JP4129153B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御装置とエレベータかごとの間など、昇降路内での情報通信を行うエレベータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータでは、制御装置とエレベータかごの間などの昇降路内での情報通信には、テールコードを用いている。このテールコードは、かご内で使用する照明、空調及びかご内運転盤などに供給する電力の送電にも利用されている。このテールコードは、建物が高層化するに伴って長くなり、銅損の影響を抑制するためにテールコードの径は太くなり、重量も増加する。この結果、テールコードがかご揺れを引起こしたり、偏荷重を引起こす恐れがある。また、展望用のガラス張りエレベータなどでは、テールコードは意匠性に悪影響を与える。このため、テールコードを削除して情報伝達を行いたい要求が高まっている。
【0003】
(1)特開平9−202550号公報には、鋼索のロープに電力及び信号を流し、電磁誘導により情報伝達を行う方法が開示されている。また、(2)特開平11−79574号公報や(3)特開2001−270671号公報には、ロープ中に信号線を埋め込み、情報伝送を行う技術が開示されている。特に、後者(3)においては、鋼索のロープのみならず樹脂被覆ロープについても記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術(1)では、鋼索のロープに電流を流すことになり、この電流が、巻上機のモータ部分において、モータ軸を通って外部に流れるため、モータ内のベアリング等を腐食する恐れがある。また、かごに接続された鋼索の一端を昇降路内のレールを通じて接地し、ロープの上端はシーブやプーリを介して接地されるため、電気的に閉ループを構成している。しかし、レール自身に少なからずインピーダンスを有する上、昇降路内外の金属部品を介して構成された閉ループであるため、電気的な経路は複雑になり外部のノイズを受け易く情報伝達に悪影響を与える恐れがある。
【0005】
一方、従来技術(2)や(3)では、ロープの中に埋込んだ信号線で、エレベータかごと制御装置を接続する必要上、ロープの一端にかごがあり、他端に制御装置を配置しなければならず、ローピング方式が特殊な形に限定される。
【0006】
また、信号線を埋込むロープは、その製作が極めて困難であるばかりか、ロープ伸びが生じた場合に信号線が断線する可能性があり、安定した情報伝達を行うことができない恐れがある。
【0007】
本発明の目的は、テールコードを必要とせず、昇降路内での情報通信を可能としたエレベータを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、外部との間でノイズの影響を、受けたり与えたりする可能性が小さい情報伝達を実現することである。
【0009】
本発明の他の目的は、ロープ内に、専用の信号線を挿入するなどの改造を行う必要はなく、ローピング方式にも制約のない昇降路内での情報通信を可能としたエレベータを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はその一面において、ロープの導電性金属線を介して信号を送受信するエレベータにおいて、ロープの導電性金属線を、シーブ及びプーリの導電部と絶縁する絶縁手段を備える。
【0011】
この絶縁手段とは、ロープの導電性金属線を樹脂などの絶縁材料で被覆することが望ましく、あるいは、シーブ及びプーリに、ロープと絶縁して接触する絶縁接触部を備えることもできる。
【0012】
これにより、ロープの金属線に信号電流を流しても、モータ等へ漏洩電流が流れることはなく、外部のノイズを受けにくい情報伝達を実現できる。
【0013】
本発明は他の一面において、2本のロープの一端又は両端において、これら2本のロープの導電性金属線を電気的に接続する手段を備え、2本のロープの往復と前記接続手段及び/又は一方の送受信器の入出力部とで電気的閉ループを構成するとともに、導電性金属線を絶縁材料で被覆する。
【0014】
ここで、2本の導電性金属線を電気的に接続する手段とは、それらのロープの一端において、夫々の内部の導電性金属線と電気的に接続され、互いに電気的に接続可能な2つのコネクタを備えるか、あるいはその接続部において、1本のロープがそのまま折り返されて2本のロープを構成することが望ましい。
【0015】
これにより、ロープ端部で、2本のロープの金属線同士を電気的に接続することにより、電気信号が流れるループをロープのみで構成する。この結果、情報信号はロープ内しか流れず、外部との間でノイズの影響を、受けたり与えたりする可能性を小さくする。しかも、ロープ内に、専用の信号線を挿入するなどの改造を行う必要はなく、ローピング方式にも制約はない。
【0016】
本発明はさらに他の一面において、信号を授受する送受信器の少なくとも1つは、ロープの導電性金属線に非接触で対向し、この金属線との間で電磁結合を利用する例えば変成器やホール素子などの結合手段を備える。
【0017】
これにより、送受信器を金属線に物理的に接続する必要はなく、電磁界を利用して非接触的に送受信を行う。
【0018】
本発明のその他の目的及び特徴は、以下の実施例の説明で明らかにする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施例によるエレベータの概略懸架構成図である。エレベータかご1とカウンターウェート2は、ロープ3によって重量的に対抗するように吊られている。この図は、2対1ローピングと称される懸架方式を示しており、かご1の2つのプーリ101,102(102のみ図示)及びカウンターウェート2の2つのプーリ201,202で折り返す吊り方である。これらの中間の下方位置に、モータ4が配置され、このモータ4によって回転されるシーブ41によって、ロープ3とかご1及びカウンターウェート2からなるロープ懸架系が駆動される。モータ4は、エレベータ制御装置5から給電されている。
【0021】
ロープ3の両端は、昇降路の頂部構造物6の固定部7と8で固定されている。モータ4を昇降路の下方に配置しているため、昇降路の頂部構造物6には、転向プーリ9と13が設けられ、ロープ3がこれらに巻き掛けられ折返す。
【0022】
エレベータかご1には、かご内機器を制御するためにかご上制御装置14を備えており、エレベータ制御装置5との相互間で、エレベータの現在位置の情報やエレベータ呼び信号などの情報伝達を行う必要がある。このため、かご1と制御装置5に、それぞれ情報伝送用の送受信器(結合手段)15と16を配置し、これら送受信器15と16が、ロープ3の導電性金属線(ワイヤ)に対向して、非接触で情報の送受信を行っている。ロープ3は、樹脂被覆ロープを用いており、両端の固定部7と8において、2本のロープ内の金属線を、接続線(接続手段)17と18で電気的に接続している。これによって、2本のロープ内の金属線の往復により、電気的閉ループを構成している。したがって、送受信器15と16は、ロープ内の金属線との間で、電磁界等を利用して非接触的に信号を伝送し、これらの信号を互いに授受しあっている。なお、かご内機器への電力の給電は、図示しない非接触給電又はトロリー給電により行う。
【0023】
図2は、樹脂被覆ロープ3の断面構造図である。樹脂被覆ロープ3は、金属の細線(ストランド:Strand)301を束ねたシェンケル(Schenkel)302を更に数〜数十本束ね、それを樹脂(絶縁手段)303で覆った構造である。
【0024】
樹脂被覆ロープ3は、高張力の鋼などを用いるので従来の鋼索のロープよりも軽量であり、かつ、モータ4に取付けたシーブ41や昇降路頂部の転向プーリ9,13や、かご下プーリ101,102などとの間の摩擦力は、被覆材の効果で小径プーリであるにもかかわらず大きい。このため、モータ4を小型化できる利点や、ロープ3を長寿命化できる利点がある。また、この樹脂被覆ロープ3においては、内部のストランド301が外部とは樹脂303により絶縁されているため、ストランド301に電流を流した場合に、シーブ41を介してモータ4に漏洩電流が流れることは無い。このため、モータ内部の絶縁劣化を引き起こすことはない。
【0025】
図3は、図1の実施例におけるロープ固定部7における金属線接続部の拡大図である。標準的なエレベータでは、複数本のロープを使用しており、ここでは3本のロープ31〜33を図示している。ロープ31〜33の端部は、ロープ固定部7において、昇降路の頂部構造物6に固定ロッド191〜193を介して固定されている。これらのロープ31〜33のうち、少なくとも2本以上のロープ、例えば両端のロープ31と33を選び、ロープ内部のストランド301又はシェンケル302を、ロープ間接続線17により接続する。
【0026】
図示しないが、他方のロープ固定部8についても同様の構造により、図1に示すロープ間接続線18により接続している。
【0027】
この構成により、樹脂被覆ロープ31と33のみを用いて電気的な閉ループを構成できる。しかも、樹脂被覆ロープ3の被覆樹脂は絶縁物であるため、ロープ同士が触れ合ったりしても情報伝送に支障はない。また、シーブ41やプーリ9,13等を通じてモータ4その他の外部の接地点等に接続されることも無いので、良好な伝送特性を発揮できる。
【0028】
図4は、図1の実施例におけるロープ固定部7における金属線接続部の他の実施例を示す拡大図である。この図は、ロープ間接続用の電線20、21の端部に、ロープ間接続用のコネクタ(接続手段)22、23を接続した例である。このコネクタ22,23は、エレベータの敷設工事において、ロープを固定する際に接続すれば、敷設時や保守時の作業を容易とすることができる。
【0029】
図5は、図1の実施例におけるロープ固定部7における金属線接続部のさらに他の実施例を示す拡大図である。この図は、情報伝達に使用する樹脂被覆ロープ31,33を、1本のロープを切断しないで折返すようにして構成した例である。313は単一ロープの折返し部を示す。この構成では、情報伝達を1本のロープで行っているため、接続器具類が不要になるため、極めて安定な情報伝達が可能になる。
【0030】
樹脂ロープ3の端部は、図1から明らかなように、ロープ固定部7と8の2ヶ所がある。図5の構成をこの2ヶ所で採用することは、ロープ製作や敷設の際、極めて困難である。このため、図5の構成は図1のロープ固定部7と8のうちいずれか一方とし、他方は図3又は図4のように接続部を設けることが望ましい。敷設した後の保守等の作業を考慮した場合、かご1側のロープ固定部7の方がロープ作業を行い易いので、こちらに図3又は図4の接続部を設け、図5の構成はカウンターウェート2側のロープ固定部8に適用することが望ましい。
【0031】
図6は、図1の実施例のロープ固定部7における金属線の接続方法を概念的に表す図である。樹脂被覆ロープ3は、図2で説明したように、金属の細線であるストランド301を束ねたシェンケル302を構成し、そのシェンケル302を数本〜数十本束ね、それを樹脂303で覆った構造である。したがって、シェンケル302同士の間にも樹脂303があり、摩擦性能を向上させている。ストランド301又はシェンケル302は、鉄又は銅などの金属で構成されているため、電気的な伝導度は極めて高い。図6は、全てのシェンケル302をロープ間接続線17で接続し、信号伝送に使用した例である。このように、複数のシェンケル302を信号伝送用に使用することにより、万が一、1本のシェンケル302が切れた場合においても支障なく情報伝送が可能となる。
【0032】
図7は、図1の実施例のロープ固定部7における金属線の接続方法の他の例を概念的に表す図である。ここでは、信号伝送用に1部のシェンケル302のみを使用した例である。電線に電流を流した場合には、少なからず熱が発生する。このため、熱が発生したシェンケルは発生していないものと比較して劣化が生じ易くなる恐れがある。このため、図7のように、一部のシェンケル302のみを情報伝送に使用し、複数本のシェンケルを開放状態にすることにより、劣化によるロープ3の強度低下を抑制できる。
【0033】
図8は、平形ロープを採用した場合につき、図1の実施例のロープ固定部7における金属線の接続方法を概念的に表す図である。平形ロープとは、ストランド301やシェンケル302などの芯ロープが、ロープ31や33の内部で一列に並んだものである。図8では、図6と同様に全てのシェンケル302をロープ間接続線17で接続し、信号伝送に使用した例であり、図6と同様の効果がある。
【0034】
図9は、平形ロープを採用した場合につき、図1の実施例のロープ固定部7における金属線の接続方法の他の例を概念的に表す図である。1本のロープ3内で複数のシェンケル302同士が完全に絶縁されているので、図のように、複数のシェンケル、例えば両端のシェンケル302間を接続線24で接続することにより、1本のロープ3のみで電気的な閉ループを構成することができる。
【0035】
図10は、図1の実施例における情報伝達用の送受信器の一例構造図である。情報伝送の送受信器15は、C字型の磁性材料(コア)25にコイル26を巻いた例である。送受信器15と樹脂被覆ロープ31は磁束を伝達するトランスの特性を持つ。これにより、非接触状態で、送受信器15から樹脂被覆ロープ31へ情報伝達を行うことができる。
【0036】
標準的なエレベータではロープ間の間隔が数mm程度であるため、一部を開放したC字型のコア25を用い、据付を行い易くしている。また、このような形状のコア25を使用する場合には、図のように、複数本ある樹脂被覆ロープ31〜33のうち、最端部に配置されたロープ31を送受信用のロープとして使用することにより、送受信器15を配置し易くなる。
【0037】
図11は、図1の実施例における情報伝達用の送受信器の他の一例構造図である。情報伝送の送受信器151はトロイダル状の磁性体コア251にコイル261を巻いた構成である。原理的には図10と同一であるが、トロイダル形状の磁性体コア251は、磁気抵抗が小さく、高精度な送受信が可能になる。
【0038】
なお、図10及び図11では、情報伝送の送受信器に磁性材料を使用しているが、導電性の金属線との間で非接触状態で送受信機能を有するものであればいかなる原理を用いても良い。また、送信機能と受信機能を分けた構成でもよく、例えば、受信という機能に着目した場合、ホール素子や変流器など、非接触状態で情報を受信可能なものを使用しても良い。
【0039】
図12は、図1の実施例における送受信器15の配置位置を説明する図である。送受信器15は、エレベータかご1の上部、かつ、頂部転向プーリ9とかご下プーリ102の間に設置している。エレベータかご1の上部において、送受信器15を設置する位置としては、頂部転向プーリ9とかご下プーリ102の間に設置する場合と、ロープ固定部7とかご下プーリ101の間に設置する場合の2種類が考えられる。しかし、設置位置による効果はこの2例で大きく異なるので、図13及び図14を参照してこの点につき説明する。
【0040】
図13は、図12の矢印Aの方向から見た図であり、同図(a)はかご1が低階床にある場合、同図(b)はかご1が高階床にある場合を示している。ロープ固定部7では、保守時等にロープ調整を行う必要があるため、複数のロープ間の間隔が比較的大きい。このため、かご1の側面から樹脂被覆ロープ3までの距離DL(低階床時)、DH(高階床時)に着目した場合、DL>DHとなる。すなわち、かご1が低階床にある(a)の場合に対して、高階床にある(b)の場合は、図より明らかなように、端部のロープ3の傾斜がきつくなり、かご1に対してロープ3の相対位置が変わる。この結果、図10や図11のような送受信器を用いた場合、樹脂被覆ロープ3と送受信器15との相対位置も変化してしまい、両者が接触することなく、かつ高精度な送受信を維持するように配置することが困難となる。
【0041】
図14は、図12の矢印Bの方向から見た図であり、同図(a)はかご1が低階床にある場合、同図(b)はかご1が高階床にある場合を示している。かご1の側面から樹脂被覆ロープ3までの距離DL(低階床時)、DH(高階床時)に着目した場合、DL≒DHとなる。つまり、ロープ3のうち、プーリ9と102の間に張られた部分では、かご位置が変わっても、かご1に対するロープ3の相対位置はほとんど変化しない。
【0042】
図15は、各プーリの斜視図である。かご下プーリ102や頂部転向プーリ9などの各プーリは、図に示すようにロープ溝を設けており、かつ、据付時にロープ位置の変動が生じないように正確に芯出しを行っている。この結果、送受信器15の位置は、図12に示すように、頂部転向プーリ9とかご下プーリ102との間に設置することにより、樹脂被覆ロープ3と送受信器15の位置関係を一定に保ち、常に安定した送受信性能を発揮できる。なお、図12では、かご側のプーリ102がかご下にある例を示しているが、かご上にプーリがある場合にも適用できることは言うまでもない。
【0043】
また、図1において、頂部転向プーリ13とモータ4に取付けたシーブ41との間に配置した送受信器16についても、樹脂被覆ロープ3と送受信器16の位置関係を一定に保ち、常に安定した送受信性能を発揮できる。つまり、送受信器15や16の設置位置は、ロープ位置が不安定になるロープ固定部7や8に巻き掛けられたロープ部分を避け、正確に溝を切りかつ位置合わせを行う上下部のプーリ又はシーブの間のロープ部分を選ぶことが望ましい。
【0044】
図16は、情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第1例である。この図では、送受信部15をかご下プーリ101の近傍に設置している。プーリ又はシーブの近傍では、図13で説明したように、ロープ固定部7側のロープの場合においても、ロープ3とかご1との相対位置変動は比較的小さい。このため、樹脂被覆ロープ3と送受信器15の位置関係を安定させる効果がある。
【0045】
図17は、情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第2例である。この図では、送受信器15をかご1の下部に設置している。この位置はかご下プーリ101と102の間であるため、ロープ3の位置ずれは殆ど発生しない。このため、ロープ3と送受信器15の位置関係を安定させる効果は極めて高い。
【0046】
図18は、情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第3例である。この図では、エレベータ制御装置5側の送受信器16に着目したものである。この場合も、図14又は図16で述べたと同様の考えに基づき、送受信器16を頂部転向プーリ9とかご下プーリ102の間に設置し、かつ頂部転向プーリ9に近接させて設置している。この構成により、樹脂被覆ロープ3と送受信器16の位置関係を安定させる。
【0047】
図19は、本発明の他の実施例によるエレベータの概略懸架構成図である。この例では、モータ4が昇降路の上部機械室に配置され、2対1ローピングの場合である。ロープ3の一端は昇降路頂部のロープ固定部7で固定され、かご1の上部プーリ103に巻き掛けられ、シーブ41で折返し、カウンターウェート2の上部プーリ203に巻き掛けられ、再び昇降路頂部のロープ固定部27で固定される。ロープ固定部7ではロープ3の一端で2本のロープ内の金属線同士を接続線17で接続し、他方のロープ固定部27では、2本のロープ3の内部の金属線端部を直接にエレベータ制御装置5の信号入出力部に接続している。ロープ固定部27は、図19に拡大図を示すように、ロープ31〜33の端部が、昇降路頂部構造物6に固定ロッド281〜283にて固定される。信号伝送を兼用するロープ31と33の端部間は、その金属線がコネクタ43,44を持つ接続線45,46で引出される。一方、制御装置5から、端子台47を介して接続線48,49が引出され、それらの先端にもそれぞれコネクタ50,51が接続されている。これらのコネクタ43と50及び44と51を接続することによって、2本のロープで構成した信号伝送路をエレベータ制御装置5の信号入出力部に直接的に接続できる。つまり、エレベータ制御装置5の信号入出力部を介して、電気的な閉ループを構成している。この構成により、エレベータ制御装置5側では、非接触で情報伝送する場合よりも雑音等の影響を受けにくくなる効果がある。
【0048】
また、図19の例は、かご上プーリ103を使用した場合を想定している。この場合には、送受信器15を、モータ4に取付けたシーブ41とかご上プーリ103の間のロープ3に対向設置する構成や、かご上プーリ103に近接させて設置する構成により、樹脂被覆ロープ3と送受信器15の位置関係を安定させることができる。
【0049】
図20は、本発明のさらに他の実施例によるエレベータの概略懸架構成図である。この例は、モータ4が昇降路の上部機械室に配置された1対1ローピングの場合である。樹脂被覆ロープ3の一方の端部を、かご1の上部に設置したかご内機器の制御装置14に接続線52で直接接続している。さらに、他方の端部はカウンターウェート2に接続され、カウンターウェート側ロープ端部53では、情報伝送に関わる樹脂被覆ロープ3の端部を接続線54で接続(短絡)し、電気的な閉ループを構成している。この構成により、かご上制御装置14において、非接触で情報伝送する場合よりも雑音等の影響を受けにくい信号授受を実現できる。また、図20の例では、エレベータ制御装置5に接続した情報伝達の送受信器16は、モータ4に取付けたシーブ41の近傍に設置している。この構成により、樹脂被覆ロープ3と送受信器16の位置関係を安定させることができる。
【0050】
以上の実施例においては、エレベータ懸架ロープとして樹脂被覆ロープを用いた。しかし、樹脂に限らず、ゴムのような絶縁物で被覆したものであっても良い。
【0051】
また、本発明においては、金属線ロープが、昇降路内外の機械構造物と絶縁できる構造であれば、その方式を問わないことは言うまでもない。つまり、芯ロープとシーブ又はプーリとの接触で電気的な絶縁が保たれれば足りる。
【0052】
図21は、本発明の他の実施例による金属線ロープとシーブやプーリ間の絶縁構成図である。鉄等の金属性のプーリ102又はシーブ41において、鋼索(スチープワイヤロープ)34〜36との接触部の溝部分を樹脂等の絶縁物(絶縁手段)55〜57で構成し、鋼索34〜36とプーリ102又はシーブ41の金属部分との間を絶縁した構成である。一方、昇降路頂部のロープ固定部においても絶縁が必要である。
【0053】
図22は、同じく本発明の他の実施例による昇降路頂部のロープ固定部における絶縁構造図である。ここでは、鋼索(スチープワイヤロープ)34〜36のうち、1本の鋼索34のみについて図示している。鋼索34の一端を、昇降路頂部構造物6に固定ロッド191により固定するが、このロッドの先端には絶縁物(絶縁手段)58を取付け、鋼索34と固定ロッド191間を絶縁した構造である。
【0054】
これら図21,22の鋼索34〜36を用い、図20までで説明した信号伝送を行うことができる。
【0055】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で様々変形して実施できることは言うまでもない。特に、図19、図20で示したように、本発明で使用している手法は、ローピングには全く依存せず、さまざまに応用できる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、ロープ式エレベータにおいて、テールコードを必要とせず、昇降路内での情報通信を可能とすることができる。また、外部との間でノイズの影響を、受けたり与えたりする可能性が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベータの概略懸架構成図。
【図2】樹脂被覆ロープの断面構造図及びその一部拡大図。
【図3】図1の実施例のロープ固定部における金属線接続部の拡大図。
【図4】図1の実施例のロープ固定部での金属線接続部の他の実施例拡大図。
【図5】図1の実施例のロープ固定部での金属線接続部のさらに他の実施例拡大図。
【図6】図1の実施例のロープ固定部における金属線の接続方法の概念図。
【図7】図1の実施例のロープ固定部における金属線の他の接続方法の概念図。
【図8】平形ロープを採用したロープ固定部における金属線の接続方法概念図。
【図9】平形ロープを採用したロープ固定部における金属線の他の接続方法概念図。
【図10】図1の実施例における情報伝達用の送受信器の一例構造図。
【図11】図1の実施例における情報伝達用の送受信器の他の一例構造図。
【図12】図1の実施例における送受信器の配置位置を説明する図。
【図13】図12の矢印Aの方向から見た図。
【図14】図12の矢印Bの方向から見た図。
【図15】各プーリの斜視図。
【図16】情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第1例。
【図17】情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第2例。
【図18】情報伝達用の送受信器の配置位置を説明する他の第3例。
【図19】本発明の他の実施例によるエレベータの概略懸架構成図。
【図20】本発明のさらに他の実施例によるエレベータの概略懸架構成図。
【図21】本発明の他の実施例による金属線ロープとシーブやプーリ間の絶縁構成図。
【図22】本発明の他の実施例による昇降路頂部のロープ固定部における絶縁構造図。
【符号の説明】
1…エレベータかご、101〜103…かご側転向プーリ、2…カウンターウェート、201〜203…カウンターウェート側転向プーリ、3,31〜33…樹脂被覆ロープ、34〜36…鋼索(スチールワイヤロープ)、301…金属の細線(ストランド:Strand)、302…樹脂ロープのシェンケル(Schenkel)、4…モータ、41…モータに取付けたシーブ、5…エレベータ制御装置、6…昇降路頂部構造物、7,8…昇降路頂部のロープ固定部、9…頂部転向プーリ、14…かご上の制御装置、15,16…情報伝送の送受信器、17,18…ロープの金属線同士の接続線。

Claims (4)

  1. 導電性金属線を含むロープと、このロープに吊られ昇降路を昇降するエレベータかごとカウンターウェートと、前記ロープと係合するシーブと、このシーブを駆動するモータと、昇降路の上部,下部又は前記エレベータかごに設置され前記ロープを巻き掛けられたプーリと、前記エレベータかごの運行を制御する制御装置と、前記ロープの導電性金属線を介して相互間に信号を送受信する2つの送受信器を備えたエレベータであって、
    前記ロープは、金属の細線を束ねたシェンケルを更に数〜数十本束ね、それを樹脂製の絶縁手段で覆った樹脂被覆ロープであり、このロープを形成する全ての前記シェンケルをロープ間接続線で接続して前記信号の送受信に使用し、
    前記ロープは、前記エレベータかごの床下の2ヶ所に設置された前記プーリ又はシーブを通して張られており、前記かご側の送受信器を、かごの床下の2ヶ所に設置された前記プーリ又はシーブの間で前記ロープに対向させて設置し、
    前記制御装置側の送受信器を、頂部転向プーリと前記かごの床下プーリの間で、かつ頂部転向プーリに近接させた位置で、前記ロープに対向させて設置したことを特徴とするエレベータ。
  2. 請求項1において、前記ロープの一端又は両端において2本の前記導電性金属線を電気的に接続する接続手段を備え、前記2本の導電性金属線の往復と前記接続手段及び/又は一方の送受信器の入出力部とで電気的閉ループを構成したことを特徴とするエレベータ。
  3. 請求項1または2において、前記送受信器の少なくとも1つは、前記ロープの導電性金属線と非接触状態で対向し、信号を伝達する結合手段であることを特徴とするエレベータ。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記複数本のロープは一列に配置され、その最も外側のロープに対向して前記送受信器を配置したことを特徴とするエレベータ。
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