JP4129414B2 - 仮設資材のレンタルシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、仮設資材のレンタルシステムに関し、特に、タグにおけるデータ量を少なくできる仮設資材のレンタルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の部材のレンタルシステムが、たとえば、下記の特許文献1および2に開示されている。文献1によれば、各レンタル商品にIDタグが取付けられ、IDタグには、少なくともレンタル商品を特定するIDコードと、仮設資材の品質グレードとを記憶し、物流センタには、IDタグに記憶された品質グレードを非接触で読取り、この読取った品質グレードを更新してIDタグに非接触で書き込むタグ書込読取装置が設けられ、このタグ書込読取装置で読取られた情報に基づいて全てのレンタル仮設資材に亘る品質グレードの分布特性が算出されたり、レンタル仮設資材の寿命が予測されたりする。
【0003】
文献2によれば、建設資機材にコード番号を付し、各機体のデータリストを作成し、パソコンに登録してプリンタから貸し出し伝票を打ち出して貸し出し処理を行うシステムを開示している。
【0004】
【特許文献1】
特許3200037号公報(図1およびそれに関係する説明)
【0005】
【特許文献2】
特開平10−222577号公報(図6およびそれに関係する説明)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の仮設資材のレンタルシステムは上記のように構成されていた。文献1では、IDタグに複数の情報を非接触で更新して書き込む必要があるため、IDタグとして大きな記録容量が必要となるとともにデータの更新が可能な構成とする必要があり、コストが上がるという問題があった。
【0007】
一方、文献2では、貸し出し伝票の作成といった簡易な処理しかできない、という問題があった。
【0008】
この発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ICタグまたはIDタグでのデータ量を増やすことなく各種の処理が可能な仮設資材のレンタルシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる仮設資材のレンタルシステムにおいては、仮設資材の各々には、各仮設資材を特定するためのID番号を含むICタグが設けられ、レンタルシステムのそれぞれ異なる機能を実行する箇所に設けられた各機能毎の管理コンピュータを含む。各機能毎の管理コンピュータには、ICタグに近接して、ICタグから各仮設資材を特定する信号を受信して、受信した信号を管理センタコンピュータに送信するICタグ読出し手段が接続され、各機能毎の管理コンピュータは、自分を特定する情報とともに、ICタグ読出し手段によって読取られたID番号および処理内容を示す情報を管理センタコンピュータに送信し、管理センタコンピュータは、各機能毎の管理コンピュータからの情報に基づいて仮設資材を管理する。
【0010】
レンタルシステムのそれぞれ異なる機能を実行する箇所に設けられた各機能毎の管理コンピュータは、自分を特定する情報とともに、ICタグに記憶されたID番号と、処理内容を示す情報を管理センタコンピュータに送信し、管理センタコンピュータは、各機能毎の管理コンピュータからの情報に基づいて仮設資材を管理するため、どの管理コンピュータの基でレンタル用の仮設資材がどのように処理されているかを容易に知ることができる。
【0011】
その結果、ICタグでのデータ量を増やすことなく少ないデータで管理が可能な仮設資材のレンタルシステムを提供することができる。
【0012】
また、レンタルシステムは、レンタル料金の管理を行う伝票管理システムと連動させるのが好ましい。
【0013】
好ましくは、管理センタコンピュータは、各機能毎の管理コンピュータからの情報を記録したデータベースを含む。このデータベースは、各機能毎の管理コンピュータから閲覧が可能である。
【0014】
さらに好ましくは、各機能毎の管理コンピュータと管理センタコンピュータとは、ネットワークで相互に接続され、各機能毎の管理コンピュータはデータベースを閲覧可能である。
【0015】
さらに好ましくは、仮設資材は複数組み合わせて使用される。
さらに好ましくは、ICタグ読出し手段は複数の仮設資材に設けられたICタグから同時に各仮設資材を特定する信号を受信する。
【0016】
好ましくは、仮設資材は複数組み合わせて使用される。
さらに好ましくは、ICタグ検出手段は複数の仮設資材に設けられたICタグから各仮設資材を特定する信号を受信する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる仮設資材レンタルシステムの一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、仮設資材レンタルシステムの一実施の形態を示す図ブロック図である。
【0018】
図1を参照して、仮設資材レンタルシステム10は、レンタルシステムのそれぞれ異なる機能を実行する箇所としての、レンタル状況を管理するための管理センタ11と、レンタルされる仮設資材を製造する工場20と、工場20から出荷された仮設資材を顧客の要求に応じて所定の現場60へ配送する配送センタ30と、現場60から返却された仮設資材を回収する回収センタ40と、回収された仮設資材の保守を行う保守センタ50とから構成される。仮設資材レンタルシステム10のそれぞれ異なる機能を実行する上記箇所にはそれぞれの各機能毎の管理コンピュータが設けられ、それらがネットワーク15を介して相互に接続されている。
【0019】
管理センタ11には管理センタコンピュータ12と管理センタコンピュータ12に接続され、レンタルされる仮設資材のデータを個別に格納するデータベース13とが設けられている。管理センタコンピュータ12は、各機能を実行する部署20、30,40,50から送信されてくるデータを受けて、データベース13に記録する。各部署の管理コンピュータ21,31,41,51は管理センタ11の管理センタコンピュータ12を介してデータベース13にアクセスし、データの入力およびレンタルされる仮設資材のデータを閲覧する。
【0020】
次にレンタルされる仮設資材の処理について説明する。まず、工場20においてレンタルされる仮設資材が製造される。製造された仮設資材には、後に説明するICタグが取付けられる。ICタグには、その仮設資材を特定するためのID番号、商品名、製造年月日、製造工場、型式、サイズ、レンタル回数を含む情報が記録されている。これらの情報は管理コンピュータ21の図示のない入力装置でICタグに付加され、管理コンピュータ21から管理コンピュータ21自身を特定する情報とともに、管理センタ11の管理センタコンピュータ12へ送信され、データベース13に記録される。
【0021】
ICタグに記録される内容が少ないため、記録領域を小さくできICタグのコストを落とすことが可能となる。ICタグには、他の基本的なデータ(後で図10に記載されている内容のうち、任意のもの)を必要に応じて記録するようにしてもよい。また、ICタグの記録しているID番号は書き換え不能とする。
【0022】
なお、ICタグに記録されるデータとしては、任意に設定できるが、少なくともID番号は含まれるものとする。
【0023】
工場20で製造され、ICタグの取付けられたレンタル用の仮設資材は、次に配送センタ30に送られる。この情報も管理コンピュータ21から管理センタコンピュータ12に送信され、データベース13に格納される。
【0024】
管理センタ11には、図示のない営業所等からの仮設資材のレンタルの依頼が登録されており、レンタルの依頼情報に基づいて、配送センタ30に配送依頼がなされる。配送センタ30では、上記の依頼に基づいて、レンタルする仮設資材の準備を行う。なお、この営業所もネットワーク15を介して入力されてもよい。このネットワーク15は、インターネットのような開いたネットワークでもよいが、閉じたネットワークの方が好ましい。
【0025】
配送センタ30は図示の無い倉庫を有し、そこには、工場20で製造された新しいレンタル用の仮設資材や、すでにレンタルされて返却された仮設資材が保管されている。これらの情報も配送センタ30の管理コンピュータ31によって管理センタ11の管理コンピュータ12に送信される。配送センタ30では、レンタルの依頼に応じて、倉庫から依頼されたレンタル用の仮設資材を出庫し、依頼のあったレンタル先の現場60へ向けて配送する。
【0026】
現場60から返却された仮設資材は、回収センタ40で回収され、回収センタ40の管理コンピュータ41から回収された旨をネットワーク15を介して管理センタ11の管理センタコンピュータ12に連絡する。
【0027】
返却されたレンタル用の仮設資材が回収センタ40において検査され、その結果、補修が必要とされたときは、保守センタ50で所定の保守を行い、再度のレンタルのために配送センタ30の倉庫へ搬送される。保守センタ50へ受け入れ、また、補修した仮設資材のデータは保守センタ50の管理コンピュータ51を介して管理センタ11の管理センタコンピュータ12に送信される。
【0028】
図2は、レンタル用の仮設資材の一例としての、安全ネット25と、そこに取付けられたICタグ26とを示す図である。このICタグを読取るために、一般には手持ちのリーダ/ライタ27を使用する。
【0029】
次に、上記の工程を具体的に説明する。図3(A)はレンタル用の仮設資材の使用例を示し、ビルの建設工事現場において、ビルの側壁を覆うメッシュシート24と、建設資材等の落下防止に使用される安全ネット25とを示す。図3(B)は、相互に連結された複数の安全ネット25およびその各々の一部に取付けられたICタグ26とを示す図である。仮設資材の中には、安全ネット25のように、複数連結して、また複数重ねて、同時に使用される場合がある。以下、レンタル用の仮設資材としてメッシュシート24や安全ネット25を例として、この発明の一実施の形態であるレンタルシステムについて説明する。
【0030】
図4は、配送センタ30において図示のない倉庫から安全ネット25を出荷する場合の様子を示す図である。図4を参照して、安全ネット25は予め複数が束ねられてブロック33を構成している。
【0031】
配送センタ30には、出荷用にベルトコンベヤ34と、ベルトコンベヤ34の搬送途中にベルトコンベヤ34をまたいで据え付けられ、ICタグ26を読取るための門形のリーダ35とが設けられている。出荷時には、ブロック33がベルトコンベヤ34で搬送され、搬送中にブロック33を構成する複数の安全ネット25のICタグ26がリーダ35で読取られる。リーダ35は図示の無いアンテナ、発信器、受信器を有しており、アンテナを介して所定の電磁波を発信し、それを受けたICタグ26が自己のID番号を出力し、それを受信器で受信する。リーダ35は管理コンピュータ31と接続され、読取られたデータは管理コンピュータ31の図示のない記憶装置に格納される。
【0032】
この実施の形態においては、複数のレンタル用の仮設資材がブロックとしてまとめて搬送中に同時に読み取られるため、効率の良いレンタル用仮設資材の管理が可能になる。
【0033】
なお、搬送数量が多い場合は、ICタグの読取りは、作業員がリーダ/ライタ27を用いて読取ってもよい。
【0034】
リーダ35でICタグ26が読みとれなかったときは、その旨の警告がリーダ35から出力される。そのときは、再読込経路38に戻して再度リーダ35によって読みとる。この作業は作業員が手作業で行う。
【0035】
なお、出荷時には、予め、レンタル先の情報が管理センタ11からの送信等により、配送センタ30の管理コンピュータ31に読込まれており、レンタル先情報と共に管理コンピュータ31に格納されたICタグ26のデータは、ID番号とともに、管理センタ11の管理センタコンピュータ12に送信され、管理センタコンピュータ12はICタグ26によって特定されるID番号毎にそのレンタル先等の情報をデータベース13に格納する。
【0036】
図5は、現場60からレンタルされた仮設資材が返却されたときの回収センタ40における処理を示す模式図である。図5を参照して、回収センタ40は、配送センタ30と同様に、回収用にベルトコンベヤ44と、ベルトコンベヤ44の搬送途中に設けられ、ICタグ26を読取るためのリーダ45とが設けられている。回収時には、安全ネットやメッシュシートのようなレンタル用仮設資材はまとめてベルトコンベヤ44で搬送され、搬送中にレンタル用仮設資材のICタグ26がリーダ45で読取られる。
【0037】
リーダ45は図示の無いアンテナ、発信器、受信器を有しており、アンテナを介して所定の電磁波を発信し、それを受けたICタグ26が自己のID番号を出力し、それを受信器で受信するのは、配送センタ30での処理の場合と同様である。リーダ45は管理コンピュータ41と接続され、読取られたデータは管理コンピュータ41の図示のない記憶装置に格納される。
【0038】
この場合、リーダ45によってICタグ26が読み取れなかったときは、再度リーダ26で読取るために再読込経路47を経てベルトコンベヤ44に戻すか、または、手動読込み経路46を経てリーダ/ライタ27を用いて作業員が手でICタグ26を読取るようにしてもよい。この場合、リーダ/ライタ27は管理コンピュータ41に接続され、読取られたデータはリーダ45で読取られたデータと同様に図示のない記憶装置に格納される。また、回収数量が多い場合は、ICタグの読取りは、ベルトコンベヤ44と同時に、作業員がリーダ/ライタ27を用いて読取ってもよい。
【0039】
回収センタ40の管理コンピュータ41は、管理コンピュータ12からの連絡等によって、予め、返却先の現場60のデータを保持している。この返却先情報、記憶装置に記憶されたICタグ26のデータおよび管理コンピュータ41を特定する情報は、合わせて、管理センタ11の管理センタコンピュータ12に送信され、データベース13に記録される。
【0040】
この返却先情報は、管理センタコンピュータ12からの通知でなく、顧客が直接回収センタ40に返却してきたときは、図示のない、回収用のトラックに設けられた入力装置またはリーダ/ライタによってICタグ26を読取り、その顧客名、返却年月日、返却数量等は管理コンピュータ41で入力して管理センタ11の管理センタコンピュータ12へ送信し、データベース13に格納してもよい。
【0041】
この回収作業においては、作業員は目視で返却されたレンタル仮設資材を検査する。たとえば、安全ネット25において、汚れがひどかったり、メッシュが破損していたり、塗装が剥がれていたとき等には、該当仮設資材を保守センタ50へ搬送する。この旨の情報も管理コンピュータ41から管理センタ11の管理センタコンピュータ12へ送信する。
【0042】
保守センタ50では、搬入されてきた仮設資材のICタグ26を読取り、そのデータを保守センタ50の管理コンピュータ51に格納する。この場合のICタグ26の読取りも、配送センタ30や回収センタ40と同様にベルトコンベヤを用いて行ってもよい。
【0043】
保守センタ50では、各仮設資材の破損状況に応じて、付着物の除去、洗浄、補修、塗装等の処理を行い、その旨のデータを図示のない上記したリーダまたはリーダ/ライタで読取り、保守センタ管理コンピュータ51を特定する情報とともに、保守センタ50の管理コンピュータ51に格納する。保守の完了したレンタル用の仮設資材は、再度の出荷のために配送センタ30の倉庫に搬送され、保管される。
【0044】
この間の仮設資材の保守内容、保管状況、配送センタ30への搬送、その日付等の処理内容は図示のない入力装置によって入力され、そのデータは、一旦保守センタ50の管理コンピュータ51に格納され、管理センタ11の管理センタコンピュータ12に送信されてデータベース13に格納される。
【0045】
レンタル用の仮設資材のICタグ26が上記のように読取られて、各部署の管理コンピュータから部署を特定するデータとともに所定のデータが付加されて、管理センタ11の管理センタコンピュータ12およびデータベース13で管理されるため、レンタル用の仮設資材の各々がどの場所にあって、どのように処理されているのかを管理センタ11だけでなく、工場20、配送センタ30、回収センタ40および保守センタ50の任意の場所の管理コンピュータで確認できる。
【0046】
次に、配送センタ30、回収センタ40および保守センタ50の各管理コンピュータ31,41,51の動作内容の一例について説明する。ここでは、安全ネット25のような、同時に複数の仮設資材が使用される場合例について説明する。図6は配送センタ30の管理コンピュータ31の動作を示すフローチャートである。図6を参照して、配送センタ30の管理コンピュータ31は、まず、管理センタ11の管理センタコンピュータ12から予め出荷先情報および必要な出荷数量を入手しており、それに基づいて、出荷先を特定する(ステップS11、以下ステップを省略する)。なお、この配送先は配送センタ30で直接配送依頼を受けてもよい。
【0047】
ついで、図4に示したように、ベルトコンベヤ34での搬送中に、ブロック33を構成している個々の安全ネット25のICタグ26を読取る(S12)。そのデータに基づいて、ブロック33を構成する安全ネット25が同時に使用されて問題ないかどうかを判断するレベル確認を行う(S13)。これについては、図7を参照して後述する。
【0048】
次に同時に使用されて問題の無いブロック33を構成する安全ネット25についてその出荷数量を確認し(S14)、管理コンピュータ31の図示のない記憶装置に格納する。その後、管理センタ11のデータベース13に配送先と共に登録する(S15)。
【0049】
次に図6のS13のレベル確認処理について説明する。図7を参照して、レベル確認処理においては、ブロック33を構成する安全ネット25の性能がほぼ同じかどうかを判定する(S131)。ほぼ同じであれば、出荷OKとして出荷数量に加算する(S132)。ほぼ同じで無いときは、警告を発する(S133)。
【0050】
ここで、安全ネット25の性能レベルがほぼ同じかどうかの判定は、たとえば、それらの製造年月およびそれまでのレンタル回数が同じか否かで判断する。これらのデータは基本的にICタグに記録されている。
【0051】
なお、ICタグに記録されていない場合は、製造年月日やレンタル回数は、管理センタ11の管理センタコンピュータ12において、出荷先へレンタル用に出荷される毎にデータベース13に加算されるカウンタによって判断するものとする。この場合は、予め、ブロック読込み時に複数のICタグのデータを管理コンピュータ31で読取り、そのICタグのデータをデータベース13からダウンロードしておく。そしてそのデータに基づいて確認を行う。
【0052】
なお、上記では、同時に複数の仮設資材が使用される場合の例について説明したが、これに限らず、たとえば、安全ブロックのような、同時には使用されない複数の同一の仮設資材を同一現場60へ出荷するときにも、上記のような処理を行ってもよい。
【0053】
図8は回収センタ40の管理コンピュータ41の動作を示すフローチャートである。図8を参照して、回収センタ40の管理コンピュータ41は、まず、管理センタ11の管理センタコンピュータ12から予め返却先情報および返却数量を入手しており、それに基づいて、返却先を特定する(S21)。
【0054】
ついで、図5に示したように、ベルトコンベヤ44で回収された個別またはブロック状の仮設資材の搬送中に、個々の安全ネット25のICタグ26をリーダ45で読取る(S22)。そのデータに基づいて、返却予定数量が返却されたか否かを判断する(S23)。ついで、検査を行う(S24)。これについては、図9を参照して後述する。
【0055】
次に上記のデータを管理センタ11の管理センタコンピュータ12に登録する(S25)。
【0056】
次に図8のS24の検査について説明する。回収済み仮設資材の各々について、安全ネット25が所定のレンタル回数を超えている場合は、その安全ネット25がリーダ45を通過したときに「目視要」との表示を図示のない表示部に行うか、または、音等で警告する。
【0057】
この所定のレンタル回数は、各仮設資材毎に予め定められ、データベース13に格納されている。なお、このデータは回収センタ40の管理コンピュータ41から閲覧できる。
【0058】
これに応答して、作業員は目視検査を行う(S241、S242)。目視検査において何らかの補修処理が必要と判断したときは(S243)、それが今回処理が必要か否かを判定する(S244)。今回処理が必要と判断されたときは(S244でYES)、その処理のために保守センタ50へ配送する(S245)。
【0059】
今回処理が必要とされて保守センタ50へ送られたものは、所定の補修等の処理の終了後、その処理内容と共に保守センタ50から管理センタ11の管理センタコンピュータ12を経てデータベース13に登録される。
【0060】
今回処理は必要でなく、次回に処理が必要と判断されたときは(S244でNO)、次回処理要のデータを入力するために、その仮設資材のICタグ26をリーダ/ライタで読込ませ、その旨のデータと共に回収センタ40の管理コンピュータ41に格納し、データの確認後、管理センタ11の管理コンピュータに送信される。この次回必要な処理の入力は図示のないキーボード等の入力装置や、図示のない表示装置の画面上で選択させて入力させてもよい。
【0061】
なお、このレンタル用の仮設資材の返却は直接回収センタ40で行ってもよい。その場合は、その旨を管理センタ11の管理センタコンピュータ12を介してデータベース13に登録する。
【0062】
なお、管理センタ11のデータベース13の内容の一例を図10に示す。図10に示すように、データベース13には、上記したID番号、商品名、型式、サイズ、製造年月日、製造工場、レンタル回数、寿命回数、仮設資材ごとの現状、メンテナンス履歴等を含む。メンテナンス履歴には、洗浄、修理、塗装等の履歴をその処理をした日付とともに記録する。
【0063】
データベース13には上記以外に、メンテナンス工場名、過去のレンタル先、およびレンタル先毎の回数、総レンタル日数、次期レンタル後の処理が必要なものについてはその処理(次期廃棄、次期メンテナンス、次期洗浄、次期修理、次期塗装等)等も含めてもよい。
【0064】
このデータベース13においては、たとえば、次のような使用も可能である。すなわち、安全ネット25は基本的な寸法として、3m×6mとか3m×6mと決まっている。これに対して、顧客から3m×9mの要求があったときは、3m×6mと3m×6mとを組にして出荷する。データベース13には、予め、複合出荷を示す欄が設けられており、この欄に所定のデータを書き込む。そうすれば、たとえば、回収時に、その一部のみが回収された時、その旨を知ることができ、残りの商品の回収を顧客に要求できる。
【0065】
また、データベース13は、レンタル商品である仮設資材のレンタル費用を顧客に請求するための、レンタル納品伝票、レンタル受取伝票、レンタル回収伝票、レンタル請求伝票等を発行するレンタル用伝票管理システムと連動させるのが好ましい。
【0066】
上記実施の形態においては、各レンタル用仮設資材へICタグは1つ取付けた例について説明したが、これに限らず、1つのタグが外れると管理ができなくなるおそれがあるため、レンタル用仮設資材ごとに複数のICタグを取付けてもよい。この場合は、ID番号として別番号または枝番号を追加してデータベースで管理する。なお、同一のID番号を付してもよい。
【0067】
上記実施の形態においては、レンタル用仮設資材として、比較的簡便な部品を例にあげて説明したが、それに限らず、わく組足場、移動式足場、単管足場、鉄骨足場、支保工、内装足場、仮囲い等やそれらを構成する部材をレンタルしてもよい。
【0068】
さらに、クレーン、ブルドーザ等の建設機械を同様にレンタルしてもよい。
図面を参照してこの発明の一実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。本発明と同一の範囲内において、または均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態にかかる、仮設資材レンタルシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 レンタルされる仮設資材の一例としての安全ネットと、それに設けられたICタグおよびICタグへの読取り書込を行うリーダ/ライタを示す図である。
【図3】 レンタルされる仮設資材が使用される建設現場の一例としてのビル、およびメッシュシート、安全ネットの使用状態を示す図である。
【図4】 配送センタでの作業内容を示す図である。
【図5】 回収センタでの作業内容を示す図である。
【図6】 配送センタの管理コンピュータの動作内容を示すフローチャートである。
【図7】 レベル確認処理内容を示すフローチャートである。
【図8】 回収センタの管理コンピュータの動作内容を示すフローチャートである。
【図9】 検査処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 データベースの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 仮設資材レンタルシステム、11 管理センタ、12 管理コンピュータ、13 データベース、15 ネットワーク、20 工場、24 メッシュシート、25 安全ネット、26 ICタグ、27 リーダ/ライタ、30 配送センタ、31 配送センタ管理コンピュータ、33 ブロック、34、44 ベルトコンベヤ、35、45 リーダ、40 回収センタ、41 回収センタ管理コンピュータ、50 保守センタ、51 保守センタ管理コンピュータ。
Claims (2)
- ネットワークを介して相互にデータの交信が可能なように接続された管理センタコンピュータと、配送センタ管理コンピュータと、回収センタ管理コンピュータとを含む仮設資材のレンタルシステムであって、
前記管理センタコンピュータは、レンタルされる仮設資材のレンタル状況を管理するために設けられ、前記配送センタ管理コンピュータは、顧客の要求に応じて所定の現場へ仮設資材を配送するために設けられ、前記回収センタ管理コンピュータは、現場から返却された仮設資材を回収するために設けられ、
レンタルされる仮設資材の各々には、各仮設資材を特定するためのID番号を含むICタグが設けられ、
前記管理センタコンピュータは、
レンタルされる前記仮設資材のデータを個別に格納するデータベースを格納する第1記憶装置と第1通信装置とを含み、
前記配送センタ管理コンピュータは、
第2記憶装置と、第2通信装置とを含み、レンタルされる仮設資材に設けられた前記ICタグの有するデータを読取可能な第1リーダに接続され、
前記第1リーダは、レンタルされる前記仮設資材のIDタグを読み取って前記第2記憶装置に格納し、
前記配送センタ管理コンピュータを特定する情報、前記配送センタ特有の所定の情報とともに、前記レンタルされる仮設資材のID番号を、前記第2通信装置を介して前記管理センタコンピュータに送信し、
前記回収センタ管理コンピュータは、
第3記憶装置と、第3通信装置とを含み、回収された仮設資材の前記ICタグの有するデータを読取可能な第2リーダに接続され、
前記第2リーダは、回収された仮設資材のICタグを読み取って前記第3記憶装置に格納し、
前記回収センタ管理コンピュータを特定する情報、前記回収センタ特有の所定の情報とともに、前記回収された仮設資材のID番号を、前記第3通信装置を介して前記管理センタコンピュータに送信し、
前記管理センタコンピュータは、前記配送センタ管理コンピュータおよび前記回収センタ管理コンピュータの前記第2および第3通信装置を介して送信された、前記配送センタ管理コンピュータ、および、前記回収センタ管理コンピュータを特定する情報、前記配送センタおよび回収センタ特有の所定の情報、ならびに、前記ID番号を前記第1通信装置で受信し、その受信データに基づいて、レンタルされる仮設資材のレンタル先情報および返却情報を前記データベースに格納し、
前記レンタルされる仮設資材は複数が束ねられてブロックを形成し、
前記レンタルされる仮設資材は複数が同時に使用される仮設資材を含み、
前記第1リーダは、前記ブロックを構成する複数の仮設資材に設けられたICタグの有するデータを読み取り、
前記配送センタ管理コンピュータは、前記第1リーダによって読み取られた複数の仮設資材に設けられた I Cタグの有する性能レベルを示すデータが一定範囲内にあれば同時に使用されて問題がないと判断し、そうでなければ、同時に使用ができないと判断し、
前記管理センタコンピュータは前記配送センタ管理コンピュータが同時に使用されて問題がないと判断した仮設資材について前記データベースに配送先とともに登録する、仮設資材のレンタルシステム。 - 前記配送センタ管理コンピュータは、前記第1リーダによって読み取られた複数の仮設資材が、同時に使用されて問題がないかどうかを、前記仮設資材に設けられたICタグの有する製造年月日が所定の日付の範囲内であるか否かに基づいて前記複数の仮設資材の性能が同じか否かによって判断する、請求項1に記載の仮設資材のレンタルシステム。
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