JP4138862B1 - 回路基板モジュール及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】不要輻射に弱い脆弱回路とそれ以外の回路との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる回路基板モジュール及びこれを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】実装面を有する基板1と、それぞれ実装面に実装された第1電子部品及び第2電子部品3と、第1電子部品2と第2電子部品3を囲い実装面に実装された導電性を有する第1枠体4と、第2電子部品3を囲い第1枠体4の内側の実装面に実装された導電性を有する第2枠体5と、第1枠体4と第2枠体5の間で第1電子部品と実装面と第1枠体4と第2枠体5に密接する第1樹脂部6と、第2枠体5の内側で第2電子部品3の実装面と第2枠体5に密接する第2樹脂部7と、第1電子部品と第2電子部品3と第2枠体5とを覆い、導電性を有し第1枠体4に接続された第1蓋部8と、第2枠体5の接点で接続され第2枠体5を覆う第2蓋部9とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板モジュール及び電子機器に関する。
近年、携帯端末機器などの携帯型の電子機器の筐体部分には、小型化、薄型化、部品点数の削減が求められている。このような要望を満たすために、筐体に収容される回路基板として、薄型化された柔軟な基板を用いた基板構造が採用されている。
図5に示すように、この基板構造100は、基板101と、基板101における一方の実装面101Aに沿って実装された複数の電子部品102と、各電子部品102を包囲する枠体103と、枠体103内に充填されて各電子部品102を被覆するとともに基板101の実装面101Aに密着する樹脂部104とを備える。
このような基板構造100において、高周波的にシールドする必要がある電子部品102は、枠体103と、枠体103内を区画する壁部105とによりシールドされる。
ところで、枠体103内に充填される樹脂部104は、壁部105との間の熱膨張係数及び熱収縮係数が異なるため、充填後に固化する際、いわゆる「ひけ」が生じる。
その結果、樹脂部104と壁部105との間に「すべり」が生じ、隙間が生じて密着強度が低下し、外力に対する樹脂部104の強度を所定値に維持できないという不具合がある。
そのため、壁部で分断された樹脂部を繋げることにより、強度を確保するため、壁部に複数個の貫通孔又は凹溝を設けた樹脂封止半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−3450号公報
しかしながら、特許文献1では、樹脂部と金属部材との密着力を増大させることを目的とし、無線通信に供される電子部品のシールド性については、考慮していない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、不要輻射に弱い脆弱な回路とそれ以外の回路との間での不要輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる回路基板モジュール及びこれを備えた電子機器を提供することを目的とする。
本発明の回路基板モジュールは、実装面を有する基板と、前記実装面に実装された第1電子部品と、前記実装面に実装された第2電子部品と、前記第1電子部品と前記第2電子部品を囲い、前記実装面に実装され、導電性を有する第1枠体と、前記第2電子部品を囲い、前記第1枠体の内側にあって、前記実装面に実装され、導電性を有する第2枠体と、前記第1枠体と前記第2枠体の間にあって、前記第1電子部品と前記実装面と前記第1枠体と前記第2枠体に密接する第1樹脂部と、前記第1電子部品と前記第2電子部品と前記第2枠体とを覆い、導電性を有し、前記第1枠体に電気的に接続された第1蓋部と、前記第2枠体を覆う第2蓋部と、を備え、前記第1蓋部は前記第2蓋部を覆い、前記第2枠体は、前記第1樹脂部と接する外壁と、前記外壁より前記第2電子部品側にある内壁とを有し、前記外壁と前記内壁との間には溝部が設けられ、前記溝部において前記第2蓋部と前記内壁とが接触するものである。
上記構成によれば、溝部に樹脂が入り込むことを防ぐことができるため、前記第2枠体に第2蓋部を確実に固定することができる。
本発明の回路基板モジュールは、前記第2枠体の内側にあって、前記第2電子部品の前記実装面と前記第2枠体に密接する第2樹脂部を有するものである。
上記構成によれば、第1電子部品と第2電子部品との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる。特に、第2電子部品を不要輻射に弱い脆弱回路を備えるもので構成した場合、脆弱回路以外の回路を備えた第1電子部品と脆弱回路を備える第2電子部品との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる。
本発明の回路基板モジュールは、前記基板から前記第1蓋部までの高さより、前記第2蓋部の高さのほうが小さいものである。
上記構成によれば、第2蓋部の高さのほうが第1蓋部の基板からの高さより低いので、第1蓋部と第2蓋部との間に僅かな空間(例えば、高さ方向に0.05mm程度)が形成される。このため、例えば外部から衝撃を受けた場合に、第2蓋部が第1蓋部を押し上げることがない。つまり、外部から第1蓋部へ力が作用したときに、その反作用による押し上げにより第1蓋部が外れるといったことがないので、第2蓋部と第2枠体の接続が確実となる上に、第1蓋部と第1枠体との接続も確実になる。
本発明の回路基板モジュールは、前記第2枠体の断面形状が略U字形である。
上記構成によれば、第1樹脂部や第2樹脂部を形成する樹脂を第1枠体内及び第2枠体内に充填させる際にその樹脂が略U字形状の溝内に侵入させないようにすることで、第2枠体のU字形状の溝内部に設けた接点と第2蓋部との接続を、樹脂に邪魔されることなく行うことが可能となる。
本発明の回路基板モジュールは、前記第2枠体の断面略U字形の底面が前記基板と接続されているとともに、前記第2枠体の断面略U字形の壁のうち中心寄りの壁の高さhin及び外側の壁の高さhoutと、基板から前記第1蓋部までの高さh及び前記第2蓋部の高さhとの高さについては、(2)の式の関係が成立するものである。
Figure 0004138862
上記構成によれば、更に、基板から第2蓋部の上面までの高さ(h)>基板から第2枠体の外側の壁の高さ(hout)にすることで、例えば外部から衝撃を受けた場合に、第2枠体の外側の壁よりも第2蓋部の上面のほうへ先に第1蓋部が接触する。ここで、第2蓋部の上面の方が第2枠体の外側の壁の上面より面積が大きいので、面積が大きな第2蓋部の上面で安定的に第1蓋部と接触させることが可能となる。
本発明の電子機器は、上記の回路基板モジュールを備えたものである。
本発明によれば、不要輻射に弱い脆弱回路とそれ以外の回路との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる回路基板モジュール及びこれを備えた電子機器を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る回路基板モジュール10を示すものであり、この回路基板モジュール10は、電子機器の一種である図示しない携帯電話機の筐体内部に設置されており、基板1と、第1電子部品2と、第2電子部品3(図2参照)と、第1枠体4と、第2枠体5と、第1樹脂部6と、第2樹脂部7と、第1蓋部8と、第2蓋部9とを備えている。
基板1は、従来用いられているプリント基板よりも薄手のプリント基板などで構成されており、一面(実装面;図1で上面)側に回路基板モジュール10が設置されている。また、この基板1の他面(図1では下面)側には、図示しないが液晶又は有機ELなどで構成した大型の表示部を搭載している。
第1電子部品2は、例えばデジタル(電子)回路などを含んだ電子部品などで構成されており、実装面である基板1の一面の、大枠である第1枠体4の内部であってかつ小枠である第2枠体5の外部の領域に実装されている。なお、不要輻射に弱い脆弱な回路などを含んだ電子部品については、後述する第2電子部品3として、第1電子部品2から電磁気的にシールドさせて隔離するようになっている。
第2電子部品3は、前述したように、不要輻射に弱いRF回路などの脆弱な回路(以下、これを「脆弱回路」とよぶ)を含んだ電子部品で構成されており、実装面である基板1の一面の第1電子部品2の実装面と同じ側の面上であって、大枠である第1枠体4の内部でかつ小枠である第2枠体5の内部の領域に実装されている。第2電子部品3が脆弱回路を含んでいる場合、本発明の効果は効果的に発揮されるが、第2電子部品3が脆弱回路を含むことは必須の要件ではない。
第1枠体4は、大枠を構成するものであり、略矩形状を有し基板1の一面である実装面に実装されており、第1電子部品2と第2電子部品3の周囲を取り囲んでいる。特に、本発明の第1枠体4は、第1蓋部8とともに電磁シールド(高周波的なシールドを含む)を行うことによって、第1枠体4から外部への電磁輻射の漏れを防止するとともに外部からの不要輻射の侵入を阻止するために、導電性を有する材料で形成されている。さらに、この第1枠体4には、図3に示すように、第1蓋部8と電気的に接続させて後述するように基板1のグランドに電位を落とすとともに機械的に着脱可能に固定させるために、外周面の全周にわたって複数の接点41を設けている。
第2枠体5は、第1枠体4に比べてこれよりも大きさが小さな小枠で構成するものであり、特に基板1の一面である実装面において第1枠体4の内側の領域で第2電子部品3を取り囲む状態で設けられている。また、第2枠体5は、この第2枠体5から外部への電磁輻射の漏れを防止するとともに外部からの不要輻射の侵入を阻止するために、導電性を有する材料で略矩形状に形成されている。また、この第2枠体5も、図4に示すように、第2蓋部9と電気的に接続させて後述するように基板1のグランドに電位を落とすとともに機械的に着脱可能に固定させるために、外周面の全周にわたって複数の接点51Aを設けている。
また、本実施形態の第2枠体5は、中心寄りの内壁51と、外部に向いた外壁52と、及び平面状に形成されこれらの壁をつなぐ底面53とで構成された断面形状が略U字形を有しており、その底面53が基板1と電気的に接続されて基板1と同電位に構成されている。さらに、この第2枠体5の内壁51の高さhin及び外壁52の高さhoutについては、(3)の式の関係が成立する。
Figure 0004138862
即ち、第2枠体5の断面が略U字形状であり、このU字形状を呈する部分、換言すれば内壁51の外周面に突出した接点51Aを設けてあるU字溝内部を、樹脂が充填されない空間部分として構成することができる。このように、U字溝に樹脂が入り込まないようにするため、本実施形態では予め設定された定量の樹脂材料を第1枠体4及び第2枠体5にそれぞれ充填させるようになっている。このように、U字溝に樹脂が入り込まないようにすることで、樹脂に邪魔されることなく、第2枠体5の接点51Aに第2蓋部9を確実に固定することができるわけである。また、略U字形のフラットな底面53の形状により、基板1への接続が安定した状態に確保できるようにもなっている。
第1樹脂部6は、第2樹脂部7とともに基板1の一面に搭載させることにより、補強用の金属板などを別に設けなくても、しかも従来のものより薄い基板1を用いてあっても、携帯電話機などの電子機器の筐体に対して一定の強度を確保できるものである。換言すれば、薄手の基板1の一面に薄く形成した樹脂によって、電子機器の一種である携帯電話機の筐体部分の薄型化が実現可能となっており、本実施形態では適宜の熱硬化樹脂材料が用いられている。また、この第1樹脂部6は、第2樹脂部7とともに基板1の一面に充填させ加熱炉内で熱硬化させたときに、熱膨張や熱収縮を行うことなく硬化させることができる、換言すれば、熱硬化後にそりなどを発生させないような工夫が施されている。
このような第1樹脂部6及び第2樹脂部7のうち、第1樹脂部6については、第1枠体4と第2枠体5の間にあって、第1電子部品2と、基板1の実装面と、第1枠体4と、第2枠体5とに密接するように設けられている。一方、第2樹脂部7は、第2枠体5の内側にあって、第2電子部品3の実装面と、第2枠体5とに密接するように設けられている。
第1蓋部8は、第1電子部品2と第2電子部品3と第2枠体5とを物理的に一体に覆うようになっている。特に、この第1蓋部8は、第1枠体4とともに導電性を有する材料で形成されて電磁シールド機能が付与されており、第1枠体4から外部への電磁輻射の漏れを防止するとともに外部からの不要輻射の侵入を阻止できるようになっている。しかも、本実施形態の第1蓋部8には、図3に示すように、第1枠体4と機械的に着脱可能に固定させるのと同時に電気的にも第1枠体4と接続させるために、第1枠体4の接点41に嵌合する孔81を外周面全体にわたって多数設けている。このように構成することで、前述したように、第1蓋部8は、第1枠体4を介して基板1のグランドと同電位となるように構成しており、グランドの電位をより一定に保つ、即ち、グランドを強化することが出来
るといった効果も付与している。
第2蓋部9は、第2電子部品3を物理的に覆うようになっており、第2枠体5とともに導電性を有する材料で形成して電磁シールド機能を付与している。これにより、第2蓋部9は、この第2蓋部9から外部へ電磁輻射が漏れるのを防止することができるとともに外部からの不要輻射の侵入を阻止できるようになっている。このように、この第2蓋部9及び第2枠体5の内部に設けている第2電子部品3は、この第2蓋部9及び第2枠体5と、第1蓋部8及び第1枠体4とによる二重の電磁シールディング作用によって外部との間での電磁波の入出が阻止されている。従って、特に第2電子部品3をRF回路などのような脆弱回路で構成した場合、本発明によれば、第2電子部品3に対する第1電子部品2からの輻射の影響だけでなく、外部からの不要輻射の影響をも効果的に抑えることができる。
さらに、第2蓋部9では、第1蓋部8と同様、図4に示すように、第2枠体5と機械的に着脱可能に固定させるのと同時に電気的にも接続させるために、第2枠体5の接点51Aに嵌合する孔91を外周面全体にわたって多数設けている。このように構成することで、第2蓋部9は、第2枠体5を介して基板1のグランドと同電位となるように構成しており、グランドの電位をより一定に保つ、即ち、グランドを強化することが出来るといった効果を有している。
なお、この第2蓋部9と第1蓋部8との高さの関係は、(4)の式の関係が成立する。すなわち、基板1から第1蓋部8の天井面までの高さhより、基板1から第2蓋部9の上面までの高さhのほうが小さい。
Figure 0004138862
即ち、図2に示すように、第1蓋部8の天井面と第2蓋部9の上面との間には、ごく僅かな隙間Δhを確保させており、第2蓋部9の高さhの方が第1蓋部8の基板1の一面から天井面までの高さhより低い。これにより、第2蓋部9が第1蓋部8を押し上げることがなく、押し上げによって第1蓋部8が外れることがないので、第2蓋部9の接続が確実な上に、第1蓋部8の接続も確実になる。
また、第1蓋部8及び第2蓋部9と第2枠体5との寸法関係をまとめると、第2枠体5の内壁51の高さhin及び外壁52の高さhoutとの関係を示す(3)式と、基板1から第1蓋部8の天井面までの高さh及び基板1から第2蓋部9の上面までの高さhとの関係を示す(4)式とについては、(5)の式の関係が成立する。
Figure 0004138862
このように、本発明では、基板1から第2蓋部の上面までの高さ(h)のほうが基板1から第2枠体5の外壁52の高さ(hout)より大きくなるように構成している。このように構成することで、例えば回路基板モジュール10の外部から第1蓋部8に衝撃が加えられた場合に、第2枠体5の外壁52よりも第2蓋部9の上面のほうへ先に第1蓋部8が接触する。ここで、第2蓋部9の上面の方が第2枠体5の外壁52の上面より面積が大きいので、その面積が大きな第2蓋部9の上面で安定的に第1蓋部8と接触させることができる。その結果、接触ストレスによる第1蓋部8の変形が起きにくくすることができるようになる。
なお、本発明は種々の形態で実施し得るものである。例えば、第1、第2枠体4,5の接点41,51Aは、全周面にわたらず、少なくとも一部に設けてあってもよい。また、本実施形態では、回路基板モジュール10を電子機器の一種である図示しない携帯電話機の筐体内部に設置してあるが、この携帯電話機としては、ストレート型、折りたたみ型等の各種の筐体内部に設置可能である。さらに、この回路基板モジュールを設置する電子機器としては、この携帯電話機の他に、例えばPDA(Personal Digital Assistant)やPHS(Personal Handyphone System)或いはこれ以外の各種の電子機器に設置することが可能である。
また、本発明の回路基板モジュールは、実装面を有する基板と、前記実装面に実装された第1電子部品と、前記実装面に実装された第2電子部品と、前記第1電子部品と前記第2電子部品を囲い、前記実装面に実装され、導電性を有する第1枠体と、前記第2電子部品を囲い、前記第1枠体の内側にあって、前記実装面に実装され、導電性を有する第2枠体と、前記第1枠体と前記第2枠体の間にあって、前記第1電子部品と前記実装面と前記第1枠体と前記第2枠体に密接する第1樹脂部と、前記第2枠体の内側にあって、前記第2電子部品の前記実装面と前記第2枠体に密接する第2樹脂部と、前記第1電子部品と前記第2電子部品と前記第2枠体とを覆い、導電性を有し、前記第1枠体に電気的に接続された第1蓋部と、を備えるものである。
上記構成によれば、第1電子部品と第2電子部品との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる。特に、第2電子部品を不要輻射に弱い脆弱回路を備えるもので構成した場合、脆弱回路以外の回路を備えた第1電子部品と脆弱回路を備える第2電子部品との間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる。
本発明の回路基板モジュールは、前記第2枠体の接点で接続され、前記第2枠体を覆う第2蓋部を有するものである。
上記構成によれば、第1蓋部で覆われた第1枠体の内部に設けた第2枠体自体をさらに第2蓋部が覆う。例えば第2蓋部の内側に設置したRF回路等のような脆弱な回路については、第1蓋部だけで覆う場合に比べてより確実に電磁シールドさせることができる。即ち、第1蓋部で覆った第1枠体よりも外側からの電磁波が、第2蓋部の内側に設置したRF回路等のような脆弱な回路へ侵入するのを阻止できるようになるばかりか、第1枠体内部であって、かつ、第2枠体外部に設けた、脆弱な回路以外の回路から生じる不要輻射が第2蓋部で覆われたその脆弱な回路へ悪影響をおよぼすのを効果的に抑えることができる。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明の回路基板モジュールによれば、基板上の回路間での輻射による悪影響を小さくできるとともに、全体としてモジュール外部への輻射を小さくできる効果を有し、例えば携帯電話機、PDA、PHS、或いはこれ以外の各種の電子機器等に有用である。
本発明の実施形態に係る回路基板モジュールを示す分解斜視図 図1におけるII−II線断面図 本発明の実施形態に係る回路基板モジュールの第1枠体と第1蓋部との接続状態を示す要部断面図 本発明の実施形態に係る回路基板モジュールの第2枠体と第2蓋部との接続関係を示す要部断面図 従来の携帯端末機器などの基板構造を示す要部断面図
符号の説明
1 基板
2 第1電子部品(デジタル回路)
3 第2電子部品(脆弱回路)
4 第1枠体
41 接点
5 第2枠体
51 内壁
51A 接点
52 外壁
53 底面
6 第1樹脂部
7 第2樹脂部
8 第1蓋部
81 孔
9 第2蓋部
91 孔
10 回路基板モジュール
基板から第1蓋部の天井面までの高さ
基板から第2蓋部の上面までの高さ
in 第2枠体の内壁の高さ
out 第2枠体の外壁の高さ
Δh 隙間

Claims (5)

  1. 実装面を有する基板と、
    前記実装面に実装された第1電子部品と、
    前記実装面に実装された第2電子部品と、
    前記第1電子部品と前記第2電子部品を囲い、前記実装面に実装され、導電性を有する第1枠体と、
    前記第2電子部品を囲い、前記第1枠体の内側にあって、前記実装面に実装され、導電性を有する第2枠体と、
    前記第1枠体と前記第2枠体の間にあって、前記第1電子部品と前記実装面と前記第1枠体と前記第2枠体に密接する第1樹脂部と、
    前記第1電子部品と前記第2電子部品と前記第2枠体とを覆い、導電性を有し、前記第1枠体に電気的に接続された第1蓋部と、
    前記第2枠体を覆う第2蓋部と、を備え、
    前記第1蓋部は前記第2蓋部を覆い、
    前記第2枠体は、前記第1樹脂部と接する外壁と、前記外壁より前記第2電子部品側にある内壁とを有し、
    前記外壁と前記内壁との間には溝部が設けられ、
    前記溝部において前記第2蓋部と前記内壁とが接触する回路基板モジュール。
  2. 請求項1に記載の回路基板モジュールであって、
    前記第2枠体の内側にあって、前記第2電子部品の前記実装面と前記第2枠体に密接する第2樹脂部を有する回路基板モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回路基板モジュールであって、
    前記基板から前記第1蓋部までの高さhより、前記第2蓋部の高さhのほうが小さい回路基板モジュール。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回路基板モジュールであって、
    前記第2枠体の断面略U字形の底面が前記基板と接続されているとともに、前記内壁の高さh in 及び前記外壁の高さh out と、基板から前記第1蓋部までの高さh 及び前記第2蓋部の高さh との高さについては、(1)の式の関係が成立する、
    Figure 0004138862
    回路基板モジュール。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回路基板モジュールを備えた電子機器。
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