JPH11268803A - 家電リサイクル事業に係わる不法投棄防止システム - Google Patents

家電リサイクル事業に係わる不法投棄防止システム

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JPH11268803A
JPH11268803A JP16261198A JP16261198A JPH11268803A JP H11268803 A JPH11268803 A JP H11268803A JP 16261198 A JP16261198 A JP 16261198A JP 16261198 A JP16261198 A JP 16261198A JP H11268803 A JPH11268803 A JP H11268803A
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Mitsuaki Ogawa
光昭 小川
Osamu Matsumoto
修 松本
Yoshiki Ito
義樹 伊藤
Kenichi Akimoto
研一 秋元
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NIPPON TOKUSHU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄家電に含まれている鉛や有害物質やフロ
ンなどの徹底した回収という環境保全の側面からも、経
済的な側面からも、家電リサイクル事業を安定して維持
してゆくための支援システムの提供。 【解決手段】 廃棄物の処理の流れの情報をネットワー
クセンターに収集し、収集した情報から、廃棄物の処理
の流れを管理する廃棄物処理情報システムにおいて、上
記の廃棄物が廃棄家電であり、各廃棄家電ごとに管理票
を貼付して当該廃棄家電の情報を収集するようにしたこ
と、当該情報に基づき、その排出者、収集運搬業者、リ
サイクル工場間の廃棄物処理の管理を可能としたこと、
ならびに、不法投棄の有無および不法投棄地点の特定を
判断できるようにしたことを特徴とする家電リサイクル
事業に係わる不法投棄防止システム。上記の管理票は、
予め収集場所及び発生場所に関するデータを表すバーコ
ードと品目とリサイクル金額を表示したシールである。
上記情報のネットワークセンターへの送信は通信衛星を経由して行
われる。上記の管理票に表示する品目は、廃棄家電の品
目が認識できるマークを表示したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄物の回収から運搬、
処理までの過程を追跡、記録するGPS(Global Posit
ioning System)衛星などを使用した廃棄物処理情報シ
ステムの利用に関し、詳細には、特に、廃棄家電の情報
を収集し処理することにより、不正があった場合にはそ
れを確認できるようにしたことを特徴とする家電リサイ
クル事業に係わる不法投棄防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】当面、家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗
濯機、エアコン)について、家電リサイクル事業が開始
されようとしている。廃棄家電は費用の支払いを嫌って
不法投棄が増えるのではないか、という心配が消えな
い。むしろ現状では不法投棄を助長するシステムになり
かねない。廃棄家電は粗大ゴミとして自治体にも集ま
る。その場合も、消費者はリサイクル費用を負担しなけ
ればならないが、自治体の方が回収費用が安ければ、そ
こに集まってしまう懸念がある。経済の原則からは“コ
ストの低いところへ流れる”ことは自然であり、常識で
ある。常識以前に当然の行為で不思議なことではないよ
うに思われる。家電リサイクル事業における不法投棄の
問題は、製品に含まれている鉛や有害物質やフロンなど
の徹底した回収という環境保全の側面からはもちろん、
経済的な側面から事業を安定して維持してゆくためのシ
ステムの構築が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は廃棄家電の不
法投棄の問題を解決して、製品に含まれている鉛や有害
物質やフロンなどの徹底した回収という環境保全の側面
からも、経済的な側面からも、家電リサイクル事業を安
定して維持してゆくための支援システムの提供を目的と
している。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明は、廃棄物の処理
の流れの情報をネットワークセンターに収集し、収集し
た情報から、廃棄物の処理の流れを管理する廃棄物処理
情報システムにおいて、上記の廃棄物が廃棄家電であ
り、各廃棄家電ごとに管理票を貼付して当該廃棄家電の
情報を収集するようにしたこと、当該情報に基づき、そ
の排出者、収集運搬業者、リサイクル工場間の廃棄物処
理の管理を可能としたこと、ならびに、不法投棄の有無
および不法投棄地点の特定を判断できるようにしたこと
を特徴とする家電リサイクル事業に係わる不法投棄防止
システムを要旨としている。
【0005】上記の管理票が、予め収集場所及び発生場
所に関するデータを表すバーコードと品目とリサイクル
金額を表示したシールであり、したがって本発明は、廃
棄物の処理の流れの情報をネットワークセンターに収集
し、収集した情報から、廃棄物の処理の流れを管理する
廃棄物処理情報システムにおいて、上記の廃棄物が廃棄
家電であり、各廃棄家電ごとに、予め収集場所及び発生
場所に関するデータを表すバーコードと品目とリサイク
ル金額を表示したシールの管理票を貼付して当該廃棄家
電の情報を収集するようにしたこと、当該情報に基づ
き、その排出者、収集運搬業者、リサイクル工場間の廃
棄物処理の管理を可能としたこと、ならびに、不法投棄
の有無および不法投棄地点の特定を判断できるようにし
たことを特徴とする家電リサイクル事業に係わる不法投
棄防止システムを要旨としている。
【0006】上記情報のネットワークセンターへの送信
は、好ましくは通信衛星を経由して行われる。したがっ
て本発明は、廃棄物の処理の流れの情報を通信衛星を経
由してネットワークセンターに収集し、収集した情報か
ら、廃棄物の処理の流れを管理する廃棄物処理情報シス
テムにおいて、上記の廃棄物が廃棄家電であり、各廃棄
家電ごとに管理票を貼付して当該廃棄家電の情報を収集
するようにしたこと、当該情報に基づき、その排出者、
収集運搬業者、リサイクル工場間の廃棄物処理の管理を
可能としたこと、ならびに、不法投棄の有無および不法
投棄地点の特定を判断できるようにしたことを特徴とす
る家電リサイクル事業に係わる不法投棄防止システムを
要旨としている。また、本発明は、廃棄物の処理の流れ
の情報を通信衛星を経由してネットワークセンターに収
集し、収集した情報から、廃棄物の処理の流れを管理す
る廃棄物処理情報システムにおいて、上記の廃棄物が廃
棄家電であり、各廃棄家電ごとに、予め収集場所及び発
生場所に関するデータを表すバーコードと品目とリサイ
クル金額を表示したシールの管理票を貼付して当該廃棄
家電の情報を収集するようにしたこと、当該情報に基づ
き、その排出者、収集運搬業者、リサイクル工場間の廃
棄物処理の管理を可能としたこと、ならびに、不法投棄
の有無および不法投棄地点の特定を判断できるようにし
たことを特徴とする家電リサイクル事業に係わる不法投
棄防止システムを要旨としている。
【0007】上記の管理票に表示する品目は、廃棄家電
の品目が認識できるマークを表示したものであり、した
がって本発明は、廃棄物の処理の流れの情報をネットワ
ークセンターに収集し、収集した情報から、廃棄物の処
理の流れを管理する廃棄物処理情報システムにおいて、
上記の廃棄物が廃棄家電であり、各廃棄家電ごとに、予
め収集場所及び発生場所に関するデータを表すバーコー
ドと廃棄家電の品目が認識できるマークで表示した品目
とリサイクル金額を表示したシールの管理票を貼付して
当該廃棄家電の情報を収集するようにしたこと、当該情
報に基づき、その排出者、収集運搬業者、リサイクル工
場間の廃棄物処理の管理を可能としたこと、ならびに、
不法投棄の有無および不法投棄地点の特定を判断できる
ようにしたことを特徴とする家電リサイクル事業に係わ
る不法投棄防止システムを要旨としている。また、本発
明は、廃棄物の処理の流れの情報を通信衛星を経由して
ネットワークセンターに収集し、収集した情報から、廃
棄物の処理の流れを管理する廃棄物処理情報システムに
おいて、上記の廃棄物が廃棄家電であり、各廃棄家電ご
とに、予め収集場所及び発生場所に関するデータを表す
バーコードと予め収集場所及び発生場所に関するデータ
を表すバーコードと廃棄家電の品目が認識できるマーク
で表示した品目とリサイクル金額を表示したシールの管
理票を貼付して当該廃棄家電の情報を収集するようにし
たこと、当該情報に基づき、その排出者、収集運搬業
者、リサイクル工場間の廃棄物処理の管理を可能とした
こと、ならびに、不法投棄の有無および不法投棄地点の
特定を判断できるようにしたことを特徴とする家電リサ
イクル事業に係わる不法投棄防止システムを要旨として
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者らはすでに、特別管理廃
棄物を封入した容器または積載した運搬車にバーコード
を付して廃棄物の収集から廃棄処理までを容器または運
搬車ごとに個別管理するようにした収集廃棄処理情報シ
ステム〔スコム(SCMS)システム)を開発してい
る。なお、SCMSシステム(「SCMS」は、Satell
ite Communication Management Systemの略である。)
とは、図2〜図13に概略を示すように、廃棄物処理の
流れを、衛星通信を使い情報の収集を行うことにより、
排出事業者・収集運搬業者・中間処理業者間の廃棄物処
理の管理を可能とし、収集した情報から必要な情報を速
やかに作成し提供することを目的とするシステムをい
う。上記システムは、廃棄物処理の流れを衛星通信を使
い情報の収集を行うことにより、排出事業者、収集運搬
業者、中間処理業者間の廃棄物処理の管理を可能とし、
収集した情報から必要な方法を速やかに作成し提供する
廃棄物処理情報システムであって、バーコードラベルお
よび通信衛星の端末に入力された該バーコードを含む関
係情報に基づき必要事項が記入される積荷明細伝票を組
み合わせて用いることを特徴とする通信衛星を使用した
廃棄物処理情報システムである。簡潔には、バーコード
ラベルおよび通信衛星の端末に入力された該バーコード
を含む関係情報に基づき必要事項が記入される積荷明細
伝票を組み合わせることを特徴とする通信衛星を使用し
た特別管理廃棄物処理情報システムである。
【0009】上記システムは、特別管理廃棄物(爆発
性、毒性、感染性など人の健康、生活環境に被害を生じ
るおそれがある一般廃棄物または産業廃棄物のみなら
ず、大量に発生しその投棄が環境汚染に多大の影響のあ
る一般廃棄物または産業廃棄物を含めた意味で用いてい
る。)の収集・管理のために開発したものであるが、本
発明においては、情報の収集をバーコードの読み取りに
変えて、廃棄物の収集運搬車両の動態についての情報に
より行うものである。もちろん両者の情報収集を併用あ
るいは一方を補助的に併用することも可能である。
【0010】上記システムの使用態様について説明す
る。排出事業所 排出事業所の業務フローの概略を図6に示す。 1.管理する発生源別のコードを設定する(排出事業所
から注文を受け管理部所ごとにバーコードを作成し納品
する。) 2.発生源にバーコードを配布する。感染性廃棄物を対
象としていることが明確なようにそれを表示するマーク
をバーコードと並べて表示するラベルとする。 3.容器ごとにバーコードラベルを発生源で貼付。 4.容器に感染性廃棄物が満杯になった時点で保管庫に
院内移動を行い保管する。
【0011】収集・運搬業者 収集・運搬業者の業務フローの概略を図6、図7に示
す。 1.定期収集 2.収集時にバーコードリーダーにて容器ごとに読み込
み。 3.容器ごとに重量の計量 4.通信衛星の端末に2、3の情報を入力(ハンディー
ターミナル) 5.マニフェスト伝票の受取 6.出発時から入庫時の間の走行情報を自動で通信衛星
を通じて記録。位置情報、走行経路の記録、運転日報の
自動作成等のオムニトラックスの運行管理システムを運
用できる。 7.管理センターから収集・運搬と搬入の不適合の連絡
があった場合は排出事業所又は自社で確認し原因を解明
する。
【0012】中間処理業者 中間処理業者の業務フローの概略を図7、図8に示す。 1.収集・運搬業者の搬入時に搬入された感染性廃棄物
を固体別にバーコードリーダーにて読み込み。 2.工場内に中間処理を行うまで一時保管する。 3.保管された感染性廃棄物を中間処理を行う時点で再
度バーコードを読み取り処理日時の情報をシステムに送
信する。 4.管理センターから不適合の連絡があった場合は、収
集・運搬業者又は自社で確認し、データの修正を行う。 5.車両運行管理データを関係者に提供できる。
【0013】管理センター〔衛星システム導入会社、図
中、SCMS管理センター、(株)ニスコム等で表示〕 管理センターの業務フロー(マニフェスト)の概略を図
10に、業務フロー(運行管理)の概略を図9に示す。 1.収集・運搬業者が収集した時点のデータを通信衛星
から受信する。 2.中間処理業者から搬入、中間処理済みのデータを取
り込む。 3.収集、搬入、処理のデータのチェックを行い、不適
合があれば、プリントアウトし、関係業者に連絡の上確
認を行うよう指示をする。 4.3の確認ができない場合は管轄の行政又は排出事業
所に連絡し、関係者によって原因を明確にする。
【0014】行政(国、都道府県) 1.管理センターのシステムより感染性廃棄物の情報を
地上管理システムとオンラインで結び、リアルタイムで
収集・運搬、中間処理の実態の管理ができる。 2.感染性廃棄物の管理が確実、且つ簡単に行えるた
め、行政報告書の提出の必要性が無く、業務の簡素化が
可能である。 3.排出事業所、処理会社からの行政報告がなければ、
報告書の保管が必要なく業務の簡素化が図れる。 4.現在ほとんど行っていない排出事業所と業者のマニ
フェストのチェックが簡単に実行でき、行政報告書の保
管、管理等の簡素化が図れる。
【0015】設備機器 1.車載設備(収集・運搬車両1台当たり) 車載通信装置およびGPS測位システム ハンディーターミナルおよびバーコードリーダー 2.センター設備(JQTRACS用)−管理会社用 JQTRACS用PC 運行管理汎用ソフトウエア(JQTRACS) 専用ターミナル FEP配信制御ルーチン インターフェイスおよび通信ソフト データ入力画面カスタマイズ JQTRACS変更 地上系通信設備(横浜ネットワークセンターとの通信) 3.中間処理工場設備 通信装置およびGPS測位システム ハンディーターミナルおよびバーコードリーダー 通信アダプタ 専用ターミナル(工場搬入時用、中間処理時用各1台、
合計2台)
【0016】携帯端末機能仕様 SCMSystemの中の、廃棄物の収集・管理を行う
車載機器の内、携帯端末の機能仕様について説明する。
車載機器の構成を図5に示す。携帯端末以外は常時車両
に搭載されており、各機能は以下のとおりである。 GPSアンテナ:GPS衛星から信号を受信し、車両の
位置情報を衛星通信装置に送信する。 衛星通信アンテナ:通信衛星と送受信する。 衛星通信制御装置:通信衛星との双方向通信を制御す
る。 車載表示端末:携帯端末からの情報と車両からの運行情
報を表示し、かつ衛星通信制御装置に送信する。また、
指令局(オフィス)からの送信情報を表示する。 携帯端末通信装置:携帯端末からの情報を車載表示端末
に送信する。 携帯端末(BHT,バーコードハンディターミナル):
廃棄物の各種情報(収集、搬入、処理等)を収集し、携
帯端末通信装置に転送する。 携帯端末の機能概要を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の各機能について、スコムシステムI
について詳述する特開平10−95506号公報に記載
のとおりであり、省略する。
【0019】車載表示端末(REGIO:レギオ)機能
仕様、メッセージ配信装置仕様、プロトコルについて
も、スコムシステムIについて詳述する特開平10−9
5506号公報に記載のとおりであり、省略する。
【0020】次に、平成9年9月から実運用に入り、す
でに商業稼働している上記「産業廃棄物電子マニフェス
ト情報管理システム(スコムシステム)」を活用する、
スコムシステムIIについて説明する。情報の収集をバー
コードの読み取りに変えて、廃棄物の収集運搬車両の動
態についての情報により行うものである。要するに許可
を得た収集運搬車両に当システムの衛星通信用の車載端
末を導入して今まで通りに業務を行うことにより実施が
可能である。すなわち、廃棄物の収集運搬車両の動態に
ついての情報は、例えば、廃棄物を積み込む時に積み込
み装置を起動するが、この起動をセンサーで感知して通
信衛星を介してスコムシステムのシステム・ネットワー
クセンターにこの情報を送信できるような機能、焼却処
理施設に搬入時に廃棄物を排出するためにダンプする作
業をセンサーで感知し、この情報を通信衛星を介してシ
ステム・ネットワークセンターへ送信できるような機能
を、従来型の廃棄物の収集運搬車両に付加して収集する
ことができる。管理は、衛星システムとネットワークセ
ンター〔スコム管理センター(例えば、株式会社ニスコ
ム)〕で自動的に行うものである。収集車両が何時どこ
で収集したか、それを何時どこに下ろしたのかを衛星通
信システム(スコムシステムII)を使用してデータを取
得してコンピューターでこれらのデータを予めセットし
た管理情報や条件に合致しているのかを自動的にマッチ
ング作業を行い「ごみの越境問題」や「産業廃棄物の混
入」を監視することで不法投棄を防止しようとするもの
である。
【0021】平成9年9月から実運用に入り、すでに商
業稼働している上記「産業廃棄物電子マニフェスト情報
管理システム(スコムシステム)」の一部を活用する上
記スコムシステムIIについて、業務用無線(MCA)と
携帯電話網をも併せて利用できる機能を付加したスコム
システムIIIを紹介する。要するに市町村の許可を得た
収集運搬車両にGPS衛星(位置測位)と業務用無線
(MCA等)や携帯電話網をリンクさせた車載端末を上
記株式会社ニスコムからレンタルで導入して今まで通り
に業務を行うだけである。管理は上記株式会社ニスコム
のシステムとシステム・ネットワークセンターで自動的
に行うものである。収集車両が何時どこで収集したか、
それを何時どこに下ろしたのかをGPS衛星システム、
またはGPS衛星システムと業務用無線(MCA等)や
携帯電話等の通信機器をリンクさせた一般廃棄物越境管
理システムを(スコムシステムIII)構築してデータを
取得してシステムネットワークセンターに自動送信して
コンピューターでこれらのデータを予めセットした管理
方法や条件に合致しているのかを自動的にマッチング作
業を行い「ごみの越境問題」や「産業廃棄物の混入」を
監視する事で不法投棄の防止や監視をしようとするもの
である。
【0022】本発明の家電リサイクル事業に係わる不法
投棄防止システムは、上記「産業廃棄物電子マニフェス
ト情報管理システム(スコムシステム)」を活用するも
のであり、「スコムシステムR」と略称し、以下実施例
で説明する。
【0023】
【機能】《スコムシステムRの基本機能》 1.リサイクル家電製品の不法投棄の防止。 バーコード入力:収集したリサイクル家電製品の管理を
行う。 事業者収集時:リサイクル家電製品に張られたバーコー
ドを読む。 工場搬入時:リサイクル家電製品に張られたバーコード
を読み込み収集時と突き合わせる。 車輛の測定位置機能を使用し、車輛の運行経路を把握す
る。通常の運行経路からのずれを監視。排出者、リサイ
クル工場以外で長時間停止を監視。(長時間停車すると
きは停車理由を指示することにより把握) 2.関係者(行政、業界)への報告が簡単。リサイクル
家電製品報告書の作成がボタンを押すだけで作成でき
る。 排出者 収集運搬業者(運搬実績報告書) リサイクル業者(リサイクル実績報告書) 3.車輛の位置測定 GPSにより得られる測定情報を定期的(30分おき)
/自動的に車両から事務所に送信する(運転手による操
作は全く不要)。車輛から子くられるメッセージ(デー
タ)に測定情報が自動的に付加される。
【0024】
【実施例】以下、本発明をその一実施例により詳細に説
明する。本発明はこの実施例によって何ら限定されるも
のではない。
【0025】実施例 《システムの概要(部署後との設備概要)》 1.リサイクル工場 ○スコムシステムRの衛星端末を管理会社からレンタル
で導入。 2.収集運搬事業者 ○収集運搬車輛にスコムシステムRの車載衛星端末を搭
載。管理会社からレンタルで導入。 3.排出者(消費者または家電販売店) ○バーコードシールの購入。(販売方法は次の4項のよ
うに別途構築) 3000円〜10000円で品目別に購入 4.シールの販売担当部署 リサイクル担当会社ごとに独自で実施する方法と家電業
界の強度で運用する方法が考えられる(これは一例で任
意に構築する。) ○4品目ごとのバーコードシールを販売 この単価は収集運搬費用(引き取り費用)とリサイクル
費用を含めたもの 5.管理会社 ○管理会社のシステム・ネットワークセンターで管理 引き取ったリサイクル製品がリサイクル工場へ搬入され
たか否かをシステムで自動マッチング作業を行いしかる
べき所へ報告する業務を行う。以上のような構成であ
る。システムのソフト開発は管理会社の負担で実施す
る。従ってこの管理システム「スコムシステムR」の導
入そのものは家電会社にはほとんど経済的負担を強いる
ものではない。管理会社は通信衛星のリセールと衛星通
信端末のレンタルを事業とするものである。なぜなら
ば、すでに開発が完了し運用を開始している廃棄物管理
システム「スコムシステム」を活用するものであるから
である。
【0026】《運用方法》 概論:排出者は所定のシールを販売店から購入する。収
集運搬事業者は車載端末を搭載することを条件に収集業
務の委託を受ける。リサイクル事業所は地上端末を導入
する。これらの要件が満たされれば簡単に実施できる。 1.シールを購入した排出者は収集業者にリサイクル製
品を引き渡すときにこのシールを任意の分かりやすいと
ころに張り付けて業者に引き渡す。 2.収集業者はこのシールを車載端末のバーコードリー
ダーで読みとり出発時にバーコードリーダーのホルダー
にセットして送信ボタンを押す。これで作業は終了す
る。このときにバーコードの内容(商品名や費用)と積
み込んだ時間と場所がシステム・ネットワークセンター
で特定できる。この収集運搬車輛の運行航跡を30分ご
とに車載の制御装置から自動的に発信する仕組みになっ
ているのでパソコンの画面上で管理できる。 3.収集車輛がリサイクル工場へ搬入したときにリサイ
クル工場に設置した地上端末のバーコードリーダーで読
みとり2項同様にバーコードシールの情報を送信する。
この情報は搬入時間と車輛と業者を特定できる。 4.引き取りから搬入まで期間を決めておけば時間内に
搬入されなかったリサイクル家電商品や排出場所や収集
業者ならびに収集車輛が特定できる。以上のようなシス
テムである。従ってリサイクル工場で必要なデータは、
その提示によって、システム化を管理会社側で開発する
ことができる。
【0027】《管理方法》運用方法で示したとおり収
集、搬入の情報のマッチングをシステム・ネットワーク
センターで行い、アンマッチングデータの情報は関係者
へ事務的に通知する。従って、いつどこで収集したの
か、どの経路を通過したのか、いつリサイクル工場へ搬
入されたかをデータ化するものである。このシステムの
導入で外部(市長会・町村会等)から指摘されている不
法投棄の心配が解決できる。さらに進んでこの情報をリ
アルタイムで共有する場合は管理会社のホストコンピュ
ータからフレームリレーを利用して端末を導入すること
により、管理会社にある情報は簡単に共有することがで
き社会に企業責任をアピールできるものと考える。
【0028】《バーコードシールの販売について》バー
コードシールは管理会社のシステム・ネットワークセン
ターで家電製造業者別や取り扱い会社別にホストコンピ
ュータとリンクさせて印刷させるものである。このシー
ルを家電製造会社ごとに購入して個別に販売する方法と
組織別で一括管理する方法が考えられる。このシールは
品目別、費用別、収集運搬コスト、リサイクルコストを
すべて含む方法が不法投棄を予防する要である。シール
の販売は家電製品の販売や量販店あるいは行政が関係す
ると考えるが、本発明のシステムでは、シール販売流通
会社がリサイクル工場への搬入を確認した時点で収集費
用を業者へ、リサイクル会社へその費用を振り分けて支
払う方法がベストであると考える。
【0029】 《システム導入費用》 ○収集運搬業者:収集運搬車輛の車載端末(車輛ごとに搭載) 月額レンタル費用(基本通信費用を含む) : 6万円 ○リサイクル工場:地上端末 月額レンタル費用(基本通信費用を含む) : 6万円 ○バーコードシール一枚(管理費用を含む) :100万円
【0030】
【発明の効果】本発明のスコムシステムRは、以下の効
果を奏するものである。リサイクル家電製品の不法投棄
を完全に防ぐことができる。処理業者の規模に適したシ
ステム導入が可能である。関係者(行政・業界)への報
告書の作成が簡単になる。同一の情報を全国一斉配信で
きる。運行経路の記録と車輛位置を確実に確認できる。
運転日報、航跡情報を自動作成するため、業務の省力化
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の家電リサイクル事業に係わる不法投棄
防止システムの概略を説明する図面である。
【図2】SCMSシステム(Satellite Communication
Management Systemの略)の概略を説明する図面であ
る。
【図3】サービスエリアにおけるSCMSシステムの概
略を説明する図面である。
【図4】サービスエリアにおけるSCMSシステムの利
用の概略を説明する図面である。
【図5】車載端末装置取り付けイメージを示す概略図で
ある。
【図6】特別管理産業廃棄物の業務フロー(収集作業)
の概略を説明する図面である。
【図7】特別管理産業廃棄物の業務フロー(運搬および
中間処理)の概略を説明する図面である。
【図8】特別管理産業廃棄物の業務フロー(集計作業)
の概略を説明する図面である。
【図9】特別管理産業廃棄物の衛星通信管理フローの概
略を説明する図面である。
【図10】産業廃棄物の業務フロー(収集作業)の概略
を説明する図面である。
【図11】産業廃棄物の業務フロー(運搬および中間処
理/最終処分)の概略を説明する図面である。
【図12】産業廃棄物の業務フロー(集計作業)の概略
を説明する図面である。
【図13】産業廃棄物の衛星通信管理フローの概略を説
明する図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋元 研一 東京都新宿区百人町2丁目9−12 日本特 殊工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物の処理の流れの情報をネットワー
    クセンターに収集し、収集した情報から、廃棄物の処理
    の流れを管理する廃棄物処理情報システムにおいて、上
    記の廃棄物が廃棄家電であり、各廃棄家電ごとに管理票
    を貼付して当該廃棄家電の情報を収集するようにしたこ
    と、当該情報に基づき、その排出者、収集運搬業者、リ
    サイクル工場間の廃棄物処理の管理を可能としたこと、
    ならびに、不法投棄の有無および不法投棄地点の特定を
    判断できるようにしたことを特徴とする家電リサイクル
    事業に係わる不法投棄防止システム。
  2. 【請求項2】 上記の管理票が、予め収集場所及び発生
    場所に関するデータを表すバーコードと品目とリサイク
    ル金額を表示したシールである請求項1の家電リサイク
    ル事業に係わる不法投棄防止システム。
  3. 【請求項3】 上記情報のネットワークセンターへの送
    信が通信衛星を経由して行われるようにした請求項1ま
    たは2の家電リサイクル事業に係わる不法投棄防止シス
    テム。
  4. 【請求項4】 上記の品目は、廃棄家電の品目が認識で
    きるマークを表示したものである請求項2または3の家
    電リサイクル事業に係わる不法投棄防止システム。
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