JP4131003B2 - 内視鏡の配管接続部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は内視鏡の配管接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡内には、送気、送水或いは吸引等を行うために流体を通す軟性チューブが配管されており、配管の接続部には、図7に示されるように、軟性チューブ1の端部に硬質パイプ2の端部が差し込まれ、接続部が外れないようにするために、軟性チューブ1がテーパ環状の締め付け部材3により外面から締め付けられた状態で接着されている。
【0003】
このような構造の内視鏡の配管接続部においては、締め付け部材3から軟性チューブ1に加えられている締め付け力は硬質パイプ2の端面位置において最も大きく、その部分で軟性チューブ1が最も大きく潰されてその肉厚が薄くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
軟性チューブ1に外力が加わると、硬質パイプ2との接続部の境界部分に最も応力が集中するが、上述のような構造の従来の内視鏡の配管接続部では、その部分で軟性チューブ1の肉厚が最も薄くなっているので、軟性チューブ1の座屈や破れが発生し易かった。
【0005】
そこで本発明は、軟性チューブが硬質パイプとの接続部分において座屈や破損を起こし難くて耐久性の優れた内視鏡の配管接続部を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の配管接続部は、流体を通すために内視鏡内に配管された軟性チューブの端部に硬質パイプの端部が差し込まれ、その差し込み部に上記軟性チューブの外面から締め付け力を加える締め付け部材が取り付けられた内視鏡の配管接続部において、上記硬質パイプの端面位置において上記軟性チューブに加えられる締め付け力を、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブに加えられる締め付け力より小さくしたことを特徴とする。
【0007】
なお、上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れるにしたがって内径が漸次小さく形成されたテーパ環であってもよい。また、上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第1の環状部材と、その第1の環状部材より大きな内径に形成されて上記硬質パイプの端面付近において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第2の環状部材とを有していてもよい。そして、その第2の環状部材が、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブを被覆する状態に延長形成されていてもよい。
【0008】
また、上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブの外周に巻き付けられた糸状部材と、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブの外面から上記糸状部材の外面にわたる範囲を締め付けるように被覆するチューブ状部材とを有していてもよい。
【0009】
また、上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第1の環状部材と、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブを締め付ける第2の環状部材とを有していてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図6は内視鏡の操作部を示しており、空気や水を通すために内視鏡内に配管された軟性チューブ1の端部が、送気送水操作を行うための送気送水操作弁10に突設された硬質パイプ2に接続されている。
【0011】
図1は、その軟性チューブ1と硬質パイプ2との接続部を拡大して示している。軟性チューブ1は例えばポリエチレン樹脂製、硬質パイプ2は例えばステンレス鋼管製であり、軟性チューブ1の端部に硬質パイプ2の端部が差し込まれ、その差し込み部には、軟性チューブ1の外面から締め付け力を加える締め付け部材3が取り付けられて各部材どうしが接着剤により接合されている。
【0012】
締め付け部材3は例えば真鍮パイプ製であり、内側に硬質パイプ2が通されている部分の軟性チューブ1を外面から締め付ける状態に取り付けられている。この実施の形態においては、締め付け部材3は、硬質パイプ2の端面2aから離れるにしたがって漸次小さな内径になるテーパ環状に形成されている。
【0013】
その結果、硬質パイプ2の端面2aの位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力は、硬質パイプ2の端面2aから離れた位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力より小さくなっている。
【0014】
したがって、軟性チューブ1に外力が加わったときに、軟性チューブ1に最も応力が集中する硬質パイプ2との接続部の境界部分において、軟性チューブ1の肉厚が薄くならず座屈や破れが発生し難い。
【0015】
図2は、本発明の第2の実施の形態の軟性チューブ1と硬質パイプ2との接続部を示している。この実施の形態においては、締め付け部材3として、内径の大きさが相違する二つの環状部材3a,3bを用いている。
【0016】
そして、軟性チューブ1を、内径の小さな第1の環状部材3aによって硬質パイプ2の端面2aから離れた位置において締め付け、それより内径の大きな第2の環状部材3bによって、硬質パイプ2の端面2a寄りの位置において締め付けている。
【0017】
その他の構成は第1の実施の形態と同じであり、このように構成しても、硬質パイプ2の端面2aの位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力が、硬質パイプ2の端面2aから離れた位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力より小さいので、硬質パイプ2との接続部の境界部分において、軟性チューブ1の肉厚が薄くならず座屈や破れが発生し難い。
【0018】
図3は、本発明の第3の実施の形態の軟性チューブ1と硬質パイプ2との接続部を示しており、第2の実施の形態の第2の環状部材3bを可撓性チューブで形成して、硬質パイプ2が差し込まれていない部分の軟性チューブ1を被覆する状態に延長形成したものである。
【0019】
その他の構成は第2の実施の形態と同じであり、このように構成すると、軟性チューブ1の硬質パイプ2との接続部の境界部分が第2の環状部材3bによって補強されるので、軟性チューブ1の座屈や破れがさらに発生し難くなる。
【0020】
図4は、本発明の第4の実施の形態の軟性チューブ1と硬質パイプ2との接続部を示しており、締め付け部材3として、硬質パイプ2が差し込まれた部分の軟性チューブ1を硬質パイプ2の端面2aから離れた位置で締め付けるように外周に巻き付けられた糸状部材3cと、硬質パイプ2が差し込まれていない部分の軟性チューブ1の外面から糸状部材3cの外面にわたる範囲を締め付けるように被覆する熱収縮性のチューブ状部材3dとを用いたものである。このように、締め付け部材3としては環状部材に限らず、糸状部材等を用いることもできる。
【0021】
図5は、本発明の第5の実施の形態の軟性チューブ1と硬質パイプ2との接続部を示しており、第2の実施の形態の第2の環状部材3bを、硬質パイプ2が差し込まれていない部分の軟性チューブ1の外面に取り付けたものである。
【0022】
このように構成しても、硬質パイプ2の端面2aの位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力を、硬質パイプ2の端面2aから離れた位置において軟性チューブ1に加わる締め付け力より小さくして、硬質パイプ2との接続部の境界部分における軟性チューブ1の座屈や破れを発生し難くすることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、硬質パイプの端面位置において軟性チューブに加えられる締め付け力を、硬質パイプの端面から離れた位置において軟性チューブに加えられる締め付け力より小さくしたことにより、軟性チューブに外力が加わったときに最も応力が集中する硬質パイプとの接続部の境界部分において軟性チューブの肉厚が薄くならず、座屈や破れが発生し難くて、優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【図6】内視鏡の操作部の略示図である。
【図7】従来の軟性チューブと硬質パイプとの接続部の断面図である。
【符号の説明】
1 軟性チューブ
2 硬質パイプ
3 締め付け部材
Claims (6)
- 流体を通すために内視鏡内に配管された軟性チューブの端部に、外周面に突起がない一定外径の硬質パイプの端部が差し込まれ、その差し込み部に上記軟性チューブの外面から締め付け力を加える締め付け部材が取り付けられた内視鏡の配管接続部において、
上記硬質パイプの端面から離れた位置で上記締め付け部材が上記硬質パイプの表面に上記軟性チューブを締め付ける締め付け力に比べて、それより上記硬質パイプの端面側に偏位した位置で上記締め付け部材が上記軟性チューブを締め付ける締め付け力を小さく設定して、
上記硬質パイプの端面位置において上記軟性チューブに加えられる締め付け力を、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブに加えられる締め付け力より小さくしたことを特徴とする内視鏡の配管接続部。 - 上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れるにしたがって内径が漸次小さく形成されたテーパ環である請求項1記載の内視鏡の配管接続部。
- 上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第1の環状部材と、その第1の環状部材より大きな内径に形成されて上記硬質パイプの端面付近において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第2の環状部材とを有している請求項1記載の内視鏡の配管接続部。
- 上記第2の環状部材が、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブを被覆する状態に延長形成されている請求項3記載の内視鏡の配管接続部。
- 上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブの外周に巻き付けられた糸状部材と、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブの外面から上記糸状部材の外面にわたる範囲を締め付けるように被覆するチューブ状部材とを有している請求項1記載の内視鏡の配管接続部。
- 上記締め付け部材が、上記硬質パイプの端面から離れた位置において上記軟性チューブを上記硬質パイプの表面に締め付ける第1の環状部材と、上記硬質パイプが差し込まれていない部分の上記軟性チューブを締め付ける第2の環状部材とを有している請求項1記載の内視鏡の配管接続部。
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