであることが好ましい。また弾力層5の坪量は、30〜1000g/m2 、特に50〜800g/m2 であることが好ましい。
【0027】
吸収体4を構成するもう一方の構成部材である液保持層6a,6bとしては、前述した飽和吸収量及び遠心保持量との関係で、パルプ繊維の積繊体、パルプ繊維と高吸収性ポリマーとの混合物の積繊体、パルプ繊維をバインダー等でシート化した乾式パルプシート、不織布、吸収紙、2枚の吸収紙間に高吸収性ポリマーが三次元状に保持されてなり、該吸収紙同士が一体化されてなる吸収シート等が好ましく用いられる。特に該吸収シートとして、嵩高性のセルロース繊維(例えば架橋セルロース繊維)及び熱溶融性接着繊維(例えば、PP/PE複合繊維、PET/PE複合繊維や熱水で溶解するポリビニルアルコール繊維)を含む吸収紙から形成される吸収シートを用いることが、吸収体4の飽和吸収量及び遠心保持量を容易に上述の値以上となし得る点、及びポリマーが脱落しない様なシート強度を得る点から好ましい。
【0028】
各液保持層の厚み(乾燥時、無荷重下)は、前述のナプキン1の厚み並びに吸収体4の飽和吸収量及び遠心保持量とも関係するが、一般に0.3〜20mm、特に0.5〜10mmであることが好ましい。同様に、各液保持層の坪量は、50〜500g/m2 、特に80〜300g/m2 であることが好ましい。液保持層6a,6bは同一の又は異なる材料から構成されており、各液保持層の厚み及び坪量は同一でもよく或いは異なっていてもよい。
【0029】
ナプキン1におけるトップシート2及びバックシート3としては、従来公知のものを特に制限無く用いることができる。
【0030】
次に、第2発明について図3を参照しながら説明する。尚、第2発明に関し特に説明しない点については、第1発明に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図3において図1及び図2と同じ部材には同じ符号を付してある。
【0031】
図3に示すように、第2発明の生理用補助吸収パッド(以下、補助パッドともいう)10は、図1及び図2に示すナプキン1と同様に、下部が平坦ないわゆる俵形をしており、通常の生理用ナプキン20の上に着脱可能に固定されて用いられるものである。従って、補助パッド10は、図1及び図2示すナプキン1とは異なり、液不透過性の防漏層(即ちバックシート3)を備えていてもよく、或いは備えていなくてもよい。詳細には、補助パッド10は、以下の1)〜3)の構成を有していることが好ましい。
【0032】
1)吸収体の全面を液透過性のトップシートで被覆した構成。
2)吸収体の上面及び側面を液透過性のトップシートで被覆し、下面を液透過性のバックシートで被覆した構成。
3)吸収体の上面及び側面を液透過性のトップシートで被覆し、下面を不液透過性のバックシートで被覆した構成(図1及び図2に示す構成と同様の構成)。
【0033】
そして前記1)〜3)の何れの場合でも、補助パッド10に用いられる吸収体は第1発明の場合と同様の構成を有している。更に、補助パッド10(及びそれに用いられる吸収体)は、第1発明の場合と同様の厚み(乾燥時及び湿潤時)並びに圧縮変形追従率及び圧縮変形回復率(何れも乾燥時及び湿潤時)を有するものである。斯かる構成を有する補助パッド10を従来用いられる生理用ナプキンと組み合わせることによって、身体へのフィット性が一層高められると共に吸収性能の一層の向上が図られる。
【0034】
補助パッド10と共に用いられる生理用ナプキン20に特に制限は無く、従来公知のものと同様のものを用いることができる。補助パッド10とナプキン20との固定には、例えばホットメルト粘着剤等が用いられる。
【0035】
本発明は前記実施形態に制限されず、例えば第1及び第2の発明における吸収体としては図2に示す構成のもの以外に、保持層及び弾力層の配置位置を変え、上部に保持層、下部に弾力層を配置したり、保持層及び弾力層を更に吸収紙で包んでも良い。
また、第1発明の吸収性物品及び第2発明の補助パッドの外形としては、図1及び図3に示すいわゆる俵形以外に、厚みのある平板形のものや、股間に一層フィットする様にバイオリン形の平面形状を有し、中央部が更に***したものでも良い。
また、第1発明の吸収性物品を生理用ナプキンの他に、失禁パッド等に適用してもよい。
【0036】
【実施例】
以下の例中、特に断らない限り「%」及び「部」はそれぞれ「重量%」及び「重量部」を意味する。
【0037】
〔実施例1〕
(1) 液保持層の作製
架橋処理パルプ〔商品名;HBA、ウエハウザー(株)〕95部及び溶融着性接着繊維として太さ1デニール、長さ3mmのポリビニルアルコール繊維〔商品名;フィブリボンド、三昌(株)製〕5部を水中に分散混合し、所定濃度の抄紙原料を得た。この抄紙原料を湿式抄紙機の抄紙部に供給し、乾燥坪量が25g/m2 になるように、下層繊維シートを形成した。次いで、該下層繊維シートをサクションボックスにより脱水し、その水分率を60%にした。次いで、脱水後の湿潤した下層繊維シートの上に、高吸収性ポリマー〔商品名;アクアリック、日本触媒(株)製〕を散布坪量40g/m2 で略均一に散布し、この上に、前記下層繊維シートと同様の配合組成を有する予め抄紙したおいた乾燥吸収シート(坪量35g/m2 )を重ね合わせ、これらの重ね合わせ体をヤンキードライヤーに導入し、130℃にて乾燥一体化することにより、紙中にポリマーが混合埋設された一枚の吸収シート(厚み0.7mm、坪量100g/m2 )を得た。この吸収シートAを液保持層として用いた。
【0038】
(2) 弾力層の作製
PET/PEの芯鞘型複合繊維(5デニール×51mm)を用いて、坪量30g/m2 のサクションヒートボンド不織布を得、更に凹凸状にヒートエンボス加工を施し、厚み5mmのエンボス不織布を得た。凹凸間のピッチは6mmであり、また凸部の密度は2.8個/cm2 であった。この不織布を更に凸部同士が重ねる様に5層重ね合わせ(層間はホットメルトで接着)、トータル坪量150g/m2 で厚み25mmの弾力シートを得、これを弾力層Aとして用いた。
【0039】
(3) 生理用ナプキンの作製
幅30×長さ80mmに裁断した前記弾力層Aの上下面に、同じ寸法に裁断した前記吸収シートAを配して吸収体を構成した(吸収保持層の坪量は上下で坪量200g/m2 で、弾力層の坪量は150g/m2 である)。
この吸収体を、PET/PEの芯鞘型複合繊維(2デニール×51mm)から構成された坪量25g/m2 のサクションヒートボンド不織布2からなる液透過性トップシートと、ポリエチレンフィルム(坪量25g/m2 )からなる液不透過性のバックシート3とで挟持し、両シートを接着固定し且つ周辺をヒートシールし、更に、液不透過性のバックシート3の非肌当接面側にずれ止めホットメルト8を、幅30mm×長さ80mmで塗工した。この上に剥離紙7をかぶせて、図1及び図2に示す生理用ナプキンを得た。このナプキンは幅40mm×長さ100mmのものである。
【0040】
〔実施例2〕
PET/PEの芯鞘型複合繊維(5デニール×51mm)からなるウェブ(厚み18mm、坪量500g/m2 )を形成し、これを幅30mm×長さ80mmに裁断し、弾力層Bとして用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0041】
〔実施例3〕
化学パルプをフラッフ状に坪量40g/m2 で積繊し、バインダーとしてアクリル酸エステル共重合体〔商品名;モビニール710、ヘキスト合成(株)製〕を坪量10g/m2 をスプレー状に散布し、更に高吸収性ポリマー(商品名;アクアリック、日本触媒(株)製)を散布坪量40g/m2 で略均一に散布した。更に化学パルプをフラッフ状に坪量40g/m2 で積繊し、アクリル酸エステル共重合体〔商品名;モビニール710、ヘキスト合成(株)製〕を坪量10g/m2 をスプレー状に散布し全体を乾燥一体化させ、坪量140g/m2 で厚み1mmの吸収シートBを得た。この吸収シートBを液保持層として用いた。
そして、実施例2で用いた吸収シートAの代わりに吸収シートBを用いる以外は実施例2と同様にして、生理用ナプキンを得た。
【0042】
〔実施例4〕
界面活性剤〔アルキルグルコシド、花王(株)製〕を0.5%付着させ親水化処理を施した軟質ポリエーテル系のポリウレタンフォーム(坪量75g/m2 、厚み25mm)のシートを、幅30mm×長さ80mmに裁断し、弾力層Cとして用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0043】
〔比較例1〕
実施例1で用いた吸収シートAの代わりに、坪量16g/m2 の針葉樹パルプからなる湿式吸収紙(厚み0.2mm)を用い、実施例1で用いた弾力層Aの代わりに、フラッフ化学パルプの積繊シート(坪量750g/m2 、厚み9mm)を用いた以外は実施例1と同様にして、生理用ナプキンを得た。
【0044】
〔比較例2〕
実施例1で用いた吸収シートAの代わりに、坪量16g/m2 の針葉樹パルプからなる湿式吸収紙(厚み0.2mm)を用い、実施例1で用いた弾力層Aの代わりに、フラッフ化学パルプの積繊シート(坪量720g/m2 、厚み9mm)に高吸収性ポリマー〔商品名;アクアリック、日本触媒(株)製〕を散布坪量30g/m2 で略均一に散布したシート(トータル坪量750g/m2 、厚み9.1mm)用いた以外は実施例1と同様にして、生理用ナプキンを得た。
【0045】
〔比較例3〕
実施例1で用いた吸収シートAの代わりに、坪量16g/m2 の針葉樹パルプからなる湿式吸収紙(厚み0.2mm)を用い、実施例1で用いた弾力層Aの代わりに、フラッフ化学パルプの積繊シート(坪量600g/m2 )に高吸収性ポリマー〔商品名;アクアリック、日本触媒(株)製〕を散布坪量150g/m2 で略均一に散布したシート(トータル坪量750g/m2 、厚み9mm)用いた以外は実施例1と同様にして、生理用ナプキンを得た。
【0046】
〔比較例4〕
実施例2において、吸収シートAを用いずに、弾力層Bのウェブのみから吸収体を構成する以外は、実施例2と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0047】
〔比較例5〕
実施例1において、吸収シートAを用いずに、弾力層Aの不織布のみから吸収体を構成する以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0048】
〔性能評価〕
実施例及び比較例で得られたナプキンについて、その厚み(乾燥時及び湿潤時)並びに圧縮変形追随率及び圧縮変形回復率(何れも乾燥時及び湿潤時)を前述の方法により測定した。その結果を表1に示す。また、実施例及び比較例で得られたナプキンについて、これを生理用ショーツ及び通常のショーツをそれぞれ用いて装着したときの漏れ発生迄の液の吸収量を以下の方法で測定した。その結果を表1に示す。
【0049】
〔漏れ発生迄の吸収量〕
20℃、65%RHにて、各ナプキンを、生理用ショーツ及び通常のショーツを用いて可動式女性腰部モデルに装着させた。このモデルを100歩/分(50m/分)の速度で歩行させながら、チューブによって脱繊維馬血〔日本バイオテスト研究所(株)製〕を3分毎に1gずつナプキンに注入し、漏れ発生迄の吸収量を測定した。1種類のナプキンにつき3つのナプキンで測定を行い、その平均値を吸収量とした。
【0050】
【表1】
Figure 0004159179
【0051】
表1に示す結果から明らかなように、各実施例の生理用ナプキン(本発明品)は、漏れが発生するまでの液の吸収量が比較例のナプキンに比して高く、吸収性能が高いことが判る。
また、各実施例の生理用ナプキンは、生理用ショーツ及び通常のショーツの何れを用いて装着したときでも、同等の吸収量を示しており、このことからフィット性に優れていることが判る。これに対して比較例のナプキンは、通常のショーツを用いて装着すると、生理用ショーツを用いた場合に比して吸収量が低下しており、フィット性に劣ることが判る。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、吸収性能が高く、液吸収前後の身体へのフィット性が高い吸収性物品及び生理用補助吸収パッドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施形態としての生理用ナプキンの斜視図である。
【図2】図1に示す生理用ナプキンの幅方向の縦断面図である。
【図3】第2発明の生理用補助吸収パッドの一実施形態の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 弾力層
6a,6b 液保持層

Claims (5)

  1. 液保持性の吸収層及び液不透過性の防漏層を有する吸収性物品において、
    前記吸収層の生理食塩水の飽和吸収量が5000g/m2以上で且つ遠心保持量が1000g/m2以上であり、
    乾燥時において前記吸収性物品に5g/cm2の荷重をかけた時の厚みAd5が5〜45mmで且つ100g/cm2の荷重をかけた時の厚みAd100が3〜20mmであり、圧縮変形追随率Cd〔Cd=(Ad5−Ad100)/Ad5×100〕が45〜90%であり、
    湿潤時において前記吸収性物品に5g/cm2の荷重をかけた時の厚みAw5が10〜45mmで且つ100g/cm2の荷重をかけた時の厚みAw100が4〜20mmであり、圧縮変形追随率Cw〔Cw=(Aw5−Aw100)/Aw5×100〕が45〜90%であり、
    前記吸収性物品は、幅が20〜70mmで、長さが40〜200mmであり、且つ下部が平坦な俵形をしており、
    前記吸収層は、圧縮弾性を有する弾力層と、液保持層を有し、
    前記弾力層は、コイル状に捲縮したポリエチレンテレフタレート(PET)/ポリエチレン(PE)芯鞘型複合繊維を含み、かつ凹凸状にエンボス加工された不織布を、多層重ね合わせたものからなり、厚みが2〜30mmで、坪量が30〜1000g/m2であり、
    前記液保持層は、架橋セルロース繊維からなる嵩高性セルロース繊維、並びにポリプロピレン(PP)/PE複合繊維、PET/PE複合繊維又は熱水で溶解するポリビニルアルコール繊維からなる熱溶融性接着繊維を含み、厚み0.5〜10mmで坪量80〜300g/m 2 の吸収シートからなる吸収性物品。
  2. 乾燥時において前記吸収性物品に200g/cm2の荷重をかけた後、荷重100g/cm2まで解放したときの厚みBd100が2〜18mmで且つ更に荷重5g/cm2まで解放したときの厚みBd5が4〜40mmであり、圧縮変形回復率Dd〔Dd=(Bd5−Bd100)/Ad5×100〕が30〜90%であり、
    湿潤時において前記吸収性物品に200g/cm2の荷重をかけた後、荷重100g/cm2まで解放したときの厚みBw100が2〜18mmで且つ更に荷重5g/cm2まで解放したときの厚みBw5が4〜40mmであり、圧縮変形回復率Dw〔Dw=(Bw5−Bw100)/Aw5×100〕が35〜90%である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収層が、前記液保持層と、その下部に配置された前記弾力層とを備えた請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収層が、前記弾力層と、該弾力層の上下面に配された前記液保持層とを備えた請求項1又は2記載の吸収性物品。
  5. 液保持性の吸収層を有する生理用補助吸収パッドにおいて、
    前記吸収層の生理食塩水の飽和吸収量が5000g/m2以上で且つ遠心保持量が1000g/m2以上であり、
    乾燥時において前記生理用補助吸収パッドに5g/cm2の荷重をかけた時の厚みAd5が5〜45mmで且つ100g/cm2の荷重をかけた時の厚みAd100が3〜20mmであり、圧縮変形追随率Cd〔Cd=(Ad5−Ad100)/Ad5×100〕が45〜90%であり、
    湿潤時において前記吸収性物品に5g/cm2の荷重をかけた時の厚みAw5が10〜45mmで且つ100g/cm2の荷重をかけた時の厚みAw100が4〜20mmであり、圧縮変形追随率Cw〔Cw=(Aw5−Aw100)/Aw5×100〕が45〜90%であり、
    前記パッドは、幅が20〜70mmで、長さが40〜200mmであり、且つ下部が平坦な俵形をしており、
    前記吸収層は、圧縮弾性を有する弾力層と、液保持層を有し、
    前記弾力層は、コイル状に捲縮したポリエチレンテレフタレート(PET)/ポリエチレン(PE)芯鞘型複合繊維を含み、かつ凹凸状にエンボス加工された不織布を、多層重ね合わせたものからなり、厚みが2〜30mmで、坪量が30〜1000g/m2であり、
    前記液保持層は、架橋セルロース繊維からなる嵩高性セルロース繊維、並びにポリプロピレン(PP)/PE複合繊維、PET/PE複合繊維又は熱水で溶解するポリビニルアルコール繊維からなる熱溶融性接着繊維を含み、厚み0.5〜10mmで坪量80〜300g/m 2 の吸収シートからなる生理用補助吸収パッド。
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