JP4140036B2 - 台車式作業足場 - Google Patents

台車式作業足場 Download PDF

Info

Publication number
JP4140036B2
JP4140036B2 JP2004370623A JP2004370623A JP4140036B2 JP 4140036 B2 JP4140036 B2 JP 4140036B2 JP 2004370623 A JP2004370623 A JP 2004370623A JP 2004370623 A JP2004370623 A JP 2004370623A JP 4140036 B2 JP4140036 B2 JP 4140036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telescopic
ladder
frame
carriage
cart
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004370623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006177020A (ja
Inventor
健次 小林
政司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2004370623A priority Critical patent/JP4140036B2/ja
Publication of JP2006177020A publication Critical patent/JP2006177020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4140036B2 publication Critical patent/JP4140036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Ladders (AREA)

Description

本発明は、台車上に昇降自在に支持された作業足場台と、この作業足場台と台車との間に架設された伸縮自在梯子とを備えた台車式作業足場に関するものである。
この種の台車式作業足場は、高所作業用に各方面で活用されているが、従来の一般的な台車式作業足場は、台車の上に立設された垂直伸縮自在な伸縮フレームの昇降上端部で作業足場台が支持されると共に、当該作業足場台と台車との間に垂直に伸縮自在梯子が介装されている。このような従来の構成の台車式作業足場では、梯子が垂直に立っている状態であるから、台車と作業足場台との間での作業者の昇り降りが安全に行い難いという問題点がある。梯子が斜めに架設されたこの種の台車式作業足場は、例えば特許文献1などにより知られているが、当該特許文献1に記載された台車式作業足場は、台車に対して作業足場台を梯子と平行な傾斜方向に伸縮する伸縮フレームで支持させる構成であった。
実公昭64−3734号公報
上記のような特許文献1に記載された台車式作業足場の構成では、伸縮フレーム自体を梯子と平行に傾斜させて斜めに伸縮させるものであるから、上昇せしめられた作業足場台の揺れを無くして安全に作業を行えるようにすると共に必要十分な耐久性を持たせるためには、伸縮フレームに相当の曲げ強度が必要となり、台車式作業足場全体の大重量化、延いては取り扱い作業性の低下、大幅なコストアップは免れず、実用性に乏しいものであった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る台車式作業足場を提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の本発明では、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、台車1上に昇降自在に支持された作業足場台10と、この作業足場台10と台車1との間に架設された伸縮自在梯子12とを備え、前記作業足場台10は、台車1に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段9により伸縮駆動される伸縮フレーム6の昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子12は、下端側が前記伸縮フレーム6から離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台10側に下端が前記台車1側に、それぞれ水平支軸31,34の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台10の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7と台車1との間に、前記伸縮自在梯子12を左右両側から挟むように配置された左右一対の台車手押し操作用バー13が架設する構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7には、その外側を覆うカバー材60a〜60dを張設し、当該カバー材60a〜60dの内、少なくとも前記伸縮自在梯子12と伸縮フレーム6とを結ぶ台車前後方向に位置するカバー材60b,60dは、透明材料から構成するのが望ましい。
又、請求項3に記載の本発明では、台車1上に昇降自在に支持された作業足場台10と、この作業足場台10と台車1との間に架設された伸縮自在梯子12とを備え、前記作業足場台10は、台車1に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段9により伸縮駆動される伸縮フレーム6の昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子12は、下端側が前記伸縮フレーム6から離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台10側に下端が前記台車1側に、それぞれ水平支軸31,34の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台10の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記台車1は、その長手方向一端部上に前記伸縮フレーム6が立設されると共に他端部上に前記伸縮自在梯子12の下端が軸支された平面長方形状のもので、少なくとも伸縮フレーム6が立設された一端部側の左右両側には、出退自在なアウトリガー5a〜5dが設けられ、このアウトリガー5a〜5dは、台車1の四隅に各々垂直軸心4の周りに回転自在に設けられ、各アウトリガー5a〜5dを台車1の側辺に沿った退入姿勢において係止する係止具50a〜50dが併設された構成となっている。
更に、請求項4に記載の本発明では、台車1上に昇降自在に支持された作業足場台10と、この作業足場台10と台車1との間に架設された伸縮自在梯子12とを備え、前記作業足場台10は、台車1に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段9により伸縮駆動される伸縮フレーム6の昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子12は、下端側が前記伸縮フレーム6から離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台10側に下端が前記台車1側に、それぞれ水平支軸31,34の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台10の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記台車1は、その長手方向一端部上に前記伸縮フレーム6が立設されると共に他端部上に前記伸縮自在梯子12の下端が軸支された平面長方形状のもので、その四隅下側と、前記伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7の上端で伸縮自在梯子12のある側とは反対側に、移動用車輪61が配設された構成となっている。
尚、前記作業足場台10には安全手摺り枠11を併設することができるが、請求項5に記載のように、この安全手摺り枠11は、この安全手摺り枠11を含む全高を低くする倒伏姿勢に切り換え可能に構成するのが望ましい。又この場合、請求項6に記載のように、倒伏姿勢に切り換えられた前記安全手摺り枠11を前記伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7に係止するロック手段44を設けることができる。
又、請求項7に記載のように、前記伸縮フレーム6は、台車側固定フレーム部分7とその内側を昇降し且つ上端で作業足場台10を支持する昇降フレーム部分8とから構成し、前記伸縮駆動手段9は、前記昇降フレーム部分8の内側に配置され且つ前記台車側固定フレーム部分7の上端側に支持されたチエン巻き上げ繰り出し手段25から構成し、当該チエン巻き上げ繰り出し手段25で巻き上げ繰り出し操作されるチエン27の端部を前記昇降フレーム部分8の下端に係止し、当該チエン巻き上げ繰り出し手段25を前記台車側固定フレーム部分7の横外側に配置された操作ハンドル29で駆動操作し得るように構成することができる。
前記伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7と昇降フレーム部分8とは、請求項8に記載のように、それぞれ四隅に配置されたアルミニウム成形材から成る角柱状部材14a〜15dを備えたものとし、各角柱状部材14a〜15dには、当該角柱状部材14a〜15dの長さ方向に連続する横断面奥広がり形の部材取付用溝18が設けられたものを使用し、台車側固定フレーム部分7と昇降フレーム部分8との間に介在される昇降ガイド用ローラー19,20には、当該ローラー19,20が対接する側の角柱状部材14a〜15dの前記部材取付用溝18に嵌合する大径鍔部19a,20aを有せしめ、このローラー19,20を支持する側の角柱状部材14a〜15dに前記部材取付用溝18を介して取り付けられた軸受け部材21,22に当該ローラー19,20を軸支することができる。
前記伸縮自在梯子12は、請求項9に記載のように、下端を台車1側に軸支された下側梯子部分32と、上端を作業足場台10側に軸支され且つ下端側が前記下側梯子部分32に重なる上側梯子部分35と、上下両梯子部分32,35の重なり部分を互いに重なり状態で長さ方向に相対移動のみ可能に保持させる保持手段36とから構成し、この保持手段36は、上下各梯子部分32,35の端部の左右両側に取り付けられて相手側梯子部分35,32の左右両側辺を保持する保持部材37,38と、各保持部材37,38の内側に付設された合成樹脂製滑り材39とから構成することができる。
上記請求項1、3、及び4に記載の本発明に係る台車式作業足場によれば、作業足場台は、台車に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段により伸縮駆動される伸縮フレームの昇降上端部に支持される構成であるから、伸縮フレームに適度な太さを有せしめるだけで十分な曲げ強度を持たせることができ、斜めに伸縮する伸縮フレームで作業足場台を支持させる従来の構成のように、台車式作業足場全体の大重量化、延いては取り扱い作業性の低下、大幅なコストアップなどの不都合を伴うことなく、上昇せしめられた作業足場台の揺れを無くして安全に作業を行えるようにすると共に必要十分な耐久性を持たせることが極めて簡単容易に実現できる。しかも、作業足場台に対する昇り降り用の梯子は、上昇させた作業足場台に対して人手によって斜めに架設する必要はなく、作業足場台の高さに関係なく常に斜めに架設されており、いつでも安全容易に昇り降りすることができるので、作業性も向上する。
又、請求項1に記載の本発明の構成によれば、台車手押し操作用バーを利用して台車の手押し移動を安全容易に行えるのであるが、当該左右一対の台車手押し操作用バーにより伸縮自在梯子を保護し得る効果と伸縮フレームに対する補強効果も得ることができる。また、左右両側から挟むように配置されたを架設することができる。又、伸縮自在梯子の少なくとも下部領域を昇り降りする際の手摺りに左右一対の台車手押し操作用バーを利用できるように構成することも可能であり、伸縮自在梯子に専用の手摺りを取り付ける必要性を無くすこともできる。更に、伸縮フレームの台車側固定フレーム部分には、その外側を覆うカバー材を張設することにより、伸縮フレームの伸縮動作時の粉塵の飛散などを抑えることができるので、先に説明したように、特にクリーンルーム内で使用される台車式作業足場として効果的に活用できるができるが、この場合、請求項2に記載の構成によれば、台車手押し操作用バーを利用して台車を手押し移動させる際の台車の進行方向前方の視認にカバー材が障害になることがなくなり、台車を安全に手押し移動させることができる。
又、請求項3に記載の本発明の構成によれば、台車の平面サイズを必要最小限に抑えながら、作業足場台上に作業者が搭乗している作業時において、伸縮フレームから台車が突出しない側への台車(伸縮フレーム)の転倒の恐れをアウトリガーによって確実に防止することができ、安全性を必要最小限のアウトリガーによって高めることができるのであるが、台車四隅のアウトリガーの台車に対する突出方向を、作業時の台車周囲の構造物などの配置に応じて変えて、常に台車を最も安全な状態で位置決めすることができ、安全性を大幅に高めることができ、しかも、アウトリガーを使用しないときは、台車の側辺に沿わせた状態で係止させ、アウトリガーが台車の移動に邪魔になる恐れを無くすことができる。
更に、請求項4に記載の本発明の構成によれば、伸縮フレームを水平に転倒させた状態でも、当該伸縮フレームの台車側固定フレーム部分の上端に配設された移動用車輪と、同一側の台車四隅下側の移動用車輪の内、前記移動用車輪と同一側にある左右一対の移動用車輪とを接地させて、全体を移動用車輪で安定的に支持させることができるので、台車式作業足場をトラックの荷台に対して積み下ろしする際や高さの狭い空間内で移動格納させる際などに便利である。
尚、請求項5に記載の構成によれば、前記作業足場台に併設された安全手摺り枠の存在により、作業足場台上での作業の安全性を高めることができるのであるが、この台車式作業足場を移動させるようなときには、安全手摺り枠を倒伏姿勢に切り換えて、この安全手摺り枠を含む全高を低くすることができるので、この台車式作業足場を移動させるときの安全性を高めると共に通行や格納が可能な領域を広げて汎用性を高めることができる。この場合、請求項6に記載の構成によれば、倒伏姿勢に切り換えられた安全手摺り枠を前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分に係止することにより、安全手摺り枠を倒伏姿勢に固定したままで伸縮フレームを伸長させて作業足場台を上昇させてしまう恐れがなくなり、安全手摺り枠を所期通り起立させた後に作業足場台を上昇させるという作業手順を遵守させ易くなる。
又、請求項7に記載の構成によれば、伸縮フレームを伸縮させる伸縮駆動手段を、その操作ハンドルのみが伸縮フレームの外に配置されている状態で構成することができ、しかも駆動源としては、既製のチエンブロックやレバーブロックと呼称されているようなチエン巻き上げ繰り出し手段を活用することができ、安価に実施することができる。
又、請求項8に記載の構成によれば、伸縮フレームの台車側固定フレーム部分や昇降フレーム部分をアルミニウム成形材から成る角柱状部材を活用して軽量に構成することができるのであるが、当該角柱状部材が備える横断面奥広がり形の部材取付用溝を利用して昇降ガイド用ローラーの軸受け部材を角柱状部材の任意の高さに簡単容易に取り付けることができるだけでなく、各昇降ガイド用ローラーに設けられた大径鍔部を、当該ローラーの対接側の角柱状部材が備える部材取付用溝に嵌合させるようにしたので、当該ローラーの周面による相手側フレーム部分の位置決め、即ち、当該ローラーの軸心に対し直交する方向の位置決めと、ローラー大径鍔部による相手側フレーム部分の位置決め、即ち、当該ローラーの軸心方向の位置決めとを同時に行わせることができ、各方向の位置決めにそれぞれ専用のローラーを配置する場合と比較して、昇降ガイドローラーの総個数を大幅に削減し、コストダウンを図ることができる。
更に、請求項9に記載の構成によれば、伸縮自在な梯子を簡単な構造で実現させることができると共に、作業足場台の昇降に伴う梯子の伸縮動作時の軋み音や粉塵の発生も抑えることができ、特にクリーンルーム内で使用される台車式作業足場として効果的に活用できる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図4において、1は台車であって、平面形状が前後方向に長い長方形の台枠2の四隅下側に移動用車輪3を配設すると共に、四隅にそれぞれ垂直支軸4の周りに水平揺動自在にアウトリガー5a〜5dが取り付けられている。6は伸縮フレームであって、台車1の長手方向の前端部上に垂直に立設された台車側固定フレーム部分7と、当該台車側固定フレーム部分7の内側に垂直に昇降自在に嵌合する昇降フレーム部分8と、伸縮駆動手段9とから構成されている。10は作業足場台であって、伸縮フレーム6の昇降上端部、即ち、昇降フレーム部分8の上端部に水平に支持され、起伏自在な安全手摺り枠11を備えている。12は伸縮自在梯子であって、台車1の長手方向の前端部上と作業足場台10(具体的には、伸縮フレーム6の昇降上端部、即ち、昇降フレーム部分8の上端部後側辺)との間に、斜めに傾斜する状態に架設されている。13は台車手押し操作用バーであって、伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7と台車1の長手方向の後端部上との間に、伸縮自在梯子12の下半部を左右両側から挟むように左右一対架設されている。
以下、各部を詳細に説明すると、伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7及び昇降フレーム部分8は、図5〜図7に示すように、それぞれ四隅にアルミニウム成形材から成る垂直向きの角柱状部材14a〜14d,15a〜15dを備えたもので、これら垂直向きの角柱状部材14a〜14d,15a〜15dを高さ方向の適当箇所で水平向きの角柱状部材16,16a,17で連結一体化して構成されている。而して、全ての角柱状部材14a〜17は同一断面のものであって、台車1の台枠2も、角柱状部材14a〜17と同一断面の角柱状部材を矩形枠状に連結して構成されている。これら伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7、昇降フレーム部分8、及び台車1の台枠2を構成する角柱状部材の四側面には、当該角柱状部材の長さ方向に連続する横断面奥広がり形(ハウス形)の部材取付用溝18が、横断面形状が前後左右何れも対称形となるように設けられている。
伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7の上端部には、4つの昇降ガイドローラー19が上下二段に軸支され、昇降フレーム部分8の下端部には4つの昇降ガイドローラー20が軸支されている。これら昇降ガイドローラー19,20は、周面の幅方向の中央位置に、各角柱状部材の前記部材取付用溝18に丁度嵌合する幅の大径鍔部19a,20aを備えている。
台車側固定フレーム部分7の上端部の各昇降ガイドローラー19は、前後対を成す角柱状部材14a,14c及び14b,14dの互いに対面する内側面に取り付けられた軸受け部材21にそれぞれ前後方向水平軸心の周りに自転可能に軸支されることにより、昇降フレーム部分8の各角柱状部材15a〜15dにおける左右方向の外側面に各ローラー19の周面が隣接すると共に、当該左右方向の外側面の部材取付用溝18に大径鍔部19aが嵌合している。また、昇降フレーム部分8の下端部の各昇降ガイドローラー20は、前後対を成す角柱状部材15a,15c及び15b,15dの互いに背を向ける外側面に取り付けられた軸受け部材22にそれぞれ前後方向水平軸心の周りに自転可能に軸支されることにより、台車側固定フレーム部分7の各角柱状部材14a〜14dにおける左右方向の内側面に各ローラー20の周面が隣接すると共に、当該左右方向の内側面の部材取付用溝18に大径鍔部20aが嵌合している。
軸受け部材21,22の取り付けは、角柱状部材14a〜15dの軸受け部材21,22の取り付け面に位置する部材取付用溝18の奥端広幅部内に自転不能に遊嵌されたナット23に軸受け部材21,22を貫通させたボルト24の先端部を螺合締結することにより行われる。従って、ボルト24を弛めるだけで、軸受け部材21,22の取り付け高さ、即ち、昇降ガイドローラー19,20の軸支高さを任意に調整することができる。また、図示省略しているが、台車1の台枠2と伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7(垂直向きの角柱状部材14a〜14d)との結合箇所を含めて、全ての角柱状部材どうしのL字形またはT字形の結合には、当該結合箇所の入り隅部に添えられる三角形またはL字形の結合金具が併用されるが、この結合金具の各側辺と各角柱状部材との結合も、前記部材取付用溝18を利用したナット23とボルト24による軸受け部材21,22の取り付け方法と同様に行うことができる。
上記の伸縮フレーム6の構成によれば、台車側固定フレーム部分7に対して昇降する昇降フレーム部分8は、台車側固定フレーム部分7が備える各昇降ガイドローラー19の周面と当該ローラー周面に対して左右方向に隣接する昇降フレーム部分8側の角柱状部材15a〜15dの側面、及びこの昇降フレーム部分8が備える各昇降ガイドローラー20の周面と当該ローラー周面に対して左右方向に隣接する台車側固定フレーム部分7側の角柱状部材14a〜14dの側面によって、左右横方向に関して位置決めされ、前後方向に関しては、台車側固定フレーム部分7が備える各昇降ガイドローラー19の大径鍔部19aと当該大径鍔部19aが嵌合する昇降フレーム部分8側の角柱状部材15a〜15dの部材取付用溝18、及びこの昇降フレーム部分8が備える各昇降ガイドローラー20の大径鍔部20aと当該大径鍔部20aが嵌合する台車側固定フレーム部分7側の角柱状部材14a〜14dの部材取付用溝18によって位置決めされ、前後方向の位置決めのための昇降ガイドローラーを使用していないにもかかわらず、垂直姿勢を保って円滑に昇降することができる。
伸縮フレーム6を伸縮駆動する伸縮駆動手段9は、チエン巻き上げ繰り出し手段25を利用したものである。このチエン巻き上げ繰り出し手段25は、一般にレバーブロックと呼称されるもので、図1、図2、及び図9に示すように、昇降フレーム部分8が図1に示す上昇限位置にあるときに、当該昇降フレーム部分8の下端より上方で当該昇降フレーム部分8の内側ほぼ中央に位置するように、台車側固定フレーム部分7の中間高さにある左右一対の水平向きの角柱状部材16aを利用して昇降フレーム部分8内を横断するように架設された水平梁材26に吊り下げられている。そしてこのチエン巻き上げ繰り出し手段25により巻き上げ繰り出し操作されるチエン27の端部が昇降フレーム部分8の下端ほぼ中央位置に係止され、当該チエン27を巻き込んだときにチエン巻き上げ繰り出し手段25から繰り出されて垂下するチエン27の遊端部が上向きにUターンした状態で前記水平梁材26に係止されている。チエン巻き上げ繰り出し手段25は、左右水平方向片側に延出し且つ前記水平梁材26の一端を支持する片側の角柱状部材16aの下側に取り付けられた軸受け28により支承される回転操作軸25aと、台車側固定フレーム部分7の横外側に位置するように前記回転操作軸25aの外端部に取り付けられた操作ハンドル29とを備えている。
従って、操作ハンドル29をチエン巻き込み方向に回転操作してチエン27をチエン巻き上げ繰り出し手段25により巻き上げることにより、図2に示すように、台車側固定フレーム部分7に対して下降限位置にあった昇降フレーム部分8を、図1に示す上昇限位置まで当該チエン27で吊り上げ、伸縮フレーム6を伸長させて作業足場台10を上昇限位置まで上昇させることができる。逆に、回転操作ハンドル29をチエン繰り出し方向に逆回転操作してチエン27をチエン巻き上げ繰り出し手段25から繰り出すことにより、図1に示すように、台車側固定フレーム部分7に対して上昇限位置にあった昇降フレーム部分8を、図2に示す下降限位置までチエン27の繰り出しに応じて重力で降下させ、伸縮フレーム6を縮小させて作業足場台10を下降限位置まで降下させることができる。
伸縮自在梯子12は、図1及び図2に示すように、下端部が台車1の台枠2の後端部上に左右水平支軸31により前後揺動自在に軸支された下側梯子部分32と、上端部が作業足場台10側、具体的には伸縮フレーム6の昇降フレーム部分8の上端部後側辺から後方に突設された支持部材33、に左右水平支軸34により前後揺動自在に軸支された上側梯子部分35、及び上下両梯子部分32,35の遊端部分を互いに重なり状態に保持する保持手段36から構成されたもので、下端側ほど伸縮フレーム6から後方に離れるように傾斜している。前記保持手段36は、図8にも示すように、上側梯子部分35の下端部外側(作業者が昇り降りする側)に重なる下側梯子部分32の上端部の左右両側に取り付けられて、上側梯子部分35の左右両側枠35a,35bを左右両側から抱き抱える左右一対のL形保持部材37と、上側梯子部分35の下端部の左右両側に取り付けられて、下側梯子部分32の左右両側枠32a,32bを左右両側から抱き抱える左右一対のL形保持部材38を備えており、これら各L形保持部材37,38のL形内側面には、合成樹脂製滑り材39が張設されている。32c,35cは、左右両側枠32a,32b間、及び左右両側枠35a,35b間にそれぞれ長さ方向同一間隔おきに架設されたステップ部材である。
上記の伸縮自在梯子12の構成によれば、L形保持部材37,38によって上下両梯子部分32,35は、その端部の重なり部分において長さ方向の相対移動のみ可能に連結されていることになり、伸縮自在梯子12の伸縮動作時には、下側梯子部分32の上端部の左右一対のL形保持部材37は、その内側の合成樹脂製滑り材39を介して上側梯子部分35の左右両側枠35a,35bに対しその長さ方向に相対摺接移動し、上側梯子部分35の下端部の左右一対のL形保持部材38は、その内側の合成樹脂製滑り材39を介して下側梯子部分32の左右両側枠32a,32bに対しその長さ方向に相対摺接移動することになる。而して、伸縮フレーム6を伸長させて作業足場台10を上昇させたとき、上側梯子部分35が下側梯子部分32に対して上方に引き上げられ、伸縮自在梯子12全体の傾斜角度が小さくなる方向に変化しながら伸縮自在梯子12が伸長することになり、逆に伸縮フレーム6を縮小させて作業足場台10を降下させたとき、上側梯子部分35が下側梯子部分32に対して降下し、伸縮自在梯子12全体の傾斜角度が大きくなる方向に変化しながら伸縮自在梯子12が縮小することになる。即ち、台車1に対する作業足場台10の高さに関係なく、傾斜した姿勢のままの伸縮自在梯子12が台車1と作業足場台10との間を繋いでおり、作業者は、この傾斜した姿勢の伸縮自在梯子12を利用して作業足場台10に対し安全且つ容易に昇り降りすることができる。
安全手摺り枠11は、図1〜図4に示されるように、左右両側枠40と当該左右両側枠40どうしを伸縮自在梯子12のある側とは反対側で連結一体化する前側枠41、及び左右両側枠40の伸縮自在梯子12のある側に掛け外し自在に架設された手摺りバー42から構成されたもので、左右両側枠40の伸縮自在梯子12のある側とは反対側の支柱部下端が作業足場台10の左右両側前端部(伸縮自在梯子12のある側とは反対側)に左右水平向きの互いの同心状の支軸43で軸支され、当該支軸43の周りに前方へ回転起立させることにより、図1及び図3に示すように、平面視において作業足場台10の周囲を取り囲む起立姿勢に切り換え、支軸43の周りに後方へ回転倒伏させることにより、図2及び図4に示すように、伸縮フレーム6の上端部と伸縮自在梯子12の上端部とに被さる倒伏姿勢に切り換えることができる。尚、手摺りバー42は左右両側枠40間に固定しても良い。
上記安全手摺り枠11は、ロック手段44を備えている。このロック手段44は、安全手摺り枠11における左右両側枠40の伸縮自在梯子12のある側の支柱部下端に設けられたグリップ付きボルト45と、作業足場台10の左右両側辺に設けられて前記起立姿勢にあるときにグリップ付きボルト45を螺入締結し得るネジ孔46(図2参照)と、伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7の前側左右一対の角柱状部材14a,14bに設けられて前記倒伏姿勢にあるときにグリップ付きボルト45を螺入締結し得るネジ孔47(図1参照)とから構成されている。
アウトリガー5a〜5dは、図3の仮想線と図4に示すように、台車1の台枠2の左右両側辺に沿う退入姿勢から台枠2より離れる方向にほぼ180度の範囲内で垂直支軸4の周りに水平に揺動させることができるもので、その先端部には、ネジジャッキ48により昇降させることができる接地盤49が配設されている。また、各アウトリガー5a〜5dを台枠2の左右両側辺に沿う退入姿勢において係止する係止具50a〜50dが設けられている。この係止具50a〜50dは、各アウトリガー5a〜5dに取り付けられた被キャッチ部材51と、台枠2側に取り付けられて当該被キャッチ部材51を弾性力で自動把持し得るキャッチ部材52とから成るものである。従って、使用するアウトリガー5a〜5dは、係止具50a〜50dで係止されている退入姿勢から当該係止具50a〜50dの把持弾性力に抗して強く引き離すだけで、任意の角度まで水平に回転させることができ、使用しなくなったアウトリガー5a〜5dは、台枠2の左右両側辺に沿う退入姿勢まで回転させて係止具50a〜50dにより自動係止させ、自然に台枠2から離れるように回転するのを防止できる。
作業現場まで移動用車輪3を利用するなどして搬入された台車式作業足場の使用方法を説明すると、各アウトリガー5a〜5dを垂直支軸4の周りに回転させて、退入姿勢から台車1の外側へ適当角度で張り出す作用姿勢に切り換えると共に、先端の接地盤49をネジジャッキ48により降下させて適当圧力で接地させ、台車1を定位置に固定する。尚、アウトリガー5a〜5dは、その全てを前記作用姿勢に切り換える必要はなく、例えば台車1が壁などの建造物に接近していて当該建造物側には転倒の恐れが無いときは、他の方向に張り出させることができるアウトリガーのみを作用姿勢に切り換えたり、その台車1からの張り出し量や張り出し方向なども、台車1の周囲の状況に応じて任意に決定することができる。若し、台車1の周囲全域に十分な床上空間が確保されている状況であれば、例えば図3に実線で示すように、伸縮フレーム6が台車1の前端に配置されていることを考慮して、前端側の左右一対のアウトリガー5a,5bは台車1から前方へ互いに平行に、または少し先端広がりになる向きに張り出させ、台車1の左右横幅が伸縮フレーム6(作業足場台10)の左右横幅と殆ど同じであることを考慮して、後端側左右一対のアウトリガー5c,5dは台車から左右横向きに張り出させるのが良い。
上記のようにアウトリガー5a〜5dを利用して台車1を定位置に安定的に固定したならば、先に説明したように伸縮フレーム6を伸長させて作業足場台10を上昇させるのであるが、上記実施形態では、縮小状態にある伸縮フレーム6の伸長はロック手段44で台車側固定フレーム部分7に係止されている倒伏状態の安全手摺り枠11によって阻止されているので、伸縮フレーム6を伸長させる前にロック手段44のグリップ付きボルト45を弛めて、倒伏状態での安全手摺り枠11のロックを解除する。そして安全手摺り枠11を水平支軸43の周りに上方に回転させて起立させ、グリップ付きボルト45を作業足場台10側のネジ孔46(図2参照)に螺合して安全手摺り枠11を図1に示す起立姿勢にロックする。
安全手摺り枠11を起立姿勢に切り換えたならば、伸縮駆動手段9を操作して伸縮フレーム6を伸長させ、作業足場台10を図1に示す上昇限位置、またはこれよりも低い任意の高さまで上昇させる。このとき、伸縮自在梯子12も多少の角度変化を伴いながら引き伸ばされる。伸縮駆動手段9に利用されているチエン巻き取り繰り出し手段25が、作業足場台10にかかる最大積載荷重に対しても重力による伸縮フレーム6の縮小動作(作業足場台10の重力による降下)を確実に阻止できるものであるときは、伸縮駆動手段9の操作により作業足場台10を所定の高さまで上昇させ終わったならば直ちに作業足場台10への作業者の搭乗を開始させることができるが、そのような能力を持たない伸縮駆動手段9である場合、或いは必要な能力は備えているが安全性を一層高める場合には、適当な落下防止手段を併用するのが望ましい。
図10に基づいて、本実施形態における構成に組み合わせることができる落下防止手段の一例を説明すると、この図10に示す落下防止手段53は、伸縮フレーム6における昇降フレーム部分8の1つの垂直向きの角柱状部材15cにその長さ方向に沿って取り付けられ且つ長さ方向一定間隔おきに水平方向の貫通係止孔54を備えた帯状部材55と、台車側固定フレーム部分7の水平向きの角柱状部材16の内、伸縮フレーム6の伸長長さに関係なく常に前記帯状部材55の外側に隣接する位置にある中間高さの角柱状部材16aに、前記貫通係止孔54と択一的に合致する水平方向のピン孔56と、当該ピン孔56と選択された1つの貫通係止孔54とにわたって挿入離脱自在な係止ピン57と、当該係止ピン57を使用しないときに下向きに差し込んで係止ピン57を保持できる係止ピン保持板58と、紛失防止のために係止ピン57と係止ピン保持板58とを繋ぐチエン、ワイヤーロープなどの索条体59とから構成されている。
上記構成の落下防止手段53では、伸縮フレーム6を最大長さまで伸長させて作業足場台10を上昇限位置まで上昇させたとき、最下位の貫通係止孔54とピン孔56とが合致するように構成され、作業足場台10をそれ以下の高さで使用するときは、1つの貫通係止孔54とピン孔56とが合致する高さまで作業足場台10を上昇させる。何れにしても、作業足場台10を所定高さまで上昇させたならば、そのとき合致する1つの貫通係止孔54とピン孔56とにわたって係止ピン57を差し込み、伸縮フレーム6における台車側固定フレーム部分7と昇降フレーム部分8とを係止ピン57により互いに係止し、昇降フレーム部分8の降下を伴う作業足場台10の不測の降下を係止ピン57により確実に防止し、安全性を高めることができる。
作業足場台10を所定の高さまで上昇させたならば、当該作業足場台10によって上側梯子部分35が引き上げられて伸長状態になっている伸縮自在梯子12を利用して作業者は作業足場台10に昇り、当該作業足場台10上で所定の高所作業を行うことができる。
尚、伸縮自在梯子12は、図1に示すように作業足場台10が上昇限位置まで上げられたとき、下側梯子部分32の上端側ステップ部材32cと上側梯子部分35の下端側ステップ部材35cとがほぼ同一レベルで前後に並列するように構成し、この伸縮自在梯子12と上記構成の落下防止手段53を採用する場合、貫通係止孔54の間隔は、伸縮自在梯子12のステップ部材32c,35cの間隔と同一かまたは整数分の1(1/2〜1/4程度)とするのが望ましい。即ち、伸縮自在梯子12を昇り降りする作業者が、上下両梯子部分32,35の重なり部分において、手前にある下側梯子部分32のステップ部材32cに足を掛ける動作が奥側にある上側梯子部分35のステップ部材35cによって妨害されないかまたは、妨害され難いように構成するのが望ましい。
また、伸縮自在梯子12を昇り降りする作業者が、当該伸縮自在梯子12の左右両側に位置する台車手押し操作用バー13の後側垂直部分13aを手摺り代わりに使用できるように、図1に示すように、当該台車手押し操作用バー13の後側垂直部分13aを伸縮自在梯子12よりも適当距離だけ後方に突出しているように構成しておくことができる。
作業が終わって台車式作業足場を片づけるときは、落下防止手段53の係止ピン57を貫通係止孔54及びピン孔56から抜取り、その係止ピン57を係止ピン保持板58の垂直なピン孔に下向きに差し込んで保持させた後、伸縮駆動手段9を操作して伸縮フレーム6を縮小させ、昇降フレーム部分8およびその上端の作業足場台10を下降限位置まで降下させる。この状態で落下防止手段53の最上位の貫通係止孔54がピン孔56と合致するように構成されているときは、その最上位の貫通係止孔54とピン孔56とにわたって係止ピン57を差し込み、伸縮フレーム6を伸長不能な状態に切り換えることもできる。
作業足場台10を下降限位置まで降下させたならば、安全手摺り枠11を起立姿勢にロックしているロック手段44のグリップ付きボルト45を弛めてロックを解除し、当該安全手摺り枠11を水平支軸43の周りに後方下方へ回転させて、図2に示すように伸縮フレーム6の上端部及び伸縮自在梯子12の上端部に覆いかぶさる倒伏姿勢に切り換える。そしてロック手段44のグリップ付きボルト45を台車側固定フレーム部分7のネジ孔47(図1参照)に螺合締結し、安全手摺り枠11を倒伏姿勢でロックする。
この後、作用姿勢にあったアウトリガー5a〜5dの接地盤49をそのネジジャッキ48により上昇させると共に、当該アウトリガー5a〜5dを垂直支軸4の周りに回転させて台車1の左右両側辺に沿う退入姿勢に切り換える。このとき各アウトリガー5a〜5dは、係止具50a〜50dによって自動的に退入姿勢で係止保持される。
そして最後に台車1を、台車手押し操作用バー13を利用して伸縮自在梯子12のある側から手押し操作して所定の場所へ移動させるのであるが、そのときの作業者から見て前方に位置する伸縮フレーム6が上記実施形態で示したような枠組み構造体であれば、それほど視界を邪魔されることは無く、比較的安全に手押し操作することができるし、伸縮駆動手段9や、台車側固定フレーム部分7と昇降フレーム部分8との間の昇降ガイドローラー19,20などに対する保守点検が容易に行えるが、反面、伸縮フレーム6が枠組み構造体であるときは、台車側固定フレーム部分7と昇降フレーム部分8との間に手や衣服を挟んだり、両者間の滑りに伴って発生する粉塵の飛散が容易になるなどの問題点が生じる。従って、このような問題点を解消する方を優先させるのであれば、図5に仮想線で示すように、台車側固定フレーム部分7の周囲をカバー材60a〜60dで覆うことができるが、この場合、少なくとも台車側固定フレーム部分7の前後両側面(伸縮自在梯子12のある側と反対側の両方の側面)のカバー材60b,60dは、台車1を前方へ手押し移動するときの視界を邪魔しないように透明材料(好ましくは透明合成樹脂材)で構成されたものを使用するのが望ましい。勿論、昇降フレーム部分8の側面にも、昇降ガイドローラー19やチエン巻き上げ繰り出し手段25の回転操作軸25aなどと干渉しない範囲でカバー材を張設することができるし、台車側固定フレーム部分7の上端から上方に突出する昇降フレーム部分8の各側面をカバーする目的で、台車側固定フレーム部分7の上端各側辺と昇降フレーム部分8の上端各側辺との間に、自動巻取り式のスクリーンを張設することもできる。これら昇降フレーム部分8の各側面に対して作用するカバー材も、必要に応じて前記カバー材60a〜60dと同様に、一部または全部を透明材料から構成することができる。
図2に示すように、伸縮フレーム6を縮小させた状態の台車式作業足場を移動させるとき、図1及び図2に示すように、伸縮フレーム6の台車側固定フレーム部分7の上端またはその近傍位置で、伸縮自在梯子12のある側とは反対側の左右両側(左右幅方向の中央1箇所でも良い)に移動用車輪61が配設してあると、トラックなどの荷台上に対してこの台車式作業足場を積み下ろしする場合や、上下空間高さの低い場所でこの台車式作業足場を移動させるとき、この台車式作業足場を90度前方に転倒させた姿勢にしても、台車1の四隅下側の移動用車輪3の内、伸縮自在梯子12のある側とは反対側(前端側)の左右一対の移動用車輪3と前記移動用車輪61とを着床させて当該台車式作業足場を移動可能に支持させることができる。
作業足場台を上昇限位置まで上げて使用するときの状態を示す側面図である。 作業足場台を下降限位置まで下げて台車を移動させるときの状態を示す側面図である。 図1の状態での平面図である。 図2の状態での平面図である。 伸縮フレームの詳細構造を示す横断平面図である。 図5の要部の拡大図である。 上半分は図5のX−X線断面図であり、下半部は図5のY−Y線断面図である。 A図は伸縮自在梯子の要部を示す側面図であり、B図は上側の保持部材を示す横断平面図と下側の保持部材を示す横断平面図である。 A図は伸縮駆動手段を示す要部の側面図であり、B図は同縦断正面図である。 A図は落下防止手段を示す要部の一部切欠き側面図であり、B図は同要部の拡大横断平面図である。
符号の説明
1 台車
3,61 移動用車輪
4 垂直支軸
5a〜5d アウトリガー
6 伸縮フレーム
7 台車側固定フレーム部分
8 昇降フレーム部分
9 伸縮駆動手段
10 作業足場台
11 安全手摺り枠
12 伸縮自在梯子
13 台車手押し操作用バー
14a〜15d 垂直向きの角柱状部材
16,16a,17 水平向きの角柱状部材
18 部材取付用溝
19,20 昇降ガイドローラー
19a,20a ローラーの大径鍔部
21,22 ローラーの軸受け部材
25 チエン巻き上げ繰り出し手段
27 チエン
29 チエン巻き上げ繰り出し手段の操作ハンドル
31,34,43 水平支軸
32 下側梯子部分
35 上側梯子部分
36 保持手段
37,38 L形保持部材
39 合成樹脂製滑り材
44 安全手摺り枠のロック手段
45 グリップ付きボルト
46,47 ネジ孔
48 アウトリガーのネジジャッキ
49 アウトリガーの接地盤
50a〜50d アウトリガーの係止具
53 落下防止手段
54 貫通係止孔
56 ピン孔
57 係止ピン
60a〜60d カバー材

Claims (9)

  1. 台車上に昇降自在に支持された作業足場台と、この作業足場台と台車との間に架設された伸縮自在梯子とを備え、前記作業足場台は、台車に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段により伸縮駆動される伸縮フレームの昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子は、下端側が前記伸縮フレームから離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台側に下端が前記台車側に、それぞれ水平支軸の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分と台車との間には、前記伸縮自在梯子を左右両側から挟むように配置された左右一対の台車手押し操作用バーが架設されている、台車式作業足場。
  2. 前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分には、その外側を覆うカバー材が張設され、当該カバー材の内、少なくとも前記伸縮自在梯子と伸縮フレームとを結ぶ台車前後方向に位置するカバー材は、透明材料から構成されている、請求項1に記載の台車式作業足場。
  3. 台車上に昇降自在に支持された作業足場台と、この作業足場台と台車との間に架設された伸縮自在梯子とを備え、前記作業足場台は、台車に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段により伸縮駆動される伸縮フレームの昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子は、下端側が前記伸縮フレームから離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台側に下端が前記台車側に、それぞれ水平支軸の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記台車は、その長手方向一端部上に前記伸縮フレームが立設されると共に他端部上に前記伸縮自在梯子の下端が軸支された平面長方形状のもので、少なくとも伸縮フレームが立設された一端部側の左右両側には、出退自在なアウトリガーが設けられ、このアウトリガーは、台車の四隅に各々垂直軸心の周りに回転自在に設けられ、各アウトリガーを台車の側辺に沿った退入姿勢において係止する係止具が併設されている、台車式作業足場。
  4. 台車上に昇降自在に支持された作業足場台と、この作業足場台と台車との間に架設された伸縮自在梯子とを備え、前記作業足場台は、台車に対して垂直に立設され且つ伸縮駆動手段により伸縮駆動される伸縮フレームの昇降上端部に支持され、前記伸縮自在梯子は、下端側が前記伸縮フレームから離れるように梯子全体が斜めに傾斜する姿勢において、上端が作業足場台側に下端が前記台車側に、それぞれ水平支軸の周りに揺動自在に軸支されて、作業足場台の昇降に伴って傾斜角度を変えながら伸縮するように構成されている台車式作業足場において、前記台車は、その長手方向一端部上に前記伸縮フレームが立設されると共に他端部上に前記伸縮自在梯子の下端が軸支された平面長方形状のもので、その四隅下側と、前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分の上端で伸縮自在梯子のある側とは反対側に、移動用車輪が配設されている、台車式作業足場。
  5. 前記作業足場台には安全手摺り枠が併設され、当該安全手摺り枠は、この安全手摺り枠を含む全高を低くする倒伏姿勢に切り換え可能に構成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の台車式作業足場。
  6. 倒伏姿勢に切り換えられた前記安全手摺り枠を前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分に係止する係止手段を備えている、請求項5に記載の台車式作業足場。
  7. 前記伸縮フレームは、台車側固定フレーム部分とその内側を昇降し且つ上端で作業足場台を支持する昇降フレーム部分とから成り、前記伸縮駆動手段は、前記昇降フレーム部分の内側に配置され且つ前記台車側固定フレーム部分の上端側に支持されたチエン巻き上げ繰り出し手段から成り、当該チエン巻き上げ繰り出し手段で巻き上げ繰り出し操作されるチエンの一端が前記昇降フレーム部分の下端に係止され、当該チエン巻き上げ繰り出し手段から垂下するチエンの遊端が前記台車側固定フレーム部分に係止され、当該チエン巻き上げ繰り出し手段を前記台車側固定フレーム部分の横外側に配置された操作ハンドルで駆動操作し得るように構成されている、請求項1〜6の何れか1項に記載の台車式作業足場。
  8. 前記伸縮フレームの台車側固定フレーム部分と昇降フレーム部分とは、それぞれ四隅に配置されたアルミニウム成形材から成る角柱状部材を備え、各角柱状部材には、当該角柱状部材の長さ方向に連続する横断面奥広がり形の部材取付用溝が設けられ、台車側固定フレーム部分と昇降フレーム部分との間に介在される昇降ガイド用ローラーは、対接する側の角柱状部材の前記部材取付用溝に嵌合する大径鍔部を有するもので、このローラーを支持する側の角柱状部材に前記部材取付用溝を介して取り付けられた軸受け部材に軸支されている、請求項1〜7の何れか1項に記載の台車式作業足場。
  9. 前記伸縮自在梯子は、下端を台車側に軸支された下側梯子部分と、上端を作業足場台側に軸支され且つ下端側が前記下側梯子部分に重なる上側梯子部分と、上下両梯子部分の重なり部分を互いに重なり状態で長さ方向に相対移動のみ可能に保持させる保持手段とから構成され、前記保持手段は、上下各梯子部分の端部の左右両側に取り付けられて相手側梯子部分の左右両側辺を保持する保持部材と、各保持部材の内側に付設された合成樹脂製滑り材とから成る、請求項1〜8の何れか1項に記載の台車式作業足場。
JP2004370623A 2004-12-22 2004-12-22 台車式作業足場 Active JP4140036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004370623A JP4140036B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 台車式作業足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004370623A JP4140036B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 台車式作業足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006177020A JP2006177020A (ja) 2006-07-06
JP4140036B2 true JP4140036B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=36731374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004370623A Active JP4140036B2 (ja) 2004-12-22 2004-12-22 台車式作業足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4140036B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105064727A (zh) * 2015-08-24 2015-11-18 杭州佳合舞台设备有限公司 升降看台的通道装置
CN106284957A (zh) * 2016-08-15 2017-01-04 陈妮娜 一种建筑用高安全性脚手架

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5201634B2 (ja) * 2009-11-30 2013-06-05 株式会社旭学園グループ 工事用足場における足場台昇降構造
JP5429559B2 (ja) * 2010-02-01 2014-02-26 株式会社ダイフク 倉庫設備
JP2013256354A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Pica Corp 高所作業装置
JP6416681B2 (ja) * 2015-03-30 2018-10-31 日鐵住金建材株式会社 収納可能な手摺枠を設けてなる昇降式移動足場
JP2017089325A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 住友建機株式会社 アスファルトフィニッシャ
JP2021123891A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 積 中野 重量物載置装置及びその使用方法
CN113830712A (zh) * 2021-09-29 2021-12-24 国网山东省电力公司济南市济阳区供电公司 一种沿电杆爬高升降梯
CN114412204A (zh) * 2022-03-11 2022-04-29 深圳粤源建设有限责任公司 倾斜式外立面玻璃幕墙辅助安装设备
CN114575737B (zh) * 2022-03-21 2023-07-11 中建八局第一建设有限公司 一种新型装配式结构施工临时用钢爬梯
CN114961206B (zh) * 2022-05-05 2023-09-29 贵州桥梁建设集团有限责任公司 一种高速公路机电安装装置及其施工方法
CN114873530A (zh) * 2022-05-11 2022-08-09 国网安徽省电力有限公司定远县供电公司 一种防坠落型电力***设备检修用攀爬装置及其工作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105064727A (zh) * 2015-08-24 2015-11-18 杭州佳合舞台设备有限公司 升降看台的通道装置
CN106284957A (zh) * 2016-08-15 2017-01-04 陈妮娜 一种建筑用高安全性脚手架

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006177020A (ja) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4140036B2 (ja) 台車式作業足場
US3797672A (en) Apparatus attachable to a truck body or the like for use for hoisting or lifting, or as an elevated support
US20180119432A1 (en) Scaffold unit
JP4922867B2 (ja) エレベータの工事作業用足場、及びそれを用いた足場の設置方法
JP2008527222A (ja) 建築物の建築に使用される装置
US5645395A (en) Building crane apparatus climbable on building walls
US20050247517A1 (en) Mobile mount for attachment of a fall arrest system
US6640928B1 (en) Free-standing, multi-functional, mobile construction aid
JP2002104776A (ja) 輸送車両からの墜落防止用自動車
JP4556136B2 (ja) 転落防止具及びその使用方法、並びに転落防止柵及びその使用方法
KR101230656B1 (ko) 고가 사다리차
JP2010007228A (ja) 荷吊り装置
WO2018173135A1 (ja) エレベータ装置
CN210888003U (zh) 一种移动式可升降钢管架操作平台装置
JP6935138B2 (ja) 建設機械
KR20220142866A (ko) 수직 사다리용 중량물 운반장치
JP2001122591A (ja) 引越作業用高所作業車
JP5132080B2 (ja) エレベータ用品据え付け用ゴンドラ装置及びエレベータ用品据え付け作業方法
US3339669A (en) Platform assembly for a crane
JP4238332B2 (ja) 建設用リフト
JP3246558U (ja) 高所作業用の転落防止装置
JP2013245469A (ja) 荷役作業台
US9624740B2 (en) Hydraulic pipe handling apparatus
JP3889014B2 (ja) 貨物トラック用荷台昇降タラップ
JP2004143677A (ja) 建築機材の搬出入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080415

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080516

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080529

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4140036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250