JP4133396B2 - ストライプめっき用金属条及びストライプめっき条の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品であるコネクタなどの各種端子、ICリードフレームなどのリード材などに用いられる金属条であって、金、半田などのストライプめっきが施されるストライプめっき用金属条、及び、ストライプめっきが施されたストライプめっき条の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子部品であるコネクタなどの各種端子或はICリードフレームなどのリード材などを製造するためには、例えば黄銅、バネ用りん青銅のような銅合金などからなる金属条を用い、この金属条をプレス成形加工し、雄及び雌の連続端子が形成される。
【0003】
つまり、図7に、電子部品であるコネクタなどの各種端子を製造するための、従来使用されている金属条、即ち、ストライプめっき用金属条1の一例を示す。本例に示すプレス成形加工後の金属条1は、長手方向に連続したキャリヤ部2を有し、このキャリヤ部2には、キャリヤ部2に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して端子3が形成されている。また、本例では、この端子3に直交する形で、半田付けを行う連結部4が形成されている。
【0004】
このようなプレス成形された金属条1は、キャリヤ部2が駆動装置に係合駆動されることにより、連続してめっき設備へと供給される。
【0005】
金属条1にNi或はPd−Niなどにて下地めっき(単に「ニッケルめっき」という。)をした後、この金属条1の長手方向にストライプ状に、即ち、端子先端接点部5には長さLA領域に金或は金−コバルト合金などの接点用めっきが施される。また、例えば、端子3に対して直交する連結部4の一部は半田付け部6として利用されるので、キャリア部2に対向する側において幅WS、長さLSにわたる領域に半田付け用めっき、例えば、金フラッシュめっき、或いは、錫、錫合金めっき等のめっきが施される。
【0006】
コネクタなどの電子部品の小型化に伴い、このようなストライプめっきにおいて、例えば、領域LSの半田付け用の金フラッシュめっきと、領域LAの接点用の金めっきとの間隔LGが狭くなり、実装時、半田付け用金フラッシュめっき(領域LS)上の溶融半田が接点用金めっき(領域LA)まで達してしまう、所謂、「半田の吸いあがり現象」が顕在化してきた。これが起こると、領域LAの接点用金めっき上に半田がつき接点電気特性が劣ってしまう。
【0007】
そこで、領域LSの半田付け用金フラッシュめっきと、領域LAの接点用金めっきとの間の領域LGに金めっきがつかずニッケルめっきが露出した、所謂、「ニッケルバリア」を明確に確保することの必要性が高まっている。このようなニッケルバリア領域7(領域LG)は金めっきがないため溶融半田がのらず、半田付け用金めっき上の溶融半田が接点まで流れることを防止できる。
【0008】
一方、従来、図7に示すような金属条1にて、接点部5に金めっきを施したり、又、半田付け部6に金フラッシュめっきを施す場合には、一般的には液面制御法により金めっきを施すが、この方法ではめっき位置精度が厳しいものには対応できないため、高精度が求められるものに対しては、図8に示すような、回転ドラム101とエンドレスマスキングベルト104を使って部分めっきする、所謂「ドラム法」が採用されている。
【0009】
ドラム法は、図8に示すように、金めっき槽100中に回転ドラム101と電極102を配置し、槽中にはめっき液103が収容され、又、回転ドラム101の回りにエンドレスマスキングベルト104を巻回し、回転ドラム101とマスキングベルト104の間に金属条1を供給して部分めっきする。
【0010】
本発明者は、このようなドラム法にて問題になる部分めっきの際のめっき液のニジミの問題を解決するために、特許文献1、2、3に記載される方法を提案した。
【0011】
つまり、特許文献1にて、異種めっきを行う境界部に段付き加工により段差を設け、マスキングベルトによる被覆部の密着性を向上させ、めっき液のニジミなどがなく、高精度にて部分めっきを行う方法を提案した。又、特許文献2では、めっき必要部の金属条端縁角部に面取りを施し、めっき部の断面形態にテーパを持たせることにより生じた毛細管現象にてめっき液を供給し、マスキングによる悪影響をうち消し、高精度にて部分めっきを行う方法を提案した。更に、特許文献3では、半田めっき層に隣接して、半田濡れ性の悪い合金めっき層を形成し、バリア部とし、金めっきにニジミがあったとしても、実質的に半田が付かないようにした方法を提案した。
【0012】
又、特許文献4には、半田に対して低濡れ性の下地めっきを行い、仕上げめっき後仕上げめっきの一部領域を選択的に除去し、下地めっきの露出した低濡れ性部を設け、半田の吸い上がりを防止するバリア部を設けることが提案されている。
【0013】
【特許文献1】
特願2002−89116
【特許文献2】
特願2002−149661
【特許文献3】
特願2002−149665
【特許文献4】
特開2002−203627
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者の研究実験の結果によれば、接点部5、即ち、領域LAに接点用の金めっきを施す際には、図9に示すように、接点部5の平面領域LAのみならず、端子の厚み方向、即ち、接点部5の端面(接点部端面)5aにも金めっきが付着し、場合によっては、バリア領域7の端面(バリア部端面)7a、更には、連結部4の端面(連結部端面)4aにも金めっきが付着することが分かった。
【0015】
その理由は、次の通りであると考えられる。
【0016】
つまり、部分めっきを行うに際して、回転ドラム101に巻き付けられた金属条1をマスキングベルト104にて被覆したとしても、図10に示すように、回転ドラム101の金属条1を保持している表面101aと、金属条1を被覆したマスキングベルト104の表面104aとの間には、金属条1の厚さ(t)に相当する隙間が生じている。そのために、この隙間に金めっき液及びめっき電流が入り込むこととなり、その結果、接点部端面5a、バリア部端面7a、連結部端面4aに金めっきが行われる。
【0017】
このように端面5a、7a、4aに、特に、バリア部端面7a及び連結部端面4aに金めっきが付着すると、例え、半田付け部6と接点部5との間の端子平面領域にニッケルバリア領域7(領域LG)が形成されていたとしても、実装時、半田付け用金フラッシュめっき(領域LS)の溶融半田が接点用金めっき(領域LA)まで達してしまう、所謂、「半田の吸いあがり現象」が顕在化する。これが起こると、領域LAの接点用金めっき上に半田がつき接点電気特性が劣ってしまう。
【0018】
従って、本発明の目的は、金属条に部分金めっきを高精度にて且つ高品質にて行なうことができ、ニッケルバリア領域の確実な形成が可能であり、電子部品の小型化に対応することのできるストライプめっき用金属条、及び、斯かるストライプめっき用金属条を使用して作業性良くストライプめっきが施されたストライプめっき条を製造することのできる製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係るストライプめっき用金属条、及び、ストライプめっきが施されたストライプめっき条の製造方法にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、ドラム法を用いた部分めっきによりストライプめっきがなされるストライプめっき用金属条であって、
長手方向に連続したキャリヤ部と、接点部を備え、前記キャリヤ部に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して接続された端子と、半田付けを行う半田付け部を備えた連結部と、を有し、
隣り合った前記端子の間に位置してタイバーを設け、前記タイバーは、隣り合った前記連結部の間を通って延在し、一端が前記キャリア部に接続された取付部と、前記キャリア部とは反対側にて前記取付部の先端に一体に形成されためっき液阻止部と、を有し、
前記めっき液阻止部の端面と、前記接点部の前記めっき液阻止部端面に対向した端面との間に形成される最小間隔Eは、前記接点部に対する部分めっき時に、前記接点部端面と前記めっき液阻止部端面との間隙(g)を通って前記半田付け部の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する大きさとされることを特徴とするストライプめっき用金属条である。
【0020】
本発明の一実施態様によれば、前記最小間隔Eは、前記金属条の厚さ(t)以下、ゼロより大きい。他の態様によれば、前記金属条の厚さ(t)は、0.1〜0.25mmである。他の実施態様によれば、前記最小間隔Eは、0.25mm以下、ゼロより大きく、好ましくは、0.10mm以下、ゼロより大きい。
【0021】
本発明の他の実施態様によれば、前記めっき液阻止部の端面と、前記めっき液阻止部に対向した前記接点部の端面とは一体に接続され、最小間隔Eはゼロである。
【0022】
第2の本発明によれば、ストライプめっき条の製造方法において、
(a)長手方向に連続したキャリヤ部と、接点部を備え、前記キャリヤ部に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して接続された端子と、半田付けを行う半田付け部を備えた連結部と、を有し、
隣り合った前記端子の間に位置してタイバーを設け、前記タイバーは、隣り合った前記連結部の間を通って延在し、一端が前記キャリア部に接続された取付部と、前記キャリア部とは反対側にて前記取付部の先端に一体に形成されためっき液阻止部と、を有し、
前記めっき液阻止部の端面と、前記接点部の前記めっき液阻止部端面に対向した端面との間に形成される最小間隔Eは、前記接点部に対する部分めっき時に、前記接点部端面と前記めっき液阻止部端面との間隙(g)を通って前記半田付け部の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する大きさとされるストライプめっき用金属条を用い、該金属条に対して全体にニッケルめっきを施す工程と、
(b)その後、ドラム法により、前記連結部の半田付け部領域には半田付け用めっきを施し、前記端子の先端の接点部領域(LA)には接点用めっきを施し、前記接点用めっきと前記半田付け用めっきとの間の領域にニッケルバリア領域(LG)を形成する工程と、
(c)その後、前記タイバーを切断除去する工程と、
を有することを特徴とするストライプめっき条の製造方法が提供される。
第2の本発明の一実施態様によると、前記最小間隔Eは、前記金属条の厚さ(t)以下、ゼロより大きい。他の実施態様によると、前記金属条の厚さ(t)は、0.1〜0.25mmである。他の実施態様によると、前記最小間隔Eは、0.25mm以下、ゼロより大きい。他の実施態様によると、前記最小間隔Eは、0.10mm以下、ゼロより大きい。他の実施態様によると、前記最小間隔Eは、前記めっき液阻止部をコイニング処理することにより調整する。更に他の実施態様によると、前記めっき液阻止部の端面と、前記めっき液阻止部端面に対向した前記接点部端面とは一体に接続され、最小間隔Eはゼロである。
【0023】
本発明の製造方法にて、一実施態様によると、前記接点用めっきは、金めっき、或いは、金−コバルト合金めっきとされ、前記半田付け用めっきは、金フラッシュめっき、又は、錫若しくは錫合金めっきとされる。
【0024】
本発明の製造方法にて、他の実施態様によると、前記(b)工程は、前記(a)工程にてニッケルめっきが施された前記金属条を、回転ドラムとこの回転ドラムの回りに巻回されて走行するエンドレスマスキングベルトとの間に供給してめっき必要部に部分めっきすることにより行う。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るストライプめっき用金属条、ストライプめっきが施されたストライプめっき条の製造方法を図面に則して更に詳しく説明する。
【0026】
本発明の特徴は、図8を参照して先に説明した、回転ドラム101とエンドレスマスキングベルト104を用いたドラム法により、金属条の所定領域に、部分めっきを、高精度にて、且つ、高品質にて施すことにある。従って、本発明によれば、金属条の所望領域に確実にニッケルバリア領域を形成することができ、電子部品の小型化を達成し得る。
【0027】
図1に、ストライプめっき用金属条の一実施例が示される。本実施例の金属条1は、図7に示す金属条1と同様のものとされる。
【0028】
つまり、金属条1は、図1に示すように、プレス成形加工後において、長手方向に連続したキャリヤ部2と、このキャリヤ部2に対して直交して形成され、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して形成された端子3とを有する。
【0029】
端子3は、端子3に直交する態様で形成された連結部4を介してキャリア部2に接続される。端子3は、連結部4に接続された側とは反対側先端部が接点部5とされ、金めっきが施される。
【0030】
連結部4は、キャリア部2に近接した半田付け部6と、連結部4をキャリア部2に接続する接続部8とを有する。半田付け部6には金フラッシュめっきが施される。
【0031】
本発明に従えば、図7に示す金属条1と異なり、図1に示すように、金属条1には、隣り合った端子5、5の間に位置してタイバー10が設けられる。
【0032】
本実施例にて、タイバー10は、タイバー10の一端をキャリア部2に接続するために、両連結部4、4の間を通って延在している取付部11と、キャリア部とは反対側にて取付部11の先端に一体に形成されためっき液阻止部12とを有する。本実施例にて、めっき液阻止部12は、取付部11より大きくされた拡大部12とされる。
【0033】
めっき液阻止部としての拡大部12は、対向した一方側の端子、図1においては、左側の端子3に隣接して形成され、これにより、端子接点部5の部分めっき時に、接点部端面5aと、この端面5aに対向した拡大部端面12aとの間隙gを通って半田付け部6の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する作用をなす。
【0034】
更に説明すると、先に図8〜図10を参照して説明したように、回転ドラム101とエンドレスマスキングベルト104を用いたドラム法により金属条1の接点部5に部分めっきを施す場合には、従来においては、図10に示すように、回転ドラム101の金属条1を保持している表面101aと、金属条1を被覆したマスキングベルト104の表面104aとの間には、金属条1の厚さに相当する隙間が生じており、この隙間に金めっき液及びめっき電流が入り込むこととなり、その結果、接点部端面5a、バリア部端面7a、連結部端面4aに金めっきが付着する。
【0035】
しかしながら、本発明では、接点部端面5aと、タイバー10の拡大部端面12aとが最も接近した位置での接点部端面5aとタイバー拡大部端面12aとの間隔、即ち、最小間隔Eを小さくすることにより、半田付け部6を有する連結部6への金めっき液及びめっき電流の進入を抑制し、特に、バリア領域7を形成するバリア部端面7a、及び、連結部端面4aに金めっきが付着することを防止することができる。
【0036】
本発明者の研究実験の結果によると、本実施例では、最小間隔Eは、金属条板厚(t)より小さく、即ち、0.25mm以下、好ましくは0.1mm以下とされる。
【0037】
つまり、タイバー拡大部端面12aと接点部端面5aとの最小間隔Eは小さければ小さいほど金めっき液及びめっき電流の進入を抑え、端面7a、4aへの金めっきの付着を防止できる。しかしながら、プレス加工にて金属条1に端子3、連結部4、タイバー11を作製する場合には、最小間隔Eには限界がある。
【0038】
即ち、この最小間隔Eは、プレス抜き用パンチの厚み分となるため、パンチを薄くするとパンチの強度が弱くなり、プレス加工中パンチの破損などの不具合が発生してしまう。この限界値は、通常、金属条1の板厚(t)程度とされる。つまり、本実施例では、金属条1の厚さ(t)が0.15〜0.25mmとされるので、この限界値は、0.15〜0.25mm程度とされる。
【0039】
本発明者の研究実験の結果によると、最小間隔Eが、金属条1の板厚分、つまり、0.15〜0.25mm程度の間隔でも、バリア部端面7a及び連結部端面4aへの金めっきの付着を防止できるが、バラツキも含め完全に防止するには、金属条1の板厚以下、特に、金属条1の板厚(t)が0.15〜0.25mm程度とされる場合には、0.1mm以下にすることが望ましいことが分かった。
【0040】
従って、例えば、図2に示すように、プレス加工により、接点部端面5aとタイバー拡大部端面12aの間隔を距離E0が0.15〜0.25mmとなるように打ち抜いた後、タイバー拡大部12を図中矢印Pで示すようにプレスにて叩き、即ち、コイニング処理を行い、拡大部12を、一点鎖線で示すように、押圧変形させる。これにより、接点部端面5aとタイバー拡大部端面12aの間隔を0.1mm以下とされる最小間隔Eとすることができる。
【0041】
このとき、コイニング処理により板厚が薄くなり、タイバー10とマスキングベルト104との間に隙間ができ、ここから金めっき液及びめっき電流が進入し、バリア部端面7a及び連結部端面4aに金めっきが付くことを防止するために、タイバー拡大部12の中央部を叩き、拡大部12の周辺を叩くことは避けた方が好ましい。この方法により、タイバー拡大部端面12aの近傍外周辺部は初期の板厚のままとなり、金めっき液及びめっき電流が、タイバー10とマスキングベルト104と隙間からバリア部端面7a及び連結部端面4a方向へと進入するのを防止することができる。
【0042】
上記説明では、打ち抜き工程の後、叩き工程(コイニング処理)を実施するものとして説明したが、プレス工程にて、打ち抜きと叩きの両工程を同一金型内にて実施することも可能である。
【0043】
次に、上述のようにして得られたストライプめっき用金属条1を使用したストライプめっき条の製造方法について説明する。
【0044】
先ず、本実施例によれば、上記構成の金属条1は、図3に示すように、下地めっきとして厚さ1〜2μmにてニッケルめっきが施される。次いで、接点部5には長さLA領域に金或は金−コバルト合金などの接点用めっき、即ち、金めっきが施され、また、連結部4の半田付け部6として利用される領域には、キャリア部2に対向する側において幅WS、長さLSにわたり半田付け用めっき、例えば、金フラッシュめっき、或いは、錫、錫合金めっき等のめっきが施される。
【0045】
金属条1に、金フラッシュめっき、或いは、錫、錫合金めっき等のめっき(以後単に「部分金めっき」という。)を施す工程について更に説明する。
【0046】
ニッケルめっき及び接点用めっきが施された金属条1は、本発明では、ドラム法により金属条1の半田付け部6に部分金めっきが施される。
【0047】
ドラム法は、当業者には周知であるので、詳しい説明は省略するが、図8に示すように、金めっき槽100中に回転ドラム101と電極102を配置し、槽中にはめっき液103が収容され、又、回転ドラム101の回りにエンドレスマスキングベルト104を巻回し、回転ドラム101とマスキングベルト104の間に金属条1を供給して部分的に金めっきする。
【0048】
図3は、金属条1に部分金めっきを施した後の金属条1(即ち、ストライプめっき条1A)を示す。
【0049】
図3からも理解されるように、ストライプめっき条1Aは、ドラム法にて、連結部4の長さLSのめっき必要部6に部分金めっきが施される。その際、連結部4とタイバー10の間にはすき間があり、連結部4の端面4aにおける金めっきが不要な部分(めっき不要端面)4a1にも金めっきが付くおそれがある。
【0050】
しかし、実際は、これによって「半田吸い上がり現象」が起こる程の金めっきは付かない。つまり、めっき必要部6の金めっきは半田付け用のものであり、金めっきの厚さは0.01〜0.05μmレベルであり非常に薄い。従って、めっき不要端面4a1に金めっきが付いたとしても、0.01〜0.05μmの1/10以下と、更に薄い厚さであり、実用上問題にならない。
【0051】
又、本実施例によれば、接続部8にも金めっき8aが付着しているが、この部分は、端子3をキャリア部2から分離するに際して切除される部分であり、何ら問題はない。
【0052】
これに対して、金属条1の接点部5に部分めっきを施す際の接点用の金めっきの厚さは、通常0.1〜1.0μmと、半田付け用の金めっきに対し厚い。従って、この工程におけるバリア部端面7a及び連結部端面4aへの金めっきの付着は、厚みとして半田付けを阻害するに充分となり無視できず、これを防止しなければならない。
【0053】
本実施例によれば、上述のように、金属条1にタイバー10を設け、タイバー拡大部端面12aと接点部端面5aとの間に最小間隔Eが形成されているので、金属条1にドラム法にて金めっきを施すに際して、タイバー拡大部端面12aと接点部端面5aとの間隙gを通って連結部4方向へと金めっき液及びめっき電流が進入するのを抑制する。そのために、バリア部端面7a及び連結部端面4aへの金めっきの付着を防止できる。
【0054】
従って、本実施例によれば、図3から理解されるように、端子3の先端接点部5と金フラッシュめっきが付着した半田付け部6との間には、バリア領域7及び連結部4にて、有効なニッケルバリア領域LGが形成される。
【0055】
上述のように、本実施例では、ニッケルバリア部LGにおいて、バリア部端面7a、連結部端面4aの、タイバー拡大部端面12aが対向している側の面7a1、4a1には金めっきが付着することはないが、勿論、接点3の先端を挟んでタイバー拡大部端面12aが対向している側とは反対側の面7a2、4a2には金めっきが付着する。しかし、これらの面は半田付け部6とは離れており、ここまで「半田の吸いあがり現象」が起こることは通常はない。但し、バリア部端面7a、連結部端面4aに完全なニッケルバリア領域LGを形成する必要がある場合には、接点3の先端を挟んで両側にタイバー10を設け、該両側の接点部端面5aにタイバー拡大部端面12aを対向させることができる。
【0056】
このように、本発明により形成された端子3によれば、ニッケルバリア領域LGが明確に確保されることから、半田付け作業時に、半田が半田付け部6から先端接点部5に流れることが有効に防止される。即ち、本発明の端子3には、所謂、半田の吸いあがり現象は見られない。
【0057】
なお、本発明の作用効果を実証するために以下の実験を行った。表1に実験結果を示す。
【0058】
実験では、厚さ(t)0.2mm、幅(W)25mmのばね用リン青銅とされるストライプめっき用金属条、即ち、コネクタ用プレス材を用い、プレス加工により、図2に示す形状の金属条1を作製した。
【0059】
なお、連結部4の幅(w)は、1.0mmとし、また、タイバー10は、キャリア部2から延在し、幅(WT)が2.5mmとされた。タイバー10の取付部11の幅(w1)は0.8mm、めっき液阻止部としての拡大部12はその幅(w2)が1.5mmとされ、接点端面5aと拡大部端面12aとの間隔E0は、0.2mmであった。
【0060】
次いで、このプレス加工した金属条1に対して、図2に示すように、タイバー拡大部12の中央部にパンチの下死点を調整してコイニング処理を施し、接点部端面5aと拡大部端面12aとの最小間隔Eを、表1に示すように、種々に変えた。
【0061】
その後、プレス加工された金属条1は、ニッケル(Ni)めっき槽(図示せず)にて全体が厚さ1.5μmにてニッケルめっきを施した後、通常のドラム法にて、半田付け部6に、幅(WS)が0.8mmとなるように半田付け用金フラッシュめっきを0.02〜0.05μm施した。次に、同じくドラム法にて、接点部5に接点用金めっきを0.4〜0.6μm付けた。
【0062】
その後、タイバー10をキャリア部2及び端子3から切り離し、図4に示すストライプめっき条1Aを作製した。
【0063】
このようにして作製した、本発明に従ったストライプめっき条1Aを用いて、半田実装試験の模擬試験を実施した。即ち、60%錫(Sn)残鉛(Pb)半田の235℃溶融半田内に25%ロジンメタノールフラックスを付けた上記サンプルの連結部4(w×LS)を数秒浸漬し、この浸漬した部位の半田濡れ性を評価した。
【0064】
表1の結果から、本発明に従ったストライプめっき条1Aは、接点部5の金めっきへの半田の付着(半田の吸いあがり)現象はなかった。金属条1にバリア領域を確実に確保することができ、それによって、接点用金めっきを高精度且つ高品質にて行い得ることが分かる。
【0065】
【表1】
【0066】
実施例2
図5に、本発明のストライプめっき用金属条の他の実施例が示される。本実施例の金属条1は、図1〜図4を参照して説明した実施例1のストライプめっき用金属条と同様の構成とされ、従って、同じ構造及び機能をなす部材には同じ参照番号を付し、再度の説明は省略する。
【0067】
ただ、実施例1の場合には、接点部端面5aと、タイバー10の拡大部端面12aとの間には、最小間隔Eが設けられていたが、本実施例のストライプめっき用金属条1においては、接点部端面5aと、接点部端面5aに対向したタイバー拡大部端面12aとが接続され、即ち、最小間隔Eはゼロとされる。
【0068】
つまり、本実施例において、図5に示すように、実施例1と同様、金属条1には、隣り合った端子5、5の間に位置してタイバー10が設けられる。タイバー10は、タイバー10の一端をキャリア部2に接続するために、両連結部4、4の間を通って延在している取付部11と、キャリア部とは反対側にて取付部11の先端に一体に形成されためっき液阻止部としての拡大部12とを有する。
【0069】
しかしながら、本実施例によれば、めっき液阻止部としての拡大部12は、接点部端面5aとタイバー拡大部端面12aとが一体に連結されており、これにより、端子接点部5の部分めっき時に、金めっき液及び電流が半田付け部6の方へと進入するのを完全に遮断する。又、本実施例では、取付部11と連結部4も又一体に連結されているが、これは必須のことではない。
【0070】
斯かる構成により、本実施例においても、金属条1にバリア領域(LG)を確実に形成することができ、それによって、接点用金めっきを高精度且つ高品質にて行うことができる。
【0071】
実施例3
図6に、本発明のストライプめっき用金属条の更に他の実施例が示される。本実施例の金属条1は、図1〜図4を参照して説明した実施例1のストライプめっき用金属条と同様の構成とされ、従って、同じ構造及び機能をなす部材には同じ参照番号を付し、再度の説明は省略する。
【0072】
ただ、本実施例によると、金属条1は、所謂、2条取り構造とされ、図6に示すように、プレス成形加工後において、長手方向に並行して連続配置されキャリヤ部2、2と、この各キャリヤ部2、2に対して直交してそれぞれ形成され、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して形成された端子3、3とを有する。端子3、3の形状は、実施例1と同じ構成とされる。
【0073】
また、実施例1の場合と同様に、金属条1には、隣り合った端子5、5の間に位置してタイバー10が設けられる。
【0074】
本実施例においても、タイバー10は、各キャリア部2、2に一端が接続された取付部11を備え、各端子3、3の接点部端面5aに隣接してそれぞれ、めっき液阻止部としての拡大部12が形成される。実施例1と同様に、めっき液阻止部としての拡大部12は、端子接点部5の部分めっき時に、接点部端面5aと拡大部端面12aとの間隙gを通って半田付け部6の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する作用をなす。
【0075】
本実施例によると、拡大部12、12は、接続部13により互いに接続されているが、これは必須ではない。
【0076】
本実施例のストライプめっき用金属条は、上述のように、2条取りの構造とされているが、4条取りの構造とすることもできる。
【0077】
本実施例のように、2条取り、4条取りの構造とすることにより、めっきの生産性を2倍、或いは、4倍とすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のストライプめっき用金属条及びストライプめっき条の製造方法は、ドラム法を用いた部分めっきによりストライプめっきがなされるストライプめっき用金属条が、長手方向に連続したキャリヤ部と、接点部を備え、キャリヤ部に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して接続された端子と、半田付けを行う半田付け部を備えた連結部と、を有し、隣り合った端子の間に位置してタイバーを設け、タイバーは、隣り合った連結部の間を通って延在し、一端がキャリア部に接続された取付部と、キャリア部とは反対側にて取付部の先端に一体に形成されためっき液阻止部と、を有し、めっき液阻止部の端面と、接点部のめっき液阻止部端面に対向した端面との間に形成される最小間隔Eは、接点部に対する部分めっき時に、接点部端面とめっき液阻止部端面との間隙(g)を通って半田付け部の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する大きさとされるので、金属条に部分金めっきを高精度にて且つ高品質にて行なうことができ、ニッケルバリア領域の確実な形成が可能であり、電子部品の小型化に対応することができる。
【0079】
又、本発明のストライプめっき条の製造方法は、めっきされた上記ストライプメッキ条を作業性良く製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストライプめっき用金属条の一実施例を説明するための斜視図である。
【図2】本発明のストライプめっき用金属条の製造方法の一実施例を説明するための斜視図である。
【図3】本発明のストライプめっき条の製造方法の一実施例を説明するための斜視図である。
【図4】本発明のストライプめっき条の一実施例を説明するための斜視図である。
【図5】本発明のストライプめっき用金属条の一実施例を説明するための斜視図である。
【図6】本発明のストライプめっき用金属条の一実施例を説明するための斜視図である。
【図7】従来のストライプめっき用金属条の一例を示す平面図である。
【図8】ストライプめっき方法を実施するためのめっき設備を説明する図である。
【図9】ドラム法によるストライプめっき方法を説明する図である。
【図10】従来のドラム法によるストライプめっき方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 ストライプめっき用金属条
1A ストライプめっき条
2 キャリヤ部
3 端子
4 連結部
4a 連結部端面
5 接点部
5a 接点部端面
6 半田付け部
7 ニッケルバリア領域
7a バリア部端面
8 タイバー接続部
10 タイバー
11 取付部
12 めっき液阻止部(拡大部)
12a めっき液阻止部端面(拡大部端面)
101 回転ドラム
102 電極
103 めっき液
104 マスキングベルト
Claims (15)
- ドラム法を用いた部分めっきによりストライプめっきがなされるストライプめっき用金属条であって、
長手方向に連続したキャリヤ部と、接点部を備え、前記キャリヤ部に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して接続された端子と、半田付けを行う半田付け部を備えた連結部と、を有し、
隣り合った前記端子の間に位置してタイバーを設け、前記タイバーは、隣り合った前記連結部の間を通って延在し、一端が前記キャリア部に接続された取付部と、前記キャリア部とは反対側にて前記取付部の先端に一体に形成されためっき液阻止部と、を有し、
前記めっき液阻止部の端面と、前記接点部の前記めっき液阻止部端面に対向した端面との間に形成される最小間隔Eは、前記接点部に対する部分めっき時に、前記接点部端面と前記めっき液阻止部端面との間隙(g)を通って前記半田付け部の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する大きさとされることを特徴とするストライプめっき用金属条。 - 前記最小間隔Eは、前記金属条の厚さ(t)以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項1のストライプめっき用金属条。
- 前記金属条の厚さ(t)は、0.1〜0.25mmであることを特徴とする請求項1又は2のストライプめっき用金属条。
- 前記最小間隔Eは、0.25mm以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項1のストライプめっき用金属条。
- 前記最小間隔Eは、0.10mm以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項4のストライプめっき用金属条。
- 前記めっき液阻止部の端面と、前記めっき液阻止部端面に対向した前記接点部端面とは一体に接続され、最小間隔Eはゼロであることを特徴とする請求項1のストライプめっき用金属条。
- ストライプめっき条の製造方法において、
(a)長手方向に連続したキャリヤ部と、接点部を備え、前記キャリヤ部に対して直交するようにして、且つ、所定の間隔(G)にて互に離間して接続された端子と、半田付けを行う半田付け部を備えた連結部と、を有し、
隣り合った前記端子の間に位置してタイバーを設け、前記タイバーは、隣り合った前記連結部の間を通って延在し、一端が前記キャリア部に接続された取付部と、前記キャリア部とは反対側にて前記取付部の先端に一体に形成されためっき液阻止部と、を有し、
前記めっき液阻止部の端面と、前記接点部の前記めっき液阻止部端面に対向した端面との間に形成される最小間隔Eは、前記接点部に対する部分めっき時に、前記接点部端面と前記めっき液阻止部端面との間隙(g)を通って前記半田付け部の方へと金めっき液及び電流が進入するのを抑制する大きさとされるストライプめっき用金属条を用い、該金属条に対して全体にニッケルめっきを施す工程と、
(b)その後、ドラム法により、前記連結部の半田付け部領域には半田付け用めっきを施し、前記端子の先端の接点部領域(LA)には接点用めっきを施し、前記接点用めっきと前記半田付け用めっきとの間の領域にニッケルバリア領域(LG)を形成する工程と、
(c)その後、前記タイバーを切断除去する工程と、
を有することを特徴とするストライプめっき条の製造方法。 - 前記最小間隔Eは、前記金属条の厚さ(t)以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項7のストライプめっき条の製造方法。
- 前記金属条の厚さ(t)は、0.1〜0.25mmであることを特徴とする請求項7又は8のストライプめっき条の製造方法。
- 前記最小間隔Eは、0.25mm以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項7のストライプめっき条の製造方法。
- 前記最小間隔Eは、0.10mm以下、ゼロより大きいことを特徴とする請求項10のストライプめっき条の製造方法。
- 前記最小間隔Eは、前記めっき液阻止部をコイニング処理することにより調整することを特徴とする請求項7〜11のいずれかの項に記載のストライプめっき条の製造方法。
- 前記めっき液阻止部の端面と、前記めっき液阻止部端面に対向した前記接点部端面とは一体に接続され、最小間隔Eはゼロであることを特徴とする請求項7のストライプめっき条の製造方法。
- 前記接点用めっきは、金めっき、或いは、金−コバルト合金めっきとされ、前記半田付け用めっきは、金フラッシュめっき、又は、錫若しくは錫合金めっきとされる請求項7〜13のいずれかの項に記載のストライプめっき条の製造方法。
- 前記(b)工程は、前記(a)工程にてニッケルめっきが施された前記金属条を、回転ドラムとこの回転ドラムの回りに巻回されて走行するエンドレスマスキングベルトとの間に供給してめっき必要部に部分めっきすることにより行うことを特徴とする請求項7〜14のいずれかの項に記載のストライプめっき条の製造方法。
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