JP4154820B2 - 画像表示装置のドットクロック調整方法およびドットクロック調整装置 - Google Patents

画像表示装置のドットクロック調整方法およびドットクロック調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)、あるいはフィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)等のマトリクス型表示デバイスを含んで構成される画像表示装置のドットクロック調整方法およびドットクロック調整装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
図20は、特開平11−175033号公報に開示された従来の液晶表示装置を示す図である。
【0003】
図において101はA/D変換手段、102はPLL手段、103はクロック位相自動調整手段、104はカウンタ、105は画像検出手段、106はパルス発生手段、107は制御手段である。
【0004】
次に動作について説明する。入力画像信号はA/D変換手段101でデジタルの画像データに変換され、画像検出手段105で画像のスタート位置とエンド位置を検出する。制御手段107は検出された画像のスタート位置とエンド位置の差分を算出し、算出結果から分周比を求めてPLL手段102でドットクロックを再生する。
【0005】
次にドットクロックの位相調整を行う。ドットクロックの位相調整は、クロック位相自動調整手段103で画像信号とドットクロックの位相を電圧として検出する。この時、検出結果の電圧は位相差が大きいほど高くなる。この電圧が制御手段107に送られ、制御手段107からPLL手段102でクロックの位相を調整する。クロック位相の調整後に再び画像検出手段から画像のスタート位置を検出する。スタート位置検出結果を制御手段107に送り、制御手段107はスタート位置からパルス発生手段を制御することで、位置の調整を行う。
【0006】
以上のように自動サイズ調整、自動クロック位相調整、自動位置調整の順で調整を行うことで、サイズ、クロック位相、位置をすべて自動で調整できる。
【0007】
また、別の調整方法が特開平11−177847号公報に開示されている。これは、隣接する1組または2組以上の画像データ間の差分の絶対値が最大になるようにドットクロックの周波数と位相を調整するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像表示装置の制御方法は、以上のように構成されているので、画像が画面全体、あるいは画面の両端に画像が表示されていないと画像のスタート位置とエンド位置を正しく検出できないため、ドットクロックの周波数が正しく算出できない。
【0009】
また、正しい周波数のドットクロックでサンプリングした場合と、ずれた周波数のドットクロックでサンプリングした場合の、差分の絶対値の最大値は同じ値になるため、差分の絶対値の最大値からドットクロックの周波数を正しく調整することができない。
【0010】
例えば、図21および図22は画像信号として複数の縦線が等間隔で表示された画像を示す図で、図21は正しい周波数のドットクロックでサンプリングして表示した場合を示し、図22はドットクロックの周波数が画像信号の周波数と異なる場合を示している。
【0011】
図21における(a)と(b)は、同じ周波数のドットクロックで位相が異なる場合を示した図で、位相によって全体的に線が濃くなったり薄くぼやける。図22(a)は、ドットクロックの周波数がずれているため、周期的に濃い線と薄くぼやけた線が表示される。また、図22(b)のように位相をずらした場合、濃い線と薄い線の周期は同じで、位置が変化する。差分の絶対値の最大値は、濃い線の部分で発生するので、ドットクロックの周波数が正しい場合も、ずれている場合も差分の絶対値の最大値は同じ値となる。したがって、差分の絶対値の最大値からドットクロックの周波数を調整することができない。
【0012】
本発明は以上のような問題点を解決するためになされたもので、様々なフォーマットの画像信号に対してドットクロックの周波数と位相を正しく自動調整することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係るドットクロック調整方法は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、検出した変化量の最大値あるいは最小値を第1の特徴量とする。
【0014】
本発明に係るドットクロック調整方法は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、検出した変化量の度数分布を第1の特徴量とする。
【0015】
本発明に係るドットクロック調整方法は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、検出した変化量の最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数とを第1の特徴量とする。
【0016】
本発明に係るドットクロック調整方法は、第1の特徴量が位相の変化に対して極値を有する場合にドットクロックの周波数が正しいと判断し、第1の特徴量が位相の変化に対してほぼ一定値を示す場合にドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0017】
本発明に係るドットクロック調整方法は、度数分布の状態変化が位相の変化に対してあるレベルを超える場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記状態変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0018】
本発明に係るドットクロック調整方法は、前記最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数との比率が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記比率の変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0019】
本発明に係るドットクロック調整方法は、第1の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする。
【0020】
本発明に係るドットクロック調整方法は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、画像信号の特定の位置を指定し、該特定の位置における隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果を画像信号の第2の特徴量とする第5工程と、前記第1、第5工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第6工程と、前記第6工程で得られた第2の特徴量に基づき、ドットクロックの位相を調整する第7工程とを更に備える。
【0021】
本発明に係るドットクロック調整方法は、特定の位置を、隣接画素間の変化量が最大あるいは最小となる位置とした。
【0022】
本発明に係るドットクロック調整方法は、第2の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする。
【0023】
本発明に係るドットクロック調整装置における画像検出手段は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の最大値あるいは最小値を第1の特徴量として検出する最大値/最小値検出手段とを有する。
【0024】
本発明に係るドットクロック調整装置における画像検出手段は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の度数分布を第1の特徴量として検出する度数分布検出手段とを有する。
【0025】
本発明に係るドットクロック調整装置における画像検出手段は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の前記所定期間内における最大値あるいは最小値及び、該最大値付近の度数あるいは最小値付近の度数を第1の特徴量として検出する度数検出手段とを有する。
【0026】
本発明に係るドットクロック調整装置における制御手段は、前記第1の特徴量が位相の変化に対して極値を有する場合にドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記第1の特徴量が位相の変化に対してほぼ一定値を示す場合にドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0027】
本発明に係るドットクロック調整装置における制御手段は、前記度数分布の状態変化が位相の変化に対してあるレベルを超える場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記状態変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0028】
本発明に係るドットクロック調整装置における制御手段は、前記最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数との比率が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記比率の変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する。
【0029】
本発明に係るドットクロック調整装置における制御手段は、前記第1の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする。
【0030】
本発明に係るドットクロック調整装置における画像検出手段は、任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、画像信号の特定の位置を指定するアドレス指定手段と、該特定の位置における隣接画素間の変化量を画像信号の第2の特徴量として保持する保持手段とを更に備え、前記制御手段は、第2の特徴量に基づきドットクロックの位相を調整する。
【0031】
本発明に係るドットクロック調整装置は、特定の位置を、隣接画素間の変化量が最大あるいは最小となる位置とする。
【0032】
本発明に係るドットクロック調整装置における制御手段は、前記第2の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態について、以下図面を参照しながらより詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1における画像表示装置を表す図である。図1において1は入力画像信号を所定のドットクロックでサンプリングしてデジタル画像データに変換するA/D変換手段、2は入力同期信号に所定の処理を施す同期信号処理手段、3は同期信号処理手段2が出力する水平同期信号および垂直同期信号を計測する同期信号計測手段、4は同期信号処理手段が出力する水平同期信号から任意の周波数と位相のドットクロックを発生するドットクロック発生手段、5はA/D変換手段1が出力する画像データから所定の画像検出を行う画像検出手段、6は同期信号計測手段3が出力する同期信号の計測結果と画像検出手段5が検出した検出結果からドットクロック発生手段4および後述のタイミング発生手段9を制御する制御手段、7はA/D変換手段1が出力する画像データをドットクロック発生手段4が出力するドットクロックで書き込み、外部から入力される第二クロックに基づきタイミング発生手段9が発生する所定のタイミングで画像データを読み出すラインメモリ、8は所望の信号処理を行う画像信号処理手段、9はタイミング発生手段、10は例えば、液晶パネル、CRT、DMD、PDP、FED等の表示手段である。
【0034】
図2は画像検出手段5の詳細を示す図である。図2において11は時間的に隣接する2画素の画像データ間の変化量として、例えば差分の絶対値(以降、絶対差分と略す)を計算する絶対差分演算器、12は絶対差分演算器11で算出した絶対差分から所定の期間(例えば1フレーム、60Hzにおいては16.7ms等)における最大値を検出する最大値検出器である。
【0035】
次に動作について説明する。本発明の画像表示装置は、制御手段6によってドットクロックの周波数と位相が自動調整される。まず、ドットクロックの周波数の調整動作について説明する。
【0036】
入力同期信号は同期信号処理手段2に入力され、所定の処理が施される。ここで、所定の処理とは、複合同期信号が入力された場合の水平同期信号と垂直同期信号の分離、同期信号の極性制御、等価パルスなどの不要なパルスの除去、同期信号が欠落した場合の欠落補償等である。同期信号処理手段2は同期信号の計測に必要な処理を施した水平同期信号と垂直同期信号を同期信号計測手段3に出力し、全ての処理を施した水平同期信号と垂直同期信号をドットクロック発生手段4、画像検出手段5、タイミング発生手段9に出力する。
【0037】
同期信号計測手段3は水平同期信号および垂直同期信号の周期、パルス幅、極性などを計測し、制御手段6に出力する。
【0038】
制御手段6は、同期信号計測手段3が出力する計測結果から、ドットクロックの周波数を仮決定し、ドットクロック発生手段4が前記仮決定した周波数のドットクロックを発生するように制御する。この時、ドットクロックの周波数の仮決定は、例えばVESA(Video Electronics Standards Association)などに定められた信号フォーマットや既知のフォーマットと比較して、計測結果に一番近い値を選択するように制御する。また、この際のドットクロックの位相は任意の位相で良い。
【0039】
ドットクロック発生手段4は、制御手段6の制御により仮決定された周波数のドットクロックを発生し、A/D変換手段1、画像検出手段5、ラインメモリ7に出力する。
【0040】
A/D変換手段1は、ドットクロック発生手段4が出力したドットクロックに基づいて入力画像信号をデジタル画像データに変換する。A/D変換手段1で変換された画像データは画像検出手段5とラインメモリ7に出力され、画像データが所定の順序でラインメモリ7に書き込まれる。
【0041】
一方、画像検出手段5では、絶対差分演算器11でA/D変換手段1が出力した画像データから隣接する画素の絶対差分を求める。さらに最大値検出器12は絶対差分演算器11で求めた絶対差分から、所定の期間、例えば1フレーム期間における最大値を検出する。最大値検出器12が検出した絶対差分の最大値は、画像データの第一の特徴量として制御手段6に出力される。
【0042】
制御手段6は、画像検出手段5から第一の特徴量を受取ると、ドットクロック発生手段4を制御してドットクロックの位相を変更する。
【0043】
画像検出手段5は、位相を変更したドットクロックでサンプリングされた画像データから上記動作と同様に所定の期間における絶対差分の最大値を検出し、この最大値を第一の特徴量として制御手段6に出力する。
【0044】
さらに制御手段6は、ドットクロックの位相の変更と第一の特徴量の取得を繰り返すことで、ドットクロックの1周期における各位相の第一の特徴量を取得する。
【0045】
図3は、第一の特徴量として取得した絶対差分の最大値とドットクロックの位相との関係を示した図である。図3(a)は入力画像信号の周波数とサンプリングに用いたドットクロックの周波数が一致する場合(すなわち、仮決定したドットクロックの周波数が正しい場合)を示し、図3(b)は一致しない場合(すなわち、仮決定したドットクロックの周波数が誤っている場合)である。ドットクロックの周波数が一致する場合、図3(a)に示したように絶対差分の最大値は、位相に対して極大値、極小値を有するように変化するが、一致しない場合は図3(b)に示したように位相に対してほぼ一定の値を示す。
【0046】
したがって、制御手段6は画像検出手段5で検出した第一の特徴量である絶対差分の最大値がドットクロックの位相に対して極値を有する場合は、仮決定したドットクロックの周波数を正しい周波数と判断して周波数の調整を完了し、以後の位相調整に用いる。また、ドットクロックの周波数が誤っていると判断される場合は、ドットクロック発生器4が発生するドットクロックの周波数を変更し、変更後の周波数に対して上記処理を再度実行し、画像データの第一の特徴量を検出する。
【0047】
制御手段6は、ドットクロック周波数が正しいと判断されるまで上記動作を繰り返す。
なお、周波数の変更方法については後述する。
【0048】
このように画像データの第一の特徴量として絶対差分の最大値を用いることで、ドットクロックの周波数を調整することができる。
【0049】
次にドットクロックの位相の調整動作について説明する。制御手段6は、周波数調整の際、正しいと判断された周波数において得られた第一の特徴量を画像データの第二の特徴量として用いる。
【0050】
制御手段6は、第二の特徴量である絶対差分が最大を示した位相を正しい位相と判断し、ドットクロック発生手段4を制御することで、ドットクロックの位相を調整する。
なお、本実施の形態では差分値の絶対値を指標として採用しているため、第二の特徴量が最大を示した位相を正しい位相と判断している。しかし、絶対値を採用しない場合には、図3の極性が反転することも有り得るから、この場合には第二の特徴量が最小を示した位相を正しい位相と判断し、ドットクロックの位相を調整するように構成することが必要である。この場合、最大、最小のいずれを選択するかは、図3に示したグラフの形状から判断することになる。
【0051】
ドットクロックの周波数と位相が調整されたドットクロックに基づいてA/D変換手段1でサンプリングされた画像データは、所定の順番でラインメモリ7に記憶される。ラインメモリ7に書き込まれた画像データは、タイミング発生手段9が出力する所定のタイミングで読み出され、画像信号処理手段8に出力される。
【0052】
画像信号処理手段8では、例えば画像の拡大や縮小、明るさやコントラストの調整、輪郭強調やノイズ除去、ガンマ変換や色相変換など、所望の処理が施される。
【0053】
画像信号処理手段8で処理された画像データは表示手段10に出力され、表示手段10はタイミング発生手段9が発生するタイミングで画像データを表示する。
【0054】
図4は、本実施の形態の周波数及び位相調整におけるフローチャートを示している。まず、入力された同期信号からドットクロックの周波数を仮決定する。仮決定するドットクロックの周波数に同期信号を用いるのは周波数調整にかかる時間をできるだけ短縮するためであるが、基本的には任意の周波数に設定しても若干調整時間がのびるだけなのでそれでも良い。その後ドットクロック発生手段4によりドットクロックを発生し、A/D変換手段1により画像信号はデジタル画像データにサンプリングされる。そして画像検出手段5によって、ある期間における隣接画素の絶対差分中の最大値を第一の特徴量として求め、制御手段6においてドットクロックの位相を変更する。ドットクロック仮決定後のここまでの工程を位相を所定間隔で変更しつつ一周期分繰返す。得られた結果に基づき制御手段6は仮決定した周波数の正誤を判断し、正しい場合には次段の位相調整の工程に進み、一方、誤っている場合には、ドットクロックの周波数を制御手段6にて変更し、ドットクロック発生手段4にフィードバックし、さらに上述の工程を繰返す。周波数の変更方法としては、例えば仮決定した周波数に対して、まず周波数を上げる方向(+)にある任意のステップ(n)分周波数をずらし、上記ドットクロック発生手段4にフィードバックする。それでも周波数が誤っている場合には、周波数を下げる方向(−)にステップ(n)分周波数をずらし、上記ドットクロック発生手段4にフィードバックする。以後±2n、±3nと変更を繰り返すことで正しいと判断されるまで同様の工程を繰返す。また上記ステップの幅は、設計思想に応じて任意に設定可能である。図4においてfinは入力画像の周波数を示し、fdclkはサンプリングに用いたドットクロックの周波数を示している。周波数の調整後、調整された周波数における絶対差分の最大値を第二の特徴量として、制御手段6により各位相における絶対差分最大値のうち最も大きい値を示した位相を正しい位相として選択し、ドットクロック発生手段4にて調整された周波数及び位相のドットクロックを発生する。その後、画像信号は、A/D変換手段1においてデジタル画像データにサンプリングされ、ラインメモリ7に出力される。
【0055】
以上の動作により、ドットクロックの周波数と位相を調整することで、画像が画面全体に表示されていない場合であっても、ドットクロックの周波数と位相を自動調整して画像を表示することができる。
【0056】
なお、上記動作の説明では、ドットクロックの位相調整の際に、絶対差分が最大(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は最小)を示す位相を選択する場合について説明したが、図3(a)に示したように2つの極小値(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は2つの極大値)を示す位相の略中間の位相を選択するように制御しても良い。
【0057】
また、上記動作の説明では、ドットクロックの周波数調整の際に、正しい周波数が検出されるまで、ドットクロックの周波数を変更して第一の特徴量を検出する場合について示したが、所定の回数だけ周波数を変更しても正しい周波数が検出できない場合は、調整動作を停止しても良い。
【0058】
さらに、自動調整できなかった場合は、自動調整できなかったことを示す表示を行って、画像信号を変更して再び自動調整させるか、手動による調整を促しても良い。
【0059】
実施の形態2.
実施の形態1においては、ドットクロックの位相調整に用いる画像データの第二の特徴量として、最後に検出した第一の特徴量を用いる場合について説明したが、第二の特徴量として別の検出結果を用いるように構成しても良い。
【0060】
図5は、本発明の実施の形態2における画像検出手段5の別の構成を示す図である。その他の構成は図1と同様である。図5において、13は画像データの特定の位置を指定できるアドレス指定器、14は絶対差分演算器11が出力する絶対差分からアドレス指定器13が指定する位置の絶対差分を保持する絶対差分保持器である。
【0061】
次に実施の形態2におけるドットクロック調整装置の動作について説明するが、ドットクロックの位相調整動作以外は、実施の形態1の動作と同様であるので、詳細な動作の説明は省略する。以下、実施の形態2におけるドットクロックの位相調整動作について説明する。
【0062】
絶対差分演算器11には周波数調整が為された正しい周波数のドットクロックでサンプリングされた画像データが入力される。絶対差分演算器11は入力された画像データから隣接する画素の絶対差分を求め、最大値検出器12と絶対差分保持器14に出力する。
【0063】
絶対差分保持器14はアドレス指定器13で指定した位置における絶対差分を保持し、画像データの第二の特徴量として、制御手段6に出力する。
【0064】
制御手段6は、ある位相における第二の特徴量を受取ると、ドットクロック発生手段4を制御してドットクロックの位相を変更する。
【0065】
画像検出手段5は、位相を変更したドットクロックでサンプリングされた画像データから上記動作と同様にアドレス指定器13が指定した位置の絶対差分を第二の特徴量として保持して制御手段6に出力する。この時、アドレス指定器13が指定する画像データの特定の位置は、最初に第二の特徴量の検出に用いた位置と同一である。
【0066】
さらに制御手段6はドットクロックの位相の変更と第二の特徴量の取得を繰り返すことで、ドットクロックの1周期における各位相の第二の特徴量を取得する。取得した第二の特徴量(絶対差分)とドットクロックの位相との関係を図7に示す。
【0067】
図6は、本実施の形態の位相調整におけるフローチャートを示している。まず、ドットクロック発生手段4により調整された周波数を発生する。その後、画像信号は、A/D変換手段1においてデジタル画像データにサンプリングされ、画像検出手段5において、アドレス指定器13が指定する特定のアドレス位置における絶対差分を第二の特徴量として取得する。そして制御手段6においてドットクロックの位相を変更する。ドットクロック発生以後のここまでの工程をドットクロックの一周期分繰返す。得られた結果(図7参照)に基づき、制御手段6は、第二の特徴量である絶対差分が最大となるドットクロックの位相を選択し、ドットクロック発生手段4にて調整された位相のドットクロックを発生する。その後、A/D変換手段1においてデジタル画像データにサンプリングされ、ラインメモリ7に出力される。
【0068】
図7は、絶対差分保持器14が出力する画像データの特定の位置における絶対差分(第二の特徴量)とドットクロックの位相との関係を示す図である。ドットクロックの位相が正しい場合には第二の特徴量が最大を示すので、最大を示す位相を正しい位相として選択する。
なお、本実施の形態では差分値の絶対値を指標としているため、第二の特徴量が最大を示した位相を正しい位相と判断している。しかし、絶対値を採用しない場合には、図7の極性が反転することも有り得るから、この場合には第二の特徴量が最小を示した位相を正しい位相と判断し、ドットクロックの位相を調整するように構成することが必要である。この場合、最大、最小のいずれを選択するかは、図7に示すグラフの形状から判断することになる。
【0069】
したがって、制御手段6は絶対差分が最も大きい値を示した位相を選択することで、ドットクロックの位相を調整することができる。
【0070】
上記動作の説明では、ドットクロックの位相として第二の特徴量が最大(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は最小)を示す位相を選択する場合について説明したが、2つの極小値(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は2つの極大値)を示した位相の略中間を選択するように構成しても良い。
【0071】
以上の動作により、ドットクロックの位相を調整することで、画像が画面全体に表示されていない場合であっても、ドットクロックの位相を自動調整して画像を表示することができる。さらに、上述した実施の形態1では、ドットクロックのジッタや画像信号のノイズにより絶対差分の最大値を示すアドレスは理想状態からわずかに移動してしまうため、絶対差分と位相との関係が理想形態から崩れてしまい、極値の判別が難しくなるケースがある(特に画像が文字などの情報を含まない場合、例えば写真などでは差分自体が小さくなるため判別が困難になる。)が、本実施の形態のように差分をとる位置を固定することにより、決まった画素における絶対差分と位相との関係を得ることができるので、クロックのジッタや画像信号のノイズによるアドレスの移動がなくなり、より正確な位相の選択を行うことが可能となる効果もある。
【0072】
実施の形態3.
実施の形態2においては、ドットクロックの位相調整に用いる画像データの第二の特徴量として、絶対差分を保持する際にアドレス指定器13を用いて画像データの特定の位置を指定する場合について説明したが、絶対差分を保持する画像データの位置を、ある位相(例えば最初に設定した位相)のドットクロックで絶対差分が最大を示した位置に固定するようにしても良い。
【0073】
図8はこの発明の実施の形態3における画像検出手段5の詳細を示す図である。その他の構成は図1と同様である。図において15は最大値検出器、16はアドレス保持器である。
【0074】
以下、実施の形態3におけるドットクロックの位相調整動作について説明する。なお、ドットクロックの位相調整動作以外は、実施の形態1と同様であるので、詳細な動作の説明は省略する。
【0075】
絶対差分演算器11は、入力された画像データのうち隣接する画素の絶対差分を求めて、最大値検出器15と絶対差分保持器14に出力する。
【0076】
最大値検出器15は、所定の期間、例えば1フレーム期間における絶対差分中の最大値を検出し、検出結果を第一の特徴量として制御手段6に出力すると同時に、最大値を検出した画像データの位置をアドレス保持器16に出力する。
【0077】
アドレス保持器16は、最大値検出器15が出力した画像データの位置を保持し、絶対差分保持器14に出力する。
【0078】
絶対差分保持器14はアドレス保持器16が出力する画像データの位置における絶対差分演算器11の出力を保持し、該出力を画像データの第二の特徴量として、制御手段6に出力する。
【0079】
制御手段6は、第二の特徴量を受取ると、ドットクロック発生手段4を制御してドットクロックの位相を変更する。
【0080】
画像検出手段5は、位相を変更したドットクロックでサンプリングされた画像データから上記動作と同様の処理を行い、アドレス保持器16に保持された位置における絶対差分演算器11の出力を第二の特徴量として制御手段6に出力する。
【0081】
さらに制御手段6はドットクロックの位相の変更と第二の特徴量の取得を繰り返すことで、ドットクロックの1周期における各位相の第二の特徴量を取得する。
【0082】
図9は、本実施の形態の位相調整におけるフローチャートを示している。ドットクロック発生手段4は周波数調整された正しい周波数のドットクロックを発生するものとする。画像信号はA/D変換手段1においてかかるドットクロックを用いてデジタル画像データにサンプリングされる。デジタル画像データは、絶対差分演算器11において隣接画素間の絶対差分を求められ、最大値検出器15において所定の期間、例えば1フレーム期間における絶対差分の最大値を第一の特徴量として抽出する。さらに最大値検出器15は、絶対差分の最大値を検出したアドレスをアドレス保持器16に送り、絶対差分保持器14はこのアドレスに対応する位置における絶対差分演算器11の出力を第二の特徴量として抽出する。そして制御手段6においてドットクロックの位相を変更する。ドットクロック発生以後のここまでの工程をドットクロック一周期分繰返す。制御手段6は、得られた結果に基づき、第二の特徴量である絶対差分が最大となるドットクロックの位相を正しい位相と判断して選択し、ドットクロック発生手段4にて調整された位相のドットクロックを発生する。その後、画像信号は、A/D変換手段1においてデジタル画像データにサンプリングされ、ラインメモリ7に出力される。
【0083】
図7は、絶対差分保持器14が出力する画像データの位置における絶対差分(第二の特徴量)とドットクロックの位相との関係の一例を示す図である。ドットクロックの周波数が画像信号の周波数に合っている場合には、図に示すように位相の変化に対して絶対差分(第二の特徴量)が極値を持つように変化する。そこで、実施の形態2において説明したのと同様、第二の特徴量が最大となる位相をドットクロックの正しい位相であると判断する。
【0084】
このように、制御手段6は画像データの特定の位置における絶対差分値が位相の変化に対して最も大きい値を示した位相を選択することで、ドットクロックの位相を調整することができる。
なお、本実施の形態では差分値の絶対値を指標として採用しているため、第二の特徴量が最大を示した位相を正しい位相と判断している。しかし、絶対値を採用しない場合には、図7の極性が反転することも有り得るから、この場合には第二の特徴量が最小を示した位相を正しい位相と判断し、ドットクロックの位相を調整するように構成することが必要である。この場合、最大、最小のいずれを選択するかは、図7に示すグラフの形状から判断することになる。
【0085】
上記動作の説明では、ドットクロックの位相として第二の特徴量が最大(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は最小)を示す位相を選択する場合について説明したが、2つの極小値(或いは差分値等の設定により上下反転している場合は2つの極大値)を示した位相の略中間を選択するように構成しても良い。
【0086】
以上の動作により、ドットクロックの位相を調整することで、画像が画面全体に表示されていない場合であっても、ドットクロックの位相を自動調整して画像を表示することができる。さらに本実施の形態のようにある位相のドットクロックで絶対差分が最大を示した位置をドットクロックの1周期の間保持し、その位置の絶対差分を取得するようにすることで、実施の形態2で説明したのと同様の効果が得られるとともに、回路を簡略化することも可能になる効果がある。
【0087】
実施の形態4.
実施の形態1においては、ドットクロックの周波数調整に用いる画像データの第一の特徴量として、1フレーム期間の画像データの隣接する画素の絶対差分の最大値を用いたが、1フレーム期間における画像データの隣接画素の絶対差分の度数分布を用いるように構成しても良い。
【0088】
図10は、実施の形態4における画像検出手段5の詳細を示す図である。その他の構成は図1と同様であるので説明は省略する。図において17は度数分布検出器である。
【0089】
以下、実施の形態4におけるドットクロックの周波数調整動作について説明する。なお、ドットクロックの周波数調整動作以外、すなわち、位相調整動作は、上記実施の形態3と同様であるので、詳細な説明については省略する。
【0090】
まず、仮決定された周波数のドットクロックでサンプリングされた画像データがA/D変換器1から出力される。この時のドットクロックの位相は任意で良い。A/D変換器1から出力された画像データは、絶対差分演算器11に入力され、入力された画像データの隣接画素の絶対差分が求められる。
【0091】
絶対差分演算器11で求められた絶対差分は、度数分布検出器17、最大値検出器15、絶対差分保持器14に入力される。
【0092】
度数分布検出器17は、入力された絶対差分から所定の期間、例えば1フレーム期間における度数分布を検出し、これを第一の特徴量として制御手段6に出力する。
【0093】
制御手段6は、画像検出手段5から第一の特徴量を受取ると、ドットクロック発生手段4を制御してドットクロックの位相を変更する。
【0094】
画像検出手段5は、位相を変更したドットクロックでサンプリングされた画像データから上記動作と同様に1フレーム期間の絶対差分の度数分布を検出し、第一の特徴量として制御手段6に出力する。
【0095】
さらに制御手段6は、ドットクロックの位相の変更と第一の特徴量の取得を繰り返すことで、ドットクロックの1周期間における各位相の第一の特徴量を取得する。
【0096】
図11は、本実施の形態の周波数及び位相調整におけるフローチャートを示している。まず、入力された同期信号からドットクロックの周波数を仮決定する。この時、クロックの位相は任意のものでよい。そして、ドットクロック発生手段4により発生したドットクロックを用いることで、画像信号は、A/D変換手段1によりデジタル画像データにサンプリングされる。さらに、画像検出手段5において、1フレーム期間における隣接画素の絶対差分から度数分布を第一の特徴量として算出し、制御手段6においてドットクロックの位相を変更する。ドットクロックの周波数の仮決定後のここまでの工程を位相を変更しつつ一周期分繰返す。得られた度数分布を指標としてドットクロックの周波数の正誤を以下に説明するようにして判断する。
周波数が正しいと判断した場合には、位相調整の工程に進み、誤っていると判断した場合には、ドットクロックの周波数を制御手段6にて変更し、ドットクロック発生手段4にフィードバックし、さらに上述の工程を繰返す。周波数の変更方法としては様々、考えられるが、例えば、仮決定した上述の周波数に対して、まず周波数を上げる方向(+)にある任意のステップ(n)分周波数をずらし、上記ドットクロック発生手段4にフィードバックする。それでもまだ周波数が誤っている場合には、逆に周波数を下げる方向(−)にステップ(n)分周波数をずらし、上記ドットクロック発生手段4にフィードバックする。以後、周波数が正しいと判断されるまで、±2n、±3nと周波数をずらしながら調整を行う。上記ステップ(n)は、装置の設計に応じて任意に設定可能である。
なお、図11においてfinは入力画像の周波数を示し、fdclkはサンプリングに用いたドットクロックの周波数を示す。
周波数の調整後、位相の調整を行う。調整は実施の形態3と同様であり、調整された周波数における絶対差分の最大値を第二の特徴量として、制御手段6により各位相における絶対差分最大値のうち最も大きい値を示した位相を選択するようにしている。詳細については実施の形態3を参照されたい。
【0097】
図12及び図13に基づき周波数の正誤判断手法について説明を行う。図12および図13は、画像検出手段5で、例えば図21に示したような縦縞の画像における絶対差分の度数分布を検出した結果の例を示した図である。サンプリングに用いたドットクロックの周波数と画像のドットクロック周波数が一致する(つまり、ドットクロックの周波数が正しい)場合、サンプリングに用いるドットクロックの位相を変化させることで、図12(a)と図12(b)に示したような度数分布、および図12(a)と図12(b)の中間の度数分布が位相の変更に伴い順次検出される。
【0098】
一方、サンプリングに用いたドットクロックの周波数と画像信号のドットクロックの周波数が一致しない(つまり、ドットクロックの周波数が誤っている)場合は、図13に示したように絶対差分の最大値は図12(a)と同様であるが、度数が少ない結果となる。さらに、位相を変更しても度数分布にはほとんど変化が見られない。よって、制御手段6は、画像データの第一の特徴量として取得した度数分布が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合には、ドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判定する。ここで上述のあるレベルとは、表示装置自体の仕様により或いはA/D変換手段の特性及び周辺回路の特性等により、設計的に適宜設定する。尚、図12及び図13において、差分値の設定の仕方等(例えば、絶対値をとる場合ととらない場合等)により図12及び図13の度数あるいは度数分布が変化する場合も想到されるが、このような場合においても設計段階で、レベルを適宜設定すれば、周波数の正誤を判断することができる。
【0099】
制御手段6は、ドットクロックの周波数が正しい場合は、仮決定したドットクロックの周波数を用いて、以降の位相調整動作を実施し、ドットクロックの周波数が正しくないと判断される場合は、ドットクロック発生手段4を制御してドットクロックの周波数を変更して、再度、画像データの第一の特徴量を取得する。
【0100】
以上の動作をドットクロックの周波数が正しいと判断されるまで繰り返すことで、画面全体に画像が表示されていない場合であっても、ドットクロックの周波数を調整することができる。
【0101】
なお、上記動作の説明では、ドットクロックの周波数が正しいと判断されるまで調整動作を繰り返す場合について説明したが、所定の回数だけ周波数を変更しても正しい周波数が検出できない場合は、調整動作を停止しても良い。
【0102】
さらに、自動調整できなかった場合は、自動調整できなかったことを示す表示を行って、画像信号を変更して再び自動調整させるか、手動による調整を促しても良い。
【0103】
また、画像データの第一の特徴量として絶対差分の度数分布を用いた場合には、ドットクロックの周波数の正誤を、実施の形態1乃至3に比べて少ない数の位相で検出できるため、ドットクロックの周波数の調整動作を高速化することができる。
【0104】
また、画像データの第一の特徴量として絶対差分の度数分布と絶対差分の最大値を併用することで、調整の精度を上げるように構成しても良い。
【0105】
実施の形態5.
また、上記動作の説明では、ドットクロックの周波数調整に用いる画像データの第一の特徴量として、1フレーム期間における絶対差分の度数分布を用いる場合について説明したが、絶対差分の最大値付近の度数を用いても良い。
【0106】
図14は、画像検出手段5が画像データの第一の特徴量として所定の期間における絶対差分の最大値付近の度数を検出する場合の構成を示した図である。図14において、18は度数検出器である。なお、その他の構成は図1と同様である。
【0107】
度数検出器18は、所定の期間、例えば1フレーム期間における絶対差分の度数分布を検出し、該分布に基づき絶対差分の最大値と、最大値付近の度数の合計値を第一の特徴量として保持する。
【0108】
図15は、ドットクロックの位相を変更しつつ取得した第一の特徴量である絶対差分の最大値と最大値付近の度数の合計との間の関係を示したものである。
【0109】
図15(a)は、例えば図21に示したような縦縞の画像における絶対差分の度数を検出した結果の例を示した図である。同図では、サンプリングに用いたドットクロックの周波数と画像信号のドットクロック周波数が一致(つまり、ドットクロックの周波数が正しい)しており、この場合、ドットクロックの位相を変化させると、絶対差分の最大値と最大値付近の度数との比率は図15(a)に示したように位相の変化につれて変化する。一方、サンプリングに用いたドットクロックの周波数と画像信号のドットクロックの周波数が一致しない(つまり、ドットクロックの周波数が誤っている)場合には、図15(b)に示すように絶対差分の最大値付近の度数が少なく、かつ度数と最大値の比率は位相の変化に対してほとんど変化せず、ほぼ一定の値となる。
【0110】
従って、制御手段6は、画像データの第一の特徴量としての絶対差分の最大値と該最大値付近の度数との比率が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合には、ドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する。ここで、あるレベルは、表示装置自体の仕様により或いはA/D変換手段の特性及び周辺回路の特性等により、設計段階において適宜設定されるものである。尚、図15において、差分値の設定の仕方等(差分値の絶対値をとるか、とらないか等)により図15における比率の変化の勾配等が変化する場合も想定されるが、このような場合においても、設計段階で、レベルを適宜設定することによって、この判定方法を適用することは可能である。
【0111】
実施の形態6.
上述した実施の形態1においては、周波数の絶対差分の最大値と位相との間の関係を用いてドットクロックの周波数調整及び位相調整を行い、実施の形態2においては、周波数調整については実施の形態1と同様で、位相調整については予め設定した特定のアドレス位置における絶対差分と位相との関係を用い、実施の形態3においては、周波数調整については実施の形態1と同様で、位相調整については、ある位相における絶対差分の最大値を示す位置のアドレスを固定位置として、各位相について当該位置における絶対差分と位相との関係を位相調整に用い、実施の形態4あるいは5においては、位相調整については実施の形態3と同様としつつ、周波数調整を変更して絶対差分の度数分布或いは絶対差分の最大値付近の度数を用いた場合を説明したが、周波数調整と位相調整についての組み合わせはこれに限られることなく、すべての組み合わせを考えることができる。以下、簡単にその組み合わせを説明する。
【0112】
図16は、本実施の形態における画像検出手段5を示す図である。実施の形態1乃至5と同じ構成部分については同一符号を付しており、詳細な説明については省略する。図16は、実施の形態4における周波数調整方法と、実施の形態1における位相調整方法とを組み合わせたものである。このような構成とすることによっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0113】
図17は、本実施の形態における画像検出手段5の他の例の詳細を示す図である。実施の形態1乃至5と同じ構成部分については同一符号を付しており、詳細な説明については省略する。図17は、実施の形態4における周波数調整方法と、実施の形態2における位相調整方法とを組み合わせたものである。このような構成とすることによっても、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0114】
図18は、本実施の形態における画像検出手段5の他の例の詳細を示す図である。実施の形態1乃至5と同じ構成部分については同一符号を付しており、詳細な説明については省略する。図18は、実施の形態5における周波数調整方法と実施の形態1における位相調整方法とを組み合わせたものである。このような構成とすることによっても上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0115】
図19は、本実施の形態における画像検出手段5の他の例の詳細を示す図である。実施の形態1乃至5と同じ構成部分については同一符号を付しており、詳細な説明については省略する。図19は、実施の形態5における周波数調整方法と、実施の形態2における位相調整方法とを組み合わせたものである。このような構成とすることによっても上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0116】
以上、本発明を上記第1〜第6の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記第1〜第6の発明の実施の形態に限定されるものでは無く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であるのは勿論である。
【発明の効果】
【0117】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0118】
本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、画像が画面全体に表示されていない場合や、規格以外のフォーマットの信号であっても、ドットクロックの周波数を調整することができる。
【0119】
また、本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、変化量をとる位置を固定することにより、決まった画素における変化量と位相との関係を得ることができるので、クロックのジッタや画像信号のノイズによるアドレスの移動がなくなり、より正確な位相の選択を行うことが可能となる。
【0120】
また、本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、上記効果に加えて、位相と変化量との関係において極大値と極小値がより明瞭に識別可能となり、より正確に位相の選択を行えるようになる。
【0121】
また、本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、画像が画面全体に表示されていない場合や、規格以外のフォーマットの信号であっても、ドットクロックの周波数調整を高速に処理することができる効果が得られる。
【0122】
さらに、本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、画像が画面全体に表示されていない場合や、規格以外のフォーマットの信号であっても、ドットクロックの周波数調整を高速に処理することが可能となるとともに、装置を簡略化できる。
【0123】
さらに、本発明に係るドットクロック調整方法、及び装置によれば、周波数の調整に使用した第1の特徴量と位相との関係をそのまま使用してドットクロックの正しい位相を得ることができるので装置を簡略化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0124】
【図1】 本発明の実施の形態1における画像表示装置を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における画像検出手段を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における検出結果の一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2における画像検出手段を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態2における検出結果の一例を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3における画像検出手段を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3におけるフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態4における画像検出手段を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態4におけるフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態4における検出結果の一例を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態4における検出結果の一例を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態5における画像検出手段の他の構成を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態5における検出結果の一例を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態6における画像検出手段の他の構成を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態6における画像検出手段の他の構成を示す図である。
【図18】 本発明の実施の形態6における画像検出手段の他の構成を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態6における画像検出手段の他の構成を示す図である。
【図20】 従来の画像表示装置を示す図である。
【図21】 画像信号を表示した際の一例を示す図である。
【図22】 画像信号を表示した際の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0125】
1 A/D変換手段、2 同期信号処理手段、3 同期信号計測手段、4 ドットクロック発生手段、5 画像検出手段、6 制御手段、7 ラインメモリ、8 画像処理手段、9 タイミング発生手段、10 表示手段、 11 絶対差分検出器、12 最大値検出器、13 アドレス指定器、14 絶対差分保持器、15 最大値検出器、16 アドレス保持器、17 度数分布検出器、18 度数検出器、101 A/D変換手段、102 PLL手段、103 クロック位相自動調整手段、104 カウンタ、105 画像検出手段、106 パルス発生手段、107 制御手段。

Claims (20)

  1. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、
    前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、
    前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、
    検出した変化量の最大値あるいは最小値を第1の特徴量とする画像表示装置のドットクロック調整方法。
  2. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、
    前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、
    前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、
    検出した変化量の度数分布を第1の特徴量とする画像表示装置のドットクロック調整方法。
  3. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、
    前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、
    前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、
    検出した変化量の最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数とを第1の特徴量とする画像表示装置のドットクロック調整方法。
  4. 前記第1の特徴量が位相の変化に対して極値を有する場合にドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記第1の特徴量が位相の変化に対してほぼ一定値を示す場合にドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項1記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  5. 前記度数分布の状態変化が位相の変化に対してあるレベルを超える場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記状態変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項2記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  6. 前記最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数との比率が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記比率の変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項3記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  7. 前記第1の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする請求項1記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  8. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、画像信号をサンプリングする第1工程と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る第2工程と、
    前記第1、第2工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第3工程と、
    前記第3工程で得られた第1の特徴量に基づき、サンプリングに用いたドットクロックの周波数が正しいか否かを判断する第4工程とを備え、
    画像信号の特定の位置を指定し、該特定の位置における隣接画素間の変化量を検出し、該検出結果を画像信号の第2の特徴量とする第5工程と、前記第1、第5工程を前記ドットクロックの位相を変えて繰り返す第6工程と、前記第6工程で得られた第2の特徴量に基づき、ドットクロックの位相を調整する第7工程とを更に備える画像表示装置のドットクロック調整方法。
  9. 前記特定の位置は、隣接画素間の変化量が最大あるいは最小となる位置である請求項記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  10. 前記第2の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする請求項記載の画像表示装置のドットクロック調整方法。
  11. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、
    前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、
    前記画像検出手段は、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の最大値あるいは最小値を第1の特徴量として検出する最大値/最小値検出手段とを有する画像表示装置のドットクロック調整装置。
  12. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、
    前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、
    前記画像検出手段は、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の度数分布を第1の特徴量として検出する度数分布検出手段とを有する画像表示装置のドットクロック調整装置。
  13. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、
    前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、
    前記画像検出手段は、隣接画素間の変化量を求める演算手段と、求めた変化量の前記所定期間内における最大値あるいは最小値及び、該最大値付近の度数あるいは最小値付近の度数を第1の特徴量として検出する度数検出手段とを有する画像表示装置のドットクロック調整装置。
  14. 前記制御手段は、前記第1の特徴量が位相の変化に対して極値を有する場合にドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記第1の特徴量が位相の変化に対してほぼ一定値を示す場合にドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項11記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
  15. 前記制御手段は、前記度数分布の状態変化が位相の変化に対してあるレベルを超える場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記状態変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項12記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
  16. 前記制御手段は、前記最大値あるいは最小値と、該最大値付近あるいは最小値付近の度数との比率が位相の変化に対してあるレベルを超えて変化する場合にはドットクロックの周波数が正しいと判断し、前記比率の変化が位相の変化に対して前記レベル以下である場合にはドットクロックの周波数が誤っていると判断する請求項13記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
  17. 前記制御手段は、前記第1の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする請求項11記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
  18. 任意の周波数かつ任意の位相のドットクロックを用いて、入力した画像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    所定期間内において、サンプリングした画像信号の隣接画素間の変化量を検出し、検出した変化量に基づき前記画像信号の第1の特徴量を得る画像検出手段と、
    前記ドットクロックの位相を変更し、変更したドットクロックを用いて前記サンプリング手段及び画像検出手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の特徴量に基づいて、サンプリングに用いた前記ドットクロックの周波数が正しいか否かを判断し、
    前記画像検出手段は、画像信号の特定の位置を指定するアドレス指定手段と、該特定の位置における隣接画素間の変化量を画像信号の第2の特徴量として保持する保持手段とを更に備え、前記制御手段は、第2の特徴量に基づきドットクロックの位相を調整する画像表示装置のドットクロック調整装置。
  19. 前記特定の位置は、隣接画素間の変化量が最大あるいは最小となる位置である請求項18記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
  20. 前記制御手段は、前記第2の特徴量が位相の変化に対して極大値及び2つの極小値或いは極小値及び2つの極大値を有する場合、該2つの極小値或いは2つの極大値にそれぞれ対応する位相の略中間の位相をドットクロックの位相とする請求項18記載の画像表示装置のドットクロック調整装置。
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