JP2000062162A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JP2000062162A
JP2000062162A JP23472098A JP23472098A JP2000062162A JP 2000062162 A JP2000062162 A JP 2000062162A JP 23472098 A JP23472098 A JP 23472098A JP 23472098 A JP23472098 A JP 23472098A JP 2000062162 A JP2000062162 A JP 2000062162A
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JP
Japan
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input
drive
signal pattern
pads
recording head
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JP23472098A
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Takakazu Fukano
孝和 深野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 系列毎に異なる駆動波形を用いて各ノズル開
口から吐出されるインク滴の重量の最適化を図ることの
できるインクジェット式記録ヘッドを提供すること。 【解決手段】 インクジェット式の記録ヘッド10にお
いて、駆動IC21は、、TAB用のフレキシブル基板
200に形成されている出力信号パターン23と接続す
る出力パッド211をノズル開口の数と同数備えている
とともに、フレキシブル基板200上の入力信号パター
ン22に接続する入力パッド212もノズル開口の数と
同数備えている。従って、入力信号パターン22と入力
パッド212との接続の組合せによって、ノズル開口に
対応する各圧電振動子17のそれぞれに最適な駆動信号
COM1〜COM4を印加することができるので、イン
ク滴の重量の最適化を容易に図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾ圧電素子
(圧電振動子)などの圧力発生素子を用いたインクジェ
ット式記録ヘッドに関するものである。さらに詳しく
は、圧力発生素子に対する駆動技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタなどのインクジ
ェット記録装置に用いる記録ヘッドでは、図20に示す
ように、圧電振動子17を用いたアクチュエータ30
と、このアクチュエータ30に形成されているノズル開
口のうち、いずれのノズル開口からインク滴の吐出を行
うかを駆動信号COMの給断によって制御するスイッチ
素子16を備えるノズル選択回路内蔵の駆動IC21
と、この駆動IC21とアクチュエータ30とを回路的
に接続するフレキシブル基板200とが用いられてい
る。フレキシブル基板200には、圧電振動子17に駆
動信号COMを印加するためにIC実装領域から延びる
複数の出力信号パターン23、外部から駆動信号COM
が入力される入力端子29、この入力端子29からIC
実装領域まで延びる入力信号パターン22などが形成さ
れている。
【0003】従って、フレキシブル基板200のIC実
装領域に駆動IC21を実装すると、図21に示す駆動
IC21の入力パッド212は入力信号パターン22に
接続し、ノズル列の1列当たりたとえば32個、形成さ
れた4列分の出力パッド211(図21には、1列当た
り32個の出力パッド211のうち、各列の両端の出力
パッド211のみ図示してある。)の各々には出力信号
パターン23に接続する。ここで、入力パッド212は
駆動IC21に複数形成され、これらの入力パッド21
2同士は駆動IC内の共通配線290によって電気的に
接続している。
【0004】このように構成したインクジェット式の記
録ヘッドにおいて、ノズル開口111は複数の列に形成
され、たとえば列毎に異なる色のインクを吐出するよう
に構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録ヘ
ッドにおいては、アクチュエータ30の構造的な差、あ
るいはインクの色毎の物性の差などに起因して、ノズル
列毎にインクの吐出特性が異なることがある。その結
果、図23に示すように、第1列目および第4列目のノ
ズル開口111からはそれぞれ、目論見通りのインク重
量IW のドットを形成できるが、第2列目および第3列
目のノズル開口111からは、目論見からはずれたイン
ク重量1.17×IW 、0.83×IW のドットが形成
されてしまうという問題点がある。
【0006】このような場合には、各ノズル列毎に駆動
信号COMの波形を変えれば、吐出特性の調整を行うこ
とができる。しかし、従来の駆動IC21では、入力パ
ッド212同士が駆動IC21内の共通配線290によ
って電気的に接続しているため、特定のノズル列に、他
と異なる波形の駆動信号COMを印加することは不可能
である。それ故、従来の記録ヘッドでは、ノズル開口か
ら吐出されるインク滴の重量の最適化を図るのにソフト
面あるいはハード面で手間のかかる調整を行う必要があ
る。
【0007】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
系列毎に異なる駆動波形を用いて各ノズル開口から吐出
されるインク滴の重量の最適化を図ることのできるイン
クジェット式記録ヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット式記録ヘッドでは、ノ
ズル開口に連通する複数の圧力発生室、および該圧力発
生室を収縮させることにより前記ノズル開口からインク
滴を吐出させる複数の圧力発生素子を備えるアクチュエ
ータと、前記圧力発生素子に駆動信号を印加するために
IC実装領域から延びる複数の出力信号パターン、外部
から複数系列の駆動信号が系列毎に入力される複数の入
力端子、該入力端子から前記IC実装領域まで延びる複
数の入力信号パターンを備えるフレキシブル基板と、該
フレキシブル基板の前記IC実装領域に実装されたノズ
ル選択回路内蔵の駆動ICとを有し、前記駆動ICは、
前記出力信号パターンと接続する出力パッドを前記ノズ
ル開口の数と同数備えているとともに、前記入力信号パ
ターンに接続する入力パッドを前記ノズル開口の数と同
数備えていることを特徴とする。
【0009】本発明では、駆動IC内で入力パッド同士
を共通配線で接続するのを止めて、ノズル開口の数と同
数の入力パッドを形成し、これらの入力パッドと入力信
号パターンとを所定の組合せにより接続する構成を採用
している。従って、ノズル開口毎に対応する各圧電信号
子のそれぞれに最適な駆動信号を印加することができる
ので、ノズル列毎にインク滴の重量が異なるなどの不具
合を防止することができるなど、インク滴重量の最適化
を容易に図ることができる。
【0010】本発明において、前記駆動ICは、前記入
力パッドを前記ノズル開口の数よりも多く備えていると
ともに、該過剰の入力パッドのうち、前記ノズル開口の
数と同数の入力パッドが前記入力信号パターンに接続し
ていることが好ましい。このように、駆動ICに対して
予め、過剰の入力パッドを形成しておき、そのうちの一
部を入力信号パターンと接続するようにすると、入力信
号パターンを系列毎に入力パッドと配線接続する際に入
力信号パターンを複雑に引き回す必要がないという利点
がある。
【0011】本発明において、前記駆動ICは、前記入
力パッドを前記ノズル開口の数の整数倍の数を備えてい
るとともに、該過剰の入力パッドのうち、前記ノズル開
口の数と同数の入力パッドが前記入力信号パターンに接
続していることが好ましい。このように、駆動ICに対
して予め、ノズル開口の数の整数倍の数の入力パッドを
形成しておき、そのうちの一部を入力信号パターンと接
続するようにした場合も、入力信号パターンを系列毎に
入力パッドと配線接続する際に入力信号パターンを複雑
に引き回す必要がないという利点がある。
【0012】本発明は、前記過剰の入力パッドのうち、
前記入力信号パターンと接続していない入力パッドの表
面については絶縁膜で覆っておくことが好ましい。この
ように構成すると、入力信号パターンとの接続に用いな
い入力パッドの真上に入力信号パターンを通すことがで
きるので、入力信号パターンを系列毎に入力パッドと配
線接続する際に入力信号パターンを複雑に引き回す必要
がないという利点がある。
【0013】本発明において、前記フレキシブブル基板
は、たとえば、前記IC実装領域がデバイスホールとし
て形成されたTAB用基板であり、該デバイスホールに
対して前記出力信号パターンおよび前記入力信号パター
ンが部分的に張り出して前記駆動ICの前記出力パッド
および前記入力パッドにそれぞれ接続している。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たインクジェット記録装置を説明する。
【0015】(全体構成)図1は、インクジェット記録
装置の要部を示す斜視図である。
【0016】図1に示すように、このインクジェット記
録装置100では、キャリッジ111がタイミングベル
ト112を介してパルスモータ113に接続され、ガイ
ド部材114に案内されて記録用紙115の紙幅方向に
往復動するように構成されている。キャリッジ111は
記録用紙115と対向する面、この図に示す例では下面
にインクジェット式の記録ヘッド10が取り付けられて
いる。記録ヘッド10はキャリッジ111の上部に載置
されているインクカートリッジ117からインクの補給
を受けてキャリッジ111の移動に合わせて記録用紙1
15にインク滴を吐出してドットを形成し、記録用紙1
15に画像や文字を印刷する。
【0017】また、インクジェット記録装置100の非
印刷領域には、キャッピング装置118が構成され、休
止中に記録ヘッド10のノズル開口を封止する一方、印
刷動作中に行われるフラッシング動作による記録ヘッド
10からのインク滴を受ける。さらに、キャッピング装
置118の近傍にはクリーニング装置119が配置さ
れ、このクリーニング装置119では、記録ヘッド10
の表面をブレードなどでワイピングすることにより、そ
こに付着したインク滓や紙粉を拭き取るように構成され
ている。
【0018】図2は、本形態のインクジェット記録装置
の機能ブロック図である。
【0019】図2において、インクジェット記録装置1
00は、プリントコントローラ1とプリントエンジン2
とから構成されている。プリントコントローラ1は、ホ
ストコンピュータ(図示せず。)などからの多値階層情
報を含む記録データなどを受信するインターフェース3
と、多値階層情報を含む記録データなどの各種データの
記憶を行うRAM4と、各種データ処理を行うためのル
ーチンなどを記憶したROM5と、CPUなどからなる
制御部6と、発振回路7と、記録ヘッド10への駆動信
号を発生させる駆動信号発生回路8と、この駆動信号発
生回路8で駆動信号を発生させるための電源を生成する
電源生成部80と、ドットパターンデータに展開された
印字データおよび駆動信号をプリントエンジン2に送信
するためのインターフェース9とを備えている。
【0020】ホストコンピュータなどから送られた多値
階層情報を含む記録データはインターフェース3を介し
て記録装置内部の受信バッファ4Aに保持される。受信
バッファ4Aに保持された記録データは、コマンド解析
が行われてから中間バッファ4Bへ送られる。中間バッ
ファ4B内では、制御部6によって中間コードに変換さ
れた中間形式としての記録データが保持され、各文字の
印字位置、修飾の種類、大きさ、フォントのアドレスな
どが付加される処理が制御部6によって実行される。次
に、制御部6は、中間バッファ4B内の記録データを解
析し、後述するように階層データをデコード化した後の
2値化されたドットパターンデータを出力バッファ4C
に展開し、記憶させる。
【0021】記録ヘッド10の1スキャン分に相当する
ドットパターンデータが得られると、このドットパター
ンデータは、インターフェース9を介して記録ヘッド1
0にシリアル転送される。出力バッファ4Cから1スキ
ャン分に相当するドットパターンデータが出力される
と、中間バッファ4Bの内容が消去されて、次の中間コ
ード変換が行われる。ここで、ドットパターンデータに
展開された印字データは、後述するように、各ノズル毎
の階調データとして、たとえば2ビットで構成される。
【0022】プリントエンジン2は、記録ヘッド10
と、紙送り機構11と、キャリッジ機構12とを備えて
いる。紙送り機構11は、紙送りモータおよび紙送りロ
ーラなどからなり、記録紙などの記録媒体を順次送り出
して副走査を行うものである。キャリッジ機構12は、
図1を参照して説明したように、記録ヘッド10を搭載
するキャリッジ111と、このキャリッジ11をタイミ
ングベルト112を介して走行させるパルスモータ11
3などからなり、記録ヘッド10を主走査させるもので
ある。
【0023】記録ヘッド10は、副走査方向に複数のノ
ズルを有し、所定のタイミングで各ノズルからインク滴
を吐出させるものである。記録ヘッド10において、ド
ットパターンデータに展開された印字データはSI、発
振回路7からのクロック信号(CLK)に同期して、イ
ンターフェース9からシフトレジスタ13にシリアル転
送される。このシリアル転送された印字データSIは、
一旦、ラッチ回路14によってラッチされる。ラッチさ
れた印字データSIは、電圧増幅器であるレベルシフタ
15によって、スイッチ回路16を駆動できる電圧、た
とえば数十ボルト程度の所定の電圧にまで昇圧される。
所定の電圧まで昇圧された印字データはスイッチ回路1
6に与えられる。スイッチ回路16の入力側には、駆動
信号発生回路8からの駆動信号(COM)が印加されて
おり、スイッチ回路16の出力側には、圧力発生素子と
しての圧電振動子17が接続されている。
【0024】ここで、印字データSIは、スイッチ回路
16の動作を制御する。たとえば、スイッチ回路16に
加わる印字データが「1」である期間中は、駆動信号が
圧電振動子17に印加され、この信号に応じて圧電振動
子17は伸縮を行う。一方、スイッチ回路16に加わる
印字データが「0」である期間中は、圧電振動子17へ
の駆動信号の供給が遮断される。
【0025】記録ヘッド10の構成を具体的に示したの
が図3である。図2中のシフトレジスタ回路13、ラッ
チ回路14、レベルシフタ15、スイッチ回路16およ
び圧電振動子17は、各々記録ヘッド10の各ノズルに
対応した素子13A〜13N、14A〜14N、15A
〜15N、16A〜16N、17A〜17Nから構成さ
れている。印字データは、(10)、(11)等のごと
く、各ノズル毎に、2ビットデータで構成されている。
そして、全てのノズルについての各桁のビットデータが
一記録周期内にシフトレジスタ13A〜13Nにシリア
ル転送される。そして、アナログスイッチとして構成さ
れる各スイッチ素子16A〜16Nに加わるビットデー
タが「1」の場合は、駆動信号COMが圧電振動子17
A〜17Nに直接印加され、各圧電振動子17A〜17
Nは駆動信号の信号波形に応じて変位する。逆に、各ス
イッチ素子16A〜16Nに加わるビットデータが
「0」の場合は、各圧電振動子17A〜17Nへの駆動
信号が遮断され、各圧電振動子17A〜17Nは直前の
電荷を保持する。
【0026】(記録ヘッドの構成)図4は、インクジェ
ット式の記録ヘッドの斜視図である。図4に示すよう
に、記録ヘッド10は、ノズルプレート281、リザー
ブプレート282およびアクチュエータ30を備えるヘ
ッドチップ110と、TAB用のフレキシブル基板20
0とを有し、このフレキシブル基板200のデバイスホ
ール201(IC実装領域)には、アクチュエータ30
への駆動信号の印加を制御するノズル選択回路内蔵の駆
動IC21(トランスミッションゲートIC)が搭載さ
れている。
【0027】本形態では、ヘッドチップ110には2つ
のアクチュエータ30が設けられ、1つのアクチュエー
タ30がノズルプレート11に設けられた2列のノズル
開口111(図5参照。)に対応している。従って、ノ
ズルプレート281の下面には4列のノズル開口111
が形成されているので、各列のノズル開口111から吐
出されるインクの色を別々とすれば、4色インクの記録
ヘッド10とすることができる。
【0028】フレキシブル基板200には、ベースフィ
ルム202の中央部に搭載された駆動IC21に信号を
入力する入力信号パターン22と、駆動IC21からの
駆動信号を出力する出力信号パターン23とが導体パタ
ーンにより形成され、導体パターンの表面にはレジスト
26(図5参照。)が塗布されている。フレキシブル基
板200の端部はアクチュエータ30の数に対応して2
分割され、分割された部分の両端には、ノズル開口11
に対応するセグメント端子241〜244が形成されて
いる。駆動IC21からの駆動信号は、それぞれ個別に
形成された出力信号パターン23によりセグメント端子
241〜244に供給される。セグメント端子241〜
244のうち、両端のセグメント端子241、244の
一端には、外部に接地接続された接地ラインとしてのG
NDライン251、252が形成され、隣接するセグメ
ント端子242、243の間の一方の端部にはGNDラ
イン255、256が形成されている。
【0029】アクチュエータ30の表面にはセグメント
端子241〜244とはんだ付け等により接続するため
のセグメント端子電極371〜374と、セグメント端
子電極371〜374を挟んでコの字形状に形成された
コモン端子電極381〜384とからなる4つの端子電
極が形成されている。コモン端子電極381の一端は、
外部と接地接続されたGNDライン251と導通し、他
端はGNDライン255と導通するように形成されてい
る。また、コモン端子電極382の一端はGNDライン
253と導通し、他端はGNDライン255と導通する
ように形成されている。他のコモン端子電極383〜3
84も同様にGNDラインと導通している。すなわち、
フレキシブル基板200上の各GNDラインはアクチュ
エータ上の各コモン端子電極381〜384を介して相
互に接続されている。従って、アクチュエータ30の数
が増えた場合でも、アクチュエータ30上のコモン端子
電極を外部と接地接続されたGNDライン251、25
2と導通させることができる。
【0030】本形態では、コモン端子電極381〜38
4のコの字形状の2つの横棒に相当する部分のうち、駆
動IC21に近い方の端部は他方の端部よりも幅が広く
形成され、かつ、幅方向に3分割されている。従って、
記録ヘッド10の小型化のためにフレキシブル基板20
0をセグメント端子241〜244と駆動IC21との
間で折り曲げて組み付ける場合に、フレキシブル基板2
00の曲げ応力によってGNDラインとコモン端子電極
との接続のうち1つが剥がれた場合でも、他の2つの部
分により導通を維持することができる。また、コモン端
子電極381〜384は、分割されている分、熱容量が
小さいので、はんだ付けによる接合が容易である。
【0031】図5、図6および図7はそれぞれ、本形態
のインクジェット式記録ヘッド10のセグメント端子電
極部分の断面図、ヘッドチップ110のコモン端子電極
部分の断面図、およびアクチュエータ30の表面に形成
されるパターンを示す斜視図である。
【0032】これらの図において、ヘッドチップ110
は、インクを吐出するためのノズル開口111が形成さ
れているノズルプレート281と、共通のインク室とし
てのリザーバ283が形成されるリザーバプレート28
2とを熱溶着フィルム等により接着し、その上にアクチ
ュエータ30を接着して形成される。
【0033】アクチュエータ30は、リザーバ283お
よび各ノズル開口111とを連通する複数の圧力発生室
32を形成する圧力発生室形成部材31と、圧力発生室
32の一方の面を封止する振動板33とをセラッミック
材料により一体に焼成したものであり、振動板33の表
面には、圧電振動子17の一方の極としての下部電極3
4、圧電振動片35、他方の極としての上部電極36、
および端子電極371、372、381、382のパタ
ーンが形成されている。このアクチュエータ30におい
て、図示しないインクタンクからリザーバ283内に導
入されたインクはインク供給穴330を通って各圧力発
生室32へ供給される。
【0034】端子電極は、アクチュエータ30の両外側
に列状に複数並設されたセグメント端子電極371、3
72と、セグメント端子電極371、372を挟んでコ
の字形状に形成されたコモン端子電極381、382と
からなり、銀(Ag)により10μm〜20μmの厚さ
で形成される。
【0035】上部電極36は、圧電振動片35の一方の
極として金(Au)により0.1μm〜1μmの厚さで
形成され、各セグメント端子電極371、372に対し
て並設されている。圧電振動片35は、5μm〜10μ
mの厚さで形成されている。下部電極34は圧電振動片
35の極として白金(Pt)により1μm〜5μmの厚
さで形成され、各セグメント電極371、372に対応
して並設され、それぞれがコモン端子電極381、38
2と導通している。下部電極35はセグメント端子電極
371、372の一端から他端に渡ってコモン端子電極
381、382と導通しているため、セグメント端子電
極の一端のみでGNDラインと導通する場合と比べて、
GNDラインから下部電極34までの抵抗が小さくな
り、下部電極34の電位が変化することを防ぐことがで
きる。また、下部電極34と導通しないダミーの下部電
極341が、圧電振動片35と振動板35との接合強度
を確保するために下部電極34と同時に形成されてい
る。
【0036】再び図4において、記録ヘッド10を用い
て印刷を行うときは、外部からの入力信号に応じて駆動
IC21から出力された駆動信号が、出力信号パターン
23、セグメント端子241〜244を経てセグメント
端子電極371〜374に印加される。ここで、上部電
極36はセグメント端子電極371〜374と導通し、
下部電極34はコモン端子電極381〜384を介して
GNDラインに接続されているため、圧電振動片35を
挟む上部電極35と下部電極34とに電位差が生じる。
その結果、圧電振動片35が変位し、振動板33を振動
させる。それ故、図8に示すように、圧力発生室32内
のインクが加圧されてノズル開口111からインク滴が
吐出される。
【0037】(駆動パルスの説明)このようにしてイン
ク滴を吐出するための駆動信号を、図9(A)、(B)
を参照して説明する。図9(A)、(B)はそれぞれ、
駆動パルスの波形図、およびノズル開口におけるインク
のメニスカスの動きを示す説明図である。
【0038】図9(A)に示すように、駆動信号COM
では、1繰り返し周期において、期間t1 においてその
電圧値が中間電位Vmからグランド電位GNDまで一定
の勾配で下降した後、期間t2 においてこのグランド電
位GNDを所定時間だけ維持する。次に、期間t3 にお
いて駆動信号COMは最高電位VP1まで一定の勾配で
上昇し、この最高電位VP1を期間t4 において維持す
る。
【0039】従って、図5および図6に示す記録ヘッド
10において、駆動信号COMが中間電位Vmからグラ
ンド電位GNDまで下降すると圧電振動子17が圧力発
生室32の容積を膨張させて圧力発生室113に負圧が
生じ(立ち下がり時間t1 )、この状態が維持されてい
る間に圧力発生室32にインクが流入し(ホールド時間
2 )、しかる後に、グランド電位GNDから最高電位
VP1まで上昇すると、圧電振動子17が圧力発生室3
2の容積を収縮する方向に撓んで圧力発生室32に正圧
が発生する。その結果、ノズル開口111からインク滴
が吐出される(立ち上がり時間t3 )。この間、インク
のメニスカスは、図9(B)に示すように変位し、立ち
上がり時間t3 においてノズル開口111から吐出され
ることになる。なお、インク滴を吐出した後も、インク
のメニスカスは振動しているので、インク滴を吐出した
後、期間t5 において駆動信号COMは中間電位Vmに
下降し、中間電位Vmに保持される(ホールド時間
6 )。
【0040】このような駆動信号COMについては、そ
の波形を変えると、インク滴の重量を変えることができ
る。すなわち、図10(A)に示すように、駆動波形C
OMにおいて最高電位VP1であったものを、図10
(B)に示すように、最高電位を電位VP2まで下げる
と、インク滴の重量を減らすことができ、図10(C)
に示すように、最高電位を電位VP3まで下げると、イ
ンク滴の重量を増やすことができる。それ故、ノズル開
口111の列毎でインク滴の重量に差がある場合に、イ
ンク滴の重量が多すぎるノズル列については、図10
(B)に示す波形の駆動信号COMを印加し、インク滴
の重量が少なすぎるノズル列については、図10(C)
に示す波形の駆動信号COMを印加するなど、系列毎に
駆動波形を変えれば、図11に示すように、第1列から
第4列のノズル列においてインク滴の重量をIW に揃
え、ドット径を等しくすることができることができる。
【0041】[実施の形態1]このようにノズル列毎に
駆動条件を変えてインクの吐出条件を最適化すること
は、図12に示す回路構成により実現できる。図12に
示す例は、ノズル群を4系列で駆動する場合であり、4
つの駆動信号発生回路81〜84が構成されている。こ
れら4つの駆動信号発生回路81〜84からそれぞれ出
力される各駆動信号COM1〜COM4はいずれも、ス
イッチ素子16を備えるノズル選択回路内蔵のトランス
ミッションゲートICとしての駆動IC21に入力され
る。この駆動IC21では、各駆動信号COM1〜CO
M4が対応するスイッチ素子16に入力され、かつ、こ
の系列毎のスイッチ素子17は、それぞれ対応する駆動
信号COM1〜COM4を、同一の系列に属する圧電振
動子17に印加する。従って、各系列の圧電振動子17
には最適な駆動信号COM1〜COM4が印加されるこ
とになる。
【0042】このような回路構成を実現するために、本
形態では、図13および図14に示す駆動IC21およ
びフレキシブル基板200を用いる。なお、図13に
は、4系列分の入力パッドおよび出力パッドが形成され
ているが、各系列の両端に位置する入力パッドおよび出
力パッドのみを図示してある。
【0043】図13および図14はそれぞれ、本形態の
インクジェット式の記録ヘッド10に用いた駆動IC2
1におけるパッドの配置を示す平面図、およびこの駆動
IC21がTAB実装されるフレキシブル基板200の
平面図である。
【0044】図13および図14に示すように、駆動I
C21には、フレキシブル基板200側の出力信号パタ
ーン23と接続する出力パッド211がノズル開口11
1の数と同じく1系列当たり32個、形成されている。
また、駆動IC21には、入力信号パターン22に接続
する入力パッド212も、ノズル開口111の数と同じ
く1系列当たり32個、形成されている。但し、従来の
駆動ICと違って、入力パッド212同士は駆動IC内
で接続されていない。
【0045】一方、この駆動IC21を実装するフレキ
シブル基板200には、IC実装領域がデバイスホール
201として形成されている。また、フレシキブル基板
200には、ノズル開口111の数に対応する1系列当
たり32本の出力信号パターン23、外部から複数系列
の駆動信号COM1〜COM4がそれぞれ入力される8
個の入力端子29、これらの入力端子29からデバイス
ホール201に向けて延びる複数の入力信号パターン2
2が形成されている。
【0046】ここで、4種類の駆動信号COM1〜CO
M4に対応する入力信号パターン22は、それぞれ入力
端子29からデバイスホール201に向けて延びた後、
同一の系列に属する入力信号パターン22同士がデバイ
スホール201内でコの字形状に繋がっている。しか
も、デバイスホール201内で入力信号パターン22が
張り出している位置は、駆動IC21において系列毎に
対応する入力パッド212が形成されている位置であ
る。
【0047】従って、本形態では、フレキシブル基板2
00のデバイスホール201に対して駆動IC21を位
置合わせした後、入力パッド212と入力信号パターン
22の張り出し部分220とを圧着などの方法で接合す
るだけで、駆動IC21に4系列の駆動信号COM1〜
COM4を入力することができる。この接合工程では、
出力パッド211と出力信号パターン23の張り出し部
分230についても圧着などを施す。その結果、駆動I
C21に入力された4系列のそれぞれの駆動信号COM
1〜COM4に対して、出力パッド211および出力信
号パターン23が系列化されるので、この系列化に対応
する所定の駆動信号COM1〜COM4が圧電振動子1
7に印加されることになる。
【0048】このように、本形態では、駆動IC21内
で入力パッド212同士を共通配線で接続するのを止め
て、ノズル開口111の数(出力パッド211や出力信
号パターン23の数)と同数の入力パッド212を形成
し、これらの入力パッド212と入力信号パターン22
とを所定の組合せで接続する構成を採用している。従っ
て、ノズル開口111に対応する各圧電振動子17のそ
れぞれに最適な駆動信号COM1〜COM4を印加する
ことができるので、ノズル列毎にインク滴の重量が異な
るなどの不具合を防止することができる。また、ノズル
列毎に色の異なるインクを対応させた場合には、各色に
適した重量のインク滴を吐出させることができるなど、
インク滴の重量の最適化を容易に図ることができる。
【0049】また、駆動IC21において入力パッド2
12の配置などをそのままにして、フレキシブル基板2
00の方において入力信号パターン22のデバイスホー
ル201内への張り出し形状を変えれば、入力信号パタ
ーン22と入力パッド212との組合せ、すなわち、駆
動信号COM1〜COM4と圧電振動子17との組合せ
を変えるのも容易である。
【0050】[実施の形態2]実施の形態1では、4系
列の駆動信号を用いた例であったが、本形態のように6
系列の駆動信号を用いる場合にも本発明を適用すること
ができる。
【0051】図15は、本形態のインクジェット式の記
録ヘッドの斜視図である。図16および図17はそれぞ
れ、本形態のインクジェット式記録ヘッドに用いた駆動
ICにおけるパッドの配置を示す平面図、およびこの駆
動ICがTAB実装されるフレキシブル基板の平面図で
ある。
【0052】図15に示すように、記録ヘッド10をノ
ズル列に対応する6系列の駆動信号で駆動する場合も、
記録ヘッド10の基本的な構成は、図4を参照して説明
した構成と同様である。すなわち、図4に示した記録ヘ
ッド10に対して、3つのアクチュエータ30を設けて
ある。従って、ノズルプレート11の下面には6列のノ
ズル開口111が形成されている。また、フレキシブル
基板200の端部はアクチュエータ30の数に対応して
3分割されている。さらに、ノズル開口111の数に対
応して、セグメント端子241〜246、セグメント端
子電極371〜376、およびGNDライン255〜2
57、コモン端子電極383〜386が形成されてい
る。その他の構成は、図4に示す構成と同様であるた
め、共通する部分については、同一の符号を図15に示
す代わりに、それらの説明を省略する。
【0053】このように構成した記録ヘッド10におい
て、ノズル開口111に対応する圧電振動子17を6系
列で駆動するために、本形態では、図16および図17
に示すように、駆動IC21には、フレキシブル基板2
00側の出力信号パターン23と接続する出力パッド2
11がノズル開口111の数と同じく1系列当たり32
個、形成され、そのうち、図16には各系列において両
端に位置する出力パッド211のみを図示してある。ま
た、駆動IC21には、入力信号パターン22に接続す
る入力パッド212もノズル開口111の数と同じく1
系列当たり32個、形成され、そのうち、図16には各
系列において両端に位置する入力パッド212のみを図
示してある。一方、この駆動IC21を実装するフレキ
シブル基板200には、ノズル開口111の数に対応す
る1系列当たり32本の出力信号パターン23、外部か
ら複数系列の駆動信号COM1〜COM6がそれぞれ入
力される12個の入力端子29、これらの入力端子29
からデバイスホール201に向けて延びる複数の入力信
号パターン22が形成されている。
【0054】ここで、フレキシブル基板200では、6
種類の駆動信号COM1〜COM6に対応する入力信号
パターン22が入力端子29からデバイスホール201
に向けて延びた後、同一の系列に属する入力信号パター
ン22同士がデバイスホール201内でコの字形状に繋
がっている。しかも、デバイスホール201内で入力信
号パターン22が張り出している位置は、駆動IC21
において系列毎に対応する入力パッド212が形成され
ている位置である。
【0055】従って、本形態では、フレキシブル基板2
00のデバイスホール201に対して駆動IC21を位
置合わせした後、入力パッド212と入力信号パターン
22の張り出し部分220とを圧着などの方法で接合す
るだけで、駆動IC21に4系列の駆動信号COM1〜
COM6を入力することができる。この接合工程では、
出力パッド211と出力信号パターン23の張り出し部
分230についても圧着などを施す。その結果、駆動I
C21に入力された6系列のそれぞれの駆動信号COM
1〜COM6に対して、出力パッド211および出力信
号パターン23が系列化されるので、この系列化に対応
する所定の駆動信号COM1〜COM6が圧電振動子1
7に印加されることになる。
【0056】このように、本形態では、駆動IC21内
で入力パッド212同士を共通配線で接続するのを止め
て、ノズル開口111の数(出力パッド211や出力信
号パターン23の数)と同数の入力パッド212を形成
し、それに所定の組合せで入力信号パターン22を接続
する構成を採用している。従って、ノズル開口111に
対応する各圧電振動子17のそれぞれに最適な駆動信号
COM1〜COM6を印加することができるので、イン
ク滴の重量の最適化を容易に図ることができるなど、実
施の形態1と同様な効果を奏する。
【0057】[実施の形態3]図18(A)および図1
9はそれぞれ、本形態のインクジェット式記録ヘッド1
0に用いた駆動IC21におけるパッドの配置を示す平
面図、およびこの駆動IC21がTAB実装されるフレ
キシブル基板200の平面図である。
【0058】これらの図に示す記録ヘッド10では、2
系列の駆動信号で1グループ当たり32個の圧電振動子
17を6グループ分、駆動するものとして表してある。
この記録ヘッド10においても、駆動IC21に形成さ
れている出力パッド211の数は、ノズル開口111の
数と同じであるが、入力パッド212については、ノズ
ル開口111の数(出力パッド211の数、出力信号パ
ターン23の数)よりも多く、2倍の数が形成されてい
る。すなわち、1グループ当たり32個の入力パッド2
12が2列に並んでいる。なお、図18には各グループ
において両端に位置する出力パッド211および入力パ
ッド212のみを図示してある。
【0059】一方、この駆動IC21を実装するフレキ
シブル基板200には、ノズル開口111の数に対応す
る1グループ当たり32本の出力信号パターン23が6
グループ分、形成され、さらに、外部から複数系列の駆
動信号COM1、COM2がそれぞれ入力される4個の
入力端子29、およびこれらの入力端子29からデバイ
スホール201に向けて延びる複数の入力信号パターン
22が形成されている。
【0060】ここで、フレキシブル基板200では、2
種類の駆動信号COM1、COM2に対応する入力信号
パターン22が入力端子29からデバイスホール201
に向けて延びた後、同一の系列に属する入力信号パター
ン22同士がデバイスホール201内でコの字形状に繋
がっている。すなわち、4本の入力信号パターン22の
うち、内側の入力信号パターン22同士、および外側の
入力信号パターン22同士が繋がっている。ここで、デ
バイスホール201内で入力信号パターン22がそれぞ
れ張り出している位置は、駆動IC21において2列に
並んでいる入力パッド212と重なる位置である。
【0061】但し、本形態では、1グループ当たり64
個の入力パッド212のうち、ノズル開口111の数と
同数の1グループ当たり32個の入力パッド212のみ
が入力信号パターン22に接続している。すなわち、駆
動IC21には、ノズル開口111の数の整数倍の数、
本例では2倍の1グループ当たり64個の入力パッド2
12が形成されているが、ノズル開口111の数からみ
て過剰に形成した入力パッド212のうち、○で囲んだ
1グループ当たり32個の入力パッド212のみが入力
信号パターン22と接続し、残りの入力パッド212に
ついては入力信号パターン22との接続がなされていな
い。
【0062】ここで、入力信号パターン22と接続して
いない入力パッド212(図18(A)において○で囲
んでいない入力パッド212)については、図18
(B)に示すように、その表面に絶縁膜210が形成さ
れている。このため、1グループ当たり32個ずつ2列
に並んだ6グループ分の入力パッド212に対して、2
系列の駆動信号COM1、COM2に対応する2本の入
力信号パターン22がたとえば1つおきに接続する場合
でも、入力信号パターン22との接続に用いない入力パ
ッド212の真上に入力信号パターン22を通すことが
できる。それ故、入力信号パターン22を系列毎に入力
パッド212と配線接続する際に入力信号パターン22
をデバイスホール201内で直線的に形成でき、複雑に
引き回す必要がないという利点がある。
【0063】[その他の形態]なお、上記形態では、T
AB用のフレキシブル基板200のデバイスホール20
1への入力信号パターン22の張り出し部220を利用
して、入力信号パターン22と駆動IC21の複数の入
力パッド212とを所定の組み合わせで接続したが、そ
の他の実装方法、たとえば、入力信号パターン22と駆
動IC21とを所定の組み合わせでワイヤーボンディグ
する構造にも本発明を適用することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット式記録ヘッドでは、駆動ICは、出力信号パ
ターンと接続する出力パッドをノズル開口の数と同数備
えているとともに、入力信号パターンに接続する入力パ
ッドをノズル開口の数と同数備えていることを特徴とす
る。従って、入力信号パターンと入力パッドとの接続の
組合せによって、ノズル開口に対応する各圧電信号子の
それぞれに最適な駆動信号を印加することができるの
で、インク滴の重量の最適化を容易に図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の要部を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置に構成され
ている制御系および駆動系のブロック図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置の記録ヘッ
ドに形成されている駆動回路のブロック図である。
【図4】図1に示すインクジェット記録装置に用いた記
録ヘッドの斜視図である。
【図5】図4に示す記録ヘッドのセグメント端子電極部
分の断面図である。
【図6】図4に示す記録ヘッドのコモン端子電極部分の
断面図である。
【図7】図4に示す記録ヘッドのアクチュエータの表面
に形成されるパターンを示す斜視図である。
【図8】図4に示す記録ヘッドのアクチュエータからイ
ンク滴が吐出される様子を示す説明図である。
【図9】(A)、(B)はそれぞれ、図4に示す記録ヘ
ッドのアクチュエータに印加される駆動パルスの波形
図、およびノズル開口におけるインクのメニスカスの動
きを示す説明図である。
【図10】(A)、(B)、(C)はいずれも、図4に
示す記録ヘッドにおいて異なるインク滴重量を得ること
のできる各駆動信号の波形図である。
【図11】各列のノズル開口から吐出されるインク滴の
重量を調整することの説明図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る記録ヘッドにお
いて、ノズル列毎に駆動条件を変えてインクの吐出条件
を最適化するための回路構成を示す等価回路図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係る記録ヘッドに用
いた駆動ICのパッドの配置を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態1に係る記録ヘッドに用
いたTAB用のフレキシブル基板の平面図である。
【図15】本発明の実施の形態2に係る記録ヘッドの斜
視図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係る記録ヘッドに用
いた駆動ICのパッドの配置を示す平面図である。
【図17】本発明の実施の形態2に係る記録ヘッドに用
いたTAB用のフレキシブル基板の平面図である。
【図18】(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施の
形態2に係る記録ヘッドに用いた駆動ICのパッドの配
置を示す平面図、および入力パッドの断面図である。で
ある。
【図19】本発明の実施の形態2に係る記録ヘッドに用
いたTAB用のフレキシブル基板の平面図である。
【図20】従来の記録ヘッドに構成されている駆動回路
の等価回路図である。
【図21】従来の記録ヘッドに用いた駆動ICのパッド
の配置を示す平面図である。
【図22】記録ヘッドに形成されているノズル列の説明
図である。
【図23】記録ヘッドに形成されているノズル列毎にイ
ンク滴重量がばらついたときの様子を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
8、81〜84 駆動信号発生回路 10 インクジェット式の記録ヘッド 16 スイッチ素子 17 圧電振動子 21 駆動IC 23 出力信号パターン 22 入力信号パターン 29 入力端子 30 アクチュエータ 100 インクジェット記録装置 111 ノズル開口 200 TAB用のフレキシブル基板 201 デバイスホール(IC実装領域) 210 絶縁膜 211 出力パッド 212 入力パッド 241〜246 セグメント端子 255〜257 GNDライン 371〜376 セグメント端子電極 381〜386、コモン端子電極 COM、COM1〜COM6 駆動信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する複数の圧力発生
    室、および該圧力発生室を収縮させることにより前記ノ
    ズル開口からインク滴を吐出させる複数の圧力発生素子
    を備えるアクチュエータと、 前記圧力発生素子に駆動信号を印加するためにIC実装
    領域から延びる複数の出力信号パターン、外部から複数
    系列の駆動信号がそれぞれ入力される複数の入力端子、
    該入力端子から前記IC実装領域まで延びる複数の入力
    信号パターンを備えるフレキシブル基板と、 該フレキシブル基板の前記IC実装領域に実装されたノ
    ズル選択回路内蔵の駆動ICとを有し、 前記駆動ICは、前記出力信号パターンと接続する出力
    パッドを前記ノズル開口の数と同数備えているととも
    に、前記入力信号パターンに接続する入力パッドを前記
    ノズル開口の数と同数備えていることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記駆動ICは、前
    記入力パッドを前記ノズル開口の数よりも多く備えてい
    るとともに、該過剰の入力パッドのうち、前記ノズル開
    口の数と同数の入力パッドが前記入力信号パターンに接
    続していることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記駆動ICは、前
    記入力パッドを前記ノズル開口の整数倍の数を備えてい
    るとともに、該過剰の入力パッドのうち、前記ノズル開
    口の数と同数の入力パッドが前記入力信号パターンに接
    続していることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記過剰の
    入力パッドのうち、前記入力信号パターンと接続してい
    ない入力パッドの表面は絶縁膜で覆われていることを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記フレキシブブル基板は、前記IC実装領域がデバイ
    スホールとして形成されたTAB用基板であり、該デバ
    イスホールに対して前記出力信号パターンおよび前記入
    力信号パターンが部分的に張り出して前記駆動ICの前
    記出力パッドおよび前記入力パッドにそれぞれ接続して
    いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237422A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットヘッド
JP2008211048A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Brother Ind Ltd 回路素子実装フレキシブル配線材
CN100446978C (zh) * 2001-09-11 2008-12-31 兄弟工业株式会社 软性印刷电路板的结构
US7570494B2 (en) 2001-09-11 2009-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Structure of flexible printed circuit board
JP2011051097A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Brother Industries Ltd 電子デバイスの製造方法及び電子デバイス

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