JP4142861B2 - 環状脂肪族の第1級ビシナルジアミンのシアノエチル化 - Google Patents
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Description
【発明の背景】
第1級および第2級アミンをアクリロニトリルと反応させて対応するシアノエチルアミンを生成する方法は周知である。有機アミンのシアノエチル化から得られる生成物は種々の応用に広範な効用を有するので、この生成物は工業的に重要である。例えば、シアノエチル化アミンは、紙および合成繊維などのためのアゾ染料を製造する際のカップリング成分として使用されることができる。また、懸垂するニトリル基はアミンに還元され、これによってエポキシ硬化剤およびイソシアネート硬化剤として使用するための多官能性アミンを生成させることもできる。
【0002】
一般にアミンは、多くの有機化合物より一層容易にアクリロニトリルに付加するが、このアミンへの付加の容易さはかなり変化する。例えば、活性水素原子を2個有する第1級アミンは1つまたは2つのアクリロニトリル分子に付加することができる。第1のアクリロニトリル分子の第1級アミンへの付加は比較的低い温度で起こり得るが、第2のアクリロニトリル分子の付加には加熱および一層苛酷な条件の採用が必要であり得る。第1級アミンまたは第2級アミンの立体化学およびアミンの複雑さもまた、アクリロニトリルのアミンへの付加速度に影響を与える。
【0003】
以下の特許は第1級および第2級アミンをシアノエチル化する方法である。
US 3,231,601 には、芳香族アミンのシアノエチル化が開示されており、また芳香族の第1級および第2級アミンは脂肪族の対応物よりシアノエチル化するのが一層容易であることが指摘されている。芳香族アミンのシアノエチル化は、唯一の溶媒としての水性媒体、つまり水中で、また芳香族アミンの塩および触媒としての強酸の存在で反応を行うことにより良好な収率で実施される。この特許の権者は、第1級アミンは第2級アミンより一層容易に反応し、またアミン基の立体障害が反応性に影響する可能性があり、例えば、o−トルイジンはp−トルイジンより反応性が小さいことも指摘している。触媒反応に好適な強酸の例には、硫酸、燐酸、塩酸、p−トルエンスルホン酸、およびトリフルオロ酢酸がある。
【0004】
US 3,496,213 には、水性反応媒体中に担持される塩化亜鉛の存在で芳香族アミンをアクリロニトリルと反応させることによるモノ−N−シアノエチル化が開示されている。この方法では、1モルのアクリロニトリルが1モルのモノアミンと反応される。
【0005】
US 4,153,567 には、アクリロニトリルをビシナルシクロヘキサンジアミンと反応させ、引き続いて複素環式イミドと反応させることをベースとした、潤滑剤および燃料のための添加剤を製造する方法が開示されている。この方法では、シアノエチル化は酸触媒の存在で1,2ジアミノシクロヘキサンをアクリロニトリルと反応させることにより実施される。1モルおよび2モルのアクリロニトリルをビシナルシクロヘキシルアミンと反応させて、モノシアノエチル化生成物つまりN−(2−シアノエチル)−1,2−ジアミノシクロヘキサンおよびジシアノエチル化生成物つまりN,N′−ジ−(2−シアノエチル)−1,2−ジアミノシクロヘキサンの両者が生成される。使用することができる酸触媒には、p−トルエン−スルホン酸および酢酸が含まれる。シアノエチル化につづいて、Raney ニッケルまたは他の遷移金属を触媒として使用して触媒水素化を行うことよにより、ニトリルがアミンに還元される。
【0006】
US 4,321,354 は、環状脂肪族ポリアミン、特に1,2−ジアミノシクロヘキサンから誘導されるポリアミンの製造を開示している。US 4,153,567 におけるように、1,2−ジアミノシクロヘキサンは、酢酸触媒の存在に1モルまたは2モルのアクリロニトリルとそれぞれ反応されてN,N′−ジ−(2−シアノエチル)−1,2−ジアミノシクロヘキサンが生成される。得られるシアノエチル化ジアミノシクロヘキサンは水素で還元されて多官能性アミンが生成される。
【0007】
【発明の簡潔な要約】
本発明はビシナル環状脂肪族ジアミンをシアノエチル化する改良方法に関する。ビシナル環状脂肪族第1級アミンのシアノエチル化は接触作用に有効な量の水の存在下でそして無機または有機の促進剤例えば酸性化合物は存在しないで実施される。シアノエチル化された環状脂肪族ジアミンは以下の構造
【化1】
(式中、RはCH2を表しまたnは環を形成するための1〜4、好ましくは1または2の整数で、これによって炭素原子が5および6個の環が形成され;R1はHまたは炭素原子が1〜4個のアルキレン基または置換アルキレン基を表し、ヒドロキシアルキル、カルボン酸、アミド、アミノなどまたは縮合環を表し、またR1が水素以外である場合、yは1〜2の整数であり、そしてR2はHまたはさらに少なくとも1つのR2は式:−CH2−CH2−CNによって表される)
によって表される。ビシナルジアミノシクロヘキサンが基質として好ましい。
【0008】
シアノエチル化法は顕著な利点を伴い、これには以下がある。
・N−(2−シアノエチル)およびN,N′−ジ−(2−シアノエチル)ビシナル環状脂肪族ジアミンを高い選択性で生成する能力、
・無機または有機の促進剤、例えば、回収の問題をもたらす酢酸成分または水溶性アミンを含ませることなく、水のみの存在でシアノエチル化を実施する能力、
・反応媒質から容易に分離される水不溶性生成物を生成する水中でのシアノエチル化を実施する能力、そして
・N−(2−シアノエチル)およびN,N′−ジ−(2−シアノエチル)ビシナル環状脂肪族ジアミンを生成し、しかもすぐれた反応速度を得る能力
がある。
【0009】
好ましい反応において、また例示のために用いるとして、オルト−メチルシクロヘキシルジアミン(H6OTD)が、触媒促進剤として水のみを使用して1または2モルのアクリロニトリルと反応される。アクリロニトリルのモル濃度が第1級アミン1モルあたり2モルより多い場合でさえ、反応は第1級アミン水素に限定される。水を用いて生成される第1級の反応生成物をAおよびBと称し、以下に示す。触媒促進剤として水のみを使用する場合、第2級アミン水素反応を示す化合物がほとんどないこと、そして構造CおよびDによって表される化合物がほとんど生成しないことが分析によって示される。
【0010】
【化2】
【0011】
【発明の詳述】
脂肪族アミンおよび環状脂肪族アミンをアクリロニトリルと反応させてシアノエチル化アミンを製造する方法は知られている。第1級アミンの水素原子の各々は1モル当量のアクリロニトリルと反応することができるが、第1級アミン水素原子は第2級アミン水素原子より反応性が一層大きい。しかしながら、第2級アミン水素原子の反応性が一層小さいとはいえ、第2級アミン水素原子は多くの触媒プロセスで反応する程度を制御するのは困難である。反応生成物のいくらかが第2級アミン反応を行う結果、式CおよびDの生成物によって表される化合物を生成する場合、しばしば反応生成物は、シアノエチル化の混合物である。
【0012】
本方法では、1モルのアクリロニトリルが1当量の第1級アミン水素と反応される。従って、先行技術の方法とは対照的に、触媒的に有効な量で添加されるとき、水のみが第1級アミン水素原子のアクリロニトリルとの反応を触媒し、第2級アミン水素原子との反応が実質的に排除される。反応は選択的であるのみでなく、シアノエチル化の速度もまた、触媒を使用しないときより著しく大きい。酢酸のような酸性成分は触媒促進剤として使用されてきたが、唯一の触媒として水が使用されるときほど反応は選択的でない。さらに、酸性成分が存在するとしばしば汚染につながり、精製するのに一層の努力を要する。反応には触媒量の水が使用される。触媒量とは、反応速度を顕著に増大するのに十分な水の量を意味する。環状脂肪族のジアミン1モルあたりの水のモル濃度は典型的に約0.5〜10:1、好ましくは約1〜2:1の範囲にある。過剰量の水は目立った利点をもたらさない。
【0013】
ここに記載する方法を実施するのに、約5〜9個、望ましくは5または6個の炭素原子のある環状脂肪族ビシナルジアミンがアミン基質として使用される。シアノエチル化方法で普通に使用されるビシナル環状脂肪族ジアミンの例は、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1−メチル−2,3−ジアミノシクロヘキサンおよび1−メチル−3,4−ジアミノシクロヘキサン、t−ブチル−ジアミノシクロヘキサンである。シアノエチル化反応で使用することができる他の環状脂肪族ジアミンには、エチルジアミノシクロヘキサン、イソプロピルジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノデヒドロナフタレン、またはo−ジアミノパーヒドロフェンスレン、1,2−ジアミノドデカヒドロフルロエン、1,2−ジアミノデカヒドロキノキサリン、およo−ジアミノピペリジンがある。
【0014】
アクリロニトリルと環状脂肪族ビシナルアミンとの反応を実施するための温度は一般に約25〜150℃の範囲にあり、好ましい温度は60〜80℃の範囲にある。反応のための圧力は大気圧から60psigの範囲にある。反応を実施するには大気圧が好ましい。
【0015】
【実施例】
実施例1(比較例)
アクリロニトリルとアミンとの比が〜4:1でありそして水が存在しないときのH6OTDのアクリロニトリルによるシアノエチル化
磁気撹拌棒、油浴、還流コンデンサーおよび滴下漏斗を備えた250mlの3つ口フラスコ内に、ドライでそして蒸留されたH6OTD(35%の2,3−ジアミノトルエンと65%の3,4−ジアミノトルエンとの混合物)を入れた。反応槽を70℃まで加熱しそして55.35gのアクリロニトリル(1.04モル)を滴下して添加した。穏和な発熱が起き、そして温度が77℃を越えないように添加に際して温度を制御した。アクリロニトリルの添加は約20分で完了させそして混合物を18時間還流した。得られる混合物をGCMS、ソリッドプローブ−質量分析およびNH3およびND3による化学的イオン化質量分析により分析すると、未反応のH6OTD(M+=128)が36%であり、式Aによって前に表したモノシアノエチル化アミン生成物(M+=181)が60%であり、また式Bによって前に表したジシアノエチル化アミン生成物(M+=234)が1.23%であることが示された。
【0016】
これらのデータは触媒が存在しないとシアノエチル化は緩慢に進行し、18時間でH6OTDの64%だけが反応することを示す。反応生成物の分析によるとモノシアノエチル生成物への転化率が60%であり、そして第1級アミンに対するアクリロニトリルのモル濃度が高い場合でさえジシアノエチル化生成物はたったの少量であることが示された。。
【0017】
実施例2(比較例)
アミンに対するアクリロニトリルの比が〜2.5:1であり、また水が存在しないときのアクリロニトリルによるH6OTDのシアノエチル化
実施例1の操作を本質的に反復した。磁気撹拌棒、油浴、還流コンデンサーおよび滴下漏斗を備えた250mlの3つ口フラスコ内に、H6OTD(35%の2,3−ジアミノトルエンと65%の3,4−ジアミノトルエンとの混合物)を装入し、そして内容物を70℃まで加熱した。温度が77℃を越えないように32gのアクリロニトリル(0.6モル)を滴下して添加した。アクリロニトリルの添加は約20分で終了した。24時間にわたって試料を採取した。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
この結果は、ジシアノエチル化反応(生成物B)が緩慢に進行し、無水の条件下でジシアノエチル化が最初の6時間ほとんど起きないことを示す。
【0019】
実施例3
アミンに対するアクリロニトリルの比が〜4:1であり、また水を添加するときのアクリロニトリルによるH6OTDのシアノエチル化
実施例1の77℃の反応混合物に水4.0g(0.22モル)を添加しそして10分後に試料を取り出した。分析により、混合物の56%が、式Bによって表されるジシアノエチル化生成物に相当することが示された。この結果は、未反応のメチルシクロヘキシルアミンとのそして反応生成物中のモノシアノエチル化メチルシクロヘキシルアミンとのアクリロニトリルの反応に対して水が触媒作用をすることを示唆する。
【0020】
実施例4
アミンに対するアクリロニトリルの比が〜2.5:1であり、また水が存在するときのアクリロニトリルによるH6OTDのシアノエチル化
磁気撹拌棒、油浴、還流コンデンサーおよび滴下漏斗を備えた250mlの3つ口フラスコ内に、30.90g(0.24モル)の1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンと水7.7g(0.42モル)とを入れた。反応槽を70℃まで加熱しそして32gのアクリロニトリル(0.6モル)を滴下して添加した。発熱が起き、そして温度が77℃を越えないように添加に際して温度を制御した。添加が終了するや、試料をGCMS、固体プローブ−質量分析およびNH3およびND3による化学的イオン化質量分析により分析した。得られる混合物は、ジシアノエチル化アミン生成物B(M+=234)のみが生成する(99.75%)ことを示した。
【0021】
本実施例は、水が反応速度を最初増大するので、触媒作用に有効な量の水を添加する効果を示す。転化率がより大きいことによって明示されるごとく、反応速度が実施例2の反応速度より実質的に大きいのみならず、ジシアノエチル化生成物Bへの選択率は24時間の反応時間の後で得られたものより著しく大きかった。
【0022】
実施例5
モル比が1:1のH6OTDとアクリロニトリルとの間の、水存在下の反応
磁気撹拌棒、油浴、還流コンデンサーおよび滴下漏斗を備えた250mlの3つ口フラスコ内に、31.29g(0.24モル)の1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンと6.0g(0.33モル)の水とを入れた。反応槽を70℃まで加熱しそして32gのアクリロニトリル(0.6モル)を滴下して添加した。発熱が起き、そして温度が77℃を越えないように添加に際して温度を制御した。添加が終了するや、試料をGCMS、固体プローブ−質量分析およびNH3およびND3による化学的イオン化質量分析により分析した。得られる混合物は、式Aの生成物(M+=181)(85%)および式Bの生成物(M+=234)(15%)を主として示した。添加率は約100%であった。
【0023】
この結果は、式Bのジシアノエチル化生成物は少量しか生成しないことから、アクリロニトリルとアミンとのモル比1:1そしてアミン1モルあたり水〜1.4モルの比率において、反応の化学量論的制御が優れていることを示す。
【0024】
実施例6
水が存在しないときのH6OTDのアクリロニトリルによるシアノエチル化に引き続く水の添加
磁気撹拌棒、油浴、還流コンデンサーおよび滴下漏斗を備えた250mlの3つ口フラスコ内に、1,2−ジアミノメチルシクロヘキサンを32.66g(0.25モル)入れた。反応槽を70℃まで加熱しそして55.35gのアクリロニトリル(1.04モル)を滴下して添加した。穏和な発熱が起き、そして温度が77℃を越えないように添加に際して温度を制御した。アクリロニトリルの添加は約20分で完了させた。その後反応混合物を還流下で18時間加熱した。得られる混合物をGCMS、固体プローブ−質量分析およびNH3およびND3による化学的イオン化質量分析により分析すると、H6OTD(M+=128)が36%であり、式Aの生成物(M+=181)によって表されるただ1つのアミン水素のモノシアノエチル化に相当するものが60%であることが示された。式Bによって表される両方の第1級アミン水素原子との生成物に相当するジシアノエチル化アミン生成物(M+=234)は、無視可能な量(1.23%)であった。
【0025】
次に、 4.0g(0.22モル)の水をこの混合物に77℃で添加しそして10分後に分析のために試料を採取した。混合物の56%がBに相当することが示された。2時間後、別な試料を採取し、Bが70%、Aが17.6%そしてH6OTDが12.1%であることが示された。H6OTDに水をする添加し、続いてアクリロニトリルを添加すると、反応が進行し20時間で完了した。
【0026】
この実験では、原料の混合される順序が重要であることが示される。実施例2および3で行ったように、H6OTDが最初アクリロニトリルと反応し、次いでこの混合物に水が添加剤される場合、環状脂肪族のビシナルアミンビシナルアミンのシアノエチル化は、実施例4に示したように最初から水が存在する時のように迅速に進行しない。
Claims (8)
- シアノエチル化ビシナル環状脂肪族ジアミンを生成する反応条件下でアクリロニトリルをビシナル環状脂肪族ジアミンと接触させることによりこのビシナル環状脂肪族ジアミンをシアノエチル化する方法において、触媒的に有効な量の水からなる促進剤の存在で反応を実施することからなる改良された方法。
- ビシナル環状脂肪族ジアミンがジアミノシクロヘキサンまたはその誘導体である請求項1に記載の方法。
- ジアミノシクロヘキサンまたはその誘導体が、1,2−ジアミノシクロヘキサン;1−メチル−2,3−ジアミノシクロヘキサン、1−メチル−3,4−ジアミノシクロヘキサン; そしてt−ブチル−2,3−ジアミノシクロヘキサンおよびt−ブチル−3,4−ジアミノシクロヘキサンからなる群から選択される請求項2に記載の方法。
- 水とジアミノシクロヘキサンまたはその誘導体とのモル比がアミン1モルあたり水0.5〜10モルである請求項3に記載の方法。
- アクリロニトリルとビシナル環状脂肪族ジアミンとのモル比が1:1〜4:1である請求項4に記載の方法。
- 反応温度が60〜80℃である請求項5に記載の方法。
- 圧力が大気圧から5 . 15×10 5 Pa(60 psig )である請求項6に記載の方法。
- ビシナル環状脂肪族ジアミンが1−メチル−2,3− ジアミノシクロヘキサンまたは1−メチル−3,4−ジアミノシクロヘキサンである請求項5に記載の方法。
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