JP4158681B2 - 画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、行政文書などの画像に関する処理等を行う画像処理システムに関する。
近年、さまざまなドキュメントが、プリンタを用いて印字されるようになってきている。こうしたドキュメントの中には、住民票などの公文書や契約書などといった重要性のあるものも含まれている。
かかる重要性の高いドキュメントについては、従来から印鑑の押印や、特種用紙の使用などにより原本であることの保証(いわば原本性の保証)が行われ、内容を後から改ざんすることを防止するようになっていた。
特開平6−176036号公報 特開平10−224540号公報
一方で近年、行政庁などで発行する文書を各地の出張所や自宅のプリンタ等で出力させ、ユーザの利便性を高める試みが始まっている。しかしながら、上記従来の方法では、改ざん防止策を押印や特種用紙といった方法で施していたので、上記試みを具体的に実現するには至っていない。
そこで文書の内容を表す文書画像とデジタル署名とを2次元コードを用いて文書内に埋込む技術が特許文献1に開示されている。また、文書内容を符号化した2次元コードを文書の背景に合成して印刷する技術が特許文献2に開示されている。これらによれば、2次元コードによって表される文書画像と、当該2次元コードが埋込まれている文書の内容との比較によって改ざんの有無を知ることができるようになる。
しかしながら、公文書を含む多くの重要性の高いドキュメントは、その書式が予め定められているため、当該ドキュメントの内容全体を符号化しなければならないものではないにも関わらず、上記特許文献1や2に開示の技術においては、この点に配慮されていないので、2次元コード部分の画像の面積が大きくなってしまい、ドキュメントのレイアウトが制限されるなどの問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、ドキュメントに含まれる情報ごとの重要性に配慮した符号化を行うことのできる画像処理装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、符号側装置と、復号側装置とを含む画像処理システムであって、前記符号側装置は、同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つのテキスト記述欄含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、前記テキスト記述欄に記述された可変情報であるテキストと、当該テキストの記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、を含み、前記復号側装置は、前記合成ドキュメントを受け入れる手段と、当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれるテキストとその記述位置に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、前記差分画像を出力する手段と、を含むこととしたものである。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つの記述欄含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、前記記述欄に記述された可変情報と、当該情報の記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、を含むこととしたものである。
ここで前記符号画像の元となる可変情報には、当該可変情報に含まれる文字列が含まれ、前記表示態様のデータには、当該文字列の描画に用いるフォントデータを含むこととしてもよい。
さらに、前記可変情報の記述位置に関するデータは、前記処理対象ドキュメント上での記述欄の位置を特定するデータであることとしてもよい。また、ユーザからの指示に応じて、前記受け入れた処理対象ドキュメントに含まれる可変情報の少なくとも一部を処理対象として選択する対象選択手段をさらに含み、前記符号画像を生成する手段は、前記処理対象となった少なくとも一部の可変情報と、当該可変情報の記述位置に関するデータとを含む情報を表す符号画像を生成することとしてもよい。さらに前記対象選択手段は、前記記述欄の一つをユーザに指定させ、当該指定された記述欄内に記述された可変情報を前記処理対象として選択することとしてもよい。さらに前記可変情報の記述位置に関するデータは、前記処理対象ドキュメントのフォームを特定するためのフォーム識別情報を含むデータであることとしてもよい。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、復号側装置であって、上述の画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれる可変情報とその記述位置に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、前記差分画像を出力する手段と、を含むこととしたものである。
また上述の画像処理装置において、前記情報の記述位置に関するデータは、処理対象ドキュメントのフォームを特定するためのフォーム識別情報を含むデータとしてもよい。このような画像処理装置に対応する本発明の一態様に係る復号側装置は、かかる画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれる可変情報とフォーム識別子に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、当該復号されたフォーム識別子に基づいて、フォームを生成し、当該生成したフォーム内の記述欄に、復号された可変情報を描画した画像を生成して、この画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、前記差分画像を出力する手段と、を含んでもよい。
さらに、本発明の別の態様に係るプログラムは、コンピュータを同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つの記述欄に含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、前記記述欄に記述された可変情報と、当該情報の記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、として機能させることとしたものである。
さらに、本発明の別の態様に係るプログラムは、上述の画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれるテキストとその記述位置に関するデータとを復号する手段と、当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、前記差分画像を出力する手段と、として、コンピュータを機能させることとしたものである。
[実施の形態1]
本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る画像処理システムは、図1に示すように、符号側システム1と復号側システム2とを含む。ここで符号側システム1は、画像処理装置10と、画像形成装置20とを含んでなり、復号側システム2は、画像処理装置30と、画像読取装置40とを含む。
画像処理装置10は、図2に示すように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、外部インタフェース(I/F)15とを含んでなる。制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作しており、処理対象となるドキュメントを生成し、当該生成したドキュメントに関する符号画像を生成して合成する処理(合成ドキュメント生成処理)を行っている。この合成ドキュメント生成処理などの制御部11の具体的な処理の内容については、後に詳しく述べる。なお、これらの処理は、制御部11によって実行される画像形成装置20に対するプリンタドライバの処理として実装されることとしてもよい。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを格納したコンピュータ可読な記録媒体である。また、この記憶部12は、制御部11の処理における種々のデータを記憶するワークメモリとしても動作する。
操作部13は、マウスや、キーボード等であり、ユーザの指示操作を受け入れて、当該指示操作の内容を制御部11に出力する。表示部14は、制御部11から入力される指示に従って画像を表示するディスプレイ等である。外部I/F15は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースなどであり、本実施の形態では、この外部I/F15を介して画像形成装置20が接続されているものとする。
画像形成装置20は、例えばプリンタであり、画像処理装置10から入力される画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。
復号側システム2の画像処理装置30は、基本的には符号側システム1の画像処理装置10と同様の構成を有し、図2に示した画像処理装置10と同様に、制御部31と、記憶部32と、操作部33と、表示部34と、外部インタフェース(I/F)35とを含んでなる(不図示)ものであるが、制御部31における処理の内容が異なる。すなわち画像処理装置30の制御部31は、画像読取装置40から入力される画像データから符号部分を抽出して復号処理を行い、当該復号結果を用いてドキュメントの内容を認証するための処理(認証支援処理)を実行するものである。この認証支援処理の具体的内容については、後に詳しく述べる。
また、記憶部32と操作部33と表示部34とは、それぞれ画像処理装置10の記憶部12と操作部13と表示部14と同様のものである。さらに、外部I/F35も、外部I/F15と同様に例えば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースなどであるが、外部I/F35には、画像読取装置40が接続されている点が異なる。
画像読取装置40は、一般的なスキャナでよく、読取面に置かれたドキュメントを光学的に読み取って、その読み取った結果を画像データとして出力する。
[制御部11の処理]
本実施の形態の制御部11が生成する、処理対象となるドキュメントは、図3にその一例を示すような、少なくとも一つの情報記述欄(X1からX3)と、同一種類のドキュメントに共通して含まれる情報(以下、固定情報と呼ぶ。図3におけるY1からY5)とを含むフォームデータの各情報記述欄に情報(例えばテキスト)が記述されたものである。すなわち、この種類のドキュメントにおいては、情報記述欄に記述される情報が変化し得る情報、いわば可変情報であって、本実施の形態において特徴的なことの一つは、制御部11がこの可変情報の少なくとも一部を処理対象として符号画像を生成することである。
なお、ここでは制御部11が処理対象となるドキュメントを生成することとしているが、外部(例えばサーバ装置)からネットワーク等を介して当該処理対象となるドキュメントを取得することとしてもよい。
制御部11は、この処理対象となったドキュメント(処理対象ドキュメント)に基づいて、各情報記述欄に記述された情報と、各情報の記述位置に関するデータ(位置データ)と、情報表示態様に関するデータとを抽出する。ここで記述される情報は、一般的にはテキストであるので、以下の説明では簡単のため、テキストの情報に限って説明する。尤も、この情報は画像であっても構わない。
また情報の記述位置に関する位置データは、処理対象ドキュメント上で表示された情報の縦横のサイズ(テキストの場合、テキストを表す文字列画像を囲む矩形の縦横のサイズ)と、位置座標(所定座標系における当該記述位置の座標情報)とを含んでいる。なお、位置座標を表す座標系は、例えばドキュメントの左下端を(0,0)としたポイント等の所定単位の座標系とすることができる。具体的には、この位置座標は、上記文字列画像を囲む矩形の左上端の位置を表現することとする。なお、これらに代えて、この座標系上での上記矩形の対角線上の2つの頂点の座標を、記述位置に関する位置データとすることとしてもよい。
制御部11は、抽出した各情報記述欄に記述された情報と、各情報の記述位置に関する位置データとに基づいて、所定の符号化処理を行い、符号画像を生成する。ここで符号化の方法は、テキストの情報をバイナリで表現するもので構わない。このようにバイナリで表現した符号であれば、図4に示すように「0」を表すパターン(図4(a))と、「1」を表すパターン(図4(b))とを符号に従って矩形状に配列した2次元コード画像(図4(c))とすることができる。この図4(c)では、その外周がすべて「1」を表すパターン(いわば同期パターン)となっており、復号の際に符号画像部分を特定する処理に供されることとなっている。
制御部11は、こうして生成した符号画像を処理対象ドキュメント上の所定位置に合成して合成ドキュメントを生成して、処理を終了する。この合成によって得られる合成ドキュメントの画像は、図5に示すようなものとなる。図5においては符号画像(C)は、元の処理対象ドキュメントの該当位置に上書きされて合成されている。
制御部11は、この合成ドキュメントの画像データを外部I/F15を介して画像形成装置20に出力し、画像形成装置20が、図5に示したようなドキュメントの画像を用紙上に形成する。
このように本実施の形態では、ドキュメントに含まれる情報について、そのうち情報記述欄に記述される情報が固定情報よりも、改ざんされ得るとの点から重要であることに配慮し、情報記述欄に含まれる情報を主として符号化することで、符号画像である2次元コード等の部分の画像の面積を小さく抑えることができ、ドキュメントのレイアウトの自由度を担保できる。
[制御部31の処理]
次に、復号側システム2の画像処理装置30の制御部31の処理について説明する。制御部31は、外部I/F35を介して受け入れられる画像データ(合成ドキュメントの読取結果)に基づいて、その内容の改ざんの有無をユーザが判断することを支援する処理(認証支援処理)を行う。
具体的に制御部31は、外部I/F35から入力される画像データ中から、符号画像部分を特定する。この特定のための処理は、符号画像の種類によって異なるが、図4に示したような符号画像を用いる場合、同期画像部分を検出し、当該同期画像によって囲まれている符号画像部分から、バイナリで表現された符号を読み取ることになる。
本実施の形態では、符号化されている情報は、処理対象ドキュメント内の各記述欄に記述された各テキストと、各テキストを表す文字列画像を囲む各矩形の縦横のサイズと、各矩形の位置座標とを含む。
そして制御部31は、各テキストを順次注目テキストとして選択しながら、次の図6に示す処理を行う。まず制御部31は、記憶部32上に注目テキストに対応する文字列画像を囲む矩形の縦横のサイズのデータに基づき、当該サイズの画像を格納するための記憶領域を確保し、当該記憶領域に注目テキストを描画する(S1)。
次に制御部31は、外部I/F35から入力された画像データのうち、注目テキストに対応する上記矩形の位置座標とサイズのデータとによって画定される矩形領域の部分画像を抽出する(S2)。制御部31は、この抽出した部分画像と、処理S1での描画によって得られた画像との差分画像を生成する(S3)。ここでの差分画像は、処理S2で抽出した部分画像と、処理S1での描画によって得られた画像との間で、対応する画素が互いに異なっている部分を強調表現(例えば赤色の画素で表すなど)した画像として生成することができる。
制御部31は、さらに、注目テキストとなっていないテキストがあるか否かを調べ(S4)、そのようなテキストがあれば、そのうちの一つを次の注目テキストとして選択して(S5)、処理S1に戻って処理を続ける。
また、処理S4において、注目テキストとなっていないテキストがなければ(つまりすべてのテキストについて処理を行ったならば)、各テキストについて生成した差分画像を表示部34に表示して処理を終了する。
ユーザは、表示部34に表示された各テキストの差分画像を参照して、強調表現された画素(例えば赤色の画素)によって差分があると認められる場合に、改ざんが行われたと判断することができるようになる。
[符号化される情報の別の例]
また、ここまでに示したように、復号側装置で画像に基づく比較を行う場合には、符号化される情報として、情報の表示態様に関するデータを含むことが好ましい。ここで情報の表示態様とは、テキストであれば、その文字列の表示態様のことであり、例えば文字列の描画に用いられるフォントデータ(フォント種別、形状(イタリック、ボールド等の別)、サイズなど)である。また情報の記述位置を表すデータとして、フォーム識別情報(これにより各記述欄の位置が特定される)を用いる場合、当該フォーム識別情報によって識別されるフォームに含まれる各記述欄内での文字列の配置状態として左づめ、センタリング、右づめ等のデータを、情報の表示態様に関するデータとして含めてもよい。
この場合、復号側システム2は、復号結果として得られた情報(ここではテキストとする)を、記憶部32に確保した領域に描画するときに、当該フォントデータや配置状態のデータを参照して、これらのデータに従って描画を行う。
[記述位置に関する位置データの別の例]
ここまでの説明では、符号化側システムにおいて、情報記述欄に記述する情報と位置データを符号化して合成ドキュメントを生成しているが、このようなデータの代わりに、フォーム識別情報と情報記述欄に記述する情報(テキスト)を符号化して合成ドキュメントを作成するようにしてもよい。
この場合は、画像処理装置10の制御部11は、処理対象ドキュメントに基づいて、各情報記述欄に記述された情報を抽出し、抽出した各情報記述欄に記述された情報(テキスト)と、処理対象ドキュメントのフォームを識別するフォーム識別情報とに基づいて所定の符号化処理を行い、符号画像を生成する。ここで各情報記述欄に記述された情報は、所定の順序(例えば記述欄の識別子の順序など)で配列されてもよいし、対応する記述欄の識別子に関連づけられて符号化処理に供されてもよい。
また、復号側システム2の画像処理装置30の記憶部32には、予め図7に示すように、フォーム識別情報に対して、当該フォームに含まれる記述欄の位置を表す位置データと属性データを関連づけたデータベースが格納されている。ここで記述欄の位置データは、記述欄の識別子と記述欄を合成ドキュメント上で画定する座標情報とを関連づけたものであり、例えば記述欄が矩形であれば、当該矩形の左上端と右下端との座標情報である。また、属性データは、記述欄に描画するテキストの表示態様に関するデータであり、例えば、フォント種別、フォントサイズ、フォント形状(イタリック等)、および記述欄に対する配置位置(左づめやセンタリング等)である。
制御部31は、読み出した符号からフォーム識別情報を取り出して、当該フォーム識別情報に関連づけられた記述欄の位置データを上記データベースから検索して取得する。そして制御部31は、図6に示した処理と同様に、符号画像から読み取られたテキスト等の情報を順次注目情報として選択しながら、記憶部32上に注目情報に対応する画像が記述される記述欄の位置データを参照し、当該記述欄のサイズの画像を格納するための記憶領域を確保し、当該記憶領域に注目情報を、設定された属性データに従って描画する。
次に制御部31は、外部I/F35から入力された画像データのうち、注目情報に対応する画像が記述される記述欄(注目情報が含まれている順序や、(それが関連づけられていれば)記述欄の識別子等によって、対応する記述欄が特定できる)の位置データによって画定される矩形領域の部分画像を抽出する。そして制御部31は、この抽出した部分画像と、処理S1での描画によって得られた画像との差分画像を生成する。制御部31は、この処理を各情報について繰り返して行い、各情報について生成した差分画像を表示部34に表示する。
[符号化する情報の選択]
またここまでの説明では、処理対象ドキュメントに含まれる各情報記述欄から抽出された情報に基づいて符号画像を生成するとしていたが、例えば符号画像の元となる情報を抽出する情報記述欄をユーザが特定できるようにしてもよい。
この場合、画像処理装置10の制御部11は、処理対象ドキュメントを生成した後で、当該生成した処理対象ドキュメントを表示部14に表示し、当該処理対象ドキュメントに含まれる情報記述欄のうち、符号画像の元となる情報を抽出する情報記述欄の選択操作を、ユーザから操作部13を介して受けるようにしておく。この処理は、画面上に表示された画像中の所定部分をマウス操作によって選択させる処理と同様であるので処理内容についての子細な説明は省略する。
そして制御部11は、当該選択された情報記述欄に含まれる情報を抽出して、当該抽出した情報と、当該情報の記述位置に関する位置データとを符号化して符号画像を生成する。そして制御部11は、処理対象ドキュメントに合成して合成ドキュメントを生成することになる。なおここで、情報記述欄の選択に代えて、文字列部分の選択としてもよい。
[差分画像生成の別の例]
また、制御部31による差分画像生成においては、対比する2つの画像データ同士の対応位置をずらしながら、互いに異なっている対応画素の数を算出し、当該数が最小となる対応位置での比較結果を差分画像として生成することとしてもよい。
[比較の別の例]
またここでは復号側システム2の処理として、符号画像を復号して得たテキストに基づいて画像を描画した上で、当該描画した画像と、読み取られた画像の対応部分とを比較して差分画像を生成することで改ざんの有無の判定を容易にしていたが、符号画像を復号して得たテキストと、読み取られた画像のうち、そのテキストの記述位置によって特定される部分からOCR(光学的文字認識)によって得られたテキスト(OCRテキスト)との比較によって、改ざんの有無を調べることができるようにしておいてもよい。
また、差分画像を生成することなく単に、符号画像を復号して得たテキストに基づいて描画した画像と、読み取られた画像のうち、当該テキストの描画位置に対応する部分画像と、を表示部34に表示するようにして、ユーザが対比できるようにしておいてもよい。
また、生成された差分画像に所定画素数以上の差分画素が含まれる場合にのみに、ユーザーに対して警告メッセージを表示するようにしてもよい。
[実施の形態2]
さらに、上述の例に加え、処理対象データに複写牽制模様を合成してもよいので、以下、処理対象データに複写牽制模様を併せて合成する(特開2001−346032号公報に開示のものと同様)こととしてもよい。そこで以下、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理システムについて説明する。
本実施の形態の画像処理システムは、第1の実施の形態に係るものと同様の構成を有するものであるが、画像処理装置10の制御部11の動作が若干異なる。すなわち、本実施の形態の制御部11は、図3に示したのと同様に、少なくとも一つの情報記述欄(X1からX3)と、同一種類のドキュメントに共通して含まれる情報(以下、固定情報と呼ぶ。図3におけるY1からY5)とを含んでなる処理対象ドキュメントを生成する。なお、ここでも処理対象となるドキュメントを制御部11が生成する代りに、外部(例えばサーバ装置)から取得することとしてもよい。
制御部11は、この処理対象となったドキュメント(処理対象ドキュメント)に基づいて、各情報記述欄に記述された情報と、各情報の記述位置に関するデータ(位置データ)とを抽出する。ここで記述される情報は、一般的にはテキストであるので、以下の説明では簡単のため、テキストの情報に限って説明する。尤も、この情報は画像であっても構わない。
また情報の記述位置に関する位置データは、処理対象ドキュメント上で表示された情報の縦横のサイズ(テキストの場合、テキストを表す文字列画像を囲む矩形の縦横のサイズ)と、位置座標(所定座標系における当該記述位置の座標情報)とを含んでいる。なお、位置データには第1の実施形態におけるのと同様の変形例がある。
制御部11は、抽出した各情報記述欄に記述された情報と、各情報の記述位置に関する位置データとに基づいて、所定の符号化処理を行い、符号画像を生成する。ここで符号化の方法は、テキストの情報をバイナリで表現するもので構わない。このようにバイナリで表現した符号であれば、図4に示すように「0」を表すパターン(図4(a))と、「1」を表すパターン(図4(b))とを符号に従って矩形状に配列した2次元コード画像(図4(c))とすることができる。この図4(c)では、その外周がすべて「1」を表すパターン(いわば同期パターン)となっており、復号の際に符号画像部分を特定する処理に供されることとなっている。
さらに本実施の形態の制御部11は、この符号画像を繰返して配列した画像を生成し、各符号の画像の一部を図8に示すようなパターン(潜像パターン)に置換えて、この潜像パターンによって予めユーザから指定された文字列や画像を表すことができるように配列する。この図8に示した潜像パターンは孤立点から構成され、当該潜像パターンで構成された文字列部分は複写後には現出しないようになり、一方で図4(a)、(b)で示した符号パターンで記述された部分は複写後にも現出するので、図8で示した潜像パターン通りに白抜きされた画像が浮き上る。なお、図4(a)、(b)に示した符号のパターンと、図8で示した潜像パターンとの用紙上での印刷濃度は同一となるようになっている(例えば点灯している画素(黒画素)の数を同じにしておく)。
こうして配列した画像(以下、複写牽制背景画像と呼ぶ)は、その一部を拡大すると、図9に示すように、符号パターンの一部に潜像パターンで構成した文字(図9では右半分側にある「C」の文字)が含められたものとなっている。なお、図9では参考のため、処理対象となったドキュメントに記述される文字(ここでは「山田 太郎」の文字列)を合成した結果を示している。
制御部11は、こうして生成した複写牽制背景画像を処理対象ドキュメントの背景として合成して合成ドキュメントを生成し、処理を終了する。この合成によって得られる合成ドキュメントの画像は、図10(a)に示すようなものとなる。図9は、図10(a)の一部を拡大したものである。
制御部11は、この合成ドキュメントの画像データを外部I/F15を介して画像形成装置20に出力し、画像形成装置20が、図10(a)に示したようなドキュメントの画像を用紙上に形成する。また、この図10(a)に示した合成ドキュメントを形成した用紙を複写すると、図10(b)に示すように、潜像パターン部分が白抜きされた状態になって、潜像として埋込まれた画像が浮出す。
[制御部31の処理]
次に、この合成ドキュメントの読取結果としての画像データを受け入れた、復号側システム2の制御部31の動作について説明する。制御部31は、画像読取装置40によって読取られた画像中から、図4(c)に示したような符号画像を検出する。読取られた画像中には、符号画像が複数配置されており、それら全てを検出する。そして、検出した複数の符号画像部分に基づいて当該符号画像によって表される情報を復号し、以下、第1実施形態の図6に示したものと同様の処理を行う。
なお、ここで復号の方法としては、各符号画像部分の対応する符号同士を比較しながら、各符号を決定するようにすることで、復号の精度を向上させることができるようになる。
[複写牽制模様を除去する処理]
またここで、第1の実施の形態と同様の処理を単に行うだけでは、符号画像から復号された情報に基づいて生成した画像には、潜像パターンや符号パターンが含まれていないために、改ざん部分として誤って検出されたり、差分画像上でこれらのパターンが強調表示され、差分画像が見づらくなることもある。そこで、差分画像を生成する前に、読取られた画像データから所定サイズ以下の画素の塊を除去する、いわゆる孤立点除去処理を行うこととしてもよい。また、復号結果から符号画像を再構成し、当該符号画像の配列を読取られた画像データから差引き(読取った画像データ上で黒画素となっている画素のうち、復号結果から再構成した符号画像を配列した画像上の対応画素が黒画素となっている部分を白画素に変更する等の処理)し、当該差引きの結果と、復号結果に基づいて描画した画像との差分画像を生成することとしてもよい。
そのほか、複写牽制模様の色や濃度を、処理対象ドキュメント内に含まれる文字列の色や濃度と異なるようにしておき、復号側システム2で複写牽制模様の色や濃度に相当する画素を除去する(白画素とする)ようにしてもよい。例えば、処理対象ドキュメントの文字列を黒(K)によって形成し、複写牽制模様をシアン(C)で形成することとしてもよい。また、基本的には複写牽制模様と処理対象ドキュメント上の文字列とが重なりあっている場所でも符号画像部分が認識できるよう、色空間で分離できればよいので、処理対象ドキュメントの文字列をシアン(C)とマゼンタ(M)とによって形成し、複写牽制模様をシアン(C)とイエロー(Y)で形成することとしてもよい。この場合、上記色成分で形成された合成ドキュメントを画像読取装置40で読取り、読取られた画像の色空間をYMC色空間に変換すれば、C成分には処理対象ドキュメントのみが含まれ、Y成分には複写牽制模様(符号画像)のみが含まれるので、符号画像の復号処理、および、比較処理が容易になる。また、ここでは画像形成に用いるCMYの色材で表しているが、これらを混合して得られる赤(R)、緑(G)、青(B)等で分離できるようにしてもよい。
[変形例1]
また、ここまでの第1、第2の実施形態に記載のものは、復号側システム2の画像処理装置30が単体の装置であることを前提として説明してきたが、図11に示すように、本システムにサーバ装置50を備えて、画像処理装置10が処理対象ドキュメントをこのサーバ装置50に図示しないデータストレージに格納するようにしてもよい。この場合は、画像処理装置10は、生成した処理対象ドキュメントごとに固有の識別子を発行して、当該識別子と処理対象ドキュメントとを関連づけてサーバ装置50に格納する。また、画像処理装置10の制御部11は、当該識別子を符号化して、符号画像に含めて処理対象ドキュメントに合成する。
また、復号と照合の支援とに関する処理としては、サーバ装置50側で照合を支援する処理を行う方法と、サーバ装置50が処理対象ドキュメントを復号側システム2に提供して、復号側システム2で照合を支援する処理を行う方法とがあるので、それぞれに分けて説明する。
まずサーバ装置50側で照合を支援する処理を行う場合、復号側システム2の制御部31は、読取った画像データをサーバ装置50側に送信して照合を要求する。サーバ装置50は、この画像データから符号画像部分を抽出し、符号画像として符号化されている情報を復号する。そして、当該復号の結果として得られた情報(処理対象ドキュメントの識別子を含む)に基づいて、対応する処理対象ドキュメントをデータストレージから取り出し、この処理対象ドキュメントと、受信された画像データとの差分画像を生成して、復号側システム2に送信し、復号側システム2の制御部31がこの差分画像を表示部34に表示出力する。
なお、復号の結果として得られたテキストやその記述位置に関する位置データに基づいてサーバ装置50側で生成した画像も併せて用いてもよい。
次に、復号側システム2で照合を支援する処理を行う方法について説明する。この場合、復号側システム2の画像処理装置30は、画像読取装置40で読取られた画像データの入力を受けると、当該画像データから符号画像部分を検出し、当該符号画像に含まれる処理対象ドキュメントの識別子をサーバ装置50に送信して、処理対象ドキュメントを要求する。サーバ装置50は、復号側システム2からの要求に応答して、要求された処理対象ドキュメントを復号側システム2に対して提供する。
そして復号側システム2が、サーバ装置50から受信された処理対象ドキュメントと、符号画像に基づく復号の結果として得られたテキストやその記述位置に関する位置データに基づいて制御部31が生成した画像とを用いて、差分画像を生成し、この差分画像を表示部34に表示出力する。
また、復号側システム2は、サーバ装置50との間での通信ができない場合には、自ら(図6に示した処理などによって)差分画像を生成することとしてもよい。さらに、サーバ装置50側からの情報によって得られた差分画像によって改ざんが検出される場合に、自らも(図6に示した処理などによって)差分画像を生成し、改ざんの有無を確認できるようにしておいてもよい。
なお、これらのいずれの方法を用いる場合でも、符号側システム1と復号側システム2とサーバ装置50との間の通信経路は暗号化しておくことが好ましい。
[変形例2]
また、ここまでの第1、第2の実施の形態に記載のものでは、画像処理装置10と画像形成装置20とが別体の装置であるものとして説明したが、画像処理装置10は画像形成装置20と一体として構成されていてもよい。この場合は、パーソナルコンピュータ等外部の装置から処理対象ドキュメントの入力を受けて、合成ドキュメント生成処理を行うこととなる。このとき、表示部14や操作部13は必ずしも必要とはならない。
さらに、符号側システム1の画像処理装置10と復号側システム2の画像処理装置30とは一体であってもよい。例えば画像処理装置10と画像形成装置20と画像処理装置30と画像読取装置40とを一体に含む複合機として、本発明の第1、第2の実施の形態のシステムを実装することもできる。
本発明の実施の形態に係る画像処理システムの一例を表す構成ブロック図である。 画像処理装置の例を表す構成ブロック図である。 処理対象ドキュメントのフォーマットの例を表す説明図である。 符号画像の例を表す説明図である。 合成ドキュメントの例を表す説明図である。 復号側での処理例を表すフローチャート図である。 フォーム識別情報を利用した位置データの特定のための例を表す説明図である。 複写牽制模様を構成するパターンの例を表す説明図である。 符号画像に複写牽制模様を含めた合成ドキュメントの一部拡大状態を表す説明図である。 符号画像に複写牽制模様を含めた合成ドキュメントとその複写結果の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理システムの別の一例を表す構成ブロック図である。
符号の説明
1 符号側システム、2 復号側システム、10,30 画像処理装置、20 画像形成装置、40 画像読取装置、11,31 制御部、12,32 記憶部、13,33 操作部、14,34 表示部、15,35 外部インタフェース、50 サーバ装置。

Claims (12)

  1. 符号側装置と、復号側装置とを含む画像処理システムであって、
    前記符号側装置は、
    同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つのテキスト記述欄含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、
    前記テキスト記述欄に記述された可変情報であるテキストと、当該テキストの記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、
    前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、
    を含み、
    前記復号側装置は、
    前記合成ドキュメントを受け入れる手段と、
    当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれるテキストとその記述位置に関するデータと、テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、
    当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、
    前記差分画像を出力する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理システム。
  2. 同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つの記述欄含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、
    前記記述欄に記述された可変情報と、当該情報の記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、
    前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記符号画像の元となる可変情報には、当該可変情報に含まれる文字列が含まれ、前記表示態様のデータには、当該文字列の描画に用いるフォントデータを含むことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の画像処理装置であって、
    前記可変情報の記述位置に関するデータは、前記処理対象ドキュメント上での記述欄の位置を特定するデータであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    ユーザからの指示に応じて、前記受け入れた処理対象ドキュメントに含まれる可変情報の少なくとも一部を処理対象として選択する対象選択手段をさらに含み、
    前記符号画像を生成する手段は、前記処理対象となった少なくとも一部の可変情報と、当該可変情報の記述位置に関するデータとを含む情報を表す符号画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記対象選択手段は、前記記述欄の一つをユーザに指定させ、当該指定された記述欄内に記述された可変情報を前記処理対象として選択することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項2又は3に記載の画像処理装置であって、
    前記可変情報の記述位置に関するデータは、前記処理対象ドキュメントのフォームを特定するためのフォーム識別情報を含むデータであることを特徴とする画像処理装置。
  8. 符号側装置と、復号側装置とを含む画像処理システムであって、
    前記符号側装置は、
    同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つのテキスト記述欄に含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、
    前記テキスト記述欄に記述された可変情報であるテキストと、前記処理対象ドキュメントのフォームを特定するためのフォーム識別情報を含む当該テキストの記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と、
    前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、
    を含み、
    前記復号側装置は、
    前記合成ドキュメントを受け入れる手段と、
    当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれる可変情報とフォーム識別子に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、
    当該復号されたフォーム識別子に基づいて、フォームを生成し、当該生成したフォーム内の記述欄に、復号された可変情報を描画した画像を生成して、この画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、
    前記差分画像を出力する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項2から6のいずれか一項に記載の画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、
    当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれる可変情報とその記述位置に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、
    当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、
    前記差分画像を出力する手段と、
    を含むことを特徴とする復号側装置。
  10. 請求項7に記載の画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、
    当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれる可変情報とフォーム識別子に関するデータとテキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを復号する手段と、
    当該復号されたフォーム識別子に基づいて、フォームを生成し、当該生成したフォーム内の記述欄に、復号された可変情報を描画した画像を生成して、この画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、
    前記差分画像を出力する手段と、
    を含むことを特徴とする復号側装置。
  11. コンピュータを
    同一種類のドキュメントに共通して含まれる固定情報と、変化し得る可変情報とを含み、前記可変情報を少なくとも一つの記述欄含むドキュメントを処理対象ドキュメントとして、前記記述欄に記述された可変情報と、当該情報の記述位置に関するデータと、当該テキスト文字列の描画に用いられる表示態様のデータとを含む情報を表す符号画像を生成する手段と
    前記生成した符号画像を、前記処理対象ドキュメントに合成し、合成ドキュメントを生成する手段と、
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 請求項2から6のいずれか一項に記載の画像処理装置によって生成された合成ドキュメントを受け入れる手段と、
    当該受け入れた合成ドキュメントに合成されている符号画像に基づいて、当該合成ドキュメントに含まれるテキストとその記述位置に関するデータとを復号する手段と、
    当該復号の結果に基づいて画像を生成し、当該生成した画像と、前記合成ドキュメントの画像との差分画像を生成する手段と、
    前記差分画像を出力する手段と、
    として、コンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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