JP4131134B2 - 制御装置、その入力回路及び制御装置の信号入力方法 - Google Patents
制御装置、その入力回路及び制御装置の信号入力方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PLC(Programmable Logic controller)等の制御装置、その入力回路及び信号入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PLCの入力回路には、セイフティライトカーテンやセイフティエリアセンサなどの安全機器が接続される場合がある。一般に、安全機器の出力信号は、通常時にはオン信号になっており、検出エリアへの進入物を検出したときにオフ信号に切り替わる。つまり、安全機器が作動時に出力する信号は、オン状態からオフ状態に切り替わるステップ信号になっている。そして、このステップ信号を受けたPLCの本体部が所定のシーケンス処理を行い、例えばシステムに非常停止をかける。
【0003】
ところで、近年の安全機器は、定期的に自己診断用のパルス信号を出力している。このパルス信号は、極めて短いパルス幅(例えば、20μsec)のオフ信号であって、このパルス信号を安全機器自身にフィードバックして出力系統に異常なきことを確認している。ここで、受信感度が低いPLCでは、自己診断用のパルス信号は無視されるが、受信感度が高いPLC、特に、安全基準を高水準に設定した所謂安全PLCでは、自己診断用のパルス信号をも検出してしまう。
【0004】
そこで、従来例では、PLCの入力回路に応答時間を遅らせるためのコンデンサやコイルを設けたものが知られている。また、別の従来例としてPLCの入力回路で受信した信号がオフになったことを検出したら、さらに続けて3回検出動作を行い、そのうちの2回以上がオン状態であった場合には受信信号を無視し、そうではなかった場合に受信信号をPLCの本体部に取り込む構成のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のものにおいて、応答時間を遅らせるためのコンデンサやコイルを設けたものでは、安全機器が作動時に出力した信号に対しても応答性が悪くなる。また、安全機器のメーカによって自己診断用パルスの出力仕様が異なるため、3回の検出動作を行うものでは、例えば、パルス幅が大きい1つの自己診断用パルスに3回の検出動作が含まれてしまったり、或いは、連続出力された複数の自己診断パルスに3回の検出動作が重なる事態が生じ得た。このため、従来のものでは、自己診断パルスを作動信号と誤ってPLCの本体部に取り込んでしまうことが考えられた。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、自己診断用パルス信号を出力する外部機器を接続しても、安定したシーケンス制御を行うことが可能な制御装置、その入力回路及び信号入力方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る制御装置の信号入力方法は、外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む制御装置の信号入力方法であって、外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転してからインターバル期間が経過した時点で反転したままか否かを検出し、反転したままであった場合にのみ受信信号を制御装置本体に取り込むと共に、外部機器の仕様に対応させて、自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に検出を行うようにインターバル期間を設定したところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明に係る制御装置の入力回路は、外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む制御装置の入力回路であって、外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転したことを検出する第1検出手段と、第1検出手段が反転を検出してからインターバル期間を経過した時点で、受信信号が反転したままか否かを検出する第2検出手段と、第2検出手段の検出結果を受け、受信信号が反転したままであった場合にのみ受信信号を制御装置本体に取り込む信号選別手段とを備え、インターバル期間は、外部機器の仕様に対応させて、自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に第2検出手段の検出が行われるように設定したところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明に係る制御装置は、外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む入力回路を備えた制御装置であって、外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転したことを検出する第1検出手段と、第1検出手段が反転を検出してからインターバル期間を経過した時点で、受信信号が反転したままか否かを検出する第2検出手段と、第2検出手段の検出結果を受け、受信信号が反転したままであった場合にのみ受信信号を制御装置本体に取り込む信号選別手段とを備え、インターバル期間は、外部機器の仕様に対応させて、自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に第2検出手段の検出が行われるように設定したところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3に記載の制御装置において、インターバル期間を更新可能に記憶した記憶手段と、入力操作によりインターバル期間を更新するための入力操作手段を備えたところに特徴を有する。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3に記載の制御装置において、インターバル期間を更新可能に記憶した記憶手段と、受信部が受信した信号をサンプリングして、インターバル期間を更新するインターバル期間更新手段とを備えたところに特徴を有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】
本発明によれば、制御装置の入力回路が受信した受信信号が反転してから所定のインターバル期間を経過した時点で反転したままであるか否かを検出し、反転したままであった場合にのみ受信信号を制御装置本体に取り込む。ここで、本発明では、インターバル期間を外部機器の仕様に対応させて設定したから、受信信号が自己診断用のパルス信号であった場合には、インターバル期間を経過した時点で、確実に反転状態から元の状態に戻っている。一方、受信信号が作動時出力用のステップ信号であった場合には、インターバル期間を経過した時点でも反転したままになっている。これにより、自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを確実に選別することができ、作動時出力用のステップ信号に基づいた安定したシーケンス制御を行うことができる。
【0013】
また、本発明に係るインターバル期間は、入力操作手段を用いた入力操作により更新してもよいし(請求項4の発明)、インターバル期間更新手段により、受信部が受信した信号をサンプリングして更新してもよい(請求項5の発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施形態のPLC10(本発明の「制御装置」に相当する)は、図1に基本構成が示されており、本体部11に入力回路12と出力回路13とキーボード14とを接続してなる。本体部11は、CPU15を主要部として備え、入力回路12から受け取った信号に基づき、メモリ16に記録したシーケンスプログラムをランする。そして、所定のシーケンス処理を行って、出力回路13に接続された図示しない機器を駆動する。
【0015】
また、本実施形態のPLC10はいわゆる安全PLCであって、入力回路12は、以下に説明するPLC診断用パルスを生成可能な構成になっている。即ち、入力回路12には、入力点数に応じて複数の受信回路25が設けられており、それらのうち1つの受信回路25が図1に代表的に示されている。
【0016】
受信回路25は、第1及び第2のフォトカプラ23,24を備えてなり、第1フォトカプラ23のフォトトランジスタ23Aと第2フォトカプラ24のLED24Bとが、直列接続されて外部接続回路29を構成している。詳細には、LED24BのカソードをGND接続する一方、アノードをフォトトランジスタ23Aのエミッタに接続し、さらにフォトトランジスタ23Aのコレクタをオープンにして入力回路12における外部接続端末26としてある。
【0017】
また、第1フォトカプラ23のLED23Bは、常には入力制御回路20によって駆動されており、これにより前記フォトトランジスタ23Aがオンして、外部接続回路29が外部接続端末26からGNDに向かう方向で導通状態になっている。そして、外部接続端末26に接続した外部機器の出力信号に応じて、外部接続回路29の通電状態が変化すると、その通電状態の変化に伴い、第2フォトカプラ24のフォトトランジスタ24Aが開閉する。これによりフォトトランジスタ24Aを接続した入力制御回路20に信号が取り込まれる。
【0018】
入力制御回路20は、外部接続端末26に接続した外部機器からオン信号が常時出力されている場合に、定期的かつ所定期間(例えば20μsec)に亘って第1フォトカプラ23のLED23Bをオフし、これにより受信回路25内にオフ信号としての前記PLC診断用パルスを生成する。そして、このPLC診断用パルス信号を第2フォトカプラ24が検出できるか否かに基づいて入力回路12を自己診断する。
【0019】
本実施形態のPLC10は、前述の如く安全PLCであるので、入力回路12には、本発明の外部機器として、人の安全を確保するために用いられるいわゆる安全装置が接続される。その安全装置の一例として、例えばセイフティライトカーテン30(以下、単に「ライトカーテン30」という)が接続された場合について以下説明する。
【0020】
ライトカーテン30は、投光部31と受光部32とを備え、それら投受光部31,32の間を結ぶ複数の平行な光軸が遮られたときに、検出信号(本発明の「作動信号」に相当する)を出力する。
【0021】
ライトカーテン30の出力回路は、例えばトランジスタ(以下、「出力トランジスタ」という)のオープンコレクタ回路となっており、そのコレクタに例えば24V電源が接続されかつエミッタにPLC10の前記外部接続端末26が接続される。また、前記出力トランジスタは常にはオンしており、これによりライトカーテン30が作動していないときに外部接続端末26に入力される信号の電圧は、24Vに保持されている。そして、ライトカーテン30が作動したとき、出力トランジスタがオフし、外部接続端末26に入力される信号の電圧が0Vになる。即ち、ライトカーテン30が作動時に出力する信号は、図2(A)に示すように、電位24Vのオン状態から電位0Vのオフ状態を切り替わるステップ信号になっている。
【0022】
ところで、ライトカーテン30は、自己診断用のパルス信号を定期的に出力しており、そのパルス信号をライトカーテン30自身にフィードバックして自己診断を行っている。自己診断用のパルス信号は、ライトカーテン30の前記出力トランジスタを、定期的に所定期間(例えば約25μsec)に亘ってオフすることで生成される。即ち、ライトカーテン30が自己診断時に出力する信号は、図2(B)に示すようにパルス幅が約25μsecのオフパルス信号となっている。
【0023】
入力制御回路20は、CPU21、ROM22、EEPROM27及び図示しないRAMを備えており、ROM22に記憶された信号選別プログラムをランして、前述した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別することができる。詳細には、例えば、受信回路25による受信信号が、オン状態(通常状態)からオフ状態に反転したときの割込処理として、図3に示した信号選別プログラムPR1の実行が割り当てられている。
【0024】
受信信号の前記反転が検出されて信号選別プログラムPR1が実行されると、図3に示すように、カウンタKが0にリセットされてから(S1)、そのカウンタKを1ずつインクリメントするループに入り(S2、S3)、カウンタKが所定の上限値K1になるまで前記インクリメントが繰り返される。
そして、カウンタKが上限値K1に達して(S3でYes)、ループを抜けた時点で、受信信号がオフ状態か否か、即ち、反転したままか否かが再検出される(S4)。そして、受信信号が反転したまま(オフ状態のまま)の場合には(S5でYes)、その受信信号を本体部11に適したレベルの信号に変換して本体部11に出力する(S6)。一方、受信信号がオンに戻っていた場合には(S5でNo)、受信信号を無視し、本体部11には何も信号を出力しない。
【0025】
以上を纏めると、信号選別プログラムPR1では、受信回路25の受信信号がオン状態からオフ状態に反転したことを検出してから、カウンタKにより計数した所定時間を経過した時点において、前記受信信号が反転したまま(オフ状態のまま)か否かを再検出し(S4)、反転したままの場合にのみ(S5のYes)、受信信号を本体部11に取り込む(S6)。
【0026】
即ち、本実施形態では、上記した信号選別プログラムPR1の実行前に、受信信号の前記反転を検出するステップ(図示せず)が本発明に係る「第1検出手段」に相当し、前記再検出を行うステップS4が本発明に係る「第2検出手段」に相当する。また、カウンタKの計数による所定時間が本発明に係る「インターバル期間」に相当し、さらに、再検出の結果を受け、受信信号が反転したままか否かに応じて、受信信号を本体部11に取り込むか否かを決定するステップ(S5)が本発明に係る「信号選別手段」に相当する。
【0027】
本実施形態の場合には、上記した上限値K1によって本発明に係るインターバル期間が特定され、この上限値K1のデータは、入力制御回路20に備えたEEPROM27(本発明の「記憶手段」に相当する)に記憶されている。そして、本体部11に連なるキーボード14(本発明の「入力操作手段」に相当する)を操作することによって、本体部11のCPU15から入力回路12のCPU21に更新命令が伝達され、EEPROM27に記憶した上限値K1が更新される。
【0028】
ところで、入力制御回路20のCPU21は、定期的に図4に示したPLC診断プログラムPR2を実行する。このプログラムPR2が実行されると、図4に示すように、前記した信号選別プログラムPR1に対する割込処理の割り当てを解除してから(S10)、PLC診断用パルスを発生させる(S11)。そして、この発生させたPLC診断用パルスを第2フォトカプラ24が受信したか否かをチェックし(S12)、受信していた場合には(S12でYes)、信号選別プログラムPR1に対する割込処理の割り当てを復帰させてから、このPLC診断プログラムPR2を抜ける。一方、第2フォトカプラ24がPLC診断用パルスを受信しなかった場合には(S12でNo)、異常である旨の報知を行ってから、このプログラムPR2から抜ける。なお、異常報知が行われた場合には、フォトカプラ23の交換作業等を行って対応すればよい。
【0029】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
PLC10の入力回路12に接続する外部機器が、自己診断用のパルス信号を出力するものである場合には、その外部機器の仕様書に記載された自己診断用のパルス信号の発生間隔及びパルス幅を参照にしてインターバル期間を設定する。具体的には、図5(A)に示すように、周期が1msecでパルス幅が20μsecの自己診断用のパルス信号を出力するライトカーテン30を入力回路12に接続する場合には、インターバル期間を20μsecより大きくかつ1020μsec(=1msec+20μsec)より小さい値に設定することができる。
【0030】
ここで、処理速度を高くすることを求めた場合には、インターバル期間は短い方が好ましく、処理の確実性を求めた場合には、ばらつきを考慮して、自己診断用のパルス信号の発生から離れた時間帯にインターバル期間の終了点がくるように設定することが好ましい。そこで、例えばインターバル期間として40μsecを設定する場合を例示して以下説明する。
【0031】
本実施形態の場合、インターバル期間の設定は、キーボード14の操作により行う。キーボード14にて、「インターバル期間=40μsec」というデータを入力すると、例えば、本体部11のCPU15を通して入力回路12のCPU21にそのデータが渡され、所定の式にて40μsecが上限値K1に換算される。そして、EEPROM27に記憶された上限値K1の値が、インターバル期間の40μsecに対応した値に更新される。
【0032】
これにより、信号選別プログラムPR1を実行したときにカウンタKをインクリメントするループ回数が、ライトカーテン30が出力する自己診断用のパルス信号の仕様に適合した回数に設定される。そして、PLC10における入力回路12の受信信号がオン状態からオフ状態に反転した時点(図5のS時点)を開始点として、その開始点から40μsecを経過した時点(図5のE時点)で、受信信号が反転したまま(オフ状態のまま)か否かが検出される。
【0033】
ここで、入力回路12が受信した信号が自己診断用のパルス信号であった場合には、図5(A)に示すように、インターバル期間が経過した時点(図5のE時点)で必ずオン状態に復元している。一方、入力回路12が受信した信号が作動時出力用のステップ信号であった場合には、図5(B)に示すように、インターバル期間が経過した時点(図5のE時点)で必ずオフ状態に保持されている。これにより、自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを確実に選別することができる。
【0034】
このように本実施形態によれば、入力回路12が受信した信号を2回検出し、その2回の検出の間のインターバル期間を、PLC10に接続される外部機器の仕様に対応させて設定したから、2回目の検出時に受信信号がオンかオフかによって、自己診断用のパルス信号か作動時出力用のステップ信号かを確実に選別することができる。これにより、自己診断用のパルス信号を出力する外部機器をPLC10に接続しても、そのパルス信号の影響を受けず、作動時出力用のステップ信号に基づいた安定したシーケンス制御を行うことができる。
【0035】
また、インターバル期間を設定する際に、自己診断用のパルス信号の発生間隔及びパルス幅も入力しておき、PLC診断用パルスの発生と自己診断用のパルス信号とが同期しないように制御してもよい。これにより、PLC10自体の自己診断をスムーズに行うことができる。
【0036】
さらに、図5(C)に示すように、自己診断用パルスが複数連続発生した後に、しばらく間隔を空けて再び複数連続発生するパターンを繰り返す場合には、連続発生する一群のパルスの後にインターバル期間の終了点がくるように設定してもよい。
【0037】
<第2実施形態>
前記第1実施形態では、キーボード14の操作によりインターバル期間を設定する構成であったが、本実施形態のPLCは、入力回路に外部機器を接続するだけで、その入力回路の受信信号をサンプリングして、インターバル期間を自動設定する構成になっている。以下、図6〜図9のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
外部機器が出力する自己診断用のパルス信号の仕様を求めるために、自己診断用パルスのパルス幅の最大値と、パルス間隔の最小時間を求める。そのために、図6に示した処理では、PLCにおける入力回路への入力信号を一定周期でサンプリングしつつそのサンプリングの回数をカウントし、入力信号が切り替わってから次に切り替わるまでのサンプリング回数のカウント値を自然数nを引数とする配列変数t(n)に記憶する。
【0039】
具体的には、図6の処理を実行すると、まずは、配列カウンタnを0に初期化して(S100)、入力信号がオフ状態からオン状態になるまで待機する(S102)。この処理により、オン状態になった直後からサンプリングを開始することができ、初回の入力信号オン時間を正確に測定することができる。
【0040】
入力信号がオフ状態からオン状態になったら、待機処理(S102)を抜け、時間計測用のカウンタをクリアにしてから(S104)、入力信号をサンプリングする(S106)。そして、時間計数用のカウンタをカウントアップし(S108)、サンプリングした入力信号と前回のサンプリングした入力信号とのオン・オフが反転しているか否をチェックし(S110)、反転していれば(S110でYes)、その時のカウンタ値をt(n)に記憶してから(S118)、配列カウンタnをインクリメントする(S120)。そして、配列カウンタnが100より小さければ(S122でNo)、前記したS104に処理を戻り、配列カウンタnになるまで上記と同じ動作を繰り返す。
【0041】
一方、サンプリングした入力信号と前回のサンプリングした入力信号とのオン・オフが反転しなかった場合には(S110でNo)、時間待ち処理(S112)を実行する。この時間待ち処理は入力信号に変化があった場合でも変化がなかった場合でも同じ周期でサンプリング(S106)を行うようにするための処理である。即ち、この待ち時間はS118,S120,S122,S104の各ステップの処理に要する時間から、S114の処理に要する時間を差し引いた時間である。実際にはNOP(No operation)コマンドを所定回数繰り返すなどの処理をする。
【0042】
時間待ち処理(S112)の後、カウンタ値が定数C1を超えたか否かを判定する(S114)。この処理は何らかの原因で入力信号が切り替わらなくなった場合に無限ループとなることを防ぐための処理である。即ち、入力信号が切り替わらなくなった場合にはS106〜S114までの処理を無限に繰り返すこととなるが、これを放置するとシステムが停止し、ユーザーはその停止の原因を知ることができない。その結果、原因究明及び復旧に長い時間を要することになる。これを防ぐため、カウンタ値を監視し(S114)、所定回数(C1)を超えていたら(S114でYes)、異常が発生したとみなし、「異常終了フラグ」をオンして(S116)、一連の処理を終了する。これにより、異常の発生をその内容と共にユーザーに報知することができ、ユーザーは適切な復旧作業をすることができる。
【0043】
以上説明した図6のフローチャートの処理により、配列変数t(n)(配列カウンタn=0〜99)に入力信号が変化した時間間隔に相当するカウント値が記憶され、何らかの異常により入力信号が所定時間変化しなくなった場合には異常が報知される。
【0044】
図6に示した処理が終了したら、図7に示した処理を行う。この処理では、入力信号のオン時間の最大値と2番目に大きな値、及び最小値と2番目に小さな値を求める。以下、入力信号のオン時間の最大値をton_max1、最大値の次に大きな値をton_max2、最小値をton_min1、最小値の次に小さな値をton_min2と表すこととする。
【0045】
初めに配列カウンタnを0にし(S202)、ton_min1及びton_min2を暫定的に所定の値に設定し(S204)、さらに、ton_max1及びton_max2を0に設定する(S206)。
【0046】
そして、t(n)がton_min1以下かを判定し(S208)、t(n)がton_min1以下であった場合には(S208でYes)、ton_min2にton_min1を代入するとともに(S210)、ton_min1にt(n)を代入する(S212)。
【0047】
一方、t(n)がton_min1以下でなかった場合には、t(n)がton_min2未満かを判定し(S214)、ここで、t(n)がton_min2未満であった場合には(S214でYes)、ton_min2にt(n)を代入する(S216)。
一方、t(n)がton_min2未満でなかった場合には(S214でNo)、ton_min2を書き換えることなく次の処理に移行する。
即ち、t(n)がその時点でのton_min1よりも小さければton_min1にt(n)を代入し、ton_min1≦t(n)<ton_min2であれば、ton_min2にt(n)を代入するのである。
【0048】
続いて実行されるS218〜S226は、上記説明したS208〜S216と同様の処理により、ton_max1及びton_max2を求めるものであるので、詳細な説明は省略する。
【0049】
次に、配列カウンタnに2を加算する(S228)。t(n)には、入力信号のオン時間とオフ時間とが交互に記憶されているので、配列カウンタnを2ずつ加算することで、入力信号のオン時間のみを抽出できる。そして、配列カウンタnが100に満たなければ処理(S230でNo)、S208に戻り、配列カウンタnが100になるまで、同じ処理が繰り返される。このように各入力信号のオン時間についてS208〜S226の処理を繰り返し行うことにより、入力信号オン時間の最大の値と2番目に大きな値、及び最小の値と2番目に小さな値が求められる。
【0050】
図7に示した処理に次いで実行される図8に示した処理では、入力信号オフ時間の最大値と2番目に大きな値、及び最小値と2番目に小さな値を求める処理である。このフローチャートでは、入力信号オフ時間の最大値をtoff_max1、入力信号オフ時間の最大値の次に大きな値をtoff_max2、入力信号オフ時間の最小値をtoff_min1、入力信号オフ時間の最小値の次に小さな値をtoff_min2と表している。
【0051】
図8の処理は、図7の処理に対して、「オン時間」と「オフ時間」とが異なるのみでそれ以外は同様の処理を行うものであるので、詳細な説明は省略する。なお、S302で配列カウンタnを1に初期化しているのは、t(n)の奇数番号、即ち入力信号のオフ時間のみを抽出するためである。
【0052】
図9は、図7及び図8の処理で求めたそれぞれの値、即ち、オン時間・オフ時間の最大・最小値及び2番目に大きな値と2番目に小さな値をチェックし、異常な値となっていないかを判定するとともに、異常がない場合には自己診断用パルス幅の最大値と、自己診断用パルス間の最小時間間隔を求める処理を示すフローチャートである。
【0053】
図9の処理では、まず、tpを0に初期化する(S402)。tpは後の処理で自己診断用パルス幅の最大値が代入される変数である。
【0054】
次いで、S404〜S410において、オン時間・オフ時間の最大の値と2番目に大きな値との比較、及び、最小の値と2番目に小さな値との比較を行う。入力信号は、所定のデータパターンが繰り返し表れるので、これら比較される各々の値はほぼ同じ値でなければならない。比較の結果、大きな差が現れれば、回路又は配線等にノイズが混入していたり、動作が不安定になっている蓋然性が高いと考えられるので、tpが0のまま処理を終了する。なお、S404〜S410におけるC2は、許容値に相当する所定の定数である。
【0055】
S404〜S410で異常が認められなければ、S412以降の処理を行う。即ち、オン時間の最大値とオフ時間の最大値とを比較することにより(S412)、外部機器の自己診断用パルスがオフンパルスなのかオンパルスなのかを判断する。そして、オン時間の最大値(ton_max1)がオフ時間の最大値(toff_max1)よりも大きければ(S412でYes)、自己診断用パルスがオフパルスであると判断し、そうでない場合には(S412でNo)、自己診断用パルスがオンパルスであると判断する。
【0056】
自己診断用パルスがオフパルスであると判断した場合には、S414〜S418の処理を行う。即ち、自己診断用パルスのパルス幅の最大値(toff_max1)と最小値(toff_min1)との差が、所定の範囲内(定数C3以下)に収まっているかをチェックする(S414)。ここで、本来、自己診断用パルスは一定のパルス幅であるので、パルス幅の最大値と最小値はほぼ等しい値であるはずである。この差が大きい場合には(S414でNo)、サンプリングの最中に外部機器が作動し、入力信号が(自己診断用パルスによるものではなく)実際に切り替わったと推定される。このような場合には、入力信号の二度読み時間間隔を精度よく求めることができないので、tpに値を設定することなく処理を終了する。
【0057】
自己診断用パルスのパルス幅の最大値(toff_max1)と最小値(toff_min1)との差が、所定の範囲内(定数C3以下)に収まった場合には(S414でYes)、toff_max1に定数C4を掛けてtpに代入する(S416)。toff_max1に記憶された値は、入力信号の二度読み時間間隔そのものを示すものではなく、図6の処理で使用した時間係数用のカウンタのカウンタ値であるので、toff_max1と定数C4との積により、時間を表す値に変換するのである。これにより、tpには入力信号の二度読み時間間隔が、例えばμsの単位で設定される。同様に、ton_min1に定数C4を掛けてtqに代入する(S418)。
【0058】
S420〜S424は、自己診断用パルスがオンパルスである場合の処理を示したものである。これらの処理はS414〜S428と同様の内容であるので、詳細な説明は省略する。
【0059】
S426は、tpに定数αを加算した値とtqとの大小を比較する処理である。(tp+α)は、入力信号を実際に二度読みする際の時間間隔であり、定数αはこの時間間隔に余裕度を与えるためのものである。即ち、自己診断用パルス幅の最大値(tp)の時間間隔で入力信号を二度読みすると、温度変化等により自己診断用パルス幅が変化した際に信号を読み誤ることとなるので、入力信号を二度読みする際の時間間隔を多めにとるのである。(tp+α)<tqの場合には、後に詳述するように、自己診断用パルスが連続して発生する際の連続発生数(N)を知る必要があるので、この処理を行ってからリターンする。
【0060】
自己診断用パルスが連続して発生する際の連続発生数(N)を求める処理を図10に示す。S502〜S506はton_max1とtoff_max1のいずれか大きい方に0.9を掛け、変数trに代入する処理である。これにより、trにはサンプリングした中で最も長いパルス幅のカウント数に0.9を掛けた値が代入される。自己診断用パルスの連続発生数(N)は長いパルス幅のパルス(図11(C)のP1)とその次に発生する長いパルス幅のパルス(図11(C)のP2)との間に発生した自己診断用パルスの数であるので、tr以上のパルスが発生してから次にtr以上のパルスが発生するまでの間に発生するパルスの数を数える。
【0061】
S508,S510では、それぞれ変数mとnとを初期化する。S512はt(n)がtrより大きいか否かを判定する。t(n)がtrより大きくなければS514でnをインクリメントしてS512の処理に戻る。S512でt(n)がtrより大きければ、S516でmをインクリメントする。次にS518でnをインクリメントし、S520でt(n)とtrとを比較して、t(n)>trでなければS516からS520の処理を繰り返し行う。
この繰り返し処理により、パルスP1とP2の間に発生するパルスの数がカウントされる。このカウント数は、オンパルスとオフパルスの両者を含むものである。
【0062】
S520でt(n)>trであれば、S522で自己診断用パルスの連続発生数Nに、mを2分の1にした値を代入する。前記したように、mはオンパルスとオフパルスの両者を含んだカウント値であるので、これを2分の1にすることで、自己診断用パルスの連続発生数Nが得られる。この処理の後、リターンする。
【0063】
以上の処理により、自己診断用パルス幅の最大値(tp)と、自己診断用パルス間の最小時間間隔(tq)、及び自己診断用パルスの連続発生数(N)を求めることができる。また、オン時間・オフ時間の最大・最小値などに異常が認められればtpが0のまま図9に示す処理が終了するので、この場合にはユーザーに異常を報知することができる。なお、異常原因をより詳細にユーザーに示すため、S404〜S410並びにS414、S420の処理で異常と判定したら、それぞれに異なる異常コードを設定するようにしてもよい。
【0064】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態で例示したライトカーテン30は、自己診断用パルスとしてオフパルスを出力するものであったが、自己診断用パルスとしてオンパルスを出力する外部機器が接続されるPLCに本発明を適用してもよい。
【0065】
(2)前記第1実施形態のPLC10は、PLC診断用パルスを生成する構成であったが、PLC診断用パルスを生成しないPLCに本発明を適用してもよい。
【0066】
(3)前記実施形態では、本発明に係る制御装置としてPLCを例示したが、本発明に係る制御装置はPLCに限定されるものではなく、外部機器が接続されるものであれば、例えば、CNC(数値制御)コントローラ、ロボットのコントローラ、パソコン等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るPLCの構成を示したブロック図
【図2】(A)作動時出力用のステップ信号を示した波形図
(B)自己診断作用のパルス信号を示した波形図
(C)自己診断用のパルス信号の変形例を示した波形図
【図3】信号選別プログラムのフローチャート
【図4】PLC診断プログラムのフローチャート
【図5】(A)作動時出力用のステップ信号とインターバル期間との関係を示したタイムチャート
(B)自己診断作用のパルス信号とインターバル期間との関係を示したタイムチャート
【図6】第2実施形態に係るインターバル期間を設定する処理のフローチャート
【図7】同インターバル期間を設定する処理のフローチャート
【図8】同インターバル期間を設定する処理のフローチャート
【図9】同インターバル期間を設定する処理のフローチャート
【図10】インターバル期間を設定する処理のフローチャート
【図11】自己診断用のパルスの波形図
【符号の説明】
10…PLC(制御装置)
11…本体部(制御装置本体)
12…入力回路
14…キーボード(入力操作手段)
27…EEPROM(記憶手段)
30…ライトカーテン(外部機器)
Claims (5)
- 外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、前記作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む制御装置の信号入力方法であって、
前記外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転してからインターバル期間が経過した時点で反転したままか否かを検出し、反転したままであった場合にのみ前記受信信号を前記制御装置本体に取り込むと共に、
前記外部機器の仕様に対応させて、前記自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に前記検出を行うように前記インターバル期間を設定したことを特徴とする制御装置の信号入力方法。 - 外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、前記作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む制御装置の入力回路であって、
前記外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転したことを検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段が前記反転を検出してからインターバル期間を経過した時点で、前記受信信号が反転したままか否かを検出する第2検出手段と、
前記第2検出手段の検出結果を受け、前記受信信号が反転したままであった場合にのみ前記受信信号を前記制御装置本体に取り込む信号選別手段とを備え、
前記インターバル期間は、前記外部機器の仕様に対応させて、前記自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に前記第2検出手段の検出が行われるように設定したことを特徴とする制御装置の入力回路。 - 外部機器から受信した自己診断用のパルス信号と作動時出力用のステップ信号とを選別して、前記作動時出力用のステップ信号のみを制御装置本体に取り込む入力回路を備えた制御装置であって、
前記外部機器からの受信信号が、通常状態に対して反転したことを検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段が前記反転を検出してからインターバル期間を経過した時点で、前記受信信号が反転したままか否かを検出する第2検出手段と、
前記第2検出手段の検出結果を受け、前記受信信号が反転したままであった場合にのみ前記受信信号を前記制御装置本体に取り込む信号選別手段とを備え、
前記インターバル期間は、前記外部機器の仕様に対応させて、前記自己診断用のパルス信号が発生していない時間帯に前記第2検出手段の検出が行われるように設定したことを特徴とする制御装置。 - 前記インターバル期間を更新可能に記憶した記憶手段と、
入力操作により前記インターバル期間を更新するための入力操作手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。 - 前記インターバル期間を更新可能に記憶した記憶手段と、
前記受信部が受信した信号をサンプリングして、前記インターバル期間を更新するインターバル期間更新手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
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