JP4151250B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関し、詳しくは、記録ヘッドに接続したフレキシブル配線基板上に記録ヘッドのための駆動回路を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙等の記録媒体に記録を行う記録装置として、例えばインクジェットプリンタが知られている。このインクジェットプリンタでは、記録ヘッドを備えた記録ヘッドユニットをキャリッジに搭載して、記録媒体を給紙するプラテンと平行にキャリッジを往復運動して記録を行うように構成されている。また、このインクジェットプリンタの記録ヘッドユニットでは、図18に示すように、フレキシブル配線基板150に搭載したICチップ155により、記録ヘッドの圧電アクチュエータに電圧が印加されるようになっている。
【0003】
フレキシブル配線基板150は、可撓性を有するポリイミド樹脂からなる帯状絶縁体151と、当該帯状絶縁体151上に設けられた複数の導線とから構成されている。帯状絶縁体151は、記録ヘッドの圧電アクチュエータと重ねられて接続されるヘッド接続部151bと、ヘッド接続部151bの短辺側の一端から拡幅して延設された略長方形のICチップ保持部151aと、さらにICチップ保持部151aから延設され、回路基板と接続される接続部151cとからなっている。ICチップ保持部151aの略中心部には、圧電アクチュエータを駆動する駆動電圧を発生するICチップ155が設けられている。
【0004】
ICチップ155は、電源線172およびコモン線173によって供給された電源により駆動され、信号線175から入力された駆動信号に基づいて各噴射ノズルに対応した圧電アクチュエータに出力線174を介して噴射信号を出力する駆動回路を内蔵する。記録ヘッドは、ヘッド接続部151bと対応した外形の2つの長辺に沿って複数の噴射ノズル列を備えている。フレキシブル配線基板150は、記録ヘッドの2つの噴射ノズル列にそれぞれ対応した電源線172、コモン線173、信号線175、出力線174および長辺側の側縁に沿ったコモン線162からなる配線パターンを、フレキシブル配線基板150の長手方向中心線に対して左右対称に有しており、ICチップ155はこれに対応して2組の駆動回路を内蔵している。ヘッド接続部151bには、長辺側両側縁に沿って、出力線174およびコモン線162の端部すなわち端子174a,162aが2つの噴射ノズル列に対応して配置されている。また、コモン線162とコモン線173とは、接続部151cに接続される回路基板内において、相互に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構成では、記録ヘッドの一方の端(図18では上端)のみにおいて圧電アクチュエータ内のコモン電極をコモン線162に接続し、共通電位例えばグランドに接続することができるが、他方の端(図18では下端)は、コモン線162に接続することができない。圧電アクチュエータ内のコモン電極は、その全体に渡って共通に設けられているので、どの出力線174から供給された信号も内部のコモン電極からコモン線162を経てグランドに戻されるが、圧電アクチュエータ内のコモン電極が薄く抵抗値が大きいために、コモン線162に近い側(図18において上側)のコモン電極の部分では、グランド電位に低下するが、コモン線162から遠い側(図18において下側)のコモン電極の部分では、十分にグランド電位に低下しない。このために、噴射ノズル列内において実質印加される電圧が揃わず、噴射特性が均一にならないという問題があった。これは、圧電アクチュエータおよび噴射ノズルなどからなる記録素子を用いない記録装置、例えば、感熱記録装置、ドットインパクト記録装置など、記録素子が複数用いられるものにおいて共通と言える問題である。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の記録素子にほぼ均一に電圧を印加し、均一な記録特性を得ることができる記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明の記録装置では、複数の記録素子を有し、記録媒体に対し記録を行う記録ヘッドと、可撓性を有する帯状絶縁体上に、前記記録ヘッドを駆動する駆動回路と、前記各記録素子の駆動電極の端子に接続する複数の給電線と、前記駆動回路とは接続されない配線であって前記各記録素子のコモン電極の端子を共通電位に接続する共通電位線と、を有するフレキシブル配線板とを備えた記録装置において、前記記録ヘッドは、前記フレキシブル配線板の幅方向の中心において長手方向に沿った中心線と平行で、前記中心線を挟んだ両側に配列された2列の記録素子を位置して備え、前記駆動回路は、前記中心線と平行で前記中心線を挟んだ両側に2組の複数の出力用の端子を備え、前記複数の給電線は、前記各出力用の端子のそれぞれから両側に引き出されて、前記中心線に対して同じ側の前記各記録素子に接続された2つの給電線群をなすとともに、これら2つの給電線群は、前記中心線を含む領域を間に挟んで互いに離間して形成されており、前記共通電位線は、前記中心線と重なりつつ前記駆動回路の下を通りさらに前記2つの給電線群に挟まれた前記領域を通るように前記長手方向に延びた第1の共通電位線と、前記フレキシブル配線基板の幅方向両側部に沿ってそれぞれ延びる第2の共通電位線とからなり、前記2列の記録素子は、その列方向に延びる共通電極を有し、その共通電極の前記列方向における両端のうちの前記駆動回路と離れる側の一端が、前記第1の共通 電位線に接続され、前記一端と反対側の他端は前記第2の共通電位線にそれぞれ接続されていることを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成の記録装置では、フレキシブル配線基板上には、駆動回路の下側を貫通して共通電位線が長手方向に延びているので、駆動回路から遠い側の記録素子に共通電位線を接続することができ、その結果、その記録素子の共通電位線側の端子の電位を十分に共通電位とし、給電線から供給された信号に基づいて所期の記録能力を発揮することができる。
【0009】
【0010】
また、この構成の記録装置では、上記の発明の作用に加えて、共通電極の列方向における両端のうちの駆動回路から遠い側の一端は第1の共通電位線に接続され、その一端と反対側の他端はフレキシブル配線基板の一側に沿って延びる第2の共通電位線に接続されているので、共通電極全体に渡って共通電位の均一化をはかり、複数の記録素子の記録特性をほぼ全体に渡って均一にすることができる。
【0011】
【0012】
また、この構成の記録装置では、上記の発明の作用に加えて、記録ヘッドに記録素子は2列に配置され、両列の共通電極の一端は、フレキシブル配線基板の幅方向中央において長手方向に延びる第1の共通電位線に接続され、両列の共通電極の他端は、幅方向両側部に沿ってそれぞれ延びる第2の共通電位線にそれぞれ接続されているので、2列の記録素子において駆動回路に近い側と遠い側の共通電位をほぼ均一にし、2列の記録素子のほぼ全体に渡って記録特性をほぼ均一にすることができる。
また、請求項2に係る発明の記録装置では、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記各給電線群の配線領域は、前記他端から前記一端に向かうに従って除々に縮幅され、これに対応して、前記第1の共通電位線は、前記他端から前記一端に向かうに従って除々に拡幅されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録装置の一実施の形態について図面に沿って説明する。まず、本発明の記録装置の一実施の形態であるインクジェットプリンタ1の内部構成について、図1を参照して説明する。図1は、インクジェットプリンタ1の内部構造を示す斜視図である。
【0014】
図1に示すように、インクジェットプリンタ1の筐体2の内部には、キャリッジ8が設けられており、キャリッジ8は、ガイドロッド11及びガイド部材12に、各々スライド可能に支持され、ベルト13に固着されて、CRモータ16により駆動されて往復移動される。前記キャリッジ8には、印字等の記録を行うための記録ヘッド19,20(図2参照)を有する記録ヘッドユニット17が取り付けられている。この記録ヘッド19,20は、4色のインク(シアンc、マゼンタm、イエローy、ブラックb)を記録媒体である記録用紙P上に、インク液滴を噴射して記録動作を行うインクジェット式であり、その記録用紙P側に、前記各色のインクを各々噴射するために、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの噴射ノズル群7a〜7d(図2参照)を備えている。
【0015】
また、記録ヘッドユニット17には、各噴射ノズル群7a〜7dに、各色のインクを供給する4つのインクカートリッジ14y,14m,14c,14bが着脱可能に搭載されている。また、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、記録ヘッド19,20と対向する位置には、記録用紙Pを搬送するプラテンローラ10が設けられ、プラテンローラ10は、図示外のLFモータの駆動により回転駆動され、プラテンローラ10の回転によって、記録用紙Pがキャリッジ8の移動方向と直交する方向(図1に示す矢印方向)に搬送されるようになっている。
【0016】
次に、図2及び図3を参照して、記録ヘッドユニット17の構造について説明する。図2及び図3は、記録ヘッドユニット17を、その底部の背面側から見た斜視図である。図2及び図3に示すように、記録ヘッドユニット17は、ヘッドホルダ18と、記録ヘッド19,20と、回路基板21と、ヘッドカバー70と、フレキシブル配線基板24,25と、弾性材27(図16参照)とから構成されており、ヘッドホルダ18に各部材が設けられて構成されている。そして、カバー板兼ヒートシンク26が、フレキシブル配線基板24,25をヘッドホルダ18の反対側で覆って、ヘッドホルダ18に設けられるようになっている。また、ヘッドホルダ18は、図1に示すキャリッジ8に保持され、キャリッジ8と共に往復運動を行うようになっている。
【0017】
また、ヘッドホルダ18は合成樹脂材料で一体成形され、底壁18aと背壁18bと左側壁18c(図4参照)と右側壁18dと前壁18eとから構成され、上面が開放された略箱型形状となっている。前述したインクカートリッジ14y,14m,14c,14bは、この開放部に着脱可能に搭載されるようになっている。また、ヘッドホルダ18の底壁18aの外側面18a1には、ヘッド保持部28(図7参照)が形成されており、ヘッド保持部28には、記録用紙Pに対して記録を行う2個の記録ヘッド19,20が並置して接着固定され、背壁18bの外側面18b1には、記録ヘッド19,20とキャリッジ8との中継基板となる回路基板21が固定されるようになっている。
【0018】
また、記録ヘッド19,20と回路基板21との間は、フレキシブル配線基板24,25で接続されている。本実施の形態では、記録ヘッド19,20にそれぞれ設けられたプレート型圧電アクチュエータ120(図10参照)を駆動する駆動電圧を発生する駆動回路としてICチップが用いられており、フレキシブル配線基板24,25は、それぞれ対応する記録ヘッド19のためのICチップ22,23を、ヘッドホルダ18側でない面に搭載している。
【0019】
そして、図4に示すように、記録ヘッドユニット17は、キャリッジ8に取り付けられて移動できるようになっている。詳細には、ヘッドホルダ18の背壁18bから凸設された突起38a,38bが、キャリッジ8に設けられた貫通孔79にそれぞれ嵌合することで、記録ヘッドユニット17がキャリッジ8に位置決めされ、公知の固定手段により取り付けられる。また、キャリッジ8には、配線基板80が設けられている。配線基板80は、プリンタの筐体2の静止位置に固定された本体側制御基板に図示しないフレキシブル配線基板を介して接続され、そして、配線基板80の接続部80aが、ヘッドホルダ18に設けられた回路基板21上の接点55(図2参照)と接続されて、本体側制御基板からキャリッジ8の配線基板80を介してフレキシブル配線基板24,25上のICチップ22,23へそれぞれ電源や信号が供給されるようになっている。
【0020】
次に図7及び図8を参照して、ヘッドホルダ18の構造について説明する。図7は、ヘッドホルダ18を、その底部の背面側から見た斜視図であり、図8は、ヘッドホルダ18を、その上部の前面側から見た斜視図である。前述のように、ヘッドホルダ18は5つの壁部から構成された略箱型形状であり、図7及び図8に示すように底壁18aと背壁18b及び前壁18eは、共に略長方形形状となっており、前壁18eの高さが、背壁18bの高さの略4分の1となっている。また、左側壁18cと右側壁18dは、共に底壁18aと背壁18bとの交差部側に直角部を持つ略三角形形状となっている。右側壁18dは、その直角部に、所定の角度で切り取られた傾斜面18d1を有している。
【0021】
また、ヘッドホルダ18の底壁18aには、ヘッドホルダ18の上面側の開放部に搭載されるインクカートリッジ14y,14m,14c,14bの、インク放出部(図示外)に接続することができる複数のインク供給通路(図示外)が穿設されている。各インク供給通路は底壁18aを貫通してヘッド保持部28に開口しており、各記録ヘッド19,20の各噴射ノズル群7a〜7dに対応したインク流路に接続している。
【0022】
また、ヘッドホルダ18の背壁18bの外側面18b1には、2つの略長方形のリブ35a,35bが凸設され、そのリブ35a,35bの各々の先端が、回路基板21(図2参照)の裏面に当接するようになっている。外側面18b1には、突起36,37が凸設されている。突起36,37は、その先端部の円柱部36a,37aを回路基板21に穿設された貫通孔21a,21b(図13参照)に挿入して熱圧潰することにより、回路基板21を固定するようになっている。
【0023】
ヘッドホルダ18は、その底壁18aと背壁18bとの交差部近傍の外側面側で、ヒートシンク26を保持するようになっている。即ち、底壁18aの左側壁18c側端部近傍には、右側壁18dの傾斜面18d1近傍部分と略平行に形成されたヒートシンク保持壁40が凸設されている。ヒートシンク保持壁40は、傾斜面18d1と平行な傾斜面を有している。右側壁18dとヒートシンク保持壁40との間はリブ35cによって接続されている。ヒートシンク保持壁40と右側壁18dとの対向面には、段状にヒートシンク当接部40aが形成され、そのヒートシンク当接部40aに連続して、底壁18aの外側面18a1の背壁18b側端部近傍にもヒートシンク当接部48が形成されている。
【0024】
ヒートシンク26は、その外周をそれらヒートシンク当接部40a,48に当接して接着剤等でヘッドホルダ18に対して密閉して固定される。また、ヒートシンク26と後述するヘッドカバー70との間、回路基板21との間にもシール剤71(図6参照)が充填され、記録ヘッド19,20及びフレキシブル配線基板24,25に対してインク等が侵入するのを防止している。回路基板21とリブ35cとの間も必要に応じてシールすることができる。尚、ヒートシンク26は、放熱効果のよいアルミニウム等の金属材料で、板状に製作されている。
【0025】
さらに、背壁18bの、底壁18aとの交差部近傍の外側面、即ちヘッドホルダ18に固定されたヒートシンク26の内部には、後述する弾性材27を載置するための弾性材載置部29が設けられている。弾性材載置部29は、右壁部18dの傾斜面18d1と平行な斜辺を有する複数のリブから構成され、これらリブの斜辺により、弾性材27を接着固定するための傾斜壁面を形成している。
【0026】
次に、図9及び図10を参照して、フレキシブル配線基板24,25の構造について説明する。ここで、図9は、フレキシブル配線基板24,25の平面図であり、図10は、図9のB−B線矢視方向断面図である。図9に示すように、フレキシブル配線基板24は、可撓性を有するポリイミド樹脂からなる帯状絶縁体41と、当該帯状絶縁体41上に設けられた複数の導線とから構成されている。帯状絶縁体41は、記録ヘッド19の圧電アクチュエータ120と重ねられて接続される略長方形のヘッド接続部42と、そのヘッド保持部の一端から拡幅して延設された略長方形のICチップ保持部43と、さらにICチップ保持部43から延設され回路基板21と接続される接続部44とからなっている。また、帯状絶縁体41のICチップ保持部43上には、記録ヘッドに設けられたプレート型圧電アクチュエータ120を駆動する駆動電圧を発生するICチップ22がフリップチップ実装されている。
【0027】
ICチップ22は、電源線50およびその電源のためのコモン線54によって供給された電源により駆動され、信号線51から入力された駆動信号に基づいて噴射ノズル群の各噴射ノズルに対応した出力線53に噴射信号を出力する駆動回路を内蔵する。ICチップ22の下面には、フレキシブル配線基板24の配線パターンと接続するための金バンプ22aが形成されている。フレキシブル配線基板24は、記録ヘッド19の2列の噴射ノズル群7a,7bにそれぞれ対応するようフレキシブル配線基板24の長手方向中心線に対して概ね左右対称に、電源線50、コモン線54、信号線51、出力線53およびその出力線のためのコモン線49,52からなる配線パターンを有している。ICチップ22はこれに対応して2組の駆動回路を内蔵している。尚、コモン線52は、フレキシブル配線基板24のICチップ保持部43の長手方向の両側縁に沿って一対設けられ、コモン線49は、フレキシブル配線基板の長手方向中心線に沿って同基板の一端から他端まで延びている。コモン線49,52は、出力線53と共同して、圧電アクチュエータのための電気信号の供給及び戻り回路を構成するものである。ここで、フレキシブル配線基板24の配線パターンは、スズメッキ付の銅で形成されている。
【0028】
回路基板21との接続部44には、コモン線49,52、電源線50、コモン線54および信号線51の各端部が、複数列の入力端子列をなして配置されている。ICチップ22の下側に対応するフレキシブル配線基板24上には、電源線50に接続された電源端子90、コモン線54に接続された端子91、信号線51に接続された端子51a、出力線53に接続された端子53bが設けられている。図10に示すように、ICチップ22の金バンプ22aを、これらに接触させて、ICチップ22の上面から加熱加圧することにより、フレキシブル配線基板24のパターンとの間で金スズ共晶部22bが形成され、接続される。と共に樹脂22cにより固定される。このとき、フレキシブル配線基板24の中央を通るコモン線49は、ICチップ22の下を通るが、ICチップ22には接続しない。
【0029】
ヘッド接続部42には、長手方向の両側縁に沿って、出力線53の端部すなわち端子53aが列装され、その列の両端にコモン線49,52の端部すなわち端子49a,52aが配置されている。
【0030】
また、フレキシブル配線基板24の接続部44には、コモン線52の他方の端部、電源線50,コモン線54および信号線51の各端部が、複数列の入力端子列45,46,47をなして配置されている。このように複数列に分けたのは、信号線51よりも各入力端子の幅を大きくして、しかもフレキシブル配線基板24全体を所定幅に収めるためである。尚、フレキシブル配線基板25も、フレキシブル配線基板24と同様の構造となっており、ICチップ22と同様のICチップ23を搭載している。
【0031】
回路基板21は、通常の剛性にある絶縁基板によって構成され、図14に示すように一方の面に、フレキシブル配線基板24の複数列の入力端子列45,46,47と対応した複数列の出力端子列61,62,63、フレキシブル配線基板25の複数列の入力端子列45,46,47と対応した複数列の出力端子列64,65,66、他方の面に、キャリッジ上の配線基板80に設けられた接続部80aと接続する接点55(図2参照)、出力端子列61,62,63,64,65,66と接点55とを接続する図示しない配線パターンを有している。尚、フレキシブル配線基板24の入力端子列45の各端子は出力端子列61の端子に、入力端子列46の各端子は出力端子列62の端子に、入力端子列47の各端子は出力端子列63の端子に、フレキシブル配線基板25の入力端子列45の各端子は出力端子列64の端子に、入力端子列46の各端子は出力端子列65の端子に、入力端子列47の各端子は出力端子列66の端子にそれぞれ1対1で接続される。
【0032】
また、図9と図14に示すように、フレキシブル配線基板24,25を回路基板21に固定した状態でそのフレキシブル配線基板が延びる側(すなわちICチップ保持部43側)の端子列46,47およびそれと対向する端子列62,63,65,66の各端子は、平面視において略円形をなし、それと反対側の端子列45およびそれと対向する端子列61の各端子は平面視において略長方形をなしている。さらに、最もICチップ保持部43に近い側の端子列47およびそれと対向する端子列63,66の各端子は、他の列の端子よりも面積が大きく形成されている。これは、フレキシブル配線基板24,25と回路基板21の端子同士を半田付けしたとき、フレキシブル配線基板が回路基板との接続部分から折れ曲がったり、湾曲した状態に配置されたり、組立中に曲げられても、剥がれやすい側の半田付け面積を大きくすることにより、剥がれにくくするためである。
【0033】
回路基板21の端子列62,63,65,66の各端子に対しては、回路基板21を貫通したスルーホール72が設けられ、そのスルーホール72の内面に沿って各端子を構成する導電材料が延びている。スルーホール72は、各端子に対して中心から偏倚して位置する。
【0034】
フレキシブル配線基板24,25を回路基板21に接続するに際して、回路基板21の端子列61,62,63,64,65,66の各端子に対して、あらかじめ半田H(図16参照)が塗布されており、フレキシブル配線基板24,25の端子を回路基板21の端子に対応させ、ヒートバーによりフレキシブル配線基板24,25を回路基板21に対して押圧しながら加熱すると、あらかじめ塗布されていた半田Hが溶解して、対応する端子同士が接続される。このとき、余分な半田Hがスルーホール72に逃げることで、隣接する端子同士がはみ出た半田で短絡することがないようにしている。また、フレキシブル配線基板24,25には、各端子を被覆する位置をさけてソルダーレジストSが形成され、隣接する端子に対して溶解半田が流出または流入しないようにしている。尚、回路基板21において全端子列に渡る範囲には、ソルダーレジストが設けられていない。
【0035】
次に、図11を参照して、記録ヘッド19,20の構造について説明する。尚、記録ヘッド19,20は共に略同一形状を有しているので、ここでは、記録ヘッド19についてのみ説明し、記録ヘッド20の説明は省略する。記録ヘッド19は、本実施の形態ではインクジェット式のものであり、後述するようにインクを収容する圧力室、この圧力室のインクに選択的に圧力を与える圧電素子、圧電素子に電圧を印加する電極、圧力室内のインクを噴射するノズルから1つの記録素子が構成され、複数の記録素子が並べられて一体のものとして構成されている。具体的には、図11に示すように、記録ヘッド19は、略長方形に形成された金属板の積層構造からなるキャビティープレート110の表面に、キャビティープレート110の長手方向と直交する方向に溝が延設されて形成された複数の圧力室116が、キャビティープレート110の長手方向に沿って2列平行に配列されている。そして、キャビティープレート110上に、略長方形の板状に形成されたプレート型圧電アクチュエータ120が、各圧力室116を塞ぐように接着され、プレート型圧電アクチュエータ120の上部には、フレキシブル配線基板24のヘッド接続部42が、プレート型圧電アクチュエータ120に対して重ねて接合されるようになっている。2列の圧力室116は、それぞれ下面の2列の噴射ノズル群7a,7bに連通し、下向きにインクを噴射する。2つの記録ヘッドがそれぞれ2列の圧力室を備えることで、4色のインクの吐出を実現している。
【0036】
図12は、キャビティープレート110からプレート型圧電アクチュエータ120を離した状態を示す分解斜視図であり、図13は、プレート型圧電アクチュエータ120の分解斜視図である。図12及び図13に示すように、プレート型圧電アクチュエータ120は、10枚の圧電シート121〜130を積層した構造に形成されている。また、各圧電シート121〜130の内、圧電シート126,128,130は、全て同じ構造に形成され、各圧電シート126,128,130の上面には、前記キャビティープレート110に設けられた各圧力室116に対応する位置に細幅の駆動電極136が各々形成されている。また、各駆動電極136の端部136aは、各圧電シート126,128,130の側面126a、126b(他の圧電シートも同様)に各々露出するように形成されている。
【0037】
また、圧電シート123,124,125,127,129は、全て同じ構造に形成され、圧電シート123,124,125,127,129の上面には、複数個の圧力室116に対して共通の電極となる帯状のコモン電極135が形成されている。また、各コモン電極135の端部135aは、圧電シート123,124,125,127,128の側面123a、123b(他の圧電シートも同様)に各々露出するように形成されている。
【0038】
さらに、最上段の圧電シート121の上面には、前記各駆動電極136の各々に対する表面電極131と、前記コモン電極135に対する表面電極132とが、圧電シート121の側面121a、121bに沿って並ぶように設けられている。また、プレート型圧電アクチュエータ120における圧電シート121〜130を積層した後、その上面又は下面と直交する左右両側面には、各駆動電極136と表面電極131とを電気的に接続する側面電極133及びコモン電極135と表面電極132とを電気的に接続する側面電極134とが各々形成されている。
【0039】
そして、図9に示すように、フレキシブル配線基板24のヘッド接続部42は、記録ヘッド19の圧電アクチュエータ120の上面に重ねられ、圧電アクチュエータ120の各表面電極131にヘッド接続部42の各出力線の端子53aが、また表面電極132にコモン線49,52の端子49a,52aがそれぞれ1対1に対応して半田付け接続される。フレキシブル配線基板25も記録ヘッド20の圧電アクチュエータ120に同様に接続される。
【0040】
記録ヘッドが動作可能状態にあるとき、コモン線49,52,54は共通電位の部位例えば回路基板21内にてグランドに接続されている。記録データにしたがって任意の出力線53に信号が出力されると、それに接続された駆動電極136とコモン電極135との間の圧電シートの部分に歪みが生じて、それに対応する圧力室116内のインクに圧力が加えられ、噴射ノズルからインクが噴射される。このとき、コモン電極135の電位がグランドに落ちていれば、駆動電極136とコモン電極135との間の圧電シートの部分には所期の電圧が印加され、圧電シートに所期の変位量を生じることができる。しかし、圧電シート間にあるコモン電極135は、非常に薄く抵抗値が高いため、コモン線52の端子52aから遠い側の駆動電極136と対向するコモン電極135の部分では、電位が十分にグランドに落ちていないことがある。この結果、圧電シートに印加する電圧が低下し、所期のインク噴射量が得られないことが生じる。
【0041】
上記実施の形態のように、コモン電極135の両端の表面電極132、132をコモン線49,52にそれぞれ接続することで、コモン電極135の全体においてほぼ均一にグランドに落とすことができる。その結果、どの圧力室116に対応する圧電シートにもほぼ均一に電圧を印加することができ、すべての噴射ノズルにおいて、ほぼ均一な噴射特性を得ることができるようになった。
【0042】
また、各記録ヘッド19,20に対してフレキシブル配線基板24,25を独立して設け、それぞれに対してICチップ22,23を設けているので、各フレキシブル配線基板24,25の長辺側両側縁にそれぞれコモン線52を配置し、各記録ヘッド19,20の4列の噴射ノズル群に対応するコモン電極に対する表面電極132をそれぞれコモン線52、回路基板21の配線パターンのうちのコモン線をとおして共通電位、即ちグランドに接続することができる。仮に、フレキシブル配線基板24,25を1枚の絶縁基板で構成し、1つのICチップを4列の噴射ノズル群に対して共通に使用した場合、4列のうちの内側の2列噴射ノズル群に対するコモン線52を回路基板21に直接接続することができず、十分な共通電位とすることができない。上記のように構成することで、各記録ヘッド19,20の各表面電極132を容易に回路基板に接続し、コモン電極を十分な共通電位とすることができる。
【0043】
さらに、図2及び図6に示すように、回路基板21の接点55が設けられた面には、板バネ95が設けられている。板バネ95は、ヒートシンク26に当接し、回路基板21上の配線パターンの内のコモン線を通してグランドに接続している。
【0044】
図15は、記録ヘッド19,20、フレキシブル配線基板24,25、回路基板21を上記のように接続した状態を示すものであり、図17は、これをヘッドホルダ18に組み付ける状態を示す。記録ヘッド19,20は、ヘッドカバー70の開口70b,70cから噴射ノズル群7a〜7dが露出するようにヘッドカバー70が被せつけられ、ヘッドホルダ18のヘッド保持部28に接着剤により接着固定される。回路基板21は、前述のように背壁の18bの突起36,37に固定される。
【0045】
このとき、弾性材載置部29に、ゴムあるいは樹脂材料等からなる弾性材27があらかじめ接着固定されており、フレキシブル配線基板24,25は、ICチップを搭載した部分がその弾性材27の傾斜面に沿って配置され、その部分の両側でそれぞれ円弧に湾曲しながら全体として鈍角に曲げられて、記録ヘッド19,20の位置する底壁18aから背壁18bの回路基板21に渡って位置する。したがって、フレキシブル配線基板24,25は曲折部分において、大きな力が作用することがないので、その上の導線を損傷することがない。
【0046】
ヒートシンク16は、フレキシブル配線基板24,25を覆って、前述のようにその外周部分が側壁18d、ヒートシンク保持壁40等に接着剤により接着固定される。このとき、ヒートシンク26はその内面をICチップ22,23に当接し、弾性材27を圧縮させる。つまり、弾性材27により、ICチップ22,23がヒートシンク26に熱伝導可能に押しつけられる。これにより、ICチップ22,23をヒートシンク26に接着剤等で接着する必要がなく、また、発熱によりICチップ22,23とヒートシンク26との間に応力を発生することもなく、効果的にICチップ22,23の熱を放出させることができる。また、ヒートシンク26は、板バネ95で回路基板21を介してグランドに接続されているので、静電気も放出することができ、静電気によりICチップ22,23が破壊するのを防止することができる。
【0047】
ヒートシンク16を上記のように固定した状態において、回路基板21の接点55は、ヒートシンク26に覆われず、外部に露出している。ヘッドホルダ18をキャリッジ8に取り付けたとき、回路基板21の接点55はキャリッジ側の接続部80aに接触し、配線基板80およびフレキシブル配線基板を介して本体側制御基板に接続される。尚、回路基板21を設けずに、フレキシブル配線基板24,25の端子列45,46,47を直接外部に露出させて、キャリッジ側の基板等に接触させることもできる。本発明は、インクジェット式の記録装置に限らず、感熱式、ワイヤインパクト式等各種の記録装置に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、請求項1に係る発明の記録装置では、フレキシブル配線基板上には、駆動回路の下側を貫通して共通電位線が長手方向に延びているので、駆動回路から遠い側の記録素子に共通電位線を接続することができ、その結果、その記録素子の共通電位線側の端子の電位を十分に共通電位とし、給電線から供給された信号に基づいて所期の記録能力を発揮することができる。
【0049】
また、上記の発明の効果に加えて、共通電極の列方向における両端のうちの駆動回路から遠い側の一端は第1の共通電位線に接続され、その一端とは反対側の他端はフレキシブル配線基板の一側に沿って延びる第2の共通電位線に接続されているので、共通電極全体に渡って共通電位をほぼ均一にし、複数の記録素子の記録特性をほぼ均一にすることができる。
【0050】
また、上記の発明の効果に加えて、記録ヘッドに記録素子は2列に配置され、両列の共通電極の一端は、フレキシブル配線基板の幅方向中央において長手方向に延びる第1の共通電位線に接続され、両列の共通電極の他端は、幅方向両側部に沿ってそれぞれ延びる第2の共通電位線にそれぞれ接続されているので、2列の記録素子において駆動回路に近い側と遠い側の共通電位をほぼ均一にし、2列の記録素子のほぼ全体に渡って記録特性をほぼ均一にすることができる。
また、請求項2に係る発明では、請求項1に記載の発明の効果に加え、各給電線群の配線領域が駆動回路から遠い側ほど除々に縮幅になり、これに対応して第1共通電位線は駆動回路から遠い側ほど除々に拡幅するように構成しているため、共通電位をより一層均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、インクジェットプリンタ1の内部構造を示す斜視図である。
【図2】 図2は、記録ヘッドユニット17をその底部の背面側から見た斜視図である。
【図3】 図3は、記録ヘッドユニット17をその底部の背面側から見た斜視図である。
【図4】 図4は、記録ヘッドユニット17とキャリッジ8との接続状態を示す側面図である。
【図5】 図5は、記録ヘッドユニット17をその上面側から見た平面図である。
【図6】 図6は、図5のA−A線矢視方向断面図である。
【図7】 図7は、ヘッドホルダ18をその底部の背面側から見た斜視図である。
【図8】 図8は、ヘッドホルダ18をその上部の前面側から見た斜視図である。
【図9】 図9は、フレキシブル配線基板24,25及び記録ヘッド19,20を示す平面図である。
【図10】 図10は、図9のB−B線矢視方向断面図である。
【図11】 図11は、記録ヘッド19の分解斜視図である。
【図12】 図12は、キャビティープレート110からプレート型圧電アクチュエータ120を離した状態を示す分解斜視図である。
【図13】 図13は、プレート型圧電アクチュエータ120の分解斜視図である。
【図14】 図14は、回路基板21の平面図である。
【図15】 図15は、回路基板21と接続したフレキシブル配線基板24,25を曲折させた状態を示す斜視図である。
【図16】 図16は、図15のC−C線矢視方向断面図である。
【図17】 図17は、ヘッドホルダ18に、フレキシブル配線基板24,25と回路基板21と記録ヘッド19,20とを取り付ける状態を示す斜視図である。
【図18】 図18は、従来のフレキシブル配線基板150を示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 筐体
8 キャリッジ
10 プラテンローラ
11 ガイドロッド
12 ガイド部材
13 ベルト
14c,14m,14y,14b インクカートリッジ
15 ノズル面
16 CRモータ
17 記録ヘッドユニット
18 ヘッドホルダ
19,20 記録ヘッド
21 回路基板
22,23 ICチップ
24,25 フレキシブル配線基板
26 ヒートシンク
27 弾性材
45,46,47 入力端子列
49 コモン線
50 電源線
51 信号線
52 コモン線
53 出力線
54 コモン線
61,62,63,64,65,66 端子列
80 配線基板
80a 接続部
95 板バネ
H 半田
S ソルダーレジスト

Claims (2)

  1. 複数の記録素子を有し、記録媒体に対し記録を行う記録ヘッドと、
    可撓性を有する帯状絶縁体上に、前記記録ヘッドを駆動する駆動回路と、前記各記録素子の駆動電極の端子に接続する複数の給電線と、前記駆動回路とは接続されない配線であって前記各記録素子のコモン電極の端子を共通電位に接続する共通電位線と、を有するフレキシブル配線板とを備えた記録装置において、
    前記記録ヘッドは、前記フレキシブル配線板の幅方向の中心において長手方向に沿った中心線と平行で、前記中心線を挟んだ両側に配列された2列の記録素子を位置して備え、
    前記駆動回路は、前記中心線と平行で前記中心線を挟んだ両側に2組の複数の出力用の端子を備え、
    前記複数の給電線は、前記各出力用の端子のそれぞれから両側に引き出されて、前記中心線に対して同じ側の前記各記録素子に接続された2つの給電線群をなすとともに、これら2つの給電線群は、前記中心線を含む領域を間に挟んで互いに離間して形成されており、
    前記共通電位線は、前記中心線と重なりつつ前記駆動回路の下を通りさらに前記2つの給電線群に挟まれた前記領域を通るように前記長手方向に延びた第1の共通電位線と、前記フレキシブル配線基板の幅方向両側部に沿ってそれぞれ延びる第2の共通電位線とからなり、
    前記2列の記録素子は、その列方向に延びる共通電極を有し、その共通電極の前記列方向における両端のうちの前記駆動回路と離れる側の一端が、前記第1の共通電位線に接続され、前記一端と反対側の他端は前記第2の共通電位線にそれぞれ接続されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記各給電線群の配線領域は、前記他端から前記一端に向かうに従って除々に縮幅され、これに対応して、前記第1の共通電位線は、前記他端から前記一端に向かうに従って除々に拡幅されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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