JP4156604B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は電磁クラッチに関する。
特許文献1によると、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、給紙部から一枚ずつ分離して給送されたシートを画像形成部に搬送するシート搬送部を備えており、このようなシート搬送部としては、シートと停止した状態で当接してシートの斜行を補正した後、所定のタイミングでシートの搬送を開始するレジスト手段を備えたものがある。
そして、このようなシート搬送部において、シートを搬送する際には、まず給紙部から1枚ずつ給紙されたシートの先端を、停止しているレジスト手段であるレジストローラのニップ(挟持部)に突き当てることにより、ループを形成し、シートの斜行を補正するようにしている。
次に、このようにループを形成して斜行を補正した後、感光体ドラムに形成されたトナー画像の先端と、シートの先端とを合わせるタイミングでレジストローラ軸上に設けられた電磁クラッチをオンすることにより、レジストローラを駆動してシートを画像形成部に搬送し、シートに画像を形成(転写)するようにしている。
上記のような複写機、プリンタ等の画像形成装置に使われる、従来の典型的な電磁クラッチ構造を、縦断側面図である図7によって説明する。
図7において、ロータ40は、外輪円筒部43を有する第一外側磁極部411と、内輪円筒部44を有する第一内側磁極部412とによって構成され、上記第一外側磁極部411と上記第一内側磁極部412との間には第一遮磁穴421によって磁気抵抗を確保しており、上記第一外側磁極部411と上記第一内側磁極部412とは3箇所以上の図示しないリブによりつながっている。また、上記外輪円筒部43は、ヨーク30の大径筒部32と外側空隙GA2を介して径方向に重合している。
アマチュア70は、第二外側磁極部711と、第二内側磁極部712とによって構成され、上記第一外側磁極部411と第一内側磁極部412に吸引ギャップgの空隙で対向し、リターンスプリング80によって第二回転体60と一体回転するように固定され、該アマチュア70は上記リターンスプリング80のバネ圧に抗して軸方向に微動できるようになっている。
電気絶縁材で作られたボビン21に巻かれたコイル20は、上記アマチュア70と上記ロータ40の磁極部411,412に対して起磁力を与える。
ヨーク30は、底面円板部31と、大径筒部32と、小径筒部33とによって構成され、断面が逆コの字形の環状体となって、上記コイル20が収納されるようになっている。
図示しない負荷回転軸に挿入される磁性の第一回転体50は、外径部59と、Dカット結合部54と、図示しない契合部とを備え、上記Dカット結合部54は図示しない負荷回転軸のDカット部と結合することによって、上記第一回転体50と上記負荷回転軸とが一体回転するようになっている。
また、上記第一回転体50の図示しない契合部は、上記ロータ40の内輪円筒部44につながった図示しない契合部によって回り止め固定され、上記第一回転体50と上記ロータ40との相対的回転を阻止する構成となっている。
また、上記第一回転体50の上記外径部59の外周に上記ヨーク30の小径筒部33が遊嵌されて軸承されている。
上記第二回転体60は、例えば平歯車または斜歯車等の駆動部61、円筒軸部62によって構成され、上記円筒軸部62は上記第一回転体50の外径部59の外周端部に遊嵌して軸承されている。
上記第一回転体50の右側止め輪溝591により位置固定された止め輪91と上記ロータ40とによって上記第二回転体60が上記第一回転体50とその外径59上で一体化されるようになっている。
上記第一回転体50の左側止め輪溝592により位置固定された止め輪92と上記ロータ40とによって上記ヨーク30と上記コイル20とが上記第一回転体50の外径59上で一体化されるようになっている。
軸受け部材11は、上記ヨーク30の底面円板部31と上記止め輪92との間に遊嵌して軸承されている。
軸受け部材12は、上記ヨーク30の小径筒部33の内径と上記第一回転体50の外径部59との間に遊嵌して軸承されている。
軸受け部材13は、上記コイル20の端面部と上記ロータ40の第2磁極部内径との間に遊嵌して軸承されている。
軸受け部材14は、上記コイル20の内径部と上記ロータ40の内輪円筒部44との間に遊嵌軸承されている。
次に動作を説明する
コイル20を付勢すると、アマチュア70の第二外側磁極部711とロータの第一外側磁極部411によって形成される第一磁極部、第二内側磁極部712と第一内側磁極部412とにより形成された第2磁極部に、それぞれ吸引力が発生して摩擦接触し、その結果第二回転体60からロータ40に伝達トルクが伝わり、図示しない負荷回転軸が回転することになる。
上記コイル20に通電した時の磁束の流れは、大径筒部32→外側空隙GA2→外輪円筒部43外→第一磁極部→アマチュア70→第二磁極部→内輪円筒部44→第一回転体50→内側空隙GA1→小径筒部33→底面円板部31→大径筒部32となる。
ここでコイル20を消勢すると、アマチュア70はリターンスプリング80によってリターンし、アマチュア70とロータ40の第一外側磁極部411や第一内側磁極部412との接触が解除されて上記動力伝達は遮断される。
また、特許文献2、特許文献3には、電磁クラッチにおいて、樹脂やテフロン(登録商標)で製作した筒状あるいは円環状の軸受けを設けたものが掲載されている。
特開2003−040480(図1及びその説明) 特開平11−082554(図1及びその説明) 特開2001−349343(図1及びその説明)
前述の従来装置のように軸受け部材を、樹脂やテフロン(登録商標)等で筒状あるいは円環状に製作した場合は薄肉化には限界があった。さらに筒状に製作するのが一般的であるが筒内径と筒外径のそれぞれに公差が必要であり、この筒状軸受け部材との摺動部であるヨーク30の内径と第一回転体50は、筒状軸受け部材自体の内外径公差も考慮した寸法を設定する必要があった。すなわち、ヨーク30と第一回転体50との間の空隙は、上記公差及び軸受け部材の肉厚以上の磁気空隙が必要であり、磁気損失が発生する問題がある。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、磁気損失を少なくすることを主目的とするものである。
この発明に係る電磁クラッチは、磁束を発生する非回転のコイル、このコイルと同心状を成す非回転のヨーク、このヨークにラジアル軸受フィルムを介して囲繞されラジアル軸受フィルムを介して上記ヨークに跨る上記磁束の通路を形成する第1の回転体、上記磁束により作動する電磁クラッチ部、及びこの電磁クラッチ部により上記第1の回転体に連結される第2の回転体を備えた電磁クラッチであって、
上記第1の回転体は、上記ヨークが遊嵌された小径部及びこの小径部に隣接する大径部を有し、
上記小径部の外周に止め輪が圧入され、
上記ヨークが上記止め輪と上記大径部との間に位置し、
上記ラジアル軸受フィルムが上記ヨークと上記小径部外周との間に位置し、
上記ヨークと上記止め輪との間にスラスト軸受フィルムが介在し、
上記スラスト軸受フィルムの外周面が上記止め輪の外周面より径方向外側に位置するように上記スラスト軸受フィルムの外周面の直径は、上記止め輪の外周面の直径より大きく、
上記ラジアル軸受フィルムの軸方向長さは上記ヨークの軸方向長さより長くしてあり、 上記ラジアル軸受フィルムの上記大径部側の軸方向端面が、上記ヨークの上記大径部側の軸方向端面より上記大径部側に位置しているものである。
この発明は、磁束を発生する非回転のコイル、このコイルと同心状を成す非回転のヨーク、このヨークにラジアル軸受フィルムを介して囲繞されラジアル軸受フィルムを介して上記ヨークに跨る上記磁束の通路を形成する第1の回転体、上記磁束により作動する電磁クラッチ部、及びこの電磁クラッチ部により上記第1の回転体に連結される第2の回転体を備えた電磁クラッチであって、
上記第1の回転体は、上記ヨークが遊嵌された小径部及びこの小径部に隣接する大径部を有し、
上記小径部の外周に止め輪が圧入され、
上記ヨークが上記止め輪と上記大径部との間に位置し、
上記ラジアル軸受フィルムが上記ヨークと上記小径部外周との間に位置し、
上記ヨークと上記止め輪との間にスラスト軸受フィルムが介在し、
上記スラスト軸受フィルムの外周面が上記止め輪の外周面より径方向外側に位置するように上記スラスト軸受フィルムの外周面の直径は、上記止め輪の外周面の直径より大きく、
上記ラジアル軸受フィルムの軸方向長さは上記ヨークの軸方向長さより長くしてあり、 上記ラジアル軸受フィルムの上記大径部側の軸方向端面が、上記ヨークの上記大径部側の軸方向端面より上記大径部側に位置しているので、ヨーク内径と第1の回転体との間の空隙は、ラジアル軸受フィルムの厚みと公差のみを考慮すればよいので、小さくなり、コイルにより発生する磁束エネルギーのロスを少なくでき、しかも、上記スラスト軸受フィルムの外周面が上記止め輪の外周面より径方向外側に位置するように上記スラスト軸受フィルムの外周面の直径は、上記止め輪の外周面の直径より大きいことから、上記ヨークの軸方向端面に、上記止め輪が直接接触しないようにすることができ、更に、上記ラジアル軸受フィルムの軸方向長さは上記ヨークの軸方向長さより長くしてあり且つ上記ラジアル軸受フィルムの上記大径部側の軸方向端面が上記ヨークの上記大径部側の軸方向端面より上記大径部側に位置していることから、上記ヨークの軸方向端面の内周端が上記小径部の外周面に直接接触しないようにすることができる。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1を図1により説明する。図1は電磁クラッチの全体構造の一例を示す縦断側面図である。
図1において、ロータ40は、外輪円筒部43を有する第一外側磁極部411と、内輪円筒部44を有する第一内側磁極部412とによって構成され、上記第一外側磁極部411と上記第一内側磁極部412との間には第一遮磁穴421によって磁気抵抗を確保しており、上記第一外側磁極部411と上記第一内側磁極部412とは3箇所以上の図示しないリブによりつながっている。また、上記外輪円筒部43は、ヨーク30の大径筒部32と外側空隙GA2を介して径方向に重合している。
電気絶縁材で作られたボビン21に巻かれたコイル20は、アマチュア70と上記ロータ70の磁極部411,412に対して起磁力を与える。
アマチュア70は、第二外側磁極部711と、第二内側磁極部712とによって構成され、第二回転体60と一体回転するように固定され、該アマチュア70は軸方向に微動できるようになっている。
ヨーク30は、底面円板部31と、大径筒部32と、小径筒部33とによって構成され、断面が逆コの字形の環状体となって、上記コイル20が収納されるようになっている。
図示しない負荷回転軸に挿入される磁性の第一回転体50は、大径フランジ部51、第一小径部52、第二小径部53、Dカット結合部54、及び契合突起部55を備え、上記Dカット結合部54は図示しない負荷回転軸のDカット部と結合することによって、上記第一回転体50と上記負荷回転軸とが一体回転するようになっている。
また、上記第一回転体50の上記契合突起部55は、上記ロータ40の内輪円筒部44に設けられた契合凹部46によって回り止め固定される。
また、上記第一回転体50の上記第二小径部53の外周に、上記ヨーク30の上記小径筒部33が遊嵌されて軸承されている。
なお、上記磁性の第一回転体50は、その上記大径フランジ部51、上記第一小径部52、上記上記第二小径部53、上記Dカット結合部54、及び上記契合突起部55を、単一部材から切削して形成してもよく、また、各々別体の部材を一体に結合して形成してもよい。
上記大径フランジ部51は、後述の図6からも明白なように上記第一小径部52と上記上記第二小径部53との間に鍔状に存在している。
上記第二回転体60は、例えば平歯車または斜歯車等の駆動部61、円筒軸部62によって構成され、上記円筒軸部62は上記第一回転体50の上記第一小径部52の外周に遊嵌して軸承されている。
アマチュア70は、第二外側磁極部711と、第二内側磁極部712とによって構成され、上記第一外側磁極部411と第一内側磁極部412とに直接対向して隙間の無い状態で配置してあり、上記第二回転体60のアマチュア70側にある突起部63と隙間gを介して対抗し軸方向(図示左右方向)に微動できるようになっている。
上記第一回転体50の上記第一小径部52に圧入された止め輪91によって、上記ロータ40と第二回転体60とが、上記第一回転体50の上記第一小径部52上で一体化されるようになっている。
上記第一回転体50の上記第二小径部53に圧入された止め輪92によって、上記ヨーク30と上記コイル20とが、上記第一回転体50の上記第二小径部53上で一体化されるようになっている。
軸受装置10は、円盤状のスラスト軸受フィルム11と、このスラスト軸受フィルム11と一体を成す円筒状のラジアル軸受フィルム12と、別体の円盤状のスラスト軸受フィルム13とで構成されている。
上記スラスト軸受フィルム11は、上記ヨーク30の底面円板部31と上記止め輪92との間に遊嵌して軸承されている。また、上記スラスト軸受フィルム11の外周面111が、図示のように、上記止め輪92の外周面921より径方向外側に位置するように、上記スラスト軸受フィルム11の外周面111の直径は、上記止め輪92の外周面921の直径より大きくしてあり、この構成により、固定部である上記ヨーク30の軸方向端面に、回転部である上記止め輪92が直接接触しないようにしてある。
上記ラジアル軸受フィルム12は、上記ヨーク30の小径筒部33の内周面と上記第一回転体50の第二小径部53の外周面との間に遊嵌して軸承されている。また、図示のように上記ラジアル軸受フィルム12の軸方向長さは、上記ヨーク30の軸方向長さより長くしてあり、上記ラジアル軸受フィルム12の軸方向端面121を、上記ヨーク30の軸方向端面301より上記大径フランジ部51側に位置させてある。この構成により、固定部である上記ヨーク30の軸方向端面301の内周端(エッジ)が上記第一回転体50の第二小径部53の外周面に直接接触しないようにしてある。
上記スラスト軸受フィルム13は、後述の図6に示すように、中空円盤状の形状であり、図1に図示のように上記コイル20のボビン21の軸方向端面と上記第一回転体50の大径フランジ部51の軸方向端面との間に介在し、上記第一回転体50の上記第二小径部53に遊嵌して軸承されている。また、上記スラスト軸受フィルム13の外周面131が、図示のように、上記大径フランジ部51の外周面511より径方向外側に位置するように、上記スラスト軸受フィルム13の外周面131の直径は、上記大径フランジ部51の外周面511の直径より大きくしてあり、この構成により、固定部である上記コイル20のボビン21の軸方向端面に、回転部である上記大径フランジ部51の外周面511の軸方向端(エッジ)が直接接触しないようにしてある。
上記軸受け装置10、上記コイル20(ボビン21)、上記ヨーク30、上記ロータ40、上記第一回転体50、上記第二回転体60、上記アマチュア70、上記止め輪91、上記止め輪92は、後述の図6からも明白なように、同軸状(各々の軸心Cが共通)に組み込まれている。
なお、図1の事例では、上記スラスト軸受フィルム11と上記ラジアル軸受フィルム12とは一体となっているが、これら軸受フィルム11,12は夫々別部品で形成してもよい。
次に動作を説明する
コイル20に通電すると、アマチュア70の第二外側磁極部711とロータ40の第一外側磁極部411とによって形成される第一磁極部(電磁クラッチ部)4711と、第二内側磁極部712と第一内側磁極部412とにより形成された第二磁極部(電磁クラッチ部)4712とに、それぞれ吸引力が発生し、第二外側磁極部711と第一外側磁極部411とが摩擦接触すると共に、第二内側磁極部712と第一内側磁極部412とが摩擦接触し、その結果第二回転体60からロータ40に伝達トルクが伝わり、更にロータ40から第一回転体50に伝達トルクが伝わり、Dカット契合部54を介して図示しない負荷回転軸が回転することになる。
上記コイル20に通電した時の磁束の流れは、大径筒部32→外側空隙GA2→外輪円筒部43→第一磁極部4711→アマチュア70→第二磁極部4712→内輪円筒部44→第一回転体50の大径フランジ部51→第二小径部53→内側空隙GA1→小径筒部33→底面円板部31→大径筒部32となる。
ここで、コイル20を消勢すると、アマチュア70は吸引力から開放され、アマチュア70の第二外側磁極部711と第二内側磁極部712とは、ロータ40の第一外側磁極部411と、第一内側磁極部412との摩擦接触が解除されて、上記動力伝達は遮断される。
次に、この発明の実施の形態の特徴点を、従来技術である特許文献2〜3と比較しながら、説明する。
前述のように、軸受部材としては樹脂成形体等で製作されるのが特許文献2,3で公知であるが、樹脂成形体で製作した場合は薄肉化に限界があった。さらに樹脂成形体で製作する場合には筒状に製作するのが一般的であるが、筒内径と筒外径それぞれに公差が必要でありこの筒状軸受け部材との摺動部である上記ヨーク30の内径及び上記第一回転体50の外径は、その間の筒状軸受部材の内外径公差を考慮した寸法を設定する必要があった。
すなわち、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙は、当該筒状軸受部材の肉厚分以上の磁気空隙となり、比較的大きな磁気損失が発生する問題がある。
さらに上記コイル20は自己発熱しその熱は上記ヨーク30を介して上記第一回転体50に伝達されて上記第一回転体50から放熱されるが、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙が大きくなると熱伝達ロスが大きくなる問題も生じる。
そこで、この発明の実施の形態1で例示してあるように、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間のラジアル軸受部材をプラスチックフィルム等で造られた上記ラジアル軸受フィルム12としてある。このラジアル軸受フィルム12の形態は、上記第一回転体50を囲繞し外周に軸方向に延在するスリット122(図6参照)を有する円筒状フィルムであるが、短冊状フィルムを、上記第一回転体50を囲繞し外周に軸方向に延在する上記スリット122が形成されるように、上記第一回転体50に巻いてもよい。そして、上記ラジアル軸受フィルム12としてのプラスチックフィルムは、JISの包装用語規格で規定されている「厚さが0.25mm未満のプラスチックの膜状のもの」とする。
本発明の実施の形態1によれば、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙は、上記ラジアル軸受フィルム12の厚さと上記ヨーク30及び上記第一回転体50の公差のみを考慮すればよいので、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙を、上記特許文献2のような樹脂製の筒状軸受に比べ可成り小さくすることができ、従って、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙の磁気抵抗も可成り小さくすることができ、上記コイル20により発生する磁束エネルギーのロスを可成り少なくできる。
さらに、上記ヨーク30と上記第一回転体50との間の空隙を可成り小さくすることができるので、上記コイル20の自己発熱の熱の上記第一回転体50への熱伝達ロスも可成り小さくすることができ、放熱性の高い電磁クラッチを提供できる。
次いで、電磁クラッチの軸受をプラスチックフィルム等の軸受フィルムとした場合の問題点および対策について言及する。
上記軸受フィルム11,12,13には、金属部材が摺動するので磨耗する問題が生じる可能性がある。
そこで、上記軸受フィルム11,12,13を、例えば、フッ素樹脂、超高分子量ポリエチレン等の自己潤滑性に優れ耐摩耗性を有した高摺動材とすれば、上記問題は生じにくくなり、磁気的にも放熱性も安定した寿命の長い電磁クラッチを提供できる。
また、上記軸受フィルム11,12,13の温度は、コイル20の温度上昇と雰囲気温度と上記摩擦の熱とによって温度上昇するが、一般に知られている範囲では、最高温度は120℃となる。
従って、上記軸受フィルム11,12,13を、例えば、高分子物質のPET(polyethylene terephthalate)とした場合、ガラス転移点は約70℃であり、非結晶部分の分子が運動を開始し、機械的強度が著しく低下する問題が生じる可能性がある。
そこで、上記軸受フィルム11,12,13を、例えば、高分子物質のPEN(polyethylene naphthalate)とした場合、ガラス転移点は120℃以上であり機械的強度が低下する問題は生じにくくなる。さらに、高温環境下で機械的強度が低下しない材料としては、スーパーエンジニアリングプラスチックもあり、これらを、上記軸受フィルム11,12,13に使用してもよく、上記コイル20の温度上昇と雰囲気温度と上記摩擦の熱とによって温度上昇しても、上記軸受フィルム11,12,13の機械的強度が低下しにくくなり、磁気的にも放熱性も安定した寿命の長い電磁クラッチを提供できる。
上記ラジアル軸受フィルム12を、プラスチックフィルムとした場合に、上記第一回転体50と上記ヨーク30と間の空隙に入れにくい問題がある。
この問題を解決する手段として、上記軸受フィルム12は、上記第一回転体50の外周面または上記ヨーク30の内周面にあらかじめ固定できるように、その片面に粘着材を塗布したものとするとよい。このようにすれば、上記第一回転体50の外周面または上記ヨーク30の内周面に上記軸受フィルム12を接着した後に、上記第一回転体50と上記ヨーク30との組み付けが可能になるので、組み立ての作業性が良くなる。
実施の形態2.
上記ラジアル軸受フィルム12は、フィルムであり厚さが薄いので、当該ラジアル軸受フィルム12が軸方向に移動すると、その端部が異常磨耗するなどの軸受け機能が低下する問題が生じる可能性がある。
そこで、この問題を解決する手段として、図2に例示するように、上記ラジアル軸受フィルム12に爪部(ストッパー部)12bを設け、その爪部12bで上記ヨーク30の小径円筒部33の先端に引っ掛けて軸方向の移動を規制しても、上述のような問題は解消できる。なお、図1に例示してあるように、上記スラスト軸受フィルム11と上記ラジアル軸受フィルム12とを一体にしても上述のような問題は解消できる。また、上記スラスト軸受フィルム13と上記ラジアル軸受フィルム12とを一体にしても上述のような問題は解消できる。さらに、上述のように、上記ラジアル軸受フィルム12を、上記ヨーク30の内周面あるいは上記第一回転体50の外周面に接着しても上述のような問題は解消できる。
上述のように、上記ラジアル軸受フィルム12が軸方向に移動しないので端部の異常磨耗が防止でき、寿命の長い電磁クラッチを提供できる。
実施の形態3.
上記コイル20に通電した時に、図3のように本磁束Φ1が流れる。この本磁束Φ1は磁気回路が最も短くなるように部材に力が働くことが知られている。
図3の事例であれば、上記ロータ40の外輪円筒部43と上記ヨーク30の大径円筒部32とが、磁気回路が最も短くなるように、より重なろうとするため、力F1が働くことになる。
この力F1により、上記ヨーク30に収納された上記ボビン21が上記大径フランジ部51側に押され、上記ボビン21の上記大径フランジ部51側の端面が摺動磨耗する。この摺動磨耗を防止する目的で、本実施の形態では上記ボビン21と上記大径フランジ部51との間に、摺動部材である上記スラスト軸受フィルム13を設けてある。このスラスト軸受フィルム13を設けると、その分、部品コストと組付けのコストもかかり全体としてコスト高とはなる。
この問題を解決する手段として、図3に例示してあるように、力F1と反対方向に作用する力F2を作用させる構造としてもよい。詳細な具体例を説明すると、例えば、上記止め輪92を磁性材とすることで、上記ヨーク30の底面円板部31から上記止め輪92、止め輪92から磁性の上記第一回転体50に迂回磁束が発生する。このとき、上記止め輪92と上記ヨーク30の底面円板部31との間に磁極ができ、この磁極部には吸引力が発生するが、この吸引力によって力F2を作用させてもよい。
この2つの力F1,F2の関係を、F1≦F2とすることで、上記ボビン21の摺動磨耗が解消され、上記ボビン21と上記大径フランジ部51との間の上記スラスト軸受フィルム13を省略することもでき、より安価な電磁クラッチの提供が可能となる。
また、上記止め輪92を介して磁束が迂回する構造とすることで、上記ヨーク30と磁性の上記第一回転体50との間の磁気抵抗を小さくできる効果も得られる。
実施の形態4.
従来の電磁クラッチでは、図7のように、上記第一回転体50の両端部の各外周に、上記止輪溝591,592を形成し、これら上記止輪溝591,592に上記止め輪91,92を嵌め込み、これら止輪溝591,592で各部材を挟み込む構造が知られているが、この構造においては、上記止輪溝591,592間のすべての部品が公差の最大になっても組立てできるよう上記止輪溝591,592の位置を設定する必要がある。そのため、上記ヨーク30には軸方向のガタツキが発生し傾きが発生する。この傾きにより、上記ヨーク30の内周が異常磨耗する問題がある。また上記のガタツキを少なくする従来手段としては、隙間にスペーサ93をいれ軸方向のガタツキを防止する手段があるが、部品点数が増え作業工程も増える問題がある。
このような問題を解決する手段として、上記止め輪91,92を図4に示すような形状とすれば、上記従来(図7)のような止輪溝591,592のない上記第一回転体50に軸方向から挿入でき任意のスラスト位置で固定できる。
ここで、上記ボビン21は、それ自体を樹脂成形品とした場合などは温度上昇により膨張するので、規定のスラストガタを設けるのが望ましいが、スラストガタを確保する手段としてはあらかじめ規定厚みのゲージを入れ、止め輪挿入後に抜き取ってもよいし、図5のようなギャップ調整用の突起100aを設けた治具100で突き当て上記止め輪91,92を上記第一回転体50に挿入しても規定のスラストガタは確保できる。
上記止め輪91,92は、図4に示すように、何れも内周に所定間隔の複数の弾性の爪91a,92aを有している。従って、上記止め輪91,92は上記第一回転体50に上記爪91a,92aを介して強固に嵌着されることから、部品点数を増やすことなく上記ヨーク30の軸方向のガタつきを最低限に設定できるので、上記ヨーク30の傾きを防止でき、上記ヨーク30内周が異常磨耗しないので、寿命の長い電磁クラッチを提供できる。
実施の形態5.
図1では、上記軸受フィルム11,12が一体の場合について例示したが、図6に示すように、両軸受フィルム11,12は別体のものとしてもよい。なお、上記軸受フィルム11,12以外の部分については、図1〜図5は図6と同一である。つまり、図1〜図6において、同一または相当部分には同一符号を付してある。
この発明の実施の形態1を示す図で、電磁クラッチの全体構造の一例を示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態2を示す図で、ラジアル軸受フィルムの近傍を拡大して示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態3を示す図で、磁束の経路となる部分を拡大して示す縦断側面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、止め輪の事例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 この発明の実施の形態4を示す図で、図4の止め輪を第一回転体50に挿入する治具の縦断側面図である。 この発明の実施の形態5を示す図で、電磁クラッチ全体の分解斜視図である。 従来の代表的な電磁クラッチの全体構造の例を示す縦断側面図である。
符号の説明
10 軸受け装置、
11 スラスト軸受フィルム、
111 スラスト軸受フィルムの外周面、
12 ラジアル軸受フィルム、
121 ラジアル軸受フィルムの軸方向端面、
122 スリット、
12b 爪部(ストッパー部)、
13 スラスト軸受フィルム、
131 スラスト軸受フィルムの外周面、
20 コイル、
21 ボビン、
30 ヨーク、
301 ヨークの軸方向端面、
31 底面円板部、
32 大径筒部、
33 小径筒部、
40 ロータ、
411 第一外側磁極部、
412 第一内側磁極部、
421 第一遮磁穴、
43 外輪円筒部、
44 内輪円筒部、
46 契合凹部、
4711 第一磁極部(電磁クラッチ部)、
4712 第二磁極部(電磁クラッチ部)、
50 第一回転体、
51 大径フランジ部、
511 大径フランジ部の外周面、
52 第一小径部、
53 第二小径部53、
54 Dカット結合部、
55 契合突起部、
59 外径部、
591,592 止輪溝、
60 第二回転体、
61 駆動部、
62 円筒軸部、
63 突起部、
70 アマチュア、
711 第二外側磁極部、
712 第二内側磁極部、
91 止め輪、
91a 爪、
92 止め輪、
921 止め輪の外周面、
92a 爪、
93 スペーサ、
100 治具、
100a 突起、
Φ1 本磁束、
C 軸心、
g 隙間、
GA2 外側空隙。

Claims (12)

  1. 磁束を発生する非回転のコイル、このコイルと同心状を成す非回転のヨーク、このヨークにラジアル軸受フィルムを介して囲繞されラジアル軸受フィルムを介して上記ヨークに跨る上記磁束の通路を形成する第1の回転体、上記磁束により作動する電磁クラッチ部、及びこの電磁クラッチ部により上記第1の回転体に連結される第2の回転体を備えた電磁クラッチであって、
    上記第1の回転体は、上記ヨークが遊嵌された小径部及びこの小径部に隣接する大径部を有し、
    上記小径部の外周に止め輪が圧入され、
    上記ヨークが上記止め輪と上記大径部との間に位置し、
    上記ラジアル軸受フィルムが上記ヨークと上記小径部外周との間に位置し、
    上記ヨークと上記止め輪との間にスラスト軸受フィルムが介在し、
    上記スラスト軸受フィルムの外周面が上記止め輪の外周面より径方向外側に位置するように上記スラスト軸受フィルムの外周面の直径は、上記止め輪の外周面の直径より大きく、
    上記ラジアル軸受フィルムの軸方向長さは上記ヨークの軸方向長さより長くしてあり、 上記ラジアル軸受フィルムの上記大径部側の軸方向端面が、上記ヨークの上記大径部側の軸方向端面より上記大径部側に位置している
    ことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルム及び上記スラスト軸受フィルムがプラスチックフィルムであることを特徴とする電磁クラッチ。
  3. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルム及び上記スラスト軸受フィルムが自己潤滑性のフィルムであることを特徴とする電磁クラッチ。
  4. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルム及び上記スラスト軸受フィルムスーパーエンジニアリングプラスチックであることを特徴とする電磁クラッチ。
  5. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルムが、上記第1の回転体及び上記ヨークの何れか一方に接着されていることを特徴とする電磁クラッチ。
  6. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルムの軸方向の移動を規制するストッパー部を、上記ラジアル軸受フィルムが備えていることを特徴とする電磁クラッチ。
  7. 請求項1に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記ラジアル軸受フィルムは、上記スラスト軸受フィルムを一体に有していることを特徴とする電磁クラッチ。
  8. 磁束を発生する非回転のコイル、このコイルと同心状を成す非回転のヨーク、このヨークにラジアル軸受フィルムを介して囲繞されラジアル軸受フィルムを介して上記ヨークに跨る上記磁束の通路を形成する第1の回転体、上記磁束により作動する電磁クラッチ部、及びこの電磁クラッチ部により上記第1の回転体に連結される第2の回転体を備え
    上記第1の回転体は、上記ヨークが遊嵌された小径部及びこの小径部に隣接する大径部を有し、
    上記小径部の外周に止め輪が圧入され、
    上記ヨークが上記止め輪と上記大径部との間に位置し、
    上記ラジアル軸受フィルムが上記ヨークと上記小径部外周との間に位置し、
    上記ラジアル軸受フィルムの軸方向長さは上記ヨークの軸方向長さより長くしてあり、 上記ラジアル軸受フィルムの上記大径部側の軸方向端面が、上記ヨークの上記大径部側の軸方向端面より上記大径部側に位置している
    電磁クラッチであって、
    上記ヨークに上記大径部に向かうスラスト方向に作用する力を打ち消す方向の力が上記ヨークに作用するように上記ヨークの一部をバイパスするバイパス磁路を備えていることを特徴とする電磁クラッチ。
  9. 請求項8に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記止め輪が磁性であり、この磁性の止め輪が上記バイパス磁路となることを特徴とする電磁クラッチ。
  10. 請求項に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記大径部と上記コイルとの間にスラスト軸受フィルムが介在していることを特徴とする電磁クラッチ。
  11. 請求項1または請求項8に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記止め輪が内周に所定間隔の複数の弾性の爪を有し、上記止め輪は上記小径部に上記爪を介して嵌着されていることを特徴とする電磁クラッチ。
  12. 請求項10に記載の電磁クラッチにおいて、
    上記コイルと上記大径部との間の上記スラスト軸受フィルムの外周面が上記大径部の外周面より径方向外側に位置するように、当該スラスト軸受フィルムの外周面の直径が上記大径部の外周面の直径より大きいことを特徴とする電磁クラッチ。
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