JP4130869B2 - 膝用サポーター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、膝用サポーターに関し、詳細には、登山やトレッキングまたはウォーキング等において、膝関節のみならず股関節の屈曲および伸展を容易に行えるようにしてスムーズな歩行を可能にした膝用サポーターに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
一般に、膝用サポーターは、膝蓋骨の保護や保温の他、膝関節の屈伸補助のために用いられている。従来の膝用サポーターは、たとえば特開平7−265354号公報や特開平9−28724号公報、特開平9−276323号公報などに示すように、着用者の脚の膝蓋部およびその周辺の膝上下部を被覆するサポーター本体と、サポーター本体において着用者の膝の内外側面に相当する位置に配設される弾性部材(スパイラルボーンまたはスプリングステー)とから主として構成されている。
【0003】
前記従来の膝用サポーターにおいて、着用者の膝の内外側面に相当する位置に配設される弾性部材は、その弾性復元力により、膝関節の屈伸を補助し、膝関節の横振れを防止する作用を有しているが、本発明が目的とするような、実際の歩行時の脚の筋肉の動きを促進することによりスムーズな歩行を可能にしようとするものではない。
【0004】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、登山やトレッキングまたはウォーキング等において、脚の筋肉の動きを促進することにより、膝関節のみならず股関節の屈曲および伸展を容易に行えるようにしてスムーズな歩行を可能にした膝用サポーターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ところで、運動前に筋肉および関節を伸張させるストレッチングは、筋緊張の抑制および低下に対して効果的であるため、一般に広く行われているが、このような筋緊張の低下に関与する末梢の受容器をゴルジ腱器官といい、これは筋腱移行部に多く存在するといわれている。ゴルジ腱器官が興奮すると、その腱に関係する筋肉の緊張が低下して、筋肉が弛緩することが分かっており、そのためには、ゴルジ腱器官を含む腱組織を直接、圧迫刺激することが効果的であることが本件出願の発明者の研究により明らかになってきている。
【0006】
請求項1の発明は、このような研究成果からなされたものであって、請求項1の発明に係る膝用サポーターは、着用者の脚の少なくとも膝上下部および膝窩部(膝裏部)を被覆する筒状のサポーター本体と、サポーター本体の裏面に設けられた第1ないし第3の突起部とを備えている。第1の突起部は、着用者の膝下部において大腿四頭筋下方の膝蓋靱帯部を圧迫し得る位置に配置されており、第2の突起部は、着用者の膝窩部においてハムストリングス(大腿部の裏側の筋肉群)の半腱様筋および半膜様筋の下部を圧迫し得る位置に配置されている。また、第3の突起部は、着用者の膝窩部においてハムストリングスの大腿二頭筋の下部を圧迫し得る位置に配置されている。
【0007】
請求項1の発明によれば、着用者の直立状態においては、サポーター本体裏面の第1の突起部が、着用者の大腿四頭筋下方の膝蓋靱帯部を圧迫する。これにより、靱帯部内部のゴルジ腱器官が興奮して、大腿四頭筋の緊張が弛緩する。
【0008】
すると、大腿四頭筋の拮抗筋であるハムストリングスの作用が大きくなって、膝関節を屈曲方向へ向かわせ、これと同時に、股関節も屈曲方向に向かわせる。その結果、着用者がスムーズに脚を踏み出すことができる。
【0009】
膝関節および股関節の屈曲時には、ハムストリングスが緊張しているが、このとき、サポーター本体裏面の第2の突起部が、着用者の膝窩部においてハムストリングスの半腱様筋および半膜様筋の下部を圧迫し、また第3の突起部が、着用者の膝窩部においてハムストリングスの大腿二頭筋の下部を圧迫している。
【0010】
これにより、ハムストリングス下部の腱が圧迫されることになり、腱内部のゴルジ腱器官が興奮して、ハムストリングスの緊張が弛緩する。すると、今度は、ハムストリングスの拮抗筋である大腿四頭筋の作用が大きくなって、膝関節を伸展方向へ向かわせ、これと同時に、股関節も伸展方向に向かわせる。その結果、着用者は、踏み出した脚をスムーズに前方に押し出すことができる。
【0011】
このように、請求項1の発明によれば、大腿四頭筋の膝蓋靱帯部およびハムストリングスの腱が交互に圧迫されることによって、各筋肉の緊張状態が弛緩して互いの筋肉の拮抗筋の作用が促進され、これにより、歩行時には、リズミカルな筋活動が屈伸方向の動きをスムーズに行わせることが可能になる。
【0012】
なお、第2の突起部がハムストリングスの半腱様筋および半膜様筋の各下部を圧迫したとき、着用者の下腿を外旋させて足尖を外側に向かわせる作用が生じ、また、第3の突起部がハムストリングスの大腿二頭筋の下部を圧迫したとき、着用者の下腿を内旋させて足尖を内側に向かわせる作用を生じることになるが、請求項1の発明では、第2および第3の突起部が同時にハムストリングス下部の各腱を圧迫しており、このため、足尖の内旋および外旋が生じることはなく、足尖をスムーズに直進方向へ向かわせることができる。
【0013】
第1ないし第3の突起部は、請求項2の発明に記載されているように、樹脂製、ラバー製またはスポンジ製が好ましい。これは、各突起部が着用者の脚に痛みや違和感を与えることなく、脚の所望部位を効果的に圧迫するためである。なお、この場合、心材として硬質樹脂製や金属製などのプレートが内蔵されていてもよい。
【0014】
第1ないし第3の突起部は、請求項3の発明に記載されているように、少なくとも1mmの厚みを有しているのが好ましい。これは、着用者の脚の所望部位を効果的に圧迫するためである。
【0015】
請求項4の発明では、着用者の脚の膝蓋部周辺部位に対してテーピング作用を及ぼす帯状のテーピング部が、サポーター本体に一体に設けられている。この場合、サポーターの装着時には、テーピング部により、膝蓋部周辺にテーピング作用が及ぼされるので、膝関節部位およびその周囲の障害を予防できる。
【0016】
テーピング部は、請求項5の発明では、サポーター本体の表面にラバーまたは樹脂をプリント印刷(具体的には、(シルク)スクリーン印刷や転写プリントなど)することにより、サポーター本体に一体に形成されている。
【0017】
請求項6の発明では、サポーター本体およびテーピング部が編み組織から構成されるとともに、テーピング部の伸張率がサポーター本体の伸張率よりも低くなっている。すなわち、この場合には、サポーターの装着時に、テーピング部がサポーター本体よりも伸びにくくなっており、これにより、テーピング部が着用者の脚を締め付けて、テーピング作用を及ぼすことができる。
【0018】
請求項7の発明では、テーピング部が、第1の突起部とオーバラップする第1のテーピング部と、第2および第3の突起部とオーバラップする第2のテーピング部とを有している。第1のテーピング部は、第1の突起部の位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びており、同様に、第2のテーピング部は、第2および第3の突起部の位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びている。
【0019】
この場合には、サポーター本体において、テーピング部の配設されている部分がテーピング部の配設されていない部分に対して伸張しにくくなっていることにより、サポーター装着時において、サポーター本体裏面の各突起部が着用者の脚の所望部位に圧力を及ぼす際に、脚から各突起部に反作用として作用する抗力によりサポーター本体が外方に変形するのが抑制されており、これにより、各突起部による圧力をロスなく、脚の所望部位に作用させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施態様による膝用サポーターの正面図、図2は膝用サポーターの背面図、図3(a)は膝用サポーターの裏面に設けられた突起部の正面図、同図(b)は膝用サポーターの突起部部分の縦断面図、図4(a)はサポーター装着時の突起部と大腿四頭筋との位置関係を示す図、同図(b)はサポーター装着時の突起部とハムストリングス筋群との位置関係を示す図、図5は突起部による作用を説明するための図であって、(a)は膝関節伸張時の状態を示す図、(b)は膝関節屈曲時の状態を示す図である。
【0021】
図1および図2に示すように、膝用サポーター1は、着用者の脚の少なくとも膝上下部および膝窩部(膝裏部)を被覆する筒状のサポーター本体2を有している。サポーター本体2は、通気性を有しかつ全方向に伸縮自在なストレッチ素材から構成されているのが好ましい。なお、ここで、ストレッチ素材とは、ポリウレタン繊維やポリエステル繊維などの伸縮性を有する繊維からなる、またはこれらと他の繊維との複合糸からなる編み組織を有する素材をいう。また、ナイロンメッシュなどのメッシュ地を用いるようにしてもよい。
【0022】
サポーター本体2の表面には、帯状に延びるテーピング部3,4が設けられている。(第1の)テーピング部3は、サポーター本体2の前面において着用者の脚の膝下部に相当する位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びている。(第2の)テーピング部4は、サポーター本体2の後面において着用者の脚の膝窩部上部に相当する位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びている。
【0023】
各テーピング部3,4は、シリコンラバーなどのラバーまたは樹脂から構成されるとともに、サポーター本体2の表面に(シルク)スクリーン印刷や転写プリントなどのプリント印刷が施されることにより、サポーター本体2と一体に設けられている。これにより、サポーター本体2において各テーピング部3,4の配設部分が伸びにくくなっており、その結果、サポーター装着時には、各テーピング部3,4が着用者の脚の膝蓋骨周辺部位を締め付けて、テーピング作用を及ぼすようになっている。
【0024】
なお、各テーピング部3,4は、サポーター本体2と同様の編み組織から構成するようにしてもよい。ただ、この場合には、サポーター装着時に各テーピング部3,4をサポーター本体2よりも伸びにくくするために、各テーピング部3,4の伸張率をサポーター本体2の伸張率よりも低くすることが必要である。また、各テーピング部3,4を編み組織から構成する際には、各テーピング部3,4をサポーター本体2の表面において周方向にリング状に形成することによって、サポーター本体2を各テーピング部3,4の個所で周方向に絞り込むようにしてもよい。
【0025】
サポーター本体2の前面において膝蓋骨に相当する部位には、他の部分よりも厚めの編み組織からなる膝蓋骨保護部5が設けられている。また、サポーター本体2の後面において膝窩部に相当する部位には、他の部分よりも伸張率が高く通気性に優れた素材からなる膝窩部被覆部6が設けられている。
【0026】
サポーター本体2の裏面において、着用者の膝蓋骨の若干下方の膝下部に相当する部位には、サポーター装着時に大腿四頭筋下方の膝蓋靱帯部を圧迫し得る位置に、第1の突起部10が設けられている。すなわち、図4(a)に示すように、第1の突起部10は、大腿四頭筋Aの下方の膝蓋靱帯部At と対向する位置に配置されている。
【0027】
同様に、サポーター本体2の裏面において、着用者の膝窩部上部に相当する部位には、サポーター装着時にハムストリングスの半腱様筋および半膜様筋の下部の腱を圧迫し得る位置に、第2の突起部11が設けられ、ハムストリングスの大腿二頭筋の下部の腱を圧迫し得る位置に、第3の突起部12が設けられている。すなわち、図4(b)に示すように、第2の突起部11は、ハムストリングスBの半腱様筋B1 および半膜様筋B2 の下部の腱Bt と対向する位置に配置されており、第3の突起部12は、ハムストリングスBの大腿二頭筋B3 の下部の腱Bt ′と対向する位置に配置されている。
【0028】
また第1の突起部10は、図1に示すように、テーピング部3とオーバラップしており、第2および第3の突起部11,12は、図2に示すように、テーピング部4とオーバラップしている。
【0029】
第1ないし第3の突起部10,11,12は、樹脂製、ラバー製またはスポンジ製が好ましい。これは、各突起部が着用者の脚に痛みや違和感を与えることなく、脚の所望部位を効果的に圧迫するためである。なお、心材として硬質樹脂製や金属製などのプレートが内蔵されていてもよい。また、各突起部10,11,12は、図3に示すように概略楕円状の形状を有しており、その長軸方向の長さL、短軸方向の長さHおよび厚みtは、それぞれ目標とする腱を効果的に圧迫し得るように適宜設定されるが、本実施態様では、L=15〜20〔mm〕、H=10〜15〔mm〕、t=1〜2〔mm〕に設定されている。
【0030】
次に、本実施態様の作用効果について図5を用いて説明する。
なお、図5中、Dは大腿部、Kは下腿部、D′は大腿骨、K′は脛骨、Sは膝蓋骨をそれぞれ示している。
【0031】
まず、着用者がサポーターを装着して直立している状態では、図5(a)の矢印で示すように、サポーター本体裏面の第1の突起部10が着用者の大腿四頭筋Aの下方の膝蓋靱帯部At を圧迫する。これにより、膝蓋靱帯部At 内部のゴルジ腱器官が興奮して、大腿四頭筋Aの緊張が弛緩する。
【0032】
すると、大腿四頭筋Aの拮抗筋であるハムストリングスBの作用が大きくなって、膝関節を屈曲方向へ向かわせ、これと同時に、股関節も屈曲方向に向かわせる。その結果、脚が容易に屈曲し、着用者がスムーズに脚を踏み出すことができる。
【0033】
次に、膝関節および股関節が屈曲している状態では、ハムストリングスBが緊張しているが、このとき、図5(b)の矢印で示すように、サポーター本体裏面の第2の突起部11が、着用者の膝窩部においてハムストリングスBの半腱様筋B1 および半膜様筋B2 の下部の腱Bt を圧迫しており、また第3の突起部12が、着用者の膝窩部においてハムストリングスBの大腿二頭筋B3 の下部の腱Bt ′を圧迫している。
【0034】
これにより、腱内部のゴルジ腱器官が興奮して、ハムストリングスBの緊張が弛緩する。すると、今度は、ハムストリングスBの拮抗筋である大腿四頭筋Aの作用が大きくなって、膝関節を伸展方向へ向かわせ、これと同時に、股関節も伸展方向に向かわせる。その結果、着用者は、踏み出した脚をスムーズに前方に押し出すことができる。
【0035】
このように本実施態様では、大腿四頭筋Aの膝蓋靱帯部At およびハムストリングスBの腱Bt ,Bt ′が交互に圧迫されることによって、各筋肉の緊張状態が弛緩して互いの筋肉の拮抗筋の作用が促進され、これにより、歩行時には、リズミカルな筋活動が屈伸方向の動きをスムーズに行わせることが可能になる。
【0036】
なお、第2の突起部11がハムストリングスBの半腱様筋B1 および半膜様筋B2 の各下部を圧迫したとき、着用者の下腿Kを外旋させて足尖を外側に向かわせる作用が生じ、第3の突起部12がハムストリングスBの大腿二頭筋B3 の下部を圧迫したとき、着用者の下腿Kを内旋させて足尖を内側に向かわせる作用を生じることになるが、この場合には、第2および第3の突起部11,12が同時にハムストリングス下部の各腱を圧迫しており、このため、足尖の内旋および外旋が生じることはなく、足尖をスムーズに直進方向へ向かわせることができる。
【0037】
また、本実施態様では、着用者の脚の膝蓋部周辺部位に対してテーピング作用を及ぼす帯状のテーピング部3,4が設けられているので、サポーター装着時には、これらのテーピング部3,4により、膝関節部位およびその周囲の障害を予防できる。
【0038】
さらに、この場合には、サポーター装着時において、サポーター本体裏面の各突起部10,11,12が着用者の脚の所望部位に圧力を及ぼす際に、脚から各突起部10,11,12に反作用として作用する抗力によりサポーター本体2が外方に変形するのをテーピング部3,4が抑制しており、これにより、各突起部10,11,12による圧力をロスなく、脚の所望部位に作用させることができる。また、テーピング部3,4のテーピング作用により、各突起部10,11,12を脚の側にさらに押し付けることが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る膝用サポーターによれば、サポーター本体の裏面に第1ないし第3の突起部を設けることで、サポーター装着時に大腿四頭筋の膝蓋靱帯部およびハムストリングスの腱を交互に圧迫して各筋肉の緊張状態を弛緩させるとともに、互いの筋肉の拮抗筋の動きを促進させるようにしたので、歩行時に膝関節のみならず股関節の屈曲および伸展が容易に行えるようになり、スムーズな歩行が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による膝用サポーターの正面図である。
【図2】前記膝用サポーター(図1)の背面図である。
【図3】(a)は膝用サポーターの裏面に設けられた突起部の正面図、(b)は膝用サポーターの突起部部分の縦断面図である。
【図4】(a)はサポーター装着時の突起部と大腿四頭筋との位置関係を示す図、(b)はサポーター装着時の突起部とハムストリングス筋群との位置関係を示す図である。
【図5】突起部による作用を説明するための図であって、(a)は膝関節伸張時の状態を示す図、(b)は膝関節屈曲時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1: 膝用サポーター
2: サポーター本体
3,4: テーピング部
10: 第1の突起部
11: 第2の突起部
12: 第3の突起部
A: 大腿四頭筋
At: 膝蓋靱帯部
B: ハムストリングス
B1 : 半腱様筋
B2 : 半膜様筋
B3 : 大腿二頭筋
Bt,Bt′: 腱
D: 大腿部
K: 下腿部
D′: 大腿骨
K′: 脛骨
S: 膝蓋骨
Claims (7)
- 膝用サポーターであって、
着用者の脚の少なくとも膝上下部および膝窩部を被覆する筒状のサポーター本体と、
前記サポーター本体の裏面に設けられた第1ないし第3の突起部とを備え、
前記第1の突起部が、着用者の膝下部において大腿四頭筋下方の膝蓋靱帯部を圧迫し得る位置に配置され、前記第2の突起部が、着用者の膝窩部においてハムストリングスの半腱様筋および半膜様筋の下部の腱を圧迫し得る位置に配置され、前記第3の突起部が、着用者の膝窩部においてハムストリングスの大腿二頭筋の下部の腱を圧迫し得る位置に配置されている、
ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項1において、
前記第1ないし第3の突起部が、樹脂製、ラバー製またはスポンジ製である、ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項1において、
前記第1ないし第3の突起部が、少なくとも1mmの厚みを有している、
ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項1において、
前記サポーター本体には、着用者の脚の膝蓋部周辺部位に対してテーピング作用を及ぼす帯状のテーピング部が一体に設けられている、
ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項4において、
前記テーピング部がラバーまたは樹脂から構成されるとともに、前記サポーター本体の表面にプリント印刷されている、
ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項4において、
前記サポーター本体および前記テーピング部が編み組織から構成されており、前記テーピング部の伸張率が、前記サポーター本体の伸張率よりも低くなっている、
ことを特徴とする膝用サポーター。 - 請求項4ないし6のいずれかにおいて、
前記テーピング部が、前記第1の突起部とオーバラップする第1のテーピング部と、前記第2および第3の突起部とオーバラップする第2のテーピング部とを有しており、前記第1のテーピング部が前記第1の突起部の位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びるとともに、前記第2のテーピング部が前記第2および第3の突起部の位置から左右両側方に向かって斜め上方に延びている、
ことを特徴とする膝用サポーター。
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