JP4152528B2 - 毛髪形状の処理方法とその処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪への形状付与処理をスムーズに行うことができ、また、毛髪の細部にまで形状付与効果を及ぼしめて、従来に比べて、毛髪処理後の形状を長期間保持できるようにした毛髪形状の処理方法とその処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人の毛髪は、一般的に、皮膚や爪と同様にケラチンと呼ばれるタンパク質でできている。この毛髪のケラチンを更に詳細に分析すると、個々の毛髪は、その中心を構成するメデュラ(芯・髄質)と、メデュラの周囲を構成するコルティクス(皮質(小さなケラチン繊維が密に詰まった紡錘状或いは葉巻状の皮質細胞が縦に密に詰まった部分))と、吸水性や保湿性に優れ、そのコルティクスを相互に結合するマトリックス(間充物質)と、毛髪の外周を構成するキューティクル(毛表皮)により構成されていると言われている。
【0003】
従って、毛髪をいつまでも健康的に保持するには、本質的には毎日の食事においてケラチンを構成する良質のタンパク質を、例えば、肉、豆等を豊富に食することにより、十分に補給するように心掛けることが好ましい。しかし、毛髪は外部に露出しているために、太陽光線を受け、大気中に浮遊する種々の物質の付着を受ける等して、ダメージを受け易い。従って、理想的な毛髪の健康を保持するには、前述した良質のタンパク質の補給のみするだけでは必ずしも十分ではなく、前述した外部からのダメージを除去するため、人は洗髪、トリートメント等を行い、毛髪の健康管理を行っているのが実情である。
【0004】
また、人は、単に自然な毛髪の健康管理だけに満足せず、毛髪スタイルを種々に変更、つまり、自然な毛髪にストレートパーマやウェーブパーマ或いはトリートメントといった人工的な処置を施すことにより、自己の美意識を満足させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のストレートパーマやウェーブパーマ等の毛髪に所望の形状を付与する処理(パーマ処理)技術は、洗髪を行って清潔にした毛髪全体に、第1液(軟化剤或いは還元剤、又はコールド液ともいう。)等のを塗布或いはスプレーして軟化処理を施した後、毛髪全体を複数に分割し、その分割した毛髪に熱処理やコーミング処理を行い、或いはクリーム状の物質を塗布し、又はウェーブパーマの場合には分割した毛髪にヘアロッドを巻く等し、次に第2液(硬化剤或いは酸化剤、又はコールド液ともいう。)を塗布或いはスプレーして硬化処理を施し、所定の時間経過後にヘアロッドが巻かれている場合には取り外して、最終的に温湯リンス処理等を施すことにより行われている。
【0006】
つまり、従来のパーマ処理或いはトリートメント処理等の毛髪形状の処理技術は、毛髪のマトリックスやキューティクル部分にコールド液(第1液及び第2液をいう。)を十分にスプレー等することにより、毛髪の硬度を変化させ、その過程で毛髪に熱処理やコーミング処理を行い、或いはクリーム状物質を塗布したり、分割した毛髪へのヘアロッドの着脱等を行うといった形状処理を施す、いわゆる化学的な処理のみによるものであった。このため、ストレートパーマ、ウェーブパーマ或いはトリートメント等の毛髪の形状保持効果は、非常に短命なものであった。
【0007】
これは、上述した処理過程においては、コールド液が毛髪の健康状態に著しいダメージを与えることから、コールド液の塗布或いはスプレーは、一定の短い時間内に行う必要があり、このためにコールド液をマトリックスやキューティクルに十分に行き渡らせることが不可能であり、十分な毛髪の軟化処理や硬化処理が行えないことに一つの原因があると考えられる。また、毛髪には自然な状態に戻ろうとする性質があるために、パーマ処理後の毛髪の形状保持効果が次第に失われることも、毛髪の形状保持が短命である状態原因の一つと一般的に考えられている。
【0008】
そこで、上記のコールド液等による毛髪の形状保持効果を長く保持することができるようにするために、例えば、パーマ処理を行う個々人の毛髪の性質に応じてコールド液のpH度等を種々に調整する試みもなされているが、未だに十分な形状保持効果を得るに至っていないのが実情である。
【0009】
ところで、毛髪の主成分のケラチンを構成しているポリペプチド鎖(主鎖)は、毛髪の縦の方向に多数が並び、隣りあった主鎖は、シスチン結合、塩結合、水素結合等の側鎖によって繋がって網目構造を作っていると考えられており、この結合によって、毛髪は弾力性に富み、折り曲げても手を離せば直ちにもとの形に戻る復元力を持っていると考えられている。
【0010】
この復元力を付与しているシスチン結合、塩結合、水素結合等の側鎖を切断することにより復元力を弱めること、これがパーマ第1液の毛髪への作用であり、一方、曲げられた新しい位置で側鎖の結合を復元させることが第2液の作用であって、この一連の反応によって持続性のあるウェーブ等が形成されると考えられている。勿論、癖毛を真直に延ばす縮毛矯正や、ウェーブ毛髪をストレート毛髪にする原理も同じである。
【0011】
前述したシスチン結合は、S−S結合とも呼ばれ、硫黄の原子どうしが、−S−S−の形に繋がり、その結果、毛髪のタンパク質であるケラチンに爪と同じような硬さや弾力性が付与されるものと考えられている。パーマ処理においては、第一に強固な側鎖結合であるこのシスチン結合を切断することが大切な処理であり、このシスチン結合の切断が第1液によって行われる。そして次に、第2液による硫黄原子の再結合を待って、処理された毛髪形状の保持状態を長期化させている。
【0012】
ところで、通常、第1液には還元剤としてチオグリコール酸、システイン或いはアセチルシステインが使用されている。これら3種の還元剤の成分構造上の共通点は、硫黄原子に直接に水素原子が結合している部分を含んでいることである。第1液によるシスチン結合の切断の化学反応は、以下に記す化1式の通りである。
【0013】
【化1】
Figure 0004152528
【0014】
毛髪中のシスチン結合は、チオグリコール酸と反応して切断されると共に、各硫黄原子は水素原子と結合して、S−H結合を形成する。一方、チオグリコール酸は反応後には、2分子が結合してジチオジグリコール酸(DTDG)に変化する。なお、同様にシステインウェーブ剤の場合、システインはシスチンに、またアセチルシステインは、アセチルシスチンに変化し、パーマ処理終了時の水洗いにより、毛髪外に流出する。
【0015】
第1液の反応が終了したときには、毛髪の網目構造は崩れて、ケラチンがゲル状化する。こうして毛髪は弾力性を失い、軟化した状態となる。こうして切断されたシスチン結合は、次に、第2液に含まれる酸化剤による作用を受けて再結合し、以下の化2式に示されるように、ケラチンにシスチン結合が復元される。
【0016】
【化2】
Figure 0004152528
【0017】
なお、第2液の主成分としては、一般的に、臭素酸ナトリウム(NaBrO3)、臭素酸カリウム(KBrO3)及び過酸化水素(H22)の3種類が使用され、例えばNaBrO3を用いた場合には、化2式に示されるように、NaBrO3は反応後に、水と臭化ナトリウム(NaBr)とに分解する。このようなパーマ液による毛髪への作用は、シスチン結合に着目すると、「ケラチンのシスチン結合は、第1液中の還元剤によって切断され、第2液の酸化剤により復元し、シスチン結合に戻される」と要約できる。
【0018】
しかし、ウェーブ毛髪或いはストレート毛髪等の処理は、前述した第1液、第2液の薬剤だけによって行うことはできない。即ち、前述の通り、薬剤の毛髪への作用は毛髪のタンパク質における側鎖結合の切断と復元であるが、こうした薬剤による反応中に、ヘアロッドなどにより曲げられた状態やコームにより伸ばされた状態等の新たな位置において、シスチン結合の復元が起こるようにすることが必要である。従って、毛髪にウェーブを付与する場合には、そのように形付けるためのヘアロッド等を用いることが好ましい場合や、ヘアアイロン等による施術が必要な場合があり、また、ストレートにするにはコーミングなどの施術が不可欠となる。
【0019】
また、このような毛髪形状の処理過程においては、併せて、毛髪に一定の時間、一定の温度を加える熱処理(物理的処理)を施すことも、一般的に行われている。これは毛髪を構成するメデュラ、コルティクス、マトリックス、キューティクル等の熱可塑性を形状変形に有効に利用するものであり、前述した薬剤(化学的処理)の毛髪への作用との相乗効果を狙ったものである。
【0020】
しかしながら、前述したパーマ処理等の毛髪形状の処理方法は、薬剤や熱を利用するものであるために、例えば、薬剤を利用した毛髪形状の処理では、薬剤の用法及び用量を厳守して注意深く取り扱わなければならない。また、第1液によりケラチンにおけるシスチン結合の再生が不可能なまでに進行すると、毛髪へのダメージが大きくなり、一方、第2液による処理が完全でないと、毛髪が傷み、しかも所定の毛髪形状に処理ができない問題がある。
【0021】
更に、これらの薬剤にアレルギー反応等の異常な反応を示す体質の人には、薬剤の取扱い方によっては、皮膚や毛髪の健康が損なわれる等のおそれがある。従って、薬剤の毛髪へ作用を、より効果的なものとすることができれば、使用する薬剤の量を低減することができるため毛髪形状の処理に伴う諸費用を低減することができ、しかも、毛髪へのダメージを低減することができるようになる。
【0022】
また、熱を利用した毛髪形状の処理では、利用者は、熱い電熱器の下で長時間にわたって座り続けなければならない等、忍耐を必要とした。また、温度調節を誤った場合には、毛髪を著しく傷める、或いは頭皮に火傷を与える等の種々の問題があった。
【0023】
そこで、上述した問題点を解決するため、特開平8−299046号公報には、薬剤や熱を使用することなく、毛髪に超音波振動を与えることで、毛髪の形状を処理する方法及びその装置について、開示がされている。また、特開平9−262120号公報には、超音波振動とコールド液とを併用する方法も開示されている。更に、特開平9−262119号公報、特開平9−262121号公報等にも、同様に超音波振動を利用したヘアセット器等が開示されている。
【0024】
しかしながら、特開平8−299046号公報には、処理された毛髪の形状がどの程度の期間ほど保持されるかについて、何ら開示されていない。また、先に引用した特開平9−262120号公報をはじめとした超音波振動を用いる毛髪の処理においては、例えば、同じく超音波振動を利用した毛髪の処理方法を開示している特開平9−262123号公報に記されているように、毛髪に十分に大きい接触圧を与えることができる程度に、比較的強い振動を用いることが好ましいと考えられる。しかしながら、このような強い振動を発生させることは、超音波振動の場合、振動発生装置の性質上、困難であり、より低い周波数帯を用いることが必要となる。
【0025】
なお、超音波は、人間の体内の異常を発見する超音波診断装置等に用いられているが、超音波が人体に与える影響については、未だに明らかになっていない部分も多い。超音波診断装置等は、診断時の一時的な使用に限られるが、毛髪処理装置(ヘアセット器)のように日常において頻繁に用いる器具に超音波を使用した場合には、結果的に、脳が全体として長い時間にわたって超音波の影響を受けることとなり、安全性の確保という点で疑問が残る。
【0026】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、毛髪への形状付与の処理をスムーズに行うこと、並びに、長期間にわたって毛髪形状を保持することを可能ならしめる毛髪形状の処理方法とその処理装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明によれば、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、1Hz〜5000Hzの範囲の所定の周波数の振動を与えて、当該毛髪に所望の形状を付与することを特徴とする毛髪形状の処理方法、が提供される。
ここで、毛髪処理剤とは、毛染め剤、トリートメント剤、セットローション剤等をいい、更に具体的には、ヘアマニキュア剤、ヘアトリートメント剤、ヘアスタイリング剤、ヘアリンス剤、ヘアクリーム剤、ヘアムース剤、ヘアジェル剤、ヘアパック剤等をいう。
【0028】
この本発明の毛髪形状の処理方法においては、周波数を10Hz〜100Hzの範囲内とすることがより好ましい。また、軟化処理の施された毛髪に振動を与える前後の少なくともいずれかのときにおいて、及び/又は振動を与えつつ同時に、毛髪に一定温度の熱を与えて、毛髪に所望の形状を付与する方法も好適に採用される。
【0029】
このような毛髪へ所望の形状を付与する手段としては、ヘアアイロン若しくはヘアロッドが好適に用いられる。なお、ヘアアイロンには、そのロッド形状によって平アイロン或いは丸アイロン等といった種々の形態のものがあるが、本発明は、その形態による制限を受けるものではない。
【0030】
また、本発明によれば、上述した毛髪形状の処理方法を行うにあたって、好適に用いられる装置が提供される。
即ち、本発明によれば、軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する処理装置であって、当該毛髪に接触させつつ、5000Hz以下の周波数で振動させることにより当該毛髪に所望の形状を付与する振動手段を備えていることを特徴とする毛髪形状の処理装置、が提供される。
【0031】
ここで、本発明の毛髪形状の処理装置には、毛髪に所定の熱を強制的に付与する加熱手段を備えることも好ましい。また、振動手段としては、電動モータ若しくは電磁アクチュエータ或いはセラミックアクチュエータを用いることができる。更に、毛髪に接触する部位を共振させ、また、その共振周波数を替えることができるように、振動手段の周波数を切り替えることが可能である構成とすることも好ましい。加えて、振動手段によって人の手に伝達される振動を低減させるために、把持部(グリップ)に防振装置を配設することも好ましい。
【0032】
このような毛髪に所望の形状を付与する処理装置の一つは、毛髪を挟んで処理するヘアアイロンであり、この場合においては、振動手段によって発生する振動が、ヘアアイロンの上下ロッドの両方若しくは片方に付与され、或いは上下ロッドの双方に交互に付与される構成とすることが好ましい。なお、毛髪に所望の形状を付与する処理装置の別の形態としては、毛髪を巻き付けて処理するヘアロッドが挙げられる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を含めながら、詳細に説明するが、本発明が以下の実施の形態に限定されるものでないことはいうまでもない。
本発明の毛髪形状の処理方法は、特には、頭髪の形状の処理に用いられるものであり、毛髪に軟化剤を塗布或いはスプレーして、軟化処理を施す。この軟化処理は、更に詳しくは、先ず洗髪を行い、その後に、第1液(軟化剤)を、丁寧に塗布或いはスプレーすることで行われる。第1液として用いられる薬剤の詳細については、既に述べた通りである。
【0034】
なお、この軟化処理に先立って、お客様の毛髪がどんな性質の毛髪であるかを診断しておくことが好ましい。この毛髪診断においては、ウェーブパーマ等が掛かり難い性質であるか否か、或いは毛髪の傷み具合はどの程度か、根元と毛先で性質に違いがあるか等の診断を行う。こうして、診断結果に基づいて、その毛髪の性質に適した第1液を選定することにより、毛髪へのダメージを低減し、また、第1液の効果を有効に発揮させることが可能となる。例えば、硬い毛髪やヴァージン毛髪等にはpHの高い液を、軟らかい毛髪や染毛には少しpHの低い液を選定することが好ましい。
【0035】
さて、ウェーブパーマを施す場合の一つの方法は、洗髪し、更に第1液を用いて軟化させた毛髪をコーミングしながら一定量ほどの握り取り、その毛髪の束を生え際から毛先まで揃え、ヘアアイロンで毛髪に一定方向のウェーブ(カール)を付けたり、生え際から毛先まで略均一のテンションが掛かるようヘアロッドに巻き付けることで、所望の形状に処理する方法である。
【0036】
一方、ストレートパーマを施す場合の一つの方法は、洗髪後に、コーミングして一定量ほど握り取った毛髪の束を、生え際から毛先まで揃え、しかる後に第1液を塗布或いはスプレーして毛髪を軟化させ、次に、コーミングしながら一定量ほど握り取った毛髪の束を、生え際から毛先まで揃え、ヘアアイロンでストレートとなるように処理する方法である。
【0037】
つまり、ヘアアイロン或いはヘアロッドは、毛髪へ所望の形状を付与する手段として用いられるものであるが、本発明においては、これらの形状付与手段を用いて、軟化処理された毛髪に所望の形状を付与する処理を行うに際して、1Hz〜5000Hzの範囲の所定の周波数の振動を毛髪に与える。この周波数は、10Hz〜100Hzの範囲内とすることが、より好ましい。
【0038】
なお、ヘアアイロンには、その上下ロッドの形状によって平アイロン或いは丸アイロン等といった種々の形態のものがあるが、本発明は、その形態による制限を受けるものではない。また、ヘアアイロンの選定或いはヘアロッドの選定は、前述した毛髪診断の結果に従って、毛髪に相応しい形態(幅、太さ、形状)を有するものを選定することが好ましい。
【0039】
こうして、ウェーブ或いはストレートといった形状付与処理を、従来に比べ、たいへんスムーズに行うことができるようになる。従って、軟化処理された毛髪におけるケラチンを構成するりシスチン結合、塩結合、水素結合等の側鎖の切断が、前記周波数の振動を付与することによって、促進されているものと考えられる。
【0040】
即ち、従来は第1液による毛髪へのダメージを回避するために、第1液の効果が完全には発揮されないまま、パーマ処理が行われていたが、本発明によると、従来と同じ時間或いはそれよりも短い時間での形状付与処理であっても、第1液の毛髪への作用をより細部にまで及ぼすことができるようになる。その結果、従来よりも、繊細な形状付与を行うことができるようになり、しかも、付与された形状が長期間保持されることとなる。
【0041】
本発明の毛髪形状の処理方法を用いた場合には、一回の処理による保持期間は、通常の生活で約3ヶ月はほぼそのままの形状は保持され、多少の型崩れを許容した場合には約5ヶ月まで形状保持の効果が認められた。一方、振動を与えずに同様の処理を行った場合には、ほぼそのままの形状が保持されたのは約2ヶ月であり、多少の型崩れを許容した場合でも約3ヶ月しか形状保持の効果は認められなかった。
【0042】
この理由については、定かではないが、一つの理由としては、振動を付与しながらという物理的な処理を行うことにより、第1液の毛髪への浸透が助けられ、第1液の効果が高められることが考えられる。また、従来の技術にある超音波振動を用いた場合と比較すると、低周波とすることで振幅を大きく取り、毛髪を変形させるように加わる力を、大きく取ることができるであろうことも一因と考えられる。
【0043】
更に、理容師がパーマ処理を行う場合に、無意識のうちにヘアアイロン等のロッドの部分で毛髪をしごいたり、引っ張ったり、或いは軽く叩いたりする行ためにおいて、ヘアアイロン等に加えられる振動の周波数が、超音波領域といった高い周波数帯に及ぶことは考え難く、従って、あくまで推測の域を出るものではないが、本発明における周波数帯での処理は、あたかも理容師の行ためを代用するかのように作用しており、その結果に起因するところもあるとも考えられる。
【0044】
なお、上述したように、所定の振動の付与という物理的な処理によって、第1液の毛髪への浸透が助けられ、第1液の効果が高められるであろうことを考慮すると、本発明は、ヘアマニキュアやトリートメント剤等の塗布といった毛髪の処理にも優れた効果を奏することが期待される。
【0045】
そこで、一人の毛髪(頭髪)にヘアマニキュアを塗布して、一部の毛髪の束については振動を与えずに、一方、別の一部の毛髪の束については振動を与えつつ、それぞれ同時間ほど同形状のヘアアイロンを用いて処理したところ、振動を与えた場合に、毛髪の艶がよくなることが確認された。
【0046】
即ち、所定の周波数の振動を加えながら、トリートメント剤等が塗布された毛髪を処理した場合や、トリートメント剤等を毛髪に塗布しながら所定の周波数の振動を加えて処理した場合には、トリートメント剤が毛髪の細部にまで浸透し、その効果を十分に発揮させると共に、処理時間を短くすることが可能となる。これにより、処理された毛髪の性状が長く保持されるという効果も期待される。
【0047】
さて、上述したヘアアイロン或いはヘアロッドによる毛髪形状の処理に際しては、振動を与える前或いは後の少なくともいずれかのときにおいて、及び/又は振動を与えつつ同時に、毛髪に一定温度の熱を与える方法を採用することも好ましい。この熱の付与により、毛髪の可塑性が高められ、振動のみを加えた場合と比較して、より短時間に毛髪に所望の形状を付与することが可能となる。
【0048】
ところで、ヘアアイロンの上下ロッドを振動させて、毛髪に振動を付与する場合には、大きく、一方のロッドのみを振動させる方法、両方のロッドを振動させる方法、双方のロッドを交互に振動させる方法の3種類の方法があり、本発明においては、毛髪の処理形状に合わせて、これらのいずれの方法を用いてもよい。
【0049】
また、ヘアロッドを用いて毛髪にウェーブ形状を付与する際し、毛髪を巻いたヘアロッドの中空部に振動棒を挿入して、ヘアロッドに所定の周波数の振動を与え、或いは振動を与えつつ、同時に一定温度の熱を与えたところ、非常にスムーズにウェーブ処理を行うことができた。即ち、ヘアロッドを用いる場合には、ヘアロッドそのものが振動手段或いは加熱手段を有していてもよく、また、ヘアロッドそのものには振動手段や加熱手段が設けられていないが、振動や熱を加える別の装置を用いて、外部からヘアロッドに振動及び/又は熱を加えてもよい。
【0050】
このように、本発明の毛髪形状の処理方法においては、一定の周波数の振動を毛髪に与えながら処理を行うが、このときの振動の振幅は、振動の発生源の形態や入力エネルギーの大きさ及び入出力のエネルギー変換効率、ヘアアイロン等の毛髪処理装置における装着位置、毛髪処理装置の形状等、種々の因子によって変わってくるものである。
【0051】
しかしながら、良好な形状処理を行うためには、特開平9−262123号公報に開示されているように、毛髪と振動体(処理装置において毛髪に接触する部位)との接触圧力は大きいことが好ましい。このことは、利用する周波数帯が異なる場合であっても、毛髪への力の伝達という観点から考えると、本発明においても同様と考えられた。
【0052】
従って、本発明においても、少なくとも十数本の毛髪に同時に強い接触圧力を与えることができるような大きな振幅を得ることができるように、処理装置の形態(構造、形状、材質)を考慮することが好ましい。実際、周波数を一定として、振動手段への入力エネルギーを変化させた場合には、大きなエネルギーを入力して振動の振幅を大きくすることにより、毛髪への形状付与が良好に行われることが確認された。
【0053】
上述の通りにして、第1液が塗布された状態で毛髪形状の処理が施された後には、第2液(硬化剤)が毛髪に十分に塗布される。この第2液の塗布にあたっては、前もって温湯等により第1液を洗い流してもよく、また、第一液を洗い流さずに直接に第2液を塗布することも可能である。いずれの場合であっても、第2液の塗布により第1液の軟化効果は止められる。なお、一般的に、第2液は第1液の浸透度に比べて浸透度が緩やかなため、所定時間ほど間隔を開けながら、数回に分けて塗布処理を行うことが好ましい。
【0054】
第1液及びヘアアイロン等による形状付与処理によって、従来のパーマ処理と比較してより細部まで微細に切断されたシスチン結合等が、第2液の作用によって復元される。こうして、毛髪の細部にまで付与された形状が保持されることとなるため、その後の洗髪等を繰り返すことによっても、形状が崩れ難く、長期の形状保持が図られることとなる。
【0055】
第2液による硬化処理が終了したら、毛髪がヘアロッドに巻かれている場合にはヘアロッドを取り外し、第1液を洗い流していない場合には第2液と共に、第1液を既に洗い流した場合には第2液を、処理毛髪から温湯等により十分に洗い出す。そして乾燥処理を行い、パーマ処理が終了する。
【0056】
以上は、本発明の毛髪形状の処理方法の一形態に過ぎない。例えば、毛髪にウェーブパーマを施す場合には、洗髪した毛髪をヘアロッドに巻き、その後に、第1液を丁寧に塗布或いはスプレーして第1液が毛髪に浸透するのを待ち、その後に、ヘアロッドに振動を加えて形状付与を促進させてもよい。また、洗髪した毛髪をヘアロッドに巻き、その後に、ヘアロッドに振動を加えつつ、第1液を塗布或いはスプレーして、第1液を毛髪に浸透させ、毛髪に所望の形状を付与することも好ましい。更に、これらの処理の前後少なくともいずれかのときに、或いは処理中に同時に、熱を毛髪に与えることによって、毛髪の軟化を促進させることも好ましい。
【0057】
ヘアアイロンを用いたストレートパーマや軽いウェーブパーマの場合も同様に行うことができる。即ち、洗髪した毛髪に振動を加えながら、ヘアアイロンによる形状付与を施しつつ、第1液をスプレー等して塗布し、毛髪に所望の形状を付与する方法を採ることもでき、このとき同時に、或いはヘアアイロンによる処理を終了した後に、毛髪に熱を与えることも好ましい。このように、本発明において、振動を用いた形状付与処理と第1液の塗布は、常に第1液の塗布が先行するものではない。
【0058】
なお、近年では、第1液、第2液の2液を用いずに、1種類の処理液のみでパーマ処理を行うこともできるようになってきている。このような1液処理による毛髪のパーマ処理の場合、この1液を前述した第1液とみなして、本発明の毛髪形状の処理方法を適用することができる。
【0059】
次に、上述した本発明の毛髪形状の処理方法に好適に用いられる処理装置の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、本発明の処理装置は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0060】
図1は、本発明の毛髪形状の処理方法に好適に用いられるヘアアイロン1の一実施形態を示す平面図である。ヘアアイロン1は、その上下ロッド2A・2B間に毛髪を挟んで動かし、毛髪に所望の形状を付与するように使用されることはいうまでもない。ヘアアイロン1の下ロッド2Aの延長部分である把持部4Aには、振動手段3が備えられている。この振動手段3としては、小型モータ或いは偏平モータといった電動モータや、電磁アクチュエータ或いはセラミックアクチュエータ等を用いることができ、本発明においては、5000Hz以下の周波数の振動を、任意に発生することができるものを用いる。
【0061】
なお、振動振幅の大きさを制御することができるように、コントロールスイッチを設けることや、ヘアアイロン1自体を共振させ、或いは毛髪に直接に接する上下ロッド2A・2Bを共振させて、振幅を増大して用いることができるように、また、その共振周波数を変化させることができるように、周波数の切替スイッチを設ける好ましい。上下ロッド2A・2Bの共振周波数を変化させることは、上下ロッド2A・2Bの厚みや幅を変え、或いは一表面を曲面状に形成し、更にその曲率を変える等して、種々に形状を変えることによっても、行うことができる。
【0062】
振動手段3は、他方の上ロッド2Bの延長部分である把持部4Bに備えてもよく、また、両方の上下ロッド2A・2Bの両方に備えてもよい。ヘアアイロン1のように、一方の把持部、例えば、4Aにのみ振動手段3を設けた場合であっても、一般的には、振動はリベット部8等の上下ロッド2A・2Bの接触部分を介して上ロッド2Bへ伝わり、上下ロッド2A・2Bの両方が振動することとなる。但し、リベット部8に制振材を介する等の防振手段を施すことにより、上ロッド2Bの振動を抑制し、下ロッド2Bのみを振動させることも可能である。
【0063】
こうして、振動手段3による振動の毛髪への付与は、上下ロッド2A・2Bの両方を同時に振動させ、若しくは片方のみを振動させて行う方法、或いは上下ロッド2A・2Bの双方を交互に振動させて行う方法等、適宜、選択することができる。
【0064】
ヘアアイロン1には図示されていないが、上下ロッド2A・2Bの内部にヒータを内蔵させる等して、ヘアアイロン1に、毛髪に熱を強制的に付与する加熱手段を備えることも好ましい。このように、上下ロッド2A・2Bを直接加熱する場合には、60℃〜200℃で温度が制御できるようにすることが好ましい。また、ヘアアイロン1の操作性を害しない限り、温風、熱風を行いながら加熱手段を把持部4A・4Bに取り付けることもできる。
【0065】
ヘアアイロン1では、把持部4Aに振動手段3が配設されているために、ヘアアイロン1自体が振動する、つまり、把持部4A・4Bを握る人間の手にも振動が伝わることとなる。この手への振動の伝達を抑制するために、図2のに示すヘアアイロン11のように、防振装置として、振動吸収体5を把持部4Aに配設した形態とすることも好ましい。
【0066】
図3に示したヘアアイロン21は、上下ロッド2A・2Bのうちの、下ロッド2Aにおいて、直接に毛髪に接触する面に、振動手段3としてのセラミックアクチュエータ6を配設した形態を示している。ヘアアイロン21では、毛髪を挟んだ状態で、毛髪に直接に所定の振動を与えることが可能であることから、毛髪への振動伝達のロスが小さくなり、また、セラミックアクチュエータ6は、電気エネルギーを直接に機械的な振動のエネルギーに変換するために、エネルギー効率がよく、省電力化を図ることが可能となる。
【0067】
なお、ヘアアイロン21においては、セラミックアクチュエータ6と下ロッド2Aとの間に防振対策を施すことで、振動の上ロッド2Bへの伝達を抑制することができる。一方、セラミックアクチュエータ6の振動を下ロッド2Aへ伝達し、更にリベット部8を介して上ロッド2Bへ伝達させて用いることも可能である。
【0068】
図4の斜視図に示したヘアアイロン31は、上下ロッド2A・2Bの両方において、毛髪を挟み込む部分に振動手段3を配設した形態を示している。ヘアアイロン31では、ヘアアイロン1・11・21と比較して、上下ロッド2A・2Bが把持部を兼ねる構造となっている。なお、ヘアアイロン31では、振動手段3と上下ロッド2A・2Bとの間に防振対策を施すことで、振動手段3の一方を振動させ、或いは両方を振動させる制御を容易に行うことができる。
【0069】
次に、図5には、本発明の毛髪形状の処理装置の一実施形態であるヘアロッド41の斜視図を示す。ヘアロッド41の中空部には、振動手段3が組み込まれており、コンパクトな構造となっている。ここで、中空部に挿入する振動手段3としては毛髪に必要以上の重さを与えないように、軽量なもの採用することが好ましい。従って、ヘアロッド41の内周面に沿って、厚みの薄い円筒状の振動体を配設することも好ましい。
【0070】
なお、ヘアロッド41に毛髪を巻き付ける作業を行う際に、電源コード7が障害となって、作業性が低下する場合がある。そこで、円筒形のヘアロッドと円筒状或いは円柱状の振動手段とを脱着可能な別の部品で構成することも好ましい。
【0071】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の毛髪形状の処理方法によれば、ストレートパーマやウェーブパーマ等のパーマ処理において、第1液(軟化剤)の効果を十分に発揮させて、従来のパーマ処理においては行われ難かった毛髪のケラチンにおけるシスチン結合、塩結合、氷素結合等の切断を、その細部にまで及ぼすことが可能となる。こうして、本発明は、毛髪形状の付与処理をスムーズに行うことができるようになるという効果、及び、処理時間を短縮することが可能となるという優れた効果を奏する。また、硬化処理後は、毛髪の細部に至るケラチンのシスチン結合等が復元されることとなるため、毛髪の細部にまで形状付与の効果が付与され、従って、長期にわたって、処理後の毛髪形状が保持されるという優れた効果を奏する。更に、従来のウェーブパーマ等では行えなかった繊細な形状の処理を行うことも可能となり、優美な或いは個性的な形状を毛髪に付与することが可能となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の一実施形態を示す平面図である。
【図2】 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の別の実施形態を示す平面図である。
【図3】 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【図5】 本発明の毛髪形状の処理方法に用いられる処理装置の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・11・21・31…ヘアアイロン、2A…下ロッド、2B…上ロッド、3…振動手段、4A・4B…把持部、5…振動吸収体(防振装置)、6…セラミックアクチュエータ、7…電源コード、8…リベット部、41…ヘアロッド。

Claims (12)

  1. 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、1Hz〜5000Hzの範囲の所定の周波数の振動を与えて、当該毛髪に所望の形状を付与することを特徴とする毛髪形状の処理方法。
  2. 前記周波数を10Hz〜100Hzの範囲内とすることを特徴とする請求項1記載の毛髪形状の処理方法。
  3. 前記毛髪に前記振動を与える前後の少なくともいずれかにおいて、及び/又は当該振動を与えつつ、当該毛髪に一定温度の熱を与えて、当該毛髪に所望の形状を付与することを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪形状の処理方法。
  4. 前記毛髪に形状を付与する手段が、ヘアアイロン若しくはヘアロッドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪形状の処理方法。
  5. 軟化剤を塗布或いはスプレーして軟化処理した後の毛髪に、又は毛髪処理剤を塗布した後の毛髪に、所望の形状を付与する処理装置であって、
    当該毛髪に接触させつつ、5000Hz以下の周波数で振動させることにより当該毛髪に所望の形状を付与する振動手段を備えていることを特徴とする毛髪形状の処理装置。
  6. 前記毛髪に所定の熱を強制的に付与する加熱手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の毛髪形状の処理装置。
  7. 前記振動手段が、電動モータ若しくは電磁アクチュエータ或いはセラミックアクチュエータであることを特徴とする請求項5又は6記載の毛髪形状の処理装置。
  8. 前記毛髪に接触する部位を共振させ、また、共振周波数を変えることができるように、前記振動手段の周波数を切り替えることが可能であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の毛髪形状の処理装置。
  9. 把持部に防振装置が配設されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の毛髪形状の処理装置。
  10. 前記毛髪に所望の形状を付与する処理装置が、当該毛髪を挟んで処理するヘアアイロンであることを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載の毛髪形状の処理装置。
  11. 前記振動手段によって発生する振動が、前記ヘアアイロンにおける上下ロッドの両方若しくは片方に付与され、或いは当該上下ロッドの双方に交互に付与されることを特徴とする請求項10記載の毛髪形状の処理装置。
  12. 前記毛髪に所望の形状を付与する処理装置が、当該毛髪を巻き付けて処理するヘアロッドであることを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載の毛髪形状の処理装置。
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