JP2526555Y2 - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JP2526555Y2 JP2526555Y2 JP2710690U JP2710690U JP2526555Y2 JP 2526555 Y2 JP2526555 Y2 JP 2526555Y2 JP 2710690 U JP2710690 U JP 2710690U JP 2710690 U JP2710690 U JP 2710690U JP 2526555 Y2 JP2526555 Y2 JP 2526555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- cushion material
- absorbent
- menstrual blood
- thick layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は生理用ナプキンに係るものであって、装着時
の経血の漏れ、戻りを防止するとともに良好な使用感を
得ようとするものである。
の経血の漏れ、戻りを防止するとともに良好な使用感を
得ようとするものである。
従来の技術 従来、生理用ナプキンには、透水性の表面シートと非
透水性の防漏シートの間に、体液吸収性の吸収層を形成
し、この吸収層の表面シート側の幅方向中央部に、吸収
層よりも幅狭な肉厚層を長さ方向に形成したものが存在
する。
透水性の防漏シートの間に、体液吸収性の吸収層を形成
し、この吸収層の表面シート側の幅方向中央部に、吸収
層よりも幅狭な肉厚層を長さ方向に形成したものが存在
する。
この従来のナプキンは、肉厚層を、肉厚層外周部分の
吸収層の目付を減少して薄くする事により形成したり、
肉厚層の外周をエンボスプレス等により圧縮加工し形成
しているが、このような構成では、経血を吸収すると肉
厚層の保型性が悪くなり、吸収能力が低下し、吸収した
経血を逆流させるため、装着者の下着等を汚染したり、
経血の戻り感を使用者に関知させ、不快感を生じる欠点
を有している。また上記とは異なった方法で肉厚層を形
成する方法としては、肉厚層部分に吸収材を厚めに積み
重ねて形成する方法も存在するが、この方法は肉厚層を
厚くし、装着者にゴワゴワとした違和感を生じさせる欠
点を有していた。
吸収層の目付を減少して薄くする事により形成したり、
肉厚層の外周をエンボスプレス等により圧縮加工し形成
しているが、このような構成では、経血を吸収すると肉
厚層の保型性が悪くなり、吸収能力が低下し、吸収した
経血を逆流させるため、装着者の下着等を汚染したり、
経血の戻り感を使用者に関知させ、不快感を生じる欠点
を有している。また上記とは異なった方法で肉厚層を形
成する方法としては、肉厚層部分に吸収材を厚めに積み
重ねて形成する方法も存在するが、この方法は肉厚層を
厚くし、装着者にゴワゴワとした違和感を生じさせる欠
点を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は上述のごとき課題を解決しようとするもので
あって、装着者がナプキンを装着した場合に、局部に接
触させる肉厚層の吸収能力や保型性を向上し、経血の逆
流による下着等の汚染を防止しながら、装着者に良好な
使用感を与えようとするものである。
あって、装着者がナプキンを装着した場合に、局部に接
触させる肉厚層の吸収能力や保型性を向上し、経血の逆
流による下着等の汚染を防止しながら、装着者に良好な
使用感を与えようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、透水性の
表面シートと非透水性の防漏シートの間に、体液吸収性
の吸収層を形成し、この吸収層の表面シート側の幅方向
中央部に、吸収層よりも幅狭な肉厚層を長さ方向に形成
したものに於て、この肉厚層を、高分子吸収剤を含有し
た吸収シートと、この吸収シートに少なくとも両面を被
覆された疎水性のクッション材とから形成して成るもの
である。
表面シートと非透水性の防漏シートの間に、体液吸収性
の吸収層を形成し、この吸収層の表面シート側の幅方向
中央部に、吸収層よりも幅狭な肉厚層を長さ方向に形成
したものに於て、この肉厚層を、高分子吸収剤を含有し
た吸収シートと、この吸収シートに少なくとも両面を被
覆された疎水性のクッション材とから形成して成るもの
である。
またクッション材は、スポンジで形成しても良い。
またクッション材は、不織布で形成しても良い。
作用 本考案は上述の如く構成したものであるから、装着者
の局部にナプキンを装着すると、経血の流出部にナプキ
ンの肉厚層を位置させることができ、充分な厚みと吸収
能力を有する肉厚層での経血吸収を可能とする。この肉
厚層は、高分子吸収剤を含有し吸収能力を高めた吸収シ
ートに経血を吸収させるとともにこの吸収シートに被覆
された疎水性のクッション材を介して経血を裏面または
外周の吸収シートに吸収させる。このクッション材は疎
水性で弾力性を有し、経血を吸収する事がなく通過させ
るだけであるから、塑性変形したりゴワゴワすることが
なく、保型性を良好に維持する事が可能である。またク
ッション材を通過しクッション材の外面側に位置する吸
収シートに吸収された経血は、肉厚層の外面に位置する
吸収層に吸収されるとともに生理用ナプキンを外部から
押圧されても、経血を吸収した吸収シート、吸収層等が
押圧される前に、クッション材が押圧力を受けて収縮す
るから、経血吸収部の押圧によって生じる経血の逆流を
防止し、経血の戻りを生じず、装着者に不快感を与える
事がない。
の局部にナプキンを装着すると、経血の流出部にナプキ
ンの肉厚層を位置させることができ、充分な厚みと吸収
能力を有する肉厚層での経血吸収を可能とする。この肉
厚層は、高分子吸収剤を含有し吸収能力を高めた吸収シ
ートに経血を吸収させるとともにこの吸収シートに被覆
された疎水性のクッション材を介して経血を裏面または
外周の吸収シートに吸収させる。このクッション材は疎
水性で弾力性を有し、経血を吸収する事がなく通過させ
るだけであるから、塑性変形したりゴワゴワすることが
なく、保型性を良好に維持する事が可能である。またク
ッション材を通過しクッション材の外面側に位置する吸
収シートに吸収された経血は、肉厚層の外面に位置する
吸収層に吸収されるとともに生理用ナプキンを外部から
押圧されても、経血を吸収した吸収シート、吸収層等が
押圧される前に、クッション材が押圧力を受けて収縮す
るから、経血吸収部の押圧によって生じる経血の逆流を
防止し、経血の戻りを生じず、装着者に不快感を与える
事がない。
またクッション材をスポンジで形成すれば、大きなな
クッション効果で確実な保型性が得られ、良好な装着を
可能とする。
クッション効果で確実な保型性が得られ、良好な装着を
可能とする。
またクッション材を不織布で形成すれば、廉価なコス
トによって、良好な装着を行う事ができるものである。
トによって、良好な装着を行う事ができるものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれば、
（１）は吸収層で、コットン、パルプ等の体液吸収性の
吸収材に高分子化合物を含有させ、幅方向を60mm〜80m
m、厚みを1mm〜3mmに形成し、裏面側を、ポリエチレン
等の非透水性の防漏シート（２）で被覆するともに表面
側をメッシュシート、不織布、等の透水性の表面シート
（３）で被覆し、この表面シート（３）と防漏シート
（２）を吸収層（１）の外周に突出して止着固定してい
る。また表面シート（３）と吸収層（１）との間の幅方
向の中央部に吸収層（１）よりも幅狭な肉厚層（４）を
長さ方向に形成している。この肉厚層（４）は、疎水性
のスポンジ、疎水性不織布等により形成した疎水性のク
ッション材（５）と、高分子吸収剤を含有しクッション
材（５）を少なくとも両面から被覆する吸収シート
（６）とからなり、幅方向を33mm〜38mm、厚みを4mm〜6
mmに形成している。またこの肉厚層（４）は吸収シート
（６）を、第２図に示す如くクッション材（５）に巻き
付けて被覆しても良いし、吸収シート（６）を第３図に
示す如く２枚に分割し、クッション材（５）の上面と下
面に被覆するようにしても良い。また防漏シート（２）
の外面には、下着への止着を可能とする止着部（７）を
設けるとともにこの止着部（７）を剥離可能な離形紙
（８）で被覆している。
（１）は吸収層で、コットン、パルプ等の体液吸収性の
吸収材に高分子化合物を含有させ、幅方向を60mm〜80m
m、厚みを1mm〜3mmに形成し、裏面側を、ポリエチレン
等の非透水性の防漏シート（２）で被覆するともに表面
側をメッシュシート、不織布、等の透水性の表面シート
（３）で被覆し、この表面シート（３）と防漏シート
（２）を吸収層（１）の外周に突出して止着固定してい
る。また表面シート（３）と吸収層（１）との間の幅方
向の中央部に吸収層（１）よりも幅狭な肉厚層（４）を
長さ方向に形成している。この肉厚層（４）は、疎水性
のスポンジ、疎水性不織布等により形成した疎水性のク
ッション材（５）と、高分子吸収剤を含有しクッション
材（５）を少なくとも両面から被覆する吸収シート
（６）とからなり、幅方向を33mm〜38mm、厚みを4mm〜6
mmに形成している。またこの肉厚層（４）は吸収シート
（６）を、第２図に示す如くクッション材（５）に巻き
付けて被覆しても良いし、吸収シート（６）を第３図に
示す如く２枚に分割し、クッション材（５）の上面と下
面に被覆するようにしても良い。また防漏シート（２）
の外面には、下着への止着を可能とする止着部（７）を
設けるとともにこの止着部（７）を剥離可能な離形紙
（８）で被覆している。
上述の如く構成したものに於て、装着者の局部に表面
シート（３）側を接触させて生理用ナプキン（９）を装
着すると、経血の流出部にナプキン（９）の肉厚層
（４）を位置させることができ、充分な厚みと吸収能力
を有する肉厚層（４）での経血吸収を可能とする。この
肉厚層（４）は、高分子吸収材剤を含有し吸収能力を高
めた吸収シート（６）に経血を吸収させるとともにこの
吸収シート（６）に被覆された疎水性のクッション材
（５）を介して経血を裏面または外周の吸収シート
（６）に吸収させる。このクッション材（５）は疎水性
で弾力性を有し、経血を吸収する事がなく通過させるだ
けであるから、塑性変形したりゴワゴワすることがな
く、保型性を良好に維持する事が可能である。またクッ
ション材（５）を通過しクッション材（５）の外面側に
位置する吸収シート（６）に吸収された経血は、肉厚層
（４）の外面に位置する吸収層（１）に吸収されるとと
もに生理用ナプキン（９）を外部から押圧されても、経
血を吸収した吸収シート（６）、吸収層（１）等が押圧
される前に、クッション材（５）が押圧力を受けて収縮
するから、経血吸収部の押圧によって生じる経血の逆流
を防止し、経血の戻りを生じず、装着時に不快感を与え
る事とがない。
シート（３）側を接触させて生理用ナプキン（９）を装
着すると、経血の流出部にナプキン（９）の肉厚層
（４）を位置させることができ、充分な厚みと吸収能力
を有する肉厚層（４）での経血吸収を可能とする。この
肉厚層（４）は、高分子吸収材剤を含有し吸収能力を高
めた吸収シート（６）に経血を吸収させるとともにこの
吸収シート（６）に被覆された疎水性のクッション材
（５）を介して経血を裏面または外周の吸収シート
（６）に吸収させる。このクッション材（５）は疎水性
で弾力性を有し、経血を吸収する事がなく通過させるだ
けであるから、塑性変形したりゴワゴワすることがな
く、保型性を良好に維持する事が可能である。またクッ
ション材（５）を通過しクッション材（５）の外面側に
位置する吸収シート（６）に吸収された経血は、肉厚層
（４）の外面に位置する吸収層（１）に吸収されるとと
もに生理用ナプキン（９）を外部から押圧されても、経
血を吸収した吸収シート（６）、吸収層（１）等が押圧
される前に、クッション材（５）が押圧力を受けて収縮
するから、経血吸収部の押圧によって生じる経血の逆流
を防止し、経血の戻りを生じず、装着時に不快感を与え
る事とがない。
またクッション材（５）をスポンジで形成すれば、大
きなクッション効果で確実な保型性が得られ、良好な装
着を可能とする。
きなクッション効果で確実な保型性が得られ、良好な装
着を可能とする。
またクッション材（５）を不織布で形成すれば、廉価
なコストによって、良好な装着を行う事ができるもので
ある。
なコストによって、良好な装着を行う事ができるもので
ある。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、装着
者の局部にナプキンを装着した場合、従来の如く、経血
を逆流させて下着を汚染したり、ゴワゴワとした違和感
を装着者に生じさせることがなく、肉厚層に於ける経血
吸収能力や保型性を向上して、経血の逆流による下着等
の汚染を防止し、装着者に良好な使用感を与える事がで
きるものである。
者の局部にナプキンを装着した場合、従来の如く、経血
を逆流させて下着を汚染したり、ゴワゴワとした違和感
を装着者に生じさせることがなく、肉厚層に於ける経血
吸収能力や保型性を向上して、経血の逆流による下着等
の汚染を防止し、装着者に良好な使用感を与える事がで
きるものである。
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線拡大断面図、第３図
は異なる実施例のＡ−Ａ線拡大断面図である。 （１）……吸収層、（２）……防漏シート （３）……表面シート、（４）……肉厚槽 （５）……クッション材、（６）……吸収シート
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線拡大断面図、第３図
は異なる実施例のＡ−Ａ線拡大断面図である。 （１）……吸収層、（２）……防漏シート （３）……表面シート、（４）……肉厚槽 （５）……クッション材、（６）……吸収シート
Claims (3)
- 【請求項１】透水性の表面シートと非透水性の防漏シー
トの間に、体液吸収性の吸収層を形成し、この吸収層の
表面シート側の幅方向中央部に、吸収層よりも幅狭な肉
厚層を長さ方向に形成したものに於て、この肉厚層を、
高分子吸収剤を含有した吸収シートと、この吸収シート
に少なくとも両面を被覆された疎水性のクッション材と
から形成した事を特徴とする生理用ナプキン。 - 【請求項２】クッション材は、スポンジで形成した事を
特徴とする請求項１記載の生理用ナプキン。 - 【請求項３】クッション材は、不織布で形成した事を特
徴とする請求項１記載の生理用ナプキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2710690U JP2526555Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2710690U JP2526555Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03118727U JPH03118727U (ja) | 1991-12-06 |
| JP2526555Y2 true JP2526555Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31529978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2710690U Expired - Fee Related JP2526555Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526555Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4159179B2 (ja) * | 1999-05-14 | 2008-10-01 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
| JP4671812B2 (ja) * | 2005-09-01 | 2011-04-20 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP2710690U patent/JP2526555Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03118727U (ja) | 1991-12-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |