JP4133093B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬貨処理装置に関し、特に、硬貨放出におけるジャム(硬貨詰まり)を解除する硬貨処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、多くの駅やテーマパーク等では、利用者の多さから自動券売機や自動精算機等の自動販売機等が備え付けられている。例えば、駅の利用者は、自動券売機を使用して目的の駅までの乗車券を購入する。自動券売機を使用して乗車券を購入する際、利用者は硬貨投入口への硬貨の投入または、紙幣挿入口への紙幣の挿入によって必要な金額を自動券売機に投入する。自動券売機からは乗車券が排出され、釣銭がある場合には、釣銭が放出される。このため、自動販売機等では、硬貨の受け入れや釣銭を払い出すための硬貨処理装置が必要となる。硬貨処理装置は、貨幣処理ユニットとともに自動販売機等の本体内の他の部分、例えば券売機であれば発券ユニット、カード処理ユニット等と一緒に収容される。
【0003】
硬貨処理装置は、硬貨の種類毎に硬貨を貯留するホッパを有し、必要に応じて一枚ずつ放出する硬貨貯留放出機構を備える。従来例として特願平6−159362号公報に記載された硬貨貯留放出機構を説明する。図6は従来の硬貨貯留放出機構を示す図である。この硬貨貯留放出機構300は、同一種類の硬貨を貯留する略漏斗形状のホッパ301と、円形の放出用ディスク303と、攪拌棒309と、硬貨載置部と、スクレーパ307と、モータ302とから構成されている。放出用ディスク303は、ホッパ301の底部に配置されており、硬貨が1枚ずつ嵌まり込む複数の円形の貫通孔が形成されている。また、放出用ディスク303は下方よりホッパ301内に突出する回転軸305Aに同軸状に一方向クラッチ306を介して結合されている。回転軸305Aの先端には、傾斜して固定された攪拌棒309が設けられる。硬貨載置部は放出用ディスク303の下側に配置され、硬貨を収容する。スクレーパ307は、放出用ディスク303の下側に配置され、外周に硬貨載置部を通り硬貨を外部へ押し出す。スクレーパ307は回転自在であり、回転軸305Bと接続されている。回転駆動するモータ302は正方向及び逆方向に回転可能となっている。
【0004】
硬貨貯留放出機構300は、筐体に固定された支持板308を介して固定されている。カプリング(ギヤ減速機構)304は、2つの回転軸305A,305Bを同期して回転させる。
【0005】
硬貨貯留放出機構300のホッパ301には、硬貨識別器(図示せず)によって識別された硬貨が蓄積保管され、釣銭がある場合にはホッパ301から釣銭が放出される。このホッパ301の底部に配置され下方から延出する回転軸305Aに結合された硬貨送出用の放出用ディスク303があり、この放出用ディスク303には、取扱う硬貨より僅かに大きい径の貫通孔(図示せず)が円周方向に等間隔(角度均等)で5個設けられている。この放出用ディスク303の下側であって、かつ支持板308の上面にはガイド板310が固定されている。このガイド板310には、各貫通孔の円移動経路上に一か所、貫通孔より広く一部を切り欠いた部分が形成されている。貫通孔に入った硬貨は、ガイド板310の切り欠いた部分までくると、落下して支持板308上に載置されるようになっている。支持板308上に載置された硬貨はスクレーパ307の回転によって外部へ放出される。
【0006】
ホッパ301内では、硬貨が多数になると、偏在し、硬貨同士が密集してホッパの周部から一種のアーチを形成し一定形状を保って下方に落下しなくなる、いわゆる「ブリッジ」を形成することがある。ブリッジが形成されると、硬貨が放出用ディスク303の貫通孔に入らず、外部へ放出できなくなる。このため、回転軸305Aの上端に傾いて取り付けた攪拌棒309によってブリッジを崩し、硬貨放出ができなくなる事態を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、攪拌棒309によってブリッジを崩し、硬貨放出ができなくなる事態を防いでいた。攪拌棒309は、回転軸305Aの先端と一体となって形成されているため、モータ302が回転軸305Aを正方向に駆動した際に、回転軸305Aの回転が一方向クラッチ306を介して放出用ディスク303に伝わり、放出用ディスク303と一体となって回転する。一方、回転軸305Aが逆回転した場合は、回転軸305Aの先端と一体となっている攪拌棒309は逆回転するが、放出用ディスク303は一方向クラッチ306によって回転が伝えられないため回転しない。
【0008】
ところで、放出ディスク303と支持板308の間に挟まれたガイド板310の厚さは、硬貨の厚みと同じ程度の1.8mm程度となっている。このため、硬貨放出時に変形硬貨や異物等が放出ディスク303の貫通孔に入ってしまうと、硬貨詰まり、つまりジャムが生じてしまい、回転軸305Aがロックしてしまう。このとき、放出ディスク303を逆回転させれば、ロックを解除することも可能であるが、従来の硬貨貯留放出機構が上記のような機構となっていたため、放出ディスク303が逆回転することはない。また、放出ディスク303が逆回転したとしても、逆回転の回転角が小さいため、一度ジャムを生じさせた原因となった変形硬貨や異物等を正回転時に再び放出しようとして、硬貨貯留放出機構に負荷をかけてしまい機器を傷めたり、硬貨が詰まってしまう場合もある。これにより接客時間が延びてしまう。また、放出枚数不足で接客中に機器がダウンする場合もある。
【0009】
本発明の目的は、上記の要望に鑑み、硬貨放出におけるジャムを解除する硬貨処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る硬貨処理装置は、上記課題を解決するために、次のように構成される。
【0011】
本発明に係る第1の硬貨処理装置(請求項1に対応)は、同一種類の硬貨を貯留するホッパと、このホッパの底部に円周方向に等間隔で配置され硬貨が1枚ずつ嵌まり込まれる5個の貫通孔を有し、さらにモータによって回転する放出用ディスクと、放出用ディスクの下側に配置され硬貨が落下し収容される硬貨載置部と、貫通孔に嵌り、硬貨載置部に収容された硬貨を外部へ放出させる放出補助部材とを備えており、モータによって回転する放出用ディスクでの硬貨詰まりを判別する硬貨詰まり判別部と、この硬貨詰まり判別部からの信号に基づいて、ホッパに貯留される硬貨の種類が10円玉または100円玉であるときはモータを硬貨詰まりが生じた貫通孔から4個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させ、また硬貨の種類が50円玉または500円玉であるときはモータを硬貨詰まりが生じた貫通孔から少なくとも1個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させ、その後モータを正回転させる逆回転駆動制御部とを備えることを特徴とする。
【0012】
第1の硬貨処理装置によれば、硬貨詰まり判別部による放出用ディスクでの硬貨詰まりの判断に応じて、逆回転駆動制御部がジャム時等にモータの逆回転駆動の角度をそれぞれ異ならしめる。ホッパに貯留される硬貨の種類が10円玉または100円玉であるときはモータを硬貨詰まりが生じた貫通孔から4個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させ、また硬貨の種類が50円玉または500円玉であるときはモータを硬貨詰まりが生じた貫通孔から少なくとも1個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させる。これによって、放出用ディスクの貫通孔に変形硬貨や異物が入った場合に、モータが正方向に回転することによって生じる負荷を回避させられる。また、これによって硬貨放出機構を傷めることがない。さらに硬貨が詰まった貫通孔から離れた貫通孔まで正常な硬貨を補給するため、モータの逆回転後に、正回転して、貫通孔に補給された正常な硬貨を逆回転によって補給された硬貨の枚数分放出する。
【0013】
本発明に係る第2の硬貨処理装置(請求項2に対応)は、上記構成において、好ましくは、硬貨詰まり判別部が硬貨載置部から放出される硬貨を検知する硬貨検知センサからの信号に基づいて、硬貨詰まりを判別し、逆回転駆動制御部に信号を出力することを特徴とする。
【0014】
第2の硬貨処理装置によれば、硬貨検知センサからの信号によって、硬貨詰まり判別部が放出用ディスクでの硬貨詰まりを判別し、硬貨が詰まったことを条件にモータを逆に回転駆動させることが可能となる。
【0017】
本発明に係る第の硬貨処理装置(請求項に対応)は、上記各構成において、好ましくは、ホッパが硬貨の種類に応じて複数設置されることを特徴とする。
【0018】
の硬貨処理装置によれば、硬貨の種類に応じて複数設置され、硬貨種に応じた制御を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
本実施形態で説明される構成、形状については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、添付図面に示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において適宜変更が可能である。
【0023】
図1は、本実施形態に係る硬貨処理装置10の全体を概略的に示した図である。硬貨処理装置10は、硬貨識別器11と振り分け機構12と50円用ホッパ21、500円用ホッパ31、100円用ホッパ41、10円用ホッパ51と各ホッパ21,31,41,51の下部に備えられた硬貨放出機構22,32,42,52と、各硬貨放出機構の下方に位置する搬送路13と、搬送路13の搬送先に設置された受取皿ガイド14と、その下方に受取皿15が設置されて構成されている。また、硬貨処理装置10には搬送路13用のモータ19が取り付けられおり、ホッパ21,31,41,51には、それぞれ硬貨放出機構22,32,42,52のためのモータ23,33,43,53が取付けられている。さらに、後述する硬貨放出機構でのジャム(硬貨詰まり)を解除するジャム解除装置61を備えている。
【0024】
硬貨識別器11は、自動券売機の硬貨投入口16から投入された硬貨を識別する装置である。振り分け機構12は、識別された硬貨を、金種ごとに選別し、各種ホッパ21,31,41,51に振り分ける。ホッパ21,31,41,51は、金種ごとに硬貨を貯留する貯留部である。ホッパ21,31,41,51の下部に取り付けられた硬貨放出機構22,32,42,52は、各ホッパ21,31,41,51の下部から硬貨を下方に放出する。
【0025】
搬送路13は、主搬送ベルト17と副搬送ベルト18から成っている。主搬送ベルト17は、ホッパ21,31,41,51の下方に位置する水平部17Aと、水平部17Aの端部から受取皿15に向かって垂直にのびるリフト部17Bを有している。また、リフト部17Bでは、副搬送ベルト18が取り付けられている。搬送路13は、硬貨放出機構22,32,42,52から落とされた硬貨を、水平部17Aとリフト部17Bを経て搬送する。搬送路13の上部末端まで搬送された硬貨は、末端から受取皿ガイド14に落ちる。
【0026】
受取皿ガイド14は、搬送路13の末端から落下してくる硬貨を受ける。受取皿15は、受取皿ガイド14から落下してくる硬貨を受け取る皿である。
【0027】
次に、この硬貨処理装置10におけるホッパ21からの硬貨放出について説明する。以下では、50円用ホッパ21について説明をするが、他の硬貨種用のホッパ31,41,51でも同様に硬貨が放出される。利用客が購入する乗車券に対応する金額以上の金額を紙幣挿入口(図示せず)や硬貨投入口16から紙幣や硬貨によって投入する。これにより、紙幣識別器(図示せず)と硬貨識別器11により紙幣と硬貨が識別される。利用客が硬貨投入口16から硬貨を投入するとそれらの硬貨は一枚ずつ硬貨識別器11で識別され、それぞれの金種ごとに振り分け機構12により選別されて各ホッパ21,31,41,51に運ばれて貯留される。各種ホッパ21,31,41,51には金種ごとに硬貨が貯留される。
【0028】
利用者が目的の乗車券に対応する操作部(図示せず)のボタンを押すことにより、制御部(図示せず)に信号が送られ、乗車券が排出口から出てくる。この際、釣銭がある場合には、硬貨放出機構22および搬送路13を駆動させるモータ19が起動し、受取皿15へ釣銭を放出する。
【0029】
ここで、ホッパ21から搬送路13へ硬貨が放出されない場合がある。これは、硬貨放出機構においてジャムが生じることで発生する。図2はホッパ21とモータ23を含む硬貨放出機構22の拡大断面図である。ホッパ21の形状は「じょうご型」で下に向かうほど断面積が小さくなっている。ホッパ21には、満杯か否かを検知するセンサ21HL,21HRと、空であるか否かを検知するセンサ21LL,21LRが取付けられている。これらのセンサ21HL,21HR,21LL,21LRは、例えば発光素子と受光素子から構成されている。さらにホッパ21の内部側面にはバネ等の弾性体と一体となった放出補助部材24が設けられている。ホッパ21は支持板25を介して硬貨処理装置10の筐体に固定されている。
【0030】
ホッパ21の底部と支持板25の間には、ガイド板26と放出用ディスク27が設けられている。支持板25とガイド板26により、硬貨が落下し収容される硬貨載置部を構成する。ホッパ21の底部に放出用ディスク27が回転自在に設けられている。この放出用ディスク27の下部にガイド板26が設けられている。このガイド板26は、硬貨検知センサ28が設けられている放出口29に向けて硬貨を放出するのをガイドするような形状となっている。つまり、放出用ディスク27の各貫通孔の円移動経路上に一か所、貫通孔より広く一部を切り欠いて切り欠き部を形成している。モータ23は回転軸30を介して放出用ディスク27に結合している。
【0031】
図3は、ホッパ21と硬貨放出機構22から成る部分を上から見た図を示している。図2に示したものと同じものには、同一の符号を付し、説明を省略する。図中の破線は、ガイド板26に形成された、貫通孔より広く切り欠かれた切り欠き部である。回転軸30と結合している放出用ディスク27には、硬貨より僅かに大きい径の貫通孔27Aが角度均等に5個設けられている。この貫通孔27Aに硬貨Cが嵌る。ガイド板26は、放出用ディスク27が回転し、貫通孔27Aが放出口29の位置にきたときに、当該貫通孔27Aに嵌っている硬貨Cが支持板25に落ちるような形状となっている。このように支持板25に落ちた硬貨Cは、放出補助部材24に放出の補助をされ、放出口29へ放出される。放出された硬貨Cは、硬貨検知センサ28に検知され、搬送路13へ落下する。
【0032】
ここで、ガイド板26の厚さは、硬貨Cの厚さである1.8mm程度である。このため、貫通孔27Aに厚さが1.8mmより厚い変形硬貨や異物が嵌り、放出用ディスク27が回った場合、放出用ディスク27の貫通孔27Aから支持板25へ落ちる部位(放出口29付近)でジャムが生じる。
【0033】
上記ジャムの発生は、モータ23からのモータ回転信号、硬貨検知センサ28から硬貨検知信号、モータ制御部からのモータ駆動信号に基づいて、ジャム解除装置61において判断される。図4は、ジャム解除装置61の内部構成ブロック図およびモータ23、硬貨検知センサ28を示した構成ブロック図である。ジャム解除装置61は、ジャム判別部62とモータ制御部63と逆回転司令部64とから構成される。ジャム判別部62は、モータ23からのモータ回転信号、硬貨検知センサ28からの硬貨検知信号、モータ制御部からモータ駆動信号に基づいて、ジャムを判別する。例えば、ジャム判別部62は、モータ駆動信号を受信しているにも関わらず、モータ回転信号、硬貨検知信号が受信されなかった場合、ジャムが発生したと判断し、ジャム発生信号を出力する。
【0034】
モータ制御部63はモータ23とジャム判別部62に対してモータ駆動信号を出力する。逆回転司令部64は、ジャム判別部62からジャム発生信号を受信すると、モータ制御部63に対して逆回転指令信号を出力する。モータ制御部63と逆回転司令部64が逆回転駆動制御部に相当する。逆回転指令部64には、硬貨の種類に応じてどの程度逆回転をするかが設定されている。
【0035】
図5は、硬貨の種類と逆回転角度との関係を示した図である。硬貨処理装置10には、50円用ホッパ21、500円用ホッパ31、100円用ホッパ41、10円用ホッパ51が設けられている。このため、10円は最大で4枚、50円は最大で1枚、100円は最大で4枚、500円は最大で1枚が放出される。放出用ディスク27には貫通孔27Aが角度均等に設けられているので、それぞれ、10円は288度程度、50円は72度程度、100円は288度程度、500円は72度程度逆に回転させて、正回転させれば、ジャムが生じた貫通孔27Aの4つ(または1つ)前の貫通孔に嵌った硬貨から放出される。つまり、逆回転させることによってジャムが生じた貫通孔27Aの前の貫通孔へ正常な硬貨を嵌め込ませ、再び正回転させることによって正常な硬貨が嵌った貫通孔から硬貨を放出させることができる。
【0036】
これにより、排出位置でジャムが生じた場合であっても、すぐに機器がダウンすることなく、少なくとも当該利用客に対しては迅速、確実に釣銭処理を行うことができる。また、接客中のリトライ動作が1回で済ませることができ、処理時間の延長を抑えることができる。
【0037】
なお、上記説明では、放出用ディスク27の逆回転角度を、10円と100円の場合は4枚分、50円と500円の場合は1枚分としたが、これに限らない。例えば、90円の釣銭に対して、50円1枚と10円4枚を放出するのが、通常であるが、センサ21LL,21LRによって50円がホッパ21に存在しないことが検知されている場合は、10円を9枚放出するようにしてもよい。このとき、ジャムがあった場合は、正回転と逆回転を複数回繰り返すように制御することが好ましい。また、モータ制御部63または逆回転司令部64に釣銭情報を入力し、要求されている枚数分逆回転させるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の硬貨処理装置によれば、放出用ディスクの貫通孔に変形硬貨や異物が入り、ジャムが生じた場合に、放出用ディスクを逆に回転させ、その後正回転を行うので、逆回転時に放出用ディスクの貫通孔に入った枚数分の硬貨を放出させることができる。また、接客中のリトライ動作を1回で済ませることができるので、接客時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る硬貨処理装置の全体を概略的に示した図である。
【図2】 ホッパとモータを含む硬貨放出機構の拡大断面図である。
【図3】 ホッパと硬貨放出機構から成る部分を上から見た図を示している。
【図4】 ジャム解除装置の内部構成ブロック図およびモータ、硬貨検知センサを示した構成ブロック図である。
【図5】 硬貨の種類と逆回転角度との関係を示した図である。
【図6】 従来の硬貨貯留放出機構を示す図である。
【符号の説明】
10 硬貨処理装置
11 硬貨識別器
12 振り分け機構
13 搬送路
14 受取皿ガイド
15 受取皿
16 硬貨投入口
17 主搬送ベルト
17A 水平部
17B リフト部
18 副搬送ベルト
19 モータ
21 ホッパ
21 50円用ホッパ
22 硬貨放出機構
23 モータ
24 放出補助部材
25 支持板
26 ガイド板
27 放出用ディスク
27A 貫通孔
28 硬貨検知センサ
29 放出口
30 回転軸
31 500円用ホッパ
41 100円用ホッパ
51 10円用ホッパ
61 ジャム解除装置
62 ジャム判別部
63 モータ制御部
64 逆回転司令部

Claims (3)

  1. 同一種類の硬貨を貯留するホッパと、
    前記ホッパの底部に円周方向に等間隔で配置され硬貨が1枚ずつ嵌まり込まれる5個の貫通孔を有し、モータによって回転する放出用ディスクと、
    前記放出用ディスクの下側に配置され硬貨が落下し収容される硬貨載置部と、
    前記貫通孔に嵌り、前記硬貨載置部に収容された前記硬貨を外部へ放出させる放出補助部材とを備えた硬貨処理装置であって、
    前記モータによって回転する前記放出用ディスクでの硬貨詰まりを判別する硬貨詰まり判別手段と、
    前記硬貨詰まり判別手段からの信号に基づいて、前記ホッパに貯留される前記硬貨の種類が10円玉または100円玉であるときは前記モータを硬貨詰まりが生じた前記貫通孔から4個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させ、また前記硬貨の種類が50円玉または500円玉であるときは前記モータを硬貨詰まりが生じた前記貫通孔から少なくとも1個分の貫通孔に対応する角度の分逆に回転駆動させ、その後前記モータを正回転させる逆回転駆動制御手段と
    を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記硬貨詰まり判別手段は、前記硬貨載置部から放出される前記硬貨を検知する硬貨検知センサからの信号に基づいて硬貨詰まりを判別し、前記逆回転駆動制御手段に信号を出力することを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
  3. 前記ホッパが前記硬貨の種類に応じて複数設置されることを特徴とする請求項1または2記載の硬貨処理装置。
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