JP4155960B2 - 発振回路が適用された微細質量測定装置及び方法 - Google Patents

発振回路が適用された微細質量測定装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、遺伝子や蛋白質のように微細な生体物質の質量を測定するための装置及び方法に係り、より詳細には発振回路を用いて微細カンチレバーを加振させると共に微細質量が測定できる装置及び方法に関する。
質量マイクロバランシング(Mass micro−balancing)技法は微細構造物の共振周波数が構造物の質量増加によって変化したことを測定し、変化した共振周波数から増加した質量を求める方法である。
質量マイクロバランシング技法を用いて微細質量を測定する代表的な方法としてQCM(Quartz Crystal Mass micro−balancing)がある。QCMにおける共振周波数の変化と質量増加間の関係はSauerbreyにより体系的に定立され、この理論によれば共振周波数は質量の増加によって線形的に減少する。
QCMは、主に薄膜形態の被検体で単位面積当たり分布する質量の測定に利用され、水晶振動子の剪断モード(shear mode)の変化を通じて増加した質量を測定する。QCMは電気的信号の入出力が容易であり、敏感度に優れているという長所を有しているが、水晶振動子の表面に質量が均一に分布されなければならず、高い共振周波数の剪断モードを利用する点が短所である。
その他、質量マイクロバランシング技法を用いて質量を測定する代表的な方法として光を利用する方法と圧抵抗を利用する方法とがある。
光を用いて微細質量を測定するセンサーが特許文献1に開示されている。このセンサーは、図1に示されたように、カンチレバー12が圧電体10により支持され、前記カンチレバー12の端部のレーザーダイオード19によりレーザーを走査するようになっている。そして、オシレータ14からのパルス波16により前記圧電体10が加振されてカンチレバー12が共に加振される。
前記カンチレバー12に被検体が置かれて被検体の質量が増加することによってカンチレバーに変形が発生した時、前記カンチレバー12から反射されるレーザー20を第1及び第2セル23、29を有した光検出器27により検出する。前記光検出器27により検出された光量に基づいてカンチレバー12の変位を測定することによって変化した質量を測定する。参照符号30及び34はカウンティング回路を、36及び37は微分回路を、38及び39は微分回路から出力される信号をそれぞれ示す。
ところで、光を利用する方法はレーザーと光検出器の正確な位置制御が要求されるため、位置制御のための装置が別途に必要である。また、カンチレバーを加振させるための手段と質量を測定するための手段が独立的に備わるので装置が複雑で、かつ体積が大きいという短所がある。
また、圧抵抗を利用する方法としては、カンチレバーに圧抵抗物質をドーピングして増加した質量によるカンチレバーの変形で抵抗が変わり、それによって変化した出力電圧を測定して質量を測定する方法がある。
ところが、前記のような方法は、カンチレバーを能動的に加振させないためにカンチレバーの変位が小さくなってしまう微細質量を精密に測定し難い。また、変化した抵抗を測定するための測定装備及び加振のための入力信号と質量の増加によって変化した共振周波数の出力信号を比較する装置など、必要な周辺装備が多くて製造コストが高く、装置の体積が増加してしまうという短所がある。
米国特許第5,719,324号公報
本発明は、前記問題点を解決するために案出されたものであって、微細カンチレバーに発振回路を適用してカンチレバーを能動的に自己振動すると共に別途の測定装備を追加せずに被検体の微細質量を測定することによって、簡単な装備で精密に微細質量が測定できる装置及び測定方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る微細質量測定装置は、被検体が付着されるカンチレバーと、前記カンチレバー上に備わる圧電体と、前記被検体が付着される前のカンチレバーの共振周波数で前記カンチレバーを能動的に振動させると共に被検体によるカンチレバーの変化した共振周波数を提供する発振回路と、前記カンチレバーの共振周波数を測定するための周波数測定器と、を含み、前記カンチレバーの形状比は、共振周波数の変化Δfを前記被検体による質量変化Δmで除算して得られた敏感度と、前記カンチレバーの最初の共振周波数と2番目の共振周波数との差を最初の共振周波数で除算して得られた分離係数とに基づいて決定されることを特徴とする。
前記発振回路は、前記カンチレバーからの出力信号を増幅させる増幅部と、前記増幅部からの信号を前記カンチレバーに入力するフィードバック部と、を備える。
前記カンチレバーの形状比は、敏感度と分離係数とによって決まることが望ましい。
前記分離係数は、カンチレバーの最初の共振周波数と被検体によって変化した2番目の共振周波数との差を最初の共振周波数で割った値であることを特徴とする。
前記カンチレバーの形状比が長さ:幅:厚さ=20:6:1〜20:18:1の範囲であることが望ましい。
本発明に係る微細質量測定装置及び方法は、単一圧電体を用いてカンチレバーの駆動と共振周波数の測定を共に行うので、加振器と共振周波数の変化量を測定する装備を独立的に備える必要がない。したがって、測定装置の設備が単純化され、微細カンチレバーはMEMS工程技術を用いて超小型化されうる。
以下、本発明の望ましい実施の形態による微細質量測定装置及び方法を添付された図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る微細質量測定装置は、図2を参照すれば、被検体pの質量を測定するために微細カンチレバー50と、この微細カンチレバー50を能動的に自己振動させると共に微細カンチレバーの変化した共振周波数が測定できる発振回路60とを含む。
被検体pとしては、例えば、遺伝子や蛋白質のような微細な生体物質でありうる。
カンチレバー50上に圧電体53が備わり、圧電体53に発振回路60が結合される。圧電体53はPZTがカンチレバー50上に蒸着されて形成されうる。
発振回路60は、増幅部57とフィードバック部58とを含む。増幅部57は、圧電体53から出力される微細カンチレバー50の最初の共振周波数を増幅させ、フィードバック部58は、圧電体53がカンチレバー50を最初の共振周波数で振動させ続けるようにする。
また、発振回路60にカンチレバー50の共振周波数の変化量を測定するための周波数測定器65が結合される。周波数測定器65は、例えば、パルスカウンターを用いて簡単な電気回路で構成されうる。周波数測定器65を発振回路60に結合すれば、カンチレバー50に遺伝子や蛋白質などの微細な生体被検体pを配置した場合、被検体pの質量増加による微小な共振周波数の変化を容易に測定することができる。
上記のように、本発明に係る微細質量測定装置は、圧電体53が結合された微細カンチレバー50に発振回路60を適用することによって、カンチレバーが最初の共振周波数で持続的に振動可能にする。そして、微細カンチレバー50に被検体pを配置した後、この被検体pにより変化した共振周波数を周波数測定器65を用いて求める。これにより、単一圧電体を通じたカンチレバーの自己振動及び質量測定が可能になる。
また、本発明の測定装置は、微細カンチレバー50の自己振動時にカンチレバーに付着された被検体pにより変化した共振周波数を測定するための周波数測定器65と、測定した周波数変化量をコンピュータに伝送するためのデータ伝送装置(図示せず)とをさらに含む。
本発明に係る方法は、遺伝子や蛋白質のように微細な生体質量を測定するために発振回路60が適用された微細カンチレバー50の端部に蛋白質やDNAのような生体被検体pを付着し、質量マイクロバランシング技法を通じて付着された被検体の微細質量を測定する。
圧電体53が蒸着された微細カンチレバー50は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)工程を通じて製作でき、被検体(生体物質)pは生化学的反応を通じて微細カンチレバー50の端部に付着させうる。
発振回路60は、微細カンチレバー50からの信号を増幅させる増幅部57と、これをさらに微細カンチレバー50に入力するフィードバック部58とを含む。そして、発振回路60に電圧を供給するための電源59が備わる。ここで、電源59はパルスまたはステップ型電源であることが望ましい。また、小型乾電池でも駆動可能である。
微細カンチレバー50は、簡単な機械的構造物でありながらその変位が大きく現れ、MEMS工程を通じて超小型化できるので、遺伝子や蛋白質のような生体物質の質量が測定できるLOC(Lab−On−a−Chip)に適用可能である。
微細カンチレバー50は、微細質量測定に有利な敏感度を持たせる形状及びサイズを有することが望ましい。例えば、遺伝子や蛋白質の質量密度が10−15g/μmである時、約10−15g/Hzの分解能、約1Hz/10−15gの敏感度を有する形状及びサイズを有することが望ましい。
換言すれば、カンチレバーの形状は微細質量の測定時に要求される敏感度を充足させる限度内で可能な限り簡単な形状とサイズを有することが望ましい。カンチレバーの形状とサイズが簡単であれば、MEMS製造工程の単純化に有利である。
さらに、微細カンチレバー50は、微細質量の測定に適当な分離係数を満足させる形状とサイズを有することが望ましい。敏感度と分離係数とを同時に満足させる多様な形状が可能であるが、例えば、カンチレバー50は三角形と四角形の形状でありうる。以下、カンチレバー50の形状が三角形である場合と四角形である場合との敏感度および分離係数について説明する。
微細カンチレバー50に被検体pが付着されていない場合、カンチレバーが長方形である時の共振周波数をf、剛性をk、質量をmとし、三角形である時の共振周波数をf、剛性をk、質量をmとした時、長方形のカンチレバーと三角形のカンチレバーのそれぞれの共振周波数は次の通りである。
次に、カンチレバーに被検体pを付着して質量の変化△mがあった場合、変化した共振周波数f0rとf0tはそれぞれ次の通りである。
上記数式1及び3を用いてカンチレバーが四角形である時の被検体pによる微細質量の変化による共振周波数の変化量△fを次の通りに求める。
また、数式2及び4を用いてカンチレバーが三角形である時の被検体pによる微細質量の変化による共振周波数の変化量△fを次の通りに求める。
ここで、カンチレバーの質量m、mが被検体pの質量△mに比べて十分に大きいので△m/m≪1という仮定を数式5及び6に適用し、テーラー展開によって整理すれば、△fと△fとは近似式で次の通りに表される。
数式1及び2と数式7及び8によれば、被検体pによる質量変化△mによる共振周波数の変化△fと、質量増加前のカンチレバーの質量mと共振周波数f間の関係は下記の数式のように表される。
上記数式9において△m/△f(g/Hz)は分解能を示し、敏感度は分解能の逆数であって、分解能が低いほど良い敏感度を有する。すなわち、単位質量当たり共振周波数の変化が大きいほど敏感度が大きいことを意味する。
また、微細カンチレバーの分解能はカンチレバー自体のm/fに比例し、敏感度はf/mに比例する。したがって、質量が小さく、高い共振周波数の可能なサイズと形状を有するカンチレバーが微細質量測定器に適当である。
次に、図3A及び図3Bに示されたように、上記数式7及び8におけるカンチレバーの剛性k、kと質量m、mをカンチレバー50の長さL、幅b、厚さtで表現することによって同じ材質と長さ、幅、及び厚さを有する四角形のカンチレバー及び三角形のカンチレバーに対する敏感度を比較する。
まず、カンチレバーの剛性k、kは、その形状が四角形と三角形である時にそれぞれ次の通りである。ここで、E、I、ρはそれぞれカンチレバーの弾性係数、断面2次モーメント(second moment of inertia of area)、密度を表す。
次に、カンチレバーの質量m、mはその形状が四角形と三角形である時、それぞれ次の通りである。
そして、上記数式7に数式10と12を代入して整理すれば、次の通りである。
次に、数式8に数式11と13を代入して整理すれば、次の通りである。
数式14と15を比較すれば、カンチレバーの形態が三角形である時の敏感度(△f/△m)tが四角形である時の敏感度(△f/△m)rより相対的に大きい。したがって、カンチレバーは多様な形状でありうるが、三角形であることが望ましい。しかし、微細質量測定に要求される敏感度と分離係数とを満足させる限り四角形の微細カンチレバーも可能であることはもちろんである。
一方、図4は、カンチレバーの形状が三角形である時と四角形である時のカンチレバーの長さに対する分解能をそれぞれ示したグラフである。分解能は、敏感度の逆数であってその大きさが小さいほどさらに良い敏感度を有するものである。図4を参照すれば、カンチレバーが同じ長さLを有する時、三角形のカンチレバーが四角形のカンチレバーより相対的に優れた敏感度を表す。
カンチレバーの形状が三角形である時、カンチレバーの具体的なサイズは次のように求められる。まず、分離係数という設計因子を定義し、分離係数と敏感度とを満足させるカンチレバーの長さ、幅、厚さの形状比を決定する。分離係数はカンチレバーの最初の共振周波数と2番目の共振周波数との差を最初の共振周波数で割った値で定義し、その大きさは最初共振モードが現れた後に2番目の共振モードが発生する時の両共振モードの隣接程度を表す。
分離係数を定義する理由は次のようである。無限個の振動モードが複合的に発生する連続体構造物の振動での検出用センサーとして使われるカンチレバーは、最初共振モードが用いられる。この時、2番目の共振周波数が最初の共振周波数にあまり近くにあれば最初の共振周波数の測定に混乱が発生する恐れがある。したがって、最初の共振周波数の正確な測定のために2番目の共振周波数と最初の共振周波数間が所定の基準以上の差があることが必要であり、その基準を提示するために分離係数を定義する。分離係数は三角形のカンチレバーの最初の共振周波数ft1と2番目の共振周波数ft2との差を最初の共振周波数で割った値で定義したので、次の数式16のように表される。
三角形のカンチレバーの形状は長さ、幅、厚さの形状比を通じて具体的に決定され、形状比は敏感度と分離係数とが所定範囲値を満足させるように決定される。まず、三角形のカンチレバーの分離係数について説明する。
図5は、三角形のカンチレバーの分離係数を示したグラフであり、横軸はカンチレバーの幅bを長さLで割った値(b/L)を、縦軸は(b/L)の変化による分離係数を示す。そして、厚さtに対する長さLの比t/Lがそれぞれ1/20、1/50、1/100である場合に対してそれぞれ計算した結果を示したものである。
また、上記数式2に数式11及び13を代入して整理すれば、次のような共振周波数ftが求められる。
そして、微細カンチレバーが生体物質の検出のために作動する環境が液体内であるので質量増加効果を考慮する。質量増加効果は、液体内で微細カンチレバーが振動する時に液体の質量によりカンチレバーの質量が増加したような効果を表すことを言う。カンチレバーの質量が増加すればカンチレバーの共振周波数が減少する。上記数式15によれば、共振周波数が減少すれば敏感度も減少する。
カンチレバーの長さに対する厚さ比(t/L)を増加させることによりカンチレバーの剛性を十分に高めれば質量増加効果を克服することができる。したがって、1/20、1/50、1/100のうち最も大きい値を有する1/20をt/Lの比として定めることが望ましい。
一方、図5を参照すれば、t/Lに関係なく分離係数が一定の値(最大値)を有する区間がある。b/Lが0.3<b/L<0.9になる区間で分離係数が最大となる。
上記結果を整理すれば、t/L=1/20であり、b/Lが0.3〜0.9の範囲を有する時に分離係数と敏感度とを満足させるので、カンチレバーの形状比はL:b:t=20:6:1〜20:18:1の範囲を有するように決定されることが望ましい。
このような形状比に基づいてカンチレバーの長さL、幅b、厚さtの具体的なサイズを決定する。図8は、MEMS工程を用いて製作した微細カンチレバーを示したものであって、カンチレバー50の端部にプローブ54を備え、このプローブ54に遺伝子や蛋白質のような生体被検体pを配置する。このプローブ54は、カンチレバー50の端部に備わって被検体pを可能なかぎりカンチレバーの最端部に付着させるためのものであって、このプローブを通じて被検体をカンチレバーの最端部に付着させることによって質量増加効果を最大化することができる。蛋白質や遺伝子などのような生体物質が有する面積密度とそれによる共振周波数の変化が数百Hz内外になるように考慮して、前記カンチレバーに被検体が付着される面積がカンチレバーの全体面積の1/15〜1/10の範囲内にあることが好ましい。プローブ54は、例えば、カンチレバーの全体面積の約1/10の面積を持たせる。
プローブ54は、生化学反応によりその上に蛋白質及び遺伝子が付着可能になっており、そうすることにより、最大限にカンチレバーの端部に集中的に生体物質を付着させて質量増加効果を最大化することができる。
遺伝子は6×10−15g/μm、蛋白質は2×10−15g/μmの質量密度を表す。この値を敏感度を表現した上記数式15に代入してカンチレバーの質量が求められる。遺伝子及び蛋白質が付着されるプローブ54の面積がカンチレバーの面積の1/10である場合、カンチレバーの形状比によって(1/10) (bL/2)=(1/10)(3L/10)L/2=3L/200のように表される。
カンチレバーはシリコンを材料としてMEMS工程を用いて製作される。そして、シリコンの物性値であるE=112GPa、ρ=2330kg/mを数式15に代入すれば、三角形のカンチレバーの長さL、幅b、厚さtを決定しうる。
この時、共振周波数の変化量△fは150Hzと仮定する。これは被検体pがプローブ54の全体面積に付着されることではなく一部にのみ付着される可能性を考慮して0〜150Hz範囲での共振周波数の変化可能性を仮定したものである。このような共振周波数の測定を通じて遺伝子や蛋白質のような被検体pのプローブ54への付着程度を判断できる。この共振周波数の範囲は、本発明をLOCに適用してLOCの一部として検出しようとする特定の生体物質の存在有無の判断及び存否の判断のできる基準を提示するために決定した大きさである。プローブ54には所定の生化学処理を行ってこのプローブにのみ生体物質が付着されるようにしたので、共振周波数の変化量によって被検体のプローブへの付着程度が分かる。
例えば、共振周波数の変化量が50Hzである時にプローブにはプローブ面積の約1/3程度の生体物質が付着されたと見なされる。また、共振周波数の変化量が75Hzである時、プローブ面積の半分程度に被検体が付着されたことを意味する。共振周波数の変化量が0〜150Hzであるものは遺伝子や蛋白質の質量増加によるカンチレバーの最初の共振周波数の変化が非常に小さいことを考慮すれば十分に大きい値である。
上記全ての条件に基づいて三角形のカンチレバーのサイズを求めれば、まず遺伝子を検出する場合にカンチレバーの長さ、幅、厚さは、それぞれ40μm、12μm、2μmであり、蛋白質を検出する場合にカンチレバーの長さ、幅、厚さは、それぞれ100μm、30μm、5μmになるようにすることが望ましい。上記値は、同じ形状比を有する多様な場合のカンチレバーに対して蛋白質と遺伝子の面積密度を考慮して数値解釈した結果、MEMS工程で製作可能でありながら十分な敏感度を有する値を求めたものである。
次に、圧電体53の厚さと長さを定める。圧電体53はPZTで形成されることが望ましい。圧電体のサイズは大きい出力電流が得られるように決定されることが望ましい。出力電流が大きい時、被検体の質量の検出性能が向上する。
これを確認するための数値解釈ではQ factor=1000、入力電圧を200m/Vで入力した。図6は、数値解釈のための有限要素モデルであって、PZT圧電体53が蒸着されたカンチレバー50を示したものである。ここで、圧電体53はカンチレバー50を可能な限り多く覆う形状を有することが望ましい。圧電体からの出力電流は圧電体のサイズに最も大きい影響を受けるので、圧電体のサイズを可能な限り大きくすることが微細質量の変化による共振周波数の測定に有利である。例えば、圧電体53は台形でありうる。
圧電体53の厚さによる出力電流への影響を調べるために圧電体の長さL1を30μmで一定に維持した状態で厚さt1(図3参照)のみを徐々に変化させた。図7Aは、圧電体53の厚さによる出力電流の変化を示したグラフである。このグラフによれば、厚さt1が2.5μmである時に最も大きい出力電流が得られる。
また、圧電体53の長さL1による出力電流の変化を調べるために厚さt1を2.5μmに維持し、圧電体53の長さを延ばしつつ出力電流の変化を図7Bに示した。ここで、圧電体の長さLが約60μmまで延びる時、出力電流が単調増加(monotonic increasing)してそれ以後にはむしろ低減することが分かる。このような結果に基づいて数値解釈した結果、微細カンチレバーの振動のための圧電体の厚さはカンチレバーの厚さの40〜60%、圧電体の長さはカンチレバーの長さの50〜60%が適している。すなわち、MEMS製作工程を通じて製作された微細カンチレバーの特性が数値解釈の結果及び数学的な圧電モデリングと非常に類似している場合に基づいて圧電体とカンチレバー間の厚さ比及び長さ比の範囲が求められる。
図8は、MEMS工程を用いて製作した微細カンチレバーを示した図面であり、図9は、発振回路からオシロスコープを通じて出力される信号を示すグラフである。図9において、下側のグラフの信号は微細カンチレバーの振動信号が発振回路を介してカンチレバーにフィードバックされた信号である。そして、上側のグラフ信号はフィードバック信号が微細カンチレバーを介して出力される信号である。換言すれば、上側のグラフは、微細カンチレバー50が最初の共振周波数で自己振動し続けることを示す自己振動信号である。
以上のように本発明に係る微細質量測定装置は、発振回路が適用された圧電体によりカンチレバーの自己振動と被検体の質量測定が同時に行えるようにする。これにより、本発明は波形発生器のような外部の駆動機が必要ない。
具体的な測定例を次の通りに説明する。微細質量測定時に可能なかぎり多量の蛋白質(被検体)がカンチレバーに付着されることが望ましい。したがって、可能なかぎり多くの蛋白質をカンチレバーに付着するように接着力の良いイガイ蛋白質を利用する。微細カンチレバー50の端部に被検体(イガイ蛋白質)が入っている水溶液を付け、発振回路に連結して周波数変化を測定する。この時、周波数測定器65により測定された最初の共振周波数は1.238544(MHz)である。そして、イガイ蛋白質を付着した後の共振周波数の変化量は85Hzであり、敏感度を表す数式15を用いてイガイ蛋白質の質量を計算すれば、約0.179483×10−12(g)となる。
次に、本発明に係る微細質量測定方法は、発振回路60を用いてカンチレバー50を最初の共振周波数で自己振動させ、カンチレバー50に被検体pを配置した後に変化した最初の共振周波数でカンチレバーを自己振動させると共に該変化した共振周波数を用いて被検体の質量を測定する。
被検体pがない状態で発振回路60により圧電体53を通じてカンチレバー50を加振させ続け、この時カンチレバー50の最初の共振周波数を測定する。
そして、被検体pを微細カンチレバー50に付着させた後、この被検体pによって変化した微細カンチレバー50の共振周波数を測定して共振周波数の変化量を求める。そして、共振周波数の変化量に基づいて数式15を参照して被検体pの質量を測定する。このように、本発明に係る測定方法は、発振回路を用いてカンチレバーを能動的に駆動させるだけでなく被検体による共振周波数の変化による被検体の質量測定を別途の測定装備なしに行うことである。
本発明は、複数配列のカンチレバーを通じて多様な生体物質の質量を同時に検出可能である。したがって、超小型化されたカンチレバーをLOCに適用すれば、携帯用遺伝子や蛋白質検出器に使われうる。
従来の微細カンチレバーセンサーの概略的な構成図である。 本発明の望ましい実施の形態による微細質量測定装置の概略的な構成図である。 A及びBは、本発明の望ましい実施の形態による微細質量測定装置に採用されるカンチレバーの形状を示した図面である。 本発明に係る微細質量測定装置に採用されるカンチレバーの長さに対する分解能を示したグラフである。 本発明に係る微細質量測定装置に採用されるカンチレバーの長さに対する幅の比による分離係数を示したグラフである。 本発明に係る微細質量測定装置に採用される圧電体が蒸着されたカンチレバーの有限要素モデルを示した図面である。 Aは、本発明に係る微細質量測定装置に採用される圧電体の厚さに対する出力電流を示したグラフであり、Bは、本発明に係る微細質量測定装置に採用される圧電体の長さに対する出力電流を示したグラフである。 MEMS工程により製作された圧電体が蒸着されたカンチレバーの写真を示した図面である。 本発明に係る微細質量測定装置に採用される発振回路による自己振動信号とフィードバック信号を示したグラフである。
符号の説明
50…微細カンチレバー、
53…圧電体、
57…増幅部、
58…フィードバック部、
59…電源、
60…発振回路、
65…周波数測定器。

Claims (7)

  1. 被検体が付着されるカンチレバーと、
    前記カンチレバー上に備わる圧電体と、
    前記被検体が付着される前のカンチレバーの共振周波数で前記カンチレバーを能動的に振動させると共に被検体によるカンチレバーの変化した共振周波数を提供する発振回路と、
    前記カンチレバーの共振周波数を測定するための周波数測定器と、を含み、
    前記カンチレバーの形状比は、共振周波数の変化Δfを前記被検体による質量変化Δmで除算して得られた敏感度と、前記カンチレバーの最初の共振周波数と2番目の共振周波数との差を最初の共振周波数で除算して得られた分離係数とに基づいて決定されることを特徴とする微細質量測定装置。
  2. 前記発振回路は、
    前記カンチレバーからの出力信号を増幅させる増幅部と、前記増幅部からの信号を前記カンチレバーに入力するフィードバック部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の微細質量測定装置。
  3. 前記カンチレバーが三角形に形成されることを特徴とする請求項1に記載の微細質量測定装置。
  4. 前記カンチレバーの形状比が長さ:幅:厚さ=20:6:1〜20:18:1の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の微細質量測定装置。
  5. 前記カンチレバーに被検体が付着される面積がカンチレバーの全体面積の1/15〜1/10範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の微細質量測定装置。
  6. 前記圧電体の厚さは、カンチレバーの厚さの40〜60%であることを特徴とする請求項1に記載の微細質量測定装置。
  7. 前記圧電体の長さは、カンチレバーの長さの50〜60%であることを特徴とする請求項1に記載の微細質量測定装置。
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