JP4157452B2 - 車両周辺監視装置 - Google Patents
車両周辺監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4157452B2 JP4157452B2 JP2003346030A JP2003346030A JP4157452B2 JP 4157452 B2 JP4157452 B2 JP 4157452B2 JP 2003346030 A JP2003346030 A JP 2003346030A JP 2003346030 A JP2003346030 A JP 2003346030A JP 4157452 B2 JP4157452 B2 JP 4157452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- sensor
- distance
- periphery monitoring
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
また、盗難被害にあうことを防止する車両セキュリティ装置104がある。この車両セキュリティ装置も駐車中のバッテリ消費があるので、消費電力を抑えるため、車両周辺を監視する監視エリアを小さくしたり、車両の起動用の主蓄電池の他に、セキュリティのために用いる二次電池なるものを付加するなどの方法が提案されている。
これらの工夫について具体的な文献を紹介する。
キーレスエントリーシステムでは、例えば、特許文献1には、キーレスエントリシステムとは別に、より小電力で作動する対人センサなるものを設け、そのセンサが人の接近を感知しないときには電波を発射せず、そのセンサが人の接近を検出したときに、キーレスエントリシステムの呼び出し電波を送信することにより消費電力を抑制する装置が開示されている。
このように、従来のシステムではキーレスエントリシステム以外に、他の検出装置を設け、その出力によりキーレスエントリシステムの動作を開始させるものであるので、他の検出装置の消費電力がよほど小さくなければ効果が得られないし、その各々のセンサも電力を消費するため、全体としては十分な電力抑制にならないという課題があった。
また、キーレスエントリーとセキュリティ装置が同時に作動することで、さらに消費電力を増やし、バッテリ上がりとなってしまう恐れが多くなるという課題があった。
ユーザーが携行所持し、前記レーダ電波を受信して前記暗証番号コードに対応するコード番号を送信する携帯送受信機、
前記コード番号を受信し前記車両の扉の施錠または開錠を行うキーレスエントリーユニット、
振動センサまたは対人センサまたは開扉センサのいずれかを有するとともに、外部からの指令に応じて感度レベルまたは警戒信号出力レベルを制御可能なレベル制御手段を有し、前記車両周辺監視センサの前記距離レベル制御出力手段の出力した前記信号により、前記振動センサまたは前記対人センサまたは前記開扉センサの少なくとも一つを起動するセキュリティ装置を備えたものである。
本発明の実施の形態1の車両周辺監視装置について説明する。本実施の形態における車両周辺監視装置の構成を図1に示す。本車両周辺監視装置10は、図1に示す車両に搭載された電波送受信部1と、電波送受信部1に接続されたキーレスエントリユニット103とを含む。ユーザが携行所持する携帯送受信機102はキーレスエントリユニット103に付随する装置である。
図にはセキュリティ装置104も記載してあるが、これは実施の形態2で説明する。
電波送受信部1は、図示しない車両が駐車している時にも動作するものであり、内部に車両送受信機(アンテナ100を含む)101と、車両周辺を監視する車両周辺監視センサ105(車両周辺監視手段)を備えている。
キーレスエントリユニット103は、携帯送受信機102が手動、もしくは自動で送信する暗証信号を車両側で受信することによりドアロックを解除する(施錠も可能)。
図1の装置では、連続波に図3に示すようにキーレスエントリシステムのコード番号でパルス変調を加え電波を送信することで、送信周期は一定にはならないが、図4、図5に示すように物体に反射してかえってきた反射波を受信、送信波と反射波の遅延時間を測定することで移動体の距離S(および接近速度)を求めることができる。
無論、送信周期には上限と下限とがあらかじめ定めてあり、この範囲内で周期を調整する。この周期は、図5に一例を示すように監視エリアの初期値を10mとすると、10mの位置にあって、5Km/h=1.4m/sで接近する移動物体に対しては、約3.2秒間隔以下で送信すればよいこととなる。仮に5mに移動物体が観測されたときには、約1.4秒間隔以下というように、順次間隔を変化させる。
距離が所定のレベルを下回ったときにはあらかじめ定めた一定間隔、たとえば1秒間隔で送信し、距離が10mを超えるか、他物体の存在が検知されないときには例えば3.5秒間隔とする。
以上のように距離に応じて送信間隔を変え、物体が遠いか、存在が検知されないときには送信周期を長くして、一定時間内の送信回数を減らすことにより、同じ送信間隔で送信を繰り返すよりも、電力消費を減らすことができる。
図7に実施の形態2による車両周辺監視装置の電波送受信部1の構成を示す。周辺監視センサ105は速度送信間隔制御手段5を備えている。他物体の相対速度(図8に示す接近速度)は、実施の形態1で説明した距離の測定結果の時間的変化から求めることができるが、連続波にパルス変調を加えているので、連続波のドップラ周波数を求めても相対速度が求められるし、パルス変調された信号間隔のドップラ周波数を測定することでも求めることができる。いずれの方法によるものかは問わず、車両周辺監視センサ105により相対速度を求める。そして図9に示すように相対速度に応じて送信間隔を変える。例えば、車両10m以内の範囲に10Km/hのスピードで侵入してきた移動物体が到達するまでの時間内に2回以上電波が送信されるように周辺監視センサの送信間隔を設定する。図7のように監視最大受信エリアを10mとすると、10Km/h=2.8m/sで接近する移動物体は、約1.7秒間隔以下で送信すればよいこととなる。仮に最大受信エリアが5mの場合は、約0.7秒間隔以下と設定できる。以上のように相対速度に応じて送信間隔を変えることにより、同じ送信間隔で送信を繰り返すよりも、送信波の送信回数を減らすことができ電力消費を低減することができる。
実施の形態3の車両周辺監視装置について説明する。本実施の形態における周辺監視装置の構成の説明は図10で行う。図10において、車両セキュリティ装置104は車両盗難を防止するため、例えば、振動センサ、対人(赤外線)センサ、ドア開検出センサ(電流センサ)など、不審者が車室内に入るまたは、入ろうとする不正行為に反応し、警報または、撃退する装置である。図11は図10の電波送受信部1の構成を詳細に示す図である。図11において、周辺監視装置105は距離起動信号出力手段6を備えている。距離起動信号出力手段6はセキュリティ装置104の電源をオン・オフ制御する信号を出力することができる。
また、車両周辺監視センサ105が、実施の形態2で説明したように、ドップラ周波数を測定することで移動体の相対速度を求めることができる場合、図12に示すように周辺監視センサ105に速度起動信号出力手段7を設ける。速度起動信号出力手段7は、相対速度の大きさに応じてセキュリティ装置7の起動/停止を行う。例えば最大受信エリアを車両2m以内の範囲に設定した場合、相対速度10Km/hのスピードで侵入してきた移動物体を検知したとする。しかし、2m以内の範囲に10Km/h以上の速度で物体が接近した場合、車両に当たらずに止まることができないので、この場合は車両近傍を通過する移動物体と思われるので、セキュリティ装置104を起動しないよう設定する。また、2m以内の範囲に10Km/h未満の速度で物体が接近し、しかもこの車両のユーザであると認識されない場合は自車両に危害を加えられる可能性があることから、セキュリティ装置104を起動させる。
なお、実施の形態3と実施の形態4において、セキュリティ装置104の動作停止時には、図示しない振動センサ、ドア開検知用電流センサ(いずれも図示しない)など、セキュリティ装置104への入力信号を検出するのに使用しているセンサの電源も停止し、不必要なセンサの消費電力を減らしてもよい。
実施の形態3と実施の形態4の説明においては、検出物体の距離または速度に応じて、セキュリティ装置104の起動または非起動を設定している。しかし、セキュリティ装置の種類によっては起動に若干の時間を要するものもあり、物体の検出後に起動したのでは間に合わない場合もある。そこでセキュリティ装置104は連続的に運転状態に保持し、その警戒レベルを変化、例えばセキュリティ感度として、振動センサの反応感度やドア開検知用電流センサの変動量(感度)を普段は低くして置き、物体検知後に一時的に高くするなどの調整をしてもよい。このレベルの変更は図示しないレベル制御手段により行う。
また、物体までの距離に応じてレベルを制御する信号をレベル制御手段に出力するものを距離レベル制御手段(図示しない)という。
また、物体の相対速度に応じてレベルを制御する信号をレベル制御手段に出力するものを速度レベル制御手段(図示しない)という。
5 速度送信間隔制御手段、 6 距離起動信号出力手段、
7 速度起動信号出力手段、 10 車両周辺監視装置、 100 アンテナ、
101 車両送受信機、
102 周辺監視センサ、
103 キーレスエントリユニット、 104セキュリティ装置。
Claims (2)
- 車両に搭載されレーダ電波を暗証番号コードでパルス変調して送信し、他物体からの反射波を受信してこの車両周辺に監視エリアを構成する送受信機と、前記監視エリア内の移動物体の存在とその移動物体までの距離とを検知し、前記距離に応じた信号を出力する距離レベル制御出力手段とを有し、この監視エリア内での他物体の接近距離を監視する車両周辺監視センサ、
ユーザーが携行所持し、前記レーダ電波を受信して前記暗証番号コードに対応するコード番号を送信する携帯送受信機、
前記コード番号を受信し前記車両の扉の施錠または開錠を行うキーレスエントリーユニット、
振動センサまたは対人センサまたは開扉センサのいずれかを有するとともに、外部からの指令に応じて感度レベルまたは警戒信号出力レベルを制御可能なレベル制御手段を有し、前記車両周辺監視センサの前記距離レベル制御出力手段の出力した前記信号により、前記振動センサまたは前記対人センサまたは前記開扉センサの少なくとも一つを起動するセキュリティ装置を備えたことを特徴とする車両周辺監視装置。 - 車両に搭載されレーダ電波を暗証番号コードでパルス変調して送信し、他物体からの反射波を受信してこの車両周辺に監視エリアを構成する送受信機と、前記監視エリア内の移動物体の存在とこの移動物体の相対速度とを検知し、前記相対速度に応じた信号を出力する速度レベル制御出力手段とを有し、この監視エリア内での他物体の接近速度を監視する車両周辺監視センサ、
ユーザーが携行所持し、前記レーダ電波を受信して前記暗証番号コードに対応するコード番号を送信する携帯送受信機、
前記コード番号を受信し前記車両の扉の施錠または開錠を行うキーレスエントリーユニット、
振動センサまたは対人センサまたは開扉センサのいずれかを有するとともに、外部からの指令に応じて感度レベルまたは警戒信号出力レベルを制御可能なレベル制御手段を有し、前記車両周辺監視センサの前記速度レベル制御出力手段の出力した前記信号により、前記振動センサまたは前記対人センサまたは前記開扉センサの少なくとも一つを起動するセキュリティ装置を備えたことを特徴とする車両周辺監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003346030A JP4157452B2 (ja) | 2003-10-03 | 2003-10-03 | 車両周辺監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003346030A JP4157452B2 (ja) | 2003-10-03 | 2003-10-03 | 車両周辺監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005113417A JP2005113417A (ja) | 2005-04-28 |
JP4157452B2 true JP4157452B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=34539123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003346030A Expired - Fee Related JP4157452B2 (ja) | 2003-10-03 | 2003-10-03 | 車両周辺監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4157452B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4665600B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2011-04-06 | パナソニック株式会社 | 機器制御システム |
JP4779436B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-09-28 | パナソニック株式会社 | 機器制御システムと、そのプログラム |
JP2007132768A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Hitachi Ltd | 通信機能を有する車載レーダー装置 |
JP4876628B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2012-02-15 | トヨタ自動車株式会社 | 接近報知システム、並びにそれに用いる車載機及び携帯端末 |
JP2008292231A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Nec Corp | 位置推定システムおよび位置推定方法並びにプログラム |
JP6188132B2 (ja) * | 2013-06-21 | 2017-08-30 | Kddi株式会社 | 距離測定システム及び送受信機 |
JP2015172503A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 物体検知装置 |
JP7233226B2 (ja) * | 2019-01-16 | 2023-03-06 | 古河電気工業株式会社 | 監視システム、および、レーダ装置およびセキュリティ装置による監視方法 |
JP2021096135A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御装置、車両制御方法、制御用プログラム、及び車両制御システム |
JP7487534B2 (ja) | 2020-04-08 | 2024-05-21 | 株式会社アイシン | 物体検出装置 |
JP2021179381A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 株式会社デンソー | 位置推定システム、位置推定方法、車両用通信機 |
US11230260B2 (en) * | 2020-06-26 | 2022-01-25 | Denso International America, Inc. | Adaptive BLE and UWB based connection rate control for mobile access devices of vehicular passive access systems |
-
2003
- 2003-10-03 JP JP2003346030A patent/JP4157452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005113417A (ja) | 2005-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3828942B2 (ja) | キーレス形アクセス監視装置 | |
JP3407955B2 (ja) | 搭乗者席の施錠と施錠解除の遠隔操作器 | |
JP3909226B2 (ja) | 盗難防止機能を備えたパッシブエントリー | |
US9805531B2 (en) | Access arrangement for a vehicle | |
US8930045B2 (en) | Relay attack prevention for passive entry passive start (PEPS) vehicle security systems | |
US7916018B2 (en) | Wireless door contact sensor with motion sensor disable | |
EP3005318B1 (en) | Position-based limited-response mode operation in a vehicle communication system | |
JP4727892B2 (ja) | 例えばid発生器を検出するための送受信方法 | |
JP6235129B2 (ja) | 車両通信システムにおける移動パターン検出 | |
JP5174358B2 (ja) | 車両ドアを自動的に施錠する方法及び装置 | |
US20140375420A1 (en) | Relay attack prevention for passive entry/passive start systems | |
JP4157452B2 (ja) | 車両周辺監視装置 | |
CN107539273B (zh) | 基于雷达的车辆周边安全和控制 | |
US10818155B2 (en) | Child in vehicle detector | |
JP2016529145A (ja) | 車両通信システム | |
US20100231369A1 (en) | Information processing system, information processing device, and information processing method | |
JP2008127887A (ja) | 無線通信システム、その制御方法、およびプログラム | |
CN109177921A (zh) | 基于智能移动终端实现pke的方法及*** | |
KR20190069327A (ko) | 객체를 자동으로 개방하기 위한 방법 및 장치 | |
US7319875B2 (en) | Method for interior-space/exterior-space detection of a response transmitter which communicates in wire-free fashion with a base station, and a communications system | |
EP2308724B1 (en) | Vehicle with an alarm system | |
JP4658671B2 (ja) | 車両用セキュリティ装置 | |
JP3936686B2 (ja) | 車両セキュリティシステム | |
JP4511325B2 (ja) | 車両セキュリティシステム | |
EP3227868B1 (en) | Surveillance method and system. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080708 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080711 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |